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はてなキーワード: バックパッカーとは

2012-02-22

沈むドロ舟と嘘を付く新卒クズ就職

巷には就活用のノウハウが山ほど転がってるけど、どう考えても足りない所がある。

人事だって社内の様子は知ってるので「ああいう人が一杯居たら嬉しいな」「ああいクズを社内に蔓延らせたら終わるな」という視点があると思う。

大抵の会社にいるその「クズ」は「働かない理由を何とか見つけてクビにされない程度にのらりくらりと生きたい給料泥棒」とか「社内政治が第一目的でその為なら会社転覆をも厭わないアホ」とか「周りの士気を削ぐのが生きがいなナルシスト」とかでそいつらを増やしたくないのは間違いない。下手にクビを切れないこの社会では、そんな奴らばかり入れたらドロ舟の崩壊は進む一方だ。

でもそういう「クズ」達も新卒の時は目を輝かせて「有能な私を雇えば御社の業績が良くなること間違いなしです」と喧伝して入ってきた訳で、異口同音に同じ事を言う新卒言葉から本物を発掘するのは難しい。

からクズ」が時々見せる兆候には目ざとい。「本心では全く働きたくない」「何とか騙して給料だけ貰えればいい」こういう思考が垣間見えたら即祈る。そういう思考をするのは自由だけど、毎年1000万近い大金会社が拠出してまでホワイトカラーとして養ってやる理由にはならない。そもそも働く気のない人に頭脳労働は任せれないので、自ずとそういう人は肉体労働に就いてもらうことになる。

クズ」は働きたくないでも高い給料は欲しいという思考で生きてるから、そこから捻り出てくる戦略能力アピール。学生時代にどんな能力や知識を身につけたか面接で得意げに話す。バスケ部主将だったとかなんかの論文で賞を貰ったとかバックパッカーとして漫遊して珍しい知見を得たとか。

こういう話をするのはあんまり良くない。

企業は「どんな高い能力を持っているか」ではなくて「会社のためにどれだけ力を発揮してくれるか」にしか興味がないから。

その視点のない「クズ」候補は延々と自分レベルの高さの話しかせず、それでどういう働きをしたいかについての視点の話は全くしてこない、働きたいと思ってないからそんな話ができない。

まぁ人事はそういう「クズ」を避けるためのフィルターを持ってるから、そのフィルターを抜けるよう考えないとダメクズ過去経験名誉武器にしてくるから、同じ戦略を取ったら疑われる。

結局は「就職後もサボらず会社利益を考えて行動し続けれます」という言葉いか説得力を持たせるかというプレゼンテーション勝負だと思って掛かったほうがいい。

2012-02-06

世界一周したとか言うバックパッカーありがちなこと

約7ヶ月の世界一周の旅を終えて、感じたこと伝えたいこと

http://www.aokiu.com/2012/02/04/tabimatome/

この考えはすごくよくわかる。自分も旅好きだ。

この記事を見て思い出したことで、この人のことを言っているわけではないことを念頭に置いてほしい。

日本には海外にバックパックで行っている人が、意外と多いと思うし、世界一周しているという人を何人も知っている。

また、旅好きの人にはい時代になったと思う。SNSを使えばいろんな場所友達を事前に作れるし、遊びに行くという目的が作られる。

で、日本人バックパッカーありがちなことは、バックパッカーもどきニートが少なくないということ。

なんか、海外旅行というか旅に出ているのに、そこでなにをするわけでもなく、ホステルでずーーーっとぼーーーっとしたり、

漫画読んだりだらだらしたり。。。

要するに、場所場所ではテンション上がるけど、それ以外の時間現実逃避ニートが多いのも事実

このブログ写真の時は楽しい時だろうけど、それ以外の時間はだらだらニートの様な生活をしている人が少なくない。

から、旅に行った人の話話半分に聞いてOK!w もちろんそうでない人もいる。

ま、そんだけ。

2012-01-31

初めてインドっていうかケーララ州へ旅立つ人へのアドバイス

http://samuraibp.com/column/first-india-trip

この記事を見て、去年の2月に3週間ほどインド南部のケーララ州+インド最南端のカニャクマリを回ったことを思いだしました。そのことをかきます

たぶんリンク先の記事は、インド北部のメジャーどころを念頭に置いて書かれてるんだろうと思います自分10年前にデリーやバラナシを巡りましたが、その時は確かにこんな感じでした(IT化は全然してなかったけど)。でも、同じインドでも場所によって結構空気が違うんですよねえ。リンク先の記事はコンパクトなのにツボをおさえていて良い記事だと思いますが、地方を巡った経験からの、ちょっと異なるアドバイスを敢えて書かせていただきますよ。どっかしら観光地として日本ではマイナー感漂うケーララを推すべく。

オートリキシャ、サイクルリキシャ、人力リキシャ、タクシー

何故かケーララ州ではぼったくりが(あまり)ありませんでした。全般的に、デリーやバラナシの人たちと比べてギラギラしたがめつさが希薄しかも、どうやらリキシャ運転手同士で客引きルールが設定されているらしく、長距離バススタンドや駅といった場所では日本のようにリキシャが客の順番待ちをしていました。僕が間違って列の後ろの方の運転手に話しかけると「俺の順番じゃないから先頭に行ってくれ」と言われました。信じられますか。インドでですよ。3週間滞在しましたが、金のことでもめたことはほぼありませんでした。

(ここからは推測。ケーララはインドで唯一共産党政権とってる州でして、そのせいか妙に皆の団結力が強いそうです。リキシャの運転手たちも、全員で示し合わせてストをしたりしてるそうで。上記の話もその土地柄の一環なのかもしれません。彼らに直接聞いたわけではないですが)

(あと、田舎に行けば行くほど、観光客向けの商売人からギラギラさが薄れる気がしますね)

市街ローカルバス

ムンバイコーチンではよく見かけましたし利用もしました。

でもこの町では、バス結構難易度が高かったです。なんせ、バスの路線番号表示がアラビア数字じゃなくて現地語なんですよ。読めねえ。安いし、車窓が高いので町の見物にもってこいなんですけど、目当ての路線を探すのに手間取る可能性があります。あと当然車内アナウンスはないので、おりたい場所に近づいたら結構必死で町並みを観察していないといけません。もし自信が無ければ隣に座ってるおいちゃんに教えてもらうか、諦めてリキシャるかするといいと思います

鉄道

ケーララは長距離バス網が異様に発展しているので使いませんでした。

ちなみに鉄道はほぼ予約必須なんですが、最近ネット経由で予約ができるそうです。わざわざ駅に行って朝から窓口に並ぶ必要がない。すばらしい。はずなんですが、なぜか自分クレカ(viewスイカ)は使えませんでした…。使えるカードと使えないカードがあるみたいなので、渡航前に実際に予約サイトに行って、使えるかどうか実験しておくといいとおもいます。予約の件は日本人から教えてもらったので、日本クレカが全部ダメってわけでもないんでしょうけど。

長距離バス

公営バスがちょう整備されてます。ケーララを旅するためのメイン交通機関です。まちがいない。

うっかりデメリットの説明の方に力が入ってしまいましたが、便利だったのは間違いないです。ケーララは鉄道の本数が少ない土地なので、うまくバスを使いこなしていただきたいところです。

余談ですが、公営バスは全部、黄色と赤の共産党カラーで統一されてます。窓から見える風景には、鎚と鎌のあのマークがよく落書きされてるので、共産趣味の人は楽しめるはずです。

国内飛行機

前述の僕のクレカは、こちらのオンライン予約ではなぜか通りました。べんり。

携帯

SIMロック外したあいぽんと現地で買ったSIMカードとの組み合わせ最強です。foursquare普通にチェックインできます。でも、何故か、SIMカードを売ってくれる店と売ってくれない店がありましたね。コーチンなどの都会では、店はたくさんあるけど何故か売ってもらえず、地方都市のクミリーでようやく買えました。

噂によると、外国人SIMカードを買うためには、パスポートと、住所の確認が本当は必要で、住所がないバックパッカーは売ってもらいにくい、とのことです。とはいえ僕の英語力に問題があった可能性も大なので、本当かどうかはわかりませんが……。もし携帯を現地調達するなら、パスポートの写しと滞在ホテルの住所を持って行った方が吉かも。

ちなみに日本SIMカード海外ローミングを使っても通信はできます。当然一日1000円以上の高価な通信料がかかりますが、極めてお手軽なので、なんかあったら使えます

あ、それと、あいぽんコンセント形状さえなんとかすれば変圧器なしで充電できます

現地人とのおつきあい

子供の物売りやコジキは、引き際を知らないので大人より扱いに疲れます

他の旅人とのおつきあい

ケーララは日本人ぜんぜんおらんかったですよ。多分地球の歩き方で割かれてるページ数が少ないからだと思います。クミリーの動物保護区でトレッキングに参加したら「おれのツアーに参加した日本人はお前が始めてだ」と言われました。そのあとサファリツアーに参加したんですが、欧米人リア充カップルの群れに混じって、ぼっちジープに乗るのは辛いものがありました。ケーララは風光明媚だし商売人がギラギラしてなくてゆっくり過ごせるので、もっと日本でもメジャーになってもらいたいものですよ。

2011-09-05

テレビ局MMORPGクラスにしてみるテスト

偏見と浅知恵でできています

※一般的な番組スキルアニメ等のオタ向け番組は特殊性が強いので回復スキル韓流PKスキルとしています

 

CX フジテレビ (副作用などを用いる攻撃を得意とするアサシンアタッカー)

実装直後から現在に至るまで、華やかで攻撃的なスキルを揃え続け、その殲滅力の高さから最強厨に人気なクラス

反面、非常に打たれ弱くちょっとした反撃ですら瀕死に陥ってしまう為、他クラスから見て「なんでそんなに必死になるのか」という行動をよく取る。

このゲームの人気に陰りが出始めた頃異動してきた新たな責任統括が、それまで狩り中心だったゲームを「金が搾り取れるから」という理由で、PK推奨ゲームに転換する方針に。攻撃が売りで最強厨御用達のこのクラスガンガンPKスキルを増やして行き、PKの代表格というクラスに。しかPKアレルギーのある多くのユーザーから猛反発を食らい、匿名掲示板等で集中して叩かれる存在になった。ただし、このクラスを選んでいるユーザーは最強厨が多い為、叩かれたら倍にして叩き返すという行動を取る者がほとんどで、ゲーム混沌とした状態になっていった。

また、規約違反や重度な迷惑行為垢BANされたのが多いのもこのクラスの特徴。

 

NTV 日本テレビ (タンカー)

基礎体力が高く、めったな事ではバテないクラス

覚えるスキルは良くも悪くも安定感のあるものほとんど。スキル実装直後にすぐテコ入れが入り、最終的には全く別物のスキルになっている事も少なくない。

クラスと決定的に違うのがクラス固有クエストであり、感動を誘うのが狙いとするお涙頂戴シナリオが特徴。尚、クエストを進めるにあたり、ハンパなく長い移動を必要とする為にユーザーからは「マラソンクエ」と呼ばれている。

PKスキルはそこそこあるものの、CXほどの量があるわけでもなく内容も無難な為、叩かれる事はあまりない。というかCXが目立ちすぎて他クラスPKスキルがあまり注目されてないのが現状である

とにかく全てにおいて無難クラス。ただし回復スキルは性能はそこそこだがMPコスパが悪い。

 

TBS (バッファー、デバッファー)

実装直後は強力なスキルを所持し、全クラス最強の能力だったが、アップデートが進む度他クラスが強化されるのに対し、過去スキルと似たり寄ったりなスキルや、他クラスの劣化二番煎じスキルばかりが増え、現在は最弱と称されるようになった仕様に泣かされたクラス。このクラス同士が会話すると、大抵は「あの頃はよかった」話になってしまう。所謂懐古厨が多い。

しかし、過去、重大な不具合を起こしたスキルに対し、急遽用意したやっつけ程度だった新たなバフスキルが、主婦プレイヤーの間で大ブレイク、以後このクラスの代表的スキルとして現在も愛され続けている。

PKスキルはそこそこ所持。だがやはり二番煎じ

最近、回復スキルの量を増やし、第2のヒーラーとしての役割を担わせるんじゃないだろうかというアップデートが多い。

 

EX(ANB) テレビ朝日 (バックパッカー名義だが実質サモナー)

戦闘スキルよりもそれ以外のスキルを得意とするバックパッカークラス特にギルド運営に役立つスキル豊富に持つ事から政治ゲーを楽しみたい人に選ばれやすい。

しか時代の波には逆らえず、戦闘スキルがどんどん増え、それと同時に回復や非戦闘スキルは徐々に減っていった。

ある時期から戦闘力を上げる為に召喚スキルを増やし始める。この召喚スキルがなかなか強力で評判が良く、徐々に人気クラスへと変貌していく。しかしあまりにもサモンが強い為に「サモンが本体」「サモンのサモンによるサモンの為のクラス」と揶揄される事も。

PK押し付けの時代に突入しても、サモンが強力すぎた為にPKスキルはあまり実装されなかった。今でもサモンに頼り切った戦い方が中心である

ただ、あくまでバックパッカーとしての役割にこだわり、戦闘以外のことに集中するユーザーもまだまだ少なくは無い。

 

TX テレビ東京 (ヒーラー)

とにかく回復スキル豊富クラス。他クラスとは一線を画している。

しかしヒーラーとしての悲しき性か、戦闘スキルは貧弱で、尚且つ狩場を限定しているものだらけであり扱いづらく、このクラスを選んでるユーザーは少ない。

実装されてから全くコンセプトが変わらないのが特徴。ただひたすらにマイペースを突き進む。たとえどんな酷い状況でもヒールし続けるその姿は「それでこそ俺らのTX」と賞賛を浴びる。しかマイペースというのは自己中心的という事でもあり、規約違反行為をする者も意外と多い。

PKの時もやる事は変わらない為、「PKなにそれおいしいの?」状態である

最近元アイドルがこのクラスをやり始めた。

 

NHK (魔法剣士のようなソロ向け万能型)

総合「教育」BS」と切り替えができるサブクラスシステムが導入されており、一人で何でもできてしまう為、ソロユーザーに好かれている。

実力はあるものの実装当初のスキル独りよがりな上、とにかく地味で人気はイマイチだった。しかアップデートが進むたびに、ユニークさを押し出しスキルが増え、一部のプレイヤーから熱狂的な人気を集めるクラスになった。戦闘、支援、回復スキル全てにクセがあって個性が強く、初見で「これはNHKだな」と一発でバレるくらいである。

実はPK押し付けブームの前からPKスキルを所持してたりする事は有名。現在PKスキルサブクラス押し付けている。

ソロ向けクラスのはずなのに、何故か戦争クラスの集団対人戦にはめっぽう強いスキルを多数所持している。実は戦争好き。

 

 

 

このゲームは、超大型アップデート画像が綺麗になったものの、過疎化が進み売り上げが落ちているのが、現在の運営の悩みである

2011-01-26

青い鳥はいなかった』とサリドマイド児の親コピペについてもう一度

親が障害を持つ子供権利を(過剰なまでに)求めるといった類のニュースが語られた時、近年になって定番のように貼られるコピペに、以下のようなものがある。

  普通学級に通学するのが、物理的に困難な障害児の入学ゴリ押しする親や人のニュースを見るたびに、 以前に見たドキュメンタリーを思い出す。

  サリドマイド児の親のドキュメンタリーだったのだが。

  生まれついて重い障害を負って生まれた息子の為に、親は「サリドマイド児の親の会」を立ち上げて、休日は全て会の活動。

  「障害者に理解のある社会=息子の為」との強い信念のもと、息子を連れて積極的にマスコミにも出たり、講演活動も行った。

  さらに、息子を普通学級に進学させた。息子は重い障害を負いながらも大学に進学。一時は、マスコミにもてはやされた。

  が、大学卒業後、障害を負った息子は何処にも就職できなかった。ここで、息子は生まれて初めて本音をぶっちゃける。

  「子供の頃から、人前でさらし者にされて辛かった」「休みの日くらい、家族だけで過ごしたかった。家族だけで遊園地旅行に行きたかったのに」

  「普通学級になんて行きたくなかった。手の無い俺が、普通学級でどれだけ不自由で辛く、孤独だったか

  どれだけ、危険屈辱的(同級生による排泄介護等)な思いをしたか!」と、延々と恨み言を言い出した。

  で、親が「何で言ってくれなかったんだ!」と反論したら「言ったが、全て“お前のためだ”で済まされた。

  一度だけ、同じ障害を持つ子供たちがいる養護学校に行きたいと言ったら“負けるな”と説教された」

  「俺みたいな障害を持った子供が、親に見捨てられたら生きていけない。だから、言いなりになっていた」

  「お前たちは“俺の為”と言っていたが、結局は自分たちが社会から注目されてチヤホヤされたかったダケだろう。

  養護学校に進学した同じ障害を持った連中は、職業訓練を受けて就職して自立しているのに、親の見栄で、普通学級に進学させられた俺は、就職できなかった」

  「俺の障害を受け入れてくれない、見栄っぱりな親のせいで、俺の人生はメチャクチャにさせられた!」

  結局、息子さんは親に対する恨みつらみの遺書を残して自殺最後に親御さんは「もっと息子の気持ちを考えてやれば良かった」

  「健常児と同じようにする事が、息子の為だと思っていたが、間違いだった」と嘆いていたな。

上手い「コピペであると思う。

サリドマイド児】と冠してしまったことで、(主にサリドマイド禍にあわれた方々が、大卒の年齢に達するのが今から30年程度前であることから※)全体に無理が生じてしまったこと、にもかかわらずドキュメンタリーなどと真実味を付加してしまったことで、決して少なくない数の「嘘を嘘であると見抜けない」方々が、あたか現実の出来事であるかのように喧伝してしまうことがもったいないほどである

既に

http://ameblo.jp/rosexxxkasumi/entry-10613422332.html

といった記事で述べられているように、このコピペ真実であると誤解した方々が、出典として挙げる書籍に『青い鳥はいなかった―薬害をめぐる一人の親のモノローグ飯田 進)』というものがある。

上記のサイトを見ていただければ、このコピペが=『青い鳥はいなかった』著者の息子、伸一氏ではなかったことや、コピペの状況自体に矛盾が生じることは容易に理解出来ると思う。

にもかかわらず、相変わらずコピペ=伸一氏であるとされる方々は一向に減らないし、さらには「俺はこの本を読んだけどこのコピペの内容が書いてあったよ」などとする者もいる。

ここではその誤解をはっきりと解くために、『青い鳥はいなかった』本文から引用を交えてネット上に残しておきたい。

なお、本来『青い鳥はいなかった』という書籍は伸一氏との関係についてを主たる題材として扱っているわけではないため、これから取り上げる部分がこの本の限定的な一部分から抜粋になることを付記しておく。

http://www.amazon.co.jp/%E9%9D%92%E3%81%84%E9%B3%A5%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E2%80%95%E8%96%AC%E5%AE%B3%E3%82%92%E3%82%81%E3%81%90%E3%82%8B%E4%B8%80%E4%BA%BA%E3%81%AE%E8%A6%AA%E3%81%AE%E3%83%A2%E3%83%8E%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B0-%E9%A3%AF%E7%94%B0-%E9%80%B2/dp/toc/4835032993

この本を紹介したアマゾンのページである。目次に注目していただきたい。

目次

わが内なる罪

父母の会創設

国際的な連帯を求めて

噴出する矛盾と内部対立

理念現実のはざまで

集団訴訟をめぐって

親の止まり木を目指して

裁判有利の展開のかげに

疑惑の根源

裁判の終結

和解の落とし穴

父母の会の解散

息子伸一の死

実際は「わが内なる罪」を序章とした一二章構成になっており、ここに前書きと終章が加わる。

青い鳥はいなかった』を誤解している方の殆どは、この目次と、飯田進氏がサリドマイド児の親たちを中心にした「子どもたちの未来をひらく父母の会」発起人であり会長であったことのみをもって判断しているのではないか想像するが、どうだろうか。

「わが内なる罪」で始まり「息子伸一の死」などと締めてあっては、いかにもコピペの親が飯田進であるかのように錯覚できるのは否定しない。

しかし実際「わが内なる罪」で語られている進氏の心情はこうだ。

  まぎれもなく私は、重大な過ちを犯した。大倉医師の指摘したとおり、私は充分な統計的調査をすることなく、不用意にも息子伸一の誕生が、あたかも「被爆者に奇形児が生まれると、それをすぐに原爆の影響だと考える」思い込みを前提とした投書をしたのであった。(37頁38頁)

  たしかに息子がうまれたときには、その障害の原因がサリドマイド薬品にあったことを知っている者は、だれもいなかった。その罪意識は、それから私の心理と行動に支配的な影響をもたらすことになった。(41頁)

「息子伸一の死」ではより具体的にコピペとの差違を指摘できる。

  知人が主催する公益法人に、伸一を就職させたことがある(268頁)

  彼は結婚前もその後も、しばしばタイインドネパールチベットなどへ旅行をしている。いわゆるバックパッカーである。いくら貧乏旅行はいえ、それだけの経済的余裕があったのである。(269頁)

  いわゆる不審死である(274頁)そして死因は急性肝不全(274頁)

さらに終章では

  伸一は母子感染C型肝炎になったのにちがいない。当時の輸血用血液は、アメリカなどからの輸入に頼っていた。その血液には、しばしばC型肝炎ウイルスが混入していたのである。(312頁)

  もちろん伸一は、妻が入院中、連日のように病院を訪れている。見る影もなくやせ衰え、苦痛に耐えつつ死んでいった妻の姿を見ている。だから彼は、おのれが直面させられている運命を、知っていたのに違いない。(312頁)

  事実上医療をこばみ、緩慢な自死にひとしい成り行きをたどった秘密もまた、そこに潜んでいたのか。なんたることか。(313頁)

青い鳥はいなかった』で語られるのは父母の会の設立運営や、その後の訴訟に関して「こうするべきだった、こうあるべきだった、でも現実にはそうではなかった」という筆者の悔恨である。そして息子の死が「私が行ってきた行動を、全否定しているかのよう」に感じた筆者が死後の伸一氏へ当てた手紙のようでもある。

飯田氏の行ってきたことを少しでも知ったなら、あのようなコピペ元ネタとして扱うことがいかに礼を失する行為であるかは理解してしかるべきであると思う。

障害をもった親の権利を(過剰なまでに)求める親や、その親を反差別ネグレクトだと叩く行為の是非まで問うつもりはないが、それを叩く材料として上記のコピペ「真実」であるかのように貼り付けたり、『青い鳥はいなかった』と結びつけて語ったとき、その行為誹謗中傷であり、いいかえればそれこそが”差別である

最後に、コピペにある「遺書」と似て非なる伸一氏が「遺した書簡」が、筆者にとって「お前は肝心なところはわかっていてくれたんだな」と言わせる、筆者と伸一氏の間に決定的な断絶があったわあけではないことの証左であるし、また筆者がこの本でいいたかったことの半分程度を言いあらわす例ともなりうるので、全文を引用してこの日記を閉じる。

  「サリドマイド裁判は、親である第三者が闘った裁判であるのが特徴であった。かなり特殊な裁判であると言える。当事者である被害者は、幼児であったからだ。障害者である本人は、自分の被害をほとんど知らぬままに保証金をもらって和解したのが、サリドマイド裁判の実態であると言って差し支えいであろう。その裁判においてサリドマイド以外の障害者については、何もしなかったのも事実だ」(中略)[注、本文ママ]

  「つまりサリドマイド裁判薬害と言いながら、サリドマイド障害者の救済しかしなかったし、一緒に闘ったはずのサリドマイドとは認定されなかった他の障害者の救済は何もしなかった。いまだにその認識は、サリドマイド障害者にはほとんどない。」(290頁)



※に関する追記

サリドマイド禍はその時期がそれほど広範ではなく、「サリドマイド禍にあわれた方々」が大学卒業する時期もある程度類推が可能であるコピペ記述などから考えても、「30年前」という時期をそれほど外してはいないと思う。

30年前といえば、時はバブル前夜。「大卒」という肩書きが十二分に武器となった時代。今とは違い、大卒で「就職できない」という事態はそれなりにレアケースである。「親の活動そのもの」が反社会的とされ、企業に嫌われた可能性もないではないが、コピペ記述からはどうもそんな雰囲気ではない。少なくとも、職業訓練よりは大卒の肩書きのほうがはるか就職に有利であった時代に「普通学級で大学いかされたせいで」就職できない、という記述には矛盾が生じている。

コピペに「危険屈辱的(同級生による排泄介護等)」という記述があることから、その障害が日常生活や就業に支障をもたらすものであった場合は上記の限りではないが、そうであった場合、時はバリアフリーのバの字もなかった時代である。そういう時代に重度障害者大学に通い、卒業する、ということがどれだけ大きな事態であったことか。それこそ大学始まって以来というレベルの出来事である。本人の確固たる意志に、親をはじめ、周囲の身を削るような協力があっても難しいような行為。にもかかわらず、本人に大学に行きたい、卒業したいという意志はかけらもなく、親も見栄が先行しているのを子供に見透かされるような程度の熱の入れようなのだそうだ。ここにもやはり矛盾がある

2011-01-18

海外旅行をしてわかったこと

海外旅行をしてわかったことは何ですか」http://i.2chblog.jp/archives/2006258.htmlというまとめスレを見て、色々思い出したので

自分海外旅行をしてわかったこと、思ったことを書いてみる。

○あらゆる面における自分固定観念経済の発展度とか、携帯の浸透具合とか、人がどんな感じで生きてるかとか、冬でも泳げるってことのどーでもいい実感とか。

○「12日間の旅」というのは日本人からすれば「長いですね」だし、欧米人からすれば「短いねー」。

ネット依存オナニー依存は旅に出れば簡単に脱出できる。

ネット価値観の間違い。タイ台湾でもK-POP捏造でもなく人気だったとか、SAMSUNG製の浸透ぶりだとか、何回も中国人に親切にされただとか。

歴史に対する考え、あるいは国のイメージというのは、こっちはもちろんあっちも持っているが、結局、人と人、一対一。

○「~人はこう」なんかなくて、あえて言うなら「~な奴が~人だった」ってこと。

○とはいえ、デリーやばいぼったくりがいるよ、じゃなくて、ぼったくりじゃない人もいるよレベル

ぼったくりの手段、雰囲気は世界共通。

○「1000円払えばこのうざったさから解放されるなら払おう」という、その「1000円」は彼らにした大金。かくして、ぼったくりは消えない。

○300円で泊まれる清潔なシングルルームがある。LCC最高。もはや海外旅行は特別な贅沢じゃない。

お金で買えないものはない。それが売られていれば。

○すべてが決められ連れ回わされるパック旅行は驚くほど記憶に残らない。

○どこでも寝られる、なんでも食える、誰とでもしゃべれるという能力が旅に出ると目覚めることもある。

英語ができるか、できないかで旅の経験がまったく違う。現地でも若い子は結構しゃべれる人がいるし、バックパッカーはどこの国の奴も大抵しゃべれる。

受験勉強だけじゃ全然喋れない。でも、コツつかめばその基礎がガンガン生きる。

コミュニケーションツールとしてのタバコライター

ネットが旅のあり方を変えたということ。

Facebookの浸透ぶり。

○円高最高。パスポート最強。感謝とある種のフリーライダー感。

日本が最高と思ってたのは、ただ単に日本しか知らなかったから。

日本が最低と思ってたのは、ただ単に日本しか知らなかったから。

○一週間の旅だけでその国が分かったなんて言えないこと。

○一週間の旅だけでもなんとなく分かることもあること。

自殺したくなったら、自分を縛ってる色んな価値観捨てて、どっか暖かい国でまったりすればいいやと思えたこと。

2010-10-18

ネトウヨこそ反日

http://togetter.com/li/60267

http://togetter.com/li/60259

http://togetter.com/li/60262

昨日、アキバ行ったんです。アキバ

そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで怖いんです。

で、よく見たらなんか垂れ幕国旗持ってて、ソフマップオノデンから尖閣諸島を取り戻すぞ、とか叫んでるんです。

もうね、アホかと。馬鹿かと。

お前らな、デモ如きで普段来てないアキバに来てんじゃねーよ、ボケが。

だいたい意味わかんねーよ。

なんか親子連れとかもいるし。一家4人でデモか。おめでてーな。

よーしパパ日本のこと守っちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。

お前らな、1円もやんねーけど黙ってろと。

アキバってのはな、もっとなごやかであるべきなんだよ。

路上で踊ってるメイドに群がるカメラ小僧をほほえましく見つめる外国人バックパッカー

そんな雰囲気がいいんじゃねーか。近くの欧米人びびっちゃってるじゃねーか。ネトウヨは、すっこんでろ。

で、やっと収まったか思ったら、他の奴が、犯罪者シナ人は日本から出ていけ、とか叫んでるんです。

そこでまたぶち切れですよ。

あのな、シナ人なんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。

得意げな顔して何が、シナ人、だ。

お前は本当にシナ人って言いたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい

お前、シナ人って言いたいだけちゃうんかと。

中国通の俺から言わせてもらえば今、中国通の間での最新流行はやっぱり、

ジョングオレン、これだね。

ニーシージョングオレンマ。これが通の言い方。

ニーシーってのはあなたはって意味。そんで反り舌でジョングオレン。これ。

で、それにマって軽くそえて聞く。これ最強。

かしこれを発音よく言うと中国人だと思われて猛烈な勢いで話しかけられるという危険も伴う、諸刃の剣

素人にはお薦め出来ない。

まあお前らネトウヨは、2chに書き込んで脳汁でも垂らしてなさいってこった。

2010-09-09

結婚について考えてみた

最近身近な人が結婚したり出産したりで、仲間内でもにわかにそのへんが話題だ。年齢的にも、そろそろ二十代も残り半分。

わりと長く付き合っている恋人もいる。友人達もそのことは知っているから、結婚は考えていないの?と訊かれたりもする。

結婚ねえ、と考えてみる。

何かよほどのことがない限り、ずっと一緒にいたいとは思う。一緒に住もうと言われれば住むだろう。でも、結婚ねえ?

結婚するためには何が必要だと思う?」と先日訊かれた。愛情だけじゃ足りない、と私は思う。

信頼というのとも、ちょっと違う。信頼は、そもそもそれがなかったら、一緒にいられない。

それだけじゃなくて、この人とずっと一緒にいられるであろう、という確信のようなものがほしい、と思う。

知人が言った。「恋人がいると身重になる」「冒険ができない」。その感覚は(その人が言いたかったのはきっともっと抽象的なことなのだろうけど)私にもちょっと分かる。

たとえば、恋人というものができる以前、私はバックパッカーもどきだった。何も怖くなかった。今なら、同じことは多分できない。

人それぞれだろうけど、私は恋人ができて変わってしまった。この世のどこかに、頼ってもいい人がいるというだけで、随分弱くなってしまった。

それは安心感を伴うことではあるのだけど、一方でとても残念だ。もし恋人がいなかったら、今とは全く違う人生を歩んでいただろうと思う。どちらが幸福かは分からない。

でももしも、と考える。もしも恋人が、一緒に冒険に連れて行ける人だったなら。

昔の恋人はそういう人だった。何が違うのかは分からないけど、今の恋人にはそれはできない。命の危険明日が分からない生活も、一緒に味わおうとは思えない。頼りないということなのか、そうではなくて、ただ大事にしたいのか。いずれにせよ。

でも人生って、選択の連続だって言いますよね。

普通に生きてれば、冒険はなくたって、勝負はあると思う。決意をもって何かの選択や博打をしなければならない時は多分ある。

結婚って、その勝負を、自分一人ではかけてはいけなくなることかもしれない、と考える。いわゆる、妻子を背負ってる、ってやつ。

しかし一方で、人間とは、自分人生の選択を自分で出来なければならない、とも思う。その勇気がなければいけないと思う。

一緒に冒険に出かけられる人、っていうのは随分漠然としてるなあと自分でも思うけど、要するにそういうことなんだ。

能力とは関係ない。自信、のようなものかもしれない。勇気とか。決断力とか。

そういうものなくして、人生を分かち合うという約束をしようとは思えない。隣に立つのはいいけれど、背中を任せるためには。

でもそれって結婚とかいうよりも生きていくために必要なものだよなあ、と思うので、やっぱりいわゆる「オトナ」という概念が私にとっても正解なのかもしれないです。結婚とはオトナ同士がするもの。お互いがもっとオトナになれなきゃ、結婚はできないんだろうなあ。

「さあ、しばらくは、あんまりどうかなあ」という答えを、これからも友人達にし続けるんだろう。

2010-08-27

http://anond.hatelabo.jp/20100827182837

ここでいう「回り道」ってのが仕事就職に全く役立たないものの例として取り上げられてたから。

もちろん一般的には、アフリカ半年放浪してたとか、アメリカ大陸縦断バックパッカーをやってたとか、

場合によっては活かしようのある回り道もあることくらいは分かってるよ。

2010-08-11

http://anond.hatelabo.jp/20100811111737

単にオタク叩きたいだけで、問題を混同するもんじゃないな。

ヨーカドーとかで売ってそうなヨレヨレのシャツ着て

これ、全くオタクと関係ないどころか、別に不快でも何でも無いよな。

無駄に巨大なリュックとかしょって

これは、背負ったまま電車に乗ってるのがいけないんであって、

バックパッカーとか旅行者も含まれるよな。

何もオタクに限ったことじゃ無い。

アニメキャラがでかでかとプリントされた紙袋とか持って

絵にもよるが、イベント帰りでもあるまいしそこまでひどい紙袋って何処のだよ。

イベント帰りはディズニー帰りと遭遇頻度的に大差ないだろ。

というか、そこまでパーフェクトな「メディアオタク像」に合致する奴とか10年間秋葉通ってるけど殆ど見かけたこと無いよw

2010-03-25

「3週間インドに行って来たけど質問ある」の回答です

http://anond.hatelabo.jp/20100324034034

元増田です。

追記の形にしましたが、流れてしまったので改めて投稿します。

大学生は一度はインドに行け、みたいな話を聞いたことがあるけど、インドには何か学生カルチャーショックを与えるようなものを感じた?

http://anond.hatelabo.jp/20100324034912

ご質問有り難う御座います。

 カルチャーショックは感じると思います。

 私にとっては日本と比べてあからさまな格差が見られたことでしょうか。ヴァリエーションが凄いです。

 たとえば、ニューデリー繁華街コンノートプレイスでも、海外ブランドの店から、パリカバザールの雑多な店、

南のジャンパト通りにひしめく土産物店といろいろな店があります。アーケードに商品を並べる露店やバクシーシ

を求める人もいます。車で移動すると、信号で止まるたびに寄付を求める人がいます。夜になると、路上で寝る

人々も各所でみられます。

 交通手段も、タクシー、オートリキシャ、バスメトロとありますが、新しい車両もあれば、日本では整備不良

で取り締まられそうな車も数多く見ました。バイク家族五人乗りもよく見ましたし、南の国道では現役のラクダ

もいました。大八車も現役で、いろいろな種類の車が混在しているためか、渋滞がすごかったです。道の整備も所

によりまちまちで、車に乗るときは舌をかまないように注意する必要があります。継続的に費用をかけないとイン

フラは維持できないことがよくわかります。

 交通手段といえば列車で、長距離夜行列車は、セカンド、スリーパー、三等冷房スリーパー、同二等、一等と

細かいクラス分けがあり、駅での待合室の有無もそれによって変わっています。夜の駅では、入り口やホームで

毛布にくるまっている人がたくさんいます。

 ホテルバックパッカードミトリーから大理石造りのミッドレンジ以上までランクによって設備が全然違い

ます。大都市地方格差も大きいです。デリームンバイではちょうど良い安宿がほとんどありませんでした

(私は個室バスでホットシャワーが出るかどうかが一つの判断基準になると思っています)。

 街のにおいやレストランホテルの衛生についても日本と全く異なります。ガイドブックにのっている所でも

羽音がうるさいのや黒いのやいろいろな虫がみられます。ヤモリ日本の都会ではほとんど見ないのではないで

しょうか。停電も頻繁で、食事中やシャワーのときにまっくらになるとびっくりしました。あと、食事はインド

人向けのものは大体とてもとてもとても辛く、お菓子であればとてもとてもとても甘いです。日本インドレス

トランはノンヴェジ(肉OK)が多いですがインドではヴェジの方が多い気がしました。味付けも日本人向けに甘

かったんだと思います。

 日本規制のためだと思いますが、最低限の底が抜けたようなものが目に見える形ではあまりないような気が

します。ビニールシートハウスはあっても、そこに子どもを含め家族が住んでいるという話は聞きません。社会

が確保できる最低限度について現実的な見通しというものが、規制をどうするのかという話には必要なのではな

いかと思いました。

 インドに行って良かったと思うのは、そのような格差を見るだけでなく、変化を求める人々の動きにも触れら

れたことでしょうか。汽車の中では、日本で働き口はないかと聞いてくるエンジニア大学生とも話しましたし、

海外や州を越えた出稼ぎの話しもよく聞きました。ニュースでは、女性に三分の一の議席を確保する留保政策の

審議が話題となっていました。それには指定カースト・部族の席も設けられる予定なのだそうです。

 観光名所で特に印象に残ったのはアーグラのタージマハルとヴァーラーナシーのガンジス川です。タージマハル

写真で見るよりずっと大きく、綺麗です。ヴァーラーナシーは、本当に川に浮いているbodyを見たときの衝撃も

あるのですが、川の近くに行くと迷路のような町が広がっていて、独特の雰囲気があります。どちらも現地に行っ

てみないと、テレビ写真では、その感覚はわからないと思います。

 インドのいろいろな場所に行って思ったことは、インドは人も場所も気候もいろいろあって一概には語れない

ということなので、誰もがカルチャーショックを受けるのかはわかりませんが、面白い体験はできると思います。

私にとっては安いほうが印象が強かったのでその方を強調していますが、大都市であれば、クレジットカード

使える辛くないレストランも、自家発電機を備えているホテルも、新車のハイヤーも、便利な国内線も、バック

パッカー的生活に比較すると目の玉が飛び出るような価格ですが、日本国旅行に比べれば安く利用できるので、

どのようなインド体験をするかはその人次第ではないでしょうか。

2010-03-24

3週間インドに行って来たけど質問ある

試験的な試みとしてやってみます。

今夜22時までに寄せられたトラバに答えられるものだけ回答します。

追記

大学生は一度はインドに行け、みたいな話を聞いたことがあるけど、インドには何か学生カルチャーショックを与えるようなものを感じた?

http://anond.hatelabo.jp/20100324034912

ご質問有り難う御座います。

 カルチャーショックは感じると思います。

 私にとっては日本と比べてあからさまな格差が見られたことでしょうか。ヴァリエーションが凄いです。

 たとえば、ニューデリー繁華街コンノートプレイスでも、海外ブランドの店から、パリカバザールの雑多な店、

南のジャンパト通りにひしめく土産物店といろいろな店があります。アーケードに商品を並べる露店やバクシーシ

を求める人もいます。車で移動すると、信号で止まるたびに寄付を求める人がいます。夜になると、路上で寝る

人々も各所でみられます。

 交通手段も、タクシー、オートリキシャ、バスメトロとありますが、新しい車両もあれば、日本では整備不良

で取り締まられそうな車も数多く見ました。バイク家族五人乗りもよく見ましたし、南の国道では現役のラクダ

もいました。大八車も現役で、いろいろな種類の車が混在しているためか、渋滞がすごかったです。道の整備も所

によりまちまちで、車に乗るときは舌をかまないように注意する必要があります。継続的に費用をかけないとイン

フラは維持できないことがよくわかります。

 交通手段といえば列車で、長距離夜行列車は、セカンド、スリーパー、三等冷房スリーパー、同二等、一等と

細かいクラス分けがあり、駅での待合室の有無もそれによって変わっています。夜の駅では、入り口やホームで

毛布にくるまっている人がたくさんいます。

 ホテルバックパッカードミトリーから大理石造りのミッドレンジ以上までランクによって設備が全然違い

ます。大都市地方格差も大きいです。デリームンバイではちょうど良い安宿がほとんどありませんでした

(私は個室バスでホットシャワーが出るかどうかが一つの判断基準になると思っています)。

 街のにおいやレストランホテルの衛生についても日本と全く異なります。ガイドブックにのっている所でも

羽音がうるさいのや黒いのやいろいろな虫がみられます。ヤモリ日本の都会ではほとんど見ないのではないで

しょうか。停電も頻繁で、食事中やシャワーのときにまっくらになるとびっくりしました。あと、食事はインド

人向けのものは大体とてもとてもとても辛く、お菓子であればとてもとてもとても甘いです。日本インドレス

トランはノンヴェジ(肉OK)が多いですがインドではヴェジの方が多い気がしました。味付けも日本人向けに甘

かったんだと思います。

 日本規制のためだと思いますが、最低限の底が抜けたようなものが目に見える形ではあまりないような気が

します。ビニールシートハウスはあっても、そこに子どもを含め家族が住んでいるという話は聞きません。社会

が確保できる最低限度について現実的な見通しというものが、規制をどうするのかという話には必要なのではな

いかと思いました。

 インドに行って良かったと思うのは、そのような格差を見るだけでなく、変化を求める人々の動きにも触れら

れたことでしょうか。汽車の中では、日本で働き口はないかと聞いてくるエンジニア大学生とも話しましたし、

海外や州を越えた出稼ぎの話しもよく聞きました。ニュースでは、女性に三分の一の議席を確保する留保政策の

審議が話題となっていました。それには指定カースト・部族の席も設けられる予定なのだそうです。

 観光名所で特に印象に残ったのはアーグラのタージマハルとヴァーラーナシーのガンジス川です。タージマハル

写真で見るよりずっと大きく、綺麗です。ヴァーラーナシーは、本当に川に浮いているbodyを見たときの衝撃も

あるのですが、川の近くに行くと迷路のような町が広がっていて、独特の雰囲気があります。どちらも現地に行っ

てみないと、テレビ写真では、その感覚はわからないと思います。

 インドのいろいろな場所に行って思ったことは、インドは人も場所も気候もいろいろあって一概には語れない

ということなので、誰もがカルチャーショックを受けるのかはわかりませんが、面白い体験はできると思います。

私にとっては安いほうが印象が強かったのでその方を強調していますが、大都市であれば、クレジットカード

使える辛くないレストランも、自家発電機を備えているホテルも、新車のハイヤーも、便利な国内線も、バック

パッカー的生活に比較すると目の玉が飛び出るような価格ですが、日本国旅行に比べれば安く利用できるので、

どのようなインド体験をするかはその人次第ではないでしょうか。

2009-06-07

http://anond.hatelabo.jp/20090607002856

日本人日本で一流の料理人になろうとしたら、どの国の料理を目指そうが

包丁の使い方や出しの取り方から学ぶだろ?一から始める。

しかし日本以外の国で一流の料理人になろうとしても、その人の得意なことを軸に教育するんじゃね?

そりゃ権威を纏ったレストランなんかは買い手市場なんで違うだろうけど。

どういうことかというと、日本厨房には序列があって、ずぶの素人だろうが経験豊富であろうが、

「うちに入ったらうちのやり方に従ってもらう」であって(ヘッドハンティングでも現場連中は)、

日本以外では

「お前、何ができる?」という問いかけから配置されるだろ?

日本料理ってのは、そういう料理人育成の過程も含まれている文化だと思う。

だから日本人バックパッカーでも料理なんてからっきし出来ないのに口八丁で外国レストランに潜り込んで働いて、いつの間にか一人前の料理人になってるなんて状況が出てくる。

上っ面だけの出来不出来ではない、基本があるんだって知っているからだと思う。

そういや、世界三大料理フランス中華トルコと言われているのに、トルコ料理が入ってないね。

2009-05-09

東京ボーイ~スラムドッグ・ミリオネアをみて、

スラムドッグ・ミリオネアを見て思い出した。

10年前に友達3人でバックパッカーインドに行ったときに出会った少年のこと。

泊まってる宿の周りにいつもいて何か売りつけようとやってくる、この映画に出てくるスラムドッグそのもののような少年だった。

その少年が来てたTシャツに”東京”って文字がプリントしてあったので、うちらはそいつのことを東京ボーイって呼んでた。

今はどうやって生きているんだろうか? っていうか、生きてるかわからないけど、

東京ボーイも今じゃたぶん、20歳前後だろう。

映画の主人公とほぼ同じ時代を生きてきたんだろう。

東京ボーイは7カ国語しゃべれるっていってたな、英語中国語韓国語、なんか近隣の国の子とがもわかるって言ってたし、日本語もしゃべれてた。

もちろん教育は受けてなくて、観光客相手にしてたら覚えたって言ってた。

オレなんかよりずっとできるやつなのになぁ、って複雑な思いだったな。

ところで2000万ルピーっていくらくらいなんだろう?

あと、映画で映っていた野良犬は、ありゃウソだな。

インド野良犬バイオハザードに出てくるようなあばら骨ガリガリの犬です。

って、最近インドは裕福になったから、犬もイイモン食ってるのかな?

2009-05-01

朝飯レポート

コリアタウンの某牛丼店にいった。

このへんはコリアというよりは、アジアを含めた世界全般の人がいる。海外バックパッカー御用達の宿や

高級短期滞在アパートメントレジデンスがあることが原因だろうけど。

ハッサン(仮称)という若者が、そこの牛丼店でバイトしていた。

同じ名前パキスタン人は知り合いのパキスタンカレー屋にいるので、

パキスタンかその付近じゃないかと勝手に思う。

自販機で買った納豆定食の食券を出すと「納豆一丁!」と。

少し褐色がかった外人納豆一丁!と叫んでいる姿は

違和感があってなんとも面白いのだが、まあこれは社員教育の賜物だから別にいいやと思う。

納豆ワンでもいいくらいだが。

次の人も納豆定食を頼んだ。

食券を持った彼は、「えーと、納豆一丁!」

”えーと!” もう、日本人になってるよ、ハッサン

と心の中で叫んだ。

ほんとは思い出せないだけかもしれないけど。

しばらくして、食べ終わったので店を後にすることに。

「あー、ありがとうございました!」

日本人が、あーとか言ってたら本部に忠告してやりたいくらいだけど、

そのときは”あー”か、すげえな。と素直に思った。

こういうどうでもいいところで母国語が出てこないところが、しっかり学んでるな、と。

そんな朝。

2009-03-12

http://anond.hatelabo.jp/20090312125248

雑誌コピーでも自分磨きならまだ見るけど自分探しは見ないw

女が自分を探す時期なんて思春期前半には終ってる。

20代とかなって自分探しとかいってるのはどう考えてもインドとかほっつき歩いてるバックパッカー(男が多い)だろJK

2008-08-29

これなんだけどさ、

http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20379476,00.htm

好きなだけ金と時間使っていいなら、欲はいっぱいあるぞ。

ほんとに好きなだけ金が使えるなら、持ち家やマンションだって買うさ。投資も始める。起業は今のところ興味ない。

そして、どんなに金と時間があっても車は買わない。維持するだけで経費がかかりすぎる。金があっても無駄遣いはしない理。ドライブするならレンタカーで十分。車検税金だけでも安くなるなら考えるけどさ。

2008-08-19

惑星開発委員会 コンテンツリンク集

ゼロ年代の想像力やPLANETSで最近になって惑星に興味を持ったけど旧サイトが見れないorいちいちURL直すのが面倒くさいという人のために。

惑星開発委員会宇野常寛善良な市民)さんが大学生のころ趣味で運営していたサイト(2002~2003年)です。

惑星開発大辞典リンク

http://anond.hatelabo.jp/20071031195955

善良な市民オタク黒歴史

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話第7話 第8話

第9話 第10話 第11話 第12話 第13話 番外編 ベンヤミン事件1 ベンヤミン事件2 ベンヤミン事件3

・善良な婦女子の不定期エッセイ

第1回 第2回 第3回 第4回 第5回

・月刊クロスレビュー

ガンダム 押井守 ガイナックス 宮崎駿 ジャパニメーション ジュニアノベル前編 ジュニアノベル後編 大月アニメ 角川マンガ 富野

妄想ゲーム企画

リアル大学生活シミュレーション

石原の野望

http://members.at.infoseek.co.jp/toumyoujisourin/isihara.htm

スペイン宗教裁判

http://members.at.infoseek.co.jp/toumyoujisourin/saiban01.html

亡国対談

ワールドカップ 泣きギャルゲー サークル バックパッカー

富野小説黒歴史

接触編 発動編

オタクにならない人のためのオタ文化入門

マンガ編 アニメ編

・オタ向けアイドル小百科

キングレコード編 ビクター編

「ポスト・エヴァ」アニメ特集

元FMW社長荒井昌一「翼をください」

富野由悠季「戦争と平和」

善良な市民の(出来るだけ)週刊書評

東浩紀「動物化するポストモダン」  大塚英志「サブカルチャー反戦論」   滝本竜彦「NHKにようこそ」 

週刊クロスレビュー 

これは自力で入力してください。今現在、見れないものが割と多いです。

2008-07-29

http://anond.hatelabo.jp/20080729195856

バックパッカーだよ

ブルジョワパキスタン航空なんか使うか

窓から見えるツギ当てだらけの主翼にブルったわ!

(当時は一番安かったんだけど今は知らん)

あと髭モジャのアニキライフジャケット酸素マスクの説明始めたときも吹いた

2007-10-21

http://anond.hatelabo.jp/20071021141200

海外といえば、えらく儲かった勝ち組想像してると思うが

タイ日本人バックパッカー日本企業に雇われネット動画の監視をしている

中国日本人無職がIT系企業子会社現地法人とかに雇われコールセンター仕事をしている

(注:現地語認識不要。寮完備。募集はネットでしている)

アジアですよアジア

用は日本企業側が出費をおしん人件費を減らすために物価の安いところに日本人を飛ばしてるんだよ!

2007-10-04

本当に豊かな「目標」は、想像できない。

http://anond.hatelabo.jp/20071004000332

今年の春休み中東貧乏旅行してきた。

最初の2、3日はまだ旅に慣れなくて楽しめなかった。

次の5日間は旅に慣れてすごく楽しくなる。

そして最後の3日間は早く日本に帰りたくなる。

旅の最初の頃は

「広大な土地の上を俺は実際に移動しているんだ!」

ってリアルな実感が沸いて来て、すごく刺激的だったけど

目的地に到着

観光

安宿に泊まってる日本人から情報を集める、次の目的地を決める

移動手段を確保する(ビザ等)

流れてゆく景色を見ながら移動

次の目的地に到着

というプロセスに慣れるに従って

そのワークフローがとても単調な流れ作業ののように思えてきた。

エルサレムで嘆きの壁に触れた瞬間は

本当に表現しようの無い感情が腹の底から沸きあがって来たし

現地で知り合ったバックパッカーと共にする旅は本当に楽しかった。

でもそれは一時的な現実逃避

人生の長いスパンにおいては例外的な出来事のように感じていた。

アラブ人は確かにその場所で生活していて

そこには確かにアラブ人にとってのリアルが在る。

でも僕はただそのうわべをなぞってゆくだけの旅行者に過ぎない。

僕はその場に存在しながら、その場には実存していない。

そして旅を続けるにつれ、

僕自身のリアルは、確かに日本東京存在しているんだという

確信めいた実感が浮かび上がってきた。

もしかすると、いつかそのうち

海外での仕事なり何なりを持つことになるかもしれないし、

それとは反対に、国外には決定的に関わりを持ちようがない僕自身のリアルを形成するかもしれない。

それはまだわからない。

でもその時にが来るのを待たなければ

大学生の頃はただうわべをなぞってゆくだけしかなかった異国のリアル

自分自身のリアル接続されるかどうかの結論は出ない。

いくら海外旅行してたって、旅行者という枠を壊せないと感じた。

だから、貧乏旅行で旅した異国よりも

東京で日々課題をこなしている今のこの現実を続けていく方が、

この場所から9000キロ隔てた中東で生活しているアラブ人リアルに近づいてゆくことになると思った。

二つのリアルはいつか交わるかもしれないし、交わらないかもしれない。

だから、それまでは自分自身のリアルに取り組むしか無いし、そこには明確な最終地点もまだ存在しない。

現時点での未熟な俺の脳みそが、現時点での未熟な「目標」を捏造することによって、未だ想像もできないような最終地点の可能性を制約してしまうことはとてもつまらないことだと思う。

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