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はてなキーワード: 抗がん剤とは

2015-01-08

がん患者だけど正月まさにそういう状況に遭遇した

この記事

ある芸人の復帰と「トラウマ」の話 - いつか電池がきれるまで

nomitori 医者コントで「ガンです」みたいなのはみてて気になる、がん患者やその家族(遺族)は笑えないだろうなぁと、一方でなんでも自粛すりゃいいってもんでもないとも思うのだ…

というブコメがついているのを見て、まさにそういう状況があったので書いてみる。そもそもの元ネタとはほとんど関係ない。

自分は30代半ばなんだけど去年大腸がんなのがわかって手術をした(ステージIIIaだった)。

さいわい経過は順調で、今は抗がん剤を飲みつつ仕事にも復帰してて、なんというか死ぬかもしれない病気にかかってる感覚は正直皆無だ。

で、今年の正月いつものように実家家族が集まったわけなんだが。

1月2日テレビでやってる「東西寄席」みたいな番組を見るのがうちの家族の毎年の恒例なんだけど、番組の終わりごろに「日本語の病名は重苦しい感じでよくない、もっと軽やかなほうがいい」みたいなネタをやる人がいて、具体例として「がん」が出てきたわけ。

自分はそんな深刻に思ってないから「そうだよなーわはー」くらいの気分で見てたんだけど、なんか気がつくと一緒に見てた家族が明らかに黙りこんでるんだわ。

それに気がついたらもう気まずいのなんのって。何しろ自分が原因なわけだから

自分が平気だといったってそれで家族が平気になるかっていうとそういうものでもないだろうしどうすりゃいいんだ、みたいな状態だった。そのネタが終わったら空気も元に戻ったからまだよかったけど(でもその話に触れられる感じはしなかった)。

そしてきっと自分だってもっと状態がかんばしくなかったらとても笑えない気分になった可能性も十分あると思うと、なんか、難しいよなあ、ほんと。

またそういうことがあったらどうすればいいのかさっぱり思いつかん。自分が生き延びてけばだんだんましになるかなあ。

2014-11-12

抗がん剤効かないよ的な話

外科手術なんて効果ないよ~俺が手術した患者みんな死んじゃったしぃ

みたいなもんだと思ってる

2014-10-30

http://anond.hatelabo.jp/20141028030857

膵癌は手術しても生存率が低いという統計がある。

抗がん剤で気だるいなか生きるよりQoLを考えると手術しないという選択肢も間違いではないのかなと思う。

本人の選択は尊重できたのはいことなんだよ。

2014-10-29

anond:20141028030857

先ずは、ご愁傷様です

父を亡くしました。発見時には手術・放射線はできない状態まで進行していました。何も手の施さな場合生存期間を医師から告げられましたが、抗がん剤を使うことで、初期の生存期間を越え、家族で本当に有意義時間を過ごすことができて、最後は彼のそばで彼を看取ることができました。

親しい人の死を後悔に代えてはいけません。故人もそれを望んではいません。故人との良い思い出だけといっしょに生きてください。

健康診断は受けましょう。面倒だから、ましてはガンが見つかると怖いからなどは受けない理由にはなりません。ガンは適切な治療をすれば、完治もしくは延命できる病気です。

2014-09-02

抗がん剤ダメージ目の当たりにしてると

やめるわって人間ダメだよ続けなきゃ!とは言えなかったな。

2014-07-17

http://anond.hatelabo.jp/20140717112455

少し調べてみたけど、癌に罹った患者本人とその周囲の心理状態というのは重要着眼点だと思うわ。

たとえ治療方針がきちんと説明されたとしても、受け取る側の心理状態によっては現実的な判断が難しくなったりするだろうからね。

特に今は手術や抗がん剤リスク喧伝されまくっているので、得体の知れない恐怖や先入観を抱いている人は多そう。

それで氏の甘言に乗るなというのも無理な相談というか。

http://anond.hatelabo.jp/20140717104715

別に近藤氏の主張がケアになっているとは微塵も思わないけど、氏のような輩につけ込まれないよう患者不安や不信を解消できてないのは事実だろうに。

ただでさえ癌の手術は侵襲度が高いのに、その後さら抗がん剤吐き気脱毛が起きたり免疫機能や止血機能が低下したりとか、そこまでやったところで必ずしも見通しは明るくない。

そういうのが分かっていて、進んで治療を受ける奴がどこにいるんだよ?

負担も手間も半端無くかかる治療に対する「冗談じゃねえ勘弁してくれよ」という不安や不信への対処って、きちんと確立しているのか?

http://anond.hatelabo.jp/20140717094120

そのトンデモ理論フィットしてしま患者感情に対するケアとかが、全然疎かなまま来ていることが、今まで支持されている理由じゃねーの?

そもそも抗がん剤副作用ひとつ取っても、医療不信が根底にあることが見て取れるし、そこも全然改善してないよね。

「正しい知識が命を救う」は正論だけど、それだけでは救えない人がいるのが現実だろう。

近藤誠氏が批判されているけど

がんもどき」でお馴染みの近藤誠氏について、結局の所、氏が言っていることは「癌になっても何もするな」の一言で済ませられる内容である


しかしながらこのトンデモ理論、癌に対する患者感情的な部分にとてもフィットするからこそ、20年以上の長きにわたって支持されるのではないだろうか。


かくいう自分も、もし癌になったら、とにかく見なかったことにしたい派。

切るにしても抗がん剤を使うにしても、物凄い時間的コスト・金銭的コストを払うことは勿論、身体にかかる負荷がQOLに重大な影響を及ぼすのは確実じゃん。

痛くて辛くて、何度も病院通いさせられたり長期間入院して寝込んだり、いっぱいお金払ったりとか、あまりにも大変過ぎて、なんかもう想像するだけで治す気無くすレベル

そこまでして生きるくらいだったら可能な限り無視し続けて、そのまま「天命でした」と死んでしまった方がいいとさえ思う。


そういう人、世間には少なからずいるんじゃない?

2014-07-14

子宮頸がん検査で引っかかりました。

http://anond.hatelabo.jp/20140710201624

http://anond.hatelabo.jp/20140713223836 へ。


子宮頸がん検査で引っかかって、ガンの前段階だったけど手術したよ。

何かのお役に立てればいいと思って書いておく。


2年に1度の検診で引っかかって要検査のお知らせが来たので産婦人科へ行って、詳しい検査パッチンってやられるやつ・コルポ診)をした。

検診の通知に子宮頸がんの前段階「異形成」が見つかったとあったので、この再検査で進行度がわかるよと言われた。


ちなみに異形成の段階ではまだガンではない。だから転移もないし抗がん剤必要ない。

検査1週間待ちならまだ異形成なんじゃないかと…思う。

異形成も低・中・高とあって、中と高の境目で手術の要不要が決まる。

ガン化した細胞は内診(目視)でわかるとか。

から早期発見が可能で、大事なんだよね。

無料検診本当にありがたいと思う。無料じゃなかったら多分行かなかったな。

ちなみに異形成のランクにもよるけど、中度までなら一年に1回くらいの検査で済むはず。

それくらい進行の遅いもので、低レベルなら結構確率で進行しないそうだ。

だが1回引っかかるとその後は無料にならないという罠。


そんで、1週間後にと言われたけれど4日目で電話がかかってきてビビった。

明日受診してください」

マジかーガンかー!と世界が終わった気がしたよ。

ここから手術して、切り取った全ての細胞検査してもらうまで生きた心地はしなかった。

だってまだ20代なんだよ。

祖父母揃って全員ガン、母親乳がん(現在術後五年目)、親戚は半分ガン、ガンだらけの筋金入りのガン家系なので覚悟してたけど、マジで、って。もうそしか出ない。

多分これは経験した本人にしかからないだろうと思う。

母の闘病中ずっと側にいて、理解していたつもりが全く解っていなかった。

すんごい絶望。ただただ怖い、恐ろしい。

自分の周りが暗い。

外が明るすぎて、ここだけが暗い。

母ごめん、と思った。こんなの抱えてあんた笑って生きてるのか。

私はその苦しみを少しも解っていなかった。


結果は「高度」異形成。

ガンになる手前、半分くらいはガンにならない。でも半分ぐらいはガンになる。

なんだそれ。そんなとこまで優柔不断かよ自分

だが私は20代後半で、既婚者・妊娠希望だったのでこのまま放置はできないし、翌週手術になった。

(高度異形成なら二ヶ月に一度の進行チェックが必要になるし、妊娠中に発覚するとそこで手術の為早産の危険がある。

ルポ診ではパチっと肉片を切り取ってその細胞を見るのだが、そこ以外の箇所がガン化していないとも限らない)

術式はレーザーによる円錐切除術。

2泊3日の入院で、痛みは・・・・・・・・・・・まあ痛み止めが切れたら痛かったよ。フツーに痛かったよ!

術後2週間は大量出血の恐れがあるので緊急の電話番号も渡された。

どこまで脅すんだ本当。


術後一週間後、検診ついでの検査結果は、all高度異形成(Ⅲb)。

ガンじゃないので転移心配も無い。

ふにゃふにゃに力が抜けた。

本当にここまで、再検査の紙を受け取って3週間、生きた心地がしなかった。

今までで一番長い3週間だった。ガンだったらこれが死ぬまで続くなんて、そんなの耐えられないくらいの恐ろしさ。

死ぬかと思った、って言葉は簡単に使っちゃいけないと思った。

怖かった。

怖すぎて、夫に話しても全然不安が拭えなくて、変な話だけど生き死にってやっぱり1人なんだなって思った。

親には言えなかった。

ただでさえ母親乳がん抗がん剤治療が終わったところだし、その上娘にガンの疑いとか言えなかった。

まだ言えてないしこの先も言うつもりはない。

それでもきっと私は夫がいるだけ良かった。

あなたには話す相手もいないなら、さぞ怖いだろうと思う。


それで今、毎年検査を受けながら3年目。

検査から結果までの1週間は毎回地獄だ。

毎回早く子供作れと言われるのは切り取ってもまたできる可能性が高いから

その異形成を作ったヒトパピローマウイルスは依然体内にいるわけだし仕方ない。

そんなこと言ったってできないもんはできないし。夫は年の半分日本にいない。

再発したらまたケイカンが短くなって早産の危険高まるんだろうなーと思いながら今日基礎体温をつける日々。


あなたの再検査結果が誤りか、異形成止まりであることを心から祈ってる。

なんか聞きたいことあったら答えるよ。


今は見る気なんかしないと思うけど、自分が参考になったサイトのURL貼っておくね。

子宮頚癌子宮頚がん)と異形成 http://indivi.net/index.html


余談だけど、ヒトパピローマウィルスは誰でも持ってるし、誰にでも感染の可能性がある。

そのウィルスには型が色々あって、たまたまガン化するウィルスに運悪く感染した人が低確率で発症する。

それを防ぐワクチンは実はある。でもこないだまで中学生女子に接種する補助とかあったんだけど、副反応問題現在希望制になっているらしい。(*)

正直、自分経験したこの一連の流れの中の「実際にガンになった(なってないけど)怖さ」は、想像していたよりもっとはるかに恐ろしいものだった。

白髪がドバっと増えて、食べる物も食べられない。万が一の為に荷物を片付けながら泣いた。何も残せない自分が辛かった。ただひたすら毎日死について考えていた。

私だけが暗い場所にいた。

そこから見る世界は眩しいほどに明るかった。

あんな恐ろしい思いは二度としたくないし、誰にもさせたくない。

注射一本で防げるものなら防いでほしいと思う。



(*)接種勧奨の差し控えhttp://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/qa_hpv.htmlのようです。

ご指摘ありがとうございました。

2014-06-14

あなた一人

自分と同じ部署に、癌を患い、今は管理職を降りた人が座っていた。以前を知る人によると、縦にも横にも大きいちょっと威圧感のある人で、気軽に話しかけられる雰囲気ではなかったということだが、自分が知り合った時は既に痩せていた。典型的仕事人間で、抗がん剤を飲みながらも、仕事に対するモチベーション部署の誰より高いくらいだったかもしれない。でも、治療の経過は、良くなかったようだ。薬を何回か変えていた。

その人は、何しろ管理職もやった大ベテランなので、くぐった修羅場も拭いたケツも数知れない。よく仕事相談に乗ってもらい、アドバイスのお陰で完遂できた案件もたくさんあった。

その人に言われた言葉。「健康は何にも代えがたいもんだ。会社では、あんたの代わりはいくらでもいる。だけど、あんたの家族にとって、夫であり父であるあんたは、あんた一人だ。体を大事しろ。あんたが倒れたら、家族はどうなる。仕事のことはどうにでもなる。それが組織ってものだ。俺は常々部下にはそう言ってたんだ」

そうか、そうだよな。会社にとっての自分は「わたしが死んでも代わりはいもの」っていう存在に過ぎないが、家族にとっては、違う。そういう風に言ってくれる人が会社にいることが心強かった。

その人が体調を崩して入院し、お見舞いに行った。随分痩せてしまって、話すのも辛そうだった。でも、訊かれたのは仕事のことだった。病院のベッドの上で。

あの時自分に言ってくれたことを、今度はご自身に言ってください、家族にとってのあなたは、あなた一人じゃないですか、仕事のことはどうにでもなりますから。と言いたかったけど、言えなかった。典型的仕事人間。その意地とプライドを否定することになるんじゃないかと。部下にはああ言いながら、自分はそうできない不器用さ。病気の進行状況を考えると、仕事を辞めて家族との時間を取る選択肢もあったけど、仕事を選んだ。「仕事を辞めた自分」を想像できなかったのかもしれない。

帰り際、深々と頭を下げていた奥さんの姿が印象的だった。

2014-03-25

人間らしい生きかたとは

われわれ人間にとって、「生きる」とは何だろうか。一体、何がわれわれの生と死を定義付けているのだろうか。医療技術の発展は、このような問いをわれわれに投げかける。

一般に、死は心機能あるいは脳機能が不可逆的に停止し、生物としての機能を失った状態であると考えられている。またいくつかの国では、脳機能の一部が停止し意識消失しているものの、呼吸や心機能など無意識的な人体の基本機能が残存している場合にも、それを「人間らしい生」の終息として、尊厳死安楽死として「死」と定義している。

医療技術の発展は、人の「体」の寿命をのばすことに成功したが、同時に「人間らしい生き方」「心」とは何かという疑問を提起した。その結果として、尊厳死安楽死の考え方が生まれたのである

だが、「人間らしい生き方」を追求することは、死の定義を過剰に広げてしまわないだろうか。そもそも「人間らしく生きる」とはどういう状態のことを指すのだろう。

例えば終末期のがん患者場合、完治の見込みがなくなった際には、重い副作用のある抗がん剤による治療をやめ、自宅に帰り家族とともに「人間らしく生きる」ことを選択することがある。この場合、「人間らしい生き方」とは家族とともに普通日常生活を送ることを指すこととなる。

この考えに従うと、ホームレスなどの自宅も家族も持たない人々は人間として死んでいることになる。

あるいは、自己認識する「意識」を人間らしさであると考えてみよう。

すると重度の精神障害者認知症の人々はどうなるのだろう。彼らは自己認識を持たないゆえに、人間として死んでいるのだろうか。

医療の発展が投げかけた生死の問いに対して、人間らしさを追求することは大切である。だがその危険性を忘れてはならない。

2014-03-19

父のガン宣告2(自己保存用)

http://anond.hatelabo.jp/20140312021923 の続き


今日お父さんが入院してから初めてお見舞いに行った。お父さんこんなに痩せてたっけ?ぶっちゃけ、家にいるときは「おはよう」「おやすみ」「行ってきます」「行ってらっしゃい」「ただいま」「おかえり」ぐらいしか会話してなくて、私が帰るころにはお父さんだるくて寝てることが多かったから、まともに顔もみてなかった・・・。お父さんに「ごめんな。お母さんをよろしく」って言われて、もう涙止まらなかった。あの厳格なお父さんが泣いてるの見てまた涙。私は、お父さんは治療が長期化せずに死ねることは本望なのだと思ってた。でも、そんなわけないじゃんってお父さんの涙を見て気付いた。死ぬの悔しいに決まってるじゃん。怖いに決まってるじゃん。でも、謝るぐらいなら、泣くぐらいなら、なんで自覚症状があったのにもっと早く病院に行ってくれなかったの?って考えずにはいられない。お父さんのことが大好きだからこそ、そう思ってしま・・・(絶対に言えないけど)


先生お話も聞いた。大腸から肝臓に多数転移してる。人工肛門にして、食べられるようになって、肝臓機能がそれほど悪くなければ、抗がん剤治療ができる。・・・でも、先生の口ぶりと、CT画像と、お父さんの膨れ上がったお腹を見て、私は正直、もう抗がん剤治療ができないレベルまできてるんじゃないかな?と素人ながらに感じた。余命最大一年っていうのは、抗がん剤治療受けてる場合だろうから抗がん剤が無理なら、もっとお別れが早まるってことだよね・・・


正直、全然心の準備できてない。とにかく早く家に帰ってきてほしい。大して広いマンションでもないし、無口な人だったのに、お父さんがいないだけでこんなにさびしい。このマンションにお母さんと二人きりは広すぎる。

偉大なる先増田

http://anond.hatelabo.jp/20140313230134(削除済)

アーカイブ

http://archive.is/0qKS5

http://anond.hatelabo.jp/20140319144731

2014-02-02

http://anond.hatelabo.jp/20140202091834

抗がん剤に限らず、薬ってもの

人間試験してなけりゃ、何の承認ももらえない。


君が言ってるのをもう少し進めた、二重盲検法スタンダードになっている。

どんなものかはwikipediaでも見てくれればわかる。

2013-11-20

http://anond.hatelabo.jp/20131120220754

抗がん剤とかだと他の抗がん剤との比較試験がされたりする。

プラセボだとあまりにも患者不利益になるような病気だと倫理的にアウトになるんじゃないかな。

科学的に薬の効果を判定するには同等の薬ではなくプラセボを使うのがベストらしい。

2013-09-22

http://anond.hatelabo.jp/20130922173351

それはそうだけど、 子供向け製品なんて全く関係ない職業人間もいるってことだね。

製薬企業抗がん剤を開発してる人間はそんなん関係ないし、F1レーサーが子供向けとか考える意味は通常無いでしょう。

俺はこれまで何度か転職してるけど、メインジョブは毎回全然違うことやってる。毎回毎回新しいことを勉強し続けてる感じだな。

共通する基礎スキル数学とかになるけど、数学は奥が深過ぎて俺程度じゃ一生かけてもカンストの1億分の1くらいがせいぜいに思える。

学生時代も含めればこれまで20年くらいは携わってるけど、やっと首が据わってきたか?という感じ。死ぬまでに歩けるようになるかは微妙

追記の

科学技術だとして、たとえば原発で。子供がない人間原発設計して、本当に子供の将来まで考えた原発になるかは謎というのに近い(原発関係ないけど)

これはほとんど言い掛かりレベルで議論するに値しません。

「俺はとにかく子供持ってない奴が気に食わないんだ!!!!」と叫んでいるのとそう変わりません。

2012-04-27

薬剤師について思うこと

3月就活・4月就職…「別世界」の売り手市場

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120426-00000156-yom-bus_all

公立大学を今年卒業して「別世界」にいた者です。

といっても簡単に就職できちゃうから就職してないんだけどね。

でも色々調べてたので、普通の人が薬剤師について疑問に思うことについてまとめてみる。

薬剤師って薬つめて渡すだけじゃないの?」

調剤薬局薬剤師は主にそれが仕事です。しかし、ただ薬をつめて渡すわけではなく、医師が処方を間違えていないかチェックします。

また、飲み薬ならつめるだけですが、軟膏だったり液薬だった場合はしっかり計算して、正しい順序で作ります

「処方のチェックなんて簡単じゃないの?」

簡単です、と言いたいところですが、全然簡単じゃありません。

医師自分の専門領域を見る方が多いですが、薬剤師は全ての処方箋を扱います

すべての領域の薬の飲み合わせを把握していることが求められます

といっても全てを把握することは難しいので日々勉強です。

最近電子カルテなので医師が処方する際に、処方がおかし場合エラーになることが多いので、少しは楽になってきました。

ドラッグストア薬剤師っている意味あるの?」

自分意見としては法律必要です。

普通に買える薬については、飲み合わせのチェックを積極的にしていないので、あまり意味は無いかもしれません。

でも給料新卒年棒600万(なぜか年俸表記)というところもあったりして薬剤師的には嬉しい所。

大手のドラッグストアエリアマネージャーとかになれば1000万超えるらしいです。

薬剤師の数って飽和するって聞いたけど?」

そう聞いていますが、全くその気配はありません。

記事のグラフにもありますが、受験者数も2年のブランクで減りました。

しかし、薬科大学が乱立したので、いずれ合格者数過去最高になることも時間の問題です。

それでも飽和するとは思えません。

昔に比べて薬剤師仕事が激増しているからです。

薬剤師仕事って増えてるの?」

洒落にならないほど増えていますが、給料は増えていません。

増えた仕事を箇条書してみました。

薬局

・薬の種類(先発品、後発品)の選択

・薬の飲み方を患者さんの家に行って説明

老人ホームの薬の用意

病院

抗がん剤栄養剤の調製

入院患者さんへの薬の説明

感染症チームや栄養チームへの参加

ほんとに簡単にしか書いてませんが、とりあえずしなくてはならないことが増えました。

また、就職先は薬局病院、製薬企業の他に、公務員があります

薬剤師公務員って何するの?」

食品検査や水の検査などをしています

海開きを決めるのも薬剤師らしいです。

ちなみに薬剤師地方公務員の倍率はかなり低いので狙い目です。

長々と書いてきて疲れてしまいました。

もっと書きたかった気もしますが、これくらいで。

質問がありましたらお答えします。

ちなみに職業薬剤師ではありませんので、回答に限界があります

薬剤師はいらないって仰る人たちが多いですが、結構頑張ってるのでそんなこと言わないでほしいところ。

■追記

http://agora-web.jp/archives/807191.html


こちらの方ですが、twitterの方でも薬剤師を毛嫌いしている発言がとても多い人でしたので、

自分としてはあまり信用してほしくない方です。おそらく、この方の病院薬剤師がよっぽどダメだったのでしょうか。

実習の経験ですが、疑義照会義務は積極的に行っていますよ。実習でも遠慮なく行っていました。

病院ですが、しっかり患者さんの体の機能を考えた上での投与量の疑義照会もしていました。

食品衛生は薬剤師とはまた別分野じゃね? 上の方は医師だろうし、下の方は検査系か栄養系か農学食品系かその辺の人の仕事では。」

私の友達薬剤師公務員として就職して食品系の検査を行なっていますよ。

まり検査系や栄養系の方もいるのでしょうが自分がそこまで詳しくないのでお答えできかねます

って登録販売者も知らんのか。

身内がドラッグ勤務だが聞いた事ねーぞ。それガセか、怪しい所じゃないの?

普通に薬剤師以外も新卒採用してて、上にも行けるし。

つかドラッグ薬剤師って法律満たす為だけに雇ってる訳で、実務上は薬剤師の知識や経験なんて要らないか

(それより販売業としてのスキルの方が遥かに重要だ)

一部の管理職候補以外は製薬会社定年後の再就職ジジイだの主婦だのをパートで使ってる。

そりゃ普通パートよりは時給高いけど、一般的な正社員と比べたら別に高くない。

仕事が激増しようと雇う人数はそう簡単に増えないよ。単に激務になるだけ。

病院なんてどこも経営大変なんだから(公立なら赤字で当たり前だし)、余計な人件費は出せない。

もし人件費余ってたら医師看護師に回す(まあ、これらは金出しても求人難だけどさ)。それ以外は削れるだけ削る。

薬剤師はまだ法律で雇わなければならない人数決まってるからマシな方だけど、そのぎりぎり人数以上に雇える潤ってる病院はあまり無いだろうね。

つかその「仕事激増」って、医薬分業という名の経費節減策で薬剤処方が外注され病院薬剤師立場が怪しくなる中で

病院勤務薬剤師自分仕事作ろうとして必死で捻り出した仕事では?

登録販売士は知っていますが、販売できるのは2類までですよね。リアップとか登録販売士では売れませんし。

1類医薬品を販売しないドラッグストアだったら本当にいらないかもしれません。

ドラッグは小売としての職能が求められるので高いというのはあると思います

年収の話は今年大手ドラッグストア就職した友達から聞きました。

自分もあまり信じてませんがうらやましい限りです。

やっぱり激務になるだけでしょうか。これ以上薬の種類や色んな法律が増えるときついと思うので、人員が増えてほしいものです。

2012-01-05

他人の死とどう向き合えばいいのか

父が末期がんで死にかけている。

父なので他人というのは語弊があるが、自分以外の人の心はわからないので、自分以外という意味での他人。

昨年5月に発覚したステージⅢの癌は、何度かの抗がん剤治療を完全に無視して進行している。

「1年生存率」なんて言葉意味とリアリティを深く受け止めたのは情けなくも11月ぐらいだった。

5月に発覚したから、1年後って、そうか……

1年過ぎるのは早いと毎年感じていたが、カウントダウン視点で見たことはなかったし、そう考えられなかった。甘かった。

癌の進行は何て容赦がないんだ。

今、父の病状は厳しい。

痛みから入院に至り、口から食べる食事の量も1/3ぐらいになってしまった。緩和ケアという段階に至っている。

それでも、父は先の話ばかりで、決して残り時間とか自分の死後とかの話をしない。

本気でそう思っているのか、あえてそう言っているのか、それ以外に他意があるのかわからない。

そして、それを父に聞けない。とても聞けない。

父は1ヶ月後の私の結婚式に出席する予定で、でもそれは客観的に見てもかなり厳しそうで、

それでも自分が出席する前提で結婚式当日の段取りなど口出しや相談などを持ちかけてくる。

(病状が芳しくないし)事前に写真だけ撮ろうか…?とかどうしたい?とかそういう事も聞けない。

なんとなく…父が未だに治ると信じて疑っていなかったらと思うと何もいえない。

父は自分の死とどう向き合っているのか?全くわからない。

かけるべき言葉、態度、わからない。

死なんてデリケートすぎるこの事にどう言及していいか、慰めるか?励ますか?話を聞くか?わからない。

自分には自分のことしかからない。

2011-10-11

知人が小学生の子供を亡くしました。病気発見から約1年の闘病を経てのことでした。その子病気はグレードⅢの脳腫瘍で手術ができないタイプのがんだったので、放射線抗がん剤による治療しか選択肢がなかったそうです

知人は子供の死後にブログで1年間の闘病生活の成行きを公表しはじめました。そこには、最初はただの体調不良でかかりつけの小児科にかかったこと、すぐさま大学病院検査入院することになったこと、がんとわかって別の大学病院に転院したこと、日に日に悪化していく我が子の体調への不安絶望、なにか打てる手はないものかという知人夫婦の苦悩、インターネットで見つけた「統合医療」で「重大な脳疾患の子供が完治した」ことに一縷の望みをかけるさま、(医師の制止を振りきって)大学病院退院し遠方の統合医療医師のもとに向う様子、などが綴られています

ブログに登場する「西洋医学」の医師たちは、当時の病状と治療方針、薬の効果副作用治療限界、今後のあり得る成行きについて、最大限誠実に説明しているようですしかしその誠意は知人には届きません。知人に届くのは「決して大丈夫といってくれない」「我が子の今この時の苦痛を取り除けない」「強い副作用のある薬をたくさん飲ませなければいけない」「我が子が次第に元気をなくしていくのに、医師は何もできない」といった、ただただ西洋医学先生が執り行う西洋治療限界とそれへの不信や不満、であったようです

一方の「東洋医学漢方勉強統合医療のクリニックを立ち上げた名古屋のO先生」は、電話で経緯を聞いただけで「なんとかなります、一度いらっしゃい」と請け合います。そしてクリニックに赴いた知人に対して「この程度なら大丈夫」「原因不明の脳の難病の子供を助けた」と話すのです。そして知人は続けます。「先生不思議機械で体のあちこちに金属の棒を当ててあらゆる臓器の数値を測定しました」「遠赤外線で体を温め免疫力をアップする施術を受けました」と。

知人は以前からいわゆる代替療法や「ナチュラルもの」への親和性が高い人でしたから、このような成行きはある意味当然のことだったのかもしれません。もとより治癒の見込みの殆ど無い病気ですから、なにをやっても(やらなくても)所詮は同じことだったのかもしれません。であれば、残されたものが「できることは全てやった」「これでよかった」と悔いを残さないことこそが一番大事なのかもしれません。

しかしやはりぼくには件の「統合医療医師」の悪辣さがどうにも我慢なりません。彼(女)はいったいどんな心持ちで「大丈夫、なんとかなる」と言ったのか、何百キロも離れた土地に「一度いらっしゃい」と軽く呼び寄せたときいったい何ができるつもりでいたのか、「不思議機械金属の棒」を子供の体に当てながらなにを思ったのか、何の効果ももたらさないだろう「施術」を施して高額の治療費を受け取ることに何の良心の呵責も感じなかったのか。

ブログはまだ半年前の日付までしか進んでいません。なので、半年から今日までの間に事態がどう進展したのか、ぼくはまだ知りません。それでも最終的に知人の子供は亡くなりました。それが事実です。もしも例えば彼らが根気よく「西洋医学」の治療を続けていれば、治癒はともかく寛解の時期が訪れて、短いながらも一時的にでも学校に戻れる日がきたかもしれない、そうでないかもしれない。ぼくには「統合医療医師」がなんの裏付けもなしに、ただ己の商魂からいい加減な安請け合いをすることで、一人の子供の一縷の可能性を奪ったように思えてなりません。

知人は子供の死後、同じような難病を抱えた子供たちとその親を支えるボランティアに参加しています自分と同じ境遇の親子と関わりながら、我が子にしてやってよかったこと、できなかったこと、してやりたかったことをひとつずつ思い起こしながら伝えること。それはきっと今の知人に必要なことなのだと思います子供を亡くした親の気持なんてぼくにはきっとわからないし共感もできません。だけど知人にはできるだけ早く、元気に穏やかに暮らせるようになってほしい。今ぼくが望むのは、知人が己の確かな経験をもとに、他所の誰かに「西洋医学限界」や「統合医療の素晴らしさ」を軽々しく吹聴しないことです

2011-04-17

http://anond.hatelabo.jp/20110417011108

http://goo.gl/kbVtF

これのことかな?

 

今見ていて面白い発見した

"メチル-CCNU(セムスチン)"っていう抗がん剤があるのだが、これも発がん性があるんだな。

勉強になったぜ

2011-03-21

http://anond.hatelabo.jp/20110321230808

あなたは、薬はどのように作られてほしい

「そのうち完璧な薬が出来るから」臨床も半端に市場に出ていいと思う?

もちろん、抗がん剤のように、デメリットのはっきりした、それでいて今必要な薬も存在してる。

原発はおそらく、そういうものって事になるけれど、関係の薄い人が苦しむのはおかしくない?


電気を使いたければ、原発のそばに住めってのはいいかも知れんね。

2010-08-26

http://anond.hatelabo.jp/20100825225519

NATROMです。

ホメオパシー信じて死ぬのと同じだよねこれ。」には大きな問題があると考えます。治癒切除不可能の膵癌に対する治療を拒否するのは、「ホメオパシー信じて死ぬのと同じ」ではありません。標準的とされる治療抗癌剤です。効果はありますが、治癒には至りません。転移性膵がんに対する化学療法の効果はこんな感じです。

http://www.gsic.jp/cancer/cc_12/acd/img/02.gif

他にジェムザール+TS-1とかいろいろありますが、劇的に生存期間を延ばすものはまだないはずです(膵がんは微妙に専門外ですので、詳しい方がいらっしゃれば補足をしてくださればうれしいです)。数ヶ月の生存期間を延長させる効果です。私なら、それでも抗癌剤治療を受けます。その数ヶ月でやれることあるじゃん。でも、副作用やらとの兼ね合いで、抗癌剤治療をしないという選択も十分理解できます。たとえば、悪性リンパ腫(こちらは「治癒」する可能性が見込める)の化学療法や、治癒切除可能な固形癌の手術を拒否するのとは、意味が異なります(まあこれも十分な説明を受けてそういう選択するのもアリだとは思いますが)。

まあそんなわけで「ホメオパシー信じて死ぬのと同じだよねこれ。」に対する批判には一定の妥当性があると考えます。ただ、ブクマ含めて、ちょっと気になったことがいくつか。

「まもなく死ぬとわかってる末期のがん患者抗がん剤を投与する意味」→生存期間が延びたり、QOL改善したりします。数ヶ月ぐらいだと「それほど意味ねーな」と思う人がいるのは理解できます。でも、たとえば、大腸癌の化学療法はすごく進歩していて、数年ぐらい伸びます。もしかしたらそのうち「治せないけど進行を止める」ことぐらいはできるようになるかもしれませんよ。

抗がん剤治療だと入院必須」→入院が必要な抗がん剤もありますが、外来で可能な抗がん剤もあります。膵癌に対する抗癌剤であるジェムザールは外来でできます。TS-1も内服ですので外来でできます。

「(抗がん剤は)早期で転移が少ない状態では有効でも進行したがんについては非常に難しい」→早期で転移が少ない状態ではあまり抗癌剤治療はしません。外科切除後に、再発予防で使うことはあります(術後補助化学療法)。

「まず副作用がひどい(事が多い) 本人もつらいし、まわりもつらい」→治療目的にもよりますが、副作用がきつければ用量を減らしたりします。よほどのヤブでない限り「早く死にたい」という患者さんにムリヤリ使ったりしません。また、ジェムザールはわりと副作用は少ない方です。

費用面でもバンバン出費がかさむ」→保険適応になっていれば高額療養費制度でなんとかなります。でも、最近では抗癌剤治療進歩して生存期間が延びたので、費用が問題になる場合はあります。

今 敏監督の選択に対する的外れ揶揄に対する批判には深く同意します。「自由度を高めるのは悪いことではない」という増田さんの意見に賛同します。ただ、「つらい副作用」をあまり強調されると、必要な治療回避してしまう人がいないとも限りません。

他にも、癌の進行による症状悪化を、副作用だと誤認して、「抗癌剤副作用が酷い」と仰られる方もおられます。

抗癌剤治療はすごく進歩していますので、ご自分やご家族抗癌剤を受けるかどうかの選択を迫られたら、専門家によく聞いてから判断してください。

2010-08-25

根本的な勘違いをされていると思われるので

ホメオパシー信じて死ぬのと同じだよねこれ。

http://d.hatena.ne.jp/ssig33/20100825/1282722071

ホメオパシーの例の事件の問題は、助産師という医療関係者が、K2シロップの非投与という医療怠惰行為を本人又は保護者の説明/了解なく行ったこと

・代替治療の多くが非難されるべきなのは人の弱みにつけ込む悪徳商法となりやすいか

本人が自分で判断できるのであれば、治療方針が科学的であるかは関係ないです

基本的に、転移した膵がんはまず助かる余地がないです

がんは若くて元気な人ほど進行が早いので、今監督のようなケースでは余命は予測がほとんどできないです

少なくとも、抗がん剤治療をしたところで、新しい作品を残すところまで回復するのはありえない

そもそも、抗がん剤治療というのは完全に確立したものではなくて、

いろいろなガンの発生部位、進行度、併発症状などを

少しずつ試しながらある程度効果が確かめられたものを取り入れて

現在進行形で少しづつ進化しているものなんです

それも、多くの場合は早期で転移が少ない状態では有効でも

進行したがんについては非常に難しいのが現状なんです

抗がん剤治療というのは、すごく大変なんです

まず副作用がひどい(事が多い) 本人もつらいし、まわりもつらい

副作用によっては見た目が変わる。

費用面でもバンバン出費がかさむ

本人は早く死にたいと言い出すし、

介助してる側も、こっちのほうが早く死にそうだと

そういう冗談を言いたくなるほど大変です

もちろん、がんになった時点で同じなのかもしれません

抗がん剤治療をしなかった場合でも大変なこともあるでしょう

でも、抗がん剤治療を選択することが絶対の正解ではない

ということもわかって頂きたいのです

患者さん本人とその家族医療従事者がみんな大変な思いをして

ちょっとずつ進化しているのが抗がん治療なんです

最近では医療ミスとして訴えられる訴訟リスクも重なってさらにヤバイ)


代替医療カルト」だなどと言うのは簡単なんですが

現代医療であっても そういうリスクを踏まえて行われていると

いうのを理解して欲しいです


多くの場合で、まず抗がん治療医師が勧めるのは

それが正しい判断である場合がもちろん多いのですが、

保険制度訴訟リスクの問題から、

それ以外の選択肢が許されていないということもあるのです

患者さんにとって、最善の選択ではないと分かっていてもです


科学が絶対であっても、いつか人は死にます

現代医療が最大限の努力をしても

どうにもできない時が必ず来ます

その時にあなたは、どう生きるのか

そして死ぬのか


自分としては

本人の意思と判断が正常である場合には、

むしろ自由度を高めてもいいと思っています

大人というのが自分責任を持てる存在であるならば

自分人生デザインできるように

自分の死にざまをデザインできるように

自由度を高めるのは悪いことではないと思います


医療保険に入るのも、貯金をするのも、ダイエットをするのも、

丸山ワクチンを打つのも、延命治療を選択しないのも

自分費用も含めた責任を負えるようになるのは

けして悪いことではないとおもいます


命の価値という測りようのない責任から

みんなが逃げながら、過度に膨張する倫理

そして国家財政を歪めるほど積み上がる医療費

だれもが来る死

それから逃げないで、だれかのせいにしないで

もう少しだけ自分と向き合って欲しいです

ホスピスを含めた緩和医療への理解が進んで欲しいし

尊厳死ももっと議論の俎上に上がっていいのではないかと思います

監督遺書終末医療のケースを考える上でとても

興味深かったですが、まさかこんな感想を持つ人が居たので

少し長い話を書いてしまいました。

2009-10-01

爆笑問題田中と同じ病気になった

爆笑問題田中2000年に睾丸摘出の手術を受けたが、自分も同じ病気になった。


テレビでは笑いのネタになっているが、この病気悪性腫瘍(ガン)です。

結構、シャレにならないので男性の人達はこれを読んで認識を深めて頂きたいと思います。



当方は32歳男。既婚で子供なし。


発見8月上旬自転車に乗ったら右の玉をサドルにぶつけた時に痛くて

さわってみたらなにか大きくないか?と疑問に思い、左と比べてみたら1.5倍ぐらい大きい。

ただ、痛みはなく、射精もできるので1週間ほどほっておいた。

お盆休みになり、家でゆっくりしているのとジーンと軽い痛み?違和感?が出てくる。

仕事も忙しくなかったので、お盆明けに病院へ行くと、睾丸にできるガンである

可能性が高いと伝えられる。


・この病気は10代後半~30代に多い。

・発症者数は10万人に1~2とめずらしい病気

・強い痛みがないため、1年以上放置してしまう人もいる。

超音波検査エコー)でみると確かに左と比べて右がまだらのため腫瘍であることは確実。

・詳細な診断は摘出後に病理検査をしてみないとわからない。

・ガンが進行している場合、リンパや脳・肺に転移する。

・睾丸は1つになり精巣機能は弱まるが、子供を作ることは可能。


今回は発見が早かったが、この病気は進行が早いので、早急に摘出手術をすることになった。

一旦自宅へ戻り、仕事中の妻へ連絡し一緒に入院先の病院へ。

ガンと言われてショックを受けつつも夜に手術。

実際の手術時間は1時間強。下半身だけの麻酔なので摘出後の部位をその場で

見せてもらったりした。



入院期間は1週間ほど。さらに1週間後に病理検査の結果が出た。


・診断はセミノーマstage1。他に転移はなし。

・生存率はstage1・stage2:ほぼ100%、stage3:60%。

・再発した場合はリンパや脳・肺に転移した形で現れる。

・再発率は10~15%。ただし、抗がん剤の効果が非常に高いので、根治は可能。

抗がん剤には10%ほどの確率で精巣機能を失う場合があるため、

 子供を作る予定があるならば精子保存をしておく。


そのため、定期的な検査で経過観察となり、今に至る。




まとめ

・睾丸が肥大していたら、ほっておかない。

・睾丸の炎症と誤診される場合があるため、性能が高い超音波検査エコー)が

 ある病院泌尿器科へ行くこと。

結婚している方で子供を作る予定がある人は早く作っておいた方がよいかも。


おまけ

入院期間中は看護師さんに毎日局部を晒すという辱めにあいます。

みんな若い女性だったので、一番そこが辛かった・・・

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