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[B! 鉄道] 【終点まで行ってみる】都営新宿線の終点、橋本に行ったら思ってたんと違いすぎた…
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/rocketnews24.com/2023/10/11/2050558/
なんでこんなピキってるブコメ多いの?ほっこりブコメを期待してたのに…ピキってる本人か、その機序を理解できる人は増田に書いて欲しい
1個1個解説していくね。
都営新宿線は本八幡~新宿駅までで、新宿から先は京王線に乗り継ぎをしてるだけです。橋本駅は京王相模原線の終点なので、「都営新宿線の終点、橋本」は明確な間違い、もっと言えば「嘘」です。鉄道は鉄オタが多いジャンルなのでここでまず地雷が埋まってる。
ライターは「普段乗ってる都営新宿線から橋本まで行けるじゃん」って意味で「終点」って書いたんだろうけど、それなら「都営新宿線で行ける終点」とか「都営新宿線に乗ってたらたどり着ける終点」とか、ひと言補足を入れて「逃げ道」を作るべきだった。
これね、結構ライターでもやっちゃうのよ。「韓国人は怒りやすいと思ってたけど、全然優しかった!」「近所のラーメン屋、見た目が不味そうだったけど、入ってみたら内装綺麗だしおいしかった!」「ジャニー喜多川って性犯罪者だと思ってたけど、意外と優しかった」でも、なんでもいい。いや最後のはホントか。まあいい。
こういった、対象を褒めるためにしばしば使われる「~~だと思っていたら、実はhogehogeだった」構文は基本的に使わない方がいい地雷である。こういった構文は「マイナスイメージがプラスに変わりました」ということを言いたいことに使われやすいので、「~~」に当てはまる表現はほぼ100%褒め言葉ではない(まず「マイナスイメージを持っている」という表明自体が失礼にあたるということに無自覚なのがまずいのだが)。しかも、その「~~」は「書き手の主観」になりやすい。嫌な言い方をすると、書き手の偏見を露呈してしまいやすい構文なのだ。
私が想像する橋本駅は、のどかな住宅街の中にある何の変哲もない小さな駅である。素朴な駅名そのままに、駅の周辺にはコンビニとスーパー、近くに大きな建物はなく、何もないような場所……。
一般論として、地元をばかにされるという経験は、怒りこそすれ喜ぶことはほとんどない。たとえば自分の地元駅について、地元に住んでない人が「○○駅って、周辺にはコンビニとスーパーしかなくて近くに大きな建物もない、何もない場所なんでしょ?」って言ってきたら、事実かどうかはともかくとして「ケンカ売ってんのか?」となりかねないのは想像にかたくないだろう。この記事は、「他人から自分の地元をばかにされる」という、基本的には不快である可能性が高い経験を読者に思い出させてしまうのだ。
記事の流れを読めば、ライターが「心癒やされるのどかな場所」というプラスのイメージを抱いていたであろうことはわかる。わかるが、あまりにも表現が悪い。
なぜこのような事態が発生するのか。実は、記事の中にヒントは散りばめられている。
見知らぬ終点駅への憧れを抱いていたものの、家から片道2時間かけて「隣の県のちょっと栄えた街」に行ったという、あまり夢のない結果になってしまった。まあ、自分の勝手な思い込みと知識不足のせいなのだが。
これは推測にすぎないが、このライターはこう考えていたのではないか。
もしそうなら、その主張には少なからず説得力が出る。なぜかというと、主観的な感覚はツッコミが入りやすいが、主観的な経験は否定できないという特性があるからだ。むしろ、その経験が「わかるわかる!」だったり「へー、そうなんだー」だったりの共感や興味を引くような内容であれば、読者の心をつかむことができる。
そういった感情に由来する前提条件が、この記事では読者とライターでそろっていない。少なくとも揃えようとする意図を感じづらい。本記事の場合は、せめて冒頭で上記のような「自分は地方出身者だ。地方出身者にとって、電車の終点とは何もないが故に心洗われる場所である」みたいな文章を入れておくだけで随分違ったと思う。具体的な出身地と路線名を出すとよりいいかもしれない。「実家の最寄り駅は津軽線だが、その終点・三厩駅なんか本当に何もない。駅前にスーパーなんて存在しない、かろうじてファミマがあるけど駅から徒歩15分だ。しかしその分、景色が最高である」みたいなね。
ここまで読んで、「正直、考えすぎじゃない?」「作者のひとそこまで考えてないと思うよ」ってツッコミを入れたくなる人は少なからずいるだろう。俺含めてみんな正直あら探ししすぎだと思う。この増田を書いてる人間は、あの記事はいつものロケットニュースあるあるな「ライターの素朴な日常を記事にすることの、素朴な楽しみ」をうまくやってるのでおもしろく読ませてもらった。俺も橋本駅行ったことないしね。
ただ、最後に意地悪なツッコミをしておこう。本記事を執筆した御花畑マリコ氏の経歴は、ロケットニュース記載の内容を信じる限り以下の通りである。
83年生まれの牡羊座AB型。90年代の呪縛から逃れられない系の元オリーブ少女だが、なぜか最近は競馬とサウナが好き。姉妹サイトPouchからロケットニュース24に移籍した。常に甘いものを食っている。
83年生まれって40歳じゃん、それなりにライターとしての年月重ねてると思うんだけど、「書いてることが間違ってる」「主観的偏見をそのまま書く(ツッコミが入るの予想できそうなもんだろ)」「読者に共感してもらうための、主観的な経験の情報共有を怠る」という割と初歩的なミス・手抜きをやっちゃうのは、「半分炎上狙いだったのかな?」みたいな邪推をされてしまう可能性もあると思うんで気をつけた方がいいと思います。
1,2共におもしろかった
ホンマこいつ嫌い。おもしろくない。
陰キャの悪ノリをそのままゲームにしました、みたいな感じで全然笑えないよな
陽キャはテレビで相方の頭をバシバシ叩いたり、嫌がらせみたいなドッキリを仕組んでおもしろいと思い、陰キャはゲームの中でセクハラ下ネタでおもしろいと思うらしい
https://www.johnny-associates.co.jp/news/info-727/
正気か?
あっ待って待ってゴメンゴメンね、ちょっとド直球すぎたよね?でもほら絶対読んで損はさせないから、ホントホント、最初はアレだけどもう最後の方を読むだけでもいいから、ね?ね?お願い!
じゃあ先ずNHKへの返答からだけど、「性加害に関する事実認定は、独立した第三者である再発防止特別チーム及び被害者救済委員会に委ねることとしており、弊社が認識している限り、そうした事実はございません」ってあるよね?ここにジャニーズ事務所の認識が再発防止特別チーム及び被害者救済委員会の”調査結果”に基づくという記載、あるいはそれに基づくことを示す文言がないってことは、その認識がジャニーズ独自のものになるけどおかしいよね?
だって散々ツッコまれている通り、事実認定を任せてる調査委員会の調査結果が出てない段階で、性被害を噂レベルでしか知らなかったジャニーズ事務所が被害の真偽を判断できるわけないじゃん。知らなかったし任せてるんでしょ?そもそも被害が膨大かつ広範囲でなおかつ扱いの難しい性被害なんだからちゃんとした調査を待ってから否定も肯定もしなきゃダメじゃん、バカなの?
https://togetter.com/li/2238481
確かにjrでもレッスン生でもない高校生がふらっとNHKに現れて勝手にレッスンに参加するなんて…奇妙だよね?許可なくレッスンを受けるのは変だよね?NHKに忍び込めるのも怪しいよね?セキュリティがおかしいよね?じゃあその解釈が間違ってるんじゃね?
「高校生だった2002年の秋、ジャニーズ事務所の「ジャニーズJr.」が出演する音楽番組「ザ少年倶楽部」に出演を希望していたことから、東京 渋谷のNHK放送センターを訪れ、ダンスの練習に参加したということです」
なるほど報道を一読しただけならその解釈は自然ですらある。おそらく被害者の特定を避ける為にぼやかして書いたんだろうけど、これはNHKの書き方も悪いよね!
ただここには告発者が呼ばれてもないのにNHKに来たとは一言も書いてない、もっといえば彼がオーディションもスカウトも経てないとも書いてない。動機はあるけど彼がどういう経緯でNHKを来訪したかはぼやかされたままだ。つまり告発者がジャニー氏及び関係者に招かれた可能性は残されたままでもある。
となるとジャニオタの人たちの解釈における指摘は告発の否定にはならない。なぜなら論理的に破綻も飛躍もない(だよね?)別の可能性がある限り、彼女達の”解釈”の疑問点を示したところで、その解釈だとそうだけどこっちの解釈だとおかしな点はないね!となるからだ。
いや、そもそもNHKが裏取りしてないわけないじゃん!自社で行われた犯罪行為だよ?他事例に比べて当時の状況確認ははるかに楽だろうし、話題性抜群である意味自身の恥でもあるんだから信憑性は丁寧に確認するに決まってんじゃん!
あと人がいっぱいいたから性行為はできないって所属タレントには性加害が周知の事実だって証言は沢山あるし、トイレの個室だったら広さ的にも楽勝よ?
で、ここからが本題。上記の内容を踏まえるとどれだけジャニーズの対応がとち狂ってるか分かるよね?NHKが自信満々に(トップニュースで)持ってきた告発を雑に否定した上で、プレスリリース文とタイミングでファンを焚きつけるような真似したんだから。(さらにいえば弊社が認識している限りって文言は現時点では意味もあり、今は否定するけど後で間違ってるかも?という狡猾かつ卑怯な表現だよね)
前者も素直に「真摯に調査対応していきます」といっておけば数年後に紅白でジャニーズ事務所復活というストーリーも描けただろうにと思うけど…
特に問題なのは後者で、これセカンドレイプを助長させるクソさもさることながらひたすらに騒動を延命させることにしかならないんだよね。ネットって飽き性だから燃料がないとすぐ鎮火するけど、今はファンの行動でおもしろがられたり義憤に駆られたりしてるから燃えちゃうよね!
だからちょっとでも冷静になれてるジャニオタの人は過激ファンを止めたほうがいいよ!あと事務所への提言も!
ファン同士の抗争とか起こるだろうけどここで留めておかないとマジで終わると思うジャニーズ。好きだったら行動を起こしたほうがいいかな
ただ相当辛い思いもするだろうから、ちょっとジャーニーズから距離をとってみてもいいかも。
残酷な話するけど、正直もう元にはあの頃には戻らないよ。だから別の趣味見つけたり、リフレッシュしたり、何もしなかったりして、騒動が終わったころにもどったりしたりしてもいいと思う
おもしろい!IPPON!
邦キチで取り上げられてまた話題になってたシン仮面ライダーの評価の話を書き残しておきたい。ネタバレなし。
棒読み台詞で共感のできない登場人物…つながりの変なカット割り…チープなCG…アニメみたいな謎演出もツライ。
正直言ってつまらない。
でも「一体なんだったんだろう」と思って映画館で見た人からパンフレットを借りて読んでみたり、NHKのドキュメンタリーを見たりしたらだんだん印象が変わった。
ドキュメンタリーは話題になってたころ俳優が愚痴る場面とか一部の切り取りで大げさに騒いでるんだろうなと思ってた。
実際はもっとやばかった。
なかなか決まらないアクションシーンの方向性、スケジュールの問題。
アクション担当が撮影してきた殺陣を全否定したり、現場でもどかしさから声を荒げる庵野監督。
みんな悩んで迷って苦悩して模索し続けて紆余曲折を経てあの映画はできていた
(もちろん番組としてストーリーや対立構図が仕立てられている面はあるんだけど)。
パンフの方はそういう生々しさはないけど、ドキュメンタリーを見てから読み直すと俳優やスタッフインタビューの端々にその苦労が読み取れて味わい深い。
システマチックな映画作りとはまるでちがう、学生が自問自答して自分や環境の限界と戦いもがきながら卒業制作をするような作品だったのだ。
そういう背景や演出の意図、やろうとしていたこと・出来なかったことを踏まえて本編を見返したら今度はおもしろい。
興味深い、に近いのかもしれないけれど。
せっかく制作の終盤で進むべき道筋が定まったんだから続編が見てみたいなあと思うようになっていた。
やっぱり作品単体で見たらつまらないんだからダメじゃないかと思う人もいるかもしれない。
ピカソの絵だってそれだけを見せられても美術のプロはともかくほとんどの人の目には留まりすらしないだろう。
それを「あのピカソの絵」だと知って初めて注意深く見てみようという気になる。
シン仮面ライダーが無名の監督作だったら駄作と切り捨てて終わっていたかもしれない。
でもこれは庵野作品で、庵野監督はそれだけの実績を積み上げてきた。
まあ読み解きが必要というのはマニアックというかアートの領域に近い映画なのかもしれない。
続編、ほんと見たいなあ。
(追記)
ちょっと今更かなと思って投稿したけど反応が多くてびっくりしてる。
目が離せない作品というのはすごい。
ちなみに私はシンゴジラは映画館で見たけどシンウルトラマンは(まだ)見てない、昔のエヴァは見てるけど最近のエヴァは見てない(興味はある)、という一般人です。