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はてなキーワード: 連用形とは

2020-10-11

一生懸命」と「一所懸命

子供ときから一生懸命勉強してきた、大人になってから毎日一生懸命働いている。例えばこういうような言い方をする。私も一度そう言ってみたいものだ。が、ここでの問題は、そういう努力や真面目さのことではなく、「一生懸命」ということばの形である

腰痛力士初日を出すと、スポーツ紙が「一『勝』懸命」などという苦しい見出しをかかげるぐらいだから、たいていの人はふだん「いっしょうけんめい」と発音しているだろう。たまに「いっしょけんめい」と聞こえてきたりしても、全然気にとめない。気がついても、あの人は急いでいるため発音が雑になったんだと思う程度だろう。相手外国人であれば、注意深い日本語教師は「イッショー」と長く延ばすように指導するかもしれない。相手日本人であっても、小学校などでは、「ちゃん発音しなさい」と注意する熱心な先生もありそうだ。

ここで終われば平和な日々がうち過ぎるのだが、なかには気になって「いっしょけんめい」というふうに短く言う俗な発音も認められているのかなあと、念のために国語辞典で引いてみる人もいるかもしれない。すると辞書には、「一所懸命」ということばが出ていて、「武士が賜った一ヶ所の領地を命をかけて守り、生活の頼りとしたこと」と説明してある。そこから一般に、物事を命懸けでやる意味に広がったらしい。びっくりして、それまで疑うこともなく信頼を寄せていた「いっしょうけんめい」のほうを引いてみると、あろうことか、「一所懸命の転」とある。形勢逆転だ。

今まで乱れだと思って軽蔑まなざしで見ていた「イッショケンメイ」がにわかに高貴に見え、これまで牙城を誇っていた「一生懸命」が反対になんだか色あせて見える。なんの引け目もなく天真爛漫に使っていた「一生懸命」という語が、とたんに使いにくくなる。向学心に燃え前後の見境がつかなくなった若人なら、まったくためらうことなく「一所懸命」に切り換えるだろう。

だが、いくら世間というものがわかってくると、手のひらを返すように切り換えることには抵抗をおぼえる。「イッショケンメイ」と発音しては相手に通じないのでは、と心配するからではない。また、別に古なじみの「一生懸命」に侍の義理を感じるわけでもないが、知ったばかりのことばを得々として弁じたてるのは、生半可な知識をひけらかすようで、どう見ても、成熟した大人のふるまいではないような気がするのだ。

そうかといって、「イッショウケンメイ」という発音で通すのも問題がある。そのほうが、世間からの疎外感を味わわなくてもすむ点では無難だが、国語先生のくせにこんなことばも知らないのか、と軽蔑されるかもしれないなどと、今までは思ってもみなかったことが不安になったりする。しかたがないから、「ほんとはイッショケンメイというんだそうですが」とよけいな挿入句を用いたり、意味ありげに二様発音で繰り返してみたり、やむなく単に「懸命」ですませたり、あるいはほかのことばに逃げてしまったりする。ともかく、そのことばを、以前のように無心では使えなくなっているのだ。なまじ知ってしまっていたために、余分な神経を使っているわけである。そんなとき、知らないうちが花なのよという、全然関係のない古い文句が浮かんできたりする。

私にとっては「独壇場」がまさにそれだった。辛口批評となればあの評論家のドクダンジョウだとか投げの打ち合いとなったらあの力士のドクダンジョウだとか、なんの疑いももたずに言ってきた。ところが「壇」でも「檀」でもなく、正しくは「擅」なのだという。「擅」という漢字は「ほしいまま」という意味で、しかも、「せん」と読むらしい。つまり、「独擅場」と書いて「ドクセンジョウ」と読むのが正しいというのである

しかに、これで一つ利口になった。が、そのときから新たな悩みも始まった、「イッショケンメイ」とはちがって、「ドクセンジョウ」のほうは意味が通じるかどうかさえあやしい。通じたとしても、なんというペダンティック言動かと思われるのが関の山だろう。「ほんとはドクセンジョウというんだそうですが」と前置きすると、今度は相手が、学問があるのはわかったから、そんな偉そうな顔をしないで、すっと言え、と言わんばかりの表情になる。そうかといって、辞書ちゃんと「独擅場の誤読から生じた語」とことわっている「独壇場」ということばを、今さら無邪気な顔で使いつづけるのも気がひける。結局、どちらのことばも平気な顔で言えなくなり、自分の話しことばから私はその語を失った。

同じ単語でも、読み方でそういう結果になることもある、「異国情緒」「情緒不安定」などの「情緒」ということばは、ふつう「じょうちょ」と読んでいるが、国語辞書を見ると、「ジョウチョはジョウショの慣用読み」と説明してある。つまり本来「じょうしょ」と読む語なのに、「じょうちょ」というくずれた読みが慣用として世間に広まった、という事情らしい。それまでなんのためらいもなく「じょうちょ」と発音していたこの語を、こだわりなく、すっと言えなくなってしまうのである。そうなると、そんなことを知らなかった昔がなつかしく思い出されるかもしれない。

外来語日本語読みにする際に清音と濁音の違いも、同じような問題をひきおこすことがある。「ニュース」で「クローズアップ」された情報を「スムース」に受け取っていたのに、原語の発音意識した日から、「ニューズ」で「クロースアップ」された情報を「スムーズ」に受け取れなくなるのは、その一例だろう。「スムース」などは比較的すんなりと「スムーズ」に席を譲ったように見えるが、「ニューズ」はまだそこまで進んでいない。そういう発音が聞こえてくると、思わず相手の顔をみたくなる。

まり、これらのことばは、その意味を伝えると同時に、その語を使う人の知識教養の程度をもあらわす。臆面もなく使うとか、照れて使わないとかいたことをとおして、その人の性格を伝える場合もあるから、油断ができない。

これまでは、ふつう気がつかないところに一部の人が気がつくために起こる問題点をあげてきた。その逆もある。人のうわさをしているらしい。ひとりが「あいつネーモーだからな」と言うと、相手が「うん、ほんとにネーモーだ」と簡単に応じて、それでおしまいになる。そんな話を聞いた。おたがいに通じ合っているのだから、なにも今さら話を蒸し返すことはないが、これはおそらく「獰猛」のことだろう。たまたま二人とも「どうもう」と読まずに、「ねいもう」と読むものと思い込んでいたために、運よくツーカーと通じたものにちがいない。

しかし、そうそういつもうまく行くとはかぎらない。聞き手が「どうもう」と読むという知識をもっていることのほうが多いはずだからふつうは「えっ、ネーモー?」と聞き返すことになる。聞き返すのが失礼だと思えば、「ん?ああ」などと曖昧な返事でごまかすかもしれない。が、もし通じた場合はどういう性格コミュニケーションになるのだろう。

獰猛」を「寧」の旁につられて「ねい」と覚えているんだな、と聞き手が頭をまわせば、意味はわかっているわけだから、伝達は成立する。だが、「獰猛」を正しく読めないという話し手についての情報も同時に伝わる。魚の「生け造り」を「生き造り」というのも、程度の差こそあれ、似たような印象を与える。

『影を慕いて』というはるかな昔の歌に「月にやるせぬわが思い」ろいう文句がある。「やるせぬ」という言い方は許せぬなどと息巻く人もいる。「やるせない」という形容詞が「やるせぬ」となるのなら、「はかない」が「はかぬ」となり、「しがない」が「しがぬ」となるはずだから、たしかに、そんな日本語はないと言っていい。リズム関係でそうなったのだろう。が、そういう形が思いつくのは、「やらない」が「やらぬ」となり、「しない」が「せぬ」となる現象があるからにちがいない。つまり形容詞の語尾の「ない」を助動詞混同した結果なのだろう。

同種の例に「あの人みたく」といった「みたく」がある。これは直接には、「みたい」の「たい」を「見たい」の「たい」という助動詞混同したものかもしれないが、「うれしい」「大きい」というふうに、日本語では形容詞終止形はすべて「い」で終わる、ということも心理的背景として働いたような気がする。逆じゃ必ずしも真ではないのだが、「い」で終わると、なんだか形容詞のような気がして、「うれしく」や「大きく」に倣って、「見た様だ」から転じた「みたいだ」という助動詞の「みたい」の場合も、つい「みたく」という連用形を作りたくなるのだろう。

いずれにしろ誤用によって生じた語形なので、ことばにうるさい聞き手は、相手教養を疑うかもしれない。しかし、この種の語感は地域や年齢、それに、もちろん時代によっても違う。「着替え」という名詞は「着がえ」でもいいが、動詞の「着替える」のほうは従来どおり「着かえる」と発音すべきだと、今でも主張する人がいる。靴を履きかえることを「履きがえる」とは言わないから、なるほど、そういう理屈になる。しかし、耳で聞くと蛙の種類とまちがえそうなこの「キガエル」に抵抗を感じる人は今やごく少数だろう。このぐらい定着してしまえば、もうほとんど特別の語感は働かない。

また、最近は、「ゆ」「らゆ」「る」「らつ」という長い伝統を引き継いできた「れる」「られる」の関係にも深い亀裂が入った。「やれる」「乗れる」「張れる」といった可能動詞連想も働いてのことだろうが、助動詞の「られる」との伝統的な使い分けを無視して無差別に「れる」をつけ、「見れる」「寝れる」「入れる」などと新しい臨時可能動詞を作る、いわゆるラ抜きことばの嵐が吹き荒れ、ほとんど修復不可能と思えるまでに日本本土を席捲している。ある若い中国人学者の話では、日本留学したてのころ、某女子大で「眠くて朝なかなか起きられない」と流暢な日本語で話したところ、大学院友達が「られる」は尊敬意味で、可能は「れる」だと親切に教えてくれたそうだ。こうなると、せめて「見れる」は「見られる」のくだけた口頭語形とでも制限して、正式に認めてしまったほうが、かえって勢いをいくらか食い止める力になるかもしれない。

しかし、いずれにせよ津々浦々の老若男女に心底その形が容認されるまで、頑固一徹日本語担い手たちが「アナウンサーよ、お前もか」と眉をひそめるような語感が、そういうことば保守派にとっては」、またしばらくはついてまわることだろう。

ことばの形は崩れたわけではないが、「気がおける」と「気がおけない」という慣用句用法が乱れかかっていることが、ひところ話題になった。例えば、「校長先生は気がおけないので肩がこる」「親友は気がおけるらしい」といった使い方が若い人たちの間に広がりつつある、というのである最近校長が人なつっこくなって、生徒とばか話をしながら遊びまわるとか、今どきの親友は油断がならないから、わきにいると緊張しどおしだとかいうような、時代の変化が起こっているのかもしれないが、それは別の話だ。事態の変化に応じた表現でないとすれば、ことばの使い方が本来用法とむしろ逆になる例があらわれたことになる。

「情けは人のためならず」ということわざの「人」を「他人」ではなく「その当人」の意にとって、全体の意味を、他の人に親切にしておくと、めぐりめぐって自分自身にいいことがやってくる、という本来意味ではなく、へたに情けをかけたりすると、かえってその人のためにはならない、という意味で使う人が増えてきたともいう。

このようなずれた用法のことばは、たとえ通じたとしても、相手も同じようにずれて理解していないかぎり、無教養に類した印象を同時に伝えてしまうだろう。

2020-05-25

anond:20200525081938

「すごく」も「すごい」も形容詞。同じ形容詞連用形連体形

「すごく」は連用形から用言が後に続く。「美人だ」は用言から文法的にあってる。

「すごい」は連体形から体言が後に続く。「美人」は体言から文法的にあってる。

2020-02-13

anond:20200213165859

タ行五段活用動詞「思い立つ」の未然形である「思い立た」に、打消の助動詞「ぬ」の連用形が付いた形。

2020-01-24

あいなし:つまらない

・あからさまなり:(時間的に)ちょっと

・あそび:管弦の演奏

・あたらし:おしい

・あぢきなし:つまらない

あながちなり:強引だ

あやし身分が低い

・あやなし:わけがからない

・あらまし:予定・計画

・あらまほし:理想的

・ありがたし:めったにない

・ありく:移動する

・ありつる:さっきの

・いぎたなし:寝坊

・いそぎ:準備

・いたし:(連用形で)とても

・いたづらなり:役に立たない

・いつしか:早く

・いと:とても

・いときなし:幼い

・いとど:いっそう

・いとほし:かわいそうだ

・いまめかし:現代風だ

・いみじ:(連用形で)とても

・うし:へこむ、つらい

・うしろめたし:気がかりだ

・うしろやすし:安心

・うちつけなり:突然だ

うつくし:かわいらしい

うつつ:現実

おこたる:病気が良くなる

・おどろく:はっと気づく

・おのづからたまたま

・おほかた〜ない:全然〜ない

・おぼつかなし:気がかりだ

おもしろし:(景色などが)美しくて心ひかれる

・かげ:光

かしこし:恐れ多い

・かしづく:大切に育てる

・かたはらいたし:気の毒だ

・かたち:容貌、見た目

・かたみに:お互いに

・かなし:かわいい

・かまへて:気をつけて

・きこゆ:評判になる

・きよらなり:最高に美しい

・くちをし:後悔している

・くやし:残念だ

・けしからず:奇怪な、異様な

・けしき:様子

・けはひ:(聞いたり、嗅いだりした)雰囲気・様子

・こうず:疲れる

・ここら:たくさん

こころにくし:奥ゆかしい

こころもとなし:待ち遠しい

こちたし:大げさだ

・ことごとし:大げさだ

・さうざうし:もの寂しい

・ざえ:学問の才能

・さかし:賢い

・さがなし:意地悪だ

・さすがに:そうは言ってもやはり

さながら:そのまま

・さる:そんな、そのような

・しのぶ:我慢する

・しる:(国を)治める

・すさまじ:興ざめだ

・すずろなり:あてもなく

・すなはち:すぐに

・せうそこ:手紙

・せちなり:切実だ

・せめて:無理に

・そこばく:たくさん

・そのかみ:その時、当時

・そらごと:嘘

・たてまつる:差し上げる

・たのむ:あてにする

・たまはる:いただく

・ついたち:月の初め、月の上旬

・ついで:順序

・つかはす:(人を)おやりになる

・つきづきし:似つかわしい

・つごもり:月の最終日、月の下旬

・つとめて:早朝、翌朝

・つれづれなり:退屈だ、もの寂しい

・つれなし:平気だ、冷淡だ

・ところせし:きゅうくつな

・とし:早い

・としごろ:長年

・とぶらふ:お見舞いする

・なかなか:かえって

10

・ながむ:物思いにふける

・なでふ:なんという

・なつかし:好ましい

・なまめかし:若々しくて美しい

・なめげなり:失礼だ

・なやむ:病気になる

・ならふ:慣れる

・にほふ:美しく輝く

ねんごろなり:熱心

・ねんず:我慢する

11

・のたまふ:おっしゃる

ののしる:大騒ぎする

・はかなし:頼りにならない

・はしたなし:中途半端

・はづかし:素晴らしい

ひねもす:一日中

・ひま:すき間

・びんなし:都合が悪い

・ふみ:手紙

・ほいなし:不本意だ、残念だ

12

・まさなし:みっともない

・まだし:まだ早い

・まねぶ:まねする

・まめなり:真面目だ

まもる:見守る

まらうと:客

みそかなり:密かに

・むくつけし:気持ちが悪い

・むげなり:最悪だ

・むつかし:不快

13

めざまし:気に食わない

・めす:お呼びになる

・めづ:ほめる、愛する

・めづらし:すばらしい

・めでたし:すばらしい

・めやすし:見た感じがいい、見苦しくない

・もとより:以前から

・やうやう:だんだん

・やがて:すぐに

・やさし:優美

14

やすらう:ためらう

・やつる:質素になる、みすぼらしくなる

・やむごとなし:高貴な

・やをら:ゆっくり

・ゆかし:見たい、知りたい

・ゆくすゑ:将来

・ゆくりなし:突然だ

ゆふされば:夕方になると

・ゆめゆめ:絶対〜するな

・ゆゆし:不吉だ

15

・ゆゑ:由緒、風情

・よし:方法

・よしなしごと:つまらないこと

・よもすがら:一晩中

・よろし:悪くない

・らうがはし:乱雑だ

・らうたし:かわいい

・らうらうじ:洗練された

れいならず:病気になる

れいの:いつものように、いつもの

16

・わざと:わざわざ

・わたる:行く、来る

・わづらふ:思い悩む

・わぶ:なげく、困る

・わろし:よくない

・ゐる(率る):連れる

をかし:すてきだ

・をこなり:バカ

・をさをさし:しっかりしている

・をりふし:ちょうどその時

2019-10-20

日本語にエ段音が連続しづらいのは現在日本語のエ段音は新しい音だから

[追記あり]

この増田について解説

 

anond:20191019223745

 

日本語母音は昔からアイウエオ5段だったわけではなく、時代によって変遷があった

50音図やいろは歌が広まった平安時代以降は概ねアイウエオ5段だったんだけど

万葉仮名の分類を行った結果、かつては

(ア)(イ甲)(イ乙)(ウ)(エ甲)(エ乙)(オ甲)(オ乙)という8段の母音があった

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E4%BB%A3%E7%89%B9%E6%AE%8A%E4%BB%AE%E5%90%8D%E9%81%A3

 

という話を前提として。

この8音はどの音も平均して使われていたわけではなく、出現頻度の高い音と低い音があることを大野晋という学者発見した

  • [出現頻度高] : (ア)(イ甲)(ウ)(オ乙)
  • [出現頻度低] : (イ乙)(エ甲)(エ乙)(オ甲)

 

https://www.dai3gen.net/boin.htm

 

なぜこのような分布の差ができたかという理由について、大野晋

出現頻度の低い4つの母音本来日本語母音ではなく、他の2つの母音が融合してできたものだという説を出し、現在概ね受け入れられている

 

  • イ乙 → オ/ウ+イ甲
  • エ甲 → イ甲+ア
  • エ乙 → ア+イ甲
  • オ甲 → ア+ウ

 

(被覆形・露出形/動詞活用の期限 などで調べるともっと詳しい話がわかると思う)

http://shouyouki.web.fc2.com/sakaya.htm

このなかで、エ段音だけは甲も乙も本来の音ではないので、日本語では連続して出てこない

特に擬声語擬態語では「デレデレ」など新しく作られた言葉くらいしか現れない

 

[追記]

 

被覆形・露出形に補足してくれたブコメありがとう

これは概ね賛成。露出形・被覆形についてはhttp://nobinyanmikeko.hatenadiary.jp/entry/2019/02/23/011616

この法則複合名詞の時に一部の母音が交替する現象説明したものなんだけど

例)

 酒 サケ乙 : 酒蔵 サグラ

 爪 ツメ乙 : 爪先 ツサキ

 木 キ乙  : 木陰 カゲ乙

 身 ミ乙  : 躯 ムロ甲

 

この他にも上二段・下二段活用の未然や連用形で出てくるイ段・エ段音は乙類であるって法則があり、

その場合関連する自動詞他動詞ペアでは上記被覆-露出の交替と同じような母音が現れることが知られている

ちょっと説明が複雑になったんでこれも例で説明すると(わかりやす現代上下一段動詞を前に//でつけて説明)

例)

 詰める//詰め ツメ乙 : 詰まる//詰ま ツ

 起きる//起き オキ乙 : 起こす//起こ オコ乙

こんな風に、エ乙とアが、イ乙とオ・ウが密接な関係にあることがわかると思う

これがなぜア・オ・ウにイ甲がついたものだと言われているかと言うと

嘆き ナゲ乙キ甲 が 長息 ナガ + イ甲キ甲 が縮まってできたものだったり

日本語の 神 カミ乙 が アイヌ語に kamuy という単語で借用されてたりなどの

様々な証拠から推測されている

"エ段音だけは甲も乙も本来の音ではないので、日本語では連続して出てこない"ってエ段の母音の発生が遅かったから少ないという意味平安時代には存在して1000年たっててもまだ足りないのだろうか

1000年は結構時間な気がするけどそれでも足りないみたいだね

例えば撥音「ん」は50音図やいろは歌成立時点では存在せず、今の漢字音が定着した時代に広まった(平安時代末期くらい?)んだけど

それでも「ん」が頭に来る単語ほとんど作られてなくて、それゆえにしりとりルールが成立する

 

なお日本語2000年ほど前に分岐したと言われている琉球方言では「ん」が頭に来る単語がたくさんある

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%93

宮古島「んみゃーち」など

 

その他のブコメに対してもコメントしま

 

ら抜きをすることでエ段音の連続になって言いづらいのにら抜きを強行してる人を見ると、なんでそこまでらを言いたくないのか疑問に思ってる(続ける、見せる、食べるなど

やや話がずれるけど、ら抜き言葉自発可能を言い分けるために可能動詞から類推派生したといわれていて

発音の制約より意味の使い分けの方が重要だとみんなが思い始めたから広く使われるようになったんだろう

現代日本人にとってエ段音は特に言いにくい音でもないしね

 

ちなみに「続ける」「見せる」「食べる」自体特にら抜き言葉でもないんだけど

「続けれる」「見せれる」「食べれる」と言いたかったんだよね?(100文字の制約下で正確にものを言うのは難しいと思うんで)

 

ただ大野晋自身は後にこの説を放棄し、タミル語母音に合せて、日本語は初めからa,i,u,e,oの5母音だったと修正している

タミル語説には近づくな

ラ行とパ行も新しいってなんか大学で習ったような習ってないような

ラ行音は特に新しい音でもない。が、日本固有の単語では頭は出てこない

これまたしりとりしたらわかると思うけど、ラ行で始まる音で返そうと思ったら

林檎みたいに漢語由来の言葉を使うかラッパのような外来語を使うか

 

この原因は色々推測されてるけど、朝鮮北東アジア一帯に似たような性質を持つ言語がいっぱいあるので

古くはこうした地域特有発音方法だったんじゃないかって言われている

(※もっと踏み込んで、直接祖先が一緒だったんじゃないかという説もあるんだけどアルタイ語説には近づくな)

 

パ行は発音の変化の結果分離した。古くはハ行がパ行の発音だった

北京が「ペキン」なのはホクという読みが昔は「ポク」に近かったことを示してるし

上海が「シャンハイなのは「ハイ」という音がなく、海の読みに近い音である「カイ」を使っていた証拠

 

ハ行転呼音で調べると詳しく出てくる

2019-07-12

anond:20190712070049

メシいこうぜ←ラーメン

それはOKじゃないか?メシというのは「召す」(身分の高い人が食べる)の連用形名詞化した「召し」だぜ。だからラーメンをメシと称するのは語義的には問題なかろう。

2019-04-10

緑という言葉不思議

緑色い」という言葉がないのは有名だが、濃いという表現緑色以外には使いづらい不思議がある。

濃い青、濃い赤、濃い黄色

かに使わなくもないのだが、濃い緑にくらべると他の色は明確にその色を想像することが難しい。

暗い赤、暗い青ならわかる。逆に暗い緑という表現もあまり聞かないように思える。

明るく暗くなる赤や青に対して、緑は薄く濃くなる色なのかも知れない。

これだけではこじつけと思われるかも知れないのでもう一つ例を上げてみると、「すごい」という表現も緑以外では意味が変わってしまう。

「すごい緑だね」と言われれば、色の濃い緑色想像するだろう。

しかし「すごい赤だね」「すごい青だね」と言われると、なんだか奇抜な赤や青を想像してしまう。

これについては種明かしをすれば、緑以外の色で表現するためには「すごく」を使えばすんなりと理解ができる。

それは他の色が赤いなど形容詞用法の「い」で終わることができるからで、当然直前にある形容詞連用形が用いられるからだ。

もちろんそれは理解できるのだが、だったら緑は何なのか。

青や赤が色を表す名詞として使われるのに対し、緑は名詞でありながらその言葉だけで形容詞としても成り立っているのかも知れない。

「やば!あいつの肌、緑!」で「赤い」や「青い」と同じように形容詞としての意味合いをもたせられるのは、緑しかない。

2018-12-07

anond:20181207033057

その警句なんか文法的気持ち悪いんだけど慣用句

連用形目的語にしないでほしい

思慮の足らざるを自覚せよでは

2018-10-07

弱い者達が夕暮れ さらに弱い者をたたく

普通にみんな理解してるみたいだけど文法がわからない。

「夕暮れ」は非標準な動詞「夕暮れる」の連用形で「弱い者達」はその主語なのか。

それとも「夕暮れ」は名詞で、その前の「が」は「の」の意味(「我が国」と同じ)なのか。

歌詞創造的な表現が出てくるから難しい。

2018-09-26

「イキる」形容動詞

anond:20180926114919

しかに言い切りの形が「イキる」である動詞として考えると行き詰まるね。

「イキり」を語幹と考えてみよう。

明らかに活用形があり、末尾が「い」で終わらないので形容詞ではない。これは形容動詞だ。

基本形 「イキりだ」

オタクというもの本質的に イキりだろ う(未然形

昨日の合コンにきたオタクも イキりだっ た(連用形

ワタシもまた イキりで ある(連用形

人はみなオタク化すると イキりに なる(連用形

妹も今や イキりだ(終止形

集まった全員が イキりな オタクだった (連体形

次に来るオタクも イキりなら ワタシは(仮定形

イキりオタク は、強がりな男 → 強がり男 のように連体形の「な」を省略したものではないか

命令形はない。「静かにしろ」のように「イキりになれ」とする。オタクよ、イキりになれ。

参考・http://国語文法講座.com/xn--hhrt0sk4cxr6d.html

ただ、このページによると、形容動詞は「③ 語幹に「さ」「み」などをつけて名詞として用いる。」

まり「イキりさ」「イキりみ」という用法があり得ることになってしまう。

2018-07-17

「間違った」と「間違えた」の使い分けを解説する

まり自信ないが、誰かが適当に書いておけば別の誰かが補足してくれるだろう。とにかくこの二つの動詞混同している人が多すぎる。誰かが指摘しなければならない。

まず、原形の確認から。「間違った」の原形は「間違う」。対して、「間違えた」の原形は「間違える」。「間違える」は他動詞で、原形でも過去形でも連用形でも頻繁に使われる。なにかを正しく行わなかったときに使う。他動詞から目的語がある。「言葉の使い方を間違える」とか。一方で「間違う」は、原形で使われることはあまりない。ほとんどの場合連用形未然形である。「間違う」が原形で使われることがほとんどないことが混乱の一因であるように思う。

この二つの動詞、「間違う」と「間違える」の違いは大きく分けて二つある。自動詞他動詞かと言うことが一つ。もう一つは、動作を表すか状態を表すかと言う違いだ。

まず、自他について。

「間違えた」は、他動詞であり、「なにを」の部分がなくてはならない。もちろん、なくてはならないというのは、必ず発音されるという意味ではない。「なにを」の部分は意味としてだけ存在していて口にはされないこともある。

一方、「間違った」は、主として自動詞であり、「なにを」の部分は基本的存在しない。「なにが」のみが問題となる。ちなみに、「間違う」は、「間違える」の代わりに使うことができる。この場合はもちろん他動詞である。ただし、「間違う」の代わりに「間違える」を使うことはできない。この非対称性も混乱の原因かと思う。

次に、瞬間か状態かと言う問題

「間違えた」と言ったら、過去の瞬間的な動作として、何かを間違えたと言う意味である。たとえば、「漢字の書き方を間違えた」と言うのであれば、漢字を書くと言う動作をしている瞬間に、その書き方を間違えたと言う瞬間的な動作を表している。

他方、「間違った」は、状態を表す語である。「漢字の書き方を間違った」とはまあ実は言えないわけではないのだが、それは先述したように「間違える」の代わりに使えるケースだからである。繰り返しになるが、「間違う」は「間違える」の代わりに使うことができるが、「間違える」を「間違う」の代わりに使うことはできない。例えば:

あなたは間違ってる!」

ヒロインが悪役に言う時、きっと悪役は「なにかを」間違えたのであろうから他動詞として「間違えてる」といえそうな気もするが、「間違ってる」というのは別に悪役が過去動作について何かを間違えたということを言いたいのではなくて、現在状態として、こいつは間違っているということを言いたいのだから状態を表す「間違ってる」を使わなければならない。

まとめると、

  • 「間違えた」は他動詞で瞬間を表す語であり
  • 「間違った」は自動詞状態を表す語であり、
  • 「間違えた」の代わりに「間違った」ということはできるが、
  • 「間違った」の代わりに「間違えた」ということはできない。

2018-01-16

風と共に去らない

この前、「風と共に去りぬ」の意味を「風と共に去らない」と思っている若い人に出会った。

教える立場にあったから、「風と共に去らぬ」と「風と共に去りぬ」の違いがわかるか尋ねて、古典未然形連用形の話をした。

その人は古典時間生物勉強をしていたという。

そりゃーツァラトゥストラも「こう言った」になるわけだ。

そのうち「風と共に去りぬ」も「風と共に去っていった」になるんだろう。あと数十年くらいすれば。

まさに作品テーマにふさわしいのかもしれないとか思った。

2017-09-28

よろしく [2][0] 【宜▽しく】

( 副 )

形容詞「よろし」の連用形から

適当に。うまい具合に。 「彼のことだから、どうせ-やっているだろう」

相手に便宜をはからってもらうときなどに、適切な配慮を願ったり期待したりして言う語。また、そういう気持ちをこめて言う挨拶あいさつご。 「どうか-お願いします」 「 -お引きまわしのほど」 「今後とも-」 〔「…によろしく(お伝えください)」などの形で、その場にいない人への好意を伝えてもらうよう依頼する挨拶言葉としても用いられる。「どうかみなさまにも-」〕

漢文訓読に由来する語〕 (下に「べし」を伴って)当然。ぜひとも。 「この際-人心の一新をはかるべきだ」

他の語句に付いて、その内容を受け、あたかも…らしく、の意を表す。 「歌舞伎役者-大見得を切る」

http://www.weblio.jp/content/宜しく

よしよろしく使うのやめよう疲れそうだから

してほしいとはっきり言わないと伝わらないだろうから

からから

2017-07-13

へったくれ」の語源

「〜〜もへったくれもない」の「へったくれ」って何なんだと思って調べてみたら、

意外に奥が深かったので夏休み自由研究の気分で発表する。

リンクがたくさんあると投稿できないのでhttp抜きにするがあしからず

剽たくれ説

★「へったくれ」の語源不明。「妙なことを言う」という意味の「剽軽(ひょうきん)」→「剽(ひょう)げる」からの成立とされる「へうたくれ(ひょうたくれ)」の転訛か?・・・根拠なし。

//www.geocities.jp/tomomi965/ko-jien06/ha15.html#hetu

確かに音的には近い気がする。

//kotobank.jp/word/%E3%81%B2%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%9F%E3%81%8F%E3%82%8C-613424

へちまくれ説

★「へちまくれ」の変化。へちまのまくれたような形の意<新明解国語辞典(三)>

//www.geocities.jp/tomomi965/ko-jien06/ha15.html#hetu

だってへちまもない」にも繋がっていてなかなか説得力がある。

いまでも関西では「だってへちまくれもない」と言うことがあるそうだ。

クナタフレ説

★『野乃舎随筆』には「今下ざまの人の悪言に、ヘウタクレといふは、ヘタクレといふ辞の転言なるべし。ヘタクレは、クソタクレといふ辞の転言ならん。もとはクナタブレを訛れるなるべし。クナタフレを、屎タフレと訛(あやま)りて、其対言に屁タクレといひしを、それを又、ヘウタクレと、音便にいへるならん」とある

//www.geocities.jp/tomomi965/ko-jien06/ha15.html#hetu

なんだか詳しい。

へったくれる説

茨城方言に「へったくれる」が残る。もしかすると、これが関わっているか。「へたった」「へこたれた」と同義…参った、挫(くじ)けた、くたびれたなどの意。

//www.geocities.jp/tomomi965/ko-jien06/ha15.html#hetu

ちょっと意味が離れてる感じがするが…

「ヘタクレ」「クソタクレ」が挙がっているが、「ヘタレ」「クソッタレ」は関係があるのだろうか。

そういえば「糞垂れ」や「洟垂れ」なら分かるが「バカタレ」などは何が垂れているのだろうか。

図らずも増田らしい話になってしまったが調べてみよう。

糞便の「くそ」に、軽侮を強意する接尾辞「たれ」(用例;「ばかたれ」「あほたれ」、「だら」の変化したものか?)を付したもの

//ja.wiktionary.org/wiki/%E3%81%8F%E3%81%9D%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%8C

この場合の「たれ」は垂らす(=もらす)というより、「アホたれ、バカたれ」に見られる目前の人を罵る際に付ける接尾語というニュアンスが強い。

//zokugo-dict.com/03u/unkotare.htm

どうも物理的に何かを垂らしているというわけではないようだ。

ちなみに「へたれ」の語源についてもやはり諸説あるらしいがここでは措く。

この「罵倒に使われる接尾語『たれ』」というのは何だろうか。

「たれ」と「たくれ」が同根だったら話が早いのだが…

上記には「『だら』の変化したものか?」とあるのでそれを調べてみよう。

考えてみれば「あほんだら」の「だら」だろうし、北陸方言にも「馬鹿」という意味で「だら」というのがあった気がする。

あほんだら」の語源については「阿呆太郎であるとの説もあるが、近隣地域で見られる同様の罵倒語である「だら」「たくら」が阿呆と結びついたものである可能性がある。

//ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E5%91%86

あほんだらから「だら」が出来たのかと思ったが、「だら」が先にあって「あほ」と結びついた可能性があるのか。

阿呆太郎あほんだら→だら、という順番の可能性はあるのだろうか。

あんぽんたんは、「阿呆」と愚か者意味の「だらすけ」が複合された、「あほだら」「あほんだら」が、転じた言葉である

阿呆」は「あっぽ」とも言われ、「陀羅助(だらすけ)」という薬(「陀羅尼助」の略)もあったため、「反魂丹(はんごんたん)」や「萬金丹(まんきんたん)」という薬の名から、「安本丹」ともじられた。

//gogen-allguide.com/a/anpontan.html

ええー…愚か者意味の「だらすけ」って何よ、検索しても薬の「陀羅助」しか出てこないけど。

と思ったら、関東方言で「でれすけ」というのがあるらしく、これは明らかに「だらすけ」の転訛なんだよな。

罵倒語「だら」を薬の「陀羅助」に引っ掛けて「だらすけ」と言っていたとか?

それだったらやっぱり「だら」が先にあったということになるのか。謎である

「ばかたれ」について、別のところの説明にはこうある。

「たれ(垂れ)」は「はなたれ小僧」「小便たれ」「ばかたれ」など、名詞について人を軽蔑する意を表わす語としても用いられる、これは、小便や鼻水などきたないものを「垂れている(ぶら下げている)」ことを表わしたとする説、重みでだらりと「垂れ下がる」姿がだらしなく見えるところからとする説などがある。

//nihonjiten.com/data/254124.html

一周して、やっぱり物理的に垂れているところから出発してるんじゃないか

ちなみに「へこたれる」は「凹む+垂れる」が語源だそうなので、前述の「へったくれる」説が正しいなら、この「垂れる」が由来だと言えるかもしれない。

ここで驚愕の新説が登場する。

これについては,実際に何かを「垂れて」いない罵倒語の「たれ」は,平安時代にはやった「たくらだ」という言葉末裔だといわれています

中国古典に「田蔵田」という間抜け動物が登場するのですが,これが日本人の笑いのツボにはまったらしく,後々までバカ=たくらだとい図式が成立します。

//detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1321653228

へったくれ」,「ばかたれ」,「ごんたくれ」,「あかんたれ」など,何かを垂れているわけではないにもかかわらず「たくれ」「たれ」という語尾をもっている場合は,ほとんど「たくらだ」の訛りである「たくれ」「たれ」と解釈して差し支えないといわれています

//detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1321653228

これまでとぜんぜん違う説明じゃん!

いやでも実際に「たくらだ」という言葉はあるらしい。

たくらだ【田蔵田】 の意味

ジャコウジカに似た獣で、ジャコウジカを狩るとき、飛び出してきて殺されるという。転じて、自分無関係なことで死んだり傷ついたりするもの。愚かもの。まぬけ。

//dictionary.goo.ne.jp/jn/135982/meaning/m0u/

一人の文殊より三人のたくらだ

//www.jlogos.com/d005/5552362.html

東北方言の「たくら者」「たくらんけ」なども「たくらだ」に由来しているそうな。

これが正しいなら「へったくれ」も合わせてこれが語源ということになる。

ん、そういえば「あほんだら」のところでも罵倒語「たくら」というのがあったな。

それが「たくらだ」由来なんだとしたら、「だら」の語源も「たくらだ」なの?

なんとなく繋がってきたような…。

またはじめに戻って「クナタフレ」説について調べてみよう。

a)黄文王→久奈多夫礼(クナタブレ

史料1】では「多夫礼」のみであるが、下って戊午(12日)条の宣命によれば「久奈多夫礼(クナタブレ)」とある。上記では「改名多夫礼」とあるから、久奈が氏(ウジ)で多夫礼が名と思われる。クナは「頑な」のクナ、タブレ万葉集に「多夫礼多流之許都於吉奈(多夫礼たる醜つ翁)」(巻17、4011)を確認でき、狂っている意と思われる。よって、ここでは「頑なで狂っている者」という姓名に改められたことになる。

//blog.livedoor.jp/jyusanmi/archives/25861005.html

辞書で見ても「たぶれ」は「狂う」という意味となっている。

たぶ・る 【狂る】

気が狂う。

//kobun.weblio.jp/content/%E3%81%9F%E3%81%B6%E3%82%8B

「たぶらかす」なんかも「たぶる」が語源らしい。

最初の『野乃舎随筆』では、「クナタブレ」が「クソタブレ」と勘違いされて「クソタクレ」と訛ってさらに「糞」の対として「屁」を用いて「ヘッタクレ」になった、というような説明がされているが、「たぶれ」が色々なものにくっついて「〜〜狂い」「〜〜馬鹿」みたいな感じで使われているのなら、「糞馬鹿」みたいな感じで「クソタブレ」と言われるのは自然なことのように思う。

この『飲んだくれ』の”だくれ”とはどういった意味なのでしょうか?

実はコレ、、、

だくれは、タクレということばと同義で『愚か(おろか)になる』という意味なのです。

//www.buddhism-j.com/6-27nondakure

でもそうか、最初に挙げられている「剽たくれ」の「たくれ」もこの「たくれ」か。

ということは「剽たくれ」説と「クナタフレ」説は、「剽」と「屁」という字の違いこそあれ、ほとんど同じことを言っているわけだな。

追記:いや「剽たくれ」が「たくらだ」由来の可能性も普通にあるのでここは結論を出すべきではないか

脇道に逸れるけど、「塗りたくる」とかの「たくる」ってのは何なんだろう。

動詞連用形の下に付いて,荒々しく…する,盛んに…するの意を表す。 「塗り-・る」

//www.weblio.jp/content/%E3%81%9F%E3%81%8F%E3%82%8B

これか。

「荒々しい」というのは「狂う」に通じる気もするし、「飲んだくる=盛んに飲む」と解釈するとめちゃくちゃそれっぽいけど、でも「ひったくる=むりやり奪い取る」から「荒々しく」が派生したんだとしたら、「ひったくる」は「引っ手繰る」だし、別語源なのかな。

というわけで「へったくれ」の語源はこんな感じに整理できるのではないか

1. 「たぶれ(狂う)」に由来する罵倒語「たくれ」(剽たくれ・屁たくれ)

2. 「田蔵田」に由来する罵倒語「たくれ」(剽たくれ・屁たくれ)

3. 「垂れる」に由来する罵倒語「たれ」(凹垂れ)

4. 関西弁へちままくれ」「へちまくれ」の変化

2017-03-05

http://anond.hatelabo.jp/20170305060937

動詞連用形概念を表す名詞化することから来てるんじゃないかなあ

悲しむ→悲しみ

走る→走り

驚く→驚き

みたいなやつあるじゃん

で、

悲しむ→悲しみ←悲しい

楽しむ→楽しみ←楽しい

というところから連想的に、動詞にならない形容詞にも「み」をつけて概念化する用例が出てきた説

2017-02-05

1文字大和言葉同音異義語

日本語同音異義語が多い」という風説に挙げられるのが漢語ばかりなので、大和言葉の例を調べてみた。

やまとことば古語or現代漢字英訳現代複合語地名に残る例備考と個人的感想
footあし足掻く、足立(埼玉県東京都) 
thatあれ 
weわれ吾妻(群馬県) 
five五十路 
五十fiftyゴジュウ五十鈴(三重県) 
youてめえこき下ろすときに使う二人称とのこと
sleepねる 
cormorant 
rabbitうさぎ 
handle 
older brotherあに中大兄皇子 
inletいりえ江戸 
deulkkaeゴマ荏原(東京都) 
foodえさ餌付けジビエ」はフランス語
branchえだ梅ヶ枝餅 
Chinese hackberryえのき榎町[なみえまち](群馬県) 
mosquito 
thatあれ彼方 
鹿deerしか鹿島(茨城県)(佐賀県) 
placeバショありか 
tree 
pestleきね杵築(大分県) 
tuskきば象牙[きさのき] 
sakeさけ神酒 
fortとりで茨城(茨城県)
leekねぎ分葱 
hair 
mealショクジ朝餉、昼餉、夕餉 
daysダン 「ハレとケ」のケもこれではないか
becauseゆえに 
child 
powder削り粉、薄力粉 
silkwormかい春蚕 
basketかご伏せ籠 
tree木立、木漏れ日 
thisこれ此方 
バショあそこ 
そう「さもありなん」 
arrow 
nest 
鬆立つ 
blindすだれ 
shoalなかす天王洲アイル(東京都) 
簀巻き、すだれ 
back 
fordあさせ「立つ瀬がない」 
husbandおっと 
dressおめしもの 
backせなかそむく 
thatそれ 
name 
greens 
side dishおかず酒の肴 
Iわたし 
baggage 
red earthあか 
ballたま八尺瓊勾玉 
ballたま 
marshぬま 
field 
sound 
price 
root 
peakみね筑波嶺[つくばね](茨城県雅称)
field 
1幅は37.9センチメートル 
tooth 
edge 
leaf 
edgeはし 
the Sun 1日を表す場合、「は」は単数形複数形は「か」。「ひとひ」→「ふつか」
fire 
shuttleシャトル 
iceこおり氷室氷川神社(埼玉県) 
gutterとい 
brown bearひぐま 
Japanese cypressひのき檜原(東京都) 
fart 
tier二重まぶた 
directionあたり水辺、海辺、古[いにしえ] 
houseいえ一戸九戸(岩手県青森県) 
upsideうえ 
earthenware potかめ鍋[なべ] 
prowへさき 
kitchen rangeかまど 
directionホウコウ行方[ゆくえ] 
sail 
spike 
true 
opening 
eye眼(まなこ)、まつげ 
body 
fruit 
winnowing basket 
spiritかみ海神[わたつみ] 
waterみず水戸(茨城県) 
eye 
bud 
womanおんな 
海藻seaweedカイソウわかめ「め」は食べられるもの、「も」は食べられないもの
algae 「め」は食べられるもの、「も」は食べられないもの
bottomsボトムス 
mostもっと最中、最寄り 
valley《備考参照》渋谷(東京都)(神奈川県)、谷津(千葉県)「やと」「やつ」「やな」「やち」など。
homeいえ 
more and moreいよいよ弥生 
spokeスポーク 
circle 
weわれ 
wellいど 
rushいぐさ 
cord 
manおとこ牡牛 
ridgeおね 
tailしっぽ枯れ尾花 
現代語だけに絞った表
やまとことば古語/現代漢字英訳現代複合語地名に残る例備考と個人的感想
cormorant 
handle 
mosquito 
tree 
hair 
child 
powder削り粉、薄力粉 
nest 
鬆立つ 
back 
name 
greens 
baggage 
sound 
price 
root 
field 
tooth 
edge 
leaf 
the Sun 1日を表す場合、「は」は単数形複数形は「か」。「ひとひ」→「ふつか」
fire 
fart 
sail 
spike 
true 
opening 
body 
fruit 
winnowing basket 
eye 
bud 
algae 「め」は食べられるもの、「も」は食べられないもの
circle 
cord 
ことわりがき

2016-03-08

まだボケてへんで

子供宿題でおやもりうたっつーのを持って帰ってきた。

親が返歌せにゃならんらしい。うっとうしい。

ていうか、「守り」の意味分かってるか?

もり[守(り)]
動詞「守(も)る」の連用形から
  1. 子供危険から守り,また遊び相手になってやること。また,その人。子守り。 「子供のお-をする」
  2. 守備したり管理したりすること。また,その役目の人。 「関-」 「灯台-」

大辞林 第三版 (三省堂)より

おやもりっつーからには、2個目の意味適用されるんやろ?

子供にお守りされるって、もう一人では放って置けませんてことやん。

わしゃ、まだボケてへんで。

大層失礼な歌やと思うんやけど、これ提唱してる人、分かってるん?

2015-12-30

http://anond.hatelabo.jp/20151230002601

×「間違え」

○「間違い」

「間違え」は「間違える」の未然形あるいは連用形,もしくは「間違う」の仮定形あるいは命令形です.名詞として用いる場合は「間違い」とすべきです.

せっかく後ろは合ってんのに……

2015-12-16

大和言葉はどこまで幅を広げられるか

言葉語義種別実在備考
もふもふ副詞
もふやかもふもふとした趣である形容動詞:(ナリ活用×
もふやぐもふもふとした趣を醸し出す動詞:ガ行五段×
もふめくもふもふとした趣を徐々に醸し出す動詞:カ行五段×
もふめるもふもふとした状態に移行させる動詞:マ行下一段×
もふむもふもふとした状態に(みずから)移行する動詞:マ行五段×
もふまるもふもふとした状態に(おのずと)移行する動詞:ラ行五段×
もふましいもふもふとした状態に移行するべきである形容詞:(シク活用×
もふいもふもふとした状態である形容詞:(ク活用
もふげもふもふとした状態のようである形容動詞:(ナリ活用×
もふみもふもふとした状態の要素名詞×「もふむ」の連用形ではない。「深み」「高み」の「み」
もふたいもふもふとした状態である形容詞:(ク活用×「もふい」と「もふたい」は、「けむい」「けむたい」と同様の対立。
もふたげもふもふとした状態のようである形容動詞:(ナリ活用×
もふもふしいもふもふとした様子になっている形容詞:(シク活用
もふもふしげもふもふとした様子になっているようである形容動詞:(ナリ活用×
もふっぽいもふもふとした状態のようである形容詞:(ク活用×
もふるもふもふとした物に手や顔をうずめて興じる動詞:ラ行五段
もふらくもふもふとした物に手や顔をうずめて興じること名詞×「いわく」「おもわく」などと同様

さすがに「もふむ」+「しい」はこの用例だと難しいと感じるな。心の描写に関する動詞にしないとダメっぽい。(心が)ぴょんぴょん→ぴょむ→ぴょましい、とかか。

2014-04-24

http://anond.hatelabo.jp/20140424163021

「でも」「ても」は前後で対立する内容を示し、「頑張ってても」以外は関係的に順列とした方が妥当なのでおかしい。



でも

[係助]《断定の助動詞「だ」の連用形係助詞「も」から名詞または名詞に準じる語、助詞に付く。

3 物事をはっきりと言わず、一例として挙げる意を表す。「けが―したら大変だ」「兄に―相談するか」

ても

[接助]《接続助詞「て」+係助詞「も」から動詞形容詞と一部の助動詞連用形に付く。ガ・ナ・バ・マ行の五段活用動詞に付く場合は「でも」となる。

3 (多く「にしても」「としても」の形で)ある事柄を仮定条件として認めて、下の文の叙述を起こす意を表す。「自信があるにし―、試験を受けるのはいやな気分だ」

2014-02-07

オナニーにおける「1コキ」について。

オナニーにおいて、

陰茎を握り上下運動を行うことを、

「コク」と言う。

転じて、

手で「コク」事を「手コキ」。

足で「コク」事を「足コキ」。

尻で「コク」事を「尻コキ」。

等と表現される。

色々な方法での「コキ」方があるわけだ。

自身で「コク」場合にそれが使われるのは勿論、

他者に「コイ」て頂く際にもそれは使われる。

さて、

この「コク」とは、

つの単位としても使われる。

1コキ、2コキ、3コキ、と。

そして、

1コキとは何をもって1コキなのかを明らかにしたく、

ここに明文化させていただいた。

原点として、

陰茎を握り上下運動を行うことを「コク」としている。

陰茎上部を握り、

1:下部へとスライドした段階で「1コキ」としてカウントするのか。

2:上部から下部、下部から上部へ戻した際に「1コキ」としてカウントするのか。

そこを明確にしたかった。

「半コキ」という言葉が好きだし、

それは非常に重宝されるべき表現である

「半コキ」でイってしまった。

など、より良い気持ちよさの表現や、

早漏感を表現できるからだ。

「半コキ」という言葉を成立させるには、

2:上部から下部、下部から上部へ戻した際に「1コキ」としてカウント

の説がしっくりくる。

から

2:説を採用しようと思う。

日本における国民の皆様、よろしくお願いしたい。

「1コキ」は陰茎上部から下部へ、

そして下部から上部へ戻した時、

スライドした時にカウントする。

ちなみに「コク」は、

国語の文法上、カ行五段活用である

未然形/か・こ 例:コかない

連用形/き・い 例:コいて

終止形/く 例:コく

連体形/く 例:コく時

仮定形/け 例:コけば

命令形/け 例:コけ

2013-03-06

http://anond.hatelabo.jp/20130306121203

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1039292930

「程なく」は標準的な口語です。

「程なくして」

1.硬い書き言葉に見られる文語形の残存。「して」は接続助詞

cf. 「涙なくしては語れない」

2.「暫くして」などの類推により前項が誤解されることがあるようです。

「暫くして」の「して」はサ変「する」の連用形接続助詞「て」

「暫くすると」と言えます。「程なくすると」とは言えませんね。

2011-02-02

http://anond.hatelabo.jp/20110202021355

ふざけるなを混ぜなくとも ほざける+な<四段動詞ほざくが下一段動詞ほざけるに変化して連用形に禁止のなが接続> で十分じゃね

2010-05-27

http://anond.hatelabo.jp/20100517152439

できる限り新しいブラウザでご覧いただくことによって、asahi.com提供するサービスを、より確実にご利用いただけます。

敬語を使わない表現に直してみましょう。

私は、あなたに、できる限り新しいブラウザで見てもらうことによって、asahi.com提供するサービスを、より確実に利用してもらえます。

はい、おかしいですね。

おかしくない。というか、どこがおかしいと思ったんだろうか?

 

確かに元の文章中の「ご覧いただく」はおかしいと言えなくもない。

ここでの「いただく」は動詞連用形またはサ変動詞語幹につく補助動詞だ。

「ご覧」の部分は「ご覧ず」(「見る」の尊敬語)であり、その連用形は「ご覧じ」だから、これに「いただく」を付けるならば「ご覧いただく」が正しい。(なお「御覧ぜらる」という表現もある。)

(なお「ご利用いただけます」は「利用する」というサ変動詞語幹(「利用」)に付いてるから、こっちはおかしくない。)

だから「見てもらう」を「ご覧いただく」と敬語表現にするのは間違いと言いうる。

しかし、元増田が「敬語を使わない表現に直し」た文を持ち出して「おかしい」というからには、その「敬語を使わない表現」に誤りがあるのでなければならないのだから、敬語表現化の誤りは増田の指摘の射程外となる。

ところが、この「敬語を使わない表現」が「おかしい」という、その部分がどうにもわからない。

 

元増田違和感を感じた理由を推測するヒントは「修正」にある。

元増田の修正案では、「見てもらう」「利用してもらう」が「見る」「利用できる」に「修正」され、主語が「私」から「あなた」に変更されている。

どうも、元増田は「あなた」の行動について「私」が主語になることが耐えられないのではないかと思われる。

しかし、「あなた」しか現れない文章では「私」の謝意が表せない。

しかるに、「〜していただく」や「〜してもらう」は、相手の行為で自分利益を受けるという関係性を表現し、以て相手の行為を承認・称揚する作用を持つ。それゆえ、謝意を表すために主語を転換し登場人物を増やすために用いられる。日本語では普通に行われていることだ。

要するに「見てもらう」「利用してもらう」が普通日本語だって言ってるだけなんだけど。

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