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2024-09-26

anond:20240925173522

内科医者です。田舎高齢者をメインに医療を行っています

もともと真面目なお父様がセクハラしまくっている姿を見るのは、多かれ少なかれショックだと思います

(が、こんなセリフがすらっと出てくるぐらいにはあるあるです。)

認知症や、脳神経などの疾患による高次機能障害によって、セクハラの他にも、徘徊暴言暴力

夜間に大声で騒ぐ、などなどの問題行動が出てくることもよくあります

投薬を増やしたりと頑張っていたのだが、収まる気配はない

この辺りがどの程度「アグレッシブ」に行われたのかわかりませんが、施設での集団生活が続けられない場合

かと言って他に行くところもなく、やむを得ずに薬剤的に「鎮静」を行うこともあります

(ここでは拘束とか鎮静とかの人権面での議論は行いません。)

薬にも軽いものから強いものまで色々あり、軽いものでうまく行かない場合には強めの薬を使うこともあります

ただ、長く使うと副作用で、目に光がなくぼーっとしている、体がうまく動かなくなる、嚥下の働きが落ちる

誤嚥肺炎を起こしやすくなる)、転びやすくなる、等々あり、

結果として鎮静しない場合可能かは別として)よりも寿命が縮んだかもと言えることもあります

上記副作用可能性も承知している旨をアピールし(変なアドバイスになりますが、患者家族が熱心なのは

良いのですが、全部最高の結果にしろというモンスターペイシェント臭いがすると医師は警戒します)、

施設に入れない事情も併せ、精神科相談してみたら

次に進まないかなあと思った次第です(ある程度の鎮静を是とする前提ではありますが)。

うまくいけば、動けなくなる程でない鎮静で、セクハラゼロにならなくても施設職員が軽くいなせるぐらいで

生活が送れる様になればよいと思いますが、仰る様に難しいのかも知れません。

実際のところ、精神科認知症病棟の様なところに入院する場合も同様で、集団生活ができないと

入院継続不可能なので、

場合によっては身体拘束することがあります、というか9割がた最終的には身体拘束すると思います」と精神科医には言われている。

この辺りも同じ話なのではと思います

がん性疼痛が発生してもロキソニン程度の薬しか投与できないと思ってくださいと言われている(麻酔不可)。

この話はよくわかりませんでした。私は癌の診療にも携わっていましたが(田舎なので、これ以上治療できない

段階になっても専門の緩和病棟などないので、緩和医療もやります)、認知症でもコミュニケーションが困難でも、

癌性疼痛があれば、表情からでも苦痛の程度を判断して医療麻薬使用します。

麻薬せん妄を引き起こすこともありますが、せん妄苦痛なので何とかコントロールします。

お父様と皆様にとって良い方向に行くことを願っております

2019-05-29

anond:20190314074420

その通りだと思います

日本透析医療透析利権と結びついて、病院側と製薬会社医療機器メーカーなどとのズブズブの関係で、異常ですもの

医師が、患者さんの「その後の生活がどうなろうと関係なく、どんどん透析誘導してゆく」のが日本

生体腎移植ですら、なかなか進まず、欧米諸国比較しても、腎不全に関しては明らかに医療後進国なのが日本

腎臓関係学会論文シンポジウム、講演の資料などpdfでも色々でてくるから、誰でも理解できますよね。

脳死移植は多くて年間100件程度。これでは33万人もいる透析患者は救われませんね。

生体腎移植ドナー定義が決まっているから、60歳以上の人から健康な成人であってもドナーにはなれません。

今だからこそ、もう透析を中止したい=自分の命を「死」と受け入れた覚悟のできた患者さんには、尊厳死を認めるべきだと思います

やめたくてもやめられない延命治療なんて、透析だけですもん。

人工呼吸も胃ろうも本人の意思でやめられて、尊厳死自然死に行き着くのに、腎不全患者だけは透析があるからって、尊厳死が認められないおかしいですよね。

まさに透析利権が絡んでいるからとしか、思えません!

透析中止の緩和医療もこれからは、全国の医療機関で、本人の強い希望があれば行われるべきです。

https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/report/t308/201803/555278.html (透析中止後の呼吸困難は「瀉血」で緩和できる)

いつ何時でも、医療側が患者の生死を決めるのではなく、患者自身自分人生を決めるのが、患者意思尊重たこから医療の責務ではないかと思います

医者患者の命を救うだけが仕事ではない!

完治できない病であるならば、患者苦痛を緩和し、残された時間の間、患者が苦しまずに自然死へと導いてゆく「緩和ケア」も、これから対応してゆくべき!

欧米では、ある年齢や病状悪化によっては透析非導入や中止も選択肢にありますからね。日本患者を苦しめすぎ!

2017-10-07

慢性的希死念慮ちゃんですワンバンコ〜

希死念慮日中より夜のほうが強くなりやすいですよね〜

から今みたいに昼夜逆転モードときなんかは起きてる時間ずっと死にたくなってツライんですよ

そんでね、どうしたら自分が死ななくて済むか、わりと真剣に考えてたんですけど、何も思い浮かばねえ

マジで何も思い浮かば

楽しいことすればいいかなって思うんですけど、食べることが一番好きだけど、食べ過ぎたら太るじゃないですか

太ったら死にたくなるじゃないですか

食べることは楽しいけど一日1500kcalが限度の楽しみなわけですよ

じゃあほかに何が楽しい

歩くのは好きなんですけど、一日30kmとか歩いてるだんだん足が痛くなってきて歩けなくなるんですよ

やり過ぎが良くないんでしょうけどね

勉強するのも嫌いじゃないんですけど、集中できるときとできないときとでムラがあり過ぎるし、だいたいは集中できないときのほうが多いんですよ

で、集中できなくて勉強できてないと死にたくなるんですよ

まり何やっても自分限界を知るハメになって死にたくなるんですよ

行きつくところはだいたい「死にたい」になるんですよ

楽しさを突き詰めると「死」になるんですよ

もうずっと寝ていたい気分だと思って寝まくってたら、お肌は綺麗になったけど昼夜逆転するし、もうどうしたらいいのか分からんとですよ

なんで寿命が来るまでこの生き地獄を辛抱し続けないといけないんでしょうかね

ちなみに病院は当然行ってます抗うつ薬も飲んでます

親にこの話をすると「病院行って抗うつ薬も飲んでるのに全然効いてないじゃないの。もう病院行くの無駄からやめたら?薬も無駄から飲むのやめたら?」と言われて話にならないのでほんと死にたくなるよね

最近緩和ケア関連の話で「スピリチュアルペイン」なるものを耳にして、それ私もあるわ!スピリチュアルペインってまさに私が常日頃感じてることだわ!って思ったけど、だから何だよって話でね

これを主治医精神科専門医だけど緩和医療専門医も持ってる)に話したところで、あなたがん患者じゃないよねって内心思われて絶対通じなさそう

でも私が感じてるのは紛れもなくスピリチュアルペインだよ

2017-07-11

https://anond.hatelabo.jp/20170711184650

アングラドキュメント製作に定評があるviceですねw個人的には好きなチャンネルでよく見てます

大麻を処方してもらいたい患者さんがいるのはその通り。ただ、緩和医療に携わる医師、国、WHO等々あまり大麻医療的な価値評価されていないというのが現状のようですよ。http://ameblo.jp/setakan/entry-12213096331.html

2010-08-25

根本的な勘違いをされていると思われるので

ホメオパシー信じて死ぬのと同じだよねこれ。

http://d.hatena.ne.jp/ssig33/20100825/1282722071

ホメオパシーの例の事件の問題は、助産師という医療関係者が、K2シロップの非投与という医療怠惰行為を本人又は保護者の説明/了解なく行ったこと

・代替治療の多くが非難されるべきなのは人の弱みにつけ込む悪徳商法となりやすいか

本人が自分で判断できるのであれば、治療方針が科学的であるかは関係ないです

基本的に、転移した膵がんはまず助かる余地がないです

がんは若くて元気な人ほど進行が早いので、今監督のようなケースでは余命は予測がほとんどできないです

少なくとも、抗がん剤治療をしたところで、新しい作品を残すところまで回復するのはありえない

そもそも、抗がん剤治療というのは完全に確立したものではなくて、

いろいろなガンの発生部位、進行度、併発症状などを

少しずつ試しながらある程度効果が確かめられたものを取り入れて

現在進行形で少しづつ進化しているものなんです

それも、多くの場合は早期で転移が少ない状態では有効でも

進行したがんについては非常に難しいのが現状なんです

抗がん剤治療というのは、すごく大変なんです

まず副作用がひどい(事が多い) 本人もつらいし、まわりもつらい

副作用によっては見た目が変わる。

費用面でもバンバン出費がかさむ

本人は早く死にたいと言い出すし、

介助してる側も、こっちのほうが早く死にそうだと

そういう冗談を言いたくなるほど大変です

もちろん、がんになった時点で同じなのかもしれません

抗がん剤治療をしなかった場合でも大変なこともあるでしょう

でも、抗がん剤治療を選択することが絶対の正解ではない

ということもわかって頂きたいのです

患者さん本人とその家族医療従事者がみんな大変な思いをして

ちょっとずつ進化しているのが抗がん治療なんです

最近では医療ミスとして訴えられる訴訟リスクも重なってさらにヤバイ)


代替医療カルト」だなどと言うのは簡単なんですが

現代医療であっても そういうリスクを踏まえて行われていると

いうのを理解して欲しいです


多くの場合で、まず抗がん治療医師が勧めるのは

それが正しい判断である場合がもちろん多いのですが、

保険制度訴訟リスクの問題から、

それ以外の選択肢が許されていないということもあるのです

患者さんにとって、最善の選択ではないと分かっていてもです


科学が絶対であっても、いつか人は死にます

現代医療が最大限の努力をしても

どうにもできない時が必ず来ます

その時にあなたは、どう生きるのか

そして死ぬのか


自分としては

本人の意思と判断が正常である場合には、

むしろ自由度を高めてもいいと思っています

大人というのが自分責任を持てる存在であるならば

自分人生デザインできるように

自分の死にざまをデザインできるように

自由度を高めるのは悪いことではないと思います


医療保険に入るのも、貯金をするのも、ダイエットをするのも、

丸山ワクチンを打つのも、延命治療を選択しないのも

自分費用も含めた責任を負えるようになるのは

けして悪いことではないとおもいます


命の価値という測りようのない責任から

みんなが逃げながら、過度に膨張する倫理

そして国家財政を歪めるほど積み上がる医療費

だれもが来る死

それから逃げないで、だれかのせいにしないで

もう少しだけ自分と向き合って欲しいです

ホスピスを含めた緩和医療への理解が進んで欲しいし

尊厳死ももっと議論の俎上に上がっていいのではないかと思います

監督遺書終末医療のケースを考える上でとても

興味深かったですが、まさかこんな感想を持つ人が居たので

少し長い話を書いてしまいました。

2010-02-15

現代医学って残酷なところがある。

自分が近々死に至る可能性を数値で見せられちゃう。

腫瘍マーカーの値が上がってきてます、なんて言われて、

まだ元気なのにものすごく焦らされる。

昔だったら、なんだかちょっと調子が悪いよ、ぐらいな認識で済んでいた時期に

死を見せられるというのは、きつい。

だけど、緩和医療とかが進むのはありがたいし、

良し悪しだね、何事も。

 
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