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2024-01-22

なぜ自称無党派層自称中立は極端に偏った人間が多いのか?


@kensei_honjo 無党派層。ひたすら真ん中を歩く中二。

https://twitter.com/kensei_honjo/status/1748371523675754885

東大渡邊英徳先生防災画像処理の成果凄いのでフォローしてたらサヨクRTがどんどん流れてきて陰謀論に犯されるので外してしまった。これだけ科学的で論理的実践的な人でもマインドコントロールに犯されるとは。

理性的論理的非暴力非攻撃なリベラリストっていないのかな?……

今回の震災では、2次避難被災地域への継続的支援の難しさが浮き彫りになっているが、

たかだか輪島珠洲能登町穴水あわせて6万人くらいしかいないなかで大変だと言っているが、首都直下地震が起きたら一体どうなるんだと不安になった。

被災者に2次避難を促すことに苦労している、という状況がもし首都直下地震で繰り返されるなら、目を覆いたくなる被害になると想像できる。

首都直下地震では、被害拡大の大きな原因のひとつ東京ありがちな木造家屋密集地域がある。

木造密集地地域が倒壊+火災で壊滅する可能性があるわけでしょ。300万世帯くらい。

東京都のページにはその死傷者の推計も書いてある。だけど、生き残った人の生活再建が十分に書かれていないのがかなり不安だ。

試しに荒川区など、一次避難所のリストを開いてみてみると、ほぼ半数以上が多数の木造家屋密集地域に点在する小中学校だ。

これでは、関東大震災の二の舞だ。取り急ぎの家財道具を抱えて当時空き地だった陸軍被服廠に逃げ込んで火災旋風に巻き込まれて3万8千人が犠牲になったのが関東大震災悲劇。これを繰り返すのではなかろうか。

またトイレも水も十分にない一次避難所など都会の利便性に慣れ切った東京人間には一時間滞在できないだろう。

いるだけで苦痛以外の何物でもないだろうから、速攻で二次避難を各々考え始めることになる。

しかし、自治体二次避難についてみてみると、さらに想定が乏しい。

例えばさきほどチェックした荒川区域外避難文字はなく、そもそも二次避難対象者は要介護者、障碍者など一般的イメージされる災害弱者のみだ。

東京都の想定は域外避難がきちんと想定されていないなど近隣県との協力体制希薄だと感じる。

恐らく一次避難所が火災で最悪な結果になった場合二次避難所が果たすべき役割は物量としても質的にも格段に大きい。その受け皿は想定されていそうにない。

まり一般市民は一次避難所で命拾いをしたあとは自活を迫られる。仮に二次避難所が一般市民向けに拡充したとしても遅かれ早かれ追い出されるのも間違いない。

さらに、一次、二次避難とすすみ、次の復旧のステップとしては仮設住宅だ。輪島でも仮設住宅をつくる場所が今後の喫緊課題となっているが場所があまりないのがネックだ。

だが、首都直下地震では恐らくもっと悲惨なことになる。

東京都の文書をみても木造家屋密集地域が焼け出されたあとに、大量にあふれ出る難民と化した都民の仮住まい場所をいったいどこに設けようとしているのかさっぱりわからない。まさかほんとに公助ってこれくらいしか想定していないのかと思うが、恐らくそなのだろう。

https://tokyo-bosai-dev.web.app/chart/

そして、遅かれ早かれ二次避難所はキャパオーバーになって出ていけ、という話になり、あとは自分で「自助で」住まいを探してください、防災自助共助ですよ、わかってますね、てなことに結果としてなる。そのとき、人々は数日東京の電車が止まったくらいで帰宅困難者気どりをしていた時代を懐かしく思い出すかもしれない。

運よくたどり着けた仮設とて通常は期限は一年間だ。案外、印西や成田あたりの限界ニュータウン化した郊外住宅地空き地が多いことが功を奏したり、震災被害を免れているかもしれない。そうすれば復興住宅が今まで忘れ去れたような地域バンバンと建ち始める、ということもありえなくはない。

東京が住めなくなったら、ほんと、どこに住もうかな。

2024-01-21

過疎地雪国のことがわかる人がいない

今回の能登地震、手間取ってる感があるのは、自治体職員被災者になってる、基礎自治体の弱体化とかが原因なんだろうけど、それ以外にも雪国過疎地事情がわかる人がいない、そこの地域事情に合わせて支援できる人がいないっていうのも大きな要因なんだろうなと思う

※ちなみに増田過疎地出身だが、雪降らない地域かつ近くに大きい自治体あるので、多分純然たる過疎地ではない、だから能登感覚が全くわからないなと思う

国が支援しろというのはもっともなんだけど、都市部事情しかからない人が支援に来ても足引っ張る結果になると思うのよね

今回もカウンターパート支援ということでいろんな自治体支援に入ってて、それ自体はとても素晴らしいことなんだけど、大きな被害があったにもかかわらず、支援する側に雪国自治体が入ってなさそうなところが多い

人員とか金に余裕がある、大都市を抱える自治体支援に入ってるから雪国自治体支援に入りにくいというのが現状と思う

https://news.infoseek.co.jp/amp/article/kanaloco_1118273741218021803/

そうなると、雪国感覚がわかるひとがいなくて、どうやったら住民理解して動いてもらえるかとかの感覚がとてもわかりにくく、難航することが多いのかなと思う

例えば、二次避難を!と訴えかけること自体は、雪のリスク、凍死のリスク感染症リスクを考えると的確な判断と思う

でも、その土地に執着ある人たちをどう説得して安全なところに逃げてもらうかって考えた時、上のリスクを訴えかけてもおそらくお年寄りには響いてなくて、それが二次避難の難航につながってるのだと思う

増田で、

●この時期に地震ダメージ受けた家を見過ごすと積雪で倒壊してしまうから離れられない

※奥能登住民DIYスキルのある人が多い

●逃げてしまうと2度と自分の住んでるところが復興されないと思ってるのでは

という書き込みがあったけど、それはその通りだなと思ったし、書き込みがないと気づかないことであった

二次避難するにしても、加賀地区自治体二次避難が正解ではないのかなぁと思うけど、自分感覚がないからどうしたらいいかよくわからない

から国で防災庁作って、その上で雪国エキスパートを育成しておかないとダメなんだと思うし、これは今回の地震の大きな教訓なのではと思った

anond:20240120230915

ご苦労様。

自治体同士は、災害時の支援協定などが地域防災計画に明記されていることが多いか

増田みたいに派遣されたり、という活動は、特に四の五の考えるまでもなく、自動的に動き始めることができる。

一方、社協はどうなんだろうね。社協ネットワークはやっぱり期待されるべきだろうかね。

今後の雪や寒さ、土砂崩れなども心配だし、

避難所集約や二次避難学校再開

集団移転をすべきなのか、

問題も山積で、自治体は本当にキャパオーバー

地元社協もとてもとても。

例えば、福井富山岐阜など近隣県の

社協が、被災自治体ごとに入るとか

なんとかならないのだろうか。

本来は、こういう起こるべき事態を想定して、地域防災計画に事前に災害対応と復旧のシナリオが描かれてないといけない。

その場で答えを考えようとする余裕は、発災直後の現場リーダー行政職員にはないと考えるべきで、

その前提で、いざというとき自動的に決まったことを運用できるよう、ありとあらゆる判断基準を決めておくことが本当は計画で一番大切だった。

いざというとき現場判断にかける負担を少しでも減らすのが計画というもの本質から

まるで老々介護だし、このままで持つとは思えない。

事前にこんなことがわかっていれば、何をやったかを考えると、、

例えば、保健師介護士の派遣とか、そのテーマで考えてみても、

孤立した地域に踏み止まっている老健施設老人福祉施設に一人や二人派遣してもほとんど力にならず、意味ないってわかる。チームを派遣する余裕もない。

支援によってベーシックニーズを満たすという優先目標が達成できるかどうかを先に考えるべき。

神戸行政の方々が、能登現実をみて、都市型の集中管理型が通用しないといって、くじけてしまった、というのはわかるんだけど、

でもだからといって「送る」「派遣」型の支援は無理ありすぎじゃないか

やっぱり山古志式の全村民避難三宅島全島民避難のやり方が安全だし、時間や人のリソースをきちんと生かせる。

一般ボラ立場からみても、支援したい人が陸の孤島と化している能登の奥のほうにいけない、という状況を打開するには、支援されるべき人を連れてくるほうがまし。

地域コミュニティごと、施設ごと、まるごとその単位で連れてくる、ということを最初から地域防災計画に予定しておいて、

平素から地域住民コミュニケーションをとっておく、ということになるんだろう。

ただ、かつての山古志式のリーダーシップは、平成の大合併前の小さな自治体首長地域住民と顔の見える関係を築いていたからできた、ということも改めて思う。

からこそ国は市という今となっては大きくなりすぎた行政単位でなく、地区防災計画という形での防災も平行して進めてきたところだったが、北陸では果たしてどうだったか

追記

被災者に寄り添う支援であるべきだ、という意見トラバであった。ただ、その支援によってベーシックヒューマンニーズが満たされないなら、そうあるべきだという理想にうっとりしたいだけの単なる自己満足じゃないかい?

→嫌味な言い方だったかもしれないが、そうも言いたくなる。

https://anond.hatelabo.jp/20240121103729

eternal_reflection なんと言うか国家公務員的な意見だなぁって。計画集団避難記載して平時コンセンサスを得るってのもかなり理想論だと思う。結局そこで集落と調整する事をやらない人の意見だよね。人間相手から難しいんだよ…

というブコメもあった。そうだね。頭でっかちだとは思ってるよ。

高齢者の2次避難は実際のところ、実は解決のしやすタスクの部類。もっと難しいのは生計もつ世代生活者地域人間関係社会的にも経済的にもより強い世代

高齢者生計の切断を無視してでも対処しうるけれども、働く世代はそうはいかない。例えば、地元取引先があるのに、それを差し置いて自分だけ避難できない、といって車中避難を続ける被災者の言葉を紹介するニュースを目にしたとする。イメージとしては漁港の箱詰工場のひとだとか、除雪作業員でもなんでもいいんだけど、自分が逃げたら他の関係する取引先に影響を及ぼしたり、地域の状況がより悪化したりするひとってたくさんいるよね。

そのとき、じゃあ事前にどうすべきだったかを考えられるかというと、なかなか答えは浮かんでこない。

2024-01-18

anond:20240117150859

防災のうちの火災専門家なのは元増田も認めてるとこだけど

地震とロジについて語って問題にされてるんだから文脈無視して論破ごっこされてもね

性犯罪の「再犯率」が高いという印象操作

anond:20230628095342

性犯罪の「再犯率」が低いという印象操作

anond:20240117123723

室崎益輝先生を「防災研究第一人者」とした朝日新聞ミスリード

anond:20240115234918

↑なんかこういうある程度高度な知識思考要求される話題になるとみんなゴチャゴチャとてんでバラバラの主張を始めるよね

結局のところみんなよくわかってないんじゃない?と思うんだけど(少なくとも自分はよくわからないので口をつぐんでいる)

なんというか、(1)その辺の一般人でも大体正確に把握できる話題と、(2)正確に把握できないけど一般人がいっちょ噛みしたくなる話題、(3)あまりに高度すぎて一般人が全く関心を持たない話題、の3種類があると思う

経済政策とかのデフレインフレ論争とかは、よくわかってないけどいっちょ噛みしたくなる話題(2)の最たる例だと思う

最初に挙げた3つの話題も(2)に該当すると思うんだよな

そしてこのレベル帯の話題というのはよくわかっていないが故にわかっていない部分を屁理屈で補おうとするのでレスバに発展しやすく、下手に首を突っ込むと時間無駄にしやすいと感じる

それともみんなはわかっていて、ただ自分がわかってないだけなんかね

2024-01-17

ファクトチェック:室﨑先生、ググったら普通に第一人者だった

この増田ざっとググっただけでは第一人者とは認められなかったのはわかったが、それはあなた感想でしょ。

NHK 放送文化賞 受賞者 https://www.nhk.or.jp/museum/bunkasho/s-bunka_y_66-70.html

室﨑 益輝

兵庫県立大学大学院 教授

阪神・淡路大震災以降、20年以上にわたり防災学の専門家としてNHKスペシャルなど特集番組や「クローズアップ現代」等、数々の震災関連番組に出演、取材協力していただきました。また、災害報道番組制作にあたる職員に対し防災・減災に関する講義指導を行うなど、「命と暮らしを守る報道」に対する貢献は大きく、公共放送の意義を高めています

まずNHKが認めている。元増田NHK表彰委員よりも報道における防災について詳しいのかな?

wikipediaの経歴から抜粋

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%A4%E5%B4%8E%E7%9B%8A%E8%BC%9D

独立行政法人消防研究所理事長

日本火災学会会長日本災害復興学会会長地区防災計画学会会長消防審議会会長

日本学術会議

https://janet-dr.com/010_about/011_about.html

サイト防災学術連携体の中に日本火災学会日本災害復興学会 があり、この二つの会長 経歴しているんだよ。

これらの学会長を専門でない、って切り捨てるなら 増田自身はどんな研究者 なんだい?

anond:20240115234918

anond:20240115234918

この方を大雑把に「防災研究第一人者」として、しかも御本人は「これから指摘することは、私の責任でもあります。」と述べているにもかかわらず見出しでは「初動に人災」「阪神の教訓ゼロ」とするのは、世論ミスリードしたい気持ちが見え見えで憤りを覚える。

記事を読んだとき石川県防災アドバイザーとしての自分自身反省と読めたのでミスリードしているとは感じなかった。

室崎さん記事に対する一連の批判は、発災直後から報道が、今回の地震津波被害想定外だとする世間の印象を色濃く反映しているように思える。

例えば、asahi記事に対するこんなブコメ

blueboy まったくトンチンカンだな。問題は初動でミスたことじゃない。初動のミスのあとで修正できなかったことだ。大量の一般車両交通渋滞させたのだから車両の選別をして、渋滞を解消するべき。今も。

初動というのは、実のところ、災害時の緊急対応計画にかかれた想定シナリオ以外に動くのは難しい。発災直後の行政の状況というのは情報洪水であり、いちいち判断をしている人的・時間的な余裕はない。だからこそ計画重要なのであり、初動は行政各部署が被害想定を部署別のタスクとして平素からいかに予習しているかにかかっているのだ。

したがって交通渋滞という点での初動のミスは、交通規制計画にかかれていなかったことなのであって、あとで修正できたかどうかはほんとリーダー資質によるという話でしかない。室崎さんの指摘は、現場での判断ミスではなく、計画の欠如という点にフォーカスしているということはまず抑えておきたい。そのうえで室崎さんは前例にないことが起こってしまたことに対する対処提言をいろいろしている、というふうにみるべきじゃないかと思う。

室崎さんの指摘で、情報発信の在り方もそのひとつ

例えば奥能登へは入らないように、としたが、石川県全体に入らないように受け止められたのではなかったかもっと良い周知の仕方はなかったが、など。

増田がいうように、情報発信に問題があったという指摘は重要だ。

石川県能登方面への不要不急の移動は控えてといっているし、個人から支援物資は、受け付けないといっているし、不通や片交だらけの道路で緊急車両邪魔になるとわかって、一般車両の通行禁止が始まった、みたいなニュースもみる。こんな形で「やれないこと」ばかりを伝え、やれることを伝えない報道の仕方も、一般人にはできることはない、というムードを作っていると思う。この点では室崎さんの指摘に同意せざるを得ないと思ってる。

その一方で、増田が以下にいうように

ボランティアによる大渋滞阪神・淡路大震災でも発生したが、それが大きな問題でありコントロール必要があるとされたのは東日本大震災震災以後。被災地に向かう車両許可証を貼っていたのを覚えておられる方もいるだろうと思う。

そのように議論が進んでいる中、室崎先生のこの考えを支持する研究者や行政担当者ほとんどいないと断言できる。

これはその通りだと思う。また、数日前、鍵屋一さんもNHKで、一般の方々、今は待つときです、と強調していた。

しかし、では、肝心のボランティアコントロールって、報道の側面ではどうですか。また行政はそれを明確に示してるだろうか。

どう活動すればいいか、があまり報道されないし、情報提供もされていないのが現状でしょう。

待つことばかりが印象づけられ、実際にいち早く現地入りして活動しているNPOなどもいるのにあまり報道されない。

1日の発生以来、自分がかつて泊まった宿などが心配で、関心を強く持っている一部地域の宿やお店などのSNSをずっとチェックし続けていたのだが、

一週間くらいすると、XXNPO支援を受けて頑張ってます!みたいな投稿がちらほらみられ始めた。

なかには、発災から驚くべき速さで準備を整え、現地入りし、ニーズ調査を開始、物資を届けているNPOもあった。世の中には山岳救助なみの準備が必要とされそうな事態でも迅速に駆けつけるNPOがいると知ったのは個人的には希望だった。実績の多い「震災がつなぐ全国ネットワーク」や「RSY」だ。また被災者SNSで偶然「MAKE HAPPY」という団体を初めて知ったが、世の中、いざ鎌倉みたいに駆け付けられる団体がけっこうあることを心強く思った。

これらの活動たまたま能登半島の特定被災者(以前、北陸旅行宿泊したことのある宿や酒蔵)に関心をよせていたから知りえたのであって、報道だけをみていたらわからないことだった。能登町や穴水町などで数多くのNPO支援団体活躍が聞かれる一方で、奥能登まではまだまだ悪路でごくわずかの団体しかいけていない、という具合に、どのあたりに今現状、支援が進んでいるか、全く進んでいないかぼんやりとしたイメージみえてくる。

苦しんでいる被災者を目の前にして、「道路渋滞するから控えて」ではなく、「公の活動を補完するために万難を排して来て下さい」と言うべきでした。

という室崎さんの考えは、災害対応コントロールという観点からは暴論にみえるかもしれないが、一理あると個人的には思っている。情緒的な言い方をすれば、公けではない活動による突破ブレイクスルーの側面を信じているし、実際そのインパクト無視できない。

いや、むしろ日本防災理念というのは、法律上も公けというのは、自助、共助を補完するものなので、公助が整うまで待てという理屈は実はいびつだ。

ただ、室崎さんが指摘している処方箋が筋が悪いという指摘も確かだ。例えば

 どんな被災地にも、スタンドプレーのように目立とうとする迷惑ボランティアはいます。そういう人たちに向けて、ブレーキとしてのメッセージ必要なのは分かります

 しかし、今回は「控える」の一色になったことで、被災者にとても厳しい結果を招いたと思います交通渋滞問題ならば、例えば緊急援助の迷惑にならない道をボランティアラインとして示す方法もあったのではないか、と思います

というとき、このボランティアラインというのが、どうにもその場の思いつきっぽく響いてくるのも確かだ。

かりにも室崎さんが防災アドバイザーであったのなら、すでに計画の中において方法論が確立され、いざというとき判断をしなくていいように、ボランティアコントロール行政タスクとして、緊急対応計画タイムスケジュール表に記載すべきだったと思う。それを例示としてしか示せないのは計画性の欠如だと思える。

そもそも阪神の教訓というのは、発災直後の、行政部署別の個々のさまざまなタスクタイムラインがなんらかの被害想定をもとに明確に決まっていなかったから初動が遅れた、という問題意識だったはずだ。目標管理型のタスク管理、これが阪神以来、災害関連死が問題となった中越を経て、東日本熊本へとずっと教訓として積み上げられてきたはず。膨大な情報洪水忙殺される発災後リーダーシップには限界がある。現場判断時間をとられ過ぎてはいけない。だからこそ、刻々と変化する現場ニーズ翻弄される前に、計画において予め想定する事態ニーズ)とタスクと何日後までに達成するという目標を明確にする、というノウハウが蓄積されてきた。例えば避難場所トイレ整備ひとつとっても、発注から目標個数まで細かいスケジュールをあらかじめ想定しているのが防災計画だ。

室崎さんが、インタビュー記事の数日前、自身SNSで以下のような提言をしているのは、まさにそういうところだ。

(2)課題解決必要な専門支援者を率先的に受け入れる

 支援あるいは復興では、「残心補填」で先を見ながら必要資源の事前確保をはかることがかかせません。救命救助のニーズが一段落した段階で、大量の消防隊が1週間後の今になって投入されているが、後手に回っている典型例です。今、何をしなければならないのか、3日後に何をしなければならないのかを考えて、必要人材資源を早めに送り込まなければなりません。孤立を解消する活動震災関連死を防ぐ対応瓦礫撤去整理の活動被害事態を明らかにする活動住宅再建に向けた判定と相談業務などが急がれます

 この段階で、「一般」の定義上から目線でされているのが気になるのですが、「緊急部隊邪魔になるので、一般支援者やボランティアお断り」というメッセージが、声高に叫ばれています。その結果として、劣悪な避難所の支援や隅々まで物資を届ける活動が疎かになり、再建や復興相談に乗ることも疎かになっています。ようやく、昨日から自衛隊食事提供が始まりましたが、避難所のケア被災者相談自衛隊消防隊にしていただけるのならいいのですが、・・。

 保健衛生、瓦礫撤去物資配送被災相談などの対応をはかるには、経験技能を持った専門的ボランティア積極的かつ戦略的に受け入れる必要があります。いまこそ緊急援助隊のみ優先の発想を切り替える必要があります

この点では、初動の遅れ、というのは計画必要タスクを想定不足だった、ということだ。緊急対応計画の不備という問題に跳ね返ってくる。

室崎さんが阪神の教訓がゼロになった、と自省するとき、それは室崎さんが指摘する初動における情報収集体制のみならず、ボランティア活動コントロールについて計画面での想定の甘さも検証される必要があるのだろうと思う。しかしながら、指摘されていることは至極真っ当なことだし、経験に裏打ちされたことばかりだ。

しかし、問題は室崎さんの自省として書かれたからどうだとか、室崎さんが第一人者かそうでないか、なんてことではない。

死ぬほどどうでもいいことだ、と思っている。ああこれはないな、とおもうところはあっても室崎さんの言葉から光るエッセンスをくみ取れば十分なんだよ。

2024-01-16

最近ね、好きになれない理由ってのを考えてみたんですよ。

まず一つ目は、相手防災研究第一人者で、いつも「地震が来るかもしれないから」とか言われて、デートの度に非常食とか持ってくるんですよ。いい加減、遅すぎって感じじゃないですか?

そう、もう一つの理由方言なんですよ。自分京都出身で、方言が強いんです。デートの時に「いたるところで、あなたが好きだったんですよ」とか言われても、方言邪魔して何を言ってるのか理解できなくて、結局、好きだったのかどうかもよく分からない。方言県民性ってのは結構大事ポイントですよね。

でもさ、理想って難しいですよね。自分が一番正しいと思っている人が、実は本当の世間知らずだったりして。ある日、健康診断の結果で「ハイスペック男性」だと思っていたら、実は九州男児って言われたことがあってさ、そりゃあ驚きましたよ。

それにしても、京都駅ってのはすごいですね。あの込み合った電車の中で、「好きだったんですよ」とか言われても、もう逃げられないし、反論もできない。あの駅での出会い運命を感じますね。

最後に、誤解って難しいですよね。何度も「好きになれない理由3つ」を説明しても、相手は「いつも反論してくれ」と思っているみたいで。まあ、人間関係って難しいものですね。でも笑いながら語れるからこそ、楽しいんですよね!

anond:20240115234918

ブコメ

うーんこの記事書いた人こそ素人もしくは意図あって批判では?室崎先生東日本大震災後も現役で兵庫県立大防災研究科設立して2020年まで研究科長だったし学会リードしてた。https://sun-tv.co.jp/suntvnews/news/2022/03/12/50179/

とか、偉くなりすぎて誰も鈴をつけられなかったのが見て取れるのが悲しいな

2024-01-15

室崎益輝先生を「防災研究第一人者」とした朝日新聞ミスリード

室崎先生インタビューが非常に興味深い内容(オブラート)で、主に悪い方向で話題になっている。批判の内容はそれぞれご尤もだ。(https://togetter.com/li/2295445https://togetter.com/li/2295441https://togetter.com/li/2295630

だが、これはそもそも室崎先生インタビュー対象とし、しかも「防災研究第一人者」と紹介した朝日新聞にもかなりの責があると思われる。

かに室崎先生防災の分野で重きをなしてきたことは疑いない。だが、震災発生時の救助や当座の救援は御専門ではない。次に示すのは室崎先生自身WEBで公開する業績一覧だ。

環境防災」(共著)文新社,1977年

地域防火研究に関する基礎的研究」(博士論文)京都大学,1979年

地域計画防火」(単著)ケイ書房,1981年

危険都市証言」(共著)関西市民書房,1981年

ビル火災」(単著)大月書店,1982年

建築防災安全」(単著)鹿島出版会,1989年

新版建築防火」(共著)朝倉書店,1990年

提言防災危機管理」(共著)三省堂企画,1996年

「苦闘の被災生活」(共著)神戸新聞総合出版センター,1997年

「大震災以後」(共著)岩波書店,1998年

公共空間としての都市」(共著)岩波書店,2005年

防災対策危機管理」(共著)ぎょうせい,2005年

路地からまちづくり」(共著)学芸出版社,2006年

災害時のヘルスプロモーション」(共著)荘道社,2007年

http://www.murosaki.jp/publications.html

(著書のみ。論文も多数あるので御覧頂きたい。)

見ての通り火災地震による火災も含む)の専門家で、加えるならば復旧復興計画専門家であって、救助や救援、またボランティア活用についてを御専門とされてきたわけではない。

また、近年の様々な大地震特に東日本大震災熊本地震)の研究により、ボランティアもただ集まれば良いというものではないことが共有されつつあるが、その時点では先生は既に第一線におられなかったことは否めない。

ましてや土木道路の啓開)やロジスティクス専門家ではまったくない。

この方を大雑把に「防災研究第一人者」として、しかも御本人は「これから指摘することは、私の責任でもあります。」と述べているにもかかわらず見出しでは「初動に人災」「阪神の教訓ゼロ」とするのは、世論ミスリードしたい気持ちが見え見えで憤りを覚える。

あえて批判するとすれば、石川県が長年(15年)にわたって、防災アドバイザーに室崎先生委嘱していたことだろうか。

アドバイザーの設置について

能登半島地震浅野川流域の豪雨災害を踏まえ、大規模災害発生時に被害を最小限に抑えるための迅速かつ的確な対応実施するとともに、平素から危機 管理体制の充実強化を図るため、専門的立場から適宜、助言等を得ることを目的として、平成21年度に設置した。

職務内容

(1)大規模災害発生時

① 緊急初動対応、応急対応への助言

復興に向けての助言 等

(2)平素

① 県幹部職員等への危機管理能力向上のための助言

② 大規模地震発生に備えた減災への助言 等

https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kisya/r5/documents/0410kiki.pdf

石川県土地勘がないだけではなく、想定される大規模災害の「能登半島地震浅野川流域の豪雨災害」は御専門ではない事に加え、職務内容の「緊急初動対応、応急対応」も御専門ではない。

もちろん、専門ではなくとも最新の研究キャッチアップして適切にアドバイスいただける研究者もいるだろう。だが室崎先生は79歳と御高齢で、第一線を引かれて相当に年月が経っている。

一例として、室崎先生東日本大震災後のインタビュー記事を挙げる。

ボランティアは押しかけていい。迷惑をかけてもいい。迷惑かけた分の何倍もいいことをしてくればいい。来てくれただけで、本当に喜ばれるのだから

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/04/post-2035_1.php

ボランティアによる大渋滞阪神・淡路大震災でも発生したが、それが大きな問題でありコントロール必要があるとされたのは東日本大震災震災以後。被災地に向かう車両許可証を貼っていたのを覚えておられる方もいるだろうと思う。

そのように議論が進んでいる中、室崎先生のこの考えを支持する研究者や行政担当者ほとんどいないと断言できる。

ネームバリューから委嘱し、担当部局前例踏襲で漫然と委嘱を続けていたのではないだろうか。(委嘱し始めた当時の判断は誤りではなかったと思う。中央防災会議専門委員の御経験もあり、国がどう動くかにお詳しく、それに応じて県がどう動くかを検討するのに適任だったかと。土地勘のなさは別の人でも埋められる。)

追記

朝日新聞記事コメント?があまりにもひどかったので。

本田由紀東京大学大学院教育学研究教授

たかも「人災」を意図して生み出したかのようである

https://digital.asahi.com/sp/articles/ASS1G2P91S1CUTFL01Y.html?ptoken=01HM58FWP8JH0TWWY7EX2VG9AT

人災意図して生み出した、とはどういう了見か。

この方は存じ上げないが、御専門は教育学とのこと。(https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/people/people002230.html

防災・減災対策にお詳しいとは見えないが、今回の自治体政府対応の何を見て「人災意図して生み出した」と判断したのか御説明いただきたいところだ。

本文中はドローンの飛行を禁止したことについて書かれているが、救助活動している、また様子を実見にきているヘリがいる中でドローンを飛ばすなんて二次災害引き起こしたいとしか思えないが。

追記

今回の行政対応が万全だったと言う意味ではなく、その事後検証必要なのはもちろんだ。だが今ではないだろう。

例えば奥能登へは入らないように、としたが、石川県全体に入らないように受け止められたのではなかったかもっと良い周知の仕方はなかったが、など。

追記

ブコメには反応するつもりはなかったけど一点だけ。

氏の「業績一覧」には著書や論文概要があってボランティア関連の著作研究もあるんですが、意図的にスルーしておられるんです?

(何故かリンクは切れてしまうので削除)

実際に概要を見ていただきたい。

阪神・淡路大震災後の被災生活実態問題点を明らかにするとともに、被災者の支援に立ち向かったボランティア活動実態と教訓」

阪神・淡路大震災後の復興住宅においては、ボランティア生活援助員さらには民生員などによる被災者や高齢者の新体制

地震時におけるボランティアなどの支援組織の果たす役割世界の主要な地震のケーススタティ

論文名で検索していただければ、実際に論文も読める。

災害発生直後の救助救援ではなく、ボランティアが入れるようになってからの、しかもメインは更にもっと後になってから研究であることがわかると思う。

日本安全保障上の理由災害対策能力を失った

丁度いいので室崎先生解説日本軍事面から補足します。

結論から言うと、日本兵器調達政策の失敗により防災能力が半減しました。

「初動に人災」「阪神の教訓ゼロ」 能登入りした防災学者告白

https://www.asahi.com/articles/ASS1G2P91S1CUTFL01Y.html



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RF-4Eという偵察機の退役

かつて日本にはRF-4Eという偵察機存在していました(2020年全廃)

兵器の代わりに撮影装置(偵察ポッド)を搭載し、マッハ2で飛行しながら地上を網羅するように撮影します。

その膨大な観測データ501戦術偵察飛行隊に持ち帰り、専門教育を受けた士官情報分析します。

過去震災でもこの両輪は大いに機能し、地上の自衛隊警察消防そして政府の舵取りに寄与しました。

しかしこのRF-4E、素体導入から40年、設計で言えば60年のお年寄りなので引退することに。

グローバルホーク無人偵察機)とF-35に後を託し2020年に退役します(F-15ではないことに注目)

501SQも同時に解散しました(重要

後任たち、その1(無人偵察機

後任のグローバルホーク(以下RQ-4B)が到着し、新たな偵察航空隊2022年組織されます

空白の期間はどうされてたんですか?

RQ-4Bは速度がマッハ0.5以下とRF-4Eに比べて遅く、写真撮影システム簡素です。

アメリカ軍では既に時代遅れの扱いで2022年に半数以上が退役、2027年までに全廃を予定しています

後任たち、その2(F-35

日本F-35戦闘機33機ほど保有しています

世界最初F-35を墜落させたのは日本2018年)なので、ニュース存在を知った人もいるでしょう。

さてこのF-35、偵察ポッドが積めません(2024年1月現在

2027年更新完了予定のブロック4※導入まで載せられないのです。

現在航空機は飛ばすだけでもコンピュータ制御必要で、リアルタイムで動かすためのコード更新し続けています

(余談ですが墜落の多かった737MAXは制御状態でないと飛行できず、異常時に定位置に戻したらそのまま墜落しました。2機:対策済み)

日本安全保障戦略2023年12月閣議決定)でも偵察の部分は空白です。

(正確には昔はこんな装備があって、こんな部隊が居ましたって報告だけ載ってる。さみしいね

偵察ポッドの今

ところでRF-4Eに積んでいた偵察ポッド、実は今でも使われています

戦闘機に積むにはシビアなのですが、ヘリコプターにぶら下げればギリギリ使えると判明し、今回も飛行しています

しかしRF-4Eに比べて速度は1/8以下です。機能的な代替には至っていません。

そして採取したデータ分析していた501飛行隊ももうありません。

データを集める速度も、それを分析する能力も著しく低下しました。

日本安全保障は失敗した

アメリカで退役の進みつつあるグローバルホーク、そして作戦能力が十分にあるとは言えない現行F-35

その他様々な兵器日本アメリカから購入しました。そしてその結果、日本作戦能力は大きく損じています

能登半島での対応の遅れはただただ情報収集能力の低下により発生したと言っても過言ではないでしょう。

全域の情報を速やかに収集し、必要なところに必要リソースを送り込む。そうしたストラテジックな采配はしばらく行えそうにありません。

そして純軍事的に見ても離島防衛など十分に行えない状況です。

刻一刻と変化する状況を観測すための目が無いのですからいくら護衛艦オスプレイがあろうが戦場の霧に無策で突っ込むことになります

最低でも2027年までは日本はいかなる有事にも対応が困難と言えます

もはや台湾有事などお手上げ侍なので、しばらく大人しくしていることをお勧めします。

防災トイレ

↓2, 3年前くらいにAmazonで探したらこういう段ボールしか見つからなくて「ま、ええか」と思って買ったけど、

https://m.media-amazon.com/images/I/61HZKMXjTbL._AC_SX679_.jpg

↓今探したら、こういうプラ製のばっかりで出てくる。

https://m.media-amazon.com/images/I/51ixFCFzUfL._AC_SX679_.jpg

この2, 3年でプラ製が増えたわけじゃなくて、検索優先順位せいやろうな。

ダンボール製だからって安いわけじゃないしなんか損したわ。

やっぱりはてウヨ反知性主義だった(知ってた)

「初動に人災」「阪神の教訓ゼロ」 能登入りした防災学者告白

https://www.asahi.com/articles/ASS1G2P91S1CUTFL01Y.html

この健常者の意見に対して

「そんなの素人感想だー」とか専門家に対して言ってる無知素人未満の低脳

あなた感想ですよね」とか専門家に対して馬鹿感想を言ってる低脳

都合の悪い事は何でも左翼認定する低脳はてウヨを筆頭に湧いてて酷い

ttps://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.asahi.com/articles/ASS1G2P91S1CUTFL01Y.html

反知性主義ゴミ共が健常者の意見排除して社会を悪くする事が良く分かる

2024-01-13

能登半島地震で知ったことまとめ

防災

ネット不通が1週間以上起こる可能性がある

陸の孤島になると復旧に時間がかかる、1週間分くらいは備蓄しておきたい

備蓄しても家が崩れたら取れない

飛行機での物資投下は今はやっていない

津波は早いとき地震後数分で来る

地震では地すべりも死亡原因の一つ(以前北海道でも起きた)

携帯簡易トイレ備蓄するべき

道路が寸断されると被災後の対応がガラッと変わる

陸の孤島になりやす地域は調べておく

海路は港が使えなくなる可能性もある(今回はだいぶレアケースだったらしいけど)

 

地震

直下型、周期によっては今でもビルが倒れるほどの揺れが有り得る

耐震化していない家は実は結構ある

場合によっては余震が何百回という頻度で来る

 

ボランティア

ボランティア必要かどうかはよく調べる、特に公的情報を見る

ボランティアをする際には自分の衣食住は自分で賄う必要がある(これは東日本大震災でよく見かけた話)

二次被害に注意が必要

 

物資

古着は要らない

開封済みのものは受け入れられない

仕分けが大変なものは送らない

公的機関企業もやってるのでよく調べ空気を読む

 

被災後の避難生活

・1次避難所(体育館など)のイメージが強いが、1週間くらいで2次避難所に移動する人が多い

学生一時的被害の少なかった地域に移動して勉強するケースも有る

仮設住宅の期限は2年

 

その他

地震の関連死はお年寄りが多く、トイレ我慢するため水分を控えすぎたり、エコノミークラス症候群に注意が必要

自然災害自称識者が承認欲求満たしてるのつまんね

実名ユーザーとかライターインターネットで調べて引っ張り出してきた資料片手に正論振りかざしてバカ論破して承認欲求満たしてるの見て何が面白いんだ?

しかもあの手の話題、本人たちもわざわざ調べる時間がないからか法制度に関する議論まで踏み込まないんで、バカ論破して承認欲求満たしてるだけ。次の自然災害防災や減災につながるような話まで発展しない。

平均的な人間ならその辺いちいち説明されても分かってることなんで「ヘリが集められない理由!」とか「道路の修復が3.11より遅い理由!」と解説されてても何も思わないと思う。

まあ知らなかったら「へえ」かもしれんけど。そこに面白さとか欠片もない。資料なぞってるだけだからな。

南風GOGO」で楽しんでたあの頃の方が、掲示板Twitter面白かった。今はもう、外人能登地震見て「ゴジラたか」ってジョーク(あるいは直球のど差別発言かましてる海外掲示板見る方が面白い

あと「能登からは全員引っ越すべきだ」を巡る炎上とか。いいじゃんそういう話したって。どうせ実現するわけないんだから思考実験として興味深いだろ。

それを「多様性を重んじるはずのネットユーザーが、能登文化歴史を踏みにじる発言をしている。こんなやつらが多様性とかLGBTQを~」とか論破しにくるやつらガチでつまらん。

テレビ面白くなくなったせいかテレビと同等の倫理観ネットに持たせようとする奴、日本インターネットに確実に増えた気がする。マジでこのままテレビと同じように、

主要サービスはつまんなくなっていくだろうね。地方テレビ局が頑張ってるみたいに、これからDiscordコミュニティとかそういうレベルまで細分化されて面白かった部分が残っていくんだろう。

まあ、母国語で読めるコミュニティサービス存在には感謝してるから増田はてなブックマークが潰れてほしいとは思わない。「話がつまらない校長先生」のような存在として引き継がれていってほしい。

2024-01-12

トップが現地を視察しなくて良いってのは日本防災・減災対策の成果なの

今回の能登半島地震対応について、海外ではトップはすぐにでも視察に入る(のに石川県知事/岸田首相は〜)という批判が多くある。

 「見合わせ、を現地の方々に伝えた時には 心底残念な思いを語った人が殆どだった。大災害でその国のトップ被災地を訪れない、見合わせるなど世界を見ても珍しい」とし、「1週間以内が基本、遅くても10日以内だ」とデータを示した。

 また「発災からここまで視察にも行かず、その理由を地上の混乱、と言い訳し、与野党揃って『見合わせる』申し合わせとは、この国の政治の酷さの現れとも言える」と批判も。

山本太郎議員の例)

でも、災害が起こったらほぼ全自動でいろんな組織有機的に動くように計画されてんの。

少なくとも発災直後にトップ現場を見て判断する余地なんて広報以外にほとんど無くて(※)、現場負担が増えるだけなの。

これは幾度の災害で失った命と財産によってはできた日本の成果なの。阪神・淡路大震災のころならトップの視察にも意味があったかもしれないけどね。

もちろん落ち着いたらどんどん視察すればいいと思うよ、まさに広報的な観点から

(※)あるとしたら自衛隊の投入規模くらいだけどそれも都道府県庁自衛隊員が詰めて、都道府県庁市役所警察消防他と情報交換しながら被害の規模や状況を仕入れ自衛隊内で派遣可能な規模や態様を上申するの。東日本大震災では政治上の都合で、10万人って派遣規模ありきでやっちゃったから各所で遊兵が発生しちゃったけどね。

歴代大地震発生時の首相の現地入りタイミング一覧

死者が2桁人以上出た地震抜粋

記録を読んでいくと「遅い」「早すぎて現場を荒らすな」等、一長一短

阪神淡路大震災 村山首相

発生:1995年1月17日(火) 5時46分

政府高官:現地へ出発 1月17日(火)14時38分 (国土庁長官)

首相現地視察:1月19日(木)  地震発生から2日後

新潟県中越地震 小泉首相

発生:2004年10月23日(土) 17時56分

政府高官:現地へ出発 10月24日(日)午前 (防災担当大臣)

首相現地視察:10月26日(火) 地震発生から3日後

東日本大震災 菅(直)首相

発生:2011年3月11日(金) 14時46分

政府高官:現地へ出発 2011年3月11日(金) 夕方経済産業副大臣

首相現地視察:2011年3月12日(土)午前 地震発生から1日後

熊本地震 安倍首相

発生(前震):2016年4月14日(木) 21時16分

発生(本震):2016年4月16日(土) 1時25分

政府高官:現地対策本部設置 2016年4月15日(金)10時40分(内閣府副大臣)

首相現地視察:2016年4月23日(土) 本震発生から7日後

4月16日視察予定だったが本震により中止

能登半島地震  岸田首相

発生:2024年1月1日(月) 16時10

政府高官派遣 2024年1月1日(月) 17時30分(内閣府副大臣

首相現地視察(予定):2024年1月14日(日) 地震発生から13日後

anond:20240111103032

男だとか女だとか気にしてる暇なんかねえよ、時給が下がるだろうが。

こちとら時間じゃなくて配達一件ごとにいくらで働いてんだよ。

早く配達すればするほど時給換算で給料良くなるのにそんなどうでも良いこと気にしてる暇なんかあるわけねえだろ。

いか? 配達員が気にするのはな、受領先(ピック)と配達先(ドロップ)が当たりか外れかと単価だけだ。

外れのピック先ってのは受け取りに手間が掛かるモール店舗とかな。モール入って上まで登って受け取って下まで降りてと面倒で時間もかかるから時給が下がる。

後は日や時間帯によるが調理待ちが発生しやす店舗は避けたいね

当たりの店舗は人によるだろうが俺はロードサイド店が好きだな。ぱっと入って受け取ってすぐ出発出来る、楽でいい。

そして外れのドロップ先だがなあぁ!!!! てめえだよタワマン!!!! めんどくせえんだよタワマンマジで!!!

なんでオートロック二回も鳴らさないといけないんだよ! なんで特定エレベーターじゃないとその部屋にたどり着けないんだよ!

場所にもよるけど防災センター登録とか必要だったりとかめんどいし!!

あとあれ! レジデンスタイプのマンションのやつ!! メインエントランスから入ってグルっと回って奥にある棟まで運ばないといけないやつ!!!!! だるい!!!

タワマンの民はさあ! お金持ってそうなイメージあるけどチップ全然もらえないからね!!! むしろ普通マンションのお客様の方がくれたりする!!

さて、配達依頼がスマホに来ることを「鳴る」って言うんだがその時次の情報が画面に表示される

配達単価」「概算距離」「予想時間」「ピック店舗名と住所」「ドロップ先住所(大雑把)」「ピン位置で示されたマップ

これらの情報から瞬時に受けるべきか避けるべきかを判断しないといけない。

その地域での経験が無ければどれが外れかはわからない。時間によっては外れでも受けないと干される。

単価が良ければ時間がかかっても受けてもいいがドロップ先が僻地だと帰りが空荷だ。(僻地は依頼が入りづらい)

そういう諸々を考えないといけないのに男だとか女だとかさあ、そんなどうでも良いこと気にしてられるか!

ていうかこっちから全然わかんねえよ! 本名登録してるっぽい人少ないからな!

2024-01-09

anond:20240109104710

NERV防災アプリ」は中々リアルタイム性があって人気だけど、大量とはいかないね

しかスマホ専用アプリであって、Webではないという難点も。

PC向けのJQuakeは地震専用だしやっぱりWebではないし。

2024-01-08

震災が起きた二日後に被災地に行った津田大介さんへ。

リタスみたよー!

お使いできてお疲れさまー!

リタスで流れていた映像は、重要価値のあるものだと理解できるし、

自治体要請を受けて、予め準備してあった簡易トイレ等の物資を、土地勘がある人が運んだというのも素晴らしい行為

被災地に入った事について、批判はあるものジャーナリストがやらないといけない事なので、それについて批判をしない。

ただ、今回の一連の批判に対して、論点をずらして自己正当性として上記のみを主張していてえらく腹立たしい。

津田氏は3日から石川県に移動してそこから珠洲市に向かっている。

そこでの道中のXでの実況中継が、本人はリアルタイムを伝えようとしているのだろうが、ちょっと酷かったので書き記す

まずはガソリンが足りてないのでガソリン携行缶を運ぼうとするものの入れ物がなくて運べないと言う発言

ガソリンが足りてないという情報はあり、持っていこうとしましたが(金沢では何とか入れられる)、金沢市内のホームセンターでは軒並みガソリン携行缶が売り切れでダメでした……。これ改善されるといいですね。

https://x.com/tsuda/status/1742433711352947136

二日前に震災が起きて売り場にもの一時的に足りなくなっている状態に対して、その日東から来た人間が突然批判的に「改善」という言葉表現しているのはおかしものを感じた。善ってどういう事なの?


うおおお……

https://x.com/tsuda/status/1742475561455452372?s=20

え、揺れの影響で電柱が倒れかかっているのを唸り声で現しちゃったの?

旅行日記か何か?

最初

朝一の新幹線金沢に来ました。コンビニホームセンター普段と違って物資が不足気味。今日はこのあと珠洲市活動している災害支援NPO物資持っていきつつ現場取材してきます

https://x.com/tsuda/status/1742343555975458828?s=20

も、写真の感じ、不足気味なんてレベルじゃないんですよね。不足。

明らかに真っ当な不足。必要ものが足りていない。

それを不足「気味」とかちょっと、気味じゃないでしょ全然足りないでしょうお兄さん面白いなHAHAHA

みたいなライトな書き方にも見えるんですよね。状況全然ライトじゃないでしょ。状況。


北陸新幹線の中で地震に巻き込まれ20時間以上出られなかった、

評論家ラジオパーソナリティ荻上チキさんが全く同じような写真を2日午後にあげています

北陸新幹線

・停止してからまもなく22時間

・14時中頃を目安に、富山長野間も運転再開とのアナウンス

臨時列車とし、指定席自由席化して運転とのこと。

富山駅の近隣のコンビニなどでは、お弁当おにぎりなど、一部商品がなくなっていましたが、飲み物お菓子などは普通にありました。

https://x.com/torakare/status/1742046268057411815

対比してわかるのは、チキさんは緊急事態ということもあって、状況のみを箇条書きで端的に説明して、より理解やすいようにしています

津田氏の内容は、全く整頓されずに、見たまま撮って出しに軽い言葉を添えて、これから能登に向かう旨を書いているけど、

自分の状況報告か、地震被害の報告がごちゃごちゃになっているし、物見遊山の観光客のお楽しみSNSの開始のそれなのかさっぱりわかりません。

先にチキさんの情報を見ていたので、津田氏の情報の出し方を見た時の感想はやはり驚いたし。

同じように感じた人は多くいたみたいで、凸られにあったようですが、この書き方ならしょうがないんじゃね?と。

から上がったコメント

拡散希望】僕が独断被災地に乗りこんだという悪意で捻じ曲げられた情報拡散していますが(このままですと先方のNGO被災自治体にもご迷惑がかかってしまうので)、まとめます

https://x.com/tsuda/status/1743142933883498660?s=20

これも。理由があれば今の状況を知りたい(支援が何をできるか考えたい)と思って情報を探していた人で、彼のSNSコメント言葉選びの悪さに対して悪意を抱いて捻じ曲げて認識してしまった人もいるだろうに、

土地勘があるから番組を作るから物資を運んだから、俺の行為OK。みたいなコメント理解OK

土地勘のあるジャーナリストが現地入りするのも、物資を運ぶのも、現地の様子を伝えるのも何も悪いと思いません。

ただ、何しに行ってんのかわからない、後から補完を要するSNS発言を、実名ジャーナリスト立場で流している事について無自覚なのはすごいなと思いました。

この呟きの数々は、彼のSNSとの向かい合い方なのかもしれないけれど、流れてきて見た時、この人被災地に何しに行ってるんだろうと大変不愉快でした。

でも、その来訪によって得られた映像は、おそらく今後の過疎地での防災に何が必要かを考えるにあたり、

また今後の支援活動を行うにあたっても、歴史的な記録としてもとても貴重で価値があるものだったと思います

https://www.youtube.com/watch?v=isfMoX2T-Wc

ただ崩れた道路をみて「地獄のような」という表現を使われているのを聞いた時、耳を疑いました。

地獄、行った事あるんだ。

その地獄だって誰かの愛した通行道かもしれないのに、こう、もうちょっと言い方なんとかならなかったのかな。

ジャーナリスト疲れているからなのか言葉選びが変だし、物資運搬の運転手なら支援団体の手前静かにしていればいいし、自己承認欲求を満たすかのような、物見遊山にしか思えない実況中継SNSにならないように発言をするべきではなかったのでは?

百歩譲ってSNS情報を探している人が大勢いる中で、この災害時に俺現地いってる、という自己アピールにも捉えられかねない言葉を添えるべきではないでしょう。

普段、この番組を見ている人は、肯定的にこの訪問行為を捉えていますが、

普段彼について特に肯定的にも否定的にもたまに話題になったら動画見るか、ってレベルの人たちのうち、被害心配している人がSNS情報を探している時に、

このSNSを見たらどう思うか、無頓着な人なんだろうなと思いました。



はい、まとめ

の3点です。


今後のお願いとしては

となります

じゃあねー。

anond:20240107110107

防災とかプレッパー系のYoutubeチャンネルみると、本番のとき備蓄物資とか分けてあげないとか、備蓄してるのを秘密にしてるとか、そういう話題よくあるな。

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