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2020-06-17

anond:20200617100131

今のジャンプって少年よりそれ以外の方が多いしなあ

時計だのバッグだのの広告載ってるの見て時代は変わったと思った

2020-06-11

コンプライアンス遵守版「少年よ大志を抱け」

少年よ大志を抱け

少年だけなのは男女差別少女も入れるべきである。」

少年少女大志を抱け

少年少女だけに呼びかけるのは、事案である。」

少年少女とそれ以外よ大志を抱け

「〜よ、は旧来の女性的な語尾を連想させるため、不快である

少年少女とそれ以外の皆さん、大志を抱け

お客様に向って"さん"とは何だ」

少年少女とそれ以外の皆様、大志を抱け

「"それ以外"という言い方がマイノリティを想起させる」

乳児(男女)と幼児(男女)と少年少女と成人男性女性の皆様、大志を抱け

「色々な性的指向があるので、男女という区分け表現するのは適切ではない」

乳児(LGBTQ+(シスジェンダー含))と幼児(LGBTQ+(シスジェンダー含))と未成年(LGBTQ+(シスジェンダー含))と成年(LGBTQ+(シスジェンダー含))の皆様、大志を抱け

「知らない人に命令口調なのはどうかと思う。命令口調で傷つく人もいるんです」

乳児(LGBTQ+(シスジェンダー含))と幼児(LGBTQ+(シスジェンダー含))と未成年(LGBTQ+(シスジェンダー含))と成年(LGBTQ+(シスジェンダー含))の皆様、差し支えなければ大志を抱いて頂くようお願いいたします。

有色人種に対する配慮が足りないのではないか。」

乳児(LGBTQ+(シスジェンダー含))と幼児(LGBTQ+(シスジェンダー含))と未成年(LGBTQ+(シスジェンダー含))と成年(LGBTQ+(シスジェンダー含))の皆様(白人だけではなくあらゆる人種の方々に呼びかけています)、差し支えなければ大志を抱いて頂くようお願いいたします。

「どこからの出典になるでしょうか?出典がない場合要出典タグを付けてください。」

乳児(LGBTQ+(シスジェンダー含))と幼児(LGBTQ+(シスジェンダー含))と未成年(LGBTQ+(シスジェンダー含))と成年(LGBTQ+(シスジェンダー含))の皆様(白人だけではなくあらゆる人種の方々に呼びかけています)、差し支えなければ大志を抱いて頂くようお願いいたします。【要出典

文字を読み上げることができない人のために音声版を用意すべきだ」

乳児(LGBTQ+(シスジェンダー含))と幼児(LGBTQ+(シスジェンダー含))と未成年(LGBTQ+(シスジェンダー含))と成年(LGBTQ+(シスジェンダー含))の皆様(白人だけではなくあらゆる人種の方々に呼びかけています)、差し支えなければ大志を頂くようお願いいたします。【要出典

※様々な方に配慮し、こちらの音声版もご用意していますhttps://sound.cman.jp/voice/download/2020061111550219190Ov1_002.mp3

「とにかく長い。長ったらしくて見る気が起きない。もっとシンプルにできないのか?」

2020-05-01

パンティーはもうやめた。

パンツって言うことにした。

今まで女性社員に「今日パンティかわいいね」っていうとセクハラだなんだうるさかったが「今日パンツかわいいね」っていうと「どこどこで買ったんですよ!」「春色なんです!」「よく気が付きましたね!」なんて言われるようになった。

女性社員からも「先輩のパンツもビシッと決まってますよ」と言われるようになった。今までパンティーだったときはそんなこといわれたことなかった。

 

パンツって言うようになってから調子がよくなった。

今まで朝起きると倦怠感と眠気がすごかった。それをモンスターエナジーを飲んで誤魔化すことで一日を過ごしてた。

まず朝起きる時にスパッと起きられるようになった。今までは布団の中でズルズルと過ごして出社30分前に焦って服を着替えて歯磨きして出ている毎日だったのが今では朝飯を食べ、歯を磨き、パンツを選び、「アイスココアを愛す人になりたいと鏡の前でつぶやく自然笑顔になる。ちなみにフリーダジャレです。

から出ると小学生から挨拶をされる。「おはようございます!」と。昔なら「そんなに俺が不審者に見えるか!」と思っていたが、パンツと言い始めてからおはようございます!」と返せるようになった。

車に乗り込むとナビが話しかけてくる。「今日パンツの日です。」「今日パンツは何色ですか?」なかなかにユーモアだ。以前は「今日は何の日でもないです。」「今日労働がんばってください。」としかいわなかったのに。

 

パンツって言い始めてからツキもよくなった気がする。

最初は朝礼後にクジが引かれてあたった人が今日知った事と締めの一言をいうということをしていたのだが、パンティーっていッてたときは3日連続や、1週間連続、下手すれば2日に5回ぐらい当たっていたのだが、パンツって言い始めてから確率通りになった。むしろ全然当たらなくなった。

その次にTwitterで「RTされた人の中から抽選で何名様にプレゼント!」みたいな奴に当たるようになった。ある人は「本当はFF稼ぎの釣り企画だったのですが、パンツに感銘をうけたのでプレゼントさせていただきます」と言われて松坂焼き肉セット2万円分が当たった。

この松坂焼き肉セットを会社で気になる女の子と一緒に食べようと誘ってみるとOKアウトドア趣味橋本環奈ちゃんに似ているので日曜日キャンプ場で二人キャンプした。その時にも「良いパンツですね」って言われた。

宝くじにも当たった。と言っても100万円だが。数字が828282みたいな感じだった。逆に未だパンティーって言ってる友人が買った宝くじは8101みたいな番号で10枚組で買ったのに全部外れてた。

 

パンティーをやめるだけでこんなにも幸せ世界があるんだなって思った。

増田だとこんな事書くと「嘘松」っていわれるんだろうけど全部パンツに見えるので俺には届かない。

パンツ信じろ

パンツを心から感じろ。

パンツと共にあれ。

健全パンツ健全な肉体に宿る。

少年よパンツに還れ。

特急パンツ履いちゃっていいよ、全部、お気に召すまま

乙女よ、パンツを抱け。

夢見てパンツになれ。

アイスココアを愛す人になれ。

 

パンティーをやめろ。

 

久しぶりにワードサラダ量産してたとき技能を鍛えてる。

もう一切必要ないんだけどたまに頭に思い浮かんで適当文書くのが好きだ。増田があってよかった。

2019-10-17

こんなことも考えた

私は通り魔に殺された。

まりにも突然で、驚く間も無く、精神が肉体から離れた。

突っ伏した私の肉体の傍にはあどけない少年おもちゃのような拳銃を手に持って立っていた。彼と出会った時、少し危ない気配を感じないではなかったが、まさかこんな子供にいきなり後ろから撃たれるとは予想だにしなかった。

妻と2人の子供を残して旅立つのはなんとも心残りだが、そうなるべくしてなったのなら致し方ない。不思議と怒りも恐れもない。

見上げると、夜空は魂で満たされていた。肉体の目では決して見ることのできなかった大きな流れと波が光り輝いて世界を満たしていた。輝きを目にした私は、突然殺されたばかりだと言うのに大きな安らぎを覚えた。妻に「悲しむ事はない」と、子供たちに「恐れる事は無い」と、今すぐ伝えたいが、時が来れば彼らにもわかることでもある。

私の精神はまだ肉体を持っていたときの形を保とうとしていたが、手のひらからとても小さな光の粒が漂い出て、大きな魂の流れに飲まれていった。なるほどこうして私はそのうち小さなバラバラの光の粒になって、流れとともにこの星で、この美しい世界でまた、生きること、愛すること、死ぬことを繰り返すのだ。

なんという安らぎだろう。目立った不幸のない、どちらかと言えば幸せ人生だったが、この安らぎを知らずに肉体に繋がれて生きる事は、大きな苦しみと悲しみを伴っていたと言わざるを得ない。私が生前に考えていた「人生」とは、その半分でしかなかった。こうして肉体の寿命が終わり、精神だけの存在になって初めてそのことがわかった。まだ肉体を持って生きている家族、友人に、この世界の真の豊かさを伝えるすべはないだろうか?

と、突然頭が痛み出した。そんな馬鹿な。私は光の粒になって大いなる流れに還るのだ。なぜ肉体を持っているかのように痛みを感じなくてはならないのだろう。

私の頭の中で小さな金属の欠片が脈打っていた。あの少年に打ち込まれ銃弾の破片だ。精神だけの存在である私がなぜそんなものに影響を受けるのだ。

ふと気がつくと閉ざされた扉の前に私のような何かが立っていた。少年に命を奪われた時にすら感じなかった猛烈な嫌悪と恐怖が、全身を駆け巡った。今すぐここから離れなくては。しかし、その思いとは裏腹に私はその薄気味の悪い私のような何かにどんどん引き寄せられていった。頭の中の銃弾の破片が強く輝き脈打ちながら、じりじりと私を引っ張っていくのだ。見ると、まがい者の私の頭部にも2つ、鈍くしかし強く輝く何かが見えた。やはり銃弾の破片だ。頭の中の銃弾同士が強く引き合っているのだ。全力で抵抗したが、どうやらその力に逆らえそうにない。

私はじりじりと引き寄せられながら、私のまがい物を観察した。

光の粒で満たされた精神だけの私とは正反対に、どす黒いぬめりが渦巻いてできているようだ 。

粘り気のある真っ黒いうねりの渦の中からかすかな悲鳴が時折聞こえてくる。

「許してくれ…」「来ないでくれ」「…助けて…」「もう来ないで…」

あの少年の声だった。

なるほど、人を殺すと眠れなくなると言うのはこれだったのか。

殺した相手が夢枕に立つの

罪の意識が、慙愧の念が、自分が手にかけた被害者の姿で昼夜を問わず本人を責めさいなむのだ。

少年の黒い悲鳴は強烈だった。どうやらやはり彼は人を殺して何も感じないような根っから狂った人間ではなく、むしろ本来殺人などと言う極端な行為からは程遠い、周囲から押さえつけられ続けた人物のようだ。そのことを実感した途端光の粒である精神だけの私は、私の形をした少年の真っ黒な妄念に完全に飲み込まれた。

私のまがいものを形作っている少年の思いは、「私を殺したこと」の周りをぐるぐると回っていた。

ざまぁみろ…」「お前があそこにいたのがいけないんだ、お前が僕の言うことを…僕の話を聞かないからだ」「偉そうにしやがってふざけるな…..」「僕を大切にして僕を大切にして」「僕の意思尊重しないのならお前を殺して僕も死ぬ」「ごめんなさいごめんなさい許して……」

なんと身勝手な、そしてなんと汚らわしい。

苦しいのはわかるがこれぞ自業自得だ。しかしその苦しみも肉体の命が尽きるまでのほんのひとときのこと。せいぜい悩み悶え給え。同情はするが、私の肉体の命を奪った者のために、なにができるわけでもないし、こんなところに閉じ込められる謂れもない。

私は目の前の黒い波を両手でぐっと押し広げて出口を開こうとした。少年悲鳴がひときわ大きくなった「助けて………!!」

申し訳ないが、私には関係のないことだ。少年よ、君も肉体を失えば今の私のように光になってより大きな光になるのだ。それまでの我慢だ。

しかし私の頭部の痛みはますます激しくなり、力が入らない。なんとも暗黒のうねりが分厚くて、それお押し広げて外に出ることができない。恐怖を感じた。このままなのか?自分を殺した相手の妄念に、時の終わりまで囚われなくてはならないのか?

ひょっとして、この少年が、真っ黒に汚れた自分想念に苦しめられたまま肉体の命が尽きると、精神だけになっても黒い渦に飲み込まれ永遠に苦しみ続けてしまうのではないだろうか。

私が閉じ込められている私のまがい物の遥か下方に、膨大な闇がうごめいているのがその証拠だ。少年の肉体と精神からめ取ろうと手を伸ばしてきているではないか

閉ざされた扉の中には少年がいて、膝を抱えて泣いていた。その少年の肉体の周囲を、おぞましい鎖のような黒い渦が取り巻いていた。

少年精神が肉体から離れたら取り込むつもりなのだ

少年自分行為をひどく悔いていた。「殺したひとが毎晩訪ねてくるなんて知らなかった……..」「助けて……助けて…..いやだ…..見たくない」「怖い怖い怖い」「あの人達と別な形で出会たかったのに……」「もう一度、僕のファンとして僕の目の前に現れてくればいいのに……….」


私に肉体が有った頃、酒に酔って妻子に暴力を振るい続け、当然のように妻子に逃げられたがしかし、復縁を熱望している同僚がいた。私は不思議仕様がなかった。絶縁の原因は自分なのに、なぜそれを忘れたかのような態度で復縁を熱望するのか。

しかし、そうなのだ

自分のしでかした事は無かった事にしてやりなおしたい。それが、肉体に繋がれた魂の弱さなのだ。


私がそう思った途端に、わたしを拘束している黒い渦の力が弱まった。私に触れている部分が、光になったのだ。


ふむ。

少年の妄念に、勝手言い草に、寄り添えというのか?


理解し、許すことで、黒い呪いは即座に光に変わるのか?


ならば、是非もない。私がこの場所に呼ばれ、私の形をした妄念に閉じ込められた理由がようやくわかった。

少年は私の頭に銃弾を打ち込むことで私に助けを求めていたのだ。

彼が身勝手な妄念に苛まれたまま死ねば、その魂はどす黒く汚れた渦になりこの美しい星を汚す。そんなことはさせない。私の妻と子どもたちが、まだ長い年月ここで生きるのだ。
精神だけの存在になっても、私は夫であり父親である

さらなる少年悲鳴が、漆黒の鎖となって、私をぎりぎりと締め付けてくる。

「僕を褒めて…….僕を認めて……」「生まれ変わるために勉強したんだ……僕が歪んだのは資本主義学校教育がいけないんだ……..」「…….僕が人殺しになったのは、僕を三回捨てた母ちゃんのせいだ…..」「僕が殺した人たちは、僕のファンなんだ……支持者なんだ…….毎晩ここに来るのは、僕をちやほやしに来るんだ……..」

私に肉体があったら、馬鹿なことを云うな、と叱り飛ばしているところだろう。しかし今の私は、少年悲鳴と嗚咽でできた黒い妄念に囚われの身。私の形をしたまがい物に、私自身が閉じ込められていて、どうにも抜け出せない。

少年が作ったわたしのまがい物は「なぜ私を殺した?」「私がいったい君に何をした?」「罪を償え」「死を持って贖え」「肉体の寿命ギリギリまで苦しみ続けろ」と、少年を毎晩責め苛んでいた。少年自身の罪の意識がそうさせるのだ。

その苦しみに耐えきれず、私が彼のファンになる、などいった荒唐無稽な逃げ道をも見つけてしまった。

では、戯言にこそ寄り添おう。

実際の私は、通り魔である少年に殺された犯罪被害者だが、彼の希望通りに、彼のファンとして彼の前に現れよう。


以前は、天国と地獄、という考え方が全くピンとこなかった。今はよく分かる。肉体がなくなった時、光として大いなる流れに還ることが天国、死してなお自意識という牢獄につながれたまま生を呪い続けるのが地獄。肉体につながれたまま地上を生きるのは、さながら煉獄の日々だ。

ならばわたしは、少年にとっての、煉獄の炎となろう。私という光で、彼の妄念を内側から焼き尽くし、肉体の寿命が尽きたときに、私と同じような光であるように、少年をきちんと導こう。

たとえどんなに酷いことでも、起きたことは全て最善なのだということを伝えなければ。

私のまがい物と、そこに囚われた私は、依然、閉ざされた扉の前に立っている。扉の向こうの部屋では、少年が膝を抱えてすすり泣いている。

待っていろ、今助けてやる。どんなに時間がかかっても。

私は、私を包むまがい物を動かし、扉を開けてこう言った。

「こんばんは エヌケーエスビーの集会があるのは こちらの部屋でしょうか」

https://www.amazon.co.jp/dp/494405551X

2019-05-17

マイソロジーって俺はソロって意味じゃないんだな

少年よ

最低だ俺って

になれ

2018-09-21

[] #62-6「アノニマン」

≪ 前

うろたえた俺は、あわてて彼を引き止めようとした。

「そ、そうだ、明日も見に来てよ。アノニマンがいないと不安で失敗しちゃうかも……」

だけど、そういった無意義な行為は彼が最も嫌うことだ。

アノニマンの教訓その15! 『頼れるときは頼れ、ただし甘えるな』!」

いつも芝居がかっていた声の調子が崩れるほどに、アノニマンは俺を怒鳴りつけた。

「キミはいつまでも、そうやって誰かに甘えて生きるつもりか? 母親がいなければ父親父親がいなければ兄か? 次は私か? そうしないと君は何もやらないのか? できないのか!?

だけど、その声に怒りのような感情はない。

『私はキミの親ではない』と言いながら、まるで親が子供に言って聞かせるように俺を叱りつけたんだ。

「キミには自分で考える頭と、自分で動かせる身体がある。そうしてキミは“ソレ”を選んだ。ならば私がいようがいまいが、やるべきことは変わらないはずだ」

「……うん、今まで、ありがとう

そう返すしかなかった。

もっと駄々をこねて引き止めることもできたかもしれない。

だけど、彼はいずれにしろ去っていくだろう。

なにより、そこまでして彼を困らせたくなかった。

さらばだ、少年よ。他にも、どこかで泣いている子供がきっといる。助けを求めていなくても助けなければ!」

アノニマンは、いつものようにマントを翻しつつ俺の前から去っていった。

そう、アノニマンは助けを求めていなくても、助ける必要があると感じれば手を差し伸べる。

逆に言えば、助けを求めていても、その必要はないと思ったら助けないんだ。

アノニマンがそう判断したのなら、俺はそれに応えるないといけない。


…………

そうして翌日。

俺がみんなの前で“成果”を見せる時だ。

「とりあえず広場に来いって言われたから来たけど、何が始まるんだ」

「知らねーよ。弟が『見せたいものがある』っていうからさ」

みんなが俺を見ていた。

今まで味わったことがないようなプレッシャーが押し寄せ、体が上手く動かない。

なにせ自分意志で人を集め、改まってこんなことをするのは始めてだったからだ。

どういう結果になるにしろ、その功罪は全て俺に降りかかる。

「おい、早くしろよ」

兄貴が急かしてくる。

みんなを呼んでくるよう頼んだから集めてくれたのに、俺は何もしないのだから当たり前だ。

何もしない人間を見ていられるほど、みんなは辛抱強くない。

別の日にしよう、という考えが何度もよぎった。

その度に俺はそれを振りほどく。

この日やらなかったら、一生できない気がしたからだ。

アノニマンの教訓その7、『やり続けた者の挫折こそ、挫折と呼べる』。

俺はまだ挫折の「ざ」の字すら見ていないし、やめる理由がない。

意を決し、俺はカバンの中から“ソレ”を取り出した。

「あれは……カンポックリ!」

「なにそれ?」

「えーと、つまり缶に紐を通して作ったゲタみたいなモンだよ」

「ふーん、それで何をするつもりなんだ、あいつ……」

俺は缶に足を乗せると、手で紐を真上に思いっきり引っ張る。

そうすると、自分気持ちも引き締まったような気がした。

「よし、いくぞ!」

俺はカンポックリで走り出した。

「うおっ、はやっ!?

それはまさに“走っている”と表現していいほどの速さだった。

「すごいな、しかも桃缶とかじゃなく、小さい缶コーヒーであそこまで……」

次 ≫

2018-09-18

[] #62-3「アノニマン」

≪ 前

少年よ、なぜこんなところで一人、泣いているのだ。助けは必要か?」

「な、泣いてないよ」

「ふぅん、強がる程度の気概はあるか。結構、血行、雨天決行!」

アノニマンの第一印象は、お世辞にも良いとは言えなかった。

大げさで意味不明言い回しで、初対面の子相手にズカズカと土足で入ってくるイラつく奴だ。

しかも見た目もカッコよくない。

身体全体を覆うマントは薄い布切れ。

顔に取り付けられた仮面は明らかに紙で出来ていて、声をくぐもらせている。

見た目は手作り感に溢れ安っぽく、飾ってはいるけど飾りきれていない感じ。

体格は俺より大きいけれど、一般的大人ほどではなかったと思う。

なんというか、子供ヒーローごっこみたいだった。

ただ、そのゴッコ遊びの延長みたいな風貌が、俺の警戒心をゆるめたのかもしれない。

俺は人見知りのはずなのに、すぐさま彼と話すことができた。

「よくここが分かったね。今まで誰にも気づかれなかったのに」

「私の超能力が一つ、“アノニマセンス”だ。キミのように孤独でみじめな人間が近くにいると血が騒ぐのだよ」

「言い方」


いま思えば、俺がああやって話すことができたのも、アノニマンの超能力の一つだったんだろう。

俺は少ないボキャブラリーで、アノニマンに精一杯の思いを吐き出した。

「ふぅむ、キミの悩みは一見すると複雑だ。しかし、その実、答えはシンプル

アノニマンは最初から答えを用意していたかのように、俺に言い放った。

「キミはその場所を居心地が悪いと思っている。そこに自分の居場所がないのだから当然だが」

もちろん、俺の抱えている問題はそれだけじゃない。

だけど今の状況だけでいえば、解決すべきはそこだったのは確かだ。

解決方法は主に二つ。一つ目は居場所を“自分で作る”こと。だが、これはキミにはオススメできない」

「なんで?」

「キミの場合、そうして作った居場所は“ココ”みたいになるだろう。一人で閉じこもるためだけの、孤独避難場所だ。それは最後の砦としてとっておくべきものではあるが、勝つためには進軍しなければならない」

これもアノニマンの超能力の一つなのだろうか。

会って間もないのに、既に色々と見透かされているようだった。

「じゃあ、もう一つの方法は?」

「“順応する”、つまりその場所に慣れることだ」

「慣れるって……それは分かるけど、どうやればいいかからないよ」

「なあに、そのために私がいるのだ」

そう言ってアノニマンは、俺に向けて手を差し出した。

「道は示そう、そこを通るためにどうするかはキミ次第だ」

俺はその手を恐る恐る、弱い力で握った。

「よろしい! 今、キミは自分意志で、私の手を握ったのだ。その気持ちを忘れるなかれ!」

するとアノニマンは俺の手を強く握り返した。

「さて、今日はこれにて御免。また明日ここで会おう!」

そう言ってアノニマンはマントを翻し、声だけを置き去りにしてどこかへ消えてしまった。

「忘れるな、アノニマンはキミが必要としなくても駆けつける!」

次 ≫

2018-08-31

anond:20180831111014

いやいやいや。天下の朝日のこの記事読めば、「ちんぽ出したい教」の人間は喜ぶやろ~

https://www.asahi.com/articles/ASL8Z6GNHL8ZUTIL050.html

おまえ、正義感が強そうだけど、世間知らずな感じやな。

正しいことが通じる世の中じゃねえこと、わかんないのか? 16歳の少年よ

2018-03-21

anond:20180321141621

少年よ美女には近づくなかれ 美女あるところにかならず情事あり

2017-11-16

【その後】大卒大企業就職したけどパチンコのせいでもうダメかも

他人人生とはとかく気になるものである

2015年3月、私はパチンカスであった。

誰も記憶にとどめてないだろうし、私も記憶の彼方にあったが、ブックマークの片隅から見つけたので、

以下エントリーその後の2年と8ヶ月をここに綴ろうと思う。

 

大卒大企業就職したけどパチンコのせいでもうダメかもしれない

https://anond.hatelabo.jp/20150328233653

 

記事を書いた後、最後貯金を握りしめてパチンコ屋に向かい、8万円の勝ちを得て

お金を借りること無く、事なきを得る。何の台かは覚えてない。

 

 

その後、このままでは人生どうにかなってしまうと感じ、以下の書籍を購入。即座に読了

  

ISBN:4121504410  「私、パチンコ中毒から復帰しました 」(中公新書ラクレ)

 

本には「パチンコ依存症と呼ぶと病気と思えて甘えてしまう。だからあえて中毒と呼ぶ。」

「少しずつ辞めようなんて考えは甘く、辞めるには突然量をゼロにすべきだ」との

至言が並んでいた。パチンコをやめたい人は是非読んで欲しい本だ。

 

読了の翌日からパチンコを断った。パチンコ屋の敷地に入らない、当然トイレも借りに行かない。

パチンコ屋を視界に入れないのがコツだ。人間やる気があればなんでもできる。パチンカスなんて甘えだ。

 

 

3ヶ月後、そろそろ運が溜まってきたと思いパチンコ屋に赴く。

4万くらい負ける。

 

しかし、そこは大企業の力強さ。夏のボーナスで100万円のキャッシュ

得た私の前に怖いものはない。

 

3ヶ月我慢たことに加え、100万の貯金ができると、そんなにパチンコ欲はなくなった。

たかだか数万円の勝負には興奮を覚えなくなった。

しかし、より掛け金の大きなギャンブルに進もうという気持ちは起きなかった。

やはりいつでもどこでもコンビニ感覚でいけるパチンコというものの魔力が

いかに大きな物だったかということだろう。

 

その後はたまにパチンコに行くも、損得が釣り合う程度の成果をあげていた。

痛い目にあっているので、負ける勝負をする気にもならないし、負けても

貯金があるので、1日に10万円突っ込むような深追いをすることもなくなった。

冬のボーナスも入り(60万円)、貯金が貯まるに従い、パチンコから足は遠ざかった。

 

そして、パチンコを辞めるとモテ始めた。

パチンコをしている負い目のようなものがきえたのだろうか?

自信も財布も社会人3年目の余裕が出てきたからか?

 

部署異動を控え、なるべくいい部署に異動したいと考え、社内のTOEIC試験前日に有給を取得。

一夜漬けで900点のスコアを叩き出す(前回スコア+150点)。

パチンコを辞めて運が溜まっていたのだと思う。

 

翌年には海外取引をする部署に移動。

給料も上がり、ミニクーパーを購入(ただし中古)。

 

高学歴大企業グローバルっぽい仕事内容とミニクーパーという組み合わせで

モテは加速する。

 

海外出張も多く、ビジネスクラスも乗るのですぐにJALサファイア会員にランクアップ、JGCに入会。

グローバルエリートの仲間入りである

 

現在パチンカスから卒業して圧倒的に自信を蓄えた私は、自己の実力を過信し、己が力を世の中に顕示すべく

さらなる高みを目指して外資系企業への転職活動に励んでいる。

 

 

まとめると、ここ日本では高学歴大企業勤務であれば多少パチンカスになったところで

まったく人生に支障にないということである。もうダメになんてなることはない。

学歴バンザイ大企業バンザイ

 

少年よ受験勉強に励め!大企業に入れ!

 

ちなみにパチンコを辞めたって書いてるのは誇張で、今月も3回行ってます。ごめんなさい。

2017-10-24

技術は独学でもなんとかなるぞいっ

専門学校卒業フリーターになった私。ある日パソコンを手に入れた。絵を描くのが好きだったのでフォトショイラレを手に入れずっと触っていた。広告制作アルバイト募集が目に入ったので応募して採用された。なんとかなった。エロ画像アップローダを作りたいなと思ってweb勉強をした。広告仕事にも飽きていたのでwebサイトを作ってみようと思った。サイト作れるようになったのでサイト作成仕事やらせてもらった。なんとかなった。そろそろ就職しなきゃと思って小さい企業web担当として面接を受けて採用された。サイト作成するだけでなくプログラムも組む必要があったので勉強した。なんとかなった。プログラム面白かったのでwebサービス会社転職した。広く浅くだけどデザインクライアントサーバーもできるので活躍できた。会社ゲームを作ることになった。unity勉強をした。なんとかなった。会社上場した。cmでもやるようなゲームを作るようになった。ゲームに飽きたので退職した。無職になった。次は何ができるかすごい楽しみ。

底辺少年よ大志を抱け

2017-07-20

https://anond.hatelabo.jp/20170719235353

吉原ババア(30代以上)ばかりだからやめておけ。

川崎のエレガンス学院が若く(20代前半まで)てパネマジ低め。

慣れてきたら、大塚ピンサロにも行け。

時間は過ぎ去る。

男としての経験値風俗で高めろ。

ちなみに、どうしてもお金がないけどマンコにキメたかったら、

吉原に始発で行けば1万円で本番できるところも多い。

11とか、ピンポンとかな。

以上。

追記

日本の夏、マットの夏というぐらいに今の時期のマットは感動を覚えるはず。

池袋は良いマットヘルスが多い。

マットは最も技術要求されるので、プライベートで攻めるに当たっても学ぶ事が多いぞ。

オススメスイカマックスグループ

必ず写真指名なりしとけよ、フリーモンスター来ることがたまにある。

当たりもくるけど。

マックスグループ誕生日月は半額になるので、8500円50分で高い技術で責められて喘がされまくる。

少年よ、マットで性技を学べ。

更に追記

独りよがり作法も知らないセックス最愛の人に続けるのは辛く険しい道のりだ。

風俗で愛のある正しいセックスが学べるかというと、それも違う。

しかし、多角的目線を持つことで正誤の判断はしやすくなる。

マットヘルスで優しいリップによる責め技を学べる。

とにかく、若者経験から学べ。

歴史に学ばないやつは愚者なり。

2017-06-25

3月に脱処女した腐女子もそう思う

わたしかと思った。私は3月処女捨ててもうすぐ二ケタになる一ケタ程度の経験回数だけど。

https://anond.hatelabo.jp/20170624001937

「腰細いな」って言われた=これBLで見た!

意識しなくても声が出てしまう=これBLで見た!

精液を飲むとお腹が痛くなる=これBLで見た!

ってまるで進研ゼミ広告少年よろしく初めての時は全部BLで当てはめていた。自分が受け側の立場であるということを理解してセックスを実感してた。

わたしはあまり「かたい」「おおきい」等の単語は言わない代わりに(硬いしたぶん大きいけど単純にこっぱずかしくて)

BLで見たことは本当なのか検証したくなる。背中は本当に感じるのか、剃毛プレイをしてみたい、等々。

冗談ぽく提案して断られることの方が多い。やっぱり現実BLのようにはいかない。

はいえ数回セックスを重ねてみると、セックスってエロい事だけじゃなくてコミュニケーションだってことが分かったので

相手に弱いところを晒せるところとか晒してもらえるところに嬉しさを感じられるようになった。

この前は「顔射してみたい」って言われて嬉しかったよ!おお、これがBLで見る顔射か!って。

相手エッチなことをしてみたいって言われるのは私は嬉しいので、増田彼氏さんもそういう相手だといいですね。

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