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はてなキーワード: ジャクソンとは

2024-04-22

メタル系のダサギター店頭在庫してるの西日本のお店だけ説

80年代を風靡したメタルギターを覚えていますか。

ありましたよね、あちこちピンピンとがった形状で、派手な色使いの。

ジャクソンとかBCリッチとかイバニーズとか。

あ、シャーベルジャクソンって今フェンダー傘下なんですよ、知ってましたか

あのタイプメタルギター、ひと頃すっかり姿を消していましたが、《あの頃の興奮を取り戻したい》おとっつぁんたちからの熱い需要があったのかなかったのか、少しずつ各メーカーラインナップに戻って来つつあります

2000年代はさすがに「ないわー」な感じでしたが、今見るとほどよく《ダサシブ》の境地に入りつつありますね。

60~70年代ストラトレスポールのように、80年代風ダサギターもいい感じに伝統郷愁香りに身にまといつつあるのかもしれません。

それはそうと、そういうギターって店頭を探してもなかなか見つからないんですよね。

ショッピングモールテナントで入っているようなオールジャンル全年齢向け楽器店では、当たり障りのない(したがって魅力もない)ギターがおとなしく並んでいるだけ。冷やかしでも手に取ろうという気になれません。

 

そこで、ECサイトを少し眺めてみました。

今どきの楽器屋さんは店頭展示品もECサイトに同時出品していたりするので、実店舗名で出品されているギターを探せばよいのです。

すると面白いことがわかりました。

関東圏で80年代テイストの新品ダサギター店頭在庫しているお店はほとんどありません。

あるのは関西九州などのショップでした。

面白い傾向だなあ。

2024-03-29

anond:20240329083721

レッドデビルズというと、楽天を退団した安楽智大(27)が在籍していることばかりが報じられていますが、21年オフDeNAから戦力外通達を受けた乙坂智(30=現米独立リーグ)も22年に在籍しています。乙坂はレッドデビルズ打率3割3分3厘、盗塁王タイトルも獲得しました。かつて、DeNAオリックスなどが若手選手メキシコウインターリーグに参加させた経緯もあり、今も現地とネットワークを持つNPB関係者は少なくありません」(前出・関係者

 DeNAがバウアーのメキシカンリーグ行きのために「ひと肌脱いだ」との情報は今のところない。しかし、1月コーチ会議で「バウアーがいる状況」と「いない状況」の2パターン投手編成が話し合われた。そのため、レッドデビルズでの5試合登板が終了してもMLBからアクションが何もなかった場合DeNAは改めてバウアー側にアポイントを取る段取りになっているという。

DeNAに再入団してくれるかどうかは、バウアー次第です。ただ、DeNAがバウアーにこだわるのは今シーズンだけでしょう。新加入のジャクソン(27)、ケイ(29)、ウィック31)の3投手が物凄く良いんです。とくにジャクソンエース級の働きをしそうで、三浦大輔監督オープン戦終盤、隠して登板させませんでした。2位ルーキー松本凌人(22)も一軍戦力です。今永昇太(30)、バウアーの抜けた穴は埋まっている。その意味でも今季DeNAは要注意ですよ。セ・リーグでは『阪神よりも怖い』と警戒する向きもあります」(ライバル球団スタッフ

 バウアーが再入団した場合昨季33ホールドを挙げたウェンデルケン31)、オースティンを含めた外国人選手の「試合出場登録4人まで」の問題が生じるが、前出の関係者はこうも言う。「筒香はチームを変える力があり、バウアーには順位を変える力がある」。2人が復帰したら、セ・リーグ順位予想も大幅に変わってくる。

デイリー新潮編集部

2024-03-04

インスタントコーヒー入れたけど、混ぜるの忘れてて混ぜるものもなかったので、カップを揺らして混ざれー混ざれーってやってたら、勢い余って飛び出たコーヒーが手にかかって「あっつぅい」ってなって思わず手を離してしまい、結果、股間に熱々のコーヒーダイレクトアタックを受けて「ふぉおおおおお!」ってマイクロジャクソンマネをする大泉洋マネみたいな声を上げて倒れた。

見上げると、おかん養豚場の豚を見るような目で見下していた。

…みんな今週も頑張ろうな…。

2024-02-09

anond:20240209014001

人格権移転できないので一応無効だけど、

相応以上の額をあげるからだまってて!って契約は双方が納得すれば有効なわけ

あとから納得できなくなったら反訴覚悟で訴えて仕事をなくす覚悟必要

心理的圧迫感はあるよね、実際人一人自殺してるくらいには

 

ハリウッド離婚とかマイケルジャクソン養子なんかも絶対黙ってて!って契約を結ばされてる

けど最終的に訴えて、そこそこ勝てた(和解金もぎとれたり)

それは日本じゃないアメリカ訴訟社会からだとおもうよ

日本弁護士が……、まあ今回の本旨ではないから省略

 

小学館コミック編集部のみたけど、(私たちが法的に強すぎて)(法律弱者先生に断る方法ちゃんと教えなかったので)うらみつらみを言ってもらえなかったのが悲しい・さびしいという感情論しかなくて第三者委員会いれて遵法と再発防止につとめもしないんやなって思った

だましといてだれも助けられない状況に追い込んで

最後に「イヤなら最初に断ればよかったんやで」ってヤクザ言い草だよね

搾取構造

2023-11-21

5.5畳の部屋の65インチ液晶でYT Muisic PV垂れ流し

よきかなよきかな

昔は才能のある若手映像作家ってCMを作る感じだったけど、今はPVから名を上げる感じなのかな?

一周回ってマイケルジャクソン手法に戻って言ってる感じは興味深い。

映像クオリティもむっちゃ高いし、アニメで作られてるPVでも、劇場版並みの4K制作配信されてるやつがあるね。

でもこれやってるとサウンドバーが欲しくなる。けどお金無いんだよね。テレビ買っちゃったか

2023-11-20

anond:20231120232817

すでに子供がいるという報道もある

これが本当だったらマイケルジャクソン方式

自分遺伝子を残すための結婚で用済み後はさっさと離婚とかあり得る

2023-11-15

香水口コミ1020代レビューは正直参考にならないと思ってしま

若い時の嗅覚や好みと年取ってからはやっぱり違うと思う

以前とある香水を大絶賛したレビューがあり、サンプルを購入して試したら、本気でダメだったことがあり…

廃盤予定品だったけど、思い余っていきなりボトル購入しなくて本当に良かったとその時は思った

以来、同年代レビュー以外は参考程度に読み流してる

今興味を持ってるトムフォードブラックオーキッド

めちゃくちゃ濃いらしい

濃い甘い、濃厚な花にグルマン系統としては好きなんだけど、レビュー読んだら妙に若い人の口コミが多いのが気になる

しかも割と評価が高いのがさらに引っかかる

マイケルジャクソンも使っていた、夜向けの甘く華やかな…ババくさいと若い子は一蹴しそうなものなのに…

そこが引っかかって購入を躊躇う

まあ普通にまず量り売りで試すべきだなこれは

2023-10-30

マドンナのラ・イスラボニータって本当はマイケルジャクソンのための歌なんだって

持ち込んだんだけどマイケルは曲も作詞も気に入らないかマドンナに持ち込んだらわりと好きかもってことになって手直しして大ヒットになったって

2023-09-26

anond:20230926131745

それは分かってる、つもり。

わざとじゃなきゃこんな言い方しないと思ったから。

リアルブラックほどじゃないけどかなり濃い色だったと思う、ジャクソンファイブの頃の写真を見ると。

2023-09-09

anond:20230909222101

まず大川の息子さんが大川を降霊して、さらに降りた大川さんが開祖ならではの実力で、ジャニマイコジャクソン安倍土井たか子らを次々と降霊する様子を見てみたい。

お盆お彼岸最後の思い出になる。

2023-09-06

ジャニーさん調査報告書で興奮してオナ〇ーが捗って仕方がない小児性愛者の独り言

この前まじめな小児性愛者の匿名ダイアリーがバズっていた(https://anond.hatelabo.jp/20230904223603から自分も。

90年代ジャニーズジュニアを知っていて、リアルタイムでオナ〇ーしまくっていた自分からすると今回の報告書はマジ最高のズリネタだった。

これは被害者貶める意図はない。単純に最高のズリネタ

当時の雑誌を買っていて例えば伊〇尾くんと一緒に出ていた背の低いM.Kくんとかで抜きまくっていた。伊〇尾はあんま好きくなかった。

なぜかというと俺は背が高い男の子は好きじゃなかったんだな。今回背が低い子がジャニーお気に入りだったのを聞いてビンゴ!と思った。

自分性癖が全く同じ。そしてその性癖を実行に移していたジャニーはマジうらやましいしリスペクト

ちょっと前にいた体操をやっていて背の低いCくんもお気に入りだったんだろうな^^ 俺もハットリくんドラマで抜きまくっていたからよくわかる。

ネバギバのRくん(当時小1)やGくん(当時小5)、あと性被害告白した方と同姓のHくん(当時小4)を犯すとき過去体験フラッシュバックして頭がチカチカするぐらい興奮したと思う。犯したか知らんけどね。俺は彼のふんどし姿で数え切れないほど抜いた。だからジャニもなんかしらやってんじゃないかな?

天才てれびくんに出ていたI.Tくんと一緒に出ていて消息不明のI.Rくんもやってたのかな。

子役出身といえばD.TもそうだけどAもお風呂シーンでおティティヌまで見せてるんだよね。それを見てジャニスカウトしたんだろうなーって。

こんな感じで俺はジャニの考えがわかるんだよ。たぶん性癖が似てるんだと思うねw 羊たちの沈黙レクター博士みたいなもんだ。もっといえば大川隆法イタコ

そういやマイケルジャクソンホームアローンの子役を彼の自宅に招待したのもすごいわかるんだよね。自分は当時ホームアローンタオル一枚シーンで抜きまくったから。

俺はこれからジャニーさんに敬意を示して子供で抜きまくります。それだけ。

2023-08-28

出会いにはコツがある

K子との出会い

私がK子と出会ったのは、まだ雪の残る3月上旬札幌すすきのでのことであった。

K子は、私がごくたまに寄るカフェバーウエイトレスをやっていた。

年は30歳、身長157cm。体型はややガッチリタイプに見え、いわゆる固太りに近かった。

顔はまぁまぁ整ってはいたが、頭部はアメフトボールのように大きかった。

完璧メイクを追求してるようで、白塗りの土台が厚く、丸い輪郭が、さらに強調されていた。

キッチリ描いた眉に、メリハリをつけたアイライン。目元周りには、そのひとのお化粧への設計意図が表れるものだがK子の場合それは、顔の大きさを、目を拡大させることでごまかそうとする意図だった。

それとK子のメークには、悪い意味でのバランス感覚という特徴も見られた。

あちらとこちらの均衡を保とうとして、薄くするのではなく、厚く盛る方にいってしまうのである

から白塗りは行き過ぎて歌舞伎のようになってしまう。

さらにK子は勤務中はロングヘアータイトに縛ってるので、目元が上がって鋭角的になるのだが、これがふしだらで好色な印象を与えかねない外見になってしまうのだ。

ここまできては化粧も逆効果である

それはせっかくのよい素材での料理を、調理でなくソースで惑わし、お門違いの高級感を添えたつもりの洋風メニューのようだった。

白人風貌という、ないものねだりを追いかけた挙句、醜くなってしまったマイケルジャクソンのようであった。

K子は、そんな女だった。つまり、どこにでもいるひとだ。

K子はその日も普段どおり給仕をしていた。時刻は夜の9時。私のオーダーはグラスビールだった。

私のテーブルにもやってきた、そこで2人は始めて目を合わせた。

するとK子は私の顔を見るなりハッとした顔をして上背をやや引いた。私は「ああまたか」と思った。

なにが「またか」なのか。それはその時の私の顔が彼女にはイケメンに写った、ということの了解である

断っておくがこれは自慢ではない。なぜなら、こうしたことは4年に一度、つまりオリンピック開催と同じ頻度でしか、私に訪れないからだ。「またか」と感じるのは、4年がさほど長くも感じられない私なりの時性であって、傲慢の致すところではない。

毎日のようにこういうことが起きる人を、真のイケメンというのだが、この程度のいわば「プチ・イケメン」なら今のご時世、結構いそうである

私の顔は、それどころかまぁどちらかといえばブサメンである。口が飛び出た造作が特徴で、唇も厚い。佐藤浩市の2倍は厚い。

このせいで、顔の下部にボリュームが出てしまい、シャープには見えないモヤッとした風貌になっている。

目も悪いのでシカメっ面にもなりやすく、表情も暗い。

たとえるなら、ガリガリ君のような輪郭であるし、佐藤浩市の親父の三國連太郎みたいでもある。

芋というか、類人猿、合わせればゴリライモ。私はそんな顔なのである。そしてもちろん、あなたに「そんなことないよ」といってほしい、そんなケチな性分も持ち合わせているのだ。そこがまた醜い。

まり私も、どこにでもいる人なのである

ここ20年ほどで男もするようになった「化粧」とは、もともと目立たないもの(一重まぶたなど)を、まやかしの力で輝かせる補正技術だと思うが、私の口元のように、はじめから飛び出ているものを、平たく目立たせずに抑制する用法には、それはまったくといっていいほど役立たない。

しかし男の場合三國連太郎がそうであったように、また、佐藤浩市がそうであるように、絶対的なブ男というものはいない。バナナマンの日村も最初見たときはびっくりしたが、慣れれば愛嬌がある顔である

男は、風貌をある水準(清潔感常識のあるファッションセンス、そして似合う髪型、できれば細身)まで満たせば、異性にアピールできてしまうのである。ここらへんが女子と違う。無愛想でもある程度はイケてしまうということだ。かくして私のような者でも、こうしたラッキータイミングが巡ってくるときがあるのである

さて私にハッとして頂いた女子に対しては、私はだいたい挨拶をするようにしている。

ここでいう挨拶とは、店や本人の迷惑にならぬよう気を遣いながら、名刺を手渡すことだ。

できれば一言添える「もし、よろしければ、お近づきになれれば…」みたいなことだ。

ハッとする、させるというのは直感神秘である人間のあまたある能力のうちでも一二を争うような、めちゃめちゃものスゴい、宇宙誕生レベル認識だ。

人間(じんかん)にヴァイヴレーションが伝播する。あるひとがある人の存在にピン!とくれば、その相手にも同じピン!が、誤解も曲解もなく瞬時に伝わる。だれも解明できない感覚。こうした体感に対しては対象化なぞハナから諦め、人として素直にしたがい、謝辞を述べるのがスジというものであろう。

とりあえず自分規定する第一歩として世の中には名前というものがある以上、名乗る。

自分から名乗ることより大切なことは、世の中にそうそうない。

「4年に一度」がいつなんどき訪れるやもしれない。そんなときのために財布に名刺を2~3枚入れておく。

こうしたなんでもない普段の心がけが出会いを引き寄せる具体的な手段なのだ

こうした縁で、私はK子と付き合った。世間には「よくまぁこんなサエないのと一緒になったなぁ」というのが男女問わずいるが、なんのことはない自分もその仲間入りであり、K子の方でもそう思うときがあったかもしれない。つまり、サエないのはお互い様だったのである最初のうちは。

だがしばらくすると私にはK子の大きい顔と太い骨格が、次第にいとおしく写ってきた。

そして次に、それがかけがえのない尊さに思えてきた。

というのも付き合い始めてすぐに気づいたことだが、K子は私と最初に目が合ったホンの0.1秒の閃き、焦点で、自分の開削に成功した、まったく優れた女だったのだ。

私との邂逅によってポン!と新規開設された自我内の回路に、まったく純粋に従った。

しかもそこにいささかも世俗的な疑いを差し挟まなかった。

世俗的な疑いとは、私と付き合うことのメリットデメリットコスパを考えることや、趣味や好みが合う合わないというような話などである

K子はそれらを考えもしなかった。だからデートで会ってもあまり話さず、肩を寄せ合い、手を握り腕をさすり、見つめあったりするだけだった。それでどちらも了解した。ドン存在が大きいのである100%ピュア肯定性の塊。

そしてそうしたK子の態度は、私の細胞のすみずみにあまねく影響を与えた。小さな自分固執していた私を、彼女は開放してくれた。

こういう女に慣れると、小顔ブームとか、華奢な女子スタイル固執するのは、矮小なことと知れる。しつこいようだが慣れればあの日村ですら、ファニーフェイスである

K子はやがてメークが薄くなっていった。コスメへの依存を減らしていった。

単なる身だしなみ以上のそれは、まやかしだと気づいたのだ。

食事運動に、それまで以上に気を遣い、毎日しっかり生活を積み上げていくよう、意識的自分を導いていった。

現代人はただ毎日暮らしてゆくだけで、目に見えない「不純物」が、アカのようにたまってゆく。

社会教育が、仕事常識が、不純だらけだから当然だ。

はいつも意識的に「みそぎ」をしなければならない。するとみそぎなんてしなくていいんだ、そのままのあなたでいいんだと社会その他は全力で否定する。だがそれは違う。甘言に引きづられてはいけない。やつらはあなたから銭を引き出したいだけだ。

メイクはそうした「不純物」の象徴であった。それがズバッと削ぎおとされた。

すると並行してK子の慢性的な肌荒れも改善された。

こうなると輝かしい、真の女の誕生である

人の本来的な美しさや輝き、魅力は、外から取ってきて付け足すものでない。自分内面から湧き出させるものだ。

こんなことは実に当たり前のことだが、不純物の洪水の中にいると気づかない。

自分から「湧き出させること」が自然に出来る人は、この世にいながら永遠を手にしたも同然なのである

そこではあなたわたしとなる。わたしあなただ。

理想カップル、なるものは知らない。知らないがそれは「人それぞれ」ではない。

たぶんそれは溶け合った1つの形態しかない。愛など、しらぬ。

以上この文は、まだ見ぬあなたと、まだ顕在化してない私を想って書いた。

<了>

出会いにはコツがある

K子との出会い

私がK子と出会ったのは、まだ雪の残る3月上旬札幌すすきのでのことであった。

K子は、私がごくたまに寄るカフェバーウエイトレスをやっていた。

年は30歳、身長157cm。体型はややガッチリタイプに見え、いわゆる固太りに近かった。

顔はまぁまぁ整ってはいたが、頭部はアメフトボールのように大きかった。

完璧メイクを追求してるようで、白塗りの土台が厚く、丸い輪郭が、さらに強調されていた。

キッチリ描いた眉に、メリハリをつけたアイライン。目元周りには、そのひとのお化粧への設計意図が表れるものだがK子の場合それは、顔の大きさを、目を拡大させることでごまかそうとする意図だった。

それとK子のメークには、悪い意味でのバランス感覚という特徴も見られた。

あちらとこちらの均衡を保とうとして、薄くするのではなく、厚く盛る方にいってしまうのである

から白塗りは行き過ぎて歌舞伎のようになってしまう。

さらにK子は勤務中はロングヘアータイトに縛ってるので、目元が上がって鋭角的になるのだが、これがふしだらで好色な印象を与えかねない外見になってしまうのだ。

ここまできては化粧も逆効果である

それはせっかくのよい素材での料理を、調理でなくソースで惑わし、お門違いの高級感を添えたつもりの洋風メニューのようだった。

白人風貌という、ないものねだりを追いかけた挙句、醜くなってしまったマイケルジャクソンのようであった。

K子は、そんな女だった。つまり、どこにでもいるひとだ。

K子はその日も普段どおり給仕をしていた。時刻は夜の9時。私のオーダーはグラスビールだった。

私のテーブルにもやってきた、そこで2人は始めて目を合わせた。

するとK子は私の顔を見るなりハッとした顔をして上背をやや引いた。私は「ああまたか」と思った。

なにが「またか」なのか。それはその時の私の顔が彼女にはイケメンに写った、ということの了解である

断っておくがこれは自慢ではない。なぜなら、こうしたことは4年に一度、つまりオリンピック開催と同じ頻度でしか、私に訪れないからだ。「またか」と感じるのは、4年がさほど長くも感じられない私なりの時性であって、傲慢の致すところではない。

毎日のようにこういうことが起きる人を、真のイケメンというのだが、この程度のいわば「プチ・イケメン」なら今のご時世、結構いそうである

私の顔は、それどころかまぁどちらかといえばブサメンである。口が飛び出た造作が特徴で、唇も厚い。佐藤浩市の2倍は厚い。

このせいで、顔の下部にボリュームが出てしまい、シャープには見えないモヤッとした風貌になっている。

目も悪いのでシカメっ面にもなりやすく、表情も暗い。

たとえるなら、ガリガリ君のような輪郭であるし、佐藤浩市の親父の三國連太郎みたいでもある。

芋というか、類人猿、合わせればゴリライモ。私はそんな顔なのである。そしてもちろん、あなたに「そんなことないよ」といってほしい、そんなケチな性分も持ち合わせているのだ。そこがまた醜い。

まり私も、どこにでもいる人なのである

ここ20年ほどで男もするようになった「化粧」とは、もともと目立たないもの(一重まぶたなど)を、まやかしの力で輝かせる補正技術だと思うが、私の口元のように、はじめから飛び出ているものを、平たく目立たせずに抑制する用法には、それはまったくといっていいほど役立たない。

しかし男の場合三國連太郎がそうであったように、また、佐藤浩市がそうであるように、絶対的なブ男というものはいない。バナナマンの日村も最初見たときはびっくりしたが、慣れれば愛嬌がある顔である

男は、風貌をある水準(清潔感常識のあるファッションセンス、そして似合う髪型、できれば細身)まで満たせば、異性にアピールできてしまうのである。ここらへんが女子と違う。無愛想でもある程度はイケてしまうということだ。かくして私のような者でも、こうしたラッキータイミングが巡ってくるときがあるのである

さて私にハッとして頂いた女子に対しては、私はだいたい挨拶をするようにしている。

ここでいう挨拶とは、店や本人の迷惑にならぬよう気を遣いながら、名刺を手渡すことだ。

できれば一言添える「もし、よろしければ、お近づきになれれば…」みたいなことだ。

ハッとする、させるというのは直感神秘である人間のあまたある能力のうちでも一二を争うような、めちゃめちゃものスゴい、宇宙誕生レベル認識だ。

人間(じんかん)にヴァイヴレーションが伝播する。あるひとがある人の存在にピン!とくれば、その相手にも同じピン!が、誤解も曲解もなく瞬時に伝わる。だれも解明できない感覚。こうした体感に対しては対象化なぞハナから諦め、人として素直にしたがい、謝辞を述べるのがスジというものであろう。

とりあえず自分規定する第一歩として世の中には名前というものがある以上、名乗る。

自分から名乗ることより大切なことは、世の中にそうそうない。

「4年に一度」がいつなんどき訪れるやもしれない。そんなときのために財布に名刺を2~3枚入れておく。

こうしたなんでもない普段の心がけが出会いを引き寄せる具体的な手段なのだ

こうした縁で、私はK子と付き合った。世間には「よくまぁこんなサエないのと一緒になったなぁ」というのが男女問わずいるが、なんのことはない自分もその仲間入りであり、K子の方でもそう思うときがあったかもしれない。つまり、サエないのはお互い様だったのである最初のうちは。

だがしばらくすると私にはK子の大きい顔と太い骨格が、次第にいとおしく写ってきた。

そして次に、それがかけがえのない尊さに思えてきた。

というのも付き合い始めてすぐに気づいたことだが、K子は私と最初に目が合ったホンの0.1秒の閃き、焦点で、自分の開削に成功した、まったく優れた女だったのだ。

私との邂逅によってポン!と新規開設された自我内の回路に、まったく純粋に従った。

しかもそこにいささかも世俗的な疑いを差し挟まなかった。

世俗的な疑いとは、私と付き合うことのメリットデメリットコスパを考えることや、趣味や好みが合う合わないというような話などである

K子はそれらを考えもしなかった。だからデートで会ってもあまり話さず、肩を寄せ合い、手を握り腕をさすり、見つめあったりするだけだった。それでどちらも了解した。ドン存在が大きいのである100%ピュア肯定性の塊。

そしてそうしたK子の態度は、私の細胞のすみずみにあまねく影響を与えた。小さな自分固執していた私を、彼女は開放してくれた。

こういう女に慣れると、小顔ブームとか、華奢な女子スタイル固執するのは、矮小なことと知れる。しつこいようだが慣れればあの日村ですら、ファニーフェイスである

K子はやがてメークが薄くなっていった。コスメへの依存を減らしていった。

単なる身だしなみ以上のそれは、まやかしだと気づいたのだ。

食事運動に、それまで以上に気を遣い、毎日しっかり生活を積み上げていくよう、意識的自分を導いていった。

現代人はただ毎日暮らしてゆくだけで、目に見えない「不純物」が、アカのようにたまってゆく。

社会教育が、仕事常識が、不純だらけだから当然だ。

はいつも意識的に「みそぎ」をしなければならない。するとみそぎなんてしなくていいんだ、そのままのあなたでいいんだと社会その他は全力で否定する。だがそれは違う。甘言に引きづられてはいけない。やつらはあなたから銭を引き出したいだけだ。

メイクはそうした「不純物」の象徴であった。それがズバッと削ぎおとされた。

すると並行してK子の慢性的な肌荒れも改善された。

こうなると輝かしい、真の女の誕生である

人の本来的な美しさや輝き、魅力は、外から取ってきて付け足すものでない。自分内面から湧き出させるものだ。

こんなことは実に当たり前のことだが、不純物の洪水の中にいると気づかない。

自分から「湧き出させること」が自然に出来る人は、この世にいながら永遠を手にしたも同然なのである

そこではあなたわたしとなる。わたしあなただ。

理想カップル、なるものは知らない。知らないがそれは「人それぞれ」ではない。

たぶんそれは溶け合った1つの形態しかない。愛など、しらぬ。

以上この文は、まだ見ぬあなたと、まだ顕在化してない私を想って書いた。

<了>

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