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2018-12-03

M-1 2018 感想

見取り図 85点

受けていたが、ネタの展開は読めてしまって、知らない名前は後で何?と聞くのがわかってしまっているのであまり笑えなかった。この展開は2015年ジャルジャルもやっていた。覚えてないが他にもいくつもあるだろう。使い古されている気もする。ここに既視感があると全て既視感しかない。

悪口を言っても仕方なくて、十分上手くて受けていたので、審査員はもう少し褒めて欲しかった。トップバッターだし。じゃないと客も盛り上がれない。それが前半の点数の低さにつながったと思う。

とはいえ、この厳しさがなければM-1の緊張感と権威づけも出来ないので難しい。

しかし、いつでもこの厳しさを乗り越える組が現れてMー1の歴史がある。

結果、今回もそうなったわけだが、それにしても前半不利はどうしたものか。

スーパーマラドーナ 85点

ネタのチョイス。田中の方が実はヤバいやつ、という一点だけのボケなので、そりゃ最初に受けて後は盛り上がらんだろう。と思うのだが、予選では受けていたのだろうか。ラストイヤーで残念だが、今後はテッテレーでブレイクしてほしい。逆にいうと、これまでにその田中キャラを引き出せなかった武智の負けなのかもしれない。準々決勝のネタはよかった。

かまいたち 92

全体的に志らく審査の評判は悪いようだが、共感するところが多い。うまさはあったがあまり面白くなかった。前半で客が重いというのもあるかもしれないが、実は準々決勝の方が客は重い。決勝はテレビ向けに結構笑ってくれていると思う。で、その準々決勝のネタはめちゃくちゃ面白かった。それと比べると、このネタはそれほど面白くない。もちろん、うまいので笑いは取ったし盛り上げたけど、そこまでではなかった。やられた感はない。準々決勝のネタを是非見て欲しいし、どこかで披露して欲しい。

ジャルジャル 95点

ジャルジャルがとんでもなく面白いのは言うまでもないし、残念ながら伝わらない人も多いのも今さら言うまでもない。ジャルジャルファン的には今回のネタもきっちりと一般人向けにチューニング出来ていて良かったが、クオリティだけでいえば去年の方がはるかに高い。今回のはドネシア、ゼンチンというフレーズ面白さだけ。ルールチェンジの盛り上がりも2回。それに比べれば去年のネタは、ルールの複雑さ、その展開の仕方の絶妙さ、ポンピンと頭を撫でるという二つの回収要素などめちゃくちゃハイレベルだった。だからこそ伝わらない。その上での今年。

まあ、最終決戦に残って、2本目やったし、まあいいか

ギャロップ 92

面白かった。準々決勝と同じネタですでに見てたのに、決勝の方が面白かった。間が絶妙だったと思う。本番の緊張感がよりギャップを生んで面白さを増していた。と思ったが、そうでもなかったようだ。自虐が受けない、ってそんな法則あったっけ。ミキは?トレンディエンジェルは?まあ、最終決戦に残るネタではないか個人的ギャロップ活躍してたので満足。

ゆにばーす 90点

川瀬名人、緊張しすぎ。でもネタ構成面白かったし、ハラちゃんのしゃべくり面白かった。そういう意味見取り図、スーマラよりは個人的満足度はだいぶ高い。

ミキ 93点

正直ミキはあまり好きではない。ボケが本当に面白くない。あえてなのだろうけど。亜生カワイイキャラからあれぐらいのボケがちょうど良いのだろうか。笑いは全てお兄ちゃんで取っている。それなのに、ここまで笑いが取れる。そう言う意味では天才だ。

でも、審査員も言うようになったけど、ボケをもう少しひねった方が良いのではなかろうか。発想の凄さみたいなものが加わると最強だと思う。

トム・ブラウン 90点

勢いでやり切っていて良かった。特別面白いとは思わなかったけど、全体的に真面目な漫才ばかりだったのでとても気持ちよかった。でもそれ以上の感想はあまりいかな。

霜降り明星 95点

良かった。もうこのコンビは売れるのは時間問題状態だったので、やっとここできた、と思って嬉しい。ツッコミ粗品は19歳の時にピンでオールザッツ漫才優勝している天才。それにせいやが合わさったら最強。二人ともRー1出てるし。せいやすべらない話でMVS取ってたし。どうせ売れるなら早く売れた方が見ていて気持ち良い。嬉しい。

和牛 95点

ネタの展開、ツッコミ技術が凄まじい。よく出来た古典落語名人がやっているような漫才面白いのはみんな言ってるし知っているので、あえてケチをつけると、全てが計算し尽くされていてちょっと窮屈だ。でもすごかった。和牛オールザッツ漫才優勝コンビオールザッツの先見性はすごい。

審査員について

というか志らく問題について。

志らくはああい普通じゃない評価をするために呼ばれたんだろう。みんなが巨人や礼二のような審査したってつまらんじゃないか

ということを、受け入れられないのだろうか。息苦しい世の中だ。

とはいえ、みんなにたり寄ったりの評価でそれはそれで良いんだろう。

上沼恵美子はもう役割を終えたよね。お疲れ様でした。去年は特に良かった。

松本人志は、もう、ちょっとおじいちゃんですね。たぶん、もう出場者を可愛いと思って見ている。まあいいんやけど。面白いのは今でも面白いけど、もうそろそろ潮時かもしれない、と初めて思った。今年も和牛に入れるのは違うと思う。

最終決戦

ジャルジャル

去年も勝ったらこネタをやるつもりだったのだろう。ザ漫才でもやってたし。めちゃくちゃ面白いが、このタイプネタでは勝てないのもよくわかる。というか本人たちもわかっていると思うのだが。ジャルジャルのアホ要素を詰め込んでいるネタだが、それだけでは世間は受け入れてくれない。残念だが、もう何度も経験済みだ。

いつかのキングオブコントのオバハン連呼ネタもそうだ。めちゃくちゃ面白いのに。

やっぱり、1本目のネタと同じぐらいに奇跡的なネタを別の切り口でもう一本作らないと勝てない。例えば、2015年の1本目と今年の1本目を合わせるような。でもそんなの流石に無理だ。

2本目やって負けるのはファンとしても納得。福徳もすっきりしていたみたいなので良かった。

和牛

これも感想は1本目と全く同じ。古典落語名人芸。でも欲しいのはそれではなかったりする。欲しいものは何か。

霜降り明星

それが、この勢いと煌めき。眩しい。夢しかない。

ABC優勝ネタも含まれていて目新しさはないが、その頃よりはるかに洗練されているし、とにかく瑞々しい。これを求めているのがMー1じゃないのか。和牛はそりゃ面白いけど、獲るなら2016だったと思う。銀シャリじゃないやろう。と今更言ってもしょうがない。

世代交代をみんな喜ぼうよ。スター誕生したんだから。この二人は絶対裏切らない。天才が二人。奇跡的にコンビを組んだ。

僥倖僥倖僥倖! 

楽しみすぎる。

2017-12-22

童貞を笑っちゃいけないって理屈はわかるけど

やっぱり、こういう考え方がどんどん浸透していくと、いろいろと窮屈になって、お笑いなんかはいろいろ厳しいだろうなあと思う。

「いや、人を差別するような笑いはレベルの低い芸人のやることだ。人を傷つけない笑いはいくらでもできる」という人がいる。

かにそうかもしれない

だが、そういうことをいう人が「たとえば『笑点』が」とか言い出すとげんなりする。

笑点昇太師匠の「独身いじり」するのと、童貞を笑うのと、構造は全く同じだろうが。

童貞を笑うのがマッチョイズムなら、未婚の男性を「不完全」「人格問題がある」という立ち位置バカにして笑うのはどうなんだ。

小遊三師匠女性を徹底的に「性的欲望を満たす対象」として見ることで笑いを取っているようにしか見えないし、大月秩父の争いは地方蔑視だ。

まあ、そもそも古典落語なんて、現代基準では結構差別性をはらんだ笑いの世界なんだから、当たり前といえば当たり前なんだが。

出川哲郎の当たり企画に「出川イングリッシュ」という企画がある。

アメリカで、英語ができない出川哲郎が、片言の英語を駆使しながら街行く人に道を聞いて指示された目的地までいくというロケ企画だ。

必死に目茶苦茶な英語を駆使する出川必死に耳を傾けて、思いのほか親切な人が出てきたりして、なかなかにハートウォーミングな企画だと思われているし、事実そうなのだろう。

「人を馬鹿にしていない笑い」として例に挙げる人もいる。

しかし、なぜこれがお笑いとして成立するかというと、有体に言えば、出川常人の発想を超えたレベル「バカ」からだ。

それが証拠に、出川トンチンカンなことを言うたびにテロップで強調されて、笑いを誘う仕組みになっている。

まり、これは「バカ」上から目線で笑おうという差別性がきちっと含まれている。

出川本人は誰もバカにしていないかもしれないが、番組視聴者協同して出川バカにするのが基本構造だろう。

さて、ここで「『笑点』は差別的から内容を改めろ!」とか「出川イングリッシュ出川哲郎馬鹿にしてはいけない!」とか大声で主張する人たちがでてきて、しかも「私たちの主張に与しない人たちは遅れた差別主義者だ!」と騒ぎだしたらどうなるか?

みんな素直に「ああ、そうか。自分たちの中に潜む差別性に気づかなかったなあ。これからは考えを改めなきゃ」とは思わないだろう。

なんだか、うっとおしい住みにくい世の中になったなあ、と思う人も多いだろう。

そして、そういう不満が臨界点に達したとき日本にもきっと、トランプのような指導者が現れるんじゃないかなあ? と思う。

2016-12-09

古典落語はてなの茶碗」を映像

NHK攻めてるな

来客にお茶を出すか出さないかみたいな話なのかな

2016-08-28

http://anond.hatelabo.jp/20160828102333

古典落語の にはちそば とかさ。

わざとらしく、すするときに豪快な音をたてるから美味しそうなのであるよ。


音を立ててはいけないという考え方がそもそも間違ってると思うんだよなぁ。

2016-01-28

http://anond.hatelabo.jp/20160128042022

ニコニコ動画で、有名なボカロ曲をいろんな歌い手の人が歌うわけよ。

そもそもボカロが上手に歌ってる動画があるのに、なぜほかの人が歌うのか。

それは聞く側からすれば、その歌い手の声や伸びる高音、地を這う低音、素敵なビブラートに軽快なスタッカート

そういうものが違っていて、それぞれ素敵だから

同じ曲だからこそ、違いが際立って好きな部分がよく分かる。

古典落語もそういう話だよね。

昭和元禄落語心中」っていうマンガ最新刊あたりで

そういう話してるよ。

落語場合は、町人のなりきりをどう演じるかとか、そばをすする表現がどこまで似てるかとか

そういう楽しみがあるよね。

古典落語について

古典落語ってさ、わけわかんなくない?

何で知ってる話を二度も三度もやるわけ?

それを聞くわけ?

解釈がどうのうこうの。

それならわかる。僅かなアレンジを楽しめるのなら。

でも実際YouTubeで漁ると、知った通りの話を複数人がやってる。

そんなのが許される世界

同様の謎が古典音楽にある。

昔の人が作った音楽を、再現するらしい。

いくら著作権が切れてるからって、

それでお金をとっちゃダメだろう

http://anond.hatelabo.jp/20160128012158

2015-10-31

anond:20151030232618

古典落語なんて江戸後期から伝わってるのに普通に聞けるので侍が現代に来ても言葉だけは通じると思われる。

2015-10-16

テレビ局は、「お笑い」で視聴率を稼いでいるから...

(少なくとも現代の)お笑い芸人あたりは、ヨゴレ芸をはじめとして、人サマ(および抽象化したもの)を差別して笑いを取っているのが沢山...もっとも、古典落語でもアホを題材にしているものは沢山あるけど

矛盾させたら、テレビ局にとって簡単でオイシイだろう「バラエティ番組」が綻びてしまうからね。営利団体以上の尊厳を捨ててきているメディアにとって、都合の良い基準を使うことは必然かな。

http://anond.hatelabo.jp/20151016104153

チビ」はあまり聞かないけど、「ハゲ」「デブ」については、関連スポンサーを応援する意味でも、今後も差別対象にされつづけていくことかと。

2015-06-27

エロゲ界隈が15年前からほぼ変わっていない件

久しぶりに『批評空間http://erogamescape.dyndns.org/~ap2/ero/toukei_kaiseki/ )』を覗いてみたのですよ。

いやぁ~ 昔と変わりませんなぁ。

ノベルゲーだからテクノロジー上の大きなブレイクスルーがないのを割り引いても、ゲーム内容・ファンの意識には往年を偲ばせるものがあります

まず物語パターン古典落語歌舞伎並にテンプレ化されてるじゃないですか。

学園モノ、ファンタジー、ご令嬢、王妃、幼馴染、妹、メイド

パーツの組み合わせが変わってるだけなんですよね。GoogleDQNIBMワトソンでもシナリオ書けそうです。

次、ユーザー層。

ユーザーレビュー玄人はだしなんですよ。

ゼロ年代くらいのファン層がまんま繰り上がってオッサンになっている印象を受けます

発売日の延期、修正パッチネタにして騒げる人たちなんかは、ワシントン条約保護すべきでしょう。

エロゲ界隈は真性オタの牙城と言いますか、原理主義者の聖域のままであってほしいですね。

電車男以降、オタクライト化するのに抗して生まれた"キモオタ"概念が近年ベタになりつつあるのは懸案事項であります

オタキングダイエット成功したサブカル博士家族シェアするイロモノ』というキャリアを"詰んで"しまった岡田斗司夫には失望しました。

エロゲけが希望です。

経産省の旗振りのもと、AKB深夜アニメと一緒に『クール・ジャパン by 秋元康』なんていうプロモーションされたら海外のファンコミュ亡命します。

2014-08-23

どぶろっく痴漢関係」を読んで、思ったこと

Love Piece Club - どぶろっく痴漢関係

http://www.lovepiececlub.com/lovecafe/mejirushi/2014/08/19/entry_005292.html

話題になっていたので読んだ。

とりあえず、流し読みされやすテキストだと思った。

タイトルタレント名前が入っているので、人は集めやすいだろう。

下ネタ芸人の“どぶろっく”と性犯罪代表格“痴漢”という組み合わせもいい。

週刊誌における下世話な見出しを想起させる。

だが、肝心のタレントの話は、後半にならないと始まらない。

前半は自身痴漢体験談と「なぜ痴漢痴漢をするのか」という話。

興味深い話ではあるが、下世話な話を期待している人間にははっきり言って退屈だ。

その結果、適当に流し読みされて、間違った解釈をされるハメになる。

的を外した反論などを受けることも少なくないらしい。

話題になったテキストには、よくあることだが……。

特に“膜”についての話が話題となっている。

田房氏曰く、

「彼らにとっては、自分が相手に加害を加えているというよりも、
自分世界自分の半径1メートルを覆う膜のようなものの中に、女の子が入ってきた、という感覚なんだ」

という。

意見としては面白いが、論拠に乏しい。

引用している書籍取材されている強姦加害者は1人だけで、ケースとしては不十分だ。

それ以外では筆者の経験取材を論拠としているが、自己完結の域を出ていない。

「感じ」「感じた」という仮説的表現を多用していることが、その印象をより強調する。

それでも妙に説得力が感じられるのは、筆者の秀でた表現力が故だろう。

連続して「あの感じ」を使用するくだりは、映画を思わせる迫力すら感じさせられた。

実にドラマチックである

続けて“どぶろっく”について。

痴漢加害者の思考を“膜”の論理自己完結した筆者は、

これをどぶろっくネタもしかしてだけど』と重ね合わせる。

ここで筆者は『もしかしてだけど』の例として、次の二つを挙げている。

電車で前に座ってる女が白目をむいて寝ているが、もしかして、俺の股間を見て失神したのではないか」
「夜道で前を歩いてた女が、こちらを振り返って急に歩くペースを速めた。もしかして、俺を招くために部屋を片付けたいんじゃないのか?」

もしかしてだけど』を観たことがある人なら分かると思うが、

ここで用いられているネタは『もしかしてだけど』の中でもかなりエグい。

これらのネタは、全体の後半で用いられることが多い。

ソフトな『もしかしてだけど』に飽きてきた観客に向けられたカンフル剤的な役割を果たすためだ。

それがメロディ歌声もない言葉だけの状態で表記されているのだから

どぶろっくを知らない人には印象が良くないだろう。

事実Twitterでは、どぶろっくを知らない数人の方々が不快感を示していた。

YouTube公式動画が公開されているから、URLで紹介しても良かったのではないだろうか。

https://www.youtube.com/watch?v=qj3bCb4a_9w

当然、それでも不快に感じる人はいるだろうが。

「そんなどぶろっくがこんなに老若男女に大人気なのは痴漢などの性犯罪に関する知識が日本の世の中に浸透していないことの表れである。」

“膜”の論理を用いて、筆者はどぶろっく人気をこのように評している。更に、

「「どぶろっくを笑う世界」には、痴漢などの性暴力存在しないことが前提になっている。
同じ世の中にそういった被害は実際にあるのに、その被害とどぶろっくは別々のもの認識されていて、
観ている人たちの中で、まったくつながっていない。」

と、どぶろっくを受け入れている世間に対して言及している。

今年の4月になって“膜”と『もしかしてだけど』を結び付けた人とは思えない。

自らのことを棚に上げて、よく言えたものだ。

そして筆者は、

性犯罪者のことを「異常者」「一生治らない病気」「性欲によるもの」と片付け、
社会全体で無視し、代わりに間違った認識だけを広めているためにその実態を知る機会がない。
つまり性犯罪というもの性犯罪被害者に対してもマトモに向き合ってないということである。
そして社会全体が「女性に対しての侮辱」に対して徹底的に鈍感なことが、どぶろっく流行を力強く支えている。」

結論付ける。

社会全体が「女性に対しての侮辱」に対して徹底的に鈍感」であることは否定しない。

が、その理由として、『もしかしてだけど』の流行だけを用いるのは、些か無理がある。

そもそも、

「例えば、お笑い芸人ギターを持って
「老人の家に孫のフリして電話して助けを求めてみたんだ もしかしてだけど 間違えて俺の口座に振り込んでくれるんじゃないの」
と歌っても、面白くないし不謹慎だしお笑いとして成立しない。
それは、「オレオレ詐欺」という犯罪が実際にあることをみんなが十分に知っていて、
その犯人はこういう発想で犯罪をしているということがパッとつながるからだ。
そして同時に「老人に対する侮辱」も感じ、不快な気持ちになる。」
女子中学生痴漢に遭って「マジ痴漢ってなんなの?! ムカつく!」と言いながら、
どぶろっくを見て笑っている、という状況は異常だと思う。」

などの記述から察するに、筆者は演芸に関してまったくの素人だ。

少なくとも、犯罪モチーフとしたネタは少なくない。

古典落語の分野を見ても、『穴泥』『置泥』『締め込み』『出来心』など、

泥棒主人公演目は数多く存在している。

現代若手芸人たちも、犯罪を取り扱ったネタを幾つも発表している。

例えばおぎやはぎは、「俺さぁ、結婚詐欺師になりたいんだよねェ」とのたまい、

結婚詐欺師になるための方法を二人で思案する漫才を作っている。

しかも彼らのネタの中では、かなり評価が高い)

筆者は立川談志は「落語は人の業の肯定である」と言ったことはご存じだろうか。

ことによると、毒蝮三太夫存在すら知らないのかもしれない。

女子中学生のくだりも同様だ。

痴漢経験したことによる恐怖と怒りを、笑いが超越する可能性を完全に無視している。

それが果たして異常だろうか。

我々は、我々が経験した哀しい経験を、世の中の全ての作品に反映しなくてはならないのか。

不幸にもそうなってしまった人もいるだろう。が、そうじゃない人もいるだろう。

そういう人たちは異常というのだろうか。

性犯罪者を異常と切り捨てる世間批判した、その口で。

痴漢に対して苛立ちを抱いていることは理解できる。

だが、その感情正当化させるために、“演芸”という他ジャンルを荒らすようなことをしてはいけない。

最後に、重箱の隅だが、

私も2008年どぶろっくの「男の妄想」芸を観たときから面白いと思って笑っていた。どぶろっくが好きだった。
だけど、2011年から痴漢に関し調べるようになり、今年の4月に「刑事司法ジェンダー」を読んで、
やっとどぶろっく自分が遭っていた痴漢被害がつながった。
10代の頃からあんなに痴漢に遭っていたのに、どぶろっくを観ただけでは分からなかった。

どぶろっくが好きだった」という人が、

「やっと」「どぶろっく自分が遭っていた痴漢被害がつながった」という表現を使うだろうか。

別にいいんだけど。

2014-01-29

http://anond.hatelabo.jp/20140129214736

お笑いは、基本、全部差別だよ。

人を馬鹿にしたり見下したりするものなんだから

古典落語だって結局誰かを馬鹿にしてるだけ。

それをなんか、最近、格好良く、俺達はプロから、とか、いじめとかじゃなくて分かっててやってるから

とか、テレビで偉そうに言ってる奴には腹立つ。

違うだろ、そもそも差別をして馬鹿にして笑うのがお笑いだ。

それをやってる以上、その自覚を持たずに何がプロか。

2013-11-24

学問的な頭の良さと、ユーモア的な頭の良さの違い?

この二つは似てますよ。

その議論の前に一つ主張すると、学問的な頭の良さと、勉強的な頭の良さは大きく違います

学問的な頭の良さが「研究し、成果を出す」能力の高さなら、勉強的な頭の良さは「テストでいい点をとる」能力の高さではないでしょうか。


1.まず、答えのあり方について

確かにテストでいい点をとるためには「正しい解を効率的に一つ(またはあるだけ)出す」という能力が求められます

しか研究は誰も通ったことのない道を通る行為なので、正しい解というものがあるかもよく分かりません。解が求められたとしても

それは最善の解ではなく、次善の解であったりすることもざらです。さらにいえばそれを求める方法が一つとは限りません。大喜利のように

正しい解に繋がる道はいくつもあったりするわけです。何か定理証明するにしても、それが正しいかもよく分からないし、証明する方法が一つだとも限りません。

答えがあるかも分からない、考えた答えが最善かも分からないけれど、目的に向かってタックルするところが学問お笑いは良く似ているのじゃないでしょうか?


2.答えの文脈依存性について

テストの点において、それが一年前に行われたテストか、そうでないかで点が変わることはありません。

ただ、そもそも「面白い」ということが「答え」ではないと思うんです。例えばナイツはきっと40年度にみたら面白くないかもしれませんが

客観的分析すれば、当時どうして受けていたのかについて一応の理屈がつくわけです。これは彼らがそれなりにいい理屈を出しているからだと思います

ただその答えの価値、つまり面白さが文脈に依存している気がします。受け取り手がどう思うか、どう感じるかは時代、文脈によって変化していくわけです。


これは学問世界でも同じです。200年前に重要だったテーマが今も重要である(評価される)とは限らないわけです。

マルサスの罠というものが昔はよく論じられていましたが、いまは全然評価されないとか。逆に突然、重要テーマが出てくるときもあります

例えばリーマンショックが起こったら、金融危機に関する研究が盛んになるとか。理屈が通っていれば解は出せるのですが、解の重要性は必ずしも普遍的ものでありません。

普遍的ものもありますが、それはお笑いも同じでしょう。古典落語とかまさにそうですよね。


他にも色々な側面から比較ができるかもしれませんが、少なくともこの二点においては学問お笑いは良く似ていると思います

http://anond.hatelabo.jp/20131123191514

2008-09-09

http://anond.hatelabo.jp/20080909170753

新しいものの見方ができるフィクションは大切だと思うな。

(「新しい」ってのは「自分にとって」ね。古典落語でも「へー」と思わせればアリ。)

2008-02-21

柳家小さん古典落語

DVDでみた。

うまいなぁ、と感心するものの、ひとつも笑えない。

2007-11-09

http://anond.hatelabo.jp/20071109120241

単にどこにでもありがちな泣かせ話

ですねー。昔ッから「古今東西あらゆるドラマツルギーは13種類のいずれかに分類できる」とか言いますし。感情なんて頑固で動物的だから、決まり切った筋道でしか動かないものなんですよ。それが「ドラマ」。ドラマと対をなす「物語」だって−−プロップトンプソン物語類型、果てはちょっと前に流行った(笑)ノックスの十戒を見れば分かるように−−大衆が受け容れられる範囲には数えられるくらいのバリエーションしかないんです。で、

高尚なエロゲってなにが「高尚」なん?

http://anond.hatelabo.jp/20071109120719

だから、それまでのエロゲはその13種類すら踏まえられていなかった、ッてことじゃないですかね。ようやく土俵に上った的な。どこぞの踊り手が言ってましたが「格式(セオリ)を踏まえた上でそれを壊すことを『破格』を言うのであり、最初から壊れているのはただのクズ」みたいな。筒井康隆とか思い浮かべるといいんじゃないですかね。ナーーーンセンス!

じゃ、そんなマンネリズムの固まりみたいなシロモノが、なぜ僕たちをここまで惹きつけるのか。

フルカラーで綺麗で大きな(小説挿絵程度ではない)絵と音楽と声が付いてること

http://anond.hatelabo.jp/20071109121418

純文学世界インスパイアされて現代風にアレンジされた泣きゲーとか、あったらやってみたいし。

泣きゲーとはちょっと違うけど、Forestってエロゲは近い印象かも。

http://anond.hatelabo.jp/20071109121755

要するにソレですよ。

ディテール

ネタ

語り口。

古典落語がなぜいつまでもおもしろいのか。談志のらくだと志ん生のらくだがまるで違うからだよ。

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追記ー

エロは抜き目的なんだから、の実用派の方もいらっしゃるようですが。

昔からエロメディアってのは、そういう実用派のかたを食い物にしてパトロンになっていただいて、好き勝手(その時点では)マイナーな文化的趣味を発露する場でもあるんですよ。現在邦画にっかつロマンポルノを、萌えというジャンルロリコンポルノ雑誌をそれぞれの母胎としている、というのは常識でございますがね。いずれ世間様からはじき出され、それでも表現に執着する業の深いモノどもの吹きだまるところは、決まっておるのでございます。

そういう期待感、青田買い感をもってエロゲを眺めていらっしゃる先端派の方々もいらっしゃるようでございますよ。

2007-11-06

http://anond.hatelabo.jp/20071105122050

落語をやったことはないのだけどね・・・。

ちょっとやってみようかなとまじめに思いだした。

ニコニコ落語をひいたら、

http://www.nicovideo.jp/tag/%E8%90%BD%E8%AA%9E?sort=v

結構中途半端にでてきた。

再生回数すくないねぇ。

古典落語

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E5%85%B8%E8%90%BD%E8%AA%9E

いまいち、ぴんとこない。

ニコニコで鼠穴があったので聞いてみたが素人がやるにはいささかきついな、

もちょっと短いのがいいや。

手持ちで35MB以下のところをあさるとこんなところか・・・

32猫怪談

3浮世風呂

42夢金

42紋三郎稲荷

41百川

28遠山政談

20三年目

38骨違い

25仙台高尾

22芝居風呂

永代橋

27田能久

41無学者

35引越しの夢

32錦の袈裟

29豊竹屋

38不幸者

27代脈

20真田小僧

24城木屋

26千両幟

24洒落小町

6おかふい

34花筏

26蕎麦の殿様

28テレス

29夏の医者

近江八景

どれが古典だろ…。

2007-11-04

http://anond.hatelabo.jp/20071104034630

いや、ニコニコで一席やってみようかとか思ったりした感じ。

古典落語ってどれだけ古典なんだろう。

作者不詳とかいみわからん・・・

2007-02-03

http://anond.hatelabo.jp/20070203011608

ぶちょぅーー

っていわゆる老人のことあるね。

年功序列なのは、だって現状そうなんだもん。

部長を降格させるのはありだよね。定年を60歳からもっと上げてシルバー人材を活用しよう!

とか、年金の配給を遅らせて働かなきゃいけない仕組みをつくりはじめてるらしいよ!

官僚も賢いね!

いまでも60歳で完全に引退できる人の数って割合で言えば少ないんだって。

ただ、部長はもう十分に歳なので外回りの営業も若者みたいに数をこなせないし、肉体労働もキツいんだ。ぎっくり腰なんかしちゃったら後半寝たきりになっちゃうし。プログラムなんて書けないよね。目がしょぼしょぼしちゃう。

先祖様が子供生みまくったのはこれはしょうがないよ。

中国とかインドとか人口増えまくってるじゃない。

やっぱりみんな豊かになり始めた実感があると子供産んでも大丈夫かな??って気になるよね。

先進国をみて一生懸命コントロールしようとはしてるから日本とかよりうまくやるかもしれないけど、日本の場合、戦争もあったし、それ以前は子供は産んでもちゃんと育つことが無かったからね。

まさかこんなに育って老人になっても死なないなんて思わなかったんじゃないかな。

借金は知らないー。

古典落語だってシェイクスピアだって借金の話しばっかだからもともと人間は先のことなんて考えて行動するなってことは苦手なんじゃないかな。

政治家なんてさ任期中をことなかれにすごせればいいから現状の問題にしか対応しないよね。

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