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はてなキーワード: ショーンとは

2021-10-12

anond:20211012151515

実際は純粋日本人であるといわれています

もちろん、ショーンKという名前芸名

本名川上伸一郎という名前で、ショーン・マクアードル川上という名前自分で作ったそうです。

2021-10-06

小室圭と竹中平蔵

ちょうどブクマカ脊髄反射竹中平蔵を叩いてしまうのと同じように、小室圭はその名前ニュースに出るたびにヤフコメで叩かれ続けるだろう。

ショーン圭。

2021-09-25

上司が「?」を多用してきて辛い

anond:20210925020040

40代上司なんだが、チャットメールで「?」をほぼ必ず付けてくるが辛い。

いや、正確にいうと、そのあやふやさをこちらに求められているのが辛い。

 

おはようございます?」に始まり

本日テレワークを開始します??」

お疲れ様です?」

「どうもありがとう??」

OK?」

「お先に失礼します??」

「○○してちょ??」(責任曖昧にする時に使われる)

「ヨロシク??」

と、とにかく常にあやふやさが高い。よくそんなんで仕事回るな。

 

 

私もそれに対して

おはようございます?」

承知しました?」

「ご確認ありがとうございます??」(形式的感謝の時は?が2つ)

確認します?」

ラジャ?です??」

と同じあやふやさで返さなければならず、正直つらい。

暴走族マンガ!?と思ってしまうほど「?」が多く使われている。

 

 

うちの会社テレワーク推奨で自宅勤務がほとんどだから、どうしてもやり取りはテキストになってしまう。

時々なら良いのだが、いつも「?」を付けられるほど疑問があるわけでも無い。

そんなに興味もないし、元気ですかー?(ものまね)みたいなのはしろ寒い

が、「?」を付けないと「なんで言い切るの!ヽ(`Д´)ノ」と言われてしまい、最近は無理矢理謎多き乙女を演じている。

もしくは無意味に「承知しました??」と2回に1回打っている。

あと「?」を多用するのはこの上司とごく僅かの同年代人達なので、

他の「?」をあまり使わない人達と実際会話する時に、半疑問形を治さないといけないのも疲れる。女子高生かよ。

というか、自分より目上の人に「?」は使いづらい。

こちらが使っていて何も言ってこないけど、実は何も知らないヤツだなと思われていても嫌だなと思う。

 

通勤が無くなって楽になったかと思いきや、かなり精神的に疲労する。

今まで「?」をそれなりに使ってきてしまったので、いまさら「?」を使わないキャラになるのも(ポワン ドゥ アンテロガション… ガショーン… (´;ω;`))と思われてしまい、関係性が悪くなるので避けたい。

どうしたものか。はてな大好きのみなさん。

2021-06-23

改姓出来たら人気ありそうな苗字

ショーン

佐村河内

小保方

野々村

2021-05-30

Javaインジェクショーン (Classファイルの実行領域コードを注入 他はすべて同じなので気が付きにくい) しかJava金融機関けが多い

この変数テーブルを全て1文字にすると

あら不思議、少しダイエットして何故か領域

無駄コード最適化 なぜかコード領域にも空間

ダイエットしたJavaクラスファイルに コードを注入

通信? いやあとは全部JAVAがやってくれるから

この空いたところでデータを別なサーバにあげても、ほぼ気が付かれない

2021-05-12

anond:20210510224030

別に教えてもいいけど、この中から有用チャンネルを掘り出すのは結構シンドいと思うよ

本当ならジャンル別に整理したいところだけど、面倒すぎる

更新止まってるチャンネルとかも応援意味登録してる

はてな的には、徳丸浩のウェブセキュリティ講座 を実は知らない人も多いか

あと どうぶつ奇想天外 と さまーず は自力検索してて発見したので、このあたりも知らない人多いと思う

2021-04-17

anond:20210417034925

ショーンコネリーも履いてたっけ?

あれ?違うか?

あー、でもコネリーホント良かったよなぁー、名優で、格があって、かといって格式ばってなくて。

もっともっといい映画めぐりあってくれていたら、と思う。

2021-04-12

ネガティブ単語をそこはかとなくカッコよく言い換える

・しょんべん⇒ショーン・ベン

情弱ジョージャック

・豚のケツ穴野郎⇒シュヴァイン・アーシュロック

2021-04-08

(ショーン)Kは課長

と、昔、某社で長く働いていたもので、小室Kの話題で思い出しました。

2021-02-11

anond:20210211140544

※当然自分もだが、だれがミショーンボゥリアージュ本人がやってといった。自分自分のヘアを染めるのと映画ペアの紙を染めるのとどうするか

という美容師ジレンマを考えれば

レイヤージュをやっていないほうが美容師 やっている方が役者に決まってる

2021-02-08

社会学者が嘘つきである実例 anond:20210203122538

山口一男(シカゴ大学社会学教授) vs 女子大生起業家で、山口一男先生必死擁護していた社会学者が、嘘の説明女子大生起業家ことショーンさんを批判していました。とりあえず見つかった嘘を紹介。

社会学者による嘘の具体例

嘘:山口一男先生は「所得の男女差は差別が一因」と言っていない」

ショーン君さぁ…… anond:20210203122538

うん?差別?突然出てきたが何の話だ。実際に解析結果では「係長課長部長という意思決定ラインの登用には男性が優先されている」し、少なくとも引用元では山口先生はそれを差別と呼んでいないぞ。

トラバ君さぁ…… anond:20210204133924

勤続年数と労働時間等で補正(寿退社時短の影響を除外)しても職階の男女格差は残る。これに対して「係長課長部長という意思決定ラインの登用には男性が優先されていると考えられる」と山口先生は言った。そして山口先生ショーン君の引用元ではそれを差別と呼んでいない。

指摘の引用元と思われる経済産業研究所 BBLセミナー 女性の活躍推進―男女賃金格差解消の障害は何か?の中身は次の通り。

人的資本(注 教育により蓄積された知識熟練学歴とか)が同じであっても、係長課長部長という意思決定ラインの登用には男性が優先されていると考えられ、これが男女の所得格差の大きな一因となっています。(略)こういった性別と強く相関する企業コース制度は、英米基準では明らかな女性への間接差別制度とみなされますが、わが国の雇用機会均等法改正における間接差別定義には、未だ明示されていません。

山口 2016)24ページ(PDFでは8ページ目)右段 下から5行目の段落から引用社会学増田君が参考文献に挙げている)

重要な業績である大卒か否かより,生まれ男性である女性であるかが,課長以上の管理職になる可能性の大きな決定要因なのである。これが大卒女性であってもその大部分が管理職候補から外される総合職一般職区別などのコース制を通じた企業女性に対する間接差別の結果であると思われる。

山口一男先生発言ざっとまとめ

「A(男女の所得格差)の大きな一因は、B(出世コース男性が優先されるという差がある)から

「B(出世コースで男女に差がある)は、C(差別)の結果」となる。

まり企業差別しているからと山口一男先生は言っている。

社会学者の嘘は勘違いではない

トラバ君さぁ…… (リンク先は上にあり)から別の個所を引用

ショーン山口 男女差別解釈」と解釈ショーンによればエビデンスなし)
が正しい。そらエビデンスもないわ。言ってないんだからこれは元増田でも書いた。はっきり書いた(※2)。なぜトラバ君は読んでいないのか。

山口一男先生男女差別とは言っていないと、社会学増田君は繰り返し説明したと強調しているので、勘違いや打ち間違いではない。(山口 2016)に「女性に対する間接差別」とはっきり書いてあるにも関わらず。

なぜ嘘をついたのか

2つ理由を考えたが、違いそう。社会学増田君、なんで嘘ついたん?

理由1 社会学増田君が「Aの原因はB、Bの原因はC」から「CはAの原因の1つ」という(高校生でもわかる)論理関係理解できなかった

→嘘をつく気はなかった(社会学増田君がかわいそうすぎるので却下

理由2 参考文献の内容が難解だった

参考文献を「差別」でワード検索をかければ、上の引用はすぐ見つかる。その周辺を読めば明らか。

→これが理由なら、ワード検索すらさぼって文献に目を通さないで批判するのが社会学者という実例

嘘をついたら謝るのは小学生でもすること

社会学者はできるのかな?

参考文献

山口 2014) ホワイトカラー正社員管理職割合の男女格差の決定要因 (PDF) 日本労働研究雑誌 No. 648.

2021-02-05

追記社会学者には査読が無理な実例 anond:20210204133924

追記

この実例に対する返答で、社会学者には思考力がない実例も増えました。

自分が正しくてお前が間違っているという気持ちしか伝わらない駄文
これだけ書いても、文章を読む能力がないこと、能力がないことに気づかないこと、そのくせ他人尊大にふるまい謙虚さがないこと、を増田君は理解できないだろうな、
ブーメラン自殺でもしようとしてんのかお前は

社会学者増田君の書いた文章理解できるものだと第三者説明して納得させない限り、私を罵倒したところで、社会学者査読は無理という結果に変化なし。

大学生レポートにすら劣る、自説の要点をまとめられず、だらだらと連ねられた増田君の長文が、だれが読んでも同じ意味になることを示さなければ、「社会学者には査読は無理」は正しいままだから普通思考力があれば気づくからブーメラン」とか書かないんだけど、社会学者増田君には無理だったね。

最初は、学者なら、こんな捨てぜりふを残して、自分の書いた文章他人理解できることの説明放棄するはずはないと思ってしばらく待ったんだけど、まったく説明がないから、やっぱり社会学者の捨てぜりふだったんだね。社会学者自分の書いた文章すら説明できないという実例をつくってくれてありがとう

そして、(山口 2016)をざっと読んだら、増田君が嘘つきであることもはっきりしたから、社会学者が嘘つきである実例説明してあげた。

はじめに

社会学にも査読する雑誌がある!」と息巻いている社会学界隈ですが(問題点はそこじゃないんだけどね)、実際の査読は無理だという実例が得られました。

増田君が社会学者なんてわからんやろ!

参考文献を自慢げにたくさん並べていて、この論文があの論文批判しているといった解説をしているので、社会学者なのは確実です。社会学者でなくても、社会学関連の論文一定量読み、社会学に関する議論批判できると自認する程度に、社会学の訓練に時間を費やした人でしょう。

査読匿名ダイアリーは違う、嘘言うな!

この場合は一緒のはず。だって、私の元の文章が間違っていることを、文献を参照して、読んでいる第三者を説得するために、増田君は書いたはずだから論文リジェクト査読結果を著者と編集委員メール書くのと一緒。

上前置き終了。

社会学者による文章最初の3行だけで問題山積)

anond:20210204133924

これもはずれ。山口先生論文中では触れられているんだが、データ非正規雇用を含めると労働時間の男女格差への影響が消滅する。これは非正規雇用の男女間では労働時間に差がないから(そして非正規雇用者ってのはかなり多いので)。※1
さらに言えば雇用形態労働時間制御しても男女の所得格差は残る。(略)

自分が正しくてお前が間違っているという気持ちしか伝わらない駄文。昼間っから、こんな文章書いてて増田君は暇だな。

以下テクニカルな話(増田君が批判している元の文章の当たりはずれは無関係なことに注意)

1.「山口先生論文中では触れられているんだが(以下略)」と書くのは素人。どの論文の何章、何ページ、何行目にこう書いてある、と説明するのが研究者の最低レベル

2. 「データ非正規雇用を含めると労働時間の男女格差への影響が消滅する。」の「含める」があいまいで、理解不能。

解釈1 データDは1つ

正規/非正規雇用の項目を無視してDを解析→労働時間が影響

正規/非正規雇用の項目を含めてDを解析→労働時間の影響消滅

解釈2 データは別々に2つ D1, D2

D1正規/非正規雇用の項目なし)を解析→労働時間が影響

D2正規/非正規雇用の項目を含む)を解析→労働時間の影響消滅

「含める」の語感では解釈1っぽいが、(山口 2008)をざっと見たところ、厚生労働省報告書データ論文のために集めたデータの2つかもしれない。どちらでもない可能性もあるので、結局意味不明。

3. 「労働時間の男女格差への影響が消滅する。」が意味不明。

消滅は(山口 2008)、(山口 2014)のどちらにも使われない、増田独自のどこにも定義されていない用語

山口 2008)p44(5ページ目)の表2によると、フルタイム/パートタイム正規/非正規区別されている。解釈の1つとしては、「労働時間フルタイムパートタイムでのみ変化し、正規/非正規では変化なし」と仮定したとき時間当たり賃金について、(正規/非正規は固定したまま)パートタイム雇用者をすべてフルタイムに変更した場合より、(フルタイム/パートタイムは固定したまま)非正規雇用者をすべて正規に変更した場合の方が上昇する、だろうか?

4. 「これは非正規雇用の男女間では労働時間に差がないから」の根拠が(山口 2008)、(山口 2014)に見つからない。

両方の論文で「労働時間」を検索しても、非正規雇用労働時間に関する記述は見つからなかった。

5. 「(そして非正規雇用者ってのはかなり多いので)。」が意味不明。

どこの何を根拠にしているのか、まったくわからない。前述の表2を見たところ、パートタイム正規雇用者より、フルタイム非正規雇用者のほうがかなり多い、なら理解できる(推測があっている自信はない)。この推測が正しいとすれば、これらの必要修飾語を省略するのは、研究者以前に学部レポートでも許されない、低レベル文章推測が正しくなくても、意味不明な低レベル文章だというのは変わらない。

我慢してここまで読んできたけど、もう無理。こんな短い文章に、これだけの意味不明を織り交ぜるなんて、理系研究者なら耐えられない。これができるのは、すごく社会学者っぽい。

たぶん

これだけ書いても、文章を読む能力がないこと、能力がないことに気づかないこと、そのくせ他人尊大にふるまい謙虚さがないこと、を増田君は理解できないだろうな、社会学者から理解したら、恥ずかしくて生きていられないだろうから理解しなくていいけど。

あと、山口先生が正しくて、ショーンさんや私による山口先生論文解釈が間違っていることをとてもこだわっているけど、もともと私の論点はそこじゃないから(文章を読む能力がないから仕方ないけど)。「恐ろしく速い論点ずらし。俺じゃなきゃ見逃しちゃうね。」、「こらまたアクロバティックな方向転換。」とかの増田君の理解がちがって、ショーンさん側から見れば、山口先生の指摘への応答として、やりとりに必要事柄提示しているに過ぎない(論点をずらしてないし、方向転換もしてない)ってことだから。両方の視点からやり取りを読むのは、増田君には無理だったね。

おまけ

論文オープンアクセスで読めたので、「論文中で触れられているのだが」とか書くなら、探す手間を省くためにリンクをつけておく方が親切だと思うよ。匿名ダイアリーなら、興味を持った第三者も見るかもだし。義務じゃないけど。

山口 2008) 男女の賃金格差解消への道筋─統計的差別の経済的不合理の理論的・実証的根拠 (PDF). 日本労働研究雑誌 No. 574.

山口 2014) ホワイトカラー正社員の管理職割合の男女格差の決定要因 (PDF) 日本労働研究雑誌 No. 648.

2021-02-04

トラバ君さぁ……anond:20210203202530

あたり1(非正規雇用時短とおおまかにみなせば)

これもはずれ。山口先生論文中では触れられているんだが、データ非正規雇用を含めると労働時間の男女格差への影響が消滅する。これは非正規雇用の男女間では労働時間に差がないから(そして非正規雇用者ってのはかなり多いので)。※1

さらに言えば雇用形態労働時間制御しても男女の所得格差は残る。

※1:論文中で触れられている厚労省(2002)のデータでは男女格差に主に影響する要素は勤続年数と職階しか正規非正規混合のデータなので、これら2つのファクターが男女差なのか非正規vs正規格差なのかわからない。そこで山口先生正規非正規峻別できるデータを用いて解析を行った。

山口 男女差別解釈ショーンによればエビデンスなし)

勤続年数と労働時間等で補正(寿退社時短の影響を除外)しても職階の男女格差は残る。これに対して「係長課長部長という意思決定ラインの登用には男性が優先されていると考えられる」と山口先生は言った。そして山口先生ショーン君の引用元ではそれを差別と呼んでいない。

ショーン山口 男女差別解釈」と解釈ショーンによればエビデンスなし)

が正しい。そらエビデンスもないわ。言ってないんだから

これは元増田でも書いた。はっきり書いた(※2)。なぜトラバ君は読んでいないのか。

※2:元増田より引用

うん?差別?突然出てきたが何の話だ。実際に解析結果では「係長課長部長という意思決定ラインの登用には男性が優先されている」し、少なくとも引用元では山口先生はそれを差別と呼んでいないぞ。

山口先生がただ結果を述べているだけなのを「男女差別があるのだという解釈」ということにして信頼を毀損しようとする。

やりますねえ!


ショーン 女性が昇進を断る、管理職候補女性寿退社女性の昇進意欲が低いエビデンスあり)

女性の昇進意欲が低いエビデンス”は“女性の昇進意欲が男女の賃金格差の要因であるエビデンス”とは異なる。“女性身長が低いエビデンス”出して賃金格差女性身長が低いせいとか言い出したら馬鹿でしょ?

このことは元増田でも書いた(※3)。それとショーン君の出さなかったエビデンスも代わりに出して、昇進意欲では男女の昇進格差説明できないことも書いた(※4)。

※3:元増田より引用

それに女は昇進意欲が小さいんじゃい!と連呼されてもさ、それが職階分布の男女差をどれくらい説明できるのかなんも言ってないじゃん?

いやはややっぱりすり替えうまい。女は昇進意欲が小さいというエビデンスを、それによって職階分布の男女差ひいては男女の賃金格差が生じているというエビデンスに誤認させてる。

※4:元増田より引用

※3:たしか昇進・労働意欲の影響を調べた解析もあった気がする。あ、これだ馬&乾(2016)。これだと係長への昇進は意欲で一部説明可能だが課長以上はできないって結果。ちなみにこの調査では、管理職割合については属性格差(人的資本の男女差)より評価格差(人的資本評価における男女格差。例えば同じ人的資本を持つ男女では男性の方がより評価されるなど)の影響の方が大きく、男女の職階差は差別的扱いに由来するもの結論付けている。馬ら(2017)でも昇進意欲の影響を見てるがこちらはもっと説明力が少ない。



低い昇進意欲のエビデンス女性の昇進率を下げているなら、「所得格差女性が昇進を望まない結果」はあり得る話。話はかみあっている。これを

“低い昇進意欲のエビデンス”は“低い昇進意欲が女性の昇進率を下げているエビデンス”足りえないのは元増田でも↑でも書いた通り。

“話はかみあっている。”も意味が分からない。「所得格差女性が昇進を望まない結果」と「ショーン (所得格差は)女性が辞めたり時短にしたから」がどう噛み合うんだ。

ここからショーン君は鮮やかな論点ずらしを見せる。「男女格差女性が辞めたり時短にした結果」という自分の発端のツイートとそれへの指摘は無視して、別の話を始める。

誤読する増田君にはなんといっていいやら。

昇進意欲≠寿退社時短。「寿退社時短格差の原因」と言って否定されたら「昇進意欲が格差の原因」と言い出すのがすり替え以外の何なのか。

しろトラバ君はどういう読解をしたんだ。「男女格差女性が辞めたり時短にした結果」と「所得格差女性が昇進を望まない結果」を同じ話だと読んだの?

あとは推して知るべしで、時間無駄から読んでない。

かに、読んでないのは分かった。

こんな文章の読めない社会学者みたいなのしフォローしてもらえないって、山口先生かわいそうすぎる。

元増田にはっきり書いたことを、文章の読めないトラバ君に再度解説してる僕も憐れんでください。

というわけで、ひどいのはお前だ、増田。ここまで読んだ時間を返せ。

はっきり書いたことも読み逃してるから、大して時間かけてないんじゃない?

ま、でも最初の部分は参考文献へのアクセス不備が影響してるかもしれないから謝っとくよ。一応ね。

[]2021年2月3日水曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
001251192795.441
018712147139.645
0224203184.642.5
034110663260.188
0443413196.147
05314194135.370
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0889657973.950
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101901635986.154
111851725393.349
1226532546122.843
1318622923123.239
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1616128065174.369
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181631394285.543
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2120521410104.451
2217323616136.538
231741621693.242.5
1日3229369990114.648

本日の急増単語 ()内の数字単語が含まれ記事

泊める(6), 公取(5), 完全自動運転(5), 法益(5), クリエイション(3), 民俗学(6), レベル5(5), 家出少女(3), ケンジントン(3), ラビ(3), 1200万円(17), 社会学(26), 所得(26), 社会学者(15), プリキュア(15), 財源(11), 高収入(18), 哲学(11), 教員(18), 世帯(27), 出生率(12), 手当(12), 税(12), はてな民(15), 共働き(13), 道路(13), 1000万(19), 運転(23), 専業主婦(22), 解消(30), 子育て(30), 格差(20), 資産(20), 金持ち(41), 年収(63), 教師(15), 老害(14)

頻出トラックバック先 ()内の数字は被トラックバック件数

はてな民思考回路がまじで理解出来ない /20210202223022(42), ■はーい皆さんが死ぬほど大嫌いな「高収入の夫を持つ専業主婦」ですよー /20210202195437(40), ■ワイが貧乏家庭から旧帝大博士号取得(予定)までして思ったこと /20210202230511(37), ■車の自動運転なんて出来るのかな /20210202233553(37), ■無産って悪なの? /20210131011547(14), ■底辺結婚させ子供作らせるようにしろっていうけど /20210202181729(14), ■トラックボールマウスが使えない /20210202095514(13), ■バレンタインというイベントに初めてまともに参戦しようとしているから教えて欲しい /20210203150333(12), ■消しゴム3.5時間教員に思うこと /20210203131808(12), ■のどかは間違ってないが児童向けアニメとしては間違ってる /20210203033632(11), ■俺は外~wwww /20210203123146(10), ■免許合宿三日でリタイアした /20210203165428(9), ■悪文読むのに自信ある増田ニキちょっと来てくれ /20210203202834(8), ■お前ら恵方巻食った? /20210203160229(8), ■ショーン君さぁ…… /20210203122538(8), ■荒れても構わないから書くわ。決して煽る意図はない /20210203212447(7), ■地方で「秀才」と呼ばれた母親が、現代日本の子育てに絶望した理由 /20210203131445(7), ■ /20210203230330(7), ■ネット加齢臭。おじさんからSNSを取り上げたい。 /20210203143417(7), ■ /20210203120715(7), ■吐き出さずにはいられなくて /20210203162322(7)

2021-02-03

増田君さぁ……

anond:20210203122538

とある増田経由でこのtogetterまとめにたどり着いたが。これはひどい

ひどく見えるのは増田文章を読めないからじゃね?以下敬称略

所得の男女格差の要因

ショーン 女性が辞めたり時短にしたか

山口 2つの要因

1. 男性に比べ女性非正規雇用が多い

2. (より大きな原因)正規雇用者中の男女格差(2a や 2b

2a. 管理職昇進率: 女性男性に比べ著しく低い

2b. 専門職: 高所得専門職から女性はかなり排除されている。

ショーンが示した2つの要因の正解確認

はずれ1女性が辞めるは山口分析で除外ずみ)

あたり1非正規雇用時短とおおまかにみなせば)

で、山口の大きいほうの原因当ててないじゃん、という話にはならない。それは誰のせいで格差ができているからに依存するから

山口の出した要因「管理職昇進率の低さ、専門職排除」は誰のせい?

山口 男女差別解釈ショーンによればエビデンスなし)

ショーン 女性が昇進を断る、管理職候補女性寿退社女性の昇進意欲が低いエビデンスあり)

低い昇進意欲のエビデンス女性の昇進率を下げているなら、「所得格差女性が昇進を望まない結果」はあり得る話。話はかみあっている。これを

ここからショーン君は鮮やかな論点ずらしを見せる。「男女格差女性が辞めたり時短にした結果」という自分の発端のツイートとそれへの指摘は無視して、別の話を始める。

誤読する増田君にはなんといっていいやら。あとは推して知るべしで、時間無駄から読んでない。

こんな文章の読めない社会学者みたいなのしフォローしてもらえないって、山口先生かわいそうすぎる。

というわけで、ひどいのはお前だ、増田。ここまで読んだ時間を返せ。

anond:20210203150831

あー、解説ありがとう、ようやくお前さんとすれ違っている部分が分かったわ

ショーン氏と山口氏が価値観の違いで対立している、二人の価値観排他性があり、

互いの価値観を認められない立場を取っている

→これについては同意

・俺が最初に出した部分的にお互いの意見を取り入れたら?という意見

意見排他的なので、互いの意見を取り入れるという俺の意見存在しようがない

という事だな

上記価値観が討論の前提としたら、

お互いの価値観を認め合って折衷案をお互いに考えたら?という俺の意見は2人の選択肢にはありえない

から存在しようがない、という事でいいか

申し訳ないが、俺はそうだとするのであれば、俺はそういう他人意見を一切受け入れないという価値観自体に反対

勿論学者でもなんでもないので、俺が反対しても何の意味もないがね

ただ、この二人の論争はイデオロギー論争であって、イデオロギー論争は排他的なものなんだよ、と言われたらそれはよくわかるし

なかなか価値観を曲げられないという事情もよくわかるけど、

やはり他人意見排他するだけではあってほしくないな、と思っている

ショーン氏と山口氏の場合、二人とも男女格差を解消したいと考えていてゴールは一緒なんだろ?

その解決方法でもめているわけだから、お互い参考にする部分はあったんじゃないかと思うんだけどな

そこでブラッシュアップすればよかったんじゃないか?と思うしギャラリーもそう思っていた人もいるように思える

ゴールが同じであればこそ、イデオロギー対立するのってもったいなくないか?と思ってしまうんだよな

イデオロギー論争は排他であるから折衷案が存在しないのはやむを得ない、というお前さんの価値観

色んな価値観のいいとこどりをした方がいいのでは、という俺の価値観

排他的になっていて、俺が反論してる時点で、俺がそういう事をいうのもおかしいんだけどなw

ショーン氏のツイッター最初に書いているように、

ツイッターとは大衆自分の正しさを訴える場所と考えると世界が狭くなるので、ツイッターとは集合知によって

自分の誤りを指摘してもらえるところ」という事であってほしいなと思う

あと、

スポーツだろうとなんだろうと前者を選ぶ人間は前者を選ぶ

→んなあほな、そんな一貫していたらこんな衆愚政治になっていね

は付け加えておきたい

願望盛り盛り、価値観盛り盛りで申し訳ない。

ショーン君さあの続きanond:20210203122538ごめんよ切れてた

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

山口先生問題提起に対して

1) 元々出世意欲が低く打診しても断られる

2) 夫選びの指向寿退社が多くなる

3) 進学段階でSTEM専門職パスを選ばない

という問題があり、ここに手を入れたくても女性自由意志に反したり、プライベート干渉する必要あり難しくなるのです。

まるで“山口先生が知らない問題であるかのような口ぶりだが、2)と3)は山口先生の解析で男女の賃金格差の主因足りえないことが示されている(個別でも組み合わせても)。山口先生研究で(たぶん)扱っていない1)についても要因の一つたり得るがエビデンスは少ない。

1) → 出世意欲の男女差では賃金/管理職割合格差説明しきれない(調査も少ない)。

2) → 勤続年数が同じ(寿退社しない)でも格差は残る。また夫選びは勤続年数に影響を与えるファクターたり得るが、勤続年数そのもの格差の主因ではないことは今言った通り(※7)。

3) → 学歴補正しても格差は残る。また大学での専攻の男女差でも格差説明しきれない。

※7:ダグラス=有沢の法則というものが知られており、これは夫婦間の給与格差が大きいほど妻の就業(継続)確率が下がるというもの日本ではちらほらとエビデンスがあり、勤続年数を媒介として男女の給与格差に影響を与え得る要素の一つ。

※(Repeat)※

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

最後にもう一度確認です。私と山口先生は結果としてのファクト認識は共有しています。そこに異存はありません。

twitter.com/SeanKy_/status…

問題解釈のほうです。確かに前世紀なら男女雇用機会均等法などを必要としていたこともあり、男女差別があったと言っていいでしょう。

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

しかし、2020年女性管理職30%の目標起業が本気で取り組み、男性の育休を強制的に取らせる施策が広がるこの時代に、女性に昇進を打診しても断ってしま問題や、自分より所得の高い夫を選び寿退社してしま問題、進学段階で工学系に進まない問題に取り組む必要が出ているのです。

本気で取り組んですごーい。2020年までに女性管理職30%の目標が出たのは2003年で、女性躍進法が2016年、そして今年やっぱ無理だから2030年までに延長。本気の努力凄いなあ。男も強制されると育休をとるなんてスゴイね!ほんとに凄い時代だよ取得率8%だけど。

なおショーン君の挙げたいずれもが男女の給与格差の主因ではないことは既に示した通り。解析結果を“ファクト”と呼ぶなら、君が挙げた3つは解釈どころではなく“ファクト”に反する主張だよ(※8)。

そして実はさりげないすり替えがある。「自分より所得の高い夫を選び寿退社してしま問題」?先のツイートでも「2) 夫選びの指向寿退社が多くなる」と言ったね。

思い出してほしいが、夫選び云々でショーン君が言ってたのは「女が転勤についてこない夫を選ぶ問題」だ。

これが寿退社(結婚を機とした離職)とどう関係するんだ?結婚したら即座に転勤を命じられる慣習でもあるのか日本には。寿退社するなら転勤は関係ないし、転勤時の夫婦の不一致で辞めるならそれは寿退社じゃない。

いやまあ『「妻の出世邪魔する夫」を選ぶ妻』より、「金持ち男と結婚して退社する女」をディスる方が楽とは思うがね。

※8:繰り返すが、それらは当然ファクターの一つたり得る。もっと言えば説明力があんまり高くないファクターでもある。そしてそれだけでは説明できない男女格差存在するのが“ファクトである

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

みずほ男性の育休取得率100%に 18年度目標

2016年

nikkei.com/article/DGXLAS…

男性育休100%宣言(有名企業100社以上)

2018年には確認

work-life-b.co.jp/mens_ikukyu_10

男性の育休取得促進へ 法改正案を今国会に提出へ 政府

2021年

www3.nhk.or.jp/news/html/2021…

2019年の男の育休取得率8%弱なんだけど。みずほ2015年で1.5%、2021年現在未達成(恐らく)。宣言するだけで「頑張ってる!」って……

まあ男にも男の事情があるのさ。男が育休取れない(“取らない”とは言うまい)のは女の育児家事ハイウェイトと鏡うつしだ。根性論でどっちが悪いというもんでもない。

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

大企業/大きな事業所では私の論が成り立つが、小さな事業所では成り立たないのはnoteでも書いた通りです。

ただし、両者は表裏一体で、大企業では休職退職に対する労働力の調整を転勤の強制によって行えるのに対して小さな事業所ではそれが出来ないわけですが、


女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

中小企業配置転換や転勤させるにもその補充元がいないので、最初から問題回避するために退職休職をしなそうなメンバーを選んでいるというセレクションバイアス差別の原因であり、解消するには「転勤を受け入れる従業員のいる大きな事業所しろ」という話になってしまうと。

間接差別統計的差別を直球でぶち上げてくるなんて、ショーン君は凄いなあ。

間接差別

第7条 事業主は、募集及び採用並びに前条各号に掲げる事項に関する措置であって労働者性別以外の事由要件とするもののうち、措置要件を満たす男性及び女性比率その他の事情を勘案して実質的性別理由とする差別となるおそれがある措置として厚生労働省令で定めるものについては、当該措置対象となる業務性質に照らして当該措置実施が当該業務遂行特に必要である場合事業運営の状況に照らして当該措置実施雇用管理特に必要である場合その他の合理的理由がある場合でなければ、これを講じてはならない。

簡単な要約は

間接差別とは、

性別以外の事由要件とする措置であって、

② 他の性の構成員比較して、一方の性の構成員に相当程度の不利益を与えるものを、

合理的理由がないときに講ずること

厚生労働省令における具体的な措置は以下

労働者募集又は採用に当たって、労働者身長体重又は体力を要件とするもの

コース雇用管理における総合職労働者募集又は採用に当たって、転居を伴う転勤に応じることができることを要件とすること

労働者の昇進に当たり、転勤の経験があることを要件とすること



統計的差別

Beckerの嗜好に基づく差別

直接の関係は無いけど文脈的に紹介が必要かな。

「ある企業一定の嗜好をもって被雇用者を選別する場合(白人がいいとか男がいいとか)、実際のパフォーマンス白人/黒人男性/女性で差がなくとも格差が生じる。ただし、それは経済的に不合理であり(より優秀な黒人白人を逃がす)、合理的被雇用者を選ぶ別の企業との競争で不利になるため、差別的な企業市場から淘汰されていく」という理論

Phelpsの統計的差別

統計的差別論にはいくつかのタイプがあるがここではPhelpsのものを紹介する。

「“雇用者側が評価する資質について、志願者/被雇用者には個人差がある”かつ“雇用者側が評価する資質について、志願者/被雇用者の属するグループ間に統計的な差が存在する”ことが前提。そのうえで、志願者/被雇用者個人資質を見極めるより、グループ間の統計的な差を知る/調べる方がコストが低く済む場合個人ではなくその属するグループに基づいて扱い(雇用の可否、賃金や昇進、教育投資等)を決定する方が(経済的に)合理的である。その結果、統計的差別は淘汰されずに市場に残り続ける。」

例を挙げるなら、ある女性社員個人が早期に離職するか分からない場合女性全体の統計的データをもとに長時間労働せず早期離職するもの判断してOJT等の投資を控える。

3人に2人の女性が早期離職する場合、大きなコストをかけて誰が辞めるか誰がそうでないかを見極めるより、全員に投資しない選択をした方が安く済む。

3人に1人の女性社員長時間労働を厭わず定年までバリバリ働く場合でも関係ない。合理性の前の致し方ない犠牲というやつである

別の例なら男性保育士男性女性より圧倒的に性犯罪を犯しやすいという統計的データにもとづき、男性保育士性犯罪リスクを厭って採用を見送るあるいは女性保育士より低く評価するなど。

山口先生は長年この統計的差別批判している。「差別はいけない」というだけでなく、「本当に合理的かそれ?」という批判である

詳しくは山口(2008,2010)でも読んでくれもう疲れた

完走できなかった感想

いやあ疲れました。ここまで書いてもうギブアップ。まだ件のtogetterまとめは続くけど、これ以上はキツい。精神的にも実作業的にも。

山口先生も災難だったろう。自分名前出して間違ったこと言ってる人がいるから訂正したら、論点ジャグリングしながら錐揉み回転で突っ込んでくるんだもん。そら逃げるわ。

この増田書くのに結構時間かけて文献読んで論理チェックしてと、得るものは無し。絶対コラムとか講演のために時間使った方がいいわ。不毛

そもそもネットバトル自体ツイッター歴1年と3カ月、総ツイート500ちょいのライトユーザーたる山口先生には厳しかろう。

もっとネットバトルに慣れてる、そうだなNATROM先生あたりならきっと最初に「まず“時短や離職で賃金格差が生じた”というのは撤回するということでよろしいですか?」とか詰めるだろう。

まれ、ここまで書いた分だけでも賢明諸君はいろいろ察してくれるだろう。僕ぁもう疲れたよ。

念のために言っておくが、山口先生や他の研究者が挙げている男女賃金格差の要素は、それぞれ解決すべき問題の一つである正体不明ファクターなんて対処しようがないからね。

しかしその解決社会的な要因あるいはシステムへの介入(企業自助努力だけでなく国からの援助も含む)によるものであり、個々人の意識や行動にそれを求める精神論はお呼びではない。

最後一言で件のtogetterまとめの流れを言えば、“起結転転転転転転転”。ではさようなら

参考文献

山口一男 (2008) 男女の賃金格差解消への道筋統計的差別経済的不合理の理論的・実証根拠日本労働研究雑誌 50(5), 40-68.

山口一男 (2010) 常勤者の過剰就業とワーク・ファミリーコンフリクトRIETI-DP 10-J-008

山口一男 (2014a) ホワイトカラー正社員管理職割合の男女格差の決定要因.日本労働研究雑誌 56(7), 17-32.

山口一男 (2014b) ホワイトカラー正社員の男女の所得格差格差を生む約 80%のメ

カニズムと要因の解明.RIETI-DP 14-J-046.

山口一男 (2016) 男女の職業分離の要因と結果―女性活躍推進の今一つの大きな障害について. RIETI-DP 16-J-001.

馬欣欣,乾友彦 (2016) 正規社員管理職になる決定要因およびその男女間の格差従業員企業マッチングデータに基づく実証分析―.RIETI-DP 16-J-015.

馬欣欣,乾友彦,児玉直美 (2017) 管理職における男女間格差 : 日本従業員企業マッチングデータに基づく実証分析 (小特集 日本格差問題).経済研究 68(2), 114-131

Gijsbert Stoet, David C. Geary (2018) The Gender-Equality Paradox in Science, Technology, Engineering, and Mathematics Education. Psychological Science 29(4), 581-593.

Gijsbert Stoet, David C. Geary (2020) Corrigendum: The Gender-Equality Paradox in Science, Technology, Engineering, and Mathematics Education. Psychological Science 31(1), 110-111.

Sarah S. Richardson, Meredith W. Reiches, Joe Bruch, Marion Boulicault, Nicole E. Noll, Heather Shattuck-Heidorn (2020) Is There a Gender-Equality Paradox in Science, Technology, Engineering, and Math (STEM)? Commentary on the Study by Stoet and Geary (2018). Psychological Science 31(3), 338-341.

ショーン君さぁ……

とある増田経由でこのtogetterまとめにたどり着いたが。これはひどい

山口一男(シカゴ大学社会学教授) vs 女子大生起業家 https://togetter.com/li/1659464

本来最初の2ツイートで終わった話。

山口先生の解析では山口(2008)で“男女の所得格差男性に比べ女性非正規雇用が多いことが一因ではあるが、より大きな原因は正規雇用者中の男女格差で、特に女性管理職昇進率が男性に比べ著しく低いことが要因だ”ということが示され、さら山口(2014ab)で勤続年数・就業時間・年齢・学歴職場の種類だけでは男女の管理職割合/所得格差説明しきれない(これらの項目が全て同じだったとしてもまだ大きな男女格差が残る)ことが示された(※1,2)。

まりショーン君の「山口一男氏を始めとして、多くの研究から所得の男女格差女性が辞めたり時短にした結果によって生じているもので、そうしなければ女性所得男性並みであることが分かっておりますので、女性も自信をもって主たる家計支持者になって大丈夫ですよ。」は間違い。

しろ何で山口先生名前出したん?たぶん読んでないでしょ君。それで本人から訂正されるって一番恥ずかしいやつぅ。

……とまあ本来はここで終わり。あるいは、少し後退して「賃金の男女格差の要因の一部には女性が辞めたり時短にすることが含まれうる」と主張を弱めるか。はたまた「貴方論文/解析は間違っている」と文献を挙げるか自分研究結果を出すか。

しかショーン君は別の道を選んだ。

※1:就業時間管理職割合関係因果が両方向(長く労働する社員管理職になりやすい/管理職になると労働時間が長くなる)だが、前者だけを考慮している。そのため、就業時間の実際の説明力は解析結果よりもっと弱い。

※2:平均の就業時間ではなく、就業時間区分に分けてその割合で解析している。理由としては平均値だとあまり男女差は無いが、区分分けすると“長時間労働者”区分割合で男女差が大きくなるため。平均差より区分分けして解析した方が労働時間説明力が高くなる。山口(2014a)では具体的に述べてはいないが山口(2014b)では週当たり平均労働時間の男女差は約4時間だが区分分けすると労働時間50時間以上の区分女性割合男性3分の1になる。

恐ろしく速い論点ずらし。俺じゃなきゃ見逃しちゃうね。

ここからショーン君は鮮やかな論点ずらしを見せる。「男女格差女性が辞めたり時短にした結果」という自分の発端のツイートとそれへの指摘は無視して、別の話を始める。

まあショーン君も実際に解析結果見て「あ、ヤベ」って思ったんだろうなあ。他の人の研究でも女の時短とか離職は数あるファクターの一つに過ぎないし。

『「男女格差女性が辞めたり時短にした結果」ではありませんよ。要素の一つにすぎません』に反論しようがない。

でも凄いよショーン君は。まるで最初からそう言ってたみたいに論点ずらすんだもん。ネット論客かくあるべし、みたいな?尊敬はしないけど。

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

まずファクト確認として、

1) 日本でも同じ勤続年数・職位・職階であれば所得の男女差はない

2) 日本所得の男女差はa.勤続年数・職位・職階分布の違いとb.職種分布の違いで説明できる

というのが基本かと思います

うんうん。まあもう少し言えば補正後も男女差は残るし、職階分布の男女差の説明変数の一つが勤続年数なんだけど、まあ細かいことはいいんだよ。

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

山口先生と私が違っているのはそのファクト解釈です。山口先生は例えば《意思決定ラインの登用には男性が優先されていると考えられ》とここに男女差別があるのだという解釈になっています。ですが、この解釈には直接的なエビデンスがありません。

うん?差別?突然出てきたが何の話だ。実際に解析結果では「係長課長部長という意思決定ラインの登用には男性が優先されている」し、少なくとも引用元では山口先生はそれを差別と呼んでいないぞ。

事務職コースみたいな、女性が多く(というか実質女性向け職)かつ賃金昇給が低く抑えられている企業コース制度のことは間接差別だと言ってるけど。

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

2020年管理職30%目標など企業努力しており、その中で問題になってくるのが「女性に昇進を打診しても断られる」「管理職候補だった女性寿退社してしまう」という問題です。女性の昇進意欲については山口先生の間接的データ解釈とは別に直接的エビデンス存在します。

うぅん!?“昇進意欲”なるもの唐突に出てきた。え?女の時短や離職で賃金格差が生じてるんじゃなかったの?

しれっと別の話始めないでよショーン君。たぶん山口先生も混乱したでよ。

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

例えば、『多様な選択可能にする学びに関する調査報告書』(gender.go.jp/research/kenky…)では女性の昇進意欲は男性のそれの半分です。パーソルの調査rc.persol-group.co.jp/research/activ…)でも同様の結果で、日本女性アジアの中でも管理職昇進意欲が最低で、男女のオッズ比も最も大きい。

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

女性に昇進を打診したのに断られる」という企業困惑は実際そうでしょう。引用から図表を持ってくるとこのようになります

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

この問題日本に限った話ではなく、例えばスーザン・ピンカーが「なぜ女は昇進を拒むのか」(hanmoto.com/bd/isbn/978415…)という本を書いていたりしますが、この本の主張はともあれ多かれ少なかれ「女性に昇進を断られる」という問題現実的な話ではあります

いやしれっと進めないでよね。それに女は昇進意欲が小さいんじゃい!と連呼されてもさ、それが職階分布の男女差をどれくらい説明できるのかなんも言ってないじゃん?(※3)

いやはややっぱりすり替えうまい。女は昇進意欲が小さいというエビデンスを、それによって職階分布の男女差ひいては男女の賃金格差が生じているというエビデンスに誤認させてる。

山口先生がただ結果を述べているだけなのを「男女差別があるのだという解釈」ということにして信頼を毀損しようとする。

やりますねえ!

※3:たしか昇進・労働意欲の影響を調べた解析もあった気がする。あ、これだ馬&乾(2016)。これだと係長への昇進は意欲で一部説明可能だが課長以上はできないって結果。ちなみにこの調査では、管理職割合については属性格差(人的資本の男女差)より評価格差(人的資本評価における男女格差。例えば同じ人的資本を持つ男女では男性の方がより評価されるなど)の影響の方が大きく、男女の職階差は差別的扱いに由来するもの結論付けている。馬ら(2017)でも昇進意欲の影響を見てるがこちらはもっと説明力が少ない。

アクロバティック!

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

次に、寿退社の話です。スローター仕事と家庭は両立できない?」とその種になっているコラム"Why Women Still Can’t Have It All"(theatlantic.com/magazine/archi…)やサンドバーグ「Lean In」では夫選びの重要性が説かれます。妻の出世に協力的な夫でないと出世は難しいと言う話です。

こらまたアクロバティックな方向転換。なぜに夫選びの話に?

43歳でFacebookCOO(その前はGoogle、さらにその前は米財務省首席佐官、その前はetc.)のスーパーウーマンシェリル・サンドバーグが「女のリーダーなすぎ!女だからって仕事辞めなくていいよ!子育て仕事も両立できるし、バリバリ働けばキャリアだって男に負けない!頑張れ頑張れできるできる!!」と抜かすLean In (悪意的要約)と、それに「いや無理だし」と返しているアン・マリー・スローターを同じ意図引用するってどういう脳みそだ。ほんとに読んだん?

夫選びに限定したって、サンドバーグは「理解のある夫くんが居れば無問題」、スローターは「夫は重要だけど、それだけじゃ無理」と言っている。

ちなみにショーン君の引用しているアン・マリー・スローターの文は日本語訳があるので置いとくよ。→https://courrier.jp/news/archives/77602/

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

最近共働き志向の中では「出世に伴う転勤・引っ越しについてくる配偶者か否か」という問題で表出しやすくなっています先生研究者ですからポストを得るのに引っ越し必要であり、現実的引っ越しについてくる配偶者か別居を選ぶかしか選択肢がないのはご存じでしょう。

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

ただし、引っ越しについてくる夫を選ぶ女性が極めて少ないのは、中野円佳「育休世代ジレンマ」(kobunsha.com/shelf/book/isb…)4章2「なぜ夫選びに失敗するのか?」や、

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あるいは有名どころで上野千鶴子インタビュー(toyokeizai.net/articles/-/224…)にもそれは表れています他人白河桃子『「専業主夫」になりたい男たち』も同じ旨が書かれます

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

女性結婚相手選びで所得を重視するのは婚活産業少子化関連の調査から明瞭で、言ってしまえば女性自分出世邪魔になる夫を選んでしまうのですが、ここを変えようとしてもプライバシーへの干渉になるので、現実問題としてはここが非常に大きなボトルネックになっています

まだまだ続くよ夫選びの話。ええい印象論はいい。エビデンスを出せエビデンスを。

って言うか最初に言ってた寿退社の話はどうなった。転勤・引っ越し寿退社に何の関係があるんじゃ。

ちなみに山口(2014a)は制約は多いながらも「既婚および子供の有る女性/男性は、そうでない場合より昇進し難い/易い」という解析結果をだしている。あとさっき引用した馬&乾(2016)では結婚女性の昇進に影響なし、男性プラス

しか解釈は容易ではない(※4)。「夫が足引っ張るせいで妻が出世できない」のエビデンスには全く足りない。

あとこのツイートからわかるのはショーン君の「女が悪いフィルター」の強さかな

出世邪魔になる夫」の問題じゃなくて『「出世邪魔になる夫」を選ぶ女』の問題って言うんだぜ。賭けてもいいが、ショーン君ならDV被害DV男を選ぶ女の問題って言ってくれるはず。

※4:パターン単純化しても↓である

①/② 結婚男性/女性(の昇進)にプラス/マイナス効果を生じる

③/④ 独身男性/女性(の昇進)にマイナス/プラス効果を生じる

⑤/⑥ 昇進が男性/女性結婚プラス/マイナス効果を生じる

⑦/⑧ 結婚男性/女性(の昇進)に影響がない

①~⑥は全部同時に成立しうるし、①③⑤は⑦と、②④⑥は⑧と、⑦は⑧と排他である

さらプラス/マイナスが具体的に何によってもたらされるかも考えねばならない。超複雑!

後方宙返り3回ひねり

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

最後専門職の話。これは、実は「ジェンダーギャップ指数が良好な国ほど女性STEM系進学率が低くなる」現象があり、Gender-Equality Paradoxという名前他国でも問題提起されています(eprints.leedsbeckett.ac.uk/id/eprint/4753…)。

問題提起?されたなあ確かに。その論文Stoet&Geary (2018)の信頼性についてだがね。

発端はこの論文に興味を持った他の研究者がデータから結果の再現を試みるも失敗したこと。よく見たらデータ自体も合わない(例えばポーランド女性STEM学位取得率は43%だが、論文中では27%くらいになってる)ことが判明。著者らに問い合わせたんだ。

すると――聞いて驚け!――この論文の著者らはMethodsにも書いていない、非公開の独自計算方法を用いて数値を算出していたのだと。

でまあ指摘を受けた著者は論文の大幅な――元論文の1割以上、1,113語にも及ぶ――修正をしている(Stoet&Geary, 2020)。

その訂正の多さもさることながら、元論文では言い切っていたところを「傾向(propensity)」という弱い表現差し替えてる。つまり非公開の手法データいじって主張を誇張してたわけだ元論文は。

ぶっちゃけ個人的にはアウトもアウトな話だと思うんだけど、皆さんどう思う?

さらにそれを指摘した学者らの出したRichardson et al. (2020)では、国の数や男女平等指標等が変わるだけで男女平等STEM分野の男女格差の相関は消えることが示された(=Stoet&Geary (2018)に再現性なし)。Richardsonら曰く「複数指標手法を試して結果の一貫性確認すべき。自説に合う結果が出たやつだけ使うのはダメ」とのこと。

おっと、引用元解説を長々しすぎた。Gender-Equality Paradox云々は置いといて、ショーン君が言いたいことは分かるよ。「女の選好のせい。女が悪い」でしょう?

良い手だが、それは結局ファクターの一つを提示したに過ぎない。それの説明力や、それがどの程度社会的形成されたものであるのかが重要だ。

ちなみに山口先生の解析では、男女の専攻の選好は理工学部を除き、男女の職業分を説明しない。その理工学部にしても最大推定で約50%しか男女の職業分離を減少させない(※5)。

勘違いしないでほしいが、男女の選好の違いは男女のSTEM分野ないしより広い範囲職業選択において重要ファクター一つであることは間違いない。

論点はそれがどれくらい生物学的(対処不能)でどれくらい社会的(対処可能)であるかということだ。極端な主張の人達――100%生物学的 or 100%社会的――もいるがね。

※5:

男女の大学の選好の違いの多くは、男女の職業分離を説明しないが、例外理工学部女性の増大で、もし理工学部女性割合男性と同等になり、かつ彼女たちの職業分布男性理工学部卒の職業分布と同じになるという2条件が満たされるなら、タイプ1型(※6)の専門職割合の男女格差が最大の推定でほぼ半減すると期待できる。

(山口,2016より引用)

※6: タイプ2専門職教育・養育、医療健康看護社会福祉分野の専門職から医師歯科医師大学教授(教員)を除いたもの

タイプ1専門職医師歯科医師大学教授(教員)およびタイプ2に含まれない専門職

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

山口先生問題提起に対して

1) 元々出世意欲が低く打診しても断られる

2) 夫選びの指向寿退社が多くなる

3) 進学段階でSTEM専門職パスを選ばない

という問題があり、ここに手を入れたくても女性自由意志に反したり、プライベート干渉する必要あり難しくなるのです。

まるで“山口先生が知らない問題であるかのような口ぶりだが、2)と3)は山口先生の解析で男女の賃金格差の主因足りえないことが示されている(個別でも組み合わせても)。山口先生研究で(たぶん)扱っていない1)についても要因の一つたり得るがエビデンスは少ない。

1) → 出世意欲の男女差では賃金/管理職割合格差説明しきれない(調査も少ない)。

2) → 勤続年数が同じ(寿退社しない)でも格差は残る。また夫選びは勤続年数に影響を与えるファクターたり得るが、勤続年数そのもの

2021-01-20

anond:20210120143049 やらせて翼チャン案件

ショーンボウリアージュが、スター・ウォーズファントム・メナスではじめて、有名になったヘアセット方法

主に植物性ワックスを使って、髪型をセットする人に好まれているヘアカラー方法で、日本スター・ウォーズというのはどうかとおもうので

ウージングアウトということにしてもらって

ぎゅいーんって僕もできるようになりたい

 

あのーしょうめいさん ひかりのかげんがですね

自力でなるべく消えるためにですね

物理できえればいいんですよね?でいなくはないおそらく

 

サプリふんするホンダツバサがですね、えいっってやったら、照明をですね

レナウンさんちょっとお話がですね

繊維の細さをですね

できはするとおもうけど、化学繊維やらせ

 

たかすせんせーちょっと物理お話がー

光の解析現象についてですねー あの博士ですよね?

2021-01-14

anond:20210114084501

増田はとてもよく頑張っている。凄く偉い。

読んでいて、増田の心をもやもやさせている要因は以下2つかなと思った。

家事経済力、どちらも自分の方が貢献していて不平等

②頑張っている増田のことを妻が認めてくれない

①に関しては変えるのは凄く大変だと思う。できない人をできるようにするのは多大な労力が必要だし、やらされる方も精神負担が大きい。適材適所という言葉があるように、増田と妻では家事も稼ぐ能力たまたま増田の方が上だったのだ。もうこれはしょうがない事として受け止めよう。こればっかりは妻側が物凄いモチショーンを発揮しないとおそらく変わらない。

②は、褒めて欲しいことを素直に伝えていけばいいのかなと思った。そもそもこの指摘が間違っていたらごめんね。とはいえこれを伝えて叶えられないかったら、それこそ婚姻関係継続は厳しいかなと思った。外注するにしたってそのお金増田が出すだろうし、そこでまた小さな不満が溜まると思う。

ちなみに生理中の不始末を掃除してあげるの、本当に偉いし尊敬する。そればっかりはちゃんと指摘して頑張りを認めてもらうor自分掃除してもらえるようにしようよ。

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