はてなキーワード: 文法的とは
増田は存外いいところをついているよ。
この句は文法的に破綻していて直感的に意味がとれず、さまざまな手法で分析したところでたいしたものが出てくるわけでもない、ようするにしょせんは素人の不出来な句。選者はおびただしい素人の句からとにかくひとつを選ばないと格好がつかない。
で、選者は安西篤。平気で韻律を崩し単語どうしのせめぎ合いや唐突な比喩を楽しむ、ただし徹底的に描写の人。時にユーモアさえ帯びた言葉の奥に何かの意味があることもあればないこともある、そんな作風の人。この人はこういう句、好きかもしれない。
ではこの句はいいものかというとそんなことはない。しょせんは素人の仕事。日本語として文法的に破綻しているのがいちばんのネック。
「洗いて」というのはなんだ。意味は口語だが文語っぽく似せているのか、文語で活用を誤っているのか判然としない。
夕立や象を洗ってまたたく間
夕立や象を洗ひてまたたく間
どっちなのだろう。
どっちでもいいのだが、ともかく未然形や連用形が体言にかかって終わったら意味が通じない。わざと壊して余韻にする手法はあるが、この作品はレベルが低すぎて話にならない。ようするにただ単語を並べただけにしか見えない。ここについてはもっとましな表現があるのではないかと考えている。
注目のエントリには何度か選ばれたが人気エントリに表示されたことは一度もない。
私は文章力に自信がない。文法的な正しさがどうこうというよりは、読んでよかったと思える文や訴求力の高い文を書くことに苦手意識を感じている。
それでも注目のエントリに選ばれた経験があるということは、不安定ながらも一定力の文章力があることの裏付けなのだろうか。
少なくともここは国語のテストで60点以下のことが多いような小学生が書き込んでバズるほど甘いサイトではないと思う。
あとはタイトル通り、おすすめエントリにはどうやったら入れるようになるのって話。
おすすめエントリ>人気エントリ>注目のエントリ、という序列があるのは分かるんだけど
おすすめのエントリに入ってるのより人気エントリの増田の方がブクマ稼いでることも見かける。
共通点はおすすめのエントリは何年も前の記事でも今表示してる増田の内容自体で何度も表示されるようにされているほど運営が贔屓していること。
まず「口語文で書いてる」みたいな文体の意識がある人自体少数派だろうけどね
だって音声入力の段階までいくと完全にビデオメッセージを作ってその音声部分だけを抜き出して送信するようなもんだもん
ビデオメッセージの録画中に文法的にこなれてない表現を発したことを自覚したからっていちいち撮りなおすか?
多分直後に「言い間違えた」とか言うだけでそのままテープを回し続けるだろう
こういうことが推敲のある書き言葉と談話及び談話文化と地続きな媒体との違いだよ
ところでまあ何言いたいのかわかんねえ言葉のサラダみたいな可読性の低い文章がたまにツイッターとかで見られるのもその音声入力のせいなんだろうね
いくら文体としての話し言葉と書き言葉に乖離があるからといって音声入力ごときでそこまでわけわからん文章を生成してるのは多分対面の会話でも頻繁に「何が言いたいの?」って言われてるような哀れな奴なんだろう
偏見だけど近所には滑舌は悪いわ要領を得ない話し方するわなオバちゃんが多くて何言ってるのかわからんから適当に相槌打ってご機嫌取るしかない
「申す」の未然形「申さ」+尊敬ほかの助動詞「られる」が付いた「申される」は、現在は謙譲語と尊敬語の混用とされて、明確に(辞書的な意味で)誤りです。
しかし、「申す」は「言う」の丁寧語でもあった時代がありました。というか、そうであった時代の方が、謙譲語一択になった時代よりもよほど長いのです。
例えば、「平家物語」の巻一・鹿谷には「新大納言成親(なりちか)の卿もひらに申されけり」(新大納言成親卿も(欠員の左大将の職を)ひたすら(ご所望なさると)おっしゃられた)とあります。
その他にも用例は多々あり、つまり、中古・中世・近世を通じて、「申さる」は「アリ」な使い方だったのです。
近代になって、明治期の標準語政策が始まると、「日本語の統括的な文法」というものが必要になってきました。ここで初めて敬語には三つのカテゴリ(言うまでもなく尊敬・謙譲・丁寧ですね)があると定められ、「申す」は謙譲語であるとされたのです。
ことここに至って「申される」は規範文法的には誤りだということになり、戦後教育では教科書にも明記されるようになり、現代に至ります。
ですから、現在でも60代以上の方には、この言い方に違和感のない方も多いのです。数年前の「国語世論調査」で、「『申される』という“誤った”敬語を使っている人は高齢者層に多い」というリポートがありましたが
それはそうで、彼らの感覚にしてみればアトヅケで「間違ってる」と定められた使い方なのですね。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1496376054
だってよ
良い言語だと思うが、不満がある。
という愚痴がある。他人の書いたものを読む分には良い言語だと思うよ。
型ヒントはコンパイル時のエラーにならないじゃん。だったら、いらなくね?タプルは複数の値を返すときに使うのね。Go みたいだね。または Ruby の Struct みたいな。
あれ嫌いな人おるのか。俺も好きじゃないが。純粋に Haskell と同じ文法だったら良かったのにね。
アレはキモいね。素直に ?! で良いと思う。というか、Python は英語圏の人も納得はできないだろ、っていう文法が多くないか?
というのは同意する。ただ、書くときにそうは思わない。例えば、with 構文は Ruby の方がブロックを抜けたらクローズするという方針のが良いと思う。
例えばこんな文を英訳してみるとしよう。
これをGoogle翻訳に通すとこうなる。
この結果、実はどちらもやや不自然で、あえて再翻訳するならこういった調子になる。
では人間ならうまく翻訳できるのかというと、自然にはなるかもしれないが完璧にはならない。ためしにやってみると、
となるが、これは(偏見に基づいて)確率が一番高そうなものを選んだだけだ。実際には以下のように、文中にいくつもの選択肢が現れる。文の構成についても考えないといけないかもしれない。
(I? We?) met (a? the? our? your?) teacher yesterday, and (he? she?) was with (a? the? his? her?) (child? children?).
そういったいくつもの選択肢がある中で、どれが正解かは話者の意図、より一般的な言い方をすれば文脈を知らなければわからない。
ここで示したのはあくまで一例で、英語にある性・数・定性が日本語では曖昧なことから生じる問題だ。逆に日本語では明確な違いとして現れる概念(例えば「私は食べる」と「私が食べる」)が他の言語では曖昧で、日本語訳が本来の意図を正確に表現したものにならないこともあるかもしれない。もっと単純に、言語間で一対一に対応しない語のニュアンスをうまく一致させられないこともあるだろう。
結局何が言いたいかというと、翻訳をするのが人間だろうと機械だろうと、文脈がなければ良い翻訳は難しいことを知ってほしい。特に短い文なんかの翻訳を人間に依頼するときには、文脈を必要なだけ補完すること。機械翻訳を使うなら文脈的な間違いを人力で修正するか、あるいは間違うものだと受け入れて使うこと。いくら文法的な精度が上がっているからといって過信をしてはいけない。
久しぶりに、伊藤計劃「ハーモニー」読んだんだけど、少し気がついたことがあるので、
間違っているかもしれないけど、書いてみる。
「ハーモニー」のETMLが文法的におかしいのは、生府の検閲から逃れるため。
「ソースを見る」の状態で未来の人類が読んでいる状況を「ハーモニー」は表している。
それで、実は「ハーモニー」はミァハがトァンをかばうために書いた物語だった。
色んな所で言われてるけど、この小説のファイル形式であるETMLは、文法的におかしい。
例えば、箇条書きでタグで両方から囲まなきゃいけない(HTMLなら<li>~</li>)のに、<i:~>と、タグの中に箇条書きの要素を書いたり、
皮肉っぽくQ&Aをしているところでも、<q:~><a:~>と書いていたりする。
それはもう、至る所で間違えている。
伊藤計劃がXMLとかHTMLの文法に詳しくないってことはないと思う。たぶん、わざと間違えた。
じゃあなぜ間違えたのか?
もし、こういう文法間違いがあると、どうなるか。
もしHTMLなら、表示ソフト(ブラウザ、たとえばGoogle Chrome)であいまいに解釈してくれたりするけど、
本来なら「文法がおかしいので表示できません」とか、真っ白いページになるべき。
だから、ETMLの文法がおかしい「ハーモニー」も、ETML用表示ソフトでは何も表示されないことになる。
そうなったら、普通の人は見るのを止めるよね。でも、何人かに一人は、Google Chromeの機能にあるような「ソースを見る」に似た行動をとる。
そうなると、タグがあって読みにくいけど、きちんと文章が表示されることになる。
その何人かに一人に読んでもらいたいために、文法として間違えたETMLで「ハーモニー」を書いた。
そういう、何人かに一人が読んでいる状況を表すために、伊藤計劃はETMLのタグ付きで「ハーモニー」を書いたんだと思う。
そりゃあ、もちろん、ハーモニクス後の世界で、なぜハーモニクスが起こったのかを記録として残すため、だと思う。
もし、ETMLが正しい「ハーモニー」を書いたら、生府の検閲に引っかかって、消されるかもしれない。
だから、ETML表示ソフトウェアに入力しても、何も表示されないようにした。
何人かに一人に気づいてもらえばそれでいいと思って、書いたんだろう。
でね、「ハーモニー」で文法的におかしい部分を読んでいたら、冒頭部分にこんな文章があるのに気づいた。
いまから語るのは、
<declaration:calculation>
<pls:敗残者の物語>
<pls:脱走者の物語>
</declaration>
ETMLのタグの意味はわからないから推測だけど、「declaration:calculation」で数式を宣言してると思う。
で、「pls」は加算記号+で、「eql」は等号記号=だと思う。
となると、「ハーモニー」を語っているのは、「わたし=敗残者+脱走者」ってことになる。
真っ先に出てくるのはトァンだよな。本人がそう気取ってるし。
社会に馴染めなくて、負けるように、逃げるように辺境の戦地に行って、
でもさ、社会的にはトァンは官僚で、しかも本人が言っているように、高級官僚でありエリートだよな。
社会的には敗残者でも脱走者でもない。
じゃあ他に誰がいる?
一人いる。<次世代ヒト行動特性記述ワーキンググループ>の争いから敗れ、
チェチェンに逃亡した者が。
そう、ミァハ。
この物語は、ミァハが書いている。
死んだはずのミァハが書いている。
すごく謎に思える。
でも、こう考えたらどうだろう?
ミァハは、トァンをかばいたくて、トァンを主人公に物語を書いた。
実は、チェチェンで意識が芽生えたのがトァンで、ヌァザの実の娘がミァハだとしたら。
トァンが、長老たちにハーモニクスをさせたいがために、全世界同時自殺を実行したとしたら。
最大限つじつまが合うように「ハーモニー」を書いたとしたら。
そう思って読むと、つじつまが合わないところがある。
「ハーモニー」は、全部で5日間の物語だよね。トァンがセラピーを受けるまでの猶予期間である5日間の物語。
そのうち、日本で2日、バクダッドで飛行機移動込みで2日、チェチェンで飛行機もろもろ移動込みで1日。これで5日間。
なのにさ、バクダッドからチェチェンに出発する前に日本に立ち寄ってミァハの名刺を取りに戻った、と書かれてる。
バクダッドと日本を往復するだけでもう1日かかるよね。これでは5日間を越えてセラピーを受けることになっちゃう。
時間的に間に合わない。
となると、トァンは5日間の内に実家に行ったことになる。トァンが誰かの家に行ったのは、ミァハの実家だけだよね。
日本やバクダッドのホテルに名刺があるわけないし、飛行機の中にもあるわけないよね。
つまり、ミァハの実家によった時に、トァンは名刺を手に入れたんだよ。
ミァハの実家なのに、トァンは名刺を手に入れることができた。何故か?
「ミァハの実家が、トァンの実家でもあった」とすると、説明がつく。
ミァハとトァンが義理の姉妹だと考えると、整合性が取れることが多い。
例えば、ミァハが13年前になぜ栄養を取らないようにする錠剤を作れたか、について。
錠剤を作るための技術に近かったのは、むしろトァンじゃん。何しろ父ヌァザがWatchMeを作ったんだし。
その気になれば知識はいくらでも入ったはず。でも錠剤を作ったのは、普通の家庭で養女になっていたミァハ。
ミァハがヌァザの養女になっていたら、納得できる。いくらでも知識を得られるし、錠剤も作れる。
もう一つ、なぜ本というデッドメディアを普通の家庭のミァハが持っていたかについて。
普通の家庭では存在も知らないはず。でも、ヌァザの養女であれば、冴紀ケイタでもわかるように、
本を持っていても不思議ではないし、それだけのお小遣いを持っていても不思議ではない。
そもそも名刺の知識もヌァザから得られる。ヌァザがそういう人々とも交流があっただろうし。
そして、ミァハとトァンが義理の姉妹なら、最初の段階で「もしかしたら必要になるかも」と考えて、
あと一つだけ、なぜトァンではなく、キアンを自殺させたのかについても説明がつく。
どちらを殺すか選択するとき、義理とはいえ姉妹であったトァンではなく、キアンを選択した。
もちろん、後から呼び出すことや、行動力の差で選んだという可能性はあるけど、
一番の理由になるでしょ。
最後に、なんで姉妹であることを隠して、別人であるかのように書かれたのかについて。
これだけの殺人事件の内、もしミァハとトァンが義理の姉妹で、かつトァンをかばうために
ミァハが書いているのだとしたら、まずは全世界同時自殺を自分のせいにする。
問題は、残り2件。義理の姉妹のままだと、ミァハが自分の父親を殺害するのは
書いていて受け入れられたとしても、トァンが義理とはいえ姉妹を殺害することになる。
トァンにとって、あまり聞こえは良くない。
そうすると、トァンは、自分の目的を達成するために全世界同時自殺を実行し、
それに紛れて、こともあろうにかつての友人を自殺させ、
DummyMeを入れているから。WatchMeからハーモニクスの命令を実行したように見せかけることができる。
その上で、ETMLのシステムができたときに、「ハーモニー」を書いたんじゃないかな。
自分の思いを達成するためとはいえ、偽の歴史を後世に残すことになるので、
wikipediaで引いてるから同じくwikipediaで口語を引くと、
口語ではしばしば語句の省略が起こり、文法的に見ると不完全と考えられることがある。例えば次のように、明白な語句の大きく省略されたものになることはよくある。
A: 今年の休暇はドライブに行くんだ。(私は今年の休暇はドライブに行きます。)
B: どこに?(どこにドライブに行くのですか?)
B: 誰と?(誰と行くのですか?)
A: 妻とだよ。(妻と行くのです。)
B: いつ?(いつ行くのですか?)
この例では括弧の外が口語で括弧の中が文語ってことでわかりやすい。省略と文法的な不完全。でも増田の言い分だと、文字に起こしてるから括弧の外の短文も文語の一部で、口語は完全に発話した言葉だけみたいになっちゃうんじゃないの。