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はてなキーワード: ブンブンとは

2022-01-22

崩壊書第2部のオープンワールドギミックQTEブンブン回る戦闘楽しすぎる……

追加コンテンツとはいえ本当にこれ2016年リリースゲームなのか……

モバイルゲームとしてオーパーツすぎるだろう……

ティミドちゃん可愛い大人ブロニャンも麗しすぎる……

ライルはこのゲームには珍しい男だけど非プレイアブルの補佐ポジから許す……

というかオタク向け美少女SFゲーなのにこいつ女受け良さそうなキャラだな……

知己の主人公にはやたら馴れ馴れしいけど線の細い優男ビジュでやたら声がいいんだよな……

ググったらCV寺島拓篤か……俺が知ってるのはログホラのシロエくらいだった……

聞いた感じ櫻井孝宏を爽やかにしたような声だなあと思ったけどこの声のおかげで不快じゃないわ……

クソッ萌えオタなのにまた男性声優に詳しくなってしまったぜ……

ティミドちゃん伊藤かな恵……俺の知ってるのだとSAOユイとかか……

でも俺アニメはそんなに幅広く見てないものの、伊藤かな恵ゲームものすごく印象的なキャラを覚えてるぞ……

サ終したゲームマイナーから知ってる人はいいかもしれんが……

ガールズ×マジック(ガルマジ)っていうポチソシャゲをやってた時に推しだった桃田実羽……

あの高身長だけど天真爛漫なキャラ伊藤氏の脱力系天然ヴォイスで演じられてたのが魅力的でなんか刺さったんだよ……やっほっほい……今思うとあれは着せ替えゲーだった……ああいうのも良い……

あれと演技は違うけどティミドの常時マスク系人見知りおどおどヴォイスでも力の抜けたような独特なレゾナンス感ある声質が本当に良い……デレマスで例えるとちえり系ってところか……

惜しむらくはなんか後崩壊書2部のボイス音量が全体的に小さくて聞こえにくいことある点くらいだな……

崩壊3rdでは他にもジト目ダウナー毒舌妹キャラリリアを演じてる芹澤優ヴォイスとかすごい好きだ……

うむ……なぜか声優の話しになってしまっている……ライルのせいだぞ……

とりあえずあれだ……宝箱があと2つ見つからんわ……

でも原神と違って攻略情報がなかなか見つからんのがあれよ……

こんなにいいゲームなのにあれと比べたらプレイ人口1/10弱っていうね……

どっちも楽しんでくれてるマグロ氏みたいなYouTuber自動的に好印象になるんだけどね……

っていうか崩壊3rdPCクライアントの話しあったはずだけどドコ行ったんだ……PCSteam版は出たけどさ……

既存のmiHoYo垢持ってるプレイヤーとしては普通PC版でやりたいのよ……大画面でさ……

まあ俺はSnapdragon 870のスマホ持ってるから普段プレイ自体は快適なんだけどさ……

3年くらい前はスマホの性能追いついてなかったかNoxとかMumuとかのエミュでやってたわけよ……

でも最近海外では既に出てる公式PCクライアントちょっと触れてみたらやっぱエミュとは全然軽さが違うのね……

あれを体験ちゃうともうエミュではやってられないよねっていう……

これが出てくれればPCゲーマーにも勧めやすいんだよなあ……

まあモバイル版も最新のiPhoneとか持ってる人なら十分動くからいいんだけど…

ちょっと古い機種使ってる人だとそれなりにストレス生じちゃいかねんくらいにはグリグリ3Dアクションからね……

というかそもそもあれよ……日本人スマホを横に持ってアクションって時点でもう敬遠するんだよな……

でもさ……もう世界モバイルゲーム見てると……日本流行ってるみたいな縦持ちスキマ時間ポチゲーは下火……

もっとみんなガチゲームしようぜスマホでもさ……

なんか話が脱線というかもうレールに沿って走ってたまるかって感じだけど…

とにかくオタク諸氏よ……ティミドちゃんスケート移動で壁走りしたり必殺技の足パッカーンを刮目して見たりすべきなんだよ……

お分かりいただけただろうか……しらんけどな……

2022-01-16

anond:20220116000024

ワイは元は高級だった米スチールケース社のオフィスチェアをどこぞの中古オフィス家具屋から数万でもろてきて部屋の中でブンブン乗り回してるナイスガイやで

ちなみに部屋の外へは風呂トイレの時くらいしか出んやで

2022-01-14

anond:20220114142053

リビングで犬が洗濯物のタオルブンブン振り回して遊んでるところを発見したんだけど、目が合った瞬間に「いや、なんもしてないっすよ?」みたいな感じでそっとタオルおろして別の部屋に移動し始めたの草だった

あれはどういう感情だったんだろうか

2021-12-14

ブン

ブンブンブン ブンブンブン ブンブンブン ブンブンブン インフルエンザー イェイェイェイ♪

乃木坂のこの曲いいよね

2021-11-17

電車スマホを見てたら視界の左上で何かが異様な速さで揺れていた

顔を上げようとしたら

斜め前の女性マタニティマークの付いた弁当か何かの袋を

私に向けてブンブン振っているのが分かって

あ、これ目を合わせたらダメな人と思ってサッと目を伏せた

いやー…なんていうか譲って座ってもらうべきなんだろうけど

そこまでやられると却って譲る気なくすのではないかと…

私は元々次の駅が降りる駅だったのでなんだかんだ空いた席に座れたっぽかった

ちょっと気分的にしばらくあの扉から乗るのはやめておこう

2021-09-22

さっき会社に来てたお客さんがおいしいドリップコーヒー差し入れくれて1人1袋ずつもらった

お昼食べてコーヒー入れて自席についてカップを机に置いたら

でっかい虫が飛んできて

アースジェット持ってきて部屋の隅に追い込んでから噴射したのに

苦しんだ虫がブンブン飛び回った後私のカップボト

私のコーヒー

2021-09-12

anond:20210912055930

ゴミも少ないがその分処理場の能力も低かったから決して清潔ではなかった

東京でも途上国みたいにハエブンブン飛んでた

取材記者の報告

http://mainichimediacafe.jp/eventarc/1732/

2021-09-05

蜂の巣作りと幸せの話

 自宅のアパート廊下に大きな蜂が巣を作ってしまった。

 何日か前から、なんだかブンブン飛んでいやがるな、とは思っていた。それが、ある日出勤するとき廊下を通り過ぎようとしたら階段の頭上に何匹も無数に集まって、大勢でえんやえんやと巨大化を図っていたのだ。

 サイズソフトボールぐらいで、急に出現したとしか感じられないぐらい、その前段階みたいなものを見た記憶がない。

 おそらくは、本当に一日、二日のうちに寄ってたかって今の大きさまで作り上げてしまったのではないかと思う。基本的に狩りと営巣以外にやることのない連中だから、勢いがついたらすごいのだ。実際、「すげーな」と見ていて思わず言ってしまった。

 たまたまアパートを出たところで大家さんに会ったので(目の前にお住まいである)、状況を報告した。

 保健所に連絡しましょうか、と提案したらご自分でどうにかなさるという。大家さんと二人、なぜか再び階段を上って場所を伝える。

 「すごいなあ」「すごいっすねえ」などと会話を交わした。

 本当にすごい。ただ、仕事から帰ってきたところどうやら駆除されたらしく、巣はなくなっていた。

 休日、近所を散歩していたら視界をセミが一匹、上から何か押しつけられているような変な飛び方で過ぎていって、力尽きたように路上に着地した。

 拾い上げて観察してみると、ミンミンゼミをひと回り小さくしたような種類だ。後ほど画像検索してみたら、これがツクツクボウシらしい。

 先ほどの妙な飛び方とそぐわず、なかなか力強く指の間でもがいている。羽がどこか傷んでしまっている様子もないので、近くにあった木の幹に留まらせてみた。

 本人もまだ飛ぶ気があるようで(本当に弱っているとそうしようとさえしない)、すぐに飛び上がるのだが、再現するように、またも落下してしまう。人間にもセミ自身にもわからいかたちで、どこか致命的にダメになってしまっているらしかった。

 アスファルトの上でひっくり返ってもがいているのを見ていて忍びなかったので、このままだと車に踏まれるだろうし、少し高さのある土の上に置いてやった。

 ただ、置いて「やった」とは表現したが、これがどこまでセミのためになるかどうかはわからない。

 やがて、土を絶え間なく無数に往来している蟻の一匹が見つけて、仲間を集めて、ほとんど時間をかけずに噛みちぎってがらんどうにしてしまうだろう。それが熱されたアスファルトの上でもがきながらタイヤの前にはい進んでいくのとどちらが幸福なのか、よくわからない。

 俺はセミではないかセミ幸せがわからないし、蟻に見つかる可能性が車に潰される可能性に比べてどこまで低いのか、この世界のこともわからない。よくわからないので自己満足しかない。

 テッド・チャンというSF作家の『息吹』という短編集の中に『不安自由めまい』という作品がある。量子力学の重ね合わせと多世界解釈ギミックになっていて、プリズムと呼ばれる装置を使うことで、もう一つの世界に住む自分自身と会話をすることができる社会舞台になっている。

 別の世界に住む自分の方がこちらの「私」よりも幸せそうにしている場合もある。妙な現象だが、自分自身嫉妬を覚えることもある。

 ストーリーさらに進んで、自由意志と運命問題にまで展開する。

 そもそも世界が異なれば同じ人物でも違う境遇に置かれる可能性があるのはなぜだろうか。

 それは、何かの選択肢について一人の自分はAを選び、別の世界ではBを選んだからだ。同じ「自分」のはずなのに、なぜか選んだ答えが違うからそうなる。

 これは、人間はどんな瞬間でも、何にも強制されることな自由未来選択できる自由意志があることの証拠なのだろうか。ただしその裏表には、「確固とした自我などなく、俺たちが人格と呼ぶもの一種サイコロに過ぎない」という不安が潜んでいる。

 であれば、何かを選択するときに感じる苦悩もためらいもすべて見せかけで、一つの人格が本当に選べる答えははじめから一つしかない、という世界観が希望なのか。言い換えると運命ということだが、良いのかどうか、どうなんだろう。

 先ほどアパート廊下を通ったら、巣を撤去されたあたりを、また一匹の蜂がうろうろしていた。

 しばらく巣を離れている間に住み家を壊されてしまったマヌケなやつか(生き残ったので幸運とも言える)、もしくは、あの廊下天井が本当に、蜂から見て巣作りしたくて辛抱たまらない、素敵な空間なのかもしれない。

 人間にはまったくわからないが、抵抗しようがないものはある。それに衝き動かされるしかないものに従うのが、きっと蜂の幸せなんだろう。

 しょーがねえな、という感じで、また巣ができたら再び壊すしかないのだが、きっとそのときいくらか胸が痛むような気はする。🦑

2021-09-02

ちんちん付いてると人生が楽しそう

自分ブツブンブン振り回せるとか想像しただけで草

2021-09-01

anond:20210901122619

 おかしな行動をすることも多かったという。冒頭の同級生が呆れた様子で語りだす。

「本当に突拍子のないことばかり言うやつだった。常々、“俺は爆弾簡単に作ることができるから、その気になれば簡単に人を殺せる”“殺すときは残虐なやり方じゃないと気がすまない”などとサイコパスのようなことをペラペラ喋っていた」

普段はそんなに怒るタイプではないのですが、何かの拍子にスイッチが入ると手がつけられないんですよ。

一度、理由も思いだせないほど些細なことで休み時間に突然キレだしたことがあって、クラス女子生徒に向かってカッターナイフブンブン振り回して、大騒ぎになりました。なんとか、ほかの同級生が取り押さえましたが……」(以下、同級生

得体のしれない錠剤を大量に持ち歩いていて、学校で飲んでいましたね。何の薬なのかはわからないのですが、やたらと周囲にも“飲めよ”と勧めてきて、ちょっと怖かったです」

「実は彼、昔から年下の女の子が大好きなんですよ。中学生当時、彼には小学生低学年の妹がいました。その妹の同級生の子好意を抱いて、何度もストーカーまがいのことをしていました」

スカートをめくったり、靴を奪ってどこかに隠したり。後ろをずっと付け回すような幼稚なことをよくやっていましたね。“やめなよ”と言っても全然やめようとしない。相手女の子は、自分がどんな酷い目に遭っているかもよく理解できないような、そんな年齢でした」


容疑者もよくいる中二病ロリコンキモオタ弱者男性から大丈夫

2021-08-30

anond:20210830181116

V豚って道端に落としたお菓子に群がる蟻のようだね

誰かがブクマするとワラワラ集まってくる

ワラワラ集まってくるのはアンチの方だろうが

ただの嫌儲嫉妬

君たちは、賑わってる灯りの周りでブンブン飛び回るハエだよ

2021-08-17

anond:20210817210334

ちんぽブンブンしながら女風呂に入られるのは嫌です…

2021-08-13

出た出た、ブンブン分母ちゃん

ワクチンコロナ話題になると湧いてくるブンブン分母ちゃん 、主な鳴き声はミスリードミスリードー ブーンブンブンブンボー(個体によって差異あり)

このタイトルと内容で22%が死ぬ勘違いするやつや、勘違いするとか指摘するやつ、自身リテラシーを露ほども疑ってなさそうなのがウケル

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/news.yahoo.co.jp/articles/ac9281d7794c07a1e2924d3becc129dd9246c8e8

renowan デマゴギーアストラゼネカワクチンを打った人の22%が死ぬ

cartman0 血栓症発症する確率書けや

equilibrista 分母と分子を書こう

rub73 悪意ある誘導にまた引っかかってしまった。

whogewhoge アストラゼネカ副反応が起きたら5人に1人が死ぬと思わせるタイトル

unglysheep1 こういう見出し邪悪(公衆衛生上)だと思ったんだけど改善されにくいのだろな/全体の何割という表記にして欲しい

2021-08-01

anond:20210801233627

そうだったね🐝⋆︎*゚∗ブンブンだぉ🐝⋆︎*゚∗🍯

anond:20210801233627

そうだったね🐝⋆︎*゚∗ブンブンだぉ🐝⋆︎*゚∗🍯

2021-07-28

anond:20210727011621

これって矛盾突かれた左翼思考停止しかないと思うんだけど違うんかね?

反論があるならちゃん言葉で戦えばいいのになぁ。

君たちが右翼冷笑系(右翼でもないけど左翼否定的存在を敢えてそう言うけど)を俯瞰で考えてるみたいに、いろんなところから左翼だって俯瞰して観察されてるもんだよ。

この「如何にもネトウヨでござい」って感じのシメがなければ首ちぎれるくらいブンブン頷いてた。(実際左翼だか「リベラル」だかの勢力、そういうところあるよなーと思う。)

いや、別にそれほど「悪いこと」は言ってないんだけど、「如何にも」な空気感というかさ……

ちょっと近寄らんとこ……」と思わせる何かがある。

2021-07-18

めずらしーつかはじめてじゃね?

うちのちかくで珍走団笑がブンブン言い出したのに反応した感じでおっさんがすげー叫んだ

そしたら珍走団が遠くにいった笑

でもそのあともちょっと叫んでたら別のおっさんが、おまえがうるせー!みたいに言って喧嘩になってた

奥さん?が誰かとめてー!警察よんでー!みたいに言ってた

いこうかと思ったけどちょっと遠いしマンションからほかの住人のほうがはやかろうと思ってスルーしたけどスマホに週チュうでkなかった

結局おっさんたちは5分くらいでおちついて?声きこえなくなった

10分後くらいに深夜1時のベッドタウンの中をパトカーサイレンウーウーならしてやってきた

ちょっと自重しろ・・・

でもワクワクしたんたんたぬき金太郎

2021-07-13

anond:20210713084258

大谷は風だな。ブンブン行くもんな。暴風だ。

藤井も風だな。サーっと行くもんな。清風だ。

久保は風かな。ビュイて行くもんな。突風だ。

2021-07-10

IT世紀末羅生門

 ある日の暮方の事である。一人の下人が、羅生門の下で雨雲レーダーを見ていた。

 広い門の下には、この男のほか誰もいない。ただ所々ペンキの剥げた、大きな円柱にドローンが一機突き刺さっている。

羅生門朱雀大路にある以上は、この男のほかにも、雨やみを待つSIerプログラマーがもう二三人はありそうなものである

それが、この男のほかには誰もいない。

 何故かと云うと、この二三年、京都には地震とかDDoS攻撃とかEMPとかドローン攻撃とか云う災がつづいて起こった。

そこで洛中さびれ方は一通りではない。旧記によると、サーバーEVを打ち砕いて、その貴金属が使われたり充電池がそのままだったりする金属の塊を建築資材として売っていたと云う事である

 洛中がその始末であるから羅生門の修理などは元より誰も捨てて顧る者がなかった。するとその荒れ果てたのをよい事にして、

営業職が棲む、意地悪な顧客が棲む。とうとうしまいには、引き取り手のないSEを、この門へ持って来て棄てて行くと云う習慣さえ出来た。

そこで、日の目が見えなくなると、誰でも気味を悪がってこの門の近所へは足ぶみをしない事になってしまったのである

 その代わりまたドローンがどこからか、たくさん集まって来た。昼間見ると、そのドローンが何機となく輪を描いて、高い電波塔のまわりを

ブンブン言いながら飛びまわっている。ことに門の上の空が、夕焼けであかくなる時には、それがゴマをまいたようにハッキリ見えた。

 ドローンはもちろん、門の上にいるSEをせっつきに来るのである。_______もっと今日はあまり仕事がないのか一機も見えない。

ただ、所々崩れかかった、そうしてその崩れ目に長い草はえた石段の上に、墜落したドローンの残骸が落ちているのが見える。

 下人は七段ある石段の一番上の段に、何日も洗っていないスーツの尻を据えて、右の頬に出来た大きな人面瘡を気にしながら、ぼんやり雨のふるのを眺めていた。

 作者はさっき「下人が雨雲レーダーを見ていた」と書いた。しかし、下人は雨雲がどうでも格別どうしようと云う事はない。ふだんなら、

もちろん会社へ帰る可き筈である。ところがその会社からは、四五日前に暇を出された。前にも書いたように、当時京都の町は一通り

ならず衰微していた。今この下人が永年、使われていた会社から暇を出されたのも、実はこの衰微の小さな余波にほかならない。

 だから「下人が雨雲レーダーを見ていた」と云うよりも「雨に降りこめられた下人が、行き所がなくて途方にくれていた」と云うほうが適当である。その上、今日の空模様も少なからず、この平安朝の下人のSentimentalismに影響した。

 申の刻下がり(16時以後)からふり出した雨は、いまだに上がるけしきがない。そこで下人は、何をおいても差当り明日暮らしをどうにかしようとして____云わばどうにもならない事を、どうにかしようとして、とりとめもない考えを辿りながら、さっきから朱雀大路にふる雨の音を聞くともなく聞いていたのである

 雨は、羅生門をつつんで、遠くからざあっと云う音をあつめて来る。夕闇は次第に空を低くして、見上げると門の屋根が、斜に突き出した甍の先に、重たくうす暗い雲を支えている。

 どうにもならない事をどうにかするためには、手段を選んでいる遑(いとま)はない。選んでいれば、高架の下か道端のベンチの上で、餓死するばかりである。選ばないとすれば____下人の考えは、何度も同じ道を低徊(ていかい)した挙げ句に、やっとこの局所へ逢着(ほうちゃく)した。しかしこの「すれば」は、いつまで経っても結局「すれば」であった。下人は手段を選ばないという事を肯定しながらも、この「すれば」のかたをつけるために、当然、その後に来る可き「転売屋になるほかに仕方がない」と云う事を、積極的肯定するだけの勇気が出ずにいたのである

 下人は、大きなくしゃみをして、それから大儀そうに立ち上がった。夕冷えのする京都は、もうカイロが欲しいほどの寒さである。風は門の柱という柱の間を、夕闇と共に遠慮なく吹き抜ける。円柱に突き刺さっていたドローンも、もうどこかへ吹き飛ばされてしまった。

 下人は頸(くび)を縮めながら、カッターシャツに重ねたヨレヨレのジャケットの肩を高くして門のまわりを見まわした。雨風の患(うれえ)のない、人目にかかる惧(おそれ)のない、一晩楽にねられそうな所があれば、そこでともかくも夜を明かそうと思ったかである

 すると、幸い門の上の楼へ上る、幅の狭い、点検用の梯子が眼についた。上なら、人がいたにしてもどうせ疲れ果てて寝ているSEばかりである。下人はそこで、腰にさげた特殊警棒が伸びないように気をつけながら、便所サンダルはいた足を、その梯子の一番下の段へふみかけた。

 それから、何分かの後である羅生門の楼の上へ出る、幅の狭い梯子の中段に、一人の男が猫のように身を縮めて、息を殺しながら上の様子を窺っていた。楼の上からさす白色光が、かすかにその男の右の頬をぬらしている。短い髭の中に、赤く膿を持った人面瘡のある頬である。下人は初めから、この上にいる者は寝ているSEとばかり高を括っていた。それが、梯子を二三段上って見ると、上では誰かがスマホライトをとぼして、しかもその灯りをそこここと動かしているらしい。これはその濁った、白い光が隅々に蜘蛛の巣をかけた天井裏に揺れながら映ったので、すぐにそれと知れたのである。この雨の夜に、この羅生門の上で灯をともしているからは、どうせただの者ではない。

 下人はヤモリのように足音をぬすんで、やっと急な梯子を一番上の段まで這うようにして上りつめた。そうして体をできるだけ平らにしながら、頸をできるだけ前へ出して、恐る恐る楼の中を覗いて見た。

 見ると楼の内には、噂に聞いていた通り何人かのSE無造作に寝ているが、ライトの光の及ぶ範囲が思ったより狭いので、数は幾つともわからない。ただ、おぼろげながら知れるのは、その中に手ぶらの者とPCを持っている者があるという事である。もちろん、中には女も男もまじっているらしい。そうして、そのSEは皆、それがかつて労働意欲燃えていた人間だと云う事実さえ疑われるほど、土をこねて造った人形のように、口を開けたり手を延ばしたりして、死んだように床にころがっていた。しかも、肩とか胸とかの高くなっている部分に、ぼんやりした光をうけて、低くなっている部分の影を一層暗くしながら、永久に唖(おし)の如く黙っていた。

 下人は、それらのSEの様子に思わず眼を覆った。しかしその手は、次の瞬間にはもう眼を覆うことを忘れていた。ある強い感情が、ほとんどことごとく男の視界を奪ってしまたからだ。

 下人の眼は、その時はじめてそのSEの中にうずくまっている人間を見た。桧皮色のジャージを着た、背の低い、痩せた、白髪頭の猿のような老婆である。その老婆は、右の手にライトを灯したスマホを持って、そのSEの一人のPCを覗き込むように眺めていた。腕に抱いている所を見ると、多分ノートパソコンであろう。

 下人は、六分の恐怖と四分の好奇心に動かされて、暫時は呼吸をするのさえ忘れていた。旧記の記者の語を借りれば、「えぐいって」と感じたのである。すると老婆は精密ドライバーを取り出して、それから今まで眺めていたノートパソコンに手をかけると、ちょうど猿の親が猿の子シラミをとるように、そのノートパソコンを分解しはじめた。かなり手慣れているらしい。

 電子部品が一個ずつ抜けるのに従って、下人の心からは、恐怖が少しずつ消えていった。そうして、それと同時に、この老婆に対する激しい憎悪が少しずつ動いて来た。____いや、この老婆に対すると云っては語弊があるかも知れない。むしろ、あらゆる悪に対する反感が、一分毎に強さを増して来たのである。この時、誰かがこの下人にさっき門の下でこの男が考えていた、餓死をするか転売屋になるかと云う問題を改めて持ち出したら、おそらく下人は何の未練もなく、餓死を選んだ事であろう。それほどこの男の悪を憎む心は、指数関数的に勢いよく燃え上がり出していたのである

 下人には、なぜ老婆がSEノートパソコンを分解するかわからなかった。従って、合理的には、それを悪である一方的に決めることが出来なかった。しかし下人にとっては、この雨の夜に、この羅生門の上で、SE自前のノートパソコンを分解すると云う事が、それだけで既に許すべからざる悪であった。勿論、下人は、さっきまで自分転売屋になる気でいた事なぞは、とうに忘れていたのである

 そこで下人は、両足に力を入れて、いきなり梯子から上へ飛び上がった。そうして特殊警棒に手をかけながら、大股に老婆の前へ歩み寄った。老婆はマイコン自作した監視カメラで、事前に下人の動きを見ていたのだが、想定外の行動に飛び上がった。

「どこ行くんじゃワレ!」

 下人は、老婆が寝ているSEにつまずきながら、慌てふためいて逃げようとする行く手を塞いで、こう罵った。老婆は、それでも下人をつきのけて行こうとする。下人はまた、それを行かすまいとして、押し戻す。二人はSEの浅い寝息の中で、しばらく無言のまま、つかみ合った。しか勝敗は初めから分かっている。下人はとうとう老婆の腕をつかんで、無理にそこへねじ倒した。ちょうどケンタッキーフライドチキンの骨のような腕である

「何しとったんじゃ!云え。云わんとこれやど」

 下人は老婆をつき放すと、いきなり特殊警棒を伸ばして、黒くて硬くて長いものをその眼の前へつきつけた。けれども、老婆は黙っている。両手をわなわな震わせて、肩で息を切りながら、眼を、眼球がまぶたの外へ出そうになるほど見開いて、唖のように執拗(しゅうね)く黙っている。これを見ると、下人は初めて明白にこの老婆の生殺与奪の権自分が握っていると云う事を意識した。そしてこの意識は、今まで煮え滾っていた憎悪の心を、いつの間にか冷ましてしまった。後に残ったのは、ただ、ある仕事をしてそれが納期に間に合った時の、安らかな得意と満足があるばかりである。そこで下人は、老婆を見下しながら、少し声を和らげてこう云った。

「ワシはマッポでもSECOMでもない。今し方この門の下を通りかかった暇なヤツや。せやからお前に縄かけてどうこうしようっちゅう事もない。ただ、今時分この門の上で何をしとったんか、それをワシに話しさえすればええんや

 すると老婆は、見開いていた眼を一層大きくして、じっとその下人の顔を見守った。まぶたの赤くなった二階幹事長のような、鋭い眼で見たのであるそれから皺でほとんど鼻と一つになった唇を、何か物でも噛んでいるように動かした。細い喉で、尖った喉仏の動いているのが見える。その時、その喉からカエルの鳴くような声が、喘ぎ喘ぎ、下人の耳へ伝わって来た。

「このパソコンCPUを抜いてな、型番とコア数を偽装してな、転売しようと思うたのじゃ」

 下人は、老婆の答が存外平凡なのに失望した。そうして失望すると同時に、また前の憎悪が、冷ややかな侮蔑とともに心の中へ入って来た。するとその気色が先方へも通じたのであろう。老婆は片手にまだ抜き取ったCPUを(素手で)持ったなり、蟇(ひき)のつぶやくような声で、口ごもりながらこんな事を云った。

「なるほどな。SEからPCを奪うという事は、何ぼう悪いことかも知れぬ。じゃが、ここにいるSE達は皆、そのくらいな事をされてもいい人間ばかりだぞよ。現にわしが今、CPUを奪った女などはな、コメントも無いし改行もない滅茶苦茶なコードを、仕様通りに動けばよいと言って書いておったわ。それもよ、この女の書くコードは早いし安いし仕様通りに動くと云うて、ケチ経営者どもが買っていたそうな。ワシは、この女のした事が悪いとは思うていぬ。せねば餓死をするのじゃて、仕方がなくする事じゃわいの。じゃて、その仕方がない事をよく知っているこの女は、大方わしのする事も大目に見てくれるであろ」

 老婆は大体こんな意味の事を云った。CPUを盗られた女は、よほど疲れているのかこんな騒ぎでもノートパソコンを抱いたまま、全く起きる気配がない。

 下人は、特殊警棒を畳んで、その柄を左の手で握りながら、冷然としてこの話を聞いていた。勿論、右の手では、赤く頬に膿を持った大きな人面瘡を気にしながら、聞いているのであるしかし、これを聞いている中に、下人の心にはある勇気が生まれて来た。それはさっき門の下で、この男には欠けていた勇気である。そうして、またさっきこの門の上へ上ってこの老婆を捕まえた時の勇気とは、全然、反対な方向へ動こうとする勇気である。下人は、餓死をするか転売屋になるかに迷わなかったばかりではない。その時のこの男の心持ちから云えば、餓死などという事は、ほとんど考える事さえ出来ないほど、意識の外へ追い出されていた。

「ほーん、そうか」

 老婆の話が終わると、下人は嘲るような声で念を押した。そうして、一足前へ出ると、不意に右の手を人面から離して、老婆の襟上をつかみながら、噛み付くようにこう云った。

「ほな、ワシが転売をしようと恨むまいな。ワシもそうしなければ、餓死をする体なのだ

 下人はすばやく、老婆からCPUを奪い取った。それから、足にしがみつこうとする老婆をジャイアントスイングで投げ飛ばした。梯子の口までは、僅かに五歩を数えるばかりである。下人は剥ぎ取ったCPUを胸ポケットに入れ、床に置いてあった老婆の精密ドライバーセットも手に持ってまたたく間に稲妻のごとく急な梯子を夜の底へとかけ降りた。

 しばらく死んだように倒れていた老婆が体を起こしたのは、それから間もなくの事である。老婆はつぶやくような、うめくような声を立てながら、まだライトがついているスマホの光を頼りに、梯子の口まで這って行った。そうして、そこから短い白髪をさかさまにして、門の下を覗き込んだ。外には、ただ黒洞々たる夜があるばかりである

 下人は、既に、雨を冒して、京都の町へ"仕入れ"を働きに急ぎつつあった。

2021-07-08

anond:20210707175054

「後続ツリー」って…? おれはこのチェーンでは

https://anond.hatelabo.jp/20210707101925

https://anond.hatelabo.jp/20210707122511

https://anond.hatelabo.jp/20210707125730

しか書いてないよ。

>なんか喧嘩してるツリーまで全部読んでも元増田に絡もうとして失敗して「そんなこと言ってないもん!」に方向転換してるようにしか見えない、ごめんな

だって結局後続ツリー元増田への敵意を爆発させてるしさ笑

ここでもやっぱり、君は敵を勝手幻視して、届かない相手

ブンブン手を振り回してんのよ。

元増田への敵意を爆発させてる」奴がどいつか知らないけど、

そいつと俺が同一人物であってほしい、あるべきだ、という君の願望は

現実を易々と踏み越えて、ファンタジー世界突入しちゃってんの。

かわいそうに。

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