はてなキーワード: 家庭菜園とは
岩手で就職した俺は、何度か転勤をして長野に腰を据えることとなった。
軽井沢という洒落た別荘地の近くに勤務する俺は、独身ながら小さな庭付きの家も購入し、ずいぶんと浮かれていたのだろう。
小さな庭はまだ何も植えられていなく、少し寂しい。何か、食べられるものを植えたい。そう思って先輩に相談すると、先輩は静かに言った。
ラズベリーだけはやめておけ、と。
いつも笑っていた先輩が突然無表情になり放った言葉に、俺は困惑した。どうしてと問うと、先輩は答えてくれた。
奴らは繁殖力が恐ろしい。一度根を張ると、他の植物を食らいつくす勢いで増えていく。何も手をかけていないのに、だ。
世話をしなくていいなんて、まさに俺向きじゃないですか。そう茶化したのだが、先輩は無表情に首を振った。
何だか怖くなり、とりあえず俺は先輩の言うとおり頷いた。
その日の帰宅途中、煌々と明かりをつけている園芸店が目に入った。
軽井沢の店は閉まるのが早い。まだ営業中の店があるのかと中を覗くと、気のよさそうな男が出迎えてくれた。
聞き上手な男に促されるまま、最近転勤してきたこと、ここに住むことを決めたこと。そのために庭付きの家を買った事、園芸を始めようと思っていることなどを話した。
植物を育てる才能に乏しいと笑うと、男は一つの苗を取り出した。それは、ラズベリーの苗だった。
「長野はね、ブルーベリーの産地の一つなんですよ。でもね、ブルーベリーの苗は一種類だと受粉しない子が多くて。けれどね、ラズベリーなら一本でも十分受粉するんです。暑さにも寒さにも、虫や病気にも強くて手間がかからないんですよ」
鮮やかな緑色の葉を持つ細い茎の苗は、どこか頼りなさそうだ。こんな苗が、先輩の言うほどの繁殖力を持つのだろうか。
「ラズベリーの実には便秘解消や老化防止なんかの効果があって、彼女さんにも嬉しい物じゃないかな」
男の言葉に、俺はその苗をかごに入れた。たった一本の苗が、小さいとはいえ庭を覆うことはないだろう。
俺はその苗といくつかの野菜やハーブの苗、それから肥料などを購入して店を出た。
数日後、先輩に家庭菜園を始めたことを報告した。いくつかのハーブをプランターで、季節野菜を庭で育てていると伝えた。ラズベリーを買ったことは、言っていない。
余った苗と共に裏庭にそっと植えられたラズベリーは、他の苗と共にゆっくりと成長している。今年の収穫は無理そうだと思っていたのだが、五粒ほど赤く甘酸っぱい実が生った。二粒ほど腐らせてしまったが、栄養になるだろうと木の根元に捨てた。
それから三年の月日が流れ、徐々にラズベリーの苗は大きくなり、太くしなやかな茎を広げながら実をつける。
記録的な豪雨にも連日の猛暑にも、ラズベリーは負けなかった。ある時は他の植物たちが雨で腐ってしまったが、ラズベリーだけは生き残ってくれた。
よかった、お前は無事だったんだな。そう言って笑ったあの日、なぜ気が付かなかったのか。あれほどの豪雨にも猛暑にも耐えれる植物が、可愛いだけではないことに。
九州の支店、倉庫、取引先に大きな打撃を与えた地震。役職についていた俺は対応に追われ、時には出張で一ヵ月以上家を空けることもあった。
地震が落ち着いたころ、今度は豪雨での被災。度重なる災害の対応に、気づけば五年もの月日がたっていた。
ようやく一息つける状況になった俺は、枯れてしまった庭を見てため息を吐いた。
そういえば、裏庭はどうなっているだろうか。表にある庭は忙しくても多少手入れをしていたのだが枯れてしまった。何も手を入れていない裏庭は、もうとっくに枯れているだろう。そう思って裏庭を見て、俺は驚愕した。そこには、小さな森ができていた。
青々とした葉を茂らせる、木と呼ぶには細い緑の幹。蔦よりも硬くしなやかなそれは、間違いない、ラズベリーの枝だ。ラズベリーが、裏庭を覆いつくすかの如く増殖していた。
一緒に植えていた大葉や桔梗、百合の球根が埋まっていたはずの場所ですら、ラズベリーで覆われている。
震える足で裏庭に降り、俺の肩ほども高さのある茎をかき分ける。
俺が選んで植えた植物たちが、すべてラズベリーに覆われてしまっている。あれも、これも、そっちも、全部全部全部!
ぽとりと、何かが落ちた。それは真っ赤な実だ。ラズベリーの、熟れて腐った実。足元にはいくつものラズベリーの実と、おそらくそれらから発芽したのだろう苗。
一本でも十分受粉する。それなら、これだけの量があればどれほど受粉し、実をつけるのか。足元には落ちた実と、瑞々しいほどの苗。
気がつけば俺は、あの園芸店に向かっていた。俺が店に駆け込むと、男はあの日と変わらず穏やかな顔で迎え入れた。
ラズベリーが育ちすぎていること、実が山のように余ってしまっていること、新芽が次々と出て裏庭が覆われてしまいそうなこと。まくし立てる俺に、男は笑った。
「それの何がいけないのですか。実が余っているのならジャムにすればいい。嵩は減りますよ。冷凍して保存もできます。もし種の触感が気になるのなら裏ごしして、牛乳やヨーグルトドリンクに混ぜて飲んでもいい」
呆然とする俺に、男はそうだ、と手を打った。
「ラズベリーは手をかけてあげないとすぐに拗ねて他の植物にちょっかいをかけるんです。きちんと手をかけてあげてくださいね」
男に送り出され、俺は裏庭に戻った。
放置されたラズベリーは裏庭を覆いつくす勢いで成長している。俺の手には、真新しい剪定ハサミが握られていた。
あの日から六年。恋人もでき結婚した俺は、部下を持つようになった。
賑やかな食堂で、後輩は妻が作って持たせてくれたマフィンを頬張っている。
「それにしても、先輩の奥さんは料理上手ですね。このマフィンも、甘酸っぱいジャムが最高です」
「はは、ジャムはうちの庭で採れた新鮮な果物で作ってるから格別だろう」
「はい!そうだ、俺も家庭菜園を始めようと思うんですけど、なにかおすすめの植物ってありますか?できればあんまり手がかからない奴がいいんですけど……」
「そうだな、色々あるが…………ラズベリーだけは、やめておけ」
エクセルってどこまで使えるようになったら、
常温に置いていたコーラを飲んでワイルドだろー?って言えるようになるのかしら?
エクセルって奥が深いわー。
どうだい?
ワイルドだろー?
ってまたスギちゃんみたいに言ってみました。
でもさ、
思ったんだけど、
エクセルってなにができるかってより何がやりたいか!ってことに重きを置いた方がよくない?
あんな書店とかにあるエクセル大辞典なんて分厚くて持ってられないわ!
あれも重すぎるのよ。
古いアルバムのようにペラペラめくって見ても涙そうそうとはいかないわよね。
そして、
そのエクセレントエクセルマスターのところに滞在して別れ際に涙するって言うのが
ストーリーテーラー下條アトムさんが織りなす物語の定番の流れよ!
本当になにをもって使えると言い切れるか!
それが一番大事よ!
でもなぜか、
必ずしも同じ関数があるとは限らないし、
エクセル使ってないのに、
私、100年早いのよね、きっと。
ね?ワイルドでしょ?
うふふ。
もうすっかり目玉焼きベーコンレタストマトサンドは見かけなくなっちゃったけど、
そういう所って朝穫れの激安だから
そんだけキュウリも食べたら積み重なるってことよ。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
最近マイナスなものとお気持ち()が多くて気持ち悪いからみんなのちょっとした幸せとか教えて
100円拾ったとか燕が巣を作って雛がかえってかわいいとか小さい幸せ教えて
自分は昨日の夜買い物いったらひつまぶしが半額で買えて幸せだった、しかも美味かったしで2倍の幸せゲットした!良いだろ!
【追記】
・中学生の声~
朝弱いのに他人を思えるなんてええ奴やな!
・お菓子が~
お菓子作れるなんてすごいな!しかもうまくなんてプロやん!誇ってもええんやで!
幸せのお裾分けありがとな!
【追記2】
まさかこんなにもコメントもらえると思ってなかったから驚いたわ!
ここじゃないとこに幸せコメント書いてくれてる人達もありがとう、そこまで返信はできなくてごめんなさい
でもできたら今日だけでいいから幸せなことあったならいろんな人も書いてほしい!
なんで?ってみんなの幸せをみて自分ももっと幸せになりたいからやで!
暑い時に食うアイスはうまいよな!最近の冷凍食品のクヲリティってすげぇしそれが半額とか最高だよな!
食べ過ぎだけは気を付けるんやで!
・タルタルソース~
教えてくれてありがとうな!おかげで自分の晩御飯も決まってお互い幸せ!
食べ放題ってことはヨーグルト菌の種を育ててるんやな3日坊主の自分にはできないから尊敬するで!
体の健康にもいいらしいし幸せ2倍やな!でも食べ過ぎてお腹グルグルにならんように気を付けるんやで
・自宅焼肉~
洗い物のことまで考えられてるとかすごいな!
焼肉最高!
・食いしん坊
もし自分もなんか幸せなことあったら教えてな!今日食べたおいしかったご飯でもええんやで!
おぉ!紛失物発見おめでとう!
教えてくれてありがとうな!
・カッコウ~
自分の家の周りで鳥の声はあまり聞かないからそういう貴重な体験ってええな!
・目玉焼き~
半熟ええな!トロリとした黄身が口の中でも味わえる最高&幸せ!
自分半熟つくれない未熟者故つくれたなんてすごい!
きっと卵も半熟に作ってくれたこと他の卵に自慢したがってるかもしれんな!
・節電~
節約できたなんてすごい!!工夫ができるなんてかっこいいで!
余裕ができたお金で貯金もええな、でも自分のご褒美として何か買うのもええな!幸せの連鎖!
でもこれからもっと暑くなるから熱中症は気を付けてな、自分と約束やで
・家庭菜園~
ミニトマト育てたことあるけどな?自分緑の指もってないせいなのか育ってくれないんや
きっとこのコメント書いてくれた人は緑の指を持っててミニトマトもコメントしてる君に応えようと育っているはずや
でもまたやってみたくなったから苗買いに行ってまた育ててみようと思う!やる気にさせてくれてありがとうな!
・殺伐とした~
そんな君もまたその一人であることに変わりないんやで
そう思ってくれる心の広い君に出会えたことに自分も嬉しいでありがとうな!
【追記3】
きっと周りを見るのが上手なんだな!寝不足だけは気を付けてな!
・うんちがもりもり
快調快便!
・オレンジジュースが~
つぶつぶ入りってなんかうれしいよなわかるで!
もしよかったらどんな商品だったか教えてくれたら自分も買えてもっとうれしいぞ!
・やっと裏列界~
うーんと?よんでいるとパズルということはスマホアプリの方でいいのだろうか?ごめんな詳しく理解できてなくて
でも君が安定してクリアできるようになったということがうれしくてたまらないというのはコメントを読んでいてわかるで!
そこまで行けた時の達成感ってたまらなくうれしいよな!
・なくした時計~
お猫様さすが!!!
今日のお猫様のごはんは豪華にして見つかった時計のうれしさとお猫様が喜んで食べてる姿を眺めるので忙しくなりそうやな!
かわいいな!
自分は独身だし結婚できるような人間じゃないけどそのあかちゃんが幸せに生きられることを願ってるんやで!
長くなって読みにくいであろうなこれ
これを書いた増田良い奴って言うコメントもあったけどそれを言える君らもいい人に変わりない!自信もっていこうな!
書いてくれた人読んでくれた人に幸あれ!
人生三十年と少し生きてきて、ミョウガは食べず嫌いな食べ物だった。
食べず嫌いは嘘になるか。
5歳頃、一度だけミョウガを食べたことがある。母親が庭から(母の趣味は家庭菜園)ミョウガを取ってきて素麺の薬味として出してきたのだ。
それを食べた時の強烈な香りと味にびっくりし、吐き出してしまった。
ところが先日、ひょんな事から友人宅でミョウガを食べる機会に巡り合ってしまった。
実はミョウガは苦手なんですと言える雰囲気でもなく、腹をくくって口にしたところ、天啓が降りてきた。
なんだこれは。
優しい素麺の味わいを海苔とミョウガの香りがさらに上へと引き上げてくれる。
あまりの衝撃にすぐに二口、三口とあっという間に素麺を平らげてしまった。
友人が素麺随分好きなのねと笑いながら言っていたが、私はそれどころでは無かった。
こんなにも美味しいものをなぜ私は今まで食べず嫌いで食べてこなかったのだろう。
様々なレシピでもミョウガが美味しいという事をもっと宣伝すべきだと思ったが、案外ミョウガを推しているレシピは少ない。
考えてみれば、ミョウガは脇役であり、主役ではないのだから、当然なのだが、それにしてもこんなにも粋な脇役を見逃し続けていたのはなんと損の多い人生だったのだろうか。
やっぱ、家庭菜園といえば芋だろう。
配偶者と実母の不仲が不快のため、帰省が面倒なため、配偶者の実家近くに転居することにした。
相談したら、子に譲ろうと思い、保有していた土地に建てていいと、義父から言われた。
しかし、結果的に同じエリアの土地を買って建てたほうが総額は安く済んだ。家庭菜園としか使っていなかった更地に家を建てるのは面倒だ。
さて、本題。
その建設地と今の住まいと新居は、見つけた「ウェブ地図で緯度・経度を求める」によると、
「北緯○○度☆☆分△△秒東経○○度☆☆分△△秒」のうち、「東経○○度☆☆分」が一致してている。
Wikipediaによると、日本の経緯度原点による、経度1秒の長さは25.153129m。つまり25mプール1つ分ずれただけ。
つまりほぼ真北。こんな偶然があるのか? ちなみに緯度は21度違う。
道は直通ではないので、高速道路を使わないと2時間20分、高速道路をフルに利用すると1時間10分くらいかかる。
配偶者はよほどの用事がない限り、もう来ないと言っているが、北海道や東北あたりなら隣のエリア扱いとなる近さではないだろうか。
しかし、引越し業者も市役所の職員も、おおむね新居の住所が読めない。私も配偶者と知り合うまで、存在を知らなかった。
配偶者のほうがニュースをきっかけに割と早くから知っていたそうだ。
間に何市か挟んでいるとはいえ、真北(真南)だぞ。
きっと地元民の大半は、北のほうは、もはや人がほとんど住んでいない「山」だと認識しているのだろう。
同様に、転居先住人に、南のほうは海という認識があるのか疑問である。ちなみにずっと南下して赤道を超えるとニューギニア島になるようだ。
我が市とせいぜいその周辺、都心しか名前も知らない。興味も持たない。これが何の特色もない首都圏郊外の不人気都市の現状。
私の父方の祖母は御年80で、とにかく元気だ。
叔母一家(父の妹の一家)と同居している二世帯住宅で、掃除洗濯料理の全ての家事をこなし、面積の広い家庭菜園の管理をし、二日に一度は市民プールで泳ぎ、夏になったら近所の夏祭りに出店し、習い事をしていて友人も多い。
昔は小学校教師で、その縁で祖父と知り合ったらしい。今でも当時の教え子の方からの年賀状が届く。
スマホやLINEの使い方は少し不慣れだけれど、勤勉で好奇心旺盛で、若者の趣味に何の偏見も持たずむしろ興味を抱いている。
年末の紅白歌合戦では米津玄師のパフォーマンスを絶賛していた。
私が帰省して祖母の家に顔を出そうとすると、いいと言ってるのに毎回必ず車で送り迎えをしてくれる。
「少し痩せたんじゃない?ちゃんと食べなきゃだめよ」と成人済みの孫にお小遣いを握らせてくる。
「あなたが元気ならそれでいいの。東京で上手くいかなくたって、元気でいてくれれば何も問題は無い」
未だに大きな病気一つしていない、遠い地にいる祖母は今日も、背筋をピンと伸ばしてエプロンを巻き、山内惠介の演歌やドラマを見ながら溌剌と家事や趣味に勤しんでいるのだろう。
母も父も、「あれだけ元気なら100歳まで生きるんじゃないか」と冗談ともつかないことを言って笑う。
祖母と一緒に暮らす叔母もその血を受け継いでいるのか、もう成人する子供がいる世代だけれどジャニーズのコンサートに足繁く通い、お布施をしている。
だからいつか必ずお別れの時が来るのかと想像するだけで、途轍もなく悲しくなる。
余程のことが無い限り、私よりも先に祖母はお墓に入るだろう。
その時私はどうするのだろうか。祖母がいない人生なんて、考えても考え付かない。