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はてなキーワード: 再犯率とは

2024-04-15

anond:20240415105625

子どもへの性犯罪を行った人間性犯罪再犯率9.5%

性犯罪者全体の性犯罪再犯率13.9%

痴漢36.7

盗撮,28.6%

なんですぐ嘘つくのか教えてほしい

anond:20240415103824

子供への性犯罪再犯率は他の性犯罪より高いよ。

子供は何をされたかからない、グルーミングなどをされやすいから、隠蔽されやすい特徴があるのに、一般女性への性犯罪より再逮捕されるやつが多い。

しか強制性交等罪や強制わいせつで再犯している奴の割合が他の性犯罪より多い。

そこまでやらないと痴漢などで訴える子供が少ないのもあるかもだけど。

そこを再犯率は低いか性犯罪者を教職保育士として子供に近づけるべきーと騒いでいたのを不思議がってる。

性犯罪加害者子供関係仕事に就けなくなる事に反論する理由は何だろう

性犯罪加害者自分の子供に関わる仕事について欲しいって人居ないし、出来ても再犯したい性犯罪加害者くらいしか嬉しくないと思うが。

再犯率が低いだの差別だの仕事がなくなるだのはてなでは必死擁護してたじゃん。

あれ不思議だった。

2024-03-12

anond:20240311192145

対象者のうち,調査対象となった性犯罪事件裁判確定から5年が経過した時点において服役中等の者を除いた1,484人について,罪名は問わずいずれかの再犯を行った者の比率である再犯率は20.7%であった。性犯罪再犯率は13.9%であり,全再犯を行った者のうちの約7割を占めていた。

約8割は再犯すらしていないし

性犯罪をしなかったでいえばほぼ9割近くがやっていない

2024-03-11

難関大学中退者には性犯罪者と同じ評価を下す

性犯罪者に対する社会の風当たりは厳しい。 最近四谷大塚講師Mが女子生徒をロリコン性犯罪者グループに売ったことで 中学受験業界全体が揺れている。 Mはおそらく大した罪には問われないだろう。 だからこそかも知れないが、「Mを死刑しろ」という声が絶えない。

なぜだろうか? それはきっと、以下2つの理由によるものだろう。

1.性犯罪社会にとって危険である

2.性犯罪者はどうせまた再犯する

1は自明だが、2の理由はなんだろうか?

そもそも犯罪者とは何だろうか? それは、犯罪を冒した人間のことである。 ではなぜ人は犯罪を冒すのだろうか? それは、犯罪を冒すことがその人にとって有益だと判断されたからだ。

ふつうの人は犯罪を冒さない。 なぜならば、犯罪を冒さなければ平穏生活が手に入るからだ。 言い換えると、ふつうの人の中では平穏生活が手に入ること > 犯罪を冒すこと という不等式が成り立っている。 しかし、犯罪者にとってはこの不等式が逆になっているのだ。 特に性犯罪のように意思を持って行わなければ成立しないもの場合はそうであるといえる。

この不等式は、ふつうの人にとっては絶対に逆にならないものだ。 でも犯罪者にとっては逆になっている。 これが何を意味するかというと、犯罪者は明らかにふつうでない感覚、あるいは人生観を持っている ということだ。

なぜだろうか? それはきっと、脳の気質レベルでなにかがふつうではないからだろう。 だから犯罪者のこの気質修正不能であり、 犯罪者はどうせまた再犯するということになる。 事実性犯罪者再犯率は極めて高い。

対象者のうち,調査対象となった性犯罪事件裁判確定から5年が経過した時点において服役中等の者を除いた1,484人について,罪名は問わずいずれかの再犯を行った者の比率である再犯率は20.7%であった。性犯罪再犯率は13.9%であり,全再犯を行った者のうちの約7割を占めていた。

昨今、東大京大といった難関大学中退する人間が目立つようになった。 SNSの影響うんぬんの前に、はっきりいって、頭が悪いんだろうと思っている。 ガイジと言っていい。

大学を22歳で卒業し、大学院を24歳で卒業するストレートに失敗する要因としては、 浪人留年中退の3つがあるが、 このうち就職における影響は、大きい順から 中退留年浪人となる。

中退は、そもそも高卒と同じ扱いになっているからというのもあるが、 特に難関大学においては別の理由もある。

難関大学卒業して、例えば京大卒になることと、 中退して高卒になることには大きな開きがある。 人生は全く違ったものになるだろう。 しかし、彼らはそれを放棄して中退という道を選んだことになる。 つまり彼らは、難関大学卒業して輝かしい学歴を手に入れることより、 中退して勉学の苦しみから解放されることを優先したのだ。 これは明らかにふつう感覚ではない。 これらの高みにたどり着くために、多くの人は子供の頃から塾に通い、 時には泣きながら勉強して、 それでもなお届かずに諦めたのだ。

日本大学卒業することはそう難しいことではない。 だから、あと少しだけ努力すればその高みに届いたはずなのに、 それすら辛いという理由放棄して中退してしまったということになる。

これは、平穏生活を手に入れることを難関大学卒の学歴を手に入れることに対応させて、 犯罪を冒すことを中退して楽になることに対応させれば、 性犯罪者論理と全く同じことに気づくだろう。

難関大学中退する人間は、大抵の場合仕事が出来ない。

これは以下のような理由による。

まず、仕事をするためにはそのプロダクトなりビジネスを ある程度はジブンゴト化する必要がある。 難関大学中退者というのは、自分人生という最重要プロダクトすら まともにジブンゴト化出来ずに放棄した人間であり、 このような人間が しょせんは他人定義したプロダクトなどをジブンゴト化することが出来るはずがあるだろうか(いやない)。

次に、なぜ彼らが大学中退することを選んだかというと、 これは大抵の場合勉強が嫌だったからだ。 彼らは多く場合アスペルガー気質があり、 好きなことはとにかく熱中するが、嫌いなことは絶対にやらないという 傾向がある。 このような傾向は、仕事をする上では致命的となる。

一方でふつう人間というのは そのような近視的なもの見方はせず、 より高い視点物事を見ることが出来る。 つまり自分人生にとって卒業ないし学歴がどういう価値があるかという包括的視点ものごとを見ることが出来るから、 興味のない科目や授業があったとしても、ある程度は受け入れることに成功し、 単位を落とすまでには至らない。

最後に、彼らは努力出来ない。 これは、嫌いなことに対して努力することが出来ないということでもあるが、 彼らは内心、中退したことを悔いている。 この後悔は、履歴書門前払いされるごとに深くなっていき、 次第に、こんなはずじゃなかったという思いに支配されることになる。 世の中のほとんどの大人は、もっと勉強して少しでも上位の大学に行けばよかったと後悔しているのである。 であれば、大卒になる権利すら自分放棄してしまった人間の後悔というのはこの比ではなく、 場合によっては自分を認めない社会に対する恨みすら抱くようになる。

このような人間は、中退せずに難関大学卒業した人生と、今の人生比較してしまい、 今の人生をこれ以上改善しようとは思わない。 なぜならば、その努力は、前者の場合に比べて報われる可能性が低いと考えるからである池江璃花子白血病から立ち直り、世界水泳に出場するまでに復活をしたが、 大抵の人間白血病になったら、仮にそれが治ったとしても、またトップレベル選手を目指そうとはならない。 なぜならば、白血病治療において抗がん剤放射線治療をした影響によって 自分身体は確実に弱化しており、努力しても虚しいだけだと考えるからである。 こうした状況において最大の努力をしてトップレベルまでカムバック出来るのは、 池江璃花子池江璃花子からに他ならない。 ふつう人間は、今日ほんの少し疲れているだけでも、今日はお休み明日から本気出すと言って それを繰り返すものである

では、低学歴はどうだろうか。 低学歴も、高学歴になることを諦めているのだから、 同様の論理適用出来るのではないかと思うかも知れない。

その考えは、大体は合っているが、性犯罪者というほどにはならない。

東進林修は、最後の授業においてこのようなことを言うらしい。

「これから一ヶ月間、必死勉強しろ必死勉強すれば、結果がどうであれ、人生の糧になる。 必死勉強しなければ、結果がどうであれば、 自分は一ヶ月間すら必死努力出来ない人間なのだと 生涯苛まれることになる。」

この論理学歴の高低に適用すると、 仮に必死勉強した結果が低学歴なのだとしたら、それは別に構わない。 しかし、必死勉強せずに低学歴なのだとしたら、その人は確実にだめだということになる。 ただ残酷なことに、最大に努力した結果低学歴なのだとしたら、 それはやっぱりだめということになるから結論として低学歴はやっぱりだめということになる。

実際、使えるか使えないかは概ね出身大学偏差値と相関がある。 特に論理思考力など仕事をする上で重要能力は、 低学歴の人には備わっていないことが多い。 生まれつき知能指数が低い場合受精しかやり直すしかないが、 そうでない場合でも、思考力というのは思考しなければ養われることはない。 難関大学問題思考力を要求するため、受験生の中には その訓練のために難問を何時間も考え続けたという経験をしたものが少なくない。 中学受験出身者の論理思考力が高いのは、膨大な量の論理パズルを幼少期に訓練しているからだ。 だから低学歴基本的には使えない。

しかし、その使えない度は、難関中退者よりはマシだとは言える。 大学受験は時の運もあるし、環境によって十分な準備を出来なかった人もいるだろう。 それに、大卒高卒の差に比べれば、大学偏差値の高低はそこまで大きな問題ではないから、 誰しもが最大限の努力をするという前提には無理がある。 実際、マーチ関関同立レベルで十分に高学歴という価値観を持っている人の方が大多数であることは間違いない。

から偏差値が低い大学出身人間でも、 大学に入ってから努力をして、そこから伸びてくるというケースはある。 しかしそれは決して一般的ではない。

2024-01-21

anond:20240117123723

アホなブコメが並んでるな。数字読めない人は絡まないほうがいい。

性犯罪有罪者を5年間追った時の性犯罪再犯率強姦0.9%小児強姦5.9%強制猥褻8%小児猥褻9.5%痴漢36.7%盗撮28.6% H31の性犯罪被害申告率14%なので再犯未発覚分も考えると更に多いはずhttps://hakusyo1.moj.go.jp/jp/62/nfm/n62_2_6_4_4_2.html

元増田資料1は1948年2006年資料で、H31年 性被害申告率でさえ14%なのに申告率何%なの。資料2も2年以内の懲役刑再犯に限っていて、執行猶予罰金条例違反になるタイプ強制わいせつはカウントしていない。

未発覚分や申告率は再犯だけでなく初犯にも同じような率で掛かるのでキャンセルアウトされる。むしろ警察情報持っている点と、処分が重くなるのでその手の暗数考慮すると小さい方に動くと解釈するのが妥当

2024-01-19

anond:20240118212509

身も蓋もないことを言うと両者とも無意味な論争

日本犯罪統計統計としてアテにならんのです

諸元にならない

特に性犯罪は参照する価値が無い

 

まず日本統計精度の低さ

政府行政機関数字捏造して出します。

経済統計ダブルカウント最近話題になったけどこんなもの氷山の一角

為替取引をやっている人は知っているけど為替は各国の経済統計の発表で値が動くが日本だけ例外であらゆる統計指標市場から無視されてる。

物価雇用統計

すべてデタラメなのはみんな知っている。

程よく市場が動かない数字しかさないのが日本様式美

 

犯罪統計で言えば1999年に犯罪件数が激増している。

急に治安悪化したのではなく、国会被害届の不受理問題となり被害申告の適正受理通達されたため急増。

それまで各警察署警察庁から犯罪認知件数の上限ノルマが課せられていた。

統計数字を調整するため受理してもよい件数が定められている。

国としては統計上の犯罪発生件数抑制したいから。

 

さら性犯罪日本固有の問題がある。

被害申告率が異常に低い。

増田Aも書いてるが、暗数

推定で96%の被害者が泣き寝入りしている、犯罪統計としてカウントされていない。

韓国日本同様に低いがアメリカはほぼ半数の被害者が被害届けを出す。

理由は様々あるが、日本の恥の文化、皆保険制度公判維持の難しさ。

外国性犯罪被害者は保険請求をする。

しなきゃ治療費は全額自腹でアメリカだと数百万円が吹っ飛ぶ。

保険請求には警察被害申告レポートを添付しなきゃならないので被害届が出される。

日本は皆保険制度なので被害届を出さなくても病院で見てもらえる。

病院通報義務も無い

 

日本性犯罪裁判同意性が争われる

死ぬ気で抵抗してなければ合意が認められてしまう。

裁判所の理屈としては

「なぜ必死抵抗しなかったの?嫌なら抵抗すればいいじゃない、全力で抵抗したら相手は諦めるでしょ?暴力?殺される?傷害殺人法律で禁じられてます、もし殴られたり殺されたら警察捜査して犯人逮捕して裁判所が処罰を与えますよご安心を」

キチガイ理論だが実際に日本司法はこういう理屈になってる

これを乗り越えて訴訟が成立する見込みのある案件しか受理されない、起訴されない

デートレイプほぼほぼ却下される

このような環境なので警察性犯罪被害届受理したがらない

 

かつ犯罪統計認知件数カウントされるには加害者検挙されなきゃならない

日本検挙率は2割程度

 

まり事件の4%しか被害届が出されなくて、出しても2割しか検挙されない

統計として使い物にならない

 

年次比較でも意味がない

毎年警察庁から「今年度の集中案件」が通達される

今年は交通違反を集中してやる、窃盗犯に注力せよ、みたいな年次テーマが出される

から数字がブレブレなんです

外国犯罪統計の推移と比較したらわかるよ

 

あと、実刑受けると犯人は沢山法律勉強します。

まらないコツを掴む

立件されないコツがあるのを知る

 

まり犯罪白書の性犯罪再犯率なんて議論ベースに成らんのよw

ぶっちゃけ99%の犯人が逃げ切ってるんだから再犯率どーこーを議論しても意味がない

anond:20240118212509

身も蓋もないことを言うと両者とも無意味な論争

日本犯罪統計統計としてアテにならんのです

諸元にならない

特に性犯罪は参照する価値が無い

 

まず日本統計精度の低さ

政府行政機関数字捏造して出します。

経済統計ダブルカウント最近話題になったけどこんなもの氷山の一角

為替取引をやっている人は知っているけど為替は各国の経済統計の発表で値が動くが日本だけ例外であらゆる統計指標市場から無視されてる。

物価雇用統計

すべてデタラメなのはみんな知っている。

程よく市場が動かない数字しかさないのが日本様式美

 

犯罪統計で言えば1999年に犯罪件数が激増している。

急に治安悪化したのではなく、国会被害届の不受理問題となり被害申告の適正受理通達されたため急増。

それまで各警察署警察庁から犯罪認知件数の上限ノルマが課せられていた。

統計数字を調整するため受理してもよい件数が定められている。

国としては統計上の犯罪発生件数抑制したいから。

 

さら性犯罪日本固有の問題がある。

被害申告率が異常に低い。

増田Aも書いてるが、暗数

推定で96%の被害者が泣き寝入りしている、犯罪統計としてカウントされていない。

韓国日本同様に低いがアメリカはほぼ半数の被害者が被害届けを出す。

理由は様々あるが、日本の恥の文化、皆保険制度公判維持の難しさ。

外国性犯罪被害者は保険請求をする。

しなきゃ治療費は全額自腹でアメリカだと数百万円が吹っ飛ぶ。

保険請求には警察被害申告レポートを添付しなきゃならないので被害届が出される。

日本は皆保険制度なので被害届を出さなくても病院で見てもらえる。

病院通報義務も無い

 

日本性犯罪裁判同意性が争われる

死ぬ気で抵抗してなければ合意が認められてしまう。

裁判所の理屈としては

「なぜ必死抵抗しなかったの?嫌なら抵抗すればいいじゃない、全力で抵抗したら相手は諦めるでしょ?暴力?殺される?傷害殺人法律で禁じられてます、もし殴られたり殺されたら警察捜査して犯人逮捕して裁判所が処罰を与えますよご安心を」

キチガイ理論だが実際に日本司法はこういう理屈になってる

これを乗り越えて訴訟が成立する見込みのある案件しか受理されない、起訴されない

デートレイプほぼほぼ却下される

このような環境なので警察性犯罪被害届受理したがらない

 

かつ犯罪統計認知件数カウントされるには加害者検挙されなきゃならない

日本検挙率は2割程度

 

まり事件の4%しか被害届が出されなくて、出しても2割しか検挙されない

統計として使い物にならない

 

年次比較でも意味がない

毎年警察庁から「今年度の集中案件」が通達される

今年は交通違反を集中してやる、窃盗犯に注力せよ、みたいな年次テーマが出される

から数字がブレブレなんです

外国犯罪統計の推移と比較したらわかるよ

 

あと、実刑受けると犯人は沢山法律勉強します。

まらないコツを掴む

立件されないコツがあるのを知る

 

まり犯罪白書の性犯罪再犯率なんて議論ベースに成らんのよw

ぶっちゃけ99%の犯人が逃げ切ってるんだから再犯率どーこーを議論しても意味がない

anond:20240119012807

少なくともこのケースについて、泣き寝入りに関しては按分で分母分子に同じ率かかるくらいで妥当と思われる。

泣き寝入り以外で漏れるやつは再犯のほうが初犯より処分が厳しくなって暗数が少なくなるのは言えそうだから少なくとも暗数入ってないか再犯率が高めに出てるとは言いにくいと思う。

anond:20240118212509

政府性犯罪はその再犯率多寡に関わらず喫緊に取り組むべきものとしているので割とどうでもよいテーマである事実事実として正しい理解をしていれば多寡を気にする必要はないです(最後感想)

これはもちろんそんなことなくて、多寡を気にしないことで正しい理解を妨げ性犯罪者を悪魔化した結果、性犯罪者の社会復帰を妨げて性犯罪以外の犯罪による再犯惹起しているので、たいへん重要テーマである

anond:20240118212509

ちなみに、なぜ近年になって政府捜査機関(処遇機関ではない点に注意)が再犯防止を叫ぶようになったのかというと、犯罪が激減してるからなのよ。

ただでさえ少子高齢化で初犯者予備軍が減ってる上に、犯罪率のコホート分析を見れば分かるとおり後に生まれ世代ほど犯罪を犯さなくなってきてるから、初犯者がどんどん減ってる。(それ故に、再犯数や再犯率の低下にも関わらず再犯者率は増加している。)

好意的に見れば初犯が減って再犯防止に手を入れられるようになったと言うのかもしれないけど、再犯率の低下を無視して再犯者率の増加を悪し様に言い立ててることから予算維持のために民衆を欺こうとしてるというのが大方の見方

だいたい、再犯者率の増加はおおむね治安改善(初犯の減少)を意味するからな。

2024-01-18

性犯罪再犯率についてのコミュニティノート

真っ向から対立する2つの増田が急浮上した。この2つの主張についてソースを調べてみた。

便宜的に前者を増田A、後者増田Bと呼ぶ。

性犯罪の「再犯率」が高いという印象操作増田A】

https://anond.hatelabo.jp/20230628095342

性犯罪の「再犯率」が低いという印象操作増田B】

https://anond.hatelabo.jp/20240117123723

増田Aの要旨

  1. 同一人物が何度も性犯罪を犯す、また性犯罪を犯すのではないかという懸念再犯率ではなく同種再犯率でみるべき。再犯率窃盗でも再犯カウントされるからである
  2. H19犯罪白書ベースにした日本刑事政策研究会(刑政研)のレポート(出典1)によると性犯罪(強姦強制わいせつ)の同種再犯率は5.1%で他と比べて低い
  3. 再犯率比較すると同種再犯率は格段に減る(強姦32.0%→3%、強制わいせつ24.3%→6.5%)
  4. 性犯罪の再入率は法務省のR4再犯防止推進白書(出典2)によると性犯罪の同種犯罪による2年以内再入率はR2で5.0%で出所者全体の15.1%に比べて低い。最新(出典なし)でも同様
  5. 性犯罪の「再犯率」は高くない ②昔より再犯率、同種再犯率ともに下がっている ③デマを流して悪魔化するのは社会復帰の妨げになるので止めるべき と結論付けている

増田Bの要旨

  1. 増田Aは刑政研H19レポート根拠だが刑政研H27レポート(出典3)の「平成7年から26年の再入者の前刑罪名別の累計」では強姦で27.7%(強制わいせつを加えると35%),強制わいせつは32.3%(強姦を加えると45.5%)と跳ね上がる
  2. 1犯目の犯罪性犯罪でないものは同種再犯率ではカウントされない点が増田Aと異なる
  3. 性犯罪の2年以内再入率は低くても、強姦再犯期間は2年以上が70%なのでもってくる理由が謎
  4. 増田Aの統計には痴漢などは含まれていない
  5. 他の犯罪と同列に語る事が難しいのが性犯罪(カウントされていないものがある)

出典1 http://www.jcps.or.jp/publication/1903.html

出典2 https://www.moj.go.jp/hisho/saihanboushi4/r04/html/nt112000.html

出典3 http://www.jcps.or.jp/publication/2701.html

用語説明

犯罪白書は毎年発行されて統計を載せているが、H19の副題は「再犯者の実態対策」、H27の副題は「性犯罪者の実態再犯防止」でテーマが若干異なる。まず、以下に主要な用語をまとめる。

同種再犯率とは
再入率とは
再入者の前刑罪名別構成比とは

出典4 https://hakusyo1.moj.go.jp/jp/62/nfm/n62_2_6_2_6_2.html#h6-2-6-03

増田Aの問題

増田Aの出典は2つあるが、出典1では刑法犯(強姦強制わいせつ)のみを対象としており、出典2は性犯罪定義を「強制性交強姦強制わいせつ」としており、迷惑防止条例違反(痴漢盗撮等)が含まれていない。

従って、増田Aが結論づけている性犯罪の「再犯率」は高くありません。」については性犯罪定義一般認識よりも狭いといえる。

最新でも同様と言っているが、同種再犯率再犯ではなく再入で計算されており、実刑判決を受けず有罪判決のみのものが含まれていない。分母も出所者なのでH19データとの比較するのは不適切。加えて出典不明確で覚せい剤取締法違反出所不明である(ただしH25-H30は当方発見しており値としては近いものであることは確認できている)。

増田Bの問題

1.で「跳ね上がる」と表現しているがそもそも比較可能ものでない。同種再犯率も再入率も分母に再犯しなかった者の数が含まれているが、再入者の前刑罪名別構成比は再犯者のみが分母なので前2つよりも相対的に大きく評価される。跳ね上がった原因として「同種再犯率が1犯目が窃盗であるケースをカウントしないことによる過小評価がある」ことを挙げるなら、分母の差異による影響を何らかの形で除去しておく必要がある。

強姦再犯期間は2年以上が70%を占めるので2年以内再入率を使用することが謎という指摘をしているが、自身引用した刑政研H27レポートにおいて20年間の推移についても考察され、初入の者の割合が顕著に高いと言及されている。

5.について他の犯罪比較した場合性犯罪特有事情としてカウントされない泣き寝入りがあることを指摘している。人口あたりの発生件数のような評価指標で他の犯罪比較する場合においては過小評価考慮すべきものである。ただし、分母に罪名別有罪確定者や出所者をとっている増田Aの指標において泣き寝入り暗数の影響は分母・分子相殺されるとも言え、暗数再犯率過小評価させているという明白な根拠がない。

その他

再発防止推進白書性犯罪(痴漢盗撮は含まれていない)の再犯率について、高いとまでは言えないが再犯率の高低にかかわらず根絶は喫緊に取り組むべき課題と述べている。

性犯罪の2年以内再入率は2020年(令和2年)出所者で5.0%となっており、出所者全体(15.1%)と比べると低く、再犯率が高いとまでは言えない(特1-2-1参照)。しかし、その一方で、性犯罪は、「魂の殺人」と言われるように、被害者尊厳を著しく踏みにじる行為であり、その心身に長期にわたり重大な悪影響を及ぼすことから再犯率の高低にかかわらず、その根絶は、喫緊に取り組むべき課題といえ、性犯罪再犯防止に積極的に取り組んでいく必要がある。

結論

anond:20240118180114

性犯罪再犯率は看過できるものではない。

厳罰化を進めるべきである

これでいいか

anond:20240118143208

暗数考慮した場合再犯率は低い方に動く

分子けが大きくなるんだから高い方に動きやすいんじゃないの?

分子けが(暗数を加味した場合よりも)大きく計算されているのだから(暗数を加味した場合は)低い方に動くよ。

anond:20240118111823

安全側での評価:良くないこと(避けたいこと)が起こらないように評価する

例えば、おおよその見積もりが30000円のものを買いに行くときに、足りなくならないように40000円を想定して持っていくのが安全側。

この調査では、暗数再犯率が変わるリスクがあるが、再犯率を低く見積もってしまって対策をしなくなるのが危険

再犯率を大きく見積もっている(暗数がもし全部把握できたら再犯率が小さく再計算される)ということは安全側ということ。

狙ってやっていなくても加味したら安全側に動くのか、危険側に動くのかを把握していることは、漠然と「暗数入れていないかダメ」「暗数なんて言ってるのがダメ」というよりも正しい判断に近づくというのがわかると思う。

もちろん、大きければいいってもんじゃないよ。正確な数字が求められるのが一番いい。

anond:20230628095626

その通りだよ。その犯罪有罪になった者のうち同種犯罪前科があった者の占める割合、が本来見るべき数字。同種再犯率を各種比較しても何にもならん。

anond:20240118141159

それはそれとして性犯罪再犯率はやはり高いと思う

anond:20240118100149

1番目は痴漢盗撮含んでいないもの性犯罪で括るくらい雑だし、間違ってるかどうかの問題ではなく「信用できない語り手が印象操作を行なっている」という話。

しかもX(Twitter)で偏った思想を持ったインフルエンサーが「性犯罪再犯率は低い」と思わせるためのプロパガンダに利用してたという救いのなさ。

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