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はてなキーワード: 間接照明とは

2017-03-19

フランスでの「君の名は。

2月下旬パリ孤独出張おっさんに、冬の雨が冷たい。美術館巡りも飽きたので映画でも見るか、ということで言語がわかる「君の名は。」。調べるとミニシアター3箇所だけでしかやっていない。他に週1や月1の公開が何か所か。マジかよ、パリ都市圏1200万人に対して3か所かよ?いや、公開後2カ月経っているからこんなものか。まだやっているのが奇跡というべきか。海外XXXスクリーンで公開、というが実態毎日やっている館数は一部なのではないか、という気もする。

 

どのミニシアターもかなりのマニアック臭がする。一番近いのは10区の北東。10区か。。。パリ治安はあまりよろしくない。正確に言うと、普通場所悪い場所があるのだが、北と東は悪い。10区は悪いほうである。行くだけ行ってみるかと、これも評判の良くないRERに乗って移動。RERはパリ近郊の中距離列車である日本人観光客は、空港から市内までの移動でB線と、市内からベルサイユ宮殿までの移動でC線にお世話になるのだが、間接照明で社内は薄暗く、社内中にトイレ匂い漂っている。刃物で刻まれガラスや壁への落書きが痛々しい。日本から来た新婚さんが、最初に夢から覚めるのがこのRERである。とはい最近は新型車両へ交換が進み、新型の社内はキレイで、快適に利用できた。

目的地の映画館移民街の駅にある。地下鉄から上がってみると、何をしているのかよく分からない人たちが、歩道にわんさかいらっしゃる。手に何か持って売っていらっしゃる人、呼び込みをしていらっしゃる人、一番多いのは何もせず通り行く人を見ていらっしゃる人。東洋人はほぼいない。白人もかなり少ない。過去パリの激安ツアーではこういうところのホテルを使って安くあげていたらしいのだが、さすがにトラブルが多いので最近は減っているらしい。映画館自体は意外に普通で、ほかにもミニシアターをみかけたので映画館の街かもしれない。だが「三葉!」「瀧君!」とかそんなスイート映画を見た後に、このハードボイルドワンダーランドを通って帰るのも、おっさん寂寥感が増幅される気がして、3つのうちほかの映画館に行くことにした。

テロはあったものの、最近パリ体感治安はマシになってきている気がしており(おっさんは年に数回定期的に出張に来る)、日本大使館HPを見ると確かに日本人被害件数は減っている(観光客が減っただけの可能性もある)。一方で、こんな警戒情報も出ている。空港から市内に向かう渋滞中のタクシーの窓を割って乗客の膝の上からバッグを奪う。そんな荒っぽい強盗流行っている。日本人も1カ月の間に6件も被害に遭ったらしい。ここはリオデジャネイロか、ヨハネスブルグか、と頭がクラクラする事例である

さて、移動して来たのが南にある6区のミニシアター。6区はリュクサンブール公園など、日本人イメージするパリである。このミニシアターは面倒くさそうな意識高い系シアターの雰囲気白人フランス人しかいない。日本映画を上映しない限り日本人が来ることもないだろう。

俺「君の名はチケットくれ(英語)」店員吹き替えフランス語だけど大丈夫だよね?」俺「吹き替えマジで?」店員冗談、ごめん、字幕だよ」とのこと。フレンチジョークをかましてきやがる。100席程度の小スクリーンはいえほぼ満席。両側に客がいる状況である。両方とも可愛い20代女子であるしまった、さっき一風堂餃子とマー油(焦がしニンニク油)入りラーメン食ったばかりだ、などと緊張する。絵にかいたようなおっさんである。客層は俺以外全員が白人フランス人若者老人からファミリーまで。片側の女子が後半ボロ泣き。隣の彼氏が慰めながら、俺の隣で濃厚なキスをかましてやがる。クソが(嫉妬文化)。逆側の女子もすすり泣きだったので刺さりは良い模様。エンドロール誰も立たず。イギリスでは残る人がほとんどいなかったので、文化差なのか、満足度差なのか、たまたまなのかよく分からない。

さらに続いて南の14区、モンパルナス近くのミニシアターへ。完全に住宅地の中にポツンとあるライブハウスミニシアターで、区民会館のような立地である。ところで、どんだけ暇なんだ俺。ここも100席程度で、レイトの割に入りは良く6割くらい。またもや俺以外全員白人フランス人レイトショーなのに小学生くらいの子供がいる。ありなのか?夜更かしするこういう悪い子が、地下鉄強盗するパリ青年ギャングになっていくのか(違う)。あっという間に上映終了。終了後の会話に熱があり(フランス語なので内容はまったくわからないけど)、こちらも観客の満足度は高そうであった。

Allocineというフランス語映画サイトがある。映画館もコレで探したのだが、観客レビューで「君の名は。」はなんと歴代4位。

http://www.allocine.fr/film/meilleurs/

レビュー数が少ないから高めに出てはいるのだろうが、上から順に、フォレストガンプハクソー・リッジグリーンマイル君の名は。ジャンゴシンドラーのリストであるフランス語サイトなので、日本人アジア人投票としているとかではあるまい。興行収入はたいして上がっていないようだが、評価はかなり高いようであるサイト上このまま記録として残っていくのか、と調べてみると、100位以内におおかみこどもの雨と雪とか、かぐや姫が出てくる。このまま残っていくようである。若干大丈夫なのか、という気がしなくもない。

英語圏IMDbでもレーティング8.7であり、IMDbは最低25000レビューないと歴代ランキングに乗らないらしいので対象外だが、8.7を歴代ランキングに照らすとこれも12位-18位相である。同じ8.7はフォレストガンプロードオブザリングマトリックスなど。現在22000レビューなので今後歴代に入ってくる可能性はある(ただし歴代に乗るときレビューの重みづけアルゴリズムが発動して、レーティングが変わるようである。)。

http://www.imdb.com/title/tt5311514/?ref_=fn_al_tt_1

アニメ好きを中心とした少数レビューゆえの点数ではあるのだろうが、それにしても高評価である日本映画は、欧米展開時の配給が弱かったり、マーケティングがあまりなかったり、スクリーンミニシアターや隔日ばかりだったりと、ポケモンドラゴンボールなど確立されたキャラクターを除いては、欧米興行収入を上げるにはまだまだ厳しい条件が多いのだろうが、このように高評価作品が続いていけば、道は徐々に広がっていくのではないかと思う。

2017-02-14

1人で初ラブホテルに行った

 初めてラブホテルに行った。ただし1人で。理由興味本位。聞いた話では、ラブホ内装の豪華さや部屋の広さはビジネスホテルの比ではなく素晴らしいという。しか価格ビジネスホテルとさほど変わらず、宿泊せず日帰りなら「休憩」という扱いでさらに安くなる。豪華で安いとは、それだけで興味を惹かれるではないか。そんな素敵な施設たちが、どれも性行為のために建てられているというのもまた興味をそそる。では実際に行ってみようと思ったわけだ。(恋人を作って2人で行ったほうが楽しかろうということは承知しているが、恋するアテがないので1人だ。)

 まず地元ラブホ検索してみたが、どれも市街地から離れていて微妙に行きづらい場所にある。車があれば簡単なのだが、そのためには親の車を借りねばならない。行き先を親に尋ねられては面倒だから、やっぱりバスで行こう。早速バスに乗り、30分くらいして降りた。それからラブホまで1km以上歩く。遠い。これ、せっせと歩くのが私だけだから良いけど、もし恋人を連れていたらきっと文句を言われるんじゃないかラブホの一部屋のためだけに、何もない山道を進むデートプランなんて無理がある気がするぞ。地方住みの人間にとって車は大事だとよく聞かされるが、その理由の1つがデートか、と納得した。

 しばらく歩いて目的地に到着した。いざホテル看板を前にすると羞恥心が出る。いやしかしここは山道だし、人通りは極めて少ない。今は誰も見てないから、さあ入ってしまおう。18禁マークが描かれたドアをえいと開けた。中は薄暗く静かで、フロントにすら人影がない。営業時間外か?いや営業しているはずだ。私のスマホの画面によると、○○号室と××号室は今現在使用なのだから。(ホテルのWebページで、何号室が利用中かをリアルタイム確認できるのだ。「今この部屋で誰かが性交してます」という情報一般公開するシステムが真面目に運用されていると思うと、何だか笑ってしまう。)さてフロント付近には、ボタンの付いた大きいパネルがある。これが噂に聞いた部屋選択パネルか。よさそうな部屋を選び、ボタンを押す。するとパネル上の部屋を示すライトが消える。…それだけ?特に音は出ず、案内もなく、これで本当に入室手続きが出来たのか不安になる。私よ安心しろ、事前に調べたとおりだ、と自分に言い聞かせる。ボタンを押し、部屋に行くだけ。フロント係が姿を見せないホテルも珍しくないと聞いたではないかパネルライトが消えたのは、部屋の状態が空室から利用中に変わったということだろう。緊張しながら部屋に向かう。急な階段を登り、角を曲がると、目的の部屋のドアが見える。ドアの上のランプがちかちかと点滅しているのは「ここに入室してください」のサインらしい。しかし人の気配がないのが不気味だ。暗く狭い廊下で、誰一人見かけない、誰の話し声もしない。時々遠くからドンッと重い音が聞こえるが、何の音か判別できない。防音性能が良すぎるゆえの不気味さか。点滅するランプだけが唯一の歓迎の証だ。これを信じてドアを開ける。いざ入室。

 入室すると靴を脱ぐ場所があり、そのすぐ前にまたドアがある。二重扉、防音は安心できそうだ。2つ目のドアを開け、部屋を目にした瞬間に驚いた。広い、そしてオシャレだ。同価格帯のビジネスホテル2部屋分はあろうかという広さ、2人どころか3人は悠々と座れそうなフカフカソファガラス製のモダンテーブル、でかいテレビ、控えめに流れるイージーリスニングのBGM、マッサージチェアウォーターサーバーまで。照明の雰囲気もとても良い。部屋の数の多さ、広さのために照明は沢山あるが、どれも暖色系の色合いで統一されている。照明自体に飾りがあったり、間接照明を多用していたりと、部屋の上質さを演出するために様々な工夫がされていることがわかる。部屋のデザインは豪華だが落ち着いていて、いやらしくないどころか上品さすら感じる。さて目立たない場所自動精算機がある。これは部屋の鍵と連動していて、一度部屋に入ると精算機にお金を投入するまで出られないと聞いている。玄関のドアを確認すると、確かに開かない。不払いを防ぐ見事なシステムだ。それから風呂場も見てみようと重い、別のドアを開けるとまた驚いた。そこは風呂場ではない、脱衣所だ。顔を洗う用の蛇口と鏡、その横に大量のアメニティが並んでいる。タオル歯ブラシは当たり前として、マウスウォッシュ化粧品が5種類、整髪料が2種類、ローションなどなど。これ全種類使っていいのか…豪華だ。この部屋からトイレ風呂場に繋がっている。バストイレ別だ。風呂場も広い。ビジネスホテル風呂場3つ分くらいの広さはありそうだ。(こんなに広い空間を何に使うのか疑問だ。マットプレイをするにしても、もっと狭い場所で良さそうなものだが。)さてメインの部屋に戻って、周りを見渡してみる。一見すると上品な部屋でも、よく見ると性行為に関連するグッズがたくさん置いてあることが分かる。ベッド脇にはコンドーム、大きなジュエリーボックスのような箱の中には電気マッサージ機があり、テレビ台の中の自動販売機にはピンクローター、ローション、バイブ、まむしドリンクなどが売られている。洒落テーブルの上にあるファイルは、グッズのレンタルの案内だ。コスプレ衣装やマットプレイ用品などを借りることができる。レンタルは1つまで無料…って本当に?安すぎるのでは?しかし1人でコスプレをする気分ではない。他にはアロマディフューザーレンタル…これは私でも楽しめそうだ。せっかく無料から頼んでみよう。ベッド脇の受話器を取り、フロントコール相手はおばさんの声だ。

 「はいフロントです。」「アロマお願いします。」「お持ちします。少々お待ち下さい。」

 この声を聞いて、ようやくホテルスタッフ人間であることを理解した。今までスタッフの気配を全く感じなかったから、自立型ロボット運営していると言われても信じてしまうくらいだった。しばらくすると部屋のチャイムが鳴った。玄関のドアは開かないはずだが…向こうから入ってこないということは、こっちから開けろということか。試してみると、ドアは普通に開いた。目の前にはサービスワゴンと、そこに乗ったアロマディフューザーしかスタッフの姿が見えず、声もしない。ラブホスタッフは客との接触を最小限にしていると聞いてはいたが、まさか物品の受け渡し時ですら姿を隠すとは。恐らくスタッフは客の気を散らさないよう、柱の影に隠れているのだろう。私は廊下の暗がりに向かって「ありがとうございまーす」と声を掛けながら、ディフューザーを手にとってドアを閉めた。しばらくするとガチャンと音がした。ドアがまた施錠されたみたいだ。うーん、まるでサービスワゴンがひとりでに動いて来たみたいだ。やっぱりロボットなのでは…?

 アロマを試してみると、普通に良い香りだ。でも機械の音が大きいから、性交時には使いにくいような気がする。

 レンタルの次に気になるのは、やはり電マだろう。実物を手に取ったことはないから、どのようなものなのか興味が湧く。ベッド脇に置いてある大げさな箱を開けてそれを手に取る。意外と重い。形はよく見るタイプ(見るといっても液晶や紙の中でだが)で、細長い取っ手とテニスボール大の先端部からなる。コンセント差しダイアルを回す。これがあの振動か。先端部を握ると手が痺れるほどの強さだ。さらにダイアルを回すと電マはけたたましい音を上げ、最大の強さにするとかつてないブルブルが私の手を襲った。先端部を握った手は重いパンチを受けたかのように力が抜け、強く握っていられない。これほど強烈だとは…どうりで有名グッズになるわけだ。ところで、電マの箱には注意書きが書いてある。「使用時はおもちゃゴムを付けてください。」そのようなゴムがあるとは知らなかった。よく見ると箱のそばにはゴムらしきものがある。製品名は「トイラップ」と書かれている。「コンドームではありません」という表示のとおり、普通スキンよりも分厚くて固い感触をしているが形状はコンドームと同じだ。説明書きによると、このゴムを内側から指で広げて電マの先端部にかぶせるらしい。なるほど面白いせっかくだから使い方を覚えていくことにしよう。さっそく試してみるが難しい。コンドームを広げてテニスボールにかぶせるような動作といえば難しさが伝わるだろうか。すんなりとは輪っかが広がらず、無理に装着しようとしたら摩擦で破れてしまった。

 しまった。もう一度挑戦したいが、そのためにはフロント電話して替えのゴムを持ってきてもらわないといけない。これをお願いするのはかなり恥ずかしいが、それでも好奇心のほうが上だ。新しいアイテムの使い方を知りたい。意を決して受話器を取った。若い男性の声が電話に応答した。

 「はいフロントです。」「トイラップ?っていうやつの、替えを持ってきてもらえませんか。」「トイラッ"ク"?えーっと…」「いえ、トイラッ"プ"を…」「トイラップ…?ですか?」

 おかしい、相手に伝わっていない。電マにかぶせるやつだと言えば一発で伝わるだろうが、電マなんて恥ずかしくて言いたくないぞ。

 「試そうとしたら破れちゃったんで、新しいのを持ってきてほしいんですけど」 「破れ… ああ!あれですね。あの、で、でん…、電…」

 お前が恥ずかしがってどうする。スパッと言ってくれないと、こっちまで恥ずかしくなってしまう。とはいえ、「でん」の2文字があれば意思疎通ができたことは分かる。

 「そう、それです。」「分かりました、お持ちします。」ガチャリ。

 思わずベッドに突っ伏した。想定よりも恥ずかしい会話になってしまった。お互いが「電マ」と言えないのに、電マに関することを伝えなければいけなかった。とはいえ、これでもう一度あのアイテムに挑戦できる。しばらく待機すると、またチャイムが鳴った。玄関のドアを開けると、やはり人がいない。目の前のサービスワゴンには小さなゴムけがちょんと乗っている。奇妙な光景だが、人がいなくてよかった。もしこれを人から手渡されたら、さらなる羞恥を味わうところだった。「どうもー」と言いながらゴムを取り、ドアを閉めた。しばらくしてまた鍵を閉める音がした。

 

 さて再トライだ。トイラップをかぶせる前によく広げるのがコツなのだろう。ちょっとした試行錯誤の末、装着に成功した。これで電マの先端部はカバーされ、局部に当たる部分が衛生に使えるようになった。しかし取っ手の部分まではカバーされない。ここにも他人の愛液なり精液なりが付くと思うのだが…まあ見た目には汚れはなく、ベタベタするわけでもないので衛生問題はさほど気にならない。ただ潔癖症の人は使用を嫌がるかもしれない。とにかく、これでようやくトイラップに関する私の好奇心は満たされた。

 

 さて、まだ部屋にはアイテムがある。部屋の隅、目立たない場所にある額縁の中には「命を守るために。売上の一部は日本赤十字社寄付されます。」カップルで命を作るついでに命を守る…面白いシャレだ。ベッド脇の分厚いファイルの中にはコミュニケーションノートがある。過去にこの部屋に宿泊した客が、思いの丈を書き記したノートだ。見るとただのノートではない。情事を書き記すために作られた記入欄がある。例えば「今日の想いに○をつけよう。彼女記入欄: 今日望むプレイは? ハードに・やさしく・ちょっとだけ・さわらないで  彼氏記入欄: 今日は何回がんばる? 彼女の望むだけ・3回・1回・もう帰る」といった生々しい質問がズラリ。そこに律儀に回答している沢山の恋人たち…。1人で冷静に部屋を観察している私と、熱々なノートの温度差が心にしみる。「好きすぎてやばい」「素敵なデート」「愛してくれてありがとう」 愛の記述パレードラブホテルが人々の幸せに大きく貢献していることが分かった。どうぞお幸せに。

 次はテレビでも点けよう。このホテルにはVODがない。(ネット口コミレビューが言うに、「今時ラブホでVODがないなんてありえない」らしいが。)見れるのは地上波といくつかの有料放送。BS、CS、アダルトチャンネルが3局など。しかし興味を惹かれる番組はない。食事を頼んで映画を見ながらまったり、といった楽しみ方はまた別の機会にしよう。

 

 さて色々部屋を観察していたら、いつの間にか2時間を過ぎてしまった。料金プランの休憩2時間コースは超過し、代わりに休憩5時間コース適用されるはずだ。5時間コースで今帰宅するのは勿体無い。もう2時間くらいは部屋にいよう。しかし何をしようか。食事も頼めるみたいだが、お腹は空いてない。とりあえずベッドに潜り、ダラダラとスマホを見た。うーん、他に楽しいことがあるような気がする。周りを見渡すと、私のそばに電マが横たわっている。そういえば先程のゴムの挑戦のあと、ベッドの上に放り投げたのだった。2回も挑戦した甲斐があって、先端部はしっかりとカバーされている。私はしばしそれを眺めた。さて。ベッド、私、電マが、飾り付き照明に照らされている。私はおもむろにそれを手に取る。ここから割愛

 結局、休憩5時間コースを目一杯に利用してしまった。シャワーを浴び、服と荷物を整え、精算機に対面する。想定通りの料金になっているだろうか。何かの間違いで宿泊料金になっていたらどうしようか、と緊張する。「精算」ボタンを押して表示された金額は、よかった、想定通りだ。千円札を何枚かガーッと吸い込ませると、玄関のドアが解錠される音がした。さあ帰宅しよう。

 

 「帰路」の案内に従って進むルートは、入室時とは別になっていた。他の客とすれ違わないようにするために、別の廊下を準備するとは驚きだ。出口の扉を開けると、入った所とは違う場所に出た。もうすっかり夜だ。公道に出た私を待っていたのは、闇だった。そういえば忘れていたが、この山道には街灯がない。目を凝らさなければ道路が見えないほどの闇の中、バス停まで1km以上歩かなければならない。ああ、これが2人デートじゃなくてよかった。恋人にこんな怖い道を歩かせていたら、興ざめなことこの上ない。このリア充界では車があるのが当たり前で、徒歩での移動は想定されていないわけだ。私は世のカップル達との温度差を感じながら、闇の中をせっせと歩いた。

 

 バスに乗り安心したところで、今日の出来事を振り返った。美しい場所だった。内装の美しさ、性の美しさ、人と会わずサービス提供する奥ゆかしさ。そのような場所に初めて足を運んだのは大きな冒険だったが、次は気軽な気持ちで利用してみたいと思った。旅行時にコスパの良いホテルとして使えるし、コミケに参加した後で薄い本に没頭したい時にはうってつけの場所だ。設備があるホテルなら、映画食事カラオケでダラダラするのも良い。きっと1人でも、様々な使い方ができるはずだ。さあ、今日は新しい経験をした。このことは詳しく日記に残そう。私は帰宅して間もなくパソコンに向かい、この文章を書き始めたのだった。

2017-01-30

http://anond.hatelabo.jp/20170129222024

何を当たり前のことを新発見みたいな口ぶりで書いてるんだ?

日本人馬鹿から昼白色の蛍光灯直接照明で使っているんだろうけど野蛮にも程がある

使い分ける能もないだろうから直接照明は一律禁止にして電球色の間接照明だけにすればいい

2017-01-05

名古屋おすすめカフェを徒然なるままにピックアップしてみた

名古屋おすすめカフェ適当ピックアップしてみた。

コメダ喫茶マウンテンなど

有名どころはあえて外しているのであしからず

[名古屋駅編]

バンチ オブ ピオニー

花屋さんの奥にあるカフェ。そもそも入り口がどこかわからなくて迷ってしまう 笑

  映画に出てきそうな柔らかい空間が広がり、1人静かに過ごせるカフェ

  クラムチャウダーが美味しい。

ダブリンルームカフェ

 →間接照明がおしゃれな大人向けなカフェ。店内は暗く落ち着いている雰囲気

  コーヒーの種類も豊富であり、チーズケーキが美味しい。

  

[栄編]

ホイホイ

 →栄のパンケーキならここしかない!ふわふわ生地で食感がクセになる。

  お店はすこし小さめだが、ハワイアン雰囲気で過ごしやすい。テラス席もある。

  パンケーキが美味しい。トップングも色々ある。

cafe DODO

 →栄の隠れた場所にあるアートカフェ。急な階段を登った3階にあり

  名物「つけナポリタン」が美味しい。

[矢場町編]

黒猫カフェ

 →「黒猫」がモチーフカフェ。本物の黒猫がいるわけではなく

  黒猫キャラクターグッズインテリアが多数揃っている。ディナーも味が本格的。

  メイソンジャーボトルオリジナルドリンクが美味しい。

[上前津編]

eric-life エリック ライフ

 →大須観音近くのカフェ。落ち着いてた雰囲気比較的大きめな店内である

  ソファがふかふかで気持ちいい。オムライスが美味しい。

珈琲ぶりこ

 →ザ・町家カフェ大須で一度は目にしたことがある方もいる古民家風な佇まい。

  1階、2階と別れている。抹茶を使った和なパフェ豊富だが、ランチも抜群に美味しい。

  ランチのせいろ蒸しが美味しい。

[金山編]

ラヤキヴィ

 →北欧風なカフェ金山駅から少し歩いた閑静な住宅街の方にあるお店。

  北欧食器や素材を使っていたりと、北欧へのこだわりが強い。

  ローストビーフ丼が美味しい。

[番外編 行ってみたいカフェ]

たらそ(愛知県西尾市)

 →愛知県一押しのカフェといったら、ここ。

  カフェから三河湾を一望できる。ぜひ行ってみたい。

  たらそブレンドが飲みたい。

他にもおすすめあれば教えてください(^o^)丿

2017-01-03

まれて初めて合コンに行ってきた

数合わせなのか気まぐれか分からないが、同僚から合コンに誘われた。

俺にとって初めての合コンなので、気合を入れて2万円くらいで上下の服を揃えて臨んだ。

いざ合コン当日になって4人の女の子と会ってみると、かわいい雰囲気のある子達だった。少し場慣れしている感があって残念な気持ちになったけど、一人でもデートに誘えればいいなと思った。

A子B子C子D子とすると、A子は上品さが溢れていて、B子C子はアウトドア系、D子はかわいい服系?よく分からんがこんな感じだった。第一印象ではA子が一番良かった。

幹事の同僚が少し洒落居酒屋へ7人を誘導する。料理の味はそんなに良くなかった。しかし同僚が反省会で言うには、味は関係なく、雰囲気が最重要らしい。

男と女がそれぞれ一列になってテーブル席に座った。間接照明がある居酒屋はなんだか居心地が良かった。女の子達もリラックスしている様子だった。

しかしいざ話し出すと、様子がおかしい。女の子から俺たちへの興味が感じられなかったのだ。

幹事の同僚は盛り上げ上手ではあるものの、少し奥手で実は半分くらい人見知りな面があるらしい。仲良くなるにつれて居心地が悪くなると言う意味のわからないことをボヤいていた気がする。

それに気づいたのか分からないが、女の子達も次第に笑顔が少なくなっていく。こうなってくると、残りの男3人で盛り上げなくてはならなかった。

しかし俺は、盛り上げるということが分からなかったから、ひたすらテンションで乗り切った。何回もウェーイと言った。黒歴史とはまさにこのことだろう。

しかしそのテンションのおかげか、A子のラインはゲットすることができた。不幸中の幸いだ。

解散すると、真っ先にA子にラインを送った。

しかしまたもや、A子からは素っ気のないラインが返ってくる。俺への興味がまるでなく、およそ1時間ごとに送られてくる返信に、俺はゲンナリした。

恋愛とはなんと面倒なことだろうと思った。デートに漕ぎ着くことすら遥か先にあって、霧がかかっていた。もはやゴールがどの方角かすら分からなかった。

この女の子達がマイノリティであることを祈る。でなければ俺に恋愛なんか無理だ。

2016-12-12

錦糸町駅より

仕事帰りに錦糸町駅プラットホームで、電車を待ちながら某食品メーカー系列ホテル何気なく目をあてていると、高層フロアの客室で、間接照明をバックに影が動くのが見えた。影は窓際に映っていたが、実体が室内にいるのか室外なのか判然としない。

ただそれは、他のフロアの窓にも見える人影と比べて人の背丈には満たず、窓際にとまっている鳩のようだった。

鳩は別の影が作り出すなだらかな丘を繰り返しついばんでいる。しかし、ホテルの窓枠に鳩がとまれるようなスペースは用意されておらず、他の窓には鳩はいない。やはり鳩はその客室内にいるようだった。

鳩のついばむ速度が徐々に上がってくる。鳩の速度に合わせて、なだらかな丘が波打ち始めた。


その時、裏から人影が現れた。1人、いや、2人。

それは絡み合い、窓際で立ったまま激しくピストン運動を行っている。

鳩は相変わらずついばみをやめない。

僕は全てを察した。

鳩と丘は、窓際に設置されたベッドの上の、もう一組の「つがい」だった。




そのホテルがそういうイベントに利用されているというのは、検索すればすぐにでてきた。

こんな話はネット上では珍しくもない。

しかし、実際に見たのは初めてで、持っていきようのない微妙感情が残った。

この師走に、窓際で行為にふける彼らには、マスク姿で電車を待ちながら見上げる僕の姿が見えただろうか。



ファミリー向けのマンションや複合モールができ、街の雰囲気はガラリと変わった。錦糸公園夜遅くまで親子連れで賑わっているし、一時期はポケモンGO目当ての若者たちの出現が報道に取り上げられもした。区営のスポーツ施設も、多くの現役世代に使われ、健全な街の装いを調えつつある。

しかし、駅前や横丁には、スナックアジアンエステ料理屋など、猥雑な風情も変わらず残っているし、健全な装いも一皮剥けば、大人欲情がごろりと眼の前に転がる。そんな不安定さを抱えている。

この街の子どもたちがどんな育ち方をしていくのか。わずかに湧いた興味も、車内の混雑ですぐにかき消えてしまった。

2016-06-26

いまさらRubyはない

Pypyだかなんだかが何をするライブラリか知らない程度の門外漢だけどRubyやるくらいならPythonやる

Rubyオワコン

Rubyいたことないけど

本屋プログラミングコーナーのぞいてもIQ2桁の言語Rubyで3桁ならPythonという感じ

PHPPerlJavaJavaScriptやってる連中の言語Ruby

HaskellGoC++をやっている上級国民言語Python

あるいは、ホテル間接照明に照らされた女の子おっぱいを揉む人の言語Python

スーパータイムセールで買った半額弁当ワンルーム蛍光灯の寂しい部屋で孤独に糞に変え、自分弁当を糞に変えるパイプにすぎないという現実に直面してもとくに抗うでなく、人間なんてそんなもんだと納得し乳輪から毛が何本か生えてる自分の胸を揉む人の言語Ruby

だいたいそんなイメージ

2016-02-27

ストレスなくなるとお酒って飲まなくて良くなるんですねw

新幹線乗り遅れたので、次の新幹線に乗りながら書いている。

俺氏アラフォー、嫁、0歳児、2歳児、と同居

普段帰宅は23時頃、子供が寝付いたころにそーっと帰ってくる。

子供が寝たか寝ないかの微妙時間に帰ると、

「せっかく寝付きそうだったのに、子供が起きたじゃない!」とか、

たまに早く帰ると、「毎日7時に帰ってきて子供風呂に入れろ!」とか

いろいろと激しく要求や叱責されるので、

あえて、23時頃になるように残業して帰ることにしている。

家に帰ると、

シンクに積みあがった食器食洗機に放り込みながら、ワインを1杯

(なんで1日中家にいて5分で終わることができないんだろう?)

リビングに散らかった子供おもちゃを片しながら、ワインを1杯

(たまには、子供と一緒にお片づけしてみたらいいんじゃないかな?)

テーブルにこぼれた牛乳の跡を雑巾で擦りながら、ワインを1杯

(こぼした時に拭けばすぐとれるのにね)

25時を回ったあたりで、調子出てきちゃって、

よーし、パパ新しいワイン空けちゃうからね!キュキュ、シュポ!

とかやって、ワインを週5本くらい飲んじゃうのが日常

さて、

嫁が実家での用事が続くということで、

1週間、嫁と子供実家に帰る!

おお、フリーダム

部屋の中を大掃除

使わなそうなものは、子供部屋に押し込む。

寝室のスタンドライトリビング間接照明に。

部屋を暗くして、JAZZとか掛けてムーディ!

やばい楽しい

音出してでAV見ても大丈夫だし、

TENGAスゲー!とか

撮り溜めてあった映像を見たり、

【イッツ・フリーダム!】

仕事から帰ってても部屋は綺麗なままだし、

早く帰っても、遅く帰っても文句言う人いないし

暮らしていたら、

あれ。酒飲んでなくね?

飲む必要がなくなったみたい、

ストレスないし、楽しい事してればいいしね。

最後の夜、昨日・金曜日は、よく行っていた店に付き合いで顔だしたら、

久しぶりに会う人が沢山いて、ピッチが上がっちゃって、タクシー帰宅

そして、

あ、寝坊した、ヤバイ新幹線乗り遅れちゃう

俺「すみません新幹線乗り遅れちって」

嫁「はぁ?何やってんの?何時に起きたの?どうやって駅まで行ったの

  次の新幹線何時?何時に着くの?」

俺(質問は1回に1個までにして欲しいワン)

嫁「どうせまた、夜中まで飲んでたんでしょ?どこで飲んでたの?家?

  どっかの店?またそうやってお金使って、家に入れるお金増やしてよ!」

俺(おこづかい範囲ニャン)

俺「と、とにかく、1時間くらい遅れてつきますすみません

寝坊した自分が悪いんですけどね、

嫁とか、お義父さんとかに何か買っていった方がいいですかね?

来週は、お酒が進みそうです。

2016-02-04

手芸屋さんで洗脳されそうになった話。

結論から言うと、布屋で2メートル5600円の布を断れずに購入し、「あ、私マルチ商法とか笑えないな」と気付いただけの話です。

=====

変な宗教勧誘されそうになったり、所謂自己批判」をしかけられた分けではなく、相手はただ布を売ろうとしてきただけなのですが、それすら断れなかったことにショックを受けたので文字にすることで冷静になりたかったのと、

買いたくない布を買うに至るまでのプロセステレビネットで読む「洗脳」のプロセスによく似ていると感じたので、同じような状況に立ったときに思い出して貰えればと思い、初めての増田投稿しました。


ちなみに2メートル5600円は、布の値段としてはちょっと高いぐらい。

上を見ればキリが無いが、主婦結構奮発して買うぐらいの物だろう。

自体は悪い物では無いけれど高級品と言う分けでも無く、老夫婦趣味でやっているようなお店なので、友達相手商売ならまあそんなものかなって言う商品


ただ私はその時その店で何かを買うつもりは無かったし、

お財布事情もその店の想定する顧客では無いと自覚したうえで、もしかしたら掘り出し物が見つかるかもって軽い気持ちで入った。


何度か入ったことがあるお店で、私を囲って最終的に布をレジまで持って行った店主のマダムも悪い人では無いのだと思う。


そう、相手は腰の曲がったお婆さんだった。


ピンクツイードジャケット千鳥格子スカートで、喋り方もちょっとハイカラなお婆さん。

店員も客もマダムも合わせて四人しか居なかった。みーんなお婆さん。

対して二十代の私が物理的に逃げることは簡単だった。

それなのに、2メートルの白い布を手にちょっと茫然としながら「自分洗脳される側の人間かも」と恐怖した理由もそこにある。



  • 順を追って話してみる。

私はメートル千円未満の安い布を探していた。

火急の用では無く、購入する店にも目星を付けていた。一週間後にはその店の近くを通るので、その時に買えば良いや、ぐらいの気楽さ。

ToDoリストにも書かないようなレベル


件の店はタイトルでは「手芸屋」と書いたが細かいことを言うと布専門店で、最初は寄る予定も無かった。

私が用があったのは、同じ複合店内の百円均一だ。

刺繍用の下書きシートが欲しかった。

と言うか、そもそも買い物をする予定もなかった。

100円均一だって図書館に行ったら、休館日だったので、手持ち無沙汰になってしまい無理矢理作った用事だった。


ともかく入ってしまった複合店の中で、二店は同じフロアにあり、エレベーターを上って最初に目に入るのが例の布屋なのだ

高級な布を見るのは楽しいし、時々端切れを買ったりして少し好きなお店だった。


そう言えば白い布探してたんだよな、もしかしてちょっと良いのが安くなってないかな。

ちらっと覗くと、白い布に「1000」の値札がついている。「2800」に打消し線が入っている上に、だ。

お得じゃん!

早速近づいて手にとってみて、がっかりした。

ベルベット素材だったのだ。

しかったのは麻か綿。全然違う。

でもベルベットが千円なんてちょっとすごいな、冬だからかな、なんて触っていたら、見たことのある─一度レジで話をしたこともある─店主のお婆さんが話しかけてきた。


「良い布でしょう、ベルベットって言ってね、宝石名前もついてるくらいで、良い布なのよ」

(ちなみに宝石名前、がどこから来ているのかネットで軽く検索しただけでは分からなかった)


元々店員さんと話すのは苦手では無い。

手触りが気持ちいいですね、なんて言いながら、買うつもりが無いことを、次のように伝えた。


「でも私、スカートを作りたいんです。白い麻とか綿とか…これじゃちょっと違うかな。」


しかしこれぐらいで店員さんが引かないのは当然だ。


スカート!良いじゃない。

あなた若いから、これ(青いビロード)でも可愛いわよね。

タックを入れてこう…(手でストンと落とす)いうのも良いでしょう?」


今思えばマダムあんまり話を聞いてくれなかった。

耳が遠い分けでは無いのだが、お年寄り若者それぞれにあるゾーンみたいなもの時間軸がちょっと違う。

年寄りだけじゃなく、若いやつにもゾーンはある。

その時その時の自分世代が正常だと思ってしまうが、今は分かる、十代もちょっとおかしい。

二十代なんて全然若いと思っていたが、いざ突入してみると十代が怖い。

世代の違う人との会話を二人三脚に例えるなら、予期しないタイミングブレーキをかけたりダッシュしたり、とにかく息が合わないことが多い。

勿論、他の世代からすれば私は「鈍くさい奴」「足の踏込が甘い」とか、いろいろあると思うけれど……


……脱線した。



とにかく、ちょっと話を聞いてもらえないことが分かったけれど、その時はまだ何とかなると思っていた。

勿論千円を超える布を買う気も無かった。


もう一度ビロードが想定と全く異なることを伝えると、マダムは違うコーナーに私を連れて行った。

黒い壁や間接照明とならんで布が飾られている、明らかに高額商品のコーナーだ。

白い綿や麻、混合を探していて、千円のビロード予算に沿わないと伝えているのに、マダムが手に取るのは四千円五千円の柄物の布ばかり。


「これなんて派手だけどあなた若いから、似合うわよ」


あれこれ話を広げていくマダムに、ちょっとやばいぞ、と気付き始める。

挙句に六千円の織物を手に取り、一万五千円が六千円になっている、これが一番お買い得だ、ちょっとそこ(鏡の前)に行って当ててみたらどう?とか言い出す。

もっと高い布もそのお店にはあるのだが、それまでマダムが手に取ったり指さしたりした中で一番高い布を「お買い得」と言って勧めてきた所に、マダムの狙いは親切では無く何かを買わせることにあったと思えてならない。

その後も再三「予算に合わない」と繰り返して、何とかその場を移動しても、相変わらず四千円五千円のコーナーをうろうろするマダムと、私。

この時私はへらへらしていて(癖なのだ)、

会話も


「綺麗ですねえ、見てると欲しくなるけど、高いなあ」


などと肯定から入っていたので、端から見たら購買に積極的な客に見えたかもしれない。

自分のこの態度にも、最終的に断りきれずに買ってしまった要因があると思う。


その後も「どこかの学生さん?」と聞いておいて、別段安いものを見せてくれるわけでもなく、こちらの予算無視でとにかく買わせようとする。

何度か逃れられた、と思って安い生地のコーナー(一応キルトとか子供向けの柄物とかも置いてあった)(とは言え、そこに置いてある生地セールになっていることは滅多にない。本当に、冷やかしと同然でとりあえず入ってみただけだった)に行こうとすると、一度は離れる。

けれどすぐに声をかけてきて、「これなんかどう?」と、また良いお値段のコーナーに引き戻され、結局安いコーナーには一歩も入れなかった。


マダム言葉選びは、いっそ見習いたいところがたくさんあった。

「気安い布も見させて」と苦笑いする私に、三色並んだ布を指して「これなんかもねえ、お値打ちよ。」と百八十度違う言葉をかけてくる。


「へ?ええ、ああ、でもちょっと予算がね。」驚きつつも、なんとか会話を続けようとするのを遮って、


あなたあなただったらこ三色でどれ選ぶ?」

「ええっと、カーキかな。でもちょっと素材が…」

「ねえ、良い色よね。」


と、とにかく相手に選ばせるのだ。

選んだらそれを褒め、自分が手に取った商品は良いですね、と言わせるのだ。

こう言うときに「そのヒラヒラ下品で好きじゃないわ」なんて言おうものなら、「若い子にはそうかもね。じゃあ、こっちはどう?ツイードで大人っぽいわよ」と他の布を出したことだろう。それとも、フリルのついた他の布を持ってきたかもしれない。

実際、最後まで私の希望─白色、麻や綿、千円未満─に一つでも沿っているものを持ってくることは無かった。

そうして私が指差したカーキ色の布を手にすると、マダムはおもむろに言った。



「これにする?」


唐突なその言葉に、ちょっと血の気が引いた感覚が、この記事を打っている今も残っている。

散々「他の布も見るね」と言っては頷かれ引き戻され、一度も自分のみたい物を見ていない。

まだ私は物色すらしていないのに、しかもその布を聞かれたから褒めこそすれ、明確にあることを伝えている計画に照らし合わせる前から、何故、いきなり購入になるのか。

私がどんなスカートを作りたいかおばあさんは聞いてもいない。

しかも散々伝えている「どんな布が買いたいか」に、その布はかすってもいない。

上品なカーキがテカるシャンブレーを片手にレジに持っていこうとするおばあさんにそこはかとなく恐怖した。


この時「この人話が通じないんだ」と恐怖したのが、第一段階だと思う。

洗脳の段階だ。


はっきりノーと言ってその場を去れば良いじゃないか、と思う人もいるだろう。

出来なかったのか?と呆れられれば、私はその人の前では自分を恥じてしまうだろう。


実際、出来たと思う。

自分より弱いおばあさんだったから強く断れなかったのかもしれないし、

へらへらするのが身に付いていて、愛想の悪い態度をして誰彼構わず嫌われたくないと思ってしまうのが、私の悪い癖でもある。

それに、5600円だ。

数十万じゃない。

ハッキリ払えないと言うのが嫌だと言う、妙な虚栄心もあったと思う。

私は普段からまめに洋裁なんかをする人間では無く、知識も低いのに知ったかぶりをしてしまう所があって、この時もなんと言うか見栄を張ろうとしていた。なんとか取り繕って逃げようとしていた。


色々な要素が混ざり合って、最終的に、「向こう見てきますね」と言って逃げようとした私におばあさんが別の布を手にして


「もう、これにしましょうか」


に負けてしまった。

本当にこの時は怖かった。

今も、思い出すと怖い。

しゃがみこんで、泣きそうになりながら、それでもなんでか笑って、なんとか逃げようとあれこれ言ってみるけれど、「何メートル必要なの?」「二メートルです」と答えてしまい、二メートルだと言ったそばから「それならシャツもね、作りたくなるのよ。三メートルあれば足りるかな…ちょっと計算しましょうか」と言われ、「あの、スカートに二メートル必要なんです。シャツには足りませんよね」と言う声が震えそうになったのを抑えてしまった。

結局おばあさんはレジに立っていた店員さんに「三メートルね」と言うので「二メートル!二メートルでお願いします」と訂正しなければならず、最後まで話を聞いてくれなかった。(「これにしましょうか」と言って手にした布もグレーで、他に四色ある中からどれが良い?と言いながら、なぜか頑なにグレーを持っていこうとしていた。もしかしたらグレーが高かったのかもしれない。私は「自分で」白を選んだ。)

この時私は切られた布に申し訳なさすら感じて、一割引に「ありがとうございます」、それなのに(店側がカード会社に売り上げからパーセント手数料を支払わなければいけない)クレジットカードで支払ってしまってすいませんとまで言った。

これも、私の癖だ。

レジでも毎回「ありがとうございます」と言い、車の前を通るときは例え相手が無理に横断歩道に乗り込んでいても反射的に頭を下げてしまい後で一人で勝手に悔しくなったりする。

悪いことではないと言ってくれる人もいるだろう。

けれど、今回ばかりはそうは思えなかった。

この癖も、悪徳商法などの洗脳にかかりやすくなる要素の一つだと自覚たからだ。



  • 手芸屋さんでの体験は、以上で終わりです。

ここからは、どうして自分が「洗脳されやす人間」だと自覚したのか、書いていきます


1.まず一つに、最後まで─そして今でも─私は「断ろうと思えば断れた」と思っていること。

これは、「断ろうと思えば断れた」のに断らず、「自分で選択した」のだから決断した「自分が悪い」と言う結論を引っ張ってきます

低下した自己評価洗脳の温床です。

なぜなら、自分判断を信じることが出来なくなるからです。

自己評価が最低になり、何もかも自分が悪いと思い込むと、「被害を受けた」という判断も下せなくなってしまます


今回、私の相手は腰の曲がったおばあさんでした。

先にも書いた通り、逃げようと思えば方法はいくらでもあったのです。

それに、5600円も「被害」と言うには大げさな額に感じられます

何より、私には支払い能力があったのです。これで生活がおろそかになるわけではありません。

これぐらいなら「仕方ないか」と思える「被害」と、「自分が決めたこと」は自分責任を負わなければならないと言う負い目から来る「自分が悪い」という自己否定

この二つのせいで、私は(こんな記事を書いておいて何ですが)おばあさんを悪役に出来なくなります


「買いたくないものを買ったと嘆いているけれど、相手はおばあさんだったんでしょう?無理やり拘束されたり脅迫された分けでもないのに、大げさだよ。人のせいにしてるだけでしょ」

「本当に買いたくないなら、走って逃げればよかったんだ」

「他にも買わないために出来ることはいくらでもある」

「結局、本気で嫌だったわけじゃないんだよ」

誰かに言われる前に、自分でここまで考えてしまます


今回は布で済みましたが、これが悪徳商法だったらどうでしょう

相手は物腰柔らかに、しかし強引に話を進めていきます

額もそんなに高くありません。

商品も鍋とか包丁とか、日用品かもしれません。

あなたが参加した企業家のためのセミナーIT系によくある「仕事効率よくこなすための三つのフロー要点」のような、ネット有名人講演会で、パソコンを使った遠隔講義に誘われるかもしれません。

日用品なら、高くても数万、遠隔講義なら物理的に囲いこまれるわけでもなく、いつでも逃げられる。

契約しなきゃ帰ってくれそうに無くて怖いし、よく聞く何百万の詐欺事件よりはマシかな、と契約してしまうかもしれません。


けれど、一度契約してしまえば最後自分を責める後悔が始まります

今回のことで痛感したのは、「詐欺金額ではない」と言うことです。(詐欺とまで言ってごめんね、マダム。もう二度と行かないから許してほしい)

あんなにテレビネット詐欺洗脳ニュースを見聞きしていながら、「騙された」ことが辛いのです。

マルチ商法は、買わせた相手のこの気持ちの隙間につけ入り、「元が取れるよ」と売る側に回して「被害者」を「加害者」に変える悪徳商法です。

傷付いた自尊心を補おうためにしたことが、加害者になることでさらに傷付き、負の連鎖を引き起こすことになってしまうのです。


中には、「加害者である自覚もない人がいるでしょう。


話は戻りますが、先に書いたように、「恐怖」が洗脳の第一段階ではないでしょうか。

相手に話が通じない、もしくは暴力の可能性を示唆されることで、自分が無力だと感じる。

そうなると、なるべく穏便に逃げたいと考えるようになります。まだ逃げたい・この場には居たくないと考えます

そして、ひとまず相手要求を飲んでしまう。

しかし、拒否できなかった自己嫌悪から自分を責めることになり、自信を無くしてしまう。


2.次に、結局「ノー」と言えなかったことだ。


これに尽きるけれど、こんなにショックを受ける程買いたく無い物に、「ノー」と言えなかった奴が是が非でも自分たちの住む沼に引きずり込もうとしているマルチ商法洗脳拒否できる分けねーべ。

これは一日経った今もちょっと泣きそうなぐらいショックだった。


まず、店員さんに押し切られて買うと言う経験が無かった。ファースト。奪われた。

それまで店員さんって言うのはひたすら褒めてくれるのをスルーすれば着合わせを一緒に考えてくれたりするちょっと気分良くしてくれる人だと言う認識で、お仕事から失礼なこともしないし、怖いなんて思ったことも無かった。

ちょっと考えてみます」と言えばすうっと引いてくれた。

けれどマダムは違ったのだ。

考える隙を与えずにガンガン来られたら、そりゃパニックにもなる。


ちょっと考えてみます

「ごゆっくりどうぞ~」


は、あくま相手気遣いで、彼等が売るのは商品のものでは無くて「豊かな生活」「楽しい買い物の時間」でもあったりするからだ。

お店で気分を害して買い物をしても、悪評が広まれば客も減り、商品も売れなくなる。そんな方法を取ってまで売る物では無く、「ちょっと考えてみます」と言った客は接客を止めるラインでもあったりするからだ。

けれど悪徳商法にはそんなこと関係無い。

洗脳集団にはそんなこと関係無い。

あの手この手私たち思考能力を奪い、言いなりにすることが目的から


そこに来て店員さんや通りすがりの人の前ですら「物分りの良い振り」をしたがる私の性格

「卒なくこなしている」ように見られたい見栄があって、無愛想な態度を取ったりして働く人に敬意を払っていないとかマナーを知らないとか、軽蔑されたくないと思ってしまうのだ。

マダムは私の話を一切聞いてくれなかったのに、いちいち声に振り返り、返事をし、話を聞いてくれない人の話を聞いて何とか会話しようとする私は、そりゃ良い鴨だ。

向こうはこちらの話など聞いていない。

こちらは相手の話を聞くしか無い。

考える時間も与えられず、パニックになり情報遮断されて追い込まれた中で、頷くしか選択肢が無いと思い込んでしまう。


以上の体験で、自信がぽっきり折れてしまった。


マダムは悪い人では無いと思う。

半分は天然で、半分は故意だっただろうけれど、それも悪意からでは無く、引き際を知らない人だったのだと思う。

比べるのは嫌だけれど、私の祖母も私の話を聞かない。

一緒に料理店に行くと、いくら私が要らない、食べられないと泣きそうになりながら断っても、自分子供時代のひもじい思いをした辛さから良かれとどんどん料理を注文し、挙句自分が食べられなかった分を私に「食べれるでしょう」と差し出す。

今はもう必死に粘ることを覚えたが、中学生のころはガチ泣きをしながらご飯を食べたことも、何度かある。祖母は私が泣いていても、見えていないのか全く悪気が無く「食べれるって」と言う。

あっ、こりゃダメだ…。


また脱線した…。

もういい、なんだか書けば書く程自信が無くなって行く…強く生きていきたい…。


…えっと、それで、結局「マダムも悪い人じゃない」と思っている時点で、私は相手を完全に否定して切り離すことが出来ていない。

こんな記事を書いて「洗脳」とまで言っているのに、だ。

これが信用していた友人だったらどうだろう。

もう立ち直れない…。


長々と書いておいて、とりとめもなく終わってしま申し訳ないです。

失ったのはたかだか五千円ですが、受けたショックは一日引きずって消えませんでした。

このショック和らげるため、自分のために一気に書いたので、矛盾やほつれがいくつかあるかもしれません。すいません。


タイトルで「洗脳」とまで書いたのに、結局洗脳された分けでも無く、マルチ商法に怯える妄想に始終し「洗脳」って何ぞや、と思った方もいるかもしれません。

私も簡単に「洗脳」について引用を載せた方がこの記事も書きやすいかな、と洗脳の手順とかを検索してみたのですが、「洗脳はこうしてできる!」「洗脳は簡単に見破れる!」みたいなあんまり仰々しく強気記事が多くて「どっこいどっこいだな…」と疲れてしまいました。

おススメはテレビ番組しくじり先生」の辺見マリさん回です。あれ分かりやすかったよね。


この記事を読んでちょっとでも感じた恐怖を追体験し、「もしかしたら私もそういう所あるかも」等と自衛一助になれば幸いです。

それでは。

2016-01-22

[] あなた日本人の平均的鈴木です

日本人の平均ですよね。全く特徴がありません」

鈴木はその言葉を内心快いとは思えなかった。

まるで自分が特徴なくフラットで、無味乾燥としたコンクリートのように思えたからだ。

鈴木極彩色の部屋の中にいた。

くっきりと縁取られたグラフィックデザインの硬質な線が、白い壁とのコントラストの間に滲んでいた。

それはとても整然としているくせに、ありふれていて味わいがなく緊張した線を描いている。

バランステスト学力テスト集中力テストもすべて平均値です。褒めるところけなすところもありません」

天井に備え付けられた明滅しない青白い光が、すべての生き物を否定しつつ部屋を様子を事務的に映し出した。

目の前の女医ネームプレートにまぶしがる鈴木の反応も気にすることもない。

一度だけ微笑を浮かべると、それほど大きくない胸を鈴木の目の前にさらし、のぞき込みながら眼球にペンライトを当てた。

まぶしさに瞳孔が収縮する鈴木だったが、女医は気にする風でもなく口を開けさせ、次いで耳を差し出すように要求する。

「それじゃ、僕はメリットデメリットもない人間ということですか」

女医の姿が近くにあることと、失礼な回答に少しだけ興奮状態にあった彼の声は、若干の混乱を感じて少しだけ震えていた。

「ええ。人畜無害、というありふれた表現が最も適切です」

それはとてもばかげたことのように思えた。

この表現なら僕以外の誰だって当てはまるし、何よりテストも簡易的で遺伝子などの調査もしていない。

こんなことで自分存在のものを平均扱いするなんてずいぶん失礼な話だ。

鈴木はそう思いながらも同時に次の質問を考え出そうとしていた。

この街を見なかったのですか」

そう思った矢先、女医の突拍子のない質問が浴びせられる。

おかげで鈴木は考えていた思考放棄し、女医のいうとおりに街のことを回想するほかなかった。

ネオンパレードサーカス団、昭和レトロ・フューチャーの真鍮の時計から飛び出す鳩。

街ゆく人々のヴェネツィア仮面と火を噴く象。

そのどれもがまるで現実味がなくゆったりとした映像の中で踊っている。

「見ました。今でもありありと思い浮かびます

「どうでした」

幻想的です」

「いいえ」

「では何ですか」

個性です」

「そうですか」

「違います

女医鈴木の鼻に手際よく綿を詰め込むと、何かの液体が固着するのを待っているようだった。

黄色いねじ曲がった針を持つ、ツートンのポップ・アート時計から目を離さない。

「では街はいったい何だというのですか」

鈴木さんですよ」

女医時計から目を離すと、鈴木の鼻から詰め物を無造作に引っこ抜いた。

輪郭消失する朧な意識の中で、鈴木女医の姿が黒く大きなものに見えたような気がした。




暗転した画面から鈴木は放り出されると、街ゆく人々のネオンクラクションパレードの中に潜り込んで、にわかに交差する人々に自分の身体をぶつけた。

空にはツェッペリン号を思わせる飛行艇バーゲンセール垂れ幕をぶら下げながら、遠方に瞬く花火の中を飛行している。

仮装行列のような格好でありながらスマホを眺める人々は皆下を向いて情報の受信に余念がない。

ビルの隙間から猫が姿を現すと同時に人の格好へと変化してゆき、柔らかな牡丹を思わせる街明かりの中に消えていった。

すべてのパーツが無秩序カッターナイフで切り分けられた街の中で、鈴木の耳にある男の声が聞こえてきた。

メランコリア

はい?」

メランコリア、そうでしょう」

鈴木は喧噪の中でスマホ人間たちに押されながらも、彼のいうことを聞き取ろうとして眉をしかめた。

「それはあなた世界を変えているように思える。まるで自発的意思を持って何度となく描かれ続ける1Q84みたいに。だけどもそれは違うのです」

鈴木は緊張した姿勢を少しだけ和らげると、その男の顔を間接照明の薄闇の中でゆっくり凝視した。

彼は黒縁の眼鏡をかけていてやせ形、黒いフードの中から顔を覗かせている。

中肉中背で日本人の平均的身長に見えた。

セカイ系、でしたっけ」

全く突拍子もないタイミング意味のわからないことを聞く男を見ても、鈴木はその不自然さに対してなにがしかの追及を行うことを忘れたままだった。

それほどまでにこの男は鈴木にとって理由なく違和感がない。

「ええ。しかしそうではないのです。この世界一定していて安定の中にあり、揺らぐことも乱れることもなく、カオスフラクタル存在していません」

意味がわかりません」

「つまりこうです。あなたは平均的かつそれなり個性的で、人類の多数を形成していて、世界に影響を与えるまでもない山田であり田中なのです」

パーティクラッカー中国風の爆竹が響き、銅鑼の騒音と竜の飾り物が道の中央を練り歩き始めた。

人々はその動きを避けて軒下へと避難しつつ、それぞれのスマートフォンを離さない。

自分世界を変えるわけではない?」

「そうです」

世界自分を変えるということですか」

「いいえ。それは普通経験場合です。むしろあなた世界に研磨された鈴木なのです」

狐につままれたような顔をする鈴木の目の前で、男はフードをこじ開けるように縁をつかむと、その顔を見せた。

遠くでひときわ鮮やかな花火が上がり、飛行艇に変わってアドバルーン花火に照らし出される。

その中で鈴木は男の顔をしっかりと見つめた。

その顔は平均的で特徴がなく、見慣れた黒縁眼鏡をかけており、名前すら思い出せそうにもない、引っかかりのない表情をしている。

凝視した闇の中から見えたその顔は、よく見知った鈴木自身だった。

「見てください。鈴木さん。あの鈴木を」

道ばたで酔っ払って口げんかを始めたサングラス鈴木が丸眼鏡鈴木の襟首をつかんでなにやら抗議しており、喧噪のサングラス鈴木も丸眼鏡鈴木も殴りかかれないでいるようだった。

あなたのものです。不満はあるが殴る勇気もない。殴る勇気もないが負けたくない」

周囲の人間はあわや喧嘩という惨事に発展しそうなその光景を、スマホカメラで写し取って小馬鹿にした笑顔を浮かべている。

「平均的日本人の特徴的行動です。その上周囲の鈴木らには当事者意識もない。しかし彼らは」

「巻き込まれると怒り始めるんですよね」

鈴木はその様子を早鐘を打ち始める鼓動と一緒に眺めつつ不安な表情を浮かべた。

それは自分自身であり自分以上ではない、紛れもない鈴木なのである

「とめないと」

「そう、それも鈴木らしい行動です。私にもわかります。何しろだって偉そうな鈴木なのです。いつ何時あんな風に群衆に紛れて下卑た笑みを浮かべているか、知れたものではありません」

偉そうな鈴木がそう講釈する中で、動物情動によって行動する愚かな鈴木たちは大いにはやし立て、サングラスと丸眼鏡はもみ合って路上へと転がり込んだ。

格闘技経験があるはずもない平均的体格を持つ鈴木二人は、子供のとっくみあいさながらの醜いつかみ合いを展開する。

「とめなくていいでしょう。そろそろ始まります

偉そうな鈴木がそう述べるやいなや、サングラス鈴木は丸眼鏡鈴木と力の拮抗を感じ取り、待ったをかけた。

周囲がかっこわるいと小声でささやく中、二人はお互いの非を認め始める。

「見てご覧なさい。自分がやっていることが怖くなったのです。よくあることです。酔っ払って気が大きくなったあげく、小さな出来事相手を制することができると勘違いしてしまう」

それを聞いていた鈴木は平気な顔をしたままひどく動揺していた。

すべての鈴木たちの行動は偉そうな鈴木が語る鈴木の姿そのものだったかである

「動揺しているでしょう。見慣れたらすぐですよ。私や彼らのようにすぐに尊大な態度をとるようになります

それもあなたなのです。恋愛運が欲しいといいながら女性を避けるあなたあなたですし、

プリンの蓋をなめてしまうのもあなた。悪くもないのに謝ってしまうのもあなたならば、

集団に紛れ込むと気が強くなるのもあなたですし、散らかったメディアを見て知ったつもりになるのもあなたです。

大きな転機もなかったのに若輩に偉そうに振る舞えると勘違いしているのもあなたならば、勝手黄昏れて不運を嘆くあなたあなたなのです。そしてそれは私でもあります

喧嘩沙汰にも参加しないまま鈴木は偉そうな鈴木を押しのけて走り出した。

ジェットコースターを思わせる電車の高架をくぐり抜け、たくさんの鈴木を押しのけつつ同じ型番の車の群れを横切ると、らせん階段をひたすら上昇する。

湿気た商業ビル廊下鈴木課長を突き飛ばし鈴木愛用Tシャツ酷似した衣類がぶら下がるベランダから飛び出した。

それから鈴木好みの女物下着が干されている、さびたシアノタイプの手すりを這い上がる。

驚く鈴木顔の女を尻目に、内鍵を開けた鈴木ベランダから玄関まで突風のように通り過ぎていった。

マンション階段を駆け下りさなか巨大鈴木階段を打ち壊しながら鈴木に迫る轟音が聞こえ、鈴木は背筋に冷たい電撃が走る感覚とともに二段ずつ階段飛ばしながら階下を目指した。

黒い影である巨人鈴木は目を暗闇に輝かせながら、金色残像を描いて追いすがってくる。

わずかばかりに振り返った鈴木は、巨人が壊した階上景色がすべて真っ白で何もない風景へと上書きされ、破片が吸い込まれてゆくさまを目撃した。

『普段とらない行動をとる』鈴木を追いかける気持ちが今の鈴木には理解できたし、巨大鈴木が何をしようとしているのかも理解できた。

代わりはいくらでもいるのである

この世界カオス発症してフラクタル空間へと戻る前に、巨人鈴木平穏無事な鈴木世界を維持したいと願うはずなのだ

ほかでもない鈴木がその推理にたどり着くことはそう難しくはなかった。

彼は崩壊するマンション入り口鈴木らしくもない様相で勢いよく蹴り開けて、メンタルクリニック看板が輝くショーパブのような外見を持つ店の前に疾駆し始めた。

いくつもの車のクラクションとありふれた怒声が響く中、免疫機構と化した巨人鈴木が車を分解して鈴木へと迫る。

鈴木は振り返りもせずメンタル・クリニックの入り口を乱暴に殴り続け、やがて当直医が照らす明かりとともにドアは開閉した。

そして彼が中に入ると同時に巨人のぶつかる振動が響き、静寂が訪れた。




当直医はあの女医だった。

女医は肩で息をする鈴木の方へと近づくと聴診器をかけて鈴木の額に当てた。

鈴木さん、街は個性的でしたか

鈴木はやっとの思いでつばと一緒に絡まった痰を飲み込み、女医質問に答えようとする。

「ええ、すべて個性的な『私』でしたよ」

彼女は額に当てた聴診器の位置を、少しずつ優しい感触でずらしながらも無言でいる。

「だけどすべて無個性な『僕』でした。世界からなめらかに研磨された僕」

女医はようやく聴診器を離すとそれを首にかけ、鈴木の顔を静かに見つめた。

その顔を見ているうちに鈴木は一つの大きな疑問に突き当たっていた。

あなたはどうして鈴木ではないのですか」

女医は目を細め、つやのある口紅のしわを笑みで伸ばしながらも何も答えない。

鈴木は呼吸が少しずつ落ち着き始めたことを確認しつつ、彼女を見つめ返した。

「私はフラクタルの頂点。あなたは面積。頂点は理想によって接着されているのよ」

鈴木の顔に安堵と不安感が入り交じった色が浮かび上がった。

鈴木さん。あなたはもう鈴木であり鈴木ではないの。平均でありながら乱数を発生させてしまった。

それは似た鈴木を生み出しながら別の鈴木鈴木空間形成するわ。鈴木空間はたくさんの私でつながって、別の鈴木を生み出すの。

そのとき元の鈴木鈴木に似た鈴木ではない何かなの」

聴診器を当てた理由鈴木にはなんとなく理解できた。

その鈴木らしくもない鼓動がやがて女医の姿すらも変えてゆくことを知っていたし、鈴木自身希薄化させて別の鈴木として安定することも理解できた。

鈴木の右腕の指は六本へと増加し、膝から別の足が生えようとしていた。

微笑む女医の臀部からしっぽが生え、医院空間ねじ曲げられた。

そうして鈴木は変容のさなか、粘液状に変化するさなぎの自分に対して、突拍子もない行動をとってしまったことをひどく後悔した。

「そうだ、確かにセカイ系ではなかったかもしれない。だけどマルコヴィッチでもないはずだ。これはきっと氷から――」

それが鈴木最後に思い描いた思考だった。




類似作品(作者の良心として記載

さくらももこ『神の力』より、『西山

マルコヴィッチの穴

村上春樹1Q84

メランコリア

空中ブランコアニメ版

※当たり前ですが、類似していない部分も盛り込んであります

2015-12-25

クリスマスピンクローター届いたか使用感をレポートする

2017/04/12 追記

http://anond.hatelabo.jp/20170412233837

お久しぶりです。書きました。



先日「寝ぼけてピンクローターを買ったかも知れない」とこちらに書き込んだ25歳処女ですが、今朝方、無事にピンクローターが届きましたので、早速試して使用感をご報告したいと思います

まず、注文したのが23日、この日は祝日ですので、まあ実際買っていたとしてもしばらくかかるだろうと思っていたら24日の朝には注文確定メールが届いており、また夕方には配送完了メールも続けて届きました。迅速すぎる対応に恐れおののきつつもメールをよく読むと、ラブグッズの使い方を具体的に説明してくれるページや、エッチ漫画が読めるページなどへのリンクが貼ってあります商品が届く前から気分を高めてもらおうというショップ側の気概に涙が滲みますエッチ漫画は私の好みの作風ではなかったのでエロ広告を見るのと同じ目で流し読みました。バイブを使用してひとり感度を磨いていた女性が「こんなに乱れる○○、見たことない……エッチ可愛いね……」と彼に耳元で囁かれてビクビクと達するシーンには思わず私も震えました(バイブだけに)。私もこんなふうになるんだろうか。正直怖いしこの彼氏もなんか怖い。

さて、世間が緑と赤と性欲と怨念に包まれに包まれ本日、神のひとり子イエス・キリストがきったねー馬小屋で産声を上げた聖なる日に、とうとう私の住むアパート宅配ボックスにその包みが授けられました(所在無く家にいましたが、真顔で出られる自信がなかったのです)。ぱっと見Amazonと大差ない小さな段ボール箱ですが、よく見ると随所に配送業者へのメッセージが仕込まれていますピンク色の「大切に届けていただきありがとうございます!」という先回り感謝メッセージ公共のお手洗いで散見するものと同種で、しかし何か暗い思念のようなものを感じます。考えすぎでしょうか。とにかく「受け取る本人以外にバレない」ための工夫がこれでもかと仕込まれており、「優しさの塊」が届いたと言って過言ではないでしょう。「っていうか、箱についてグダグダ長々書いてねーで、さっさとそれを体に当てがってあんあん言ってるところを実況しろよ」と思われている既に履いてない紳士諸君には大変申し訳ないのですが生憎私は本日死ぬほどヒマなのです。なるべくこの事実から目を背けていたいのです。実は、この部分を書いている時点ではローターの電源を入れてすらないので、この先私がどうなるかは私でも分かりません。とりあえずリスカしたくなっても思い止まるように、カッターの刺さったペン立ての横に家族写真を置いてみました。有効であるかは定かではありません。っていうかね、この時点でだいぶキテる。正気を取り戻して続けます

お気に入りムーミンふわふわの部屋着を着て、「生活の木」のアロマを焚いて、ホットカーペットに寝転がりました。いまだ湯気を立てているホットミルクには甘〜いはちみつたっぷり溶かしてあります無骨蛍光灯は消してしまって、間接照明の柔らかな橙の灯りを点けました。BGMはEllie Gouldingの"Love me like you do"です。女子力の過剰摂取で吐きそうです。箱の中から今日のおともだち、ピンクローターを取り出しました。パンパカパーンピンクローターの名の通りピンク色です。当たり前ですね。私は何を言っているんだろう。ころんとしていて、可愛いかたちをしていますえっちなくせに、清純そうな顔ちゃって、こいつぅ〜。電池を入れて、いよいよスイッチを押してみましょう。寝ぼけた私は高級志向だったようで、この1200円のローターは三段階に振動の種類を変えることができる高性能です。まず一段階。ぶいぶいぶい、と予想以上に大きなモーター音を立てながら、ピンク色のカプセル振動を始めました。いやほんと、すごい震える。びっくりして思わずカーペットの上に取り落としてしまうと、ローターはぶいぶい言いながら少しずつ前進を始めました。えっ。可愛い。そういう小動物みたいになってる。ハムスターを飼いたいな(でも一人暮らしハムスター飼ったら終わりかもしれない)と考えていた私には少し嬉しい発見でした。カーペットの上を蠢くローターを暫し鑑賞します。引っかかったら、おしりを押してあげたりして。なにこれ、かわい〜〜!! 母性本能がくすぐられたところで、えっちな気分も高まってきました。高まってきている、ということにしないと、進みませんので、便宜上そういうことにしておきます

はあ。だいたい、こんないかにも性欲掻き立てられたいで〜すみたいな電子機器を手にしているだけで目眩します。塾や習い事部活だって滅多にサボったことのなかった私です。真面目ちゃんなんです。それは私の「25歳処女」という肩書きが何より雄弁に物語ってくれているわけですが。まあ、とにかく、「いきなりデリケートゾーンには当てずに、身体中をゆっくりマッサージしましょう」と解説にあったので、とりあえず一番弱い設定で、体のあちこちに押し当てていきますしかし、デリケートゾーン、という遠回しな言い方は何でしょう。女性誌なんかでオナニーのことをセルフプレジャーだの、セックスのことをラブタイムだのと呼んでるのを見るにつけ、そっちのほうが卑猥というか、シュールじゃないかと思ってしまます。腰、おなか……振動が下の階に響いていませんように……脇、胸の周り……うーん、くすぐったいような、そうでもないような……そして首まで来て、私は、とうとう気づいてしまったのです。これ……むっちゃ肩こりに効くわー!!! そうでした。もともとこういうグッズは通販などでは「小型マッサージ器」として販売されていたのでした。この頃肩こりに悩まされていた私は、いつもボールペンノックするところで刺激していた首の付け根や肩にピンクローターを思い切って押し当てました。きっ、きっ、きくうぅ〜〜!!! 堪らずスイッチを二度押しして、フルパワー振動に切り替えます。ぎちぎちに張った私の肩の筋肉容赦なく責め立てるピンクローターの前になす術もありません。ほわ〜〜!!! ンギモッヂイイ!!! こめかみや顎に当ててもキモチイイので、美顔器のようにも使えるかもしれません。なんて子なの、ピンクローター。肩こりも解消できれば小顔効果まで期待でき、更にはえっち乱れることさえ可能にするなんて。たまげたなあ……。

しばらく肩に当てて堪能したところで、私はハッと我に返りました。いかいかん、これでは釣り増田だと思われる。そういえば昔、今よりもっと暇だった学生時代、それこそハタチそこそこピチピチの頃、ボトルメールアプリで捕まえた男とちょっとえっちなやり取りを幾度か交わしたあと、実は50過ぎの禿げたキモい童貞オッサンでした〜!!! と嘘暴露して相手絶望に陥れる遊びに熱中した時期がありました。相手は50過ぎの禿げたキモい童貞おっさんに「ねえ、どんなこと想像してひとりえっちしてるの?」などと聞いて時間無駄にしたと思って後悔しますが、実際は彼はハタチそこそこのピチピチの女の子メールを交わしていたわけです。時間無駄にしていたのは誰でもなく私自身であったことに気付くのにはしばらく時間がかかりました。

さて、とうとうここまで書いてしまったので、もはやこの性欲掻き立てられたいで〜すみたいなピンク淫乱かわいこちゃんを自らのデリケートゾーンに押し当ててセルフプレジャーに浸りビクビクしないわけにもいかなくなって参りました。クリスマスです。ヤマトのおじさんが大切に心を込めて運んでくれた優しさの塊です。これを使って25歳独身処女のシケたクソのような12月25日サイコーハッピーなメリメリクリスマスへと華麗に変身させねばなりません。もう逃げられない。クソッ、彼氏欲しい。来年は、2016年こそは、寝ぼけてクリスマスピンクローターを買うような人間にはならないと、ここに宣言しまして、私はしばらく、失礼させて頂きます

結論:

ピンクローターヤバイ

2015-05-23

「ねえ、ちょっと眠くなってきちゃった」

彼女は突然にそんなことを言った。

いつものようになじみのレストランで気取らないイタリアンを平らげ、僕らは心地よい満腹感にひたっていたというのに。

ワイン、のみすぎたかな」

いたずらっぽく火照った笑顔でそう続ける君への衝動をおさえきれず、ぼくは軽く口づけをした。

「じゃあドライブでもしようか」

真夜中の首都高交錯するオレンジの人工灯。交わす言葉は少なくとも、確かにアダルトな思惑を共有しているぼくらは、高鳴る鼓動を胸にカブリオレを駆った。

着いたのはシティホテル彼女を丁寧にエスコートするぼくは、女の扱いに慣れてるのねなどと軽口をたたかれながらもエレベータに30階へと運ばれる。

「いい部屋ね。」

「ああ。ほらあそこ。あれが晴海埠頭だよ」

「きれい。今日は、最高の夜ね」

彼女はふかふかのベッドにその豊かに成熟した肢体を横たえた。間接照明のおだやかな灯りに照らされ、ぼくらがどちらともなく互いの身体を求めるまで時間はかからなかった。

ちょっと待って」

「え」

「ちゃんと持ってるわよね」

「えっと、あれのことかい

「そう、ちゃんとつけて」

「あ、ああわかった」

彼女に促され、ぼくは財布からおちんぽマグナマイザーを取り出した。

「えっと」

ちょっと大丈夫なの」

「うん、久しぶりだから

「逆よ、向き」

「あ、ごめん。あ、でも最近のだからこれ」

「どれも同じよ。違うのは形だけ」

「そうだったかな」

「いいわ、わたしに貸して」

「でも」

「いいから

そういうと、彼女はおちんぽマグナマイザーを軽く振った。おちんぽマグナマイザーはシュワシュワと小気味良い音を立てた。

慣れた手つきでおちんぽマグナマイザーを扱う彼女を見るのは少し複雑な気持ちだった。しかしそんな彼女におちんぽマグナマイズされるのも悪くない、そう思ってしま自分がいるのも確かだった。

「じゃあ、いくわよ」

「わかった」

ぼくは目を閉じて胸を打つ鼓動が強くなるのを聞きながら、彼女の白く細やかな指がおちんぽマグナマイザーの銃爪を引くのを感じていた。

2015-04-12

エウリアン擁護する

http://anond.hatelabo.jp/20150410101845

エウリアンにはついて行くな

秋葉原などの繁華街絵葉書無料で配っているお姉さんたちがいる。

しかし、ついうっかりお姉さんから絵葉書をもらってはいけない。

言葉巧みに画廊へと連行されて、気が付くと大して価値もない絵(というか版画)を、何十万ものローンを組まされて買う羽目になる(絵画商法)。

ちょっと待ったーッ!!!

エウリアンにも新社会人にも全く興味はないんだけど、版画への冒涜は許さん。

君が代過剰反応する左翼のように、どんな文脈だろうと、どんな事情があろうと、版画をdisられるとプッツんしてしまう。

エウリアンの売る版画というものがどんなものか知らないけれど、これだけは言える。

生でみなければ、版画の魅力はわからない。

否、

 触ってみなければ魅力はわからない! 

断言するけど、江戸時代浮世絵から最近現代作品に至るまでの伝統木版画、これを見たことがある日本人ほとんどいない。

美術館でみたとか、いうけれど、そんなものノーカン

そんなものは、世界の車窓からDVDをみて海外旅行に言ったと言ってるようなもの

本当に伝統木版画は、手にとってみないと意味が無い。

和紙の質感!どんなに拡大しても粒子が見えてこない無断階のグラデーション!摺りによって出来た凹凸!

筆の筆圧まで再現した微妙ラインや色の乗り!

まず、床や机において窓から差し込む斜めからの光のもとでみて堪能。

夜の灯り、仄暗い部屋であたたかみのある間接照明で鑑賞。

テレビ番組映像や、窓から差し込む車のヘッドライトが絵の面を瞬間的に照らした瞬間も美しい。

入ってくる光の方向、光の種類によって、表情が変わる。

そして、やっぱり手に持って鑑賞だ。

パンツが見えそうで見えないグラビアを、下から覗いてみえないはずのパンツを見ようとする、アレを浮世絵でやるとすごい。

ちょっとだけ見える。見えないはずのところが本当に見えてくる。

目の錯覚しかありえないんだけど、紙のたわみと、光の加減で、ときどき本当にみえてくる。

うわぁぁんってなる。

ぶっちゃけ浮世絵美術館、あんな一般展示なんかやめてしまえ!!

額やショーケース越しでしか見れないなら、触れないんなら、カラーコピーで十分だろ!

額装やショーケースに入れる職員の目しかしませられないなんて、時間無駄文化財無駄

触らせないんなら燃やしてしまえ!

よさが微塵も伝わらないのに飾ってみせる価値が有るのか?

1億円と書かれた小切手を飾って見てるようなもんだろ。

小切手は使わないと価値がない。

木版画は、触らないと価値がない。

医学とか物理学とかは、100年前と今では大きく違うけど、絵は、たいした進歩してないだろ?

ぶっちゃけ、1万5000年前のラスコーの壁画と、そのへんの美大生の絵のどっちが上手いかって言ったら、芸術とかよくわからん俺にはどっちが上かわからん

でもね、印刷という技術を手に入れた、触れることが出来る!その素晴らしさ!

俺ね、江戸時代浮世絵価値は認めるよ、でもさ、浮世絵のいいところって、ライブ感なわけ。

絵師が描く、描いた絵は板に貼り付けられて、その上から刀を入れられて紙ごと彫られてゴミとなってしまう。

絵師の絵を活かすも殺すも彫師次第。

それから、色の指定があって、色の数だけまた彫りがあって、そんで摺師が摺って、試しに作ったものに対して、あーでもないこーでもないっていうディスカッションがチーム内でされたわけ。

色の調節をして、時に柄を変えて、セッションによって出来上がる。

売りだしたあとの、町の人々の評判さえも取り込んで、みんなが主役のライブだったわけ。

俺、音楽はよくわかんないけど、たとえしょぼいバンドの小さなライブハウスでのライブでも、有名フィルの録音にも負けない感動があるでしょう?

しょぼいバンドレベルじゃねーの。

一番有名どころだと、北斎あたりだと思うけどね、もうね、ヤバいの。

元々が天才しか努力しまくったらこうなるってやつ。努力ってのが普通努力ってんじゃないの。

だいたいにおいて、他派の画法を学んで破門されたあたりからだけど、もう何でもあり。

大和絵も漢画も銅版画も油絵も、手段を選ばず学んでるようで、見りゃ誰でもわかるんだけど、もうホントヤバい

すべて独学で。本読んで覚えたってより、ひたすら描いて描いて描きまくって吸収したという感じで。

貧乏理由が、お金を封筒でもらったまま中身の確認もせず、支払いの時には「その封筒からもってけ」くらいに無頓着だったからという馬鹿

掃除をすれば、「ここにあった蜘蛛の巣どこ行った?(描きたかったのに)」くらいの馬鹿

誰よりも自信家で、本が売れたのは俺の挿絵が良かったからだ!と言って作者と喧嘩する傲慢な一方で、猫がうまく描けないっていう理由で80歳で悔し泣きをする馬鹿

30回画号を変えるってのがもうよくわからん。たとえば漫画家が30回名前を変えてデビューするとかないだろ。売れっ子新人に戻るってことだろ。馬鹿かと。いや馬鹿だよ。

そんな絵中心のわけのわからない生活を、88歳で死ぬまで続けちゃうってのがもうね。

例えば、水木しげる週刊少年ジャンプで週刊連載をしてて、CG(北斎コンパスや定規やらも使いこなしてるようで、幾何学や製図も知ってる様子。当然おそらく独学)を使いこなし、ありとあらゆるジャンルを書き分け(春画から、行ったことのない中国古典小説挿絵まで)、30回新人デビューとかしてたら、人間じゃないだろと。

なにが妖怪になりたいだ、お前もう妖怪だよ、と。

で、そんな北斎の線ときたら線の始まりから終わりまで、この線以外じゃダメっていうカンペキ。筆の入り、筆の終わり、太さ細さ、もうすごい。線が凄いってわかるってことは、彫師が凄い。フリーハンドじゃアリエナイような精密で、コンパスや定規ではありえないような強弱があり、油絵なら何度でも塗れるだろうし鉛筆なら何度も消せるし、CGなら何度でも書き直せるけど、最小限の輪郭線で森羅万象を切り取ってる。

写真を目指してたんじゃないだろうか。

写真というものがなかったので、目指してたというのは変な話だけど、露光時間調節やピントズレに近い表現があって、写真を目指し、写真を超えたなにか他のステージに足を踏み入れようとしてた、ように思う。写真なんかなかった時代に。

で、それがわかるっていうのは、彫師がすげぇ。

摺師がすげぇ。

俺がこの数ヶ月で買い集めた70枚ほどのほとんどは復刻だけどさ、復刻もまたライブなんだよ。

摺る工程を見せてもらったわけ。

濃い絵の具を数種類用意するだけで、都度混ぜて薄めて版木に塗り、摺る。

なんということだと思わないか?同じものをたくさん作るなら、同じ濃度に調節したプレミックスを作っておくべきだろう?

やっぱり木版画ライブ

絵師と彫師と摺師だけじゃないの。

版木を作る職人、紙を漉く職人、紙にドーサを塗る職人、絵の具を作る職人、バレンを作る職人、数えきれない職人たちのライブ木版画

から響いてくる!

で、ライブが存続するためには、絶えず誰かが買わないとダメなわけ。

たまに1千万でお買い上げってんじゃ、ダメなの。

仕事がないと、職人は消えちゃうの。

材木から板を作る職人は消えちまったそうだよ。ただ板を平らにするだけじゃダメらしい。

バレンを作る職人も消えかけらしい。

からさ、エウリアン木版画を扱ってるかどうかはしらんけど、なりふり構わず売るということは少し理解できる。

だって、1ファンとして、こんな見苦しく匿名掲示板で見苦しく宣伝してるけどさ、どうせ中の人だろ、ステマうぜえって思われてるんだろうけど。

売れないと文化死ぬんだ!

日本中の浮世絵美術館燃えることより、職人がいなくなることのほうが損失はずっとずっとずっとデカいんだよ!

復刻浮世絵なんて一万円そこそこで買えるんだよ!

数万円となった山桜の版木を何枚も使うわけだし、キャリア何十年の職人が一月かけて彫るだけで、いくらの人件費だ?

キャリア何十年の摺りの職人が、今では手に入らない材料自作した絵の具で、人間国宝が作った紙に摺る。

一枚200枚やそこらは売れないと滅びるだろ。

お願いだから買ってやってくれよ。

俺がビルゲイツだったら、もっと買ってやれるんだけど、安月給なサラリーマンじゃこれが限界なんだよ。

財布に入ってる1万円札、あれに1万円の価値があるのか?あんな小さな銅版画にわくわくするか?

日本人なら和紙木版画サイズだってお札よりずっと大きい!

せっかくだから文句を言いたい。

千円札富士山わからんでもない。写真を銅版画にするなら許せる。

5千円札、2千円札屏風絵を銅版画にするとか、絵巻物を銅版画にするとか馬鹿なの?オマージュにしたって、もうちょっと工夫しろよ。

100万円札を和紙で作れ!木版画で作れ!一枚一枚違う味があって味があるだろ!

偽造されてしまう?

偽造けっこう!本物と見紛うような彫りと摺りの技術世界中に溢れれば、日本銀行の信用がどうなろうと、人類幸福絶対量は増加する!

木版画紙幣の発行は無理でも、一つの可能性として、造幣局で木版技術に関わる職人を世話してやってはくれないだろうか。

造幣局に一人くらい、材木から板を作る職人がいたり、絵の具を調合する職人がいたっていいだろう?

多少脱線しましたが、そういうわけで、ちょっとだけエウリアン擁護してみました。

終わり。

追記

考えてみればライブって凄いよな、芸術家って、基本的に俺が俺がじゃないか。

版画作家なんてものは、絵も彫りも摺りも自分で、俺が俺が。

当然だけど、絵も彫りも摺りも極めることなんか出来ない。

それが、分業制、買う客の声も含めて、一人一人が主人公、思いがけない方向に転ぶ面白さ。

今でも、現代作家が版画にするために専門業者に頼んだりはするけれど、基本は作家意思が優先で、作家作品という域を出ない。

やはり、売れないことには、ちまたに溢れないことには、あれがいいこれがいいと話題の中心が木版画にならないことには、木版画未来はない。

音楽としてどうかはわからないけど、AKBの会いにいけるアイドルという路線は、一つ評価したい。

あれが、理想の姿。

巷に日々木版画が溢れ、あれがいいこれがいいと、皆が好きに意見を言う。

町の人々の意見を取り入れ、流行の先端を走り、絵師や彫師摺師が腕を振るう。

まらんじゃあないか。

2015-02-01

姉がクボヅカリア充結婚するらしい……。リア充ビックバンしろ

つい先日のことだ。パラパラと大粒の雪が降る夜、高そうな中華料理屋の奥にそいつが座っていた。

ダボダボの服に、ふてぶてしい座り方、室内だというのにかぶったままのニット帽子、帽子からこぼれるくしゃくしゃの髪。

まるで窪塚洋介だ。だからこれからそいつのことをクボヅカと呼ぶ。

クボヅカは、僕を見るなりこういった。

「けいちゃん(仮称)かーwwはっじめましてーーwww」

僕は心の底から思った。ビックバンしろ

先に断わっておくが、僕はシスコンではない。

まぁ確かに一般的に見ると美人なほうであったし、同級生からも紹介しろ紹介しろとうるさく声をかけられるような姉であった。

しかしなんといっても性格が最悪。気が強くて乱暴でがさつで、幼いころから喧嘩ばかりしてた。

また思春期になると顕著になったお互いの差、リア充な姉と文学オタクな僕の馬が合うはずもなく、ある時期を境に家庭内ではほとんど会話していなかった。

それに僕は25歳で姉が27歳、そりゃまぁ結婚する歳だし、姉が結婚することに驚いているわけでもないし、ましてや兄弟を取られたなんて感傷批判しているわけじゃない。ただ、ただクボヅカ家族の一員になることが嫌なだけだ。

だって考えて見てくれ。

普通両家の顔合わせの時に、ダボダボの服を着るだろうか?

帽子を外さないとかありえるだろうか?

初対面の義弟をちゃん付けで呼ぶだろうか?

ハッピーwwだとかピースwwだとかそんな頭の悪そうな単語を会話に混ぜるなんてあり得るだろうか?

僕の印象はほんと最悪だった。美容師だかなんだか知らないけど、礼儀知らずな奴だなと思った。

から同じようにうちの親、特に父なんかはきっと印象最悪だろう。

そう思って、両親に目をやったら、少し緊張しながらも始終ニコニコしていた。

ウソだろ。信じられない。相手の無礼をなじり、不機嫌そうな対応でもいいのに。

クボヅカは楽しそうに偉そうに、自分の生い立ちや仕事のことを語った。

中高時代学校になじめなかったこと。

高校卒業俳優目指して東京に行き、劇団大道具スタッフ演者をしていたこと。

俳優になる武者修行で単身アメリカに渡ったこと。

そこで英語を覚えたこと。

から会話についつい英語を入れてしまうこと。アメリカで見たり聞いたりしたこと。

舞台で演じたことで興味をもって美容師仕事を始めたこと。

今は自分の店の開店準備中だということ

店のコンセプトは80年代風のクラシカルな感じを少しモダンにしたい等々。

よくもまぁ自分のことをそこまでペラペラ語れるもんだなと、口数の少ない僕はいつも以上に黙って聞いていた。

自分のことを雄弁に上から目線で話す、僕はこういうやつが大嫌いだ。

自分を大きく見せたい、承認してもらいたい、そんな願望が丸見えだからだ。

そんな僕とは対照的に父も母もクボヅカの大変楽しそうに興味深そうに話を聞いてた。

特に父なんかは、僕と話すときなんかよりも楽しそうに見えた。

そんなもんなのかね、イマドキの顔合わせっていうのは。もっと緊張感があるもんだと思っていた。

父よ、美容師からって気を使う必要はない。帽子を外せって怒ったっていいんだよ。

特に嫌だったのは、僕に対する言葉

「けいちゃんもさー。いろいろあると思うんだけど、まぁ仕事なんてなんとかなるって!俺なんて……(以下自分語り)」

何を偉そうに、いったい僕の何がわかるっていうんだ。

仕事を辞め、公務員試験も落ちて、転職活動中の僕のいったい何を知ってるというんだ。

こうやって中華料理屋では始終イライラしていたわけだけども、この後、クボヅカに対する僕の印象がガラッと変わる出来事が起きた。

それは会食後、オープン準備中だというクボヅカの店に行った時のことだ。

とある雑居ビルの4Fにクボヅカの店はあった。

さなエレベーターしかなく、両家が乗るには二回に分ける必要があった。ぎゅうぎゅうのエレベーターを抜けたところ、

オープンザドアーww」

そう言いながらクボヅカはお店のドアを開けた。

そこで店内の様子を見た僕は思わず息を呑んだ。

とても居心地の良い空間に見えたからだ。

全体的に木目調を基調として、全部が統一されていた。

柔らかい間接照明が適度に置かれていて、冬の寒い夜に見たにもかかわらず、とても暖かい気がした。

金属部分が露出しないように全部木枠などをはめており、エアコンにもしっかりと木製のカバーがはめられていた。

床こそコンクリート打ちっぱなしだったが、冷たい印象を与えないようにか半分だけアイボリー色のペンキが塗られていた。まだ作業途中のようだ。

いたことにこれは全部、自分一人で作ったのだという。

水道の配管やシャワー台の設置は業者に頼んだようだけど、それ以外は全部自分大工のように板を切りくぎを打ち、作ったとクボヅカは誇らしげに語った。

大道具係の時の経験が生かせたんだよねーww」

「もともと企業事務室だったところを作り変えたから、いろいろ手間かかったわww絨毯はがすのに一週間はかかったww」

こんな手間のかかりそうなことを一人で黙々とやったのか。

丁寧に一つづ、鏡やテーブル、エアコンの木枠まで自分で作ったのか。

一週間も床をはがす作業をあきらめずに行ったのか。

クボヅカのあの偉そうな上から目線の態度も実はこういう地道な努力から裏打ちされたものかもしれない。

そう思うと、なんだかクボヅカに親近感を覚えた。

全然違うタイプ人間かと思ったけど、もしかしたら仲良くなれるかもしれない。むしろ尊敬できるかもしれない。

僕は今まで見た目で決めつけていたことを恥ずかしく思った。

クボヅカは、換気換気―wwといって美容室の窓を開けた。冷たい冬の空気が入ってきた。

僕はクボヅカに話しかけようと思った。もっとこちらからしかけて仲良くなろう、そう思った矢先、クボヅカは窓の外を見てこういった。



「アイwwキャンwwフラーイww」



だめだ、折り合えない、クボヅカはクボヅカだった。リア充ビックバンしろ

やはり心の底からそう思った。

2014-08-20

幻の兄貴

俺は長男だが、その3,4つ上に兄弟がいたかもしれなかった。

まり流産したわけだが、俺が小さい頃には兄貴は家にいた。

普通に食卓椅子に座っていることもあったし、遊んでもらうこともあった。

たまに怒ることもあったけど、面白い一緒に居て楽しい人だった。

その兄貴は帰る時いつも言う。

「お父さんとお母さんには内緒だよ」

から父母には言わなかった。というか今まで誰にも言わなかった。

その兄貴には、俺たち家族が俺の幼稚園入学のため、実家(祖父母の家)に引っ越すまでは普通に会うことができた。

でも、引っ越しからはぱたりと姿を消した。

幼稚園入学から俺は4歳か…もう30年くらい会ってない。


その間、家では色々あった。爺さんの酒乱、ブチ切れてガラスや何から割りまくり母親に「出てけ!」と湯呑を投げつける。

酔っぱらって婆さんにからんでいって、殴られて柱で頭を打って血だらけになってひっくり返っている。

それは毎日のように、時には朝からやっている。爺さんの怒鳴り声を聞きながら学校に行くこともあった。

母親は、それを見て無関心な父親ともだんだん気まずくというか愛情にひびが入ってきたようだ。

一時期離婚だなどとかなり真剣にもめていた。

それでも俺は長男として毅然としていなければならなかった。頼れる人はいない。

家族はみんな敵だった。弟たちには何もしてやれなかった。まだ俺もガキだったし、自分がそこで耐えることだけで精いっぱいだった。

当時久しぶりに兄貴のことを考えた。こんなとき兄貴がいてくれたら…まあ、どうにもできないだろうが、頼もしかっただろう。

しかし、兄貴はとても苦しんだだろう。

はたして兄貴の代わりである俺は弟たちから見て頼もしい存在であったか


それから俺は、小中学を出て高校大学大学院と進んだ。兄貴のことはもう完全に忘れていた。

俺は現在人生がうまくいっていない。ポスドクなんてやって雀の涙以下の給料をもらい、1000万を超える奨学金の返済に苦しんでいる。

当然のようにメンヘラになった。心療内科で薬をもらい、大学専属カウンセラーに診てもらっている。

家族からはもちろんバカにされている。メンヘラなんて理解してもらえない。バカしか思われない。

弟たちは大学行ったりして、普通というか割と立派な職業についている。

俺だけほぼニート。情けなくてしかたがない。弟たちに会わせる顔もない。

からまた最近兄貴がいたらと思うようになってきた。

いつもこの時間電気を消して、PC間接照明だけ付けている。うす暗い。

こんなこと書いてて怖くなりそうだが、化けてでるなら出てほしい。それくらい会いたい。

しかし、会えたとしてどうするかは考えていない。

いっきり甘えるか?色々相談に乗ってもらうか?

もういい加減人生疲れた。俺の方が流産したらよかったのに、と思う。

まあ、こんなこと言ったら確実に兄貴に怒られるだろうな。

「生まれてきただけでも幸せだ」とか。


でも、長男ってのは弟たちに情けないところを見せるわけにはいかない。

親や近い親戚が死んでも泣いてはいけないのだ。

普段はバカにされてても、いざというときは偉大なところを見せねばならんのだ。

その重荷に耐えるだけの気力はメンヘラの俺にはない。

頼りがいのある兄貴がいてくれたら、俺もこんな重圧を感じる必要もなかった。

いないものは仕方ないが、それでも励ましでもしてもらえれば、かなり気が晴れるだろう。

一瞬でもいいから兄貴に会いたい。

2014-04-25

デリヘルを呼んでみたい。

いや、そんなにやらしい意味じゃなくて。

そんなにやらしい意味じゃなくて、興味本位として、デリヘルを呼んでみたい。

こないだ家に入っていた、60分8300円のデリヘルを呼ぶことで、

どんなことが起こるのかがすごく知りたい。

すごく知りたいし、もちろん体験してみたい。

別にセックスの相手にも、オナニーオカズにも、困っている訳では無い。

しろ充実してる。ありがたい話です。

風俗に行ったことはある。しかデリヘルは呼んだこと無い訳です。

自分の家に性産業の方が来て、サービスを行ってくれるなんて、

自分の家がそのような性的日常の場になるなんて、

なんかちょっと楽しそうじゃないですか。

で、多分そんなに値段もそんなに高くないから、きっと可愛くない子が来る訳ですよ。

で、多分小心者の僕ですからチェンジとか言えない訳ですよ。

なんかもー想像するだけでやるせなくなってくるじゃないですか。

でも、ちょっと値段が高い、可愛い子が揃ってそうな、大手チェーンとかは嫌なんです。

それだと面白ないじゃないですか普通じゃないですか。

から安いとこでそんな事態回避する為に、できるだけ電話要望を伝えても、

多分裏目に出た感じの女の子が来ちゃって、

あぁー、まぁ確かにそーゆっちゃったもんなー、とか

変に納得して強く言えないじゃないですか。僕って。そういうタイプじゃないですか。

この無理ゲー感が楽しそうじゃないですか。

逆境燃えてこそ男じゃないですか。

そんな時こそ立ち上がるべきじゃないですか。己自身が。

そんな己自身をプロはどう致してくれるのか。

意外と満足しちゃうのか、やっぱり不満が残るのか。

そもそも部屋は掃除しといた方がいいの。布団は敷きっぱでいいの。

飲み物とかとお茶菓子とか軽くお酒とか用意した方がいいの。

ムーディーな音楽とか流した方がいいの。間接照明点けたらいいの。

その辺もわからなすぎる。どうすればいいんだ。

とにかく、最近そんなことばっか考えてます。くだらねー。

引越し後に、しばらく文明から離れた生活してたけど意外に平気

冷蔵庫処分したってブログが話題になってたから、俺の話もしとこう。

文明から離れたは言い過ぎで、正確に言うと仕事が忙しくて引っ越した後しばらく全部契約してなかった。

から、夜帰っても停電中(ウチだけ)、朝起きても断水中(ウチだけ)、早く帰ってもコンロ付かない(ウチだけ)。

から冬寒くなるまでだから、今数えたら7ヶ月もそんな状態だったことで、逆に今驚いたわ。

電気

電子機器系は会社で充電してた。あと、乾電池の充電。

一応課長に許可もらったけど、本当はまずいんだろうな。

家にはネットも無いから携帯で。その頃はスマホじゃなかったけど、別に不便はなかった。2chとかはてブも出来たし。

テレビワンセグで十分だったなあ。

ただアニメは見なくなったから、自然に夜早く寝て、朝早く起きる生活になった。

朝早いのは別の理由もあるんだが。

ちなみに、友達が来て夜飲むときとかは、懐中電灯おもちゃカンテラみたいなやつ)だと間接照明みたいになって割に悪くなかった。

水道

意外な事に、これが案外平気。

水道水飲まないって潔癖症の連中はどうかしてると思ってたんだが、意外にいけるんだ。

コンビニビールとかお茶の2Lペットボトル買うと、それで飲食は問題無い。

冷蔵庫無いブログに、ビールぬるくても平気とかあったけど、そんなこと全然

歩いていける距離にコンビニあったから、ビールも冷えてるし、弁当食べるくらいならお茶も冷たかった。

で、コンビニにはトイレもあったから、たいてい済ませてから帰った。

トイレって実は、あれ電気いらないんだよ。

土日に銭湯行った帰りに2Lペットボトル4本に水汲んで、トイレに貯めてたんで大体OKだった。

小便なら流さずに2~3日ほっといたし、学校で大便しないのと同じで、家でしないでいようと思ったら、意外に我慢できるもんなんだよね。

ガス

土日に家で自炊する時は、イワタニホースノン。

でもコンビニメシが多かったな。お湯沸かすことが多かった。

たぶん、一番気になるのが風呂だと思うんだけど、銭湯に行ってた。

朝風呂やってるところだったから綺麗なスーツで寄って、体綺麗にしてから会社。さっぱりするよ。

銭湯休みの日が辛いんだ。

会社休みの日は、朝風呂の時にコインランドリーしかけて、ひとっ風呂浴びて、乾燥機にかけて、その間にクリーニング

前の週出したクリーニング受け取って戻ると、大体乾燥機がまだ終わってないから、置いてある漫画を読む。

はじめの一歩だけ何度も読んだな。

まとめ

仕事してる貧乏な野郎だと、たぶん殆ど問題ない。

どうせ日中仕事してるし、夜は寝るだけ、休みの日は出かける。

そもそもあんまり自炊しないだろうし、部屋もこ汚いだろうしな。

トイレ風呂だけは結構特殊環境じゃないと厳しいと思うけど、銭湯が近所にあるなら両方共無しでもどうにかなるよ。

今は家電に囲まれた生活してるけど、別に冷蔵庫洗濯機掃除機炊飯器食器洗い機必須じゃないよ。

やっぱ、家電って奥様方の時間を作り出す夢の機械って意味なんだろうな。

クリーニング代が月に3000円くらい、コインランドリーも3000円くらい。

Yシャツは今もクリーニング出してるし、今うちにあるドラム洗濯乾燥機が15万くらいだったから、4年でトントンかな。

そのうち結婚するつもりなんだったら、彼女を家に呼ばないという前提条件さえあれば、独身男性電気なしでも平気だと思う。

どうせ家電とか結婚した野郎って買い直すんだろ?よく判らんけど。

たぶんだけど、単3電池の充電できる太陽電池パネルとかあったら、USB充電器に突っ込めるからほんとに出来ると思うよ。

念の為に一応言っておくけど、妻帯者は絶対に無理だと思う。

日中家に居る人は、夏場冷房機器無しは正直無理だと思う。

あと、若いうちにしか無理。

エアコンの効いた部屋で大画面TV深夜アニメ見ながらTwitterで実況やるのに慣れると、もう戻れないわ。

電気って凄い。

http://b.hatena.ne.jp/entry/hapilaki.hateblo.jp/entry/electricity-bill-gets-lower

2014-02-17

http://anond.hatelabo.jp/20140216232011

元増田ですが、某エントリハウツー部分は適当に書きました。言いたいことは別にあった(続・大人になってからの恋)のですが、

皆さん実践知識を求めていた方が多かった気がします。

コミュニケーションのためのスキルを高める、って楽しいですよね。

増田さんのエントリ実践的です。勉強になります

  • 服に金をかける必要はないが、クツは綺麗にしておくこと
  • 顔や体型は誉めず、服装や小物のセンス髪型を誉めてあげるのがいい

男性向けのアドバイスですよね。女性は小物を重視しますよね。でも男はあんまり気にしない人が多いから、褒めてもらえなくてショボーン

  • 大人の恋愛は、「付き合おうか」という言葉を使わず付き合うことの方が多い

なぜかそういうケースが多いですよね

メモメモ

  • 女性は男の中指の爪を見る。絶対短く切っとけ!

まじですか…

2014-02-16

大人になってからの恋をボクも考えてみた

http://anond.hatelabo.jp/20140211031851

モテようと努力してずっと思考を張り巡らせていると、ある程度の法則発見する。

別にマニュアル本なんて読まなくても、決まりが見えてくるので、列挙してみた。

  • 店では横に並んで座る事(向かい合ってじゃなくカウンター席に座る)
  • ふたりきりのデートで3回以上体の接触が無い相手とは、何も無い可能性が高い
  • 1回めのデートは軽めの方がいい(初回はランチのみ、ぐらいでも良い)
  • 出会ったころのメール質問メールはしないほうがいい(返信義務のないメールを送る方がいい)
  • 女性は男の中指の爪を見る。絶対短く切っとけ!
  • 男の髪型は思っている以上に重要髪型イケメンってだけでなんとなくイケメンに見えてくる
  • 服に金をかける必要はないが、財布やカバンなどの小物には金をかけといた方がいい
  • 服に金をかける必要はないが、クツは綺麗にしておくこと
  • 服に金をかける必要はないが、サイズが合ってなかったり色がおかしいと、ダサく見える
  • 道端やお店で出会った子と付き合う事も、心持ち次第で可能
  • 男側がちょっと遊んでそうなオーラを出した方が、付き合いが長続きする
  • 相手をモノにしたいなら「(芸能人名前)に似てるよね」とは言わないほうがいい
  • 相手をモノにしたいなら「目がカワイイよね」などのパーツを誉めない方がいい
  • 顔や体型は誉めず、服装や小物のセンス髪型を誉めてあげるのがいい
  • 一緒に寝る部屋には間接照明必須
  • ベッドじゃなくソファーベッドの方が女性の抵抗が少ない
  • 大人の恋愛は、「付き合おうか」という言葉を使わず付き合うことの方が多い
  • 相手に「キスしていい?」とか聞くのは野暮。行為をするときは目を見つつ距離を縮める


恋愛学校で一切教えてくれないので自分経験で学んでいくしかない。

マニュアル本の類は読んだことがないが、昔に読んだら「これはねーよWW」とバカにしていたと思う。

(今マニュアル本を読むと、「あー、あるあるW」って思うかもしれない)

マニュアルを読む読まないにかかわらず、経験して理解しないとモノにならないと思う。

結局、「相手の心を開かせるにはどうするか」をひたすら考えていくことなので、恋愛は色々な勉強になる。

仕事のできる営業マンはほぼ女性に困っていない。

男は女性ほどは顔が重要視されないので、「イケメン」と「美女」の組み合わせはあまり多くないと思う。

しろ「話術が面白バイタリティのある男」と「美女」などの組み合わせの方が多いと思う。

女性場合容姿で「美人」と言われるが、男は能力ステータスも合わせたトータルな面でイケメンと判断される。

結論はないけど、ただ思ったことを書いてみた。

何らかの刺激になれば。

2013-11-03

毒母との今後について

今8年ぶりくらいに、また母と暮らしている。

母は、20年程前に離婚しその後、8年前私が独立したのと同じ頃、後に再婚する人と暮らしだした。

私は、8年程前に家を出て、その5年後母が再婚者と暮らす家のすぐ近くのアパート引っ越し2年程暮らした後、外国で暮らす事になった。

私が2年間、海外へいる間に母は再婚相手と別れ、ひとり暮らしを始めた。

それが心配になったのもあり、諸々の事情もあり帰国し母と暮らすことにした。

10から20代独立するまで、母とうまくいかず私は母から解放されることに多くの体力を費やした。

独立後は、精神物理的な距離のおかげもあって親子関係はまぁ普通だった。

そんな風に8年を過ごす内、私はすっかり私達親子はお互いに折り合いをつけたものだと勘違いしてしまったみたいだ。

母は再婚相手と暮らしている時は、再婚相手の自営業を手伝ったり工場で働いたりしていたのだが、

1年ほど前、知り合いから誘われてパチンコ屋の換金所を請け負うことになった。

休みは1日もなく、毎日10から23時までの仕事

アルバイトも雇っていたのだが、私が家に帰ってきてしばらくしてアルバイトは辞めた。

母は毎日13時間拘束時間の中で、仕事探し中でブラブラしている私の食事を用意した。

私はひとり暮らしが長かったため、ひと通りの料理はできる。

母もそれは知っているが、「花嫁修業のため、見せなければいけないから」とか言う理由で、

作らなくてもいいと言っても、作り続けた。

私ひとりでは到底食べきれない量・品数を作って、残すとそれをなじる。

私は海外で食事付の寮に住んでいたのでほぼ料理はしておらず、日本に帰って料理する感覚を取り戻したいと思っていたので、

本当に作ってくれなくてもいいと思っているのに。

それでも作らなくてもいいと言っても、母の機嫌を害すため面倒くさく、

作りたければ作ればいいと放っておいたのだけど、夕飯時に仕込んで置いた料理の仕上げ方とか、献立の説明のため

電話がかかってくるのが、たまらなく億劫だった。

一見良い母のようだけど、私にしてみれば愛情押し売りしかない。

8年離れて暮らしている間に、味の好みや食べ物に関する考え方も大きく変わってしまった。

私は食べ物にこだわりがある方なので、自分で作った方がいい。

母はそれを否定し、今のままでは嫁に行ったら恥をかくと言って、

私に料理を教えなければいけないと思っているらしい。

はっきり言って私は、並より料理が作れる方なのに。

母はそれを認めない。

私の部屋の家具や照明を勝手に決めようとし、安っぽいカタログを見せてくるのも苦痛だ。

私は何か足りないものがあっても、自分の納得の行くものを買えるまで、少し不便でも我慢する方なのだけど、

母は安かろう悪かろうという物を買うよう急かす。

買うものは決まっていると拒むと、機嫌が悪くなる。

間接照明が好きな私の部屋に、何故か蛍光灯を付けよう付けようとしてくる。

家に買ってきてからこの3ヶ月、私も我慢していたけど最近ストレスが溜まってきて、

イライラしていたら母がキレた。

母は人の世話をすることに依存しているようで、限界まで優しい母を演じて自己陶酔していたと思ったら、

それに感謝しないと爆発し「あんたのためにやってるのに!いつまで私はバカやっていないといけないんだ!」

とか卑屈な事を言い出す。

そうバカだよ。13時間も働いていながら何かに追い立てられるかのように、朝から掃除料理をしているあんたは。

大人になった子どもはほっといてもいいし、家も多少は散らかっててもいいんだよ。

からは一見いい母親に見えるだろう。それに感謝しない私は、我儘な娘のように見えるだろう。

でも私から見たら、母が勝手にやって勝手にキレているようにしか見えない。

換金所の仕事も、私の結婚費用を稼ぐためもうしばらく我慢しないととか言って、

いざ結婚となったら、自分費用を援助することをいい事にあれこれ口出しするのが目に見えている。

私は結婚費用を援助してもらう気はない。

嫌な仕事なら辞めればいい。自分人生を生きればいい。

子どものために犠牲的に生きる年老いた親を歓迎する子どもなんているんだろうか。

しかも、それは母が私のためにと言いながら、自分のためにやっているに過ぎない。

自分人生がないから、子ども依存するんだ。

人生を楽しんでいる親の方がいいに決まってるじゃないか

大人になった子どもに親ができることなんて無いんだと気づいてほしい。

私は今の土地に、それほど長くいないだろうと思っている。

その間、もう一緒に暮らすことも無いかもしれない母と、一度一緒に暮らしたいと考えたのが甘かったのか。

別に分かり合おうとは思わない。でも、お互いつかず離れず一緒に暮らすことはできると思った。

でも母にはそれはできないみたいだ。

私の生活の些細なことを心配するのは過干渉だと訴えたら、

それが干渉なら話すことが何もないと言われた。

私も今は仕事をしているので、寝る時間帰宅してあれこれ干渉してくる母が鬱陶しい。

母は、朝晩数時間しか会う時間がないのにそんな邪険にするなんてと言うが、

朝晩しか会う時間がないのは私のせいじゃない。

やっぱり離れて暮らすしかないんだろうか。

母一人子一人なのに、なぜ支え合え無いのだろうと情けなくもなるけど、

離れて暮らす方がうまくいくなら、やっぱりそうするしかないのかな。

2013-10-14

午前1:30

自室。真っ暗。間接照明をつけた。部屋が淡いオレンジ色に染まるが、照明は一個だけなので薄暗い。

いつものブログを巡回。どれも更新ナシ。Twitter特にこれといったつぶやきもなく。

今日の夕飯はファミチキカレーパンじゃがりこを肴に泡盛ロックで。

テレビはもう何ヶ月もつけていない。部屋にはクーラーの音と、時折通り過ぎる車の音だけ。

ちょっと前までは、自分人生を変えたくて必死に戦ってたっけな。

毎日が緊張の連続な分、酒を飲むと自分でも不思議なくらい涙が出てきたもんだった。

なんだかよくわからない、自分じゃ手に負えない得体の知れないモノと戦っていた。

勝てば輝かしい未来がまっているんだと。

大人になれば、立派になれば、周りから認められれば、こんな得体の知れない惨めな気分とははオサラバできるもんだと。

違った。

去年からバーに通いはじめた。

一人で酒を飲みにバーに行ってカウンターに座ると、同じカウンターには俺の親と大して年の違わない大人達が寂しさを抱えて酒を飲んでいた。

俺には偉そうに説教こそするが、その説教の裏には、うだつのあがらない自分自身へのやりきれなさが隠れているのがわかった。

あぁ、大人もこの、わけのわからないもんを背負ってるんだ。

快楽で忘れるか、若者説教を垂れるか、仕事に没頭するか、政治家社会のせいにするか、、、若い奴とは違って対処方法はいろいろ持ってるにしろ

大人も皆、難儀していた。

どんなに立派な肩書きを得ようが、周りから認められようが、このわけのわからない心の隙間は埋まらないんだ。



カレーパンファミチキを食っている間、幸せだった。

泡盛も、氷でいい感じに冷やされて美味しく飲めた。じゃがりこ泡盛にあわなかったけど。

生きるってこういうことなのかなと思う。

自分世界を作って、好きな人と繋がって、自分幸せを知り、その一瞬、一瞬の幸せを感じることが。

偉くなるだとか、立派になるだとか、そういうのは、もうどうでもいいと思った。

2013-10-07

http://anond.hatelabo.jp/20131007201203

ラッセンドルフィン好きクラスタハートキャッチ

インテリア的にラッセンは「暑いから何となく風鈴飾ってみようか、涼しげになるし」

ぐらいの感覚で選ばれているとラッセン何となく好きという家族見てると思う

アレの青に合う住空間インテリアを考えるなら薄暗い間接照明と原色系のソファ必須かな

2013-09-18

http://anond.hatelabo.jp/20130918230805

じゃぁ、蛍光灯間接照明に比べると文化度が低いとかそういう話ならわかるか?

いわゆる、文化的資本というものは、学問とかわかりやすい物以外にも多数あるんだが?

そもそも論として、経済的な豊かさだけを尺度として格差をいいたいなら資本といえばいい。

 

経済的な国力の格差インターネットがうめるという議論ではなかったはずだ。

2013-06-02

東京ミッドタウン渡り廊下に落ちた影でケンケンパが出来そう。

わず写真に撮ってしまったが

間接照明の危うさが、非実在青少年を思わせて

写真の上で後でお絵描きしてみようっかな、なんて思ったり。

待ちぼうけって楽しめばいいのかな。。。

2013-02-20

セックスレスの原因の一つ「けなし愛」

大学時代からの男友達と久々に連絡を取ったら嫁とセックスレスになっているらしく、内心クッソワロタと思いながら相談に乗った。

色々と下世話に突っ込んで聞くと、

こんなことをしているらしい。

アホか!老化をイジられてしたくなる女がどこに居るか!

鬼のごとく説教してやったらこんな言い訳を繰り出してきやがる。

はい来た。来ました。「俺なり」。

それで失敗してるからセックスレスになってんだろが。

なぜ失敗してる方法を繰り返す。アホか?アホなんだな?

から再度説教してやった。

これを実行したところ、見事男友達レス解消に成功したとのことです。

愛情表現を素直に」が一番難しく、なかなか出来なかったらしいけど、まあそれでもレス解消できたわけで、よかったね。

 

ここでやっぱり一番問題なのは、イジってる側は愛情表現しているつもり、イジられる側はけなされてると感じて落ち込む、この食い違いだと思うのです。

そもそも「けなすことで愛情表現」というのが狂ってるように私には感じられるのですが、これは男友達のような奴に限らず、実は一部の女にも見られる行動。

ありがちなのが、オタ女界隈。好きなイケメン二次元キャラをボロックソにけなしながら「愛」と言い張ってるオタ女が、実はtwitterとかにいっぱいいます

あとはヴィジュアル系界隈、ジャニーズ界隈、K-POP界隈なんかもそういう行動が見られる。愛情の対象をけなさずにはいられないファンの存在がある。

面長のメンバーに「馬」、歯茎の出たメンバーに「歯茎」、最年長のメンバーに「爺」なんてアダ名をつけて、ファン同士キャッキャ笑ってたりするんです。

それを彼女たちはメンバーへの愛情表現だと思ってる。言われた側は絶対嬉しくないと思うけどね。

こういう行いがオタ女界隈でメジャーなせいで、「けなし愛」なんて言葉も生まれています。私のすごく嫌いな言葉

なぜ素直に美点を褒めるのではなく、けなして笑いものにする形で愛情を表明してしまうのか。

私には全く理解できないので分析不能ですが、きっと彼女たちをそうさせてしまう何かがあるのでしょう。

でもそれが相手に受け入れられるはず、とは思わないで欲しい。ぶっちゃけ、夫や彼氏に対して「けなし愛」をやったら、インポになってもおかしくないよ。

愛情表現をこじらせた事情もそれぞれにあるのかもしれないけど、パートナーとの関係を良いものにしたいのであれば、直せ!と。私はそう思います

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