はてなキーワード: サンプラーとは
音楽は、サンプラーとかリズムマシンが出たときにひととおり演奏家の仕事が奪われる論争をやりつくしたからなあ。現在進行形で仮歌シンガーの仕事は奪われつつあるけど、そういうもんだという諦観がある。
絵に関して仕事が奪われるのは歴史的に写真の登場くらいか。漫画の背景を写真から加工して生成とか、ゲームエンジンで生成とかあるけど、キャラ絵がおびやかされるのは初めてかも。
「師」は、イラストレーターとかミキシングエンジニアとかはそれで飯を食ってるプロを指す言葉なので、ネットで活動する自分たちはそこまでじゃないっすというかプロを目指してるわけでもないし、みたいな区別するための言葉だったと思う。
人気トップになってるGizmodoの記事が原文と全然違うというので比べてみた。
原文(機械翻訳)
NASAは小惑星サンプルコンテナを開くのに苦労している
科学者たちはキャニスターの外から岩やほこりを集めましたが、サンプルの大部分は内部で立ち往生しています。
約1ヶ月前、小惑星からの手付かずのサンプルは、タイトなカプセルの中に閉じ込められたまま地球に着陸した。サンプルキャニスターは、宇宙旅行中に小惑星の主要な塊を安全に保つように設計されましたが、現在、NASAのジョンソン宇宙センター(JSC)のチームは、宇宙の岩にたどり着くためにそれを開くのに苦労しています。
過去1週間、OSIRIS-RExミッションのキュレーションチームは、小惑星からサンプルをつかむために使用された宇宙船の関節アームの端にある丸いサンプラーヘッドであるTAGSAMヘッドを開くのに苦労していました。TAGSAMヘッド(タッチアンドゴーサンプル取得メカニズム)は、小惑星サンプルの大部分がある場所であり、したがって、汚染を防ぐために窒素の流れの下で特殊なグローブボックスを介してチームのメンバーによって慎重に処理されています。
「何度も除去を試みた後、チームはTAGSAMヘッドの35個のファスナーのうち2つがOSIRIS-RExグローブボックスでの使用が承認された現在のツールで取り外すことができないことを発見しました」とNASAは金曜日にブログ記事に書きました。「チームは、サンプルを安全で手付かずのままに保ちながら、頭の中の材料を抽出するための新しいアプローチの開発と実施に取り組んでいます。」
サンプルキャニスターのアルミニウム蓋が最初に取り外されたとき、ミッションチームはキャニスターのアビオニクスデッキに黒いほこりと破片を見つけました。10月11日、NASAはTAGSAMヘッドの外側から収集されたサンプルを初めて見たものを明らかにし、まだサンプルキャニスターを開けていないと付け加えた。「唯一の問題は大きな問題であり、TAGSAMに入る前に予想していたよりもはるかに多くのサンプルを見つけたことです」と、NASAのJSCのキュレーターであるフランシス・マッカビンはライブイベントで語った。
結局のところ、それほど良くない問題もあります。これまでのところ、キュレーションチームは、TAGSAMヘッドのマイラーフラップを押さえながら、ピンセットまたはスクープでキャニスターの内側から材料の一部を取り除くことができました。今後数週間、チームは残りのサンプルを抽出する新しい方法を考え出そうとします。
「頭から残りの材料を抽出するための提案された解決策のためのツールは、グローブボックスの中に収まることができなければならず、コレクションの科学的完全性を損なうものではなく、いかなる手順もクリーンルームの基準と一致していなければならない」とNASAはブログ記事に書いた。
しかし、NASAによると、これまでに抽出された小惑星サンプルは、小惑星から60グラムの破片を集めるというミッションの目標を超えている。現在までに、宇宙機関は2.48オンス(70.3グラム)の岩とほこりを回収しました。ミッションの背後にあるチームはまた、サンプルの分析で有利なスタートを切り、豊富な炭素と水の分子を発見しました。科学者たちは、生命の構成要素がこれらの古代の宇宙岩に乗って宇宙をヒッチハイクするという理論を支持するため、小惑星サンプルに埋め込まれた有機物の証拠を見つけることを望んでいました。
OSIRIS-RExミッションは2016年9月に打ち上げられ、2018年12月に小惑星ベンヌに到達した。2年近くの観測の後、宇宙船はベンヌに着陸し、2020年10月に表面からサンプルをつかんだ。OSIRIS-RExは9月24日にユタ砂漠で小惑星サンプルを降ろした。
ミッションは最近(うまくいけば一時的な)障害に見舞われたかもしれませんが、小惑星サンプルからの初期の発見は非常に有望であることが証明されているので、うまくいけば、宇宙岩の残りの部分はすぐにそのキャニスターから抜け出すことができます。
https://gizmodo.com/nasa-struggling-open-asteroid-sample-container-1850951047
↓
NASA、宇宙から持ち帰ったサンプル入り箱のフタが開かない
宇宙探査機オサイレス・レックスが、小惑星ベンヌのサンプルを回収。サンプル入りカプセルを地球に投下したのが9月。カプセルは無事回収され、その画像も公開されていました。すべて順調と思われていたミッションですが…。
なんと開かないんですって、カプセルのフタが。
くっ、開かない!
打ち上げも飛行もサンプル採取もカプセル回収もうまくいったのに、開きません。カプセルのフタが開きません。中には、大事なだいじな小惑星のサンプルが入っているというのに!
NASAのブログによれば、カプセル開封のため試行錯誤はしてみたものの、フタの留め具35個のうち2つがどうしても取り外せないそう。
地球外サンプルなので、力自慢がこじ開けたり、包丁の背でガンガン叩いたり、絶対開くと評判のシリコンのシートを使うわけにはいかないようです。ジャムのフタとは違います。
地球外サンプルだけに制限多すぎ
オサイレス・レックスのカプセルミッションにおいて使用が許可されたツールでは、どうにもこうにも開きません。今後、大事なサンプルと周辺への安全を確認しながら、新たな開封方法を探るとのことですが。
が、この新たな開封方法(カプセル内部の素材の取り出し方法)は、開封ミッションが行なわれているグローブボックス内でできる方法じゃないとダメ。採取サンプルの科学的安全性も保証されないとダメ。そもそも研究室のクリーンルームの基準も満たしていないとダメ。
さて、どうしましょう。
https://www.gizmodo.jp/2023/10/nasa-struggling-open-asteroid-sample-container-jpn.html
こうして比べるとざっくり要約+ほぼ個人の感想みたいなオリジナル記事になっていると分かる。
お堅い科学ニュースでも笑えるストーリーに仕立てて太字強調や「!」マークで装飾すれば人気記事を作れる。
勉強になるなあ。
どこかの誰かがWebに色々ノウハウ描くかなと思っていたのだけども、思ったより見つからない。
自分が使うと、クオリティが低い画像が出てくるのだけど、他の人が使っているのを見るとクオリティが高い。
もう少し正確に書くと、ディテールが崩れたような画像ばかり出る。
Sampling Stepが低いわけでなく、大きくしても途中から変わらない。(20くらいでサチる)
Hiresfixを最近は使うらしいというのまでは知ったが、
Hires stepを大きくしても変わらず、denoisingの値を色々振って変わるがクオリティ良くならない。
Upscaler色々試したがわからず。
Controlnetなど使ってポーズいじりだすと更にクオリティ落ちる。
Latent Couple、Composable Loraを使うと更に落ちる。
RTX3090でxformer使ってるのに1.5 it/sくらいしか出ず、なんで他の人は40 it/sとか出てるのか…。
LoRAも学習させてみたけど、絵は変わるけど、上手く作れなかった。
ラーニングレートやepoch数などノウハウ色々あるみたいだが、すぐに過学習になるか、変わらないかだった。
人体が崩れやすい。
壊れたサンプラーのように(きつねが使ってるやつ)
でも最近は思うところがあって、長くて恥ずかしいからここに吐き出す。
誰かが使い古した物を、家にいれるなんて信じられない。
私は物には思い出や気持ちがつまるもんだと、本気で信じている気持ち悪い人間なので、誰かの思い出がつまった中古が気持ち悪い。
中古の品をみると、元の持ち主の顔を想像してしまう。どんな人生を送っていたのか考えてしまう。
そんな私がリサイクルショップで働いてしまった。家から近くて通うのが楽だから、とかいうダラけた理由で。
自分の思い出や人生がつまったものを、いらないからと売りに来るのだ。そして誰かが私の過去がつまったものをまた使用する。それが私にはゾッとするのだった。
機材なんて、一番思い出のつまるものだろう。
売られた機材たちの寂しそうな顔が悲しくて、せめて誰かの目に留まりやすいようにと、私はDTM機材コーナーの整理整頓は丁寧にやっていた。
お喋りなおじさんで、レジをしていた私に「家に色ちがいのER-1がいて、その子の友達にする」と話してくれた。
このEA-1は元の持ち主にいらないと言われて売られたのに、この日、色ちがいのER-1と名前をつけてくれる素敵なおじさんに出会えた。なんて素晴らしいだろう。映画みたいだ。
EA-1に名前をつけるような優しく面白いおじさんに育ててくれた親にも、なぜか感謝してしまった。
ほかにも、私が持っているCS1xと同じものが売られて店頭に出ていた時期があった。
私のは私の家で幸せに暮らしているのに、どうしてこの子はこんな目に……と思って悲しくて心のなかで泣いていた。
でもそのCS1xにも、新しい人生がやって来た。この間、おじさんに買われていったのだ。
レジをしながらCS1xに向かって「おまえ!!! 幸せになるんだぞ……!!!!!!!」と心のなかで祝福をした。
シンセだけじゃない。サンプラーのコーナーを整理していて、誰からも忘れられたように奥に追いやられていた小さなSU10が出てきた。
かわいそうに、と思って一番目立つところに置いておいた。
SU10はその日に売れた。
驚いた。しかも目立つところに置いてから30分くらいで売れたと思う。早すぎた。
SU10がこの世から忘れられていた時間からすれば、秒での出世だと思う。
私がその日、サンプラーのコーナーを整理しなければ、おじさんとも出会うこともなく、SU10は廃棄の運命だったかもしれない。なんだか恋のキューピットになった気分だった。
捨てられた機材たちが第二の人生を歩める姿を見届けられるというのは、単純に嬉しいと思う。
次に来たときに買おうと思っていても、残ってるとは限らない。
お客様に、昨日はあったのになぜ今日はないんだ! と言われたことがある。単純に売れた。誰かおじさんが買ったんだ。
それくらい早く、一瞬のタイミングがズレるともう二度と出会えない、そんな場所なんだ。
私は最近、機材と人が出会えた一瞬のタイミングが素敵だな、と思うようにもなってきた。
嫌いだったリサイクルショップでこんなこと思うなんて自分でもビックリしてる。
そんな中古嫌いの私もついに、自分のリサイクルショップで長い間忘れられていたQ-80EXを買ってしまった。
誰かに買ってもらいたくて、結構目立つところに置き続けていたけど、このQ-80EXは運命の人に出会えなかったらしい。
anond:20180918135609、anond:20180924111759、anond:20180927173213
臭くてごめんなさい。上の投稿を受けて書きます。 自宅で受けられる体臭検査についてです。 出来るだけ多くの体臭に悩む人に知って欲しくて、コメントじゃなく記事にしました。
先に書いた通り、今、自宅で体臭検査・PATM検査を受けられるサービスがあるんです。私が知っているのは体臭クリーニングとAIREX株式会社です。多分他にもやってる所あると思う。https://benefit-ion.com/ https://airex-jpn.com/business/biogas/odor_kit.html
まだどちらも利用したことが無く、サイトを読んで簡単にまとめた事なんですけど、こんな感じです。
・税込26,785円。簡易検査は15,000円返金
AIREX株式会社
・送られて来たサンプラーを任意の場所に最低3時間以上、可能なら5時間以上装着、蓋して返送。
・皮膚ガスそのものを送ることが出来る
・プランによって値段が変わる。税込10,000〜50,000円。
どちらもPATM対応しています。これらの検査なら、anond:20180918135609のような特定の場所での体臭やPATMを調べられると思うんです。問い合わせてはないので、本当に可能だとは言い切れませんが‥‥。AIREX株式会社はサンプラーが小さいので出来そうだけど、体臭クリーニングの方はTシャツ着用なので、人によっては難しいかもしれません。
体臭クリーニングですけど、なんと、ワキガと術後臭の明記もあるんです。詳細検査なら、どこがどの位匂うか、どの距離から匂うか、体臭に合う香り・合わない香り等を教えて貰えるみたい。ワキガ手術したけど不安な人も、受けやすいと思います。私もお金に余裕が出来たら受ける予定。
ステマっぽいけど、ステマじゃありません。拗らせたワキガです。人と関わるのも外出するのも怖い。どうか拗らせる前に一人でも多くの人が救われて欲しいです。
あとストレス臭発見のニュースを受けて、もう一つ伝えたいことがあります。
資生堂だけじゃなく、デオドラントを開発製造販売してくれている全ての企業の方々、体臭について調べてくれている全ての方々、本当にありがとうございます。
今までずっと感謝していました。花王がワキガの匂いメカニズムを解明したと知った時は神かとまで思ったのに、感謝を表に出すことは無かったです。この機会に伝えておきたいと思います。本当にありがとう。
前日は空が白むのを見てから寝たにも関わらず、暑さゆえに8時過ぎ起床。
テントサイトにて、フジロック初回から参加し続ける猛者たちと杯を交わす。
潰れる一歩寸前まで日本酒を飲み、大声で歌いながらライブ会場へ。
・青葉市子
前野健太とソープランダーズを見逃し、フジロック2日目は森の中の青葉市子からスタート。
会場は、青葉市子に似つかわしく、森の中にぽつんとある一番小さなステージ。狭いながらも超満員。
心地良い演奏にうとうととしてしまい、椅子から転げ落ちそうになったため次のライブに移動。
青葉市子の弾き語りは2週間前に下北沢音楽祭で見たし、前日の深夜にもピラミッドガーデンにて見ていたので特に感想はなし。
なんか日本のバンドっぽくない印象。逆輸入アーティストだからまぁそりゃそうなんだけど。
日本のバンドは演奏が上手く、サウンドメイキングにより強烈な個性を出すのは苦手、
そして海外のバンドはサウンドメイキングにより表面的な個性を打ち出すのが上手く演奏は下手くそ
というイメージを勝手にもっているのだが、トクマルシューゴは後者に該当した。
演奏は下手くそというとさすがに言い過ぎだが、難しいギターのフレーズはCD音源のほうが綺麗に弾けてるし、バンドのアンサンブルもなんとなくだけどそこまで息がピッタリという雰囲気でもなかった。
前日にギターの達人たちを見たからハードルが上がってたのかな?
しかしおもちゃ箱を開けたようなサウンドはライブでも健在であり、楽しいライブであることは間違いなかった。
そういえばドラムの人が目測で身長190以上あって存在感半端無かった。
・SUZANNE VEGA
本当はオレンジコートでVERY BE CAREFULというクンビアバンドを見たかったが、豪雨により断念。
フィールド・オブ・ヘブンのTシャツ屋でなんと2時間近く雨宿りをして意地でSUZANNE VEGAを見る。
何度テントに帰りたいと思ったことか。まぁこの時テントは雨漏りしまくっていたわけだが。
しかし演奏は素晴らしかった。フジロック三日間を通してのベストソングは間違いなくSUZANNE VEGAのLUKAだろう。
LUKAのリリースからは既に26年が経過しており、声の変化が心配だったが、そんなのは杞憂に過ぎなかった。
バンド編成はなんとアコギを抱えたSUZANNE VEGAとエレキギターのおじさんのみ。
エレキギターのおじさんはルーパーを巧みに操り1人でドラムとベースとリズム&リードギターをこなしていた。
最初は「おいおい手抜きかよ」と思ったが、今思えば逆にそれが功を奏していたといえる。
このシンプルな構成により、LUKAに限らずSUZANNE VEGAの声が前景化して、より感動的に仕上がっていた。
リバーブが思いっきりかかったおじさんのギターソロも際立っていた。
豪雨によりずぶ濡れになった服を着替え、少し遅れてレッドマーキーへ。
ボーカルはスーツに黒い革手袋!真紅の帳に舞い降りた漆黒の歌い手!
いやー、モニターに足をかけて客席を指差すとかもう完全にV系です、ありがとうございました。
This song is called〜〜って演奏前にいう感じもなんか外国語ながら中二感を感じざるを得ないw
遅れて行ったからか、Wonderful Lifeが聞けなかった。
・KENDRICK LAMAR
ビョークはあんまりわからないし、死ぬほど混んでいたのでさらにわからないKENDRICK LAMARへ。
なんと10列目でラーメンが食べられるほど空いておりましたが、ライブ自体はとてもよかった。
まずDJセットではなくバンドセットで、B-BOYたちがバンドをやっている姿はなんともシュールだったw
そして、今風なアンビエント的R&Bみたいなのを生で初めて聞いたのだが、あの手のものは音圧が半端無いんだということを知った。
Frank OceanとかJames Blakeとかも生で聞いたら恐らく音の風が吹いてくるみたいな感じなんだろう。
KENDRICK LAMARはとにかくアンダーグラウンドのワルみたいな雰囲気で、なぜか雨もやんでいてステージには屋根があるにも関わらず300円のビニールレインコートを着ていたw
スヌープドッグがシャンプーハットをファッションとして着ていたりするが、これもそういうことなのだろうか…
フジロックベストアクト、エンターテイメント部門はJURASSIC 5に決まりでしょう。
途中でタイコクラブで知り合った人に遭遇したり、後ろの人に声をかけられたりとテンション上がりすぎて、いつの間にか持っていたジン300mlをライブ中に飲み干していた…
ライブはショウとして完成されており、DJの二人によるショルダーCDJ(!?)とショルダーサンプラーでのライブが挟まれるなど、90分間片時も飽きさせないライブだった。
そして脱退したと思っていたカット・ケミストが生で見られたのもなかなかに感動的。
前日のDJシャドウは深夜につき断念したが、カット・ケミストのターンテーブルさばきはしっかりと目に焼き付けた…と言いたいところだが、酩酊状態につきそこまで覚えていないw
DJももちろんすごかったが、前に立つ4MCもKICK THE CAN CREWのように、それぞれキャラ分けがしっかりとなされており、コミカルなボディランゲージと共に最高のフロウを聞かせてくれた。
全てがノンストップにミックスされたライブだったので曲単位でこれがよかった!とかはあまり感じなかったが、BreakのサビやI am sombodyのコールアンドレスポンスは酩酊状態だったにも関わらず鮮明に記憶している。
全体的にショウとしての完成度で言えば直前のKENDRICK LAMARを大きく上回っていたな、まぁ比較してもしょうがないが。
この後はJURASSIC 5で声をかけてきた人とそのお友達(みなさん私よりも10歳以上年上…)に二時間以上も絡み続けて、千鳥足でテントに向かいましたとさ。
ボカロを使えば、タダのオリジナル曲よりも多くのリスナーを獲得できる。売名の道具はそれまでカバー曲しか無かったけど、ボカロという新たな道具が加わった。
ボカロを使っただけで名が売れると思ったら云々。そんなのカバー曲の時代から分かりきった話。
VOCALOIDが最初出た時は、面白い技術だなーと思った。思ったより流行らなくて残念だった(ここでの「流行る」は、DTMマガジンでそこそこ頁を割かれる程度の)。それよりたぶんちょっと前にバリフレーズってのがたしか老から出てたので、類似技術だろうかと思ってたら、どうやら全然ちがうらしかった。サンプラーとシンセサイザーの境界が曖昧になったそんな時代。
VOCALOID2が萌え路線で攻めると知った時は、面白い戦略だなーと思った。概ね良い事だと思った。DTMの復権へ。流行っぷりは想像以上だった。彼らはとっくに私より上手い。
でも、自分がボカロを使おうとした時、メロブとかでエロ同人が一棚並ぶような流行、キャラ付け、それらは、使い辛いなーと思った。自分の曲をあの文化圏に入れたくない。
流行る前のボカロは、それ自体が仮歌である事を前提に、しかし余計な色がつく事無く、それ故、私が使う時にくびきは無かった。
あの無色透明な仮歌の時代はもう来ない。
「初音ミクの魅力がオタクでない僕には分からないので教えて下さい(by araig:net)」
初音ミク批判として受け止められているが、私には肯定論に読めた。「リアルなものを目指しても、所詮リアルであるという点で生身には勝てない。生身とは違う魅力を見出すべきだ。そうすればTB-303やサンプラーのように音楽に革命をもたらす。」という意見に見える。それが現れているのは次のところ
Rolandの往年の名機TB-303とTR-909はアシッドハウス・デトロイトテクノムーブメントを起こした。そして両機とも、発売当初は全くの不人気だった。理由はその出す音がリアリティに欠けていたからだ。しかし、数年後、格安で叩き売りされていた両機を貧乏ミュージシャンが購入し、その音に独特の美を見出して、それまで存在しなかった音楽形態を作り出した。つまり、彼らは発売元の想定外の使用法を見出したわけだ。
サンプラーだってそうだ。もともと楽器音を録音して音程をつけて鍵盤に割り振れば、自分好みの音で演奏が可能になる、という目的で作られたサンプラーに、単音ではなく、フレーズをサンプリングしてループするという技法をミュージシャンたちが発見した。これによってブレイクビーツ・ドラムンベースの革命が起った。ここでもやはり想定外の使用がある。
じゃあ、初音ミクはどうなんだ?現在の盛り上がりは完全に発売元の想定内だ。現行の初音ミクのまだリアルに一歩届かない感じは、届いていないが故に、ある意味完成しているとも言える。さあ、だったらこの初音ミクを使って、どんな想定外の使用法が生まれ、音楽に革命を起すことになるのか、その未来の片鱗ぐらい見せてくれないだろうか。このあたりだけを読めば初音ミクを批判しているという人はいないだろう。むしろ逆に期待しているといえる。
じゃぁ、何を批判しているのか?生身に近いことにしか価値を見出せない「オタク」だ。ID:araignetは生身に近い、リアルなことにまったく価値を見出していない。それとは別の可能性を期待している。しかし「オタク」は生身に近いことにしか価値を見出せない。だから「オタク」を批判している。それは
ところが、初音ミクファンの見ている未来はどうもそっちの方角じゃないらしい。彼らが望むのは合成人声が「よりリアル」なるということだ。以下でよくでている。このエントリを読んだあとだと
「初音ミクの魅力はオタクにしかわからないのか(by Something Orange)」
「初音ミクを手にしたオタク達よ、怯む事はない、世の中を変えるのは君達だ(by Aerodynamik - 航空力学)」
あたりは「初音ミクの価値は『生身』に近いことにしかねーよ」という初音ミク批判にしか見えなくなる。ID:araignetはもっと初音ミクに期待をしている。もう一度引用しておく。
この初音ミクを使って、どんな想定外の使用法が生まれ、音楽に革命を起すことになるのか、その未来の片鱗ぐらい見せてくれないだろうか。これのどこが初音ミク批判なのだろうか?
深読みしすぎだろうか?ただ当該エントリに対する批判はID:araignetのロジックをまったく理解できていないことは確かだ。
はてブにあがったhttp://d.hatena.ne.jp/araignet/20071020/1192811893も読めてないよな。初音ミクに可能性がないといってるんじゃなくて、生身やリアルを目指すことには可能性がないっていってるだけなのにな。
http://anond.hatelabo.jp/20071007171224
元の話の振りと違うけど、俺も「久しぶりにDTM」というのはあったので話を繋ぐ。
XG外部音源をPCに繋いでというのから10年ぶりぐらいに覗いたんだが大分様子が変わっていて面白かった。EDIROLってなんだよローランドっていえよとか、Visionってどこいったんだよとかも。
何よりオーディオベースで音源もインターフェイスまでソフトウェア化してるのがスゲーって感じかな。ラック一杯の音源とサンプラーとパッチベイにMTRなんててんこ盛りの機材がどノーマルな安物のノートPC1台で済むなんて夢のようだ。プロは違うのかもしれないけど、10年前のホビーDTMなら1台で済むってことね。
数年前にはAppleのGarageBandだってあったわけだしこんな動向は世間でも当たり前なのかもしれないけど、「久しぶりにDTM」の様子を見た身にはとても新鮮だったよ。