はてなキーワード: SEXとは
「なんで処女じゃないんですか」って。じゃあ逆に聞くけど、なんで童貞なんですか?
「その歳まで生きてきて童貞だなんて・・・」と馬鹿にするつもりはない。貞操を守るというのはおかしなことではないよ。
でも相手に処女を(執拗に)求めるのはどうなんでしょう?そりゃあ、男女ともに初めて同士でSEXするのが理想的ではある。しかしいままで努力せずに2次元にすがったり、肝心なところで逃げてきた人にどうして「処女・非処女」についてどうこう言われなくちゃならないの。それを言えるだけの何か、積み重ねてきたものがあなたにはあるんですかと問いたい。
何もしないで「金なし、意気地なし、女性経験なし、非処女は汚い中古はしね」なんて言ってる人は何を考えているんだろう。相手の過去まで欲しがろうとするのは子供のすることなんじゃないですか。
振られた。
自分としても、好きだというはっきりした感情があったわけではない。ただ一緒にいてこれほど楽な異性は今までいなかったし、どこか行くならまずその人と行きたいし、誘われればSEXもできると思った(生理的に付き合えないという人ではなかった)。別の友人に、「実はそれって理想的な相手かもよ?」と言われ、よくよく考えた上で、やっぱり異性としてちゃんと付き合ってみたいと思った。
自分も友人にそう指摘されるまでは、本当にいい友達でしかないと思っていて、向こうも完全にそう思っているのだろう。まあ普通に彼女がいる可能性ももちろんあるけど、少なくとも私にはいないと言っていた。というか彼女がいたこと自体がないらしい。それでも振られた。
なんならそのままヤリ捨てることもできただろうに、それをしないのはやっぱいい人なんだなあという思いと、大事な友人として見てくれてるのかなという希望的観測と、私って女として全く魅力がないんだなあというショックと、いろんな感情が渦巻いている。付き合いが長いので今後も普通に友達としてやっていくんだろうけど、人生で「友達以上には見れない」なんてセリフをリアルに言われると思わなかったので記念カキコ。
http://anond.hatelabo.jp/20130404122900
おもしろいね。戦略としては間違ってないし、20代女性も婚活市場には参加してきているので、
この辺は妊娠適齢期を軸に適正な年齢まで下がると思ってる。で、君へなんだけど。
Physical Attractiveness and Self-Esteem Attributions for Praise from an Other-Sex Evaluator
http://psp.sagepub.com/content/10/1/43.short
[Abstract]の部分だけでも翻訳してみて欲しいのだけど、
この調査では、女性に外見的な魅力があるからといって必ずしもアプローチがかかる訳ではない(美人なんだけど自尊心が低い女性が現れる)ということを考察している。
普通はさ、「美人さんなら自信たっぷりなハズ」って思うじゃない? いやそうじゃない女性もいますよ、という話。
『その集団で抜きん出て魅力的な女性』に一般的な男性はアプローチしない。
理由はいくつかあるのだと思う。私もあんまり魅力的な女性だと腰が引ける。
「うまくいくはずがない」って思うものだし「何か裏があるのではないか」とか「きっと上手くいかなくなるはずだ」みたいな想像もしてしまう。
いやぁお局さまには見合う男性がいなかったんですよ。
私は既婚なんで探すこともないのだが。
「私はどうやらアプローチされない女性らしいな」と考えて自己評価は下がる。
あと君の話とはずれるけど、逆に男性の場合、外見的な魅力をもった男性は自信家であるケースが多い。まぁ美男子の場合、女の子から評価されやすい、アプローチされやすい事で自信を高める訳ですね。
別の調査でも似たような傾向が見られる。
Cognitive processes underlying human mate choice
http://www.pnas.org/content/100/15/8805.full.pdf
こちらは「自己評価と相手に求めるスペックに相関がある」という話。
途中、グラフがあるのですが、
横軸は「自己評価」
縦軸は「相手に求めるスペック」
です。
この傾向は男女でみられる。
つまりね、君がいた婚活集団の中でイレギュラーにハイスペックだと、男性観点ではあまり近寄らない。
集団の大勢は(自分は平均的だ、と思っているので)、相手にも平均的な女性を選ぶ傾向があるのです。
ただまぁ、君自身、学校などで(つまり同世代の集団、若さというアドバンテージを生かせない集団)での評価が低かったりした場合、
君自身に問題があり、すべての男性に感づかれていたみたいな可能性もなくはない。
ただそれでも若さってのは婚活市場では優位に働くことには変わりがない。
http://anond.hatelabo.jp/20130404124228
若い女性を優先した方がマッチングが上手くいきやすいという背景もある。
これは「男は若い女が好きー」って話ではなく、『女性の理想を満たすには、若い女性に行かざるえない』みたいな話だけど。
これはそう。 そういう市場の方が健全ですよねw ぜひそうなって欲しい。
まぁ、この増田さんがいうように一般的な女性であれば(つまり男性からアプローチがかけられやすい女性であれば)若い方が有利です。
女性観点では『価値が下がる前に売り抜けた方がいい』のは当たり前でしょう。
はてなブックマーク - 【日本終了】小学5年の娘が小学6年の男とエッチした結果wwwwwwww|2ちゃんねる掲示板からまとめた結果
http://b.hatena.ne.jp/entry/nitosokusinn.blog.fc2.com/blog-entry-3838.html
なんかこの発言にスターが多いみたいだけど
>bobcoffee
>男の子にはヘタしたら相手が死ぬって教えんといかんよ。産める体に出来上がってないわけだから。
>13歳未満の性交が自動的に強姦になるのも母体保護の観点からでしょ。>小学5年の娘が小学6年の男
その頃から比べたら初経は早くなってるし体格も良くなっていて、
という発言が
少々文章が、わかりにくかったかな?
大抵の男は、「お泊りOK=セックスOK」という共通認識が男女間にはある、と(いままでの経験上)思っている。
言い変えると、女がお泊りをOKしたということは、女も自分と同じようにSEXしたいと思っている、と男は思うわけ。
すなわち男はお泊りOKをもらった時点で、「君の意思はわかった、その気持ちを尊重しようじゃないか、セックスしよう」ということになる。
ところが今回のケースをみると、その共通認識だと思っていた根本部分が違っていたらしく、「どうもそうではないらしいぞ、一体どういうことなんだ?」と男たちは戸惑っているわけだ。
わかったかな?
「お前の意思より、俺の性欲が尊重されるべき」
とは違うよね?
普段他人の人権意識の低さを嘆いたり憤ったりしてるはずの人間が、同時に「お前の意思より、俺の性欲が尊重されるべき」と考えている例が観察できる。
いやいや、違うよ。
本来、「お泊りOK=セックスOK」という男女間の共通認識だと(勝手に)信じていたのに、実はそうではないことに戸惑っているんだろ。
特に今回のケースの場合「おいしいご飯食わしてもらって温泉入れてもらって宿奢ってもらったんだから、少々抵抗はあるけど、セックスするのは女としての務めだ」って女は思っているはずに違いないと思っていたのに実は「タダ飯タダ風呂タダ宿ありがとー!あんた大好き!最高!、SEX?しないっていったはずですが何か」でしょ?ゆさぶりが大きすぎてついていけない男が多発してもおかしくない。
「陵辱セックス」だのそういうサイトが人気エントリーになってトップページに掲載
それだけならまあたまにあるけれども今回はサイト内画像を引用してしまって、SEX中の写真がデカデカとトップページに掲載される始末
エロサイトがこうやってトップに上がってくるのって防ぎようが無いのかもしれないけど画像についてはもっと敏感になって欲しいなあ
俺はオッサンだがはてブを見る時はそういう性的なコンテンツを一切求めていない 多くの人がそうだろう
だからむしろそういう性的コンテンツをはてブで目の当たりにすると結構ショックを受ける
性的コンテンツってそれを本人が「求めていない時」に見ちゃうと結構げんなり来るんだよね 人間ってそういう風にできてるらしい
まあそれはともかくとして、日本のwebサービスを代表するサイトのトップページにそういう画像がわりとデカデカと表示されちゃう今の仕様はよくない
http://anond.hatelabo.jp/20130207215052
とりたてて顔もかわいくない私の処女を誰が欲しがるんだろう。
表現が難しいんですが男性観点で「処女だから狙う」というのは無い。
ただ好きな女性が処女だったら嬉しい。なぜかというと大切にしていたものを私にくれたから。
そういう観点で考えると、処女のまま結婚したというケースの方が男性が尽くしてくれるケースが多いと思う。
だって「大切にしていたもの」をくれた人ですよ? そう簡単に裏切れますか?
そもそも「なぜ処女膜なんてものが人類に残っているのか?」って考えると、
「それが存在していた個体の方が生き延びやすいケースがあった」からだと思われる。
いやさ普通、無い方がいいでしょ、初めてのSexで血が出るとか。
衛生状態が悪かった時代だったら細菌が入るかもしれないし。処女膜なんて無い方が生き延びやすいでしょ。
が、現状でもあることを考えると、過去、処女膜がある女性の方が、生き延びる上で何がしかの優位さがあったんだと思う。
今もあるんではないかな?
で、上記の考えになった。
まぁ処女に尽くさない男性もいるだろうし、そういうのは酷い男だなとは思う。 君が誠実な男性に出会えるといいなと思うよ。
男性観点だと割と楽というか「自分の処女にはぶっちゃけ5億円くらいの価値が」みたいに価値が釣り上がったりしない。 なんなんだよそのバブルは。
女性観点で「ついてる方が生き延びるのに優位に働いた」という事があったんだと思う。
君も感じているように、価値を感じる男性は一定数いる(もちろん価値を見出さない男性も一定数いるよ)
単純に怖い、というのは正しい反応だと思う。シングルマザーって大変そうだよね。
20代前半女性、婚活に参入 http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=72329
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処女膜の存在意義については、ロシアのメチニコフが、「精子の逆流を防止する為のもの」という説を主張している。どんなに性交回数を重ねても完全に消滅することはなく、「精子が確実に子宮に届くように、種族維持の役割をはたしている」という。
であるならば、逆に現代社会で「非処女の方が大事にされる」という事例をください。
全ての動物が処女膜を持ってるように進化してもおかしくないとは思わんか。
処女膜を持っている動物は人間とモグラくらいしか確認されてない(ほか事例あったらご指摘ください)
なにか人間の社会的な側面が形態に影響を及ぼした結果だと思うんだが。
(という発表をしてしまうと、社会的に殺されるので研究もされないのでは、とも思ってる)
でもそれに価値を見出す男性もいる、という事実から目をそらしてませんか。
他の人も書いてるけど、市場規模が違うよ。
男性向け性市場はかなり大きい。 一方、女性はアパレル産業が大きい。最近だと美容整形もかな。
http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20120629
404 Blog Not Found:作品から商品へ - 書評 - 職業としてのAV女優
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51804435.html
だから「女だからと言って体を売れば楽ができる」という社会ではなくなってきてる。
http://anond.hatelabo.jp/20130205114525
穢れは自然な物なの
これは同感です。 私がオシッコを入れたコップを例に出したのもそうで、
別に女性をコップに例えた訳ではなく、「どこにでも誰でも存在しますよねー」という事です。
別にコップに限らず人であれ、モノであれ普遍的にある感覚です。
そして穢れと清めは対なんだけど 清めは何になるのかな?
正しい日本語ではありませんでしたね。 ただ上記のように通じる人もいるみたいです。
もうちょっと前、高度な宗教が生まれる前の原始的な感情かな、とも思います。
そして清めはありません。あるいは「パートナーから愛される事」かな(相手は男性に限らず)。
清めになるのかは私は詳しく無いのですが、救いにはなるでしょう。
これは自然ですね。ただそれは相手と結婚した後、としておいた方が良いのでは?
「結婚してない男女のカジュアルSexも全然ありだぜ!」って感じ( http://twitter.com/#!/femibotjp/statuses/147645947466358784 )だと、
(嫁が非処女で悔しかった http://2r.ldblog.jp/archives/2940422.html)
昨今の草食系男子の主張のなかで「草食系なんじゃない、肉じゃないだけだ」(http://matome.naver.jp/odai/2133896287031611701)みたいな主張があってなるほどな、と。
「非処女は価値が下がりますよ」みたいな価値観がある程度ないと、
男の甘言でかるーくSexして価値を下げちゃう人が増えると思うのです。
(別の増田でしょうが。この辺から http://anond.hatelabo.jp/20130202215052
「男性からSexを求められる素敵な私♪」みたいな勘違いがあるように感じられました
今のover30にはそういう残念な女性が多数いらっしゃると思う。
皆さん恋(or Sex)の数だけ幸せになれたんですかね?(あるいはなれそうですか?)
HPの写真では太そうに見えたけど、あんまり見た目のいい子よりも、ちょいブスの方が接客がいいしと思って予約の電話。
90分コースをとりたかったけど、その子は次の予約がつかえてるらしくて一時間後に60分コースのみしかとれないとの事。
しかたないので先にホテルに入って、待つこと一時間半。遅い。約束の時間を30分も過ぎている。そしてやっとドアをノックする音がきこえた。
これからはじまるエロルを思うとさっきまでのイライラが消えた。待ってましたとドアを開けると、そこに立っていたのは天使だった。
年は20前後、髪は黒。丸い大きな瞳は目玉を大きくするコンタクトの力か。
肌は白く、薄く血の色が透けて頬は健康的なピンク色。息が少しきれているのは、エレベーターのないホテルの3階まで急いでのぼってきたからか。
そして特筆すべきは、その胸の大きさである。服の上からでもわかる、隠しているのに隠しきれない巨乳である。これは早く脱がしたい。そう思った。彼女は俺のどストライクである。
遅れてすみませんとかしこまる彼女を、大丈夫大丈夫と唱えながら部屋にあげ、ベッドにこしかけさせた。
緊張のためか固い表情の俺と、勃起のために固くなった息子と、ニマニマ笑顔の彼女。後で話を聞くと、思いのほかイケメンだったので嬉しかったらしい。
話はそれるが、学生時代は童貞こそ回避したものの、リア充とは程遠かった。
社会人になって早数年、30も目前になりおっさんへの変態を徐々にはじめる俺の体であるが、無精のせいで伸びた前髪がことの他女子に好評で、思えば先日は2か月ぶりに会った他部署のお局から、いらぬ褒め言葉をいただいていた。
お金の受け渡しと店への電話を済ませ、タイマーの時間スタート。45分一本勝負である。足りない15分はプレイ後のシャワー時間。
尋常ならばこのあと、あたりさわりのない会話をして紳士を気取りつつ、内心では早くシャワーいかないとプレイ時間がなくなるなあ、されとてこちらからシャワー行こうと言い出すのは紳士にあらず、などと考えつつやきもきして、そのせいで嬢との会話もぎこちなくなる魔の時間帯が発生するのだが、彼女はタイマーを机の上に置いてすぐ、シャワー行こう♪と積極的。
俺は着てきたニットとTシャツとジーンズとパンツと靴下を即座に脱いだ。
そしてベッドに座って彼女が服を脱ぐのを眺める。
彼女は、早ーいだの、見られると恥ずかしいだのと、くねくねしながらゆっくり服を脱ぐ。
最初は服のせいでわからなかったが、彼女は思いのほかナイスバディーだった。
胸はGカップとHカップの間くらいで規格外のでかさ。それでいてウエストに無駄な肉は全くついておらず、尻は桃のように丸く大きい。その下に生えた足はすらりと長い。
こち亀の麗子の裸を思い浮かべて、顔をAKBの研究生の、中の上くらいに位置するロリ系の子にしていただければ、それがそのまま彼女である。
めっちゃスタイルいいじゃん!と繰り返す俺。そんなことないですよーと言って彼女は恥ずかしそうにおっぱいを隠しシャワー室へ向かった。
遅れてシャワー室へ入る俺。シャワーの温度を調節する彼女。シャワー室の白色光のもとに照らし出された彼女の乳首は、白い肌を見たときからの期待の通り、マンガのようなピンク色であった。
俺の息子は触れられてもいないのにさっきからフル勃起であり、彼女からしたら実に洗いやすいチンコであっただろう。
体を一通り洗ってもらったあとで気づいたが、グリンスとうがい薬がない。その事を指摘すると、あ、忘れちゃいましたすいませんと彼女は部屋へとりに戻った。
そこで俺は確信した。彼女が未経験入店二日目というのはどうやら本当らしいという事を。
先にシャワー室を出た俺は、ベッドの上で仰向けになって彼女を待つ。
ほどなくしてバスタオルを体に巻いた彼女がベッドのそばに来た。
おいでと促して自分の左に彼女を寝かせて、覆いかぶさるようにしてキス。
唇を重ねると彼女の唇はやわらかく開いた。誘いこまれるように舌を入れると、彼女も舌をからませてくる。
プレイ内容は省くが、それはデリヘルの域を大きく超えたものであり、魂と魂のぶつかり合いであり、コールアンドレスポンスであってno sex no lifeである。
俺の息子は彼女の悦びの声に迎えられるようにして、ゴムをかぶったまま中で果てた。
左腕で抱きよせると、彼女は俺の胸に顔をうずめた。
「ねえ、結婚しよう」
「えあたしと?いきなり?早すぎるw」
「じゃあ、一緒に暮らそう」
「いいよ」
「マジ?」
「うん、いいよ」
「やったあ」
「ていうか、軽すぎる、絶対遊んでるでしょ」
「そんなことない、俺は本気だよ」
「本当?」
「本当!今度、ごはんたべに行こう、そんで話しよう」
「そんなこと言って、体目当てとかでしょ?」
「違うよ、俺は本気だよ」
「いきなりだし信じられないし」
「じゃーわかった、待ち合わせに来てくれたら5万円あげる、体目当てだったとしても、そんだけもらえれば損はしないでしょ」
「じゃあ、いいよ ごはんたべに行こう」
その後、いろいろな話をして、タイマーが鳴ったのでシャワーを浴びて、連絡先を交換してホテルを出て別れた。
彼女は本気なのか。あんなにかわいくてスタイルすごいんだから、ものすごくモテるはずだ。俺なんかに今日会って今日惚れたなんて本当だろうか。
彼女は理由があって風俗の仕事をやめることはできない。付き合えたとして、俺は彼女の仕事に耐えられるのか。
彼女はただの金目当てで、5万円もらったあと飯だけ食ってふにゃふにゃ言って帰っちゃったらどうしよう。
彼女と連絡がつかなくて、店にも出勤しなくて会えるあてがなくなったら、俺は耐えられるのか。
ていうか俺自身、恋なんかじゃなくて体目当てじゃないのか。
そもそも、あんなアニメみたいなスタイルの人間が実在するのか。
この年になってこんなに悩ましい夜を過ごすことになるとは思わなかった。
http://minhyo.jp/hobosute/335/
読んだので書きたくなりました。
読むの面倒な人用のあらすじ
まだ、電車男が映画化もドラマ化もされる前。2chの有志達がまとめた電車男のまとめサイトを読んだ俺は、勝手に自信を持った。あんなのにかわいい彼女が出来るなら、俺にだって出来るだろうと。だってHERMESを読めないってバカにされていた奴が、たった数週間でオシャレっぽい服装になって、なんとか恋愛していたんだから。
それでやる気になった俺はまず、外見を良くしてみようと思い立った。外見と言えばダイエットだろうと思い、ジョギングを始めた。結果的にたいして痩せなかった。標準体重ギリギリオーバーだったのが、ギリギリセーフに変わったくらいだった。それでも運動は良い。自分の自信を保つ為にはかなり役に立ったと思っている。
ダイエットだけでは意味がないので、美容院にも通うようにした。毎月は行かなかったが、2か月に1回は行っている。髪型の指定も、雑誌の切り抜きを持って行った。最初は気恥ずかしいと思っていたが、持って行ってみると当たり前の事として対応してくれたから、色々説明するよりも楽になった。
さらに、電車男に触発されたわけだから、やっぱり服だ。それまでの俺は10年物の服をそのまま着ていたから、新しいものを買っただけでずいぶんマシに見えるようになった。ファッション誌を買い、そこに載っている店に行き、自分にしては結構高めの服を着た。一着でゲームソフトが一本買えるくらいだったと思う。オシャレな人に見せればあまり良い評価はされないだろうが、自分で買った高い服を着ているという自信が出た。
今までモテなかった奴が、ちょっと外見に気を使ったところモテるわけがない。それなりに頑張っても生活は一向に変わらないので、いっそのこと風俗に行くことにした。やれば変わる。そんな風に思っていたのかもしれない。
せっかくだから高級なところにしようと思い、吉原に行った。6万以上だ。その金額には全く不満は無かった。俺の童貞はそれぐらいの価値がある。そうでなければ困る。普通にSEXして帰ってきたわけだが、どういうことか全然喜びが無い。どうでもいいことに大金を使ってしまったような喪失感だけが残っていた。
だが数日して、猛烈な性欲が襲ってきた。とんでもない性欲だった。それの為ならまた大金を払っても良いような気がしてしまう、それぐらいの性欲が襲ってきた。だが、自分の理性は残っていた。安いところにしよう。その程度の理性は残っていた。
その後に行ったお店は、前の1万くらいで行けた。安くてカワイイが売りのようだったが、全然ダメだった。すごく事務的にSEXされたようだった。値段の差は、サービスの差・演技力の差だったのだ。それからは風俗に行くのをやめた。大金を出して演技をしてもらいに行くのは無駄だと思ったのだ。自分が大金持ちになったら行くかもしれないけど、今の自分には大きすぎる出費だ。
でも、風俗に行ったことによって女性への考え方が大きく変わった。リアルに、目の前で、自分の肌で、エロいことをしている女性を感じたせいか、世の女の子を本当の意味で性の対象として見られるようになったのだ。それはAVやエロゲでは得られないリアルな感情となった。ほんの少しだが、ナンパしてる奴らの気持ちが分かったような気がした。
風俗を体験し、本当にリアルなモテたい気持ちを持った俺は、「モテる技術」という本を読んでいた。かなり分厚い、だが実践的な恋愛マニュアルだ。モテたくてコミュ症な人はこれを読んだらいいと思う。
さて、「モテる技術」の内容は結構単純である。目に付く女の子には声をかけまくって、反応があったら楽しませて、仲良くなったらSEXに持ち込め、という感じ。それだけならよくある情報だけど、著者がモテないオタクだった過去があるから、リア充コミュ充みたいに「なんとなく流れで」とかではなく、じっくりしつこく説明してある。ググれば書評みたいなものがあるだろうから、ここではあんまり説明しない。
で、とりあえず誰でも声かければいいことが分かったけど、そんな勇気は特にない。だから、女の子を見たら、全員好きな子だと思うことにした。無理やり好きだと思い込むために、女の子を取り囲む大きなハートをイメージしていた。職場の子もコンビニの店員も電車で近くになった子も全員。そうすると自分がちょっと変わってくる。仕事なら易しく接するようになるし、店員さんにも優しく「ありがとう」とか言うし、話しかける予定の無い子でも、褒める場所を探してみたりする。
これは効く。何度か同じように接していると、だんだん向こうから親しげに話してくるようになった。ならない人も多いけど、数人にでも効果があると嬉しくなって続けられるようになった。本当のリア充は、これを素でずーっと続けられる人なんだろうと思う。
そんなモテ実験をしていたころ、俺はとあるバーに通うようになっていた。バーと言っても小汚い路地裏の奥にある、カウンターしかない安いところだ。職場と家の往復になっていた人生を少しでも改善しようと思い、学生時代の友人に連れて行かれた店に通うことにしたのだ。とは言うものの、行ったところですることが無い。マスターとも話題が合わない。だから俺は、とりあえず酒を飲むことにした。
バーというからには酒の種類が多いわけだ。だったら色々飲んでやろうと思い、毎回違うものを頼んでは飲んでいた。週に一度、3~4種類の酒を飲む。すると少しずつ味が分かってくる。それで酒好きなマスターと酒の話題で盛り上がれるようになった。盛り上がるといっても、マスターの上機嫌トークを聞くだけではあったが。
順調に常連客となっていったわけだが、路地裏の小さなバーなんてのは、常連客しかいない。本当にいない。いても誰かの紹介だ。そうなると一種のコミュニティとして機能してくる。他の常連を電話で呼んだり、常連の友達と知り合ったり、付き合ったり、喧嘩したり、色々なことが起きている。そして俺もその中の人として、だべったり、笑ったりして過ごしていた。
彼女と出会ったときは深夜だった。たぶん2時近く。いつのも常連と一緒に飲んでいた時に、酔っぱらった彼女が入ってきた。マスターは嫌な顔をしていた。酒癖が良くない女の子らしい。ふーんと思って、どうもーとか挨拶してたら、急にほっぺにキスされた。
なんだ?意味が分からん?なんだこれ?は?俺?なに?好き?キス?おれ?
という具合に、俺はパニックになっていた。キスなんて風俗以外ではしたことないのだ。彼女は何か酒を注文し、少し飲み、俺と少し話をして、ケータイで友達に呼ばれ、その店を出て行った。マスターは赤くなった俺を見て、にやにやしていた。
次の週、またその店に行くと既に彼女がいた、他の常連とネズミの国の話で盛り上がっていた。俺も少しその話に交じり、ネズミの海には行ったことが無いことを話した。結構酔っていたのかもしれないが、「行ったことないから行きたい!一緒に行こう!」などと、全力でデートの誘いをしてしまっていた。
それから数週間後、本当に二人でデートしてしまったのだった。自分で行きたかったこともあり、デートだということも半ば忘れて単純に楽しんだのが良かったようで、彼女は家に遊びに来るようになった。
俺が毎週決まった曜日に、そのバーに来ることを聞いたようでその日に店に来て、そのまま俺の部屋に来るようになった。そうなればあとは雰囲気の問題で、何度目かに来た時、キスをして、服をはだけ、そうなる直前までいった。その時に。
「私の彼氏になる?」
彼女はそう言った。俺は面食らった。もうつきあってるような気がしていたし、自分の知っている告白シーンとはあまりにも違いすぎたからだ。俺はなんて答えたのかあまり覚えていない。「うん」とか「そうしよう」とか「なる」とかそんなような答えをしたのだと思う。そしてそのまま、なるようになったのだった。
SEX自体は初めてではない。玄人さんで済ませてある。でも、そうしておいて良かったような気もする。年齢の問題だ。10代でヴァージン捨ててる女の子相手に、童貞を隠せるだろうか。隠さないとしたらどんな反応になるだろうか。上手くやれれば問題無いかもしれないが、自分だったら変な不安と妙な期待で大失敗していたのではないかと思う。それはそれで、貴重な経験とも思えるけど。
モテるために色々やってきたけど、付き合ってからどうしたらいいかについては、なにもやってこなかった。というより、そんなこと想像もしていなかった。付き合う前なら、何の連絡が無くても、しなくても、どこにいても何の問題もなかった。付き合ってからは、やっぱりみんなちゃんと連絡を取り合うものらしい。1日に一回くらいは、メールなり電話なり直接会うなりするみたいだ。俺はそんなこと全然思ってもいなかったから、付き合う前と同じように、3日から1週間ほどの間をあけて、会ったり話したりしていた。
そうしたらあまり好きじゃないと思われたようだ。本当に好きじゃなかったかもしれない。数か月後に別れることになった。その子と別れることは特に苦痛じゃなかった。でも、振られたという事実が自分を襲った。付き合ったのも振られたのも初めてだったから、その衝撃に打ちのめされたのだ。また、そんなことは普通の人なら10代のうちに経験することだという常識にも打ちのめされた。
どんなに悲しくたって、時間が経てばそれなりに戻るもので、俺はそれでも同じバーに通っていた。俺を振った彼女は来なくなったらしい。
俺は別の場所で、別の彼女を見つけた。今度はほんとに好きで、ちゃんと付き合ってる。バーのマスターに言わせると、「初めて会ったころはどうしようもなかったけど、勝手にどんどん成長してったな」ってことらしい。
成長は、した。モテるための技術を知った。リアルな性欲を知った。好かれる喜びを知った。振られる悲しみも知った。でも、根っこの部分はあまり変わらない。
モテようとするのは面倒くさい。青春が無かったことには改めて絶望させられた。
それでもやってみれば何とかなるもんだよ。その気になればね。