はてなキーワード: ゴキブリとは
俺は福祉関連の仕事なんだけど、週が明けたらアル中で緊急搬送された奴のゴミ屋敷を掃除しなきゃならなくてマジ憂鬱。
ちょっとだけ見たけど、ゴミ屋敷で物が多くてやゴミ散乱は覚悟してたけど、
生ごみ放置⇒ハエ、ゴキブリ発生、糞尿放置の悪臭発生、多頭飼育崩壊での悪臭、糞尿猫毛山積みオプションまでついてた。
記録を読むともともと、ゴミ屋敷ではあって親はもともと精神疾患で現在は一人は自殺、一人は精神病院。
一回児相に入られたりしてまー家庭環境は良くなかったんだよね。
「あれにはまともに子供を育てられないし、子供が育つ環境じゃないから施設に入れろ」
⇒別に親は子供を殴ったりしてるわけじゃないし、御飯もお金は与えててコンビニとかで菓子パン買ったりして飢えてるわけじゃないから緊急性はないから施設までは無理。
「金もないのに猫を拾ってきて買いだした。避妊手術をしてないようでこっちが話をしても聞かない。避妊手術をするように説得してくれ。あのままじゃ多頭崩壊する。」
⇒いや軽く手術したほうがいいですよ~程度は話はできるけど、本人がするって決めて行動するもんでこっちは何もできねーよ。
「最近、胡散臭いやつと付き合って、金をたかられたり騙し取られたりしてるようだ。付き合いをやめるように言ったが聞かない。縁を切るように言ってくれ」
⇒いや民事不介入っすw 本人が任意で金を渡してるじゃどうしようもないっすwww
「就職や収入を得るためにまずは運転免許の取得や働くためのことを話してるが聞く耳をもたない。」
⇒大変っすねwでももう18歳すぎて、子供じゃないんでウチラの管轄外っすw
とまあ、要するに親戚も元々、ニートの親とも関係が悪いうえに、話が通じないし、話あえる関係じゃないし、
ニートも話しかけても返事をしたりしなかったりで聞いてるのか聞いてないのか分かんない状態だったり、連絡を無視したりする
(ニートは発達障害かなんかあるんじゃないかってもっぱらの噂にはなってたらしい。まあこっちが軽く話して本人や親が何もしようとしなきゃこっちは何もできませーん)
話が通じないし、話を聞かないから何とかしてほしいって話も何回かされたけど、
ってかあんたらが話通じないようにこっちが話しかけても話通じてないし、話聞いてんだかなんだか分かんねー状態だから。同じだ。同じ。
いやさ、田舎で近所や周りからいろいろ言われるのは分かるけど、こっちに言われてもってことよく言ってきた。
で、ここ数年は諦めたのか何もなく静かだったんだけど、
来ましたよ。
で、しょうがねーから家庭訪問したら上記のゴミ屋敷でほぼ立てずに床にウンコこすり付けながらゴミと酒瓶の間をうめきながら這いずり回ってるニートでした…。
あれは見た瞬間、地獄から這いずり出した悪魔かモンスターみたいに感じたよ。
しょうがねーから親族に連絡したら、いやー前はなんとかしてあげたいとは思ってマシタガ、私ももう年で…。
入院先の連絡先ぐらいにはなれますが、それ以上のことは…。とかほざくの。
そうなるとこっちで、病院まで繋いで、大量の猫の保護とかの手続きして、退院後のこと病院と協議して、
一応、こっちとしては週明けにも近所からの苦情や退院後の生活のために家の片付け掃除して、
断酒会とか勧めたけど、車の免許ないから足がないとかほざいてて、まあ多分行かなくて、
そのうち金が尽きて、生活保護になって、つーか、もうすでに結構預金残高少ないみたいで、
で、多分、こいつはまた再飲酒してスリップして、ゴミ屋敷にして…。
これをこいつがアルコール依存症の平均寿命の50近くまであと30年間行政が続けるのか…。
マジふざけんなよー。あー。鬱。
でさ、ムカつくのが近所に住む以前、うるさかった親戚。
相談してた当時ならなにかお手伝いできたかもしれませんが、今はもう年で…じゃねーよっ!
まあそれもムカつくんだけどさ、なんか近所の人に聞いたらたまに酒を届けてたっていうじゃねーかよ!
しかも今は、「やっと行政に繋がってくれて…。いやもうこれで公務員に就職したようなもんだから」とかって言ってたとか耳に挟んでさ。
つかこのままだと自分の子供にまでご近所からのニートへの苦情が行くから、このニートわざとアル中にして苦情が行政に行くようにしたんじゃねーのかよ!
あー、鬱鬱鬱鬱!!!
さっさとこの部署、異動になんねーかな!
学生時代、住んでたアパートの廊下(中庭のようなものがあって建物の内側に廊下がある構造だった)でゴキブリを見かけ、絶対に俺の部屋に来ないで欲しい!と思い追い払おうとしたことがある
サンダル履きだったから踏み潰すのは嫌だった そもそもサンダルじゃなくても踏み潰すこと自体嫌だが、サンダルだと万が一仕留め損ねたときに足を這い回られる可能性があるなと思い、それはできなかった
かと言って他に武器もない
とりあえず足を踏み鳴らし、音と振動でビビらせて追い払う作戦に出た
しかし安いゴム底のサンダルだから片足でぱんぱんやっても全然迫力が出ない
俺は反復横跳びのような動きをし始めた
と、そこでアパート共用のランドリーコーナーに来た知らない女の子が階段から現れた
ヤバ…という顔をしていた女の子は合点がいった顔になり、「がんばって下さいっ」と言って消えていった
手伝えよ!お前もここの住人だろ!と多少思いつつ、部屋から食器用洗剤を出してきて垂らそうとした記憶がぼんやりある
結局外に逃げられたな あるいは平和裏に解決できたというべきか
青春の淡い思い出だ
淡くはねえな
見たと言うか、とあるコミュニティにそいつはいた。とにかく喋る。人が喋ってるのを遮ってまで喋る。何かと言えば自分語りだ。
前向きに頑張ろう的なぬるいコミュニティなので直接苦言を呈する人間はあんまりいない。
自分は喋るのが苦手なコミュ障なので、聞いていようがいまいが勝手に喋り続けるそいつは、適当に間を潰してくれるので当初は気にしてなかった。最近は顔を見るのも鬱陶しいけど。
こないだ2セッションを自分語りで埋め尽くしたそいつについに切れた別の会員がかなりオブラートに包んでたしなめたが全く堪えないどころか、それに対する反論からまた自分語りをはじめる始末だ。見てて吹き出しそうになってしまった。頭ゴキブリかお前。首から上なくても喋り続けられるだろ。殺虫剤でも死なないあたり耐性ゴキブリっぽくはあるが。
あまりに自分と違いすぎる反応回路を持つそれはもはや同じ人間と思えず、何らかの珍獣だと思ってる。多分通年性の鳴くゴキブリかなんかなんだろう。1年中鳴いてるセミみたいなもんだ。セミにうるさいから自重しろと言って自重するかと言われたらしない。つまりそいつは日本語に似た鳴き声でなく虫なのだ。うん、虫だから鳴き続けるのは仕方ないね。特にセミは捕まえてもうるさいからね。
相手が何を言わんとするのかを理解する能力がない。相手が自分の話を聞いているのかにも興味がない。もちろん他人が自分に対して何を感じているかなんて全く関心がない。自分の発言に対して何かしらの意見を求めることもないし、意見されても全く意に介しない。ただひたすらに共有の時間を自分語りに浪費する。いや、コミュニティにとってはずいぶんな害虫じゃないかな、あれ。知らんけど。運営はおおらかなので特に目くじら立てないが規律に厳しいところだったら警告食らうだろう。もう個別セッションやメインセッションでもとにかく喋り続ける。
多分1時間で、自分がそのコミュニティで1年間の間に発言した単語数の3倍は喋る。何を喋ってるのかはよく分からん。自分でも喋ってるうちに混乱するとか言ってた気がするが混乱しながら混乱した言葉を発し続ける為、聞いてる相手はさらに混乱する。結果、無為に時間だけが浪費されていく。
ルーピー鳩山大総統閣下と喋ってるとあんな感じかなと思える。腹案はなさそうだが。
少なくともセミは異性に対するアピールとして鳴く。他者を求めて鳴く。ついでに素揚げにして食える。そいつのそれはただ自分のために鳴いてるだけだ。おまけに種族的にはホモサピエンスだから殺処分もできないし食えもしない。同席者がみんなちくわになってても多分気づかず喋り続けるだろう。ちくわ大明神。
本人曰くADHDだかなんだかの発達障害持ちらしいが、障害の特性ではないような気がする。なんだろうな。もっと悪質な病的な何かを感じる。コミュニティ入る前に頭の病院いけ。そのまま帰ってこなくていいから。あ、虫は動物病院では見てくれないか。
まぁなんにせよああ言う奇妙な動物が世の中には存在すると言うことが分かったのはそのコミュニティに入った一つの大きな成果だろう。当初の目的は果たせてないまま退会したが。
今でもあのゴキブリはどこかで鳴き続けているのだろうと、秋の虫の涼し気な声色を聞きながら思っている。
何かと事故物件が話題になっているので自分が過去に住んで本当に怖かった物件を紹介する
3位 傾いた家
過去に自殺者の出たアパート2Fの角部屋、白を基調とした小綺麗な2Kの部屋で、駅は少し遠いがバス停は近く、都内にも関わらず家賃2万8千円の破格だったので入居することに。
自殺と言っても室内ではなく、居住者が駐車場で練炭自殺をしていたそうなので本来は事故物件扱いではないそうだが、立て続けに新規入居者が早期で解約しただけでなく、他の部屋の入居者まで出ていってしまったそうだ。
その結果仕方なく全体的に家賃を下げて、特に該当の部屋は安く貸し出すことにしたそうだった。
入居当初は何も問題無かったのだが、1ヶ月ほど経つと身体が重く、疲れが取れない日が続くようになった。
まさか…と思いながら生活していたが、ある日相談していた物件好きの友人が遊びに来て床に座るなり一言「ここはできる限り早く引っ越した方がいいよ」と言った。
驚いて理由を聞くと、友人は「ほら見て」と言ってエアコンのリモコンから単3電池を抜いて床に置くと、電池はなかなかの勢いでそのまま転がり続けていった。
そう、この部屋は盛大に傾いていたのであった。
友人曰く、歪んだ床の部屋で暮らしていると、段々と身体に不調が出始め、精神的にも不安定になる傾向があるそうで、事故物件と呼ばれる部屋の多くは「床が歪んでおり、かつ風通しの悪い部屋」だそうだ。
仕事の都合で大阪に半年ほど滞在することになり、とにかく安さと利便性だけで物件を探していた時に見つけた部屋。
駅近くの繁華街の中ある相当な古さの木造アパートで、コの字形に居酒屋や飲食店に囲まれているので騒がしいという難点があると説明を受けたが、1Kながら家賃2万円という驚愕の安さもあり即決した。
どこでも寝れるという特技があるので騒がしさは気にしていなかったが、本当の事故物件の理由は住み始めた夜に判明する。
周りの飲食店も閉まり始めた深夜2時頃、ガサガサという異音がやけに近くに感じられ、電気を付けると晩飯のコンビニ弁当のゴミに大小のゴキブリが十数匹群がっていた。
慌てて袋を縛ってゴキブリごと部屋の外に投げ捨てたが、耳をすませるとあちこちから這いずる音が聞こえてその日はしばらく眠れなかった。
翌日、ゴキブリ対策のグッズをあれこれ買うも絶対数が多過ぎたようで、ホイホイが一瞬で満杯になりホイホイごと動き出すという奇怪な現象を見るに至った。
(因みにこのホイホイを燃やしたらキーキーと音がしたがゴキブリの鳴き声だったのだろうか)
とある夏の日にはトイレの網戸の外が真っ暗だったが、よく見るとゴキブリがびっしり張り付いていたということもあった。
職場で夜を明かすことも多かったので結局我慢して半年間住んだが、それ以来飲食店の近くは避けることにしている。
1位 枕元に老人が立つ家
再度都内の話に戻るが、そこは築年数こそ長いが比較的小綺麗にされている木造アパートの一室で、仲の良い老夫婦が住んでいたものの旦那が先に痴呆になり、奥さんが面倒を見るも先に部屋内で病死し、旦那はそのまま施設送りになってしまったという部屋だった。
頭はボケていたものの婆さんが倒れているという通報は早かったために死体の腐乱などもなく、部屋はキレイなままだったが、家賃は2Kで2万円という驚異的な安さだった。
理由として「痴呆症の元居住者が施設を抜け出して訪ねてくる」という説明を受けたが、基本的に仕事が忙しく部屋にいる時間が少ない自分には関係無いので大喜びで契約した。
住み始めて数日後、居心地も良くすっかり住み慣れて気持ち良く眠っていた夜のこと、ガタガタという物音と気配を感じて目を覚ますと、80過ぎの爺さんが枕元に立って自分を見下ろしていた。
寝惚けて悪い夢か何かだと思っていると、その爺さんはそのまま部屋をうろつき始め、冷蔵庫や戸棚を開け出した。
ようやく覚醒して、恐る恐る話し掛けると「うちの婆さんを知りませんか」という言葉で不動産屋が話していたことを思い出した。
その日は結局警察に連絡して迎えに来てもらい、それからは施錠をしっかりすることで解決したと思ったのだが、その数日後にも鍵が掛けてある窓のガラス戸をあっさりと外して入ってこようとする爺さんを慌てて止めるなどのトラブルが多発した。
どうやらこの爺さんはかなり腕利きの大工だったらしく、鳶の仕事も全て自分でやっていたため、建物の2階だろうが平気で抜け出していってしまうらしかった。
加えて、このアパートも爺さんが建てたものだったため、どうすれば部屋に入れるかを熟知しており、戸締まりをどう頑張っても爺さんが入ってきた痕跡があるという状況で、金目の物が取られるということは無いが冷蔵庫の中身を勝手に食べられるという地味にストレスが溜まることをされ、次に来たら流石にどうにかしてやろうと考えていた。
とある日、しばらく爺さんの侵入の痕跡が無い日が続いたのだが、ある日テーブルの上に和菓子と大工道具が置かれており、持っていくだけでなく忘れ物までするのかと施設にクレームの電話を掛けたところ、
「ご迷惑をお掛けしており申し訳ございません、ただ入居者様は先週に亡くなられておりますので、その前に置いていかれたものでしょうか」
まず最初に警告しておく。
タイトルにもある通り、私は殺虫愛好家であり、今から始めるのは基本的に殺虫の話だ。
もしあなたに潔癖症の傾向があるか、名前を聞くのも嫌な虫がいるのなら、どうかこの先を読まずに引き返してほしい。
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ここ数日ネットの各所では、大雑把にまとめてしまえば「社会的に認められない性的嗜好をどう扱えばいいか」という話題が飛び交い続けている。
これに対して「社会的に嗜好としての理解はされずとも、行為に対しての感謝はされる」立場、殺虫愛好家の私にも少し思うことがあったので、拙いながらも書き連ねてみようと思う。
先程から繰り返している通り、私は「虫」を「殺す」のが好きだ。
アリンコを踏み潰し、羽をむしったトンボをカマキリに食わせて楽しんでいた子供時代の精神をそのままに、罪を犯さない程度の社会性を身につけて成長した。
まだ性的興奮を覚える域には至っていないが、虫を殺すことで多幸感を得ている自覚は十分にある。
そして運良く、殺虫行為が日々の業務として認められる職種……飲食店で働いている。
はっきり言ってしまうが、飲食店の厨房から虫を根絶するのは無理に等しい。
水道管、換気扇、近隣の家屋、届いた段ボール、侵入経路はいくらでもある。
それに奴等は生命のスパンが短すぎる。いくらでも生まれていくらでも産む。
だからこそ、私のような殺虫愛好家はこの仕事を飽きなく楽しめる。
私の業務は手洗いがてら洗面台にたかるチョウバエを泡で捕らえることから始まり、店を閉めた後で厨房の床に湯を撒いて彼らの子供たちが力なく流れていく様をせせら笑って見送りながら終わる。
それまでの間にも、醤油の匂いを嗅ぎつたショウジョウバエにアルコールを吹き付け溺死させたり、積荷に紛れたチャバネゴキブリを段ボールごと踏み潰したりもする。
定期的な殺虫剤の撒布も、死骸の後始末まで含めて喜んで行っている。特にゴキブリワンプッシュ。あれはあえて隙間から明所へ出てきて死ぬよう設計されていることもあり、私との相性は最高だ。力なく這い出てくる大小様々なゴキブリをモグラ叩きのように仕留め続ける。正直テーブル拭いてるより楽しい。
毎日ではないが、野菜をおいしく食べていた青虫を虫食い共々ゴミ箱に叩き付ける日もある。電灯につられて入店してしまった蛾をそれとなく握り潰す日もある。屋根の下で横たわるセミファイナルに引導を渡す日もある。
……それ以上となると飲食店として必要な業務ではないので、わざわざ外に飛び出して殺したりはしない。それといついかなる場合もその後の手洗い消毒は忘れない。
そうした私の殺虫行為は、少なくともこの飲食店という小さな社会では満場一致で「善行」と見なされている。
店長やオーナーからは、汚れ仕事も進んで引き受ける点を評価してもらえている。
同僚からは、急に湧いた虫を始末すれば、例え社交辞令だろうとも感謝は必ずされる。
客からは、逆にもし虫が料理の中に入ってしまえばクレームを入れられているわけで、それを防げている以上は相対的に良い心象を持たれているはずだ。
と、ここまでは「私自身の頭の中で考えている以上は」美談なのだが。
この場のように、こういった話を人に打ち明けてしまうと、少なからず次のようなことを考える人は出てくるだろう。
「命を弄んでいる奴のどこが良い奴なんだ?」
「虫を殺して楽しんでる奴は、欲求がエスカレートして犬猫や人間まで殺し始めるんじゃないか?」
私だって殺虫行為そのものを、手放しに善行だとは思っていない。
どんな虫にも生きる権利が認められる世の中なら、私は快楽殺虫鬼として裁かれるだろう。ジャイナ教に従えば、来世の私は虫以下の存在になっているだろう。
しかし私は、人の飼っているカブトムシを籠から出して引きちぎるような、殺虫に狂った人間じゃない。
童心に帰り、野山の虫を惨たらしく殺してやりたい気持ちも否定できないが、社会人としてあるからには、社会として許されるまでの殺虫をしているだけだ。
それが「虫」なだけでは殺さない。それが店にとっての「害虫」ならば、実害がなくともその状況に於いて「不快害虫」として認められるならば、殺すだけだ。
仕事として認められ、誰かから感謝される行為だから、私は白昼堂々……とまでしてはいけないが、縁の下で率先して虫を殺し、それで満足している。
そして、これは私に限った話だとは自覚しているが、私は虫以外の動物を己の手で殺したいとは一切考えていない。
端的に言うと血や骨、臓腑の処理をしたくないのだ。オタマジャクシ一匹だろうが死なれたら困る。ホイホイに引っかかるヤモリとか本当にやめてほしい。
私が楽しみながら触れられる脊椎動物の死骸は、血管や臓物と切り離された、おいしい食肉やあたたかい毛皮だけだ。私の職場が調理肉の状態で届く店で良かった。
そんなように、「虫を殺して楽しい」と「飼われた犬猫や人間の殺害」みたいな、一見段階的な関係にも見える嗜好と犯罪行為との間には、社会的な規範や、倫理的な了解や、個人単位の好き嫌いなどいくつもの細かい隔たりが存在しており、それらが人を犯罪行為に走らせぬよう機能しているはずだ。
それでも、私の場合はただ、恵まれていただけだ。私が殺虫の認められる社会に所属して、私が殺虫で喜ばれる仕事を得て、私が殺虫以上の欲求を持たないから、全てが噛み合い今の今まで機能しているだけだ。
これが、物議を醸した先の人物のように、社会として認めらなかったり、正統な仕事として実行できないものだったり、満足せずに発展しうる欲求だったりしたならば、私はとてもじゃないがこんな話を増田にしたためている場合ではない。私が起こしうる犯罪について真剣に考えなくてはいけない。
いや、殺虫に関してもそれが犯罪になりうるものではないか、誰かの権利や尊厳を損なうものではないか、立ち返らなければいけないことに変わりはないが。