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2020-05-26

[] #85-13「幻の10話」

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「まあオレが何も言わなくても、放送局広告代理店にマトモな奴が一人でもいれば、そこでストップはかかっていただろうがな」

「でも今こそ向き合ってみませんか、この“幻の10話”と。頑張って作ったものが日の目をみないなんて、クリエーターには残酷なことでしょう」

父が“幻の10話”をリリースしようと言い出したのは、関わったスタッフたちへの贖罪もあったらしい。

「幻を現実にして、本作に関わったスタッフたちに感謝を……」

その感傷的な語り口調に、場は決定へと傾きつつあった。

「わっはっは! オレはどうやら学級会に迷い込んだらしいな。ヴァリオリは子供向けかもしれんが、作ってるオレたちは大人の筈だぞ?」

しかシューゴさんの露悪的な笑いは、その空気を一瞬で掻き消した。

「作ったものが日の目を見ないことなんて、この世界じゃあ日常茶飯事だ。世に出たとしても、不十分で満足できないことだって珍しくない。それに日の目を見ないことよりも、もっと残酷なことがあるだろう?」

「え……?」

「“反響”だよ。もちろん悪い意味でのな」

この10話をリリースすべきでないことを、シューゴさんは何度も説明した。

浮ついた作風一貫性のないキャラクター

非常に重たくて、手間のかかるデザイン

そうして頑張って作っても視聴者評価してくれず、誰も得しない。

“客にとっては目の前に出された料理が全てで、厨房の裏事情など知ったことではない”のだと。

最近この業界は優しくなったが、打たれ弱いアニメーターも増えた。そのくせ“世間から評価”という残酷さはそのままだ。いや、そういった意見現代の方が可視化されやすいから、むしろ酷くなってるかもしれん」

酷評されること前提で語るのはやめてください。そうならないように作るのだって我々の仕事でしょう」

「ほぅ、“コレ”を俺たちで手直しするのか? するってぇと、最終的な出来は、この資料とは掛け離れるだろうな。原形ないものを世に出して、それで関わったスタッフたちへの感謝になるとは思えんがな」

主張は乱暴でありつつも、現場最前線に立つシューゴさんには説得力があった。

上役を幾度となく説得してきた父のエモーショナルな語りも、彼の前では形無しだ。

「今さら寝た子を起こして結果が散々だったら、それは“感謝”という名の“公開処刑”になるんだぞ」

シューゴさんの言葉を聞きながら、新旧スタッフは“幻の10話”の資料を読み返した。

そして、これを基に自分たち制作する姿をイメージをする。

彼らはたまらず身震いをした。

その生理現象は、何よりの結論だった。

「奴らの努力無駄にしたくないってんなら、それこそ“無駄のままにしてやる”のが、せめてもの温情……ってオレは思うけどなあ~」

結果として、彼らのいう“激動”は、何も変わっていないまま終わった。

だが、そこには“変わろうとする跡”が確実にあったんだ。

何も変わっていないからこそ、“激動の跡”がより鮮明に見えるってことさ。

…………

……と、まあ、それっぽくはまとめてみたものの、この話には残念な点がある。

実をいうと、この出来事自体がどこまでが本当で、どこまでが嘘なのか分からないんだ。

「で、最終的にシューゴさんのタバコでボヤ騒ぎが起きて、資料は全部燃えしまい……」

「おい、話を盛るにしても、もう少しマシなこと言え! タバコなんぞ吸ったことねーわ」 

なにせ父たちが呑んでいた時、断片的に聞いた話だからだ。

その時に飲んでいたのが、悪酔いしやすい安酒だったから尚更である

シラフの時に尋ねても、コンプライアンスがどうとかで話してくれない。

なのでこの話はどこかが過剰か、或いは不足している可能性がある。

或いは“幻の10話”の如く、そもそも存在していたのかどうか。

(#85-おわり)

2020-05-24

新作アニメ延期は悲しいけれど少し助かる

コロナ騒動以前、仕事から帰ってきて寝るまでの間または週末に撮りためたアニメを消化するという生活を続けていた。

それでもまだゲーム映画を見る時間もあった。でも結婚してからは週末は家事をする事も増えてアニメを消化するのがやっとだった。

「無理に追わなければいい」

それはわかるけど、やってるからには追わないとネット流行にも置いていかれる気がした。早く見ないとネタバレがすぐ目に入ってしまうのも怖かった。

コロナの影響で新作アニメの多くが延期となり、かわりに過去の名作が多く再放送されている。

仕事に困窮しているアニメーターや声優の方、新作を楽しみにしているアニメファンの方々には不謹慎に受け止められるかもしれない。

だけど、俺的にはこのペースで少し助かってる。

多くなく少なくなく。再放送ネタバレも怖くない。

コロナ収束したらまた以前のようにアニメ増えてくるだろう。

いまはそれを楽しみにしつつ、少し骨休めをしておこうと思う。

2020-05-22

アニメーター” ”タコメーター

約 5,590 件 (0.31 秒)

アニメーター” ”アネメーター” ”タコメーター

アニメーター” ”アネメーター” ”タコメーター”との一致はありません。

2020-05-21

anond:20200521013115

働けるのに働かないといえばアニメーターだよ

4月から放送されるはずだったアニメ全部ぱあじゃ

2020-05-19

anond:20200519103235

アニメーターにはないが

アニメーターのところをぐるぐる回る仕事があるし

スタジオなんかきほん密

[] #85-6「幻の10話」

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こうして何とか説得に成功し、企画を通すことに成功した。

だが、アニメ作りは会議室でやるわけではい

ここからが本番だ。

それは誰もが知るところだが、だからといって良好なスタートダッシュを切れるとは限らない。

「『女子ダベ』の時は頼んでもないのに大金出してきて、こっちが頼んだら、これだけかよ……」

提示された予算額を聞いて、シューゴさんは頭を抱えた。

“頭を抱える”というのは慣用句だが、人間はそのような状況になると実際に頭を抱えた体勢になるらしい。

一般的相場から考えても、これは少ないぞ」

「それでも大分ねばったんですよ」

スポンサーが募れない以上、出せる予算はそれが限度なんだとか」

スタートダッシュは最悪に近かった。

いきなり躓いて怪我をしてしまい、かろうじて走れるレベル

トップ争いは絶望的で、完走できるかも予断を許さない状況。

契約、依頼できる奴は?」

「信頼できるアニメーターは、ほとんど他社に持っていかれてます

「まあ時期が時期だからな……」

予算の都合上、そもそも雇えるか怪しいですけどね」

「じゃあ、外注ほとんどできねえじゃんか」

まともな成果物を望むなら金と時間大前提である

アニメ作りに限ったことではなく、人が資本労働とはそういうものだ。

奉仕活動のような条件でクリエイティブなことはさせられない。

そんなことができるのは未来の猫型ロボットか、売名目的のセレブだけだろう。

故に課せられたノルマは“良いものを作る”ことではない。

“形になっている”かどうかだ。

「きっついなあ、おい。ギリギリと言っていいかすら怪しい」

しかし、それですら今のシューゴさんには高く険しい道のりだった。

これらの条件で到達するのは無茶振りもいいところだ。

「……癪だが仕方ない。やれることはやろう」

それでも走り続けるしかなかった。

特に監督シューゴさんにかかる負担は相当だ。

予算であるため、金のかかるようなことはできない。

納品スケジュールギリギリ

とにかく省けるところは省かないと間に合わない。

シューゴさんは己の流儀をかなぐり捨て、自身の英知と技術をフル活用する他なかった。

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2020-05-18

[] #85-5「幻の10話」

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すぐさま父たちは急ごしらえの企画を携え、親会社に乗り込んだ。

オリジナル作品~? ちょっとバクチが過ぎるんじゃないのぉ?」

ビジネスってのは大なり小なりギャンブルでしょう」

「ワタシたちは、そのギャンブルを楽しめる程度の額でいいんです」

「でも楽しむにしたって、何らかの勝算は欲しいよ?」

分かっていたものの、すぐにイエスとは言ってくれなかった。

「『女子ダベ』の失敗で、こっちもしんどいからね~?」

「確かに赤字だったかもしれませんが、作品の出来は客観的に見て悪くなかったでしょう」

「バズりっぷりも、今期ではトップクラスです」

「でも赤字赤字じゃ~ん?」

それは、そちらの予算の組み方が悪いからだろう。

そう言えたら楽なのだが、下手に機嫌を損ねられては企画が通らない。

気前よく予算を出してもらうには、正論糾弾以外の弁が必要だ。

シューゴさんを留守にさせて正解でしたね」

「ええ、彼なら既に5回はキレてます

担当の気だるそうな喋り方と相まって、父とフォンさんは内心イラ立っていた。

それでも二人は根気よく、詭弁を交えながら説得を試みた。

監督シューゴって人だけど、実績がないじゃん? それでオリジナル作品ともなると、しんどくない?」

シューゴさんは監督としては若手ですが、アニメーターとしてはこの道10年以上のベテランです」

「それに実績なら『女子ダベ』があるじゃないですか。あれだって世間評価自体は高いんです」

不利なことは迂遠表現し、逆に少しでも有利なら大仰にアピールした。

「でも、スポンサーが集まるかなあ?」

その甲斐もあり、上役は予算をどう捻出するのかと、自ら切り出してきた。

そもそも予算を出す出さない」の話をしていたのに、気づけば「どうすれば可能か」という話にもつれ込んでいる。

こうなったら、後ひと押しだ。

父たちは自分たちプラン説明した。

「……つまりですね、予算を抑えつつ一定クオリティを維持できる!」

「儲ければウハウハ、もしコケても痛くない」

難しい説明は省き、とにかくお得であり、損はしないことを強調した。

「要はコスパがいいんです」

コスパ~? そのワードには弱いなあ」

上役が好きそうな言葉を添えることも忘れない。

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2020-05-17

[] #85-4「幻の10話」

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話はヴァリオリが誕生した、ちょっと前に遡る。

「おい、フォンさん! お上はいつになったら企画を持ってくるんだ?」

「そろそろ取り掛からないと、放送シーズンに間に合いませんよ」

父とシューゴさんは焦っていた。

当時のハテアニは自転車操業でやっていたのに、企画が全く来なかったからだ。

企画がなければアニメを作りようがなく、漕げなくなった自転車は倒れるしかない。

フリーランスアニメーターとの契約場合によっては様々な専門スタジオに依頼する必要があります。その他スタッフスケジュールの確保も早めにしておかないと」

「えーと、それがですね……」

フォンさんも気になって、上役の動向を調べていた。

すると、どうやら企画を探す素振りすらなかったらしい。

「はあ!? どういうこった」

「やっぱり……『女子ダベ』が大コケしたせいですかね」

女子ダベ』は、週刊ダイアリーにて連載されていた日常系四コマ漫画(全4巻)。

女子がダベる(喋る)」ので『女子ダベ』と略されているだけで、方言女子が出てくるわけではない。

そんな知る人ぞ知る漫画は、なぜか大額を投じてアニメ化された。

当時その手のジャンル流行っていたから、企画を手に入れた上役は「いける」と思ったのかもしれない。

或いは熱烈なファンだったのか。

アニメーター達の努力もあり人気はそこそこで終わるも、それでも予算に見合った成果とはいえなかった。

有り体に言えば大赤字だ。

その結果を顧みて、親会社スタジオ解体するつもりだったらしい。

「それは些か理不尽じゃないですか? こっちは言われたとおりの予算で過不足なく作ったのに」

視聴者から評価も悪くないんだぞ。それで大赤字だってんなら親会社の配分ミスだろ!」

だが父たちは不服だった。

この件はスタジオ側に落ち度がなかったからだ。

「ワタシもスポンサーたくさん募るとか、製作委員会とか作ろうって言ったんですが、“それだと社員給料を払えなくなる”って……」

「大赤字になってちゃ意味ねーだろ。リスクヘッジ込みでアニメ企画もってこいよ!」

しかし、いくら不平不満を述べても好転はしない。

子会社スタジオで働く、雇われアニメーター達にできることは少なかった。

そんなことは父たちだって重々承知だ。

では、“できること”とは何か。

事態の深刻さに対し、回答はシンプルだった。

「こうなったら、我々で企画を用意しましょう」

上が企画を持ってこないのなら、自分たち企画を用意してアニメを作ればいい。

結局はアニメを作ることが最大の存在証明なのである

しか原作不足の昨今、上がOKしてくれるとは思えません。原作を買うのだって金がいりますし」

「となると……オリジナル作品かよ」

こうして生まれたのが『ヴァリアブルオリジナル』、通称“ヴァリオリ”だった。

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2020-05-15

anond:20200514230856

失礼、アニメのことは知らん。

アニメーターのことではなく人気商売有名人と全体のことを書いたつもりだ。

2020-05-10

anond:20200510160743

お前が大好きな漫画家アニメーターも反対してるぞ

いい加減政治から逃げ回るのをやめろ

2020-05-09

例の演劇屋の発言の件

しかし件の演劇屋の製造業等の他の職業を見下した発言から騒動ある意味予想通りとは言え、収集つかなくなってきているよね。

かに製造はおろか飲食観光イベント業やスポーツ等々も困っている中ああ言う事を言われたら腹も立つけど、案の定、一部の政治系やら一部のオタク方面の方々やらが粘着しすぎたせいで、演劇界隈の方が漫画だのアニメだのオタクだのを敵視しだした。

それで(ヨ)界隈の連中もいつもながら浅はかな考えで考えなしのツイートをして、その自滅とやらにわざわざ巻き込まれに行っている点も色々な意味で業が深いなと思う。

こう言うのは一言二言嫌味を言った後、ほっときゃ良いのにねといつもながら思う。

粘着しすぎるとこの手のは大概碌な事にならないので、放置が最適解と言えるし、今回も予想通り碌でもない方向に進むだろうなと見ていて思う。

自身所属している界隈がその事例に抵抗しないと余程ヤバい事態に繋がるとかにならない限り、界隈が直接関係しない事例については触れないのが一番。

触れると無駄に敵を増やす結果になる場合も多いのだから

それと何も今回のコロナ騒動で困っているのは演劇屋だけではないし、漫画家やアニメーターだけではないよ。

しかしいつもながらどの界隈でも右左どちらでも政治思想が偏っている人ほど攻撃的であり、色んな意味ミイラ取りがミイラになりたい人が多いのだなと実感させられるよね。

フェミニスト岡村問題と言い、わざわざ自身すらも燃やしたがる人が多いように思う。

無駄に敵を作りたがると言うか何というかね…。

今は気が抜けだして中だるみし始めたけど、あくまで今は平時でなく緊急時なのだから、今のやらかしについては致命傷をも招く事になるよ。

2020-05-06

みんなコロナ禍でイライラしているよねー

アーティスト叩きの次は演劇界隈叩きか…。

かに今回演劇業界の人が他業種を見下した発言をしたので自業自得の側面は強いけど、オタクとかあの界隈の人達は程々に引き上げてほしいなと思ったりする。

それこそその業種へのオタク界隈のイメージのより悪化を招く事になるし、下手をすればそれこそその批判的行動が逆に世間から非難を受けるきっかけにすらなりかねない。

それこそ今まで自身攻撃してきた連中と同じ轍を踏みかねない危険性があると思うのだけどね。

ぶっちゃけて言えば、今は製造だろうと飲食だろうとどの業界経済活動を止められて厳しいのは事実だし、一番悪いのは粗利補償とか消費税ゼロとかの根本的な対策をしなかった麻生大臣政府からねぇ…。

何も演劇スポーツコンサート等のイベント企業、そして漫画家アニメーターけが厳しくなったわけではないよ。

何にしてもオタク界隈は今まで攻撃されてきた界隈であるし、変に今は自民と言う与党に取り込まれ増長しているのは事実としてあるのかもね。

漫画家にしてもアニメーターにしても同人屋にしてもここ最近は色々な側面で増長しているのは見ていて判るからねぇ…。

ただそれでもこの手の民間の所にヘイトを向ける様な行動自体望ましいものとは思えないし、それこそ自分達を攻撃していた所まで堕ちかねないと思うのだけどな。

余り図に乗っていたらそれこそ痛い目を見る事になると思うのだけどねぇ…。

フェミニストフェミニスト岡村氏の件を変に悪用しようとして自滅していたし、この演劇の件やそれに伴うオタクの件を見ても本当このコロナ禍を見ていると変に噛みついて自滅しそうな人たちが多いなと思ったりしているよ。

しかし右も左も問わず政治思想が極端な人ほど、今は民間人に対して攻撃的な人が多いと思ったりする。

資金的余裕のない人達はこのコロナ禍で攻撃的になりすぐ噛みついて、資金的余裕のある人達コロナ禍と関係ない思想を騒ぎ立てて空気の読めない行動をしていたりとね。

そしてどちらも民間人にやたら攻撃的。

まぁ、昨今の西村大臣発言が発端のパチンコ騒動をみても政府の方もそっちに目を向けさせていたいのは事実なのだろうけどさ。

2020-05-05

anond:20200505221410

アニメーターが買い叩かれてるというより、アニメ制作会社が儲からなすぎてアニメーターに払う金がない。

なんでこんなことになってるのかはアニヲタが詳しいだろうけど。

anond:20200505111628

Jリーグ支援する必要があるのはサッカー日本ではそこまで人気ないからだし、アニメーターが買い叩かれてるのはなり手が山ほどおるからだろ。

anond:20200505111628

アニメーターが青葉に放火する事件ときに思ったけど

身分固定化して出てくる話もお約束範囲から抜け出ないテンプレ使いまわし

ブランド化して賛美しない奴は負け組だ見たいな変な文化になってるから

一回一掃されて砂漠からまたゼロから作ったほうがいいと思った

日本にはもう文化は贅沢なんだと思う

演劇業界死ぬほど叩かれてるけど、これってそもそもコロナ関係なく、経済人口も衰退の一途をたどる日本にはもう「文化」と呼ばれるものは贅沢な時代突入していて、そんな中で「文化がある国が当然」みたいな態度で発言たからここまで叩かれたんじゃないかなと思っている。

Jリーグを国が支援という話も出ているが、そもそもサッカーという文化を自ら運営する権利があるのは経済的に余裕のある先進国だけであって、日本は今やその権利を維持できるような国ではなくなってるって話だと思うんだよね。アニメだってそう。アニメーターが安い給与で買い叩かれるのも、アニメーターをきちんとした給与で雇うだけの経済的な余裕がないのが根本問題。最早文化を維持するだけの余裕はこの国にはないんだから、そろそろ「文化を生み出すことを諦める」というフェーズに移行していくべきだと思う。

世界の大多数の国は、自ら文化を生み出し、運営することはそもそもできていなくて、アメリカ中国が作り出す文化享受しているだけ。これがお金のない国の姿。第二次世界大戦後に生まれた余裕のある時代の幻影にすがってないで、そろそろ身の丈にあった文化への向き合い方を模索した方がいい。

2020-05-03

anond:20200503193624

アニメーターみたいに給料安くても

今の仕事だったし

きっとそっちのほうが幸せだった。

あるいみ、原画でも、塗りでも1枚は1枚みたいな業界から

原画を教えつけるやつを探すってのが、話題になるような世界

2020-04-24

デザイナー漫画家を志すのはやめろ

デザイナーになりたい、漫画家になりたい、アニメーターになりたい、3Dモデラーになりたい、職人になりたい‥そんなクリエイティブ職を目指す皆さん、ならびに搾取され続ける地獄を味わっている最中クリエイティブ職のみなさん、こんにちは。こんばんは。

ところで、デザイナーって言葉の響き、めっっちゃかっこよくね?仕事内容はともかく名前は本当に好きだわ。

わたしデザインが好きだった。ので、デザイナーを目指しそれっぽい専門学校卒業した。そして企業に属するプロダクトデザイナーになった。

デザイナーというと響きはかっこいいが、しがない企画である転職は一度したものの、今の職場は安定して勤めていた方である

そして少なくない年数勤めた結果、体調壊した。体調を壊すまで、わたしは頭がおかしくなっていることに気がつかなかったし、搾取されていることにも気がついていなかった。こんなもんかと納得し、騙し騙しなんとかやっていこうと思っていたのだが、遂に顔面が痙攣し始めて退職することと相成りました。

漫画家になりたいと言って周囲に反対されない若者はそんなにいないと思うが、デザイナーも然りだし、クリエイティブ職なんてもんは目指すもんではない。一部を除いて搾取され続けることを約束された未来である

そんなわけで、私の体験したこと愚痴としてここに書き残しておくので、クリエイターを目指そうと考えている若者に読んでもらえると嬉しい。

私の所属する会社お客様として相手をしていた企業は、某超大手キャラクターメーカーだった。某ネズミであるネズミなんて何人もいるので察することは出来ないと思うが、ネズミ相手だった。

私はネズミのことが別にすきではなかったが、デザインしたりするのを、絵を描くことを苦に思ったことはなかった。何故ならそれがよくてこの職種を目指したかである。夢を叶え続けてかわいい商品店頭に並ぶ時はとても嬉しかったし、楽しかった。お客さんが次々きては、これかわいい!買う!と言ってくれたときの喜びは計り知れない。開発段階での苦労や納品時のトラブルはすぐに忘れてしまえるほどの喜びだった。

ただ圧倒的に搾取だった、と気がついたのは、先方にデザインを盗まれときだった。

勤務時間が長かろうと、残業代ボーナスが出なかろうと、寝れなくとも、私の勤めている会社搾取されるのは、最早どうでも良かった。一般的に良くなくともデザイン業界なんてこんなもんだと、もはや諦めていたのはあった。休みが取れるだけマシだと思った。やりがいで十分お釣りがくるし、暮らせるだけいいと思った。

先方のネズミ企業デザインが盗まれることが増えた。盗まれる、というと語弊があるかもしれない。提出されたデザインが私の勤める会社ではなく、他企業に回され商品化されることが増えたのである

理由はいくつかあるだろう。先方にもいろんな取引先との関係性があり、商品数のバランスがあったりするだろう。先方にうちの会社の作るプロダクトはあまり品質が良くないと、たびたび苦言を呈されることがあったりすることもあり、会社内でもチームでなんどもミーティングを行い、改善してきた。うちの会社信頼度が落ちていた、そのせいはあっただろう。

それでも、何も言わずに、私が足りない頭を働かせて提出したデザインが、夜中まで考えて描いたデザインが私が携わることなく何故か店頭に出回っている。あのときの私の虚無感は、口にすることが出来ないほどだった。

お客さんがお店に来て可愛いと言って買ってくれたとき、それデザインしたけど開発したのは他企業なんだよな、と思った時に悔しくて虚しくて仕方なかった。

私が本格的に体調にトドメを刺されたとき、私がデザインしたのに知らないうちに何故か店頭に並んでいる商品は1シーズンおよそ15種類にものぼっていた。

一度は復職しようと頑張った。体調が良くなり店頭に行ったとき、またデザインが盗まれていることを知った。また知らないうちに、先方に10種類ほどデザインを盗用されていた。

私の勤め先の会社で売り上げが落ちていると叱責された。だが私に何か出来たのだろうか。デザインを盗用されたと言ったら先方を訴えられるのか。うちの会社に回ってきて売り上げにつながるはずだった商品を別企業に回されていると言えたのか。あの大手企業を敵に回して生きていけるのか。

私は何も出来ず口を噤むことしか出来ない。

今の私は疲れ切っていて、日中頻繁に起きて動くことが出来ない。1日動けなかったり、食べても吐いてしまったり、とにかく怠かったり、耳がぷつぷつと水中にいるような感覚に陥ったり、外に行くと漏れなく吐き気が襲う。気圧差にかなり過敏になっている。

デザイナーなんてロクなもんじゃない。搾取されて搾取されて、大手企業ですら筋を通してくれない。商品を買おうとネット通販を見ても、この商品の裏には私のようなデザインを盗用されたデザイナーがいるのかと考えるようになってしまった。

デザインを盗まない。たったそれだけのことが誰にも出来ない。個人デザイナーだってネットデザインをあげれば、絵をあげれば盗まれる。何故そのデザインに金を払えないのか、何故その労力を買うことが出来ないのか、私にはわからない。

少ない横の繋がりでも搾取されて辟易としてデザインを辞めた人を何人も知っている。3DCADなどのプロダクトデザインも然りだ。

それでも私はデザインしかできない。デザインで生きていくことしか出来ない。それしか学んでこなかった。そのことを後悔している。なぜデザイン一本で学んできてしまったのか、心底後悔している。体調が良くなったら私はまたデザイナーになるんだろう。

こんなに辛くて苦しいならデザイナーになんてなるんじゃなかった。本当にそう思う。

2020-04-23

anond:20200423142518

一介のアニメーターに過ぎない庵野がどう頑張ったって、まともな話を作れるわけがないんだよね

哀しいかな。

2020-04-17

コロナテレワークに便乗してアニメーターがサボっている

自粛要請を守らずだれもが出歩いているのは4月放送アニメ放送しないか

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