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はてなキーワード: Aカップとは

2023-01-30

anond:20230130235453

ではAカップでも尻がデカければ望みがあるのか

婚活で求められる「普通男性」の条件として年収500万円や身長170cm以上、大卒清潔感があるなどをあげられて「そんな奴は普通じゃねぇ」と言われていたが、じゃあ婚活で求められる「普通女性」はどういった条件なんだろうと思う。

ある女性スペックとして

【158cm、48kg、「かわいい」とは言われる顔、大卒年収500万円、社交的、メイクファッションに気は使っている】

これらを持っていたとする。ここまでは良いだろう。

ただしここに

33歳、Aカップニキビ跡のある肌、平日休み喫煙者家事折半

が加わったとする。

これは婚活で求められる普通女性の条件は満たすのだろうか。

それは普通未満だから改善するよう努力するか、妥協しなければ相手は見つからないだろうと言われる気がする。

これでもし年齢が27歳なら?もしCカップだったら?

けっきょく男女が相手に求める条件なんてお互い様だろうという気がする。

2023-01-24

「170無いと正直人権無いんで。170cm無い方は“俺って人権無いんだ”と思いながら生きていってください。骨延長の手術を検討してください。骨延長手術で調べてください。170あったらちゃん人権が生まれてくるんで。骨延長でよろしくねがいします。」

 

「言うよ~。ちっちゃい男に人権なんかあるわけないやろ調子乗んな。コッチはチビにはキツいんだよ。でも言わせて、デブハゲには優しいから。けどチビにだけはメッチャ厳しいから。この配信デブハゲは何も言わないから。それだけは分かっておいて。ただチビだけはホンマに人権が無い。だから私はガチモンのハゲと付き合ったことあるガチモンのデブと付き合ったこともあるから。で優しいねん。別にそこはいけんねん。チビだけはホンマに無理。」

 

オッパイは。君等も思うっしょ。Aカップ人権なくない?一緒よ。Bでギリ出てくるんちゃう人権。Bは人による人権が。一般的にはCから人権だと思う。」

 

デブハゲには優しいたぬかな氏を愛せよ

anond:20230124093504

大きく見えても脱がせたらAカップ日本女性の標準だからなあ 俺調べ

男女逆なら?

zenkamono これ男性配信者が「バストXXcmない女は人権ない」なんて言ってたらこれどころじゃない炎上になると思うんですよね。少なくともはてブで「話題になるのは見てる方の罪でもある」なんてブコメスター集めないはず



「170cmが人権発言の時たぬかなさんは同時に「Aカップ人権ない」とも言ったんですけどそっちは毛ほども炎上しなかったんですよね。

たぬかなさん自身は立派なお胸をお持ちなので自虐とかではないです。

大炎上さなかでも延焼すらしなかった発言をはたして男性配信者が言ったところで炎上するでしょうか?

2023-01-10

ブラジャーを買いに行って衝撃を受けた話

そうだ、ブラジャーを買いに行こう

きっかけは「ブラトップをしていると将来的にやばいことになる」みたいなツイートを見かけたことだった。

そういえば、普通ブラジャーをしなくなって何年経つだろう。今思えば体に合わないブラジャーをしていたかなのだろうが、肩紐がずり落ちてきたり肩が凝ったりパカパカしたりするのが嫌でブラトップ愛好家になっていた。

ブラトップは楽だ。しかし将来のことを考えると胸を支えていないので良くないらしい。確かにそんな感じはする。

途端に「ちゃんとしたブラジャーを着けなくては」という気持ちになり、一念発起してブラジャーを買いに行くことにした。

採寸はハードルが高い

しかし、ここである問題が発生した。胸が小さい事もあり「どうせAカップだろう」と思っていたのでちゃんとした採寸をした事がなかったのだ。

まり下着を買いに行くのに自分サイズが分からないという事態に陥っていたのだ。

これではいけない。まずはちゃんと採寸をしてもらわなければ…。でも下着屋さんで採寸をしてもらうのはなんとなくハードルが高いような気がする。

そんなことを考えながらTwitter情報収集をしていたら、なんと機械自動的に採寸をしてもらえるサービスがあると知って驚いた。

しかも近々出かける予定のある場所で予約なしで採寸してもらえるようだ。

これはいい機会だと思い、一念発起して下着売り場に突撃することにしたのだった。

自動採寸サービスがすごい

今回利用したのはワコールという下着ブランドが展開している「3D smart & try」というサービスだ。

最初に言っておくが、私はワコールの回し者ではないし、これはステマではない。

しかしあまりに感動してしまったので事細かにレポートをしていく。結論から言うと下着に悩みのある女性にはお勧めサービスだった。

まずどのようなサービスなのかというと、3Dスキャナーを使って全身の立体データを記録して自動的に体の各部位の採寸をしてもらえるサービスだ。

驚くべきことに料金は無料で、計測結果は紙に印刷して渡してもらえたので便利だった。

セルフサービスなので店員さんに体を見られることもないし、計測する場所も大きなカギ付きの個室なので安心だ。

ネットで調べるといろいろとレポートが出てくるので詳細は省くが自分ショーツと専用の紙下着を着けて数秒で計測できるので簡単だった。

計測が終わると専用のタブレットデータを移して詳細を閲覧することができる。

この際に希望すれば店員さんにデータ見方や体に合った下着の形などを教えてもらえるので大変助かった。

まさかの…

今回一番驚いたのは、Aカップまな板だと思っていた自分バストサイズCカップだった事だ。

バストトップーアンダートップ」は7センチ前後だったので一般的な測り方だとAカップのはずなのだが、後ほどフィッテイングをしてもらうと確かにCだと言われたので間違いない。

どうやら下着サイズトップとアンダーの差というよりも胸の横幅(直径?)のサイズらしく、高さはないが横幅があるのでCカップ下着が合っているらしい。

実際にBとCの試着をしたがCの方がしっくりきたのでそうなんだと思う。

とすると、今までAカップだと思って買っていたブラジャーが着にくかったのは体に合っていなかったかなのだろう。

小さいかブラジャーがカパカパしていたのではなく横幅が収まりきっていなかったからカパカパしていたのだ。多分。

今までの計測方法って

そうなってくると、一般的に言われている「バストトップーアンダートップの差=胸のサイズ」という方程式とは何ぞやという話になってくる。

おそらく私と同じようにこの式で計算して本来バストサイズと合わない下着を身に着けている人も多いのではないだろうか。

実際に下着専門店に行くのは敷居が高いなと思うかもしれないが、自己採寸で下着を買っていて着けにくいなと感じている人は是非勇気を出して下着売り場の店員さんに声をかけてみてほしい。

それも怖いな、難しいなと思った人は機械測定の3Dがお勧めだ。

自分の体の正しいサイズを知って、正しいサイズ下着を身に着けるとこんなに違うんだと感動した。

貧乳の謎

余談だが、昔夫に「胸が小さい」「もう少し大きかったらなぁ」と小言を言われたことがある。

しかしながら世の中の女性の半分はBかCである。つまり女性の平均的な大きさなのだ。

グラビアアイドルセクシーお姉さま方は胸が大きい方が多いのでそれと比べて小さく見えるかもしれないが、世の中の女性の半分は私くらいの胸の大きさなのだよとメールした。

多分男性が思っているCカップ現実Cカップ結構差異があると思う。男性が思い浮かべているAカップや「貧乳」って実はCカップDカップことなんじゃないかと思えてきた。

それくらい自分でも衝撃的だったのだった。

2022-12-31

FANZAで「○カップ」で検索すると何件ヒットするか試してみた

ルール通販DVD検索

DVD限定なのでVHS時代作品は引っかからない。というかFANZAVHSあるのか?

・今でもBlu-Ray限定という作品は少ないだろうから問題はないだろう。

・「Aカップ」で検索するとAAカップAAAカップも引っかかるが気にしない。

カップサイズ作品
AAカップ53作品
Aカップ449
Bカップ137
Cカップ182
Dカップ466
Eカップ1685
Fカップ3503
Gカップ6023
Hカップ3950
Iカップ2161
Jカップ1798
Kカップ1018
Lカップ324
Mカップ232
Nカップ53
Oカップ71
Pカップ81
Qカップ15


結論

・『Rカップ』で検索すると「NTRカップル」が引っかかる。

Aカップの数にちっぱいフェチ底力を見た気がする。

・なんだかんだで巨乳は強く、ピークはGカップだが、Nカップの後O,Pで微増するのが面白い

・♪Bカップ好きは中途半端 好みとしては中途半端 「無くてもいいけどちょっとはあった方が」 そんなの微妙すぎ~

2022-12-28

anond:20221228014923

Aカップの人がGカップになれると書いてあるね.

Iカップの人が着けたらOPカップになれるのだろうか.

仮にだよ.

2022-10-12

anond:20221012130115

みんな胸サイズ表記って書いてるから、なんか初登場時とか人物紹介みたいなので

身長体重カップ数、好きなもの、嫌いなもの……みたいなのが

スペック一覧みたいにのってるのを想像してたんだけど

巻末のオマケ人物紹介で、オペレーター女の子だけ、人物紹介コメントの終わりをカップ数で締めてるのね。

兵庫出身Cカップ。」「寒さに弱いBカップ。」「時には甘える側になってみたいと思っているAカップ。」みたいな。

じゃあ、作品から離れたらいいやんとは思うけど、一昔前みたいな感じがするのもまあわかる。

2022-10-10

anond:20221009231158

容積は同じだい!とな。

きみは女性のことを良く知らないか、もしくはきみ自身Aカップなのカナ?

2022-10-09

anond:20221008200247

ほんとマジで真剣にどうでもいいんだけどAカップだろうがGカップだろうがカップ数は標準的には「2」じゃないの?とカップ数という表記を見るたびに思う

anond:20221009185910

いわゆる「ブラのカップ」でいえば

F65≒E70≒D75≒C80≒B85≒A90

→これは違うと思う。

A90とF65の人では、二人とも胸囲(胸の一番ふくらんだところ)は一緒かもしれないが、

おっぱいの厚み(胸の一番膨らんだところと、無い所の差)が全然違う。

なぜなら、AとかBとかの分類は、「おっぱいの厚さ」で分けられているからだ。

A90はかなり太っているが胸は小さい、F65は標準体形で胸がかなり大きい。

からAカップは胸が小さい、Fカップは胸が大きいは正しい。

2022-10-06

自分おっぱいに感動した

私は生まれからずっと貧乳おっぱいと呼べるものはなかった。

160cmそこそこに40kgで上半身特に脂肪が付きにくい体質だった私は、成人してからも寄せて上げる脂肪すら胸周辺にはなかった。


しかし、アラサーになったころ徐々に体重10キロ増え、全体的に脂肪がついた。

細身から普通ぐらいになって、初めて寄せて上げる脂肪ができた。


ちゃんとしたところでバストを計測したら5cm以上アップしており、さら脂肪を寄せ集めるとEカップになった。

※アンダー65でバースラインも皆無のため、ブラがないと見た目はAカップ


今まで固いし小さいしまな板だなとしかと思っていなかった胸が、ブラによりしっかり谷間ができてびっくりした。

徐々に太っていったのであまり変化がわからず、計測するまでちゃん自分の胸を見ていなかったので、谷間ができることにも自分上半身脂肪が付いたことにもびっくりした。


人生初めてしっかり自分おっぱいを触ってみた。

小さいながらにも揉むと柔らかくて感動した。

二の腕や太ももとも違う弾力があった。

他人おっぱいは触ったことがあったけど、自分おっぱいを揉める日が来ると思っていなかった。


今まではヌーブラでさえ谷間ができないぐらいだったけど、今は寄せ上げブラを使うだけでそこそこのカップに見えるのが嬉しい。

またいつ体重が増えるか減るかわからないけど、自分おっぱいを揉めた感動は忘れないと思う。

2022-09-30

anond:20220930183122

いや、

エーっと、その、まぁAカップ

ビーチク立ってるBカップ

シーあわせいっぱいCカップ

ディープな味わいDカップ

イー塩梅Eカップ

絵筆でチョコチョコしたいFカップ

ジーッと見てたいGカップ

から大丈夫だぞ

2022-09-27

anond:20220927143306

でもたぬかなさんはAカップ人権はないって言ってましたよね

anond:20220927130744

別に激怒はしとらんやろ

ただAカップ派とBカップ派のあいだには深い断絶がある

それは承知しておくべきやな

anond:20220927130544

言うてAカップBカップも見ててそんなに変わらんし

AかとおもったらBだったで激怒するやつなんか貧乳過激派くらいやろ

2022-09-24

娘のブラを買いに行く。

 次女の誕生日のあと、長女の誕生日があって、その直近の祝日、二人に誕生日プレゼントと服を買ってやるために買い物に出た。トータルで三万円くらいかかった。はぁ。

 服を買う時に、ついでに長女に今のうちに生理用品とかブラを買っとこうぜ、と言うと、長女は思いの外喜んだ。

 長女は11歳になったのだが、最近爆速身長が伸びると共に体型も大人に近づきつつある。彼女は小さい頃から今に至るまで安定の痩せ体型だ。身長に合わせてズボンを買うとウエストブカブカだったのが、今は150のズボンを履いてもずり落ちなくなった。痩せているなりに身体の厚みは増しているのだ。

 最近の長女は胸が急に育って来ているのが悩みらしい。そういう事をぽつぽつ言うのだが、ブラが欲しいと自ら言う事がないので、親であるこちから提案した方がいいんだろうなあと思った。

 長女を子供下着売り場に連れて行くと、彼女は種類の多さに圧倒されていたが、ぼくが

ステップ1とか2とか3とかタグがついてるな。まずはステップ1でいいんじゃないか?」

 と言うと、それらを物色しはじめた。

「すごーい、いっぱいあるー。こんなのが欲しかったの!」

 などと言うから可愛い色のやつを買うのかな? と背後で見ていたら、スタンダードな感じの、キャミソールと一体型の白いのを二枚選んだ。黒や紫もあるし、ブラだけ独立していて、同色のショーツとセットになったものもあるよとぼくが言っても、「絶対これがいい!」と長女は譲らなかった。まあ、白無地はアウターに響かなくていいよな。もし、ぼくがユニクロの白のエアリズムばかり着てることに影響されたのだとしたら、なんかすまないなと思うけれど。

 今時の小学生女子は、他の子がどんな下着を着けているのか、気になりはしないのだろうか? ぼくが子供の頃は、女子はそういう事についてはかなり煩かった。白い「初めてのブラ」なんか着けていると、露骨馬鹿にされたものだ。

 ぼくが子供の頃、ぼくの母親はどういう訳か我が子の二次性徴について捻れた考えを持っていた。だからぼくはなかなかブラを買ってもらえなくて、確か中学に上がってしばらくはノーブラで過ごしていた。部活の時以外は胸が目立たないよう猫背で下を向いて歩きがちだったように思う。

 当時はぼくの母親だけでなく、世の母親達の考えは大抵いい加減かつバラバラだったので、胸が既にかなり大きいのに「子供から」という理由ノーブラ女子というのはしばしばいた。ぼくはそれが好きじゃなくて、自分はそうはなりたくないと思ったのだが、無駄に性に対して厳格な家庭でしかも鈍感な母親にブラが欲しいなんて強請るのはあり得ないと思って我慢していた。ただ、ぼくの場合は胸が発育しかけだとしても限りなく俎板に近い胸をしていたので、ブラを着けていないことを誤魔化すのはそんなに難しいことではなかった。

 だが、体育の授業や部活の授業の前後更衣室で着替える際だけは誤魔化しなどは利かない。

 体育の時の着替えはまさに針の莚に座るような心地だったが、部活の時はそうでもなかった。更衣室では先輩達が下着姿で悪ふざけをしていたし、彼女達の下着はみなカラフルでまるで見せるためのもののようだった。たった一、二学年違うだけでどうしてこんなにも文化が違うのか不思議だった。ぼく達の学年はいつまで経っても白いペラペラ下着で、誰が一番先に「色気づいて」大人のようなブラを使い始めるのか、監視し合い足を引っ張り合っているのに。

 先輩の一人が日曜日に買ったばかりだというグリーンのチェックのブラを見せびらかしている時、ぼくはホワイトボードの下にレイジと二人で潜り込んでぴったりと身を寄せ合って先輩達の馬鹿騒ぎを眺めたり、今週のジャンプの話したりしていた。ブラの自慢をしていた先輩がぼくらの所にやってきて、

今日も二人、異様に仲がいいよね」

 といい、ぼくはそこに含みがある事に素で気づかず、

はい、ぼくとレイジ友達なんです」

 と答えた。

 レイジとは中学に上がってすぐの部活見学期間のある日に出会った。レイジ武道館の片隅に一人で体育座りをして、先輩達の稽古の様子を眺めるでもなく膝の上に顔を伏せていた。最初レイジがぼくを見たが、話しかけたのはぼくの方からだ。当時のぼくは既にはみ出者気質を全開にしていたが、今よりは社交性があったのかもしれない。

 レイジ第一印象は、大人しそうな男子、といった感じだった。目が合って、一言二言交わしただけですぐに気が合いそうだと思ったのと、ぼくと同性である事に気づいたのとは、どっちが先だったろうか。立ち上がれば性別を間違いようはない。レイジはぼくよりずっと背が高く、正面から相対すると迫力のある胸が視界を圧倒してくる。まるでモデルのように手足が長く、メリハリのある体型をしていた。

 そんなレイジだが、ほとんど大人同然の背格好をしていたにも拘わらず、ぼくと同じくまだ「子供」というカテゴリーに押し込められていた。つまり中学に上がってもしばらくはノーブラで過ごした。その点でぼくにとっては類友でもあった。

 いつだったか、先輩の一人がそんなぼくらを見かねて声をかけてきた。ブラをしないと恥ずかしいとか乳が垂れるぞとか、そんなことを言われ、ぼくらは「はーい」と返事をしたが、すぐに他愛ない雑談に戻った。レイジは先輩に言われたことなど全く意に介していないようだったけれど、ぼくは内心かなり気にしていて、やはり母親にブラが欲しいとお願いしなくてはならないのだろうか? と考え、まだ何も行動しないうちから屈辱に打ち負かされたような気になっていた。

 記憶に間違いがなければ、ぼくらは少なくとも一年夏休みまでは「子供カテゴリーのままでい続け、それぞれ親の方針通りに子供肌着制服の下に着続けていたと思う。そのことによってレイジがどんなデメリットを被ったかはぼくは知らないが、ぼくの方には人には言えないようなデメリットがあった。

 ある日、竹刀を振った瞬間に身体の内側から「ぶちっ」と音がした。腕のつけ根辺りがヒリヒリと痛くなった。家に帰ってから服を脱いで見てみると、鎖骨のすぐ下辺りに赤い皹が入っていた。まるで鋭利刃物でひと突きしたような傷は薄い表皮で繋がっていて、出血はない。どうやら急に大きくなった胸の重さに皮下の肉が負けて裂けてしまったようだった。奇妙な傷はその後いくつも増えていき、白い痕になって残った。

 肌にいくつもの傷が残るほどに、ぼくの胸はお荷物になりかけていたのだが、だからといって目立って大きいのかというと全くそんな事はなく、服を着ている限りは相変わらずの俎板に見えるほどだった。なのに、ただ普通に生活していくだけで服の下に隠れた部分が傷だらけになっていく。その原因がさして膨らんでいるようには見えない胸であるなど、親に相談出来る訳もなく、ぼくはひた隠しにした。

 その件はレイジにも話した事はない。そもそもぼくとレイジは「親友」だと言い合っていたのにも拘わらず、お互いに相手内面には踏み込もうとしなかった。ぼくらは校舎の内外を、ひとの目も気にせず手を繋いで歩き、座る時にはスズメきょうだいのように身体をくっつけた。部活の合間の休憩時間には互いの背中を背もたれにしたり、膝枕をしあったりした。

 ぼくがレイジの太ももを枕にしている時、ぼくの鼻先にはレイジの胸があるのに、そのぼくの胸の何倍も大きな肉の塊はレイジにどんなダメージを与えたのか与えなかったのかなんて知らなかったし、レイジレイジで、ふざけて指でつついたぼくの貧相な胸がぼくにとってはけっこうな凶器だった事など知らないままだった。

 レイジに対してのぼくの隠し事なんて大した数はないが、ぼくにとってレイジは謎の多い奴であり続けた。真面目そうに見えてちゃらんぽらんで、部活だって、ぼくとレイジとはたった二人だけの新入部員なのに、レイジはよくサボり、ぼくを一人にした。夏休み部活に、レイジは半分も顔を出さなかった。なのに試合に出ればそれなりに勝つの不思議だ。何故レイジはそんなに休むのか、ぼくはしばしば先輩達から聞かれたが、わかりませんと首を振るしかない。

 親友の癖にぼくはレイジ個人的な事をほとんど知らない。そのことが気にならない訳ではなかったのだが、いざレイジと顔を合わせると、数々の謎の解明などどうでもよくなってしまう。レイジとする話は好きな漫画アニメの話ばかりで、端からみればそれは終始うわべだけの話をしつづけているだけで、それのどこが親友なのか不思議だったかもしれない。

 ぼくとレイジは心が遠くにあるのを補うかのようにスキンシップだけは過剰に行った。一日の中で最初に会ったときは、相手存在を視認したらどんなに遠く離れたところからも全力で駆け寄り、

「カーラミーア!」

「モンシェ!」

 と叫ぶとひっしと抱擁し合う。隙あらば、学校内のどのカップルよりも密着して過ごした。

 夏の間、ぼくはろくに飲食をせずに部活でしごかれていた。これ以上身体無駄な肉がつくのを止めたかったし、生理出血をなんとか止めたいと思って行った無謀なダイエットだったが、消耗したわりに効果はいまいちだった。ひと夏で顔だけげっそりしたぼくだったが、片やレイジ夏休み前と少しも変わらず飄々としており、健康のものに見えた。実際、心ない男子がぼくらに対して目障りだ死ね罵倒を浴びせるやそいつを蹴り倒しプロレス技をかけて泣かせるなどワイルドに暴れることもあった。

 ぼくは安心した。実はぼくの母親がぼくとレイジが仲良くなったのを知り、ぼくの同級生母親達の情報網を使ってレイジ個人情報仕入れており、聞いてもいないのにぼくにそれを話したのだ。ママ友ネットワークをもってしてもレイジの事で確かな情報は得られず、噂程度のことしか仕入れられなかったようだ。それによれば、レイジは何らかの病気で定期的に通院しているという。だがその病気が何であるのかは誰も知らないらしい。

 ぼくが知っているレイジ個人的なことといえば、レイジには兄が一人いて両親も健在で、四人家族で仲良く暮らしているということくらいだった。

「ねえレイジ、どうしてレイジレイジなの?」

 ある日、ぼくが何気なく訊いたら、レイジはこう答えた。

「うん? うちは兄と俺との二人きょうだいから

レイジのジは二番目のジってこと?」

「そそ」

「納得した」

 きょうだいの二番目だからレイジ」と名乗るレイジとぼくとは部活つながりの親友クラス出身小学校が違うせいでお互い相手の事で知らないことが多いかもしれないが、そんな事は関係なく、ぼくらはとても仲がいい。

 秋になった。ある日、学校から帰るとぼくの部屋に大きな買い物袋が置かれていた。母親が開けてみろというので中身を見たら、「はじめてのブラ」と書かれた厚紙つきの白いブラが三着ほどと、その他下着類が入っていた。母親によれば、「ぼくに必要から買った」というより「みんなが必要だと言うから買った」ようだ。母親他人の言う事になにかと流される。

 しかし、断られる可能性が高いと思いつつこちらから羞恥心を堪えつつ頭を下げてお願いすることもなしに、必要ものが手に入ったのは良いことだ。ぼくは「はじめてのブラ」を着けてみた。ところがサイズ全然合っていなかった。それはAカップだがアンダーが85cmもあって、上半身だけは骨の浮くほどガリガリだったぼくにはユルかった。

 翌日から「はじめてのブラ」を着けて登校したが、いざ日常生活を送ってみると、ユルすぎるブラはぼくの助けになるどころか邪魔邪魔で仕方のないものだとわかった。ちょっと身体を動かしただけで背中ホックが外れる。これまでの習慣通りに猫背にしていると外れるし、かといって背筋を伸ばしてもまた外れる。走るとどんどんブラが浮いてきて胸の上までずり上がってくる。それを狼狽しながらも誰にも気づかないよう適正な位置に引き下ろさなければならない。

 なんなんだこれ……。母親に苦情を言うべきではないかと思わなくもなかったが、母親がぼくにブラを買い与えた時、牽制するように「デブで胸のないお前にはサイズがそれしかない」と言ったから、解決策は何もないとぼくは思い込んだ。デブ言いがかりだ。ぼくはチビの癖に肩幅と腰幅があり、脚も太かったから、セーラー服を着るとずんぐりむっくりに見えたが、上半身ガリガリに痩せていたのだ。

 何でぼくだけこんな事に……と思いつつ、部活の際に先輩達がふざけながら着替えている間は、いつもの様にぼくは部室の隅っこにレイジとぴったりくっついて体育座りで待っていた。先輩達は相変わらず可愛いブラを着けていて、それらはぼくの「はじめてのブラ」のようにズレたりホックが外れたりはしない。どうしてぼくの「はじめてのブラ」はこんなにも役に立たないのか、すぐそこに何事にもあけすけな先輩達がいるにも拘わらず、ぼくは誰にも打ち明けられない気がして、勝手孤独に浸っていた。隣のレイジは、元からそういう話をすべき相手ではない。

 その時、ツンツンと脇腹をつつかれた。隣を見れば、レイジが膝の上に半分顔を埋めたまま、いやーな顔で笑っていた。

「お前、これなんなの?」

 レイジはニヤニヤしながら、ぼくのTシャツの上からブラのバックベルトを引っ張った。

「何でもいいだろ!」

 ぼくは小声で身をよじりながら言った。その反応がレイジには面白かったらしく、レイジは「なんなの、なんなの」と言いながらぼくのブラのあちこちを引っ張り、脇を擽ってきた。そんなぼくらの攻防戦を先輩達はいものじゃれ合いだと思ったらしく、「今日も二人は仲良いよねー」と言った。

 その日以来、レイジはぼくがブラを着けているのを面白がり、やがて服の上からブラのホックを外すという技を会得した。レイジ通りすがりにぼくの背中を叩くと、ホックが外れる。とんでもない悪戯だが、ぼくのホック悪戯をされなくてもしばしば外れるし、ぼくとレイジクラスが違うので、被害を受けたところで大した事にはならない。それでぼくとレイジの仲が決裂するという事もなかった。

 ただ、レイジがぼくをブラのことでイジッてくるのは意外だと思った。同級生女子の中には、他の女子が「色気づく」のを嫌って意地悪をしたり他人の足を引っ張るような事をする奴が何人もいたが、レイジはそんな陰湿女子どもとは最も遠い存在のような気がしていた。でも、その頃レイジはまだ「子供カテゴリーの内にいて、それをぼくなんかみたいな貧乳の方がイチ抜けしたのだから、変に執着されるのはおかしい事ではないような気もした。

 人の心理としてレイジの反応は特におかしものではない。が、ぼくらの関係性の絶妙バランスをレイジの方から崩して来ようとするのは……逆にぼくの方から壊しにかかるなら自業自得なのでまだしも……どうしていいのかわからない。わからなさすぎたので、ぼくは何事もなかったかのように過ごす事を選んだ。

 二年からはぼくとレイジは同じクラスになった。一緒に過ごす時間は益々増えた。レイジ休み時間教室ですれ違いざまにぼくのブラを外して遊ぶ事もあったが、ぼくは責任を取ってホックを元に戻せとレイジ要求し、レイジは「はいはい」と言ってぼくの制服背中に手を突っ込んでホックを掛け直した。

 いつの間にかレイジはその遊びをしなくなった。

 その頃にはレイジは既に「子供カテゴリーを脱していたのだと思うが、ぼくにはその件については全然記憶がない。少なくとも、ぼくはレイジからされたようにレイジがブラを着け始めた事をからかうことはなかった。

 教室が一緒だと、友達同士なら休み時間ごとにお互いの机のところを行来するものだ。ぼくは授業が終わってもすぐに教科書しまって離席することがないから、レイジの方からぼくの席にやって来がちだった。ふとぼくが顔を上げると、視界の全面をレイジの胸が塞いでいる。よく、胸の大きな女性が「(男は)私じゃなくて私の胸に挨拶をする」と言うが、レイジ場合はぼくに胸から挨拶して来るようなものだ。ぼくはレイジに知られないよう視線を外した。だからレイジの胸がしょっちゅうぼくの目と鼻の先にあったのに、ぼくはレイジのブラ事情など全く知らない。一方レイジはといえば、ぼくをからかえるだけからかって恥ずかしい思いをさせたのに。

 レイジは狡いと思ったが、他の女子といがみ合うようにレイジと争うのは嫌だった。レイジ喧嘩する事があるとしたら、それとは全く関係のない、取るに足らない事が原因だ。そしてベッタリと仲がいい分喧嘩するのもわりとしょっちゅうだった。大体はぼくの方から吹っ掛ける。そこにレイジは狡いという思いがなかったとは言えないと、当時を振り返って思う。

 レイジは胸が大きくて手足が長くてモデルのような体型をしていたが、女としてはある意味で無敵だった。ぼくはといえば、自分身体がなにかとコンプレックスで、わざと身体に合わないダボダボな格好ばかりしているから、本当はガリガリに痩せていたのにすんぐりむっくりのデブだと思われがちだったうえに、貧相な体つきのわりにはきっちりと女であることのデメリットを受けた。すなわち生理が異常に重くて一月のうち絶好調なのは三日ほどしかなく、あとは瀕死

 レイジは不調知らずで常に元気いっぱい走り回っていた。何かの病気で通院しているという噂はデマに過ぎないのではないかとぼくには思われた。だがレイジはよく部活をサボった。同じクラス親友のぼくにも何も言わず放課後になるといつの間にか姿を消している。ぼくは既にレイジはそんなものだと思っていた。部活顧問から来年女子部長は消去法でぼくに決まりだと聞いて軽く絶望した。レイジの方がぼくよりもずっと強いのに、部長は実力よりも真面目さが大事だと顧問は言う。だがぼくは顧問が思うほど真面目ではない。絶不調ながら毎日律儀に部活に出ているのはほとんど、稽古カロリーを消費しつくせば生理にかけるエネルギーが少なくなり、来月こそは体調がましになるのでは? と期待していただけに過ぎない。

 そんな馬鹿な事をしていたせいで、ぼくはある日、体育の授業中に具合が悪くなった。その日のメニューは1000メートル走だったが、ぼくは運動神経がない癖に中距離を走るのが大好きで得意だったので、生理中だというのに無理をした。酷い目眩がして手足が冷たくなり、震えが止まらなくなった。爪が真っ青になり、顔色も青を通り越して真っ白だと、ぼくを見た体育教師が言った。体育教師は厳しい人で滅多な事では生徒を休ませないのだが、ぼくが芝生に座っても一向に回復しないので、保健室に行って休めと言った。ぼくは保健委員に付き添われて保健室へ行った。ベッドに寝かされた途端に意識が落ちた。

 気がついたらベッドの側にレイジがいた。

「おはよー。今どんな気分?」

「どんなって、最悪だけど。でもさっきよりはましな気がする」

「ははっ、体育の時はヤバかったな。こいつマジで死ぬんじゃね? って感じの顔してて、先生がさすがに焦ってた」

 そう言うとレイジはぼくのほっぺたをつまんで引っ張った。

「ほっぺぷにぷにー。すべすべで真っ白ー。でもさっきよりはましー」

 レイジはぼくの肌をすべすべで真っ白だとよく言う。小学校時代は徒歩通学で、中学に上がってから自転車通学で、それなりに日に焼けていたから、ぼくの肌も黒くて荒れているはずだと自分では思い込んでいたが、レイジに指摘されてはじめて、ぼくは色白で肌質がいいのだと知った。少なくともレイジのほっぺたよりはぼくのほっぺたの方がすべすべで白い。

「今どんな気分?」

「君が血色が戻ったというなら、思ったよりもいいんじゃないだろうか。確かに吐き気はしないし、頭痛もしない」

「ふーん。俺にはそういうのが無いからわからないけど、まあ無理すんなよ」

はいはい

 レイジはいいな。ぼくと性別が同じでもぼくのような思いはしないんだ。でもぼくみたいにひ弱なのはレイジには似合わないから、それでよいのだと思った。

トラバに続く。

2022-07-01

来期のラブコメアニメざっと見て「つるペタヒロイン」という文化絶滅しかけていることに恐怖を感じている

マジで、片方が爆乳(E~G)でもう片方が美乳(C~E)みたいな編成が多すぎる

Aカップちっぱい貧乳自虐まな板ヒロインがこの世から消えようとしている

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