はてなキーワード: インスタントコーヒーとは
ずっとずっとわかってたけど言葉にしたくなかったことがあります。
好きな人がいます。何で好きなのかわからないけど、どこが好きなのかはわかります。言葉の選び方、思考の運び方、声、話し方、好きなところはたくさんありました。今でも好きです。
でも、とてもつもなくありふれたことなのですが、相手は私のことが好きでありません。
「好きです」とは言います。でも「あなたの好きとは違う好きだと思います」と言います。そこまでは理解できるんです。わかります。でもその後に「大切です」「ずっと一緒にいたい」「キスもセックスもしたい」と言うんです。
でも私がじゃあ付き合ってくれる?と聞いたら「それはちょっと」と言われました。
私は、そこで腹が立ったしとても嫌だなと思ったけど、結果としてその人とキスもセックスもしてるし時間の許す限り一緒にいます。馬鹿なことをしてると思います。
「付き合うのは嫌」これが全てなんです。「あなたの好きとは違う好き」それでしかないんです。でも私は自分にとって都合が良い「ずっと一緒にいたい」を一番に信じてしまうし、じゃあいつか私のこと好きになってくれるんじゃないの?って、付き合ってくれるんじゃないかって思いながらずっとその人のことが好きです。
家に呼びます。来てくれます。スケジュールの許す限り泊まってくれます。一緒にいて、ご飯を作ってくれて、キスして、セックスして、一緒に寝て、信じられないくらい楽しくて幸せです。誕生日はお祝いしてもらいました。すごく楽しくて幸せでした。付き合えなくても「大切だ」って言ってくれるし、「大好き」って言ってくれるし、それでもいいじゃんって思ってしまう時が確かにあります。大抵そう思ってしまいます。
ところで、私のことは「そういう意味で好きではないけど大切だしセックスはできる友人」と位置付けられているようですが、その人にはそういう友人が他にもいます。当たり前の話です。私だけであるはずがありません。私が知ってるだけで一人います。実際にセックスしたことも知ってます。どういう風にしたかも聞いたし、相手がどんな人かも知ってます。その人は「私とその相手は違うよ」と言います。私のことが大切だと言います。
でも私が知りたいのは「どっちの方がより大事か」なんです。もっと言うと、「私のことが誰よりも大事かどうか」なんです。でも聞けないんです。私のことが何より大事ですか?なんて聞けない。だって、自分のことを好きだっていう人に、「キスもセックスもできるけど付き合えないよ、でも大事だよ」なんて、相手のことを思ったら、言えるでしょうか。本当に大切な人に、そんなこと言えるんでしょうか。
家に呼びます。時間があるなら会って欲しいとお願いします。だからご飯を食べに行く時も、おうちでご飯を作るためにスーパーで買い物をする時も、お金は多めに払います。当たり前のことです。私の方が収入はあります。でも決して裕福な訳ではありません。ぎりぎり平均か、それ以下のお給料です。でも好きだから大切だからなるべくその人に何かしてあげたくて、できる範囲でお金を払います。
だから、その人が家に来る時に例えばスーパーやコンビニで買い物をしてくれた時、私は「いくらだった?」と聞きません。私のことが大切だったら、アイスとか、その人も使う日用品とか、お酒とか、買ってくれるかなって思うのです。見えるところに置かれたレシートのこと、いつも見ないふりしてました。その人は何も言いません。言われたことも無いです。でも、いつもレシートは私の見えるところに置かれていました。
そういえば誕生日に、「何か買ってあげるよ」と言われました。コーヒーのドリッパーを買ってくれると言いました。私は普段コーヒーをいれません。インスタントコーヒーを牛乳に溶かして飲んでいます。それで事足りています。その人はブラックコーヒーが好きなので、お湯にインスタントコーヒーを溶かして飲んでいます。ドリッパーは、きっとほとんどその人が使うでしょう。私は何でも貰えるなら嬉しいよって言いました。そういえば、誕生日に行った遊園地はとても楽しかったです。遊園地は元々好きでした。チケット代も館内で飲んだお酒もお昼ご飯も夜ご飯もお金を払ってくれました。大切にされてるんだなって嬉しかったです。ドリッパーは忙しくて買えてないから、今度買うねと言われました。まだ貰ってないです。
もうよくわからないんです。私のこと本当に大切ですか?大事ですか?好きなんですか?どうして?キスもセックスもしたいっていうのに、大切だって言うのに、付き合ってくれないのはどうして?家に行きたいって言ったら「他人を家に入れたくない、昔からの友人一人しか生理的に無理」って言うけどそれじゃあ私はその友人以下?くれなくてもいいよ、でもドリッパーのことは覚えてる?他の人と飲みに行って、遊んで、その昔からの友人のために新しい寝具を買って、私へ誕生日プレゼントを買ってあげるって言ったことは覚えてる?
ずっとずっとわかってたけど言葉にしたくなかったことは、「都合が良いから好きだし大切だって言われているんだな」ってことです。最初からわかってたのに、好きだからもしかしたらって思ってしまって、本当に馬鹿みたいで、でもまだ好きです。
「恋愛的な好きがわからない」と最初に言われました。「待っていて欲しい」とも言われました。私は、自分のプライドの高さ故に「別に無理して好きになって欲しくない」「好きな人が出来たら教えて」「別に誰とセックスしてもいいよ」「別に無理して付き合って欲しくないからいいよ」って、思ってないことばかり強がりで口にしてどこまでも自滅しています。
その人のことが好きです。大好きです。一緒にいるのが本当に楽しいし、幸せだし、ずっと一緒にいたい。このまま一緒にいてくれるならそれでもいいと思ってしまいます。私はブスで性格も悪くて頭も悪いので、まともな異性が寄ってくることは滅多にないし、友人も少ないし、人からはよく嫌われます。そんな私が一人の人間として真っ当に尊重して欲しいと思うことが烏滸がましいんじゃと思ってしまいます。好きな人に「好きだよ、大事だよ、ずっと一緒にいたい」って言われること、この先きっと二度と無いと思うのです。ただ相手が私のこと好きじゃないだけで。
私がわかることは私が馬鹿なことと、相手が私のことを本当の意味で好きじゃないことだけです。これからどうすればいいのかもどうしたらいいのかもわからなくて、いや本当はわかってるけど、そうするのが本当に私のしたいことなのかわからない。
自分がこんな風になるなんて思ってもいませんでした。ずっと良いように扱われる女の人を見て馬鹿だなと思ってました。セフレに甘んじる人の気持ちがわからなかったし、自分がそうなるなんて思ってもなかった。
っていう覚悟と失敗を、もう何回も何回も何回も繰り返してる。
2週間前、インスタントコーヒーの瓶(大きさわかんないけどかなりでかいサイズ)を買った。
一昨日までで既に半分以上飲んでいた。他の飲み物を飲まないので、一日に5杯以上は飲んでいたと思う。牛乳たっぷり・コーヒーの粉たっぷりの濃いめのカフェラテもどきで毎日腹を下しながら、懲りずに飲み続けた。美味いから。
元々コーヒーに牛乳たっぷり入れて飲むのが好きだ。一人暮らしなのに1リットルパックの牛乳を3日ほどで飲み切るくらい、そりゃもうガブガブ飲んでいた。
でもここ最近、明らかに飲む量が増えた。牛乳を1度の買い物で2本買った。コーヒー以外の飲み物は、ミルクティーと時々ペプシくらいしか飲まなくなった。
ふと、体調の変化に気付いた。眠れない。でも日中は無性に昼寝がしたい。喉が乾く。常にぼんやりと頭が痛くなる。
もしかしてこれカフェインのせいかな?そう思って、砂糖を入れただけのアップルティーを代わりに飲み始めた。美味。爽やかな味。牛乳や濃いコーヒーのもったり感が無く飲みやすかった。
一昨日から今まで、カフェラテもどきは2杯も飲んでいないが、何故かぼんやりした頭痛が消えた。昼間の眠気も特に無い。ついでだが、腹を下す回数も減った。
1日2日でこんなに変わるのかは分からないけれど、何となくスッキリした気分だ。これからはコーヒーばっかり飲む生活は改めようかなとちょっと思った。
①
肉、野菜 適量(時期によって夏野菜カレー、各家庭で入れるものが別れるので)
トマト缶1つ
水 トマトの空き缶1杯分
……………………………………………………………………………………………………
②
コンソメ顆粒 大さじ1
インスタントコーヒー 適量
……………………………………………………………………………………………………
③
卵 1個
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①
ルーとトマト以外、好きに切って鍋かフライパンに入れる。大きいフライパン(26㌢)を持っているならその中に入れる(浅く広くが社会もカレーも良い感じ)。
入れた後にトマトを入れてかき混ぜる。ホールトマトだけをつぶすように。
弱火でじっくりと煮る。20分
②
火を消してルーを入れて溶かす。玉ができないようにゆっくりと。
溶けたら上記の調味料とかを入れてじっくりと弱火。なんならとろ火。
とろみとてかりが良い感人なったら完成
③
1日で食べきれなかった場合。再加熱して器に盛った後、卵1つ落としてチーズ(粉でも可。チェダーやモッツアレラが理想)をまぶして、器ごと魚焼きグリルに入れて2~5分。無ければレンジのオーブン機能180度で7~10分。レンジ2分とかもできそう。黄身の変化を見ながら。
とてもおいしい。
5年くらいの成果。疲れた時にやってみて。
Day 4-5
4日目・5日目 Cảm ơn bạn! I had a great days. LOVE, Ho chi ming City.
明日の早朝便でホーチミンを去るため、今夜は空港で明かす事となり、しっかり眠っておきたかったのだが、明け方に少し微睡んだだけで余り眠れなかった。
旅の緊張と自律神経の不調の前では、睡眠導入剤の一錠では頼りなかった様だ。
変な所で居眠りをして置き引きやひったくりにでもあったら事なので、少し動き方を組み立てる必要がある。
今日と明日、一番でしなければならない事は、言うまでもなく「健康や財産を損う事なく、無事に帰りの便に乗る事」だ。
既に損なってしまっている自律神経に関しては仕方がない、せめて悪化しない様に易しい日程を組もう。
おそらくこの旅の栄養面で一番お世話になった、ホテル ニューワールド サイゴンでの朝食を終え、サークルKにお茶や水の買い出しに向かう。
そうだ、必ず通るエレベーター前の、あの暗紫色のアオザイを着たエレベーターパーソン。
毎日入れ替わるのに、全員美しい。
1Fから Ground floor 行きに乗換えを案内してくれたのは、目がクリッとした愛嬌のある美人。
「Oh..., What a thing, you were beautiful agein today !」
ちょっとウケた。
「Do you want to go the ground floor?」
「Yeah, have a nice day.」
サークルKでお茶と水を物色していると、お土産にうってつけのモノを発見した。
インスタントコーヒー。コーヒーこそホーチミンの象徴だ、この旅行でも何杯飲んだか分からない。
昨夜眠れなかったのもコーヒーの飲み過ぎかも知れない。
アイス用とホット用、それぞれをカゴに押し込んで、ついでにクーラーに並んでいた「恋しいミルクティー ダーリンすごく会いたくて」とハート満載のラベルに書かれたボトルも押し込んだ。
日本語ではあるが、あまりにスイートでストレート過ぎるワードセンスとカラーリング。日本法人のローカル商品や香港製の可能性もあるが、直感的に台湾製だと思った。あの人達は歌って踊って食って恋する人達だ。
店を出て裏のラベルを見たら、やはり台北市に本社を構える食品会社のモノだった。
ホテルに戻りシャワーを浴びた後、恋するミルクティーをデスクの端に置いてタスクを整理する。
忘れ物のチェックやチップの様な、何時ものチェックアウト時タスクにプラスして、荷物の預かりと、チェックアウト後のラウンジでの休憩を交渉できれば良いだろう。
味もやはりスイートだった。
残金の計算など幾つかのタスクをこなした後、この旅行記を書いていると、チェックアウト時刻が速足で近づいて来る。急がないと。
今度こそ調味料を正しく全て入れてお湯を注ぐ。
程なく出来上がったカップ麺は、当然初日の無味とはえらい違いで、あっさりしているが食欲のない時にも食べられそうな上品な味わいだった。
やる事が多いので、食べながら荷物を整理し、休憩交渉のメモを書く。
11:50
残りのスープをかっ込んで、ついでにメモパッドにも感謝を描き込んで、チップと共にベッドに置いて部屋を出た。
「Cảm ơn bạn! I had a great days. LOVE, Ho chi ming City.」
台湾人に当てられた訳ではないが、メモパッドにはハートが踊った。
ホテル ニューワールド サイゴンのフロントパーソンは、荷物の預かりも、22:00までのラウンジでの休憩も快く応じてくれた。
さすが貨幣価値の概算で1泊6〜7万円ほどのクラスのホテルだ。
日本人スタッフに電話を繋ぎ、意味の取り違えが無いか確認する程の丁寧さ。
このホテルに泊まれた日々は、嘘や大袈裟でなくGreat days だった。
前回の近況報告から、ネットの情報を参考に「色と辛味を抜いた自作カレー粉」を調合し、それをガラムマサラとして使ってみたりした。
しかし、とうとう
「このレシピで本当に美味しくなるのか?」
という疑問を持つに至ってしまった。
そもそもこのレシピは、ガラムマサラやカレーパウダーの他にも、様々な調味料等を隠し味として使っている。
しかし…レシピの目玉であるガラムマサラの分量(4人分の鍋に小さじ2)以外、全て適量という、今思えば超上級者向け内容なのだ!
で、それを読んでるお前はどこの店でシェフやってるの?って話になるわけだ。
つまり、駆け出しの魔術師見習いが上級魔導師向けの本を読んで自爆している可能性を、ここに来てようやく考慮に入れ始めたと。
1年も延々作っていておせーよって感じ。
そこで、このレシピの具体的情報を探し回り、先日ようやく別ルートから、ごく普通のレシピ並に細かく分量が書かれた版を入手した。
レシピを読んでみて驚いた。
隠し味のうち、牛乳が大さじ1、その他の調味料が小さじ1と微妙な効かせ方に収まっているのに、デミグラスソースが大さじ2って、それもう隠し味じゃねーし。
確かにコクと旨味の強化には最高のソースだ。何しろプロがガチで作ったら一週間延々炊き込むんだから、味の濃さは半端ではない。
したがって入れれば入れるほど美味しくはなるのだが、反面この味が突出すると「ハヤシライス風カレーライス」みたくなってしまう。
そこで、カレーパウダーとガラムマサラ(各小さじ2)を乾煎りして加えることでカレーの香りも増強して「ハヤシ臭」を打ち消し、自然な形で旨味を取り込むと、そういうことだったのだ。
しかもカレーパウダーだけだと完全に欧州風カレーになってしまうので、ガラムマサラでインド系エスニック風味をブレンドし、ハイブリッド的オンリーワンを目指したと。
よく考え抜かれた、恐るべきレシピだ。
さて、そのようにして作られたカレーの味だが…普通のカレーでありながら、びっくりするほど大人のカレーだった。
単調でない旨味、程よいコク、爽やかな後味、余韻を引く辛み、それらが上品にまとまっているのは、まさに大人の風格。
なおカレールーは例の「リンゴとハチミツ」を押し出した、日本一売れていると言われ、ともすると子供向けとも揶揄される、まあ「よくあるカレー」の素である。
それを踏まえると、「子供向け」「よくある」感がどこにも残っていない、もはや換骨奪胎と言っていい仕上がりぶりには驚嘆するしかない。
この仕上がりに、ニンニクを炒めて香りを移した油や、バターでじっくり炒めた飴色タマネギ、インスタントコーヒー等が一役買っていることは容易に想像がつく。
即ち、ルーと野菜肉以外の材料がその力を総結集した結果だろう。
このレシピはそんな偉業を実現していたのだ。
ちなみにガラムマサラは、一番最初に使い、その辛さにひっくり返ったメーカーのものについて、唐辛子を抜き、黒胡椒の量を大幅に減らしたものを「辛みスパイス」ならぬ「香りスパイス」として売っていたのを使ってみた。
最初のは確かに辛かったが、香りそのものは結構好きだったから。
結果、とても上品な風味を活用できたので、今後はこれ指名で行く予定。
カレーパウダーはフェンネルとフェヌグリークが配合された「よくわかってる」メーカーの製品を採用。これまた大人っぽい仕上がりに大活躍である。
最後に、ビーフカレーのレシピということなので、肝心の牛肉の部位について。
カレーだと、中落ちロースもしくは中落ちカルビ、俗にゲタと呼ばれる、肋骨の間の肉が最高に美味しい事に気付いた。
骨が近いので、肉の味が超濃厚なのである。
とはいえオーストラリア産なので大して脂身のない代物を使っているが、些細なことだったり。
これをカベルネ・ソーヴィニヨンを使った赤ワインに一晩漬け込み、更に鍋で炒める前にコニャックを振りかけることで、口に入れるとほのかにブドウの風味を伴った旨味が踊り出して、なんとも愉快なひとときになる。
まあ中々売ってないので、その時はオーストラリア産のサーロインステーキをぶつ切りにして使うかも。
私、ラジオが好きなんです。今朝ラジオを聴いていたらこんなニュースが聴こえて来ました。
「アメリカ人の拉致被害者が解放され、横田基地を経由してアメリカに向かいます。」
サラッと言っていましたが「え?日本の?断りなく踏み台にするの?」と思いました。
調べて見たら横田基地から米軍機が北朝鮮に飛び立って被害者回収してまた戻ったってことみたいですね。まるで横田基地から北朝鮮までアメリカの領空のようですね。そんな認識でいいんですかね。
なんてことを思い浮かべてインスタントコーヒーを顔をしかめながら飲んでいたんです。そしたら40年ほど前にジャンプで読んだギャグマンガを思い出しました。覚えてるの最後だけなんですが、日本がアメリカの51番目の州になって、国民的英雄「ミスターG」チョーさんがアメリカの大統領になるっつうオチ。子供心に「あーありうる」なんて思ったのは直感的に現状を理解していたってことかな、なんてそこまで思いを馳せました、まずいコーヒー飲みながら。
去年もアメリカの大統領が羽田でも成田でもなく、横田基地に降り立ったってことがありましたけど、アメリカ政府は横田基地はアメリカって考えてるんですよね。そんな認識でいいんですかね。
あまり甘やかすな。インスタントコーヒー入れる際にもせがんでくるようになるぞ。
職場ではコーヒー(インスタント)と紅茶、お菓子とかが飲み放題の食べ放題
紅茶は1パックになっているわけだけど、インスタントコーヒーは1瓶で提供される
新しいインスタントコーヒーを開けるのが喜びで、使い切りギリギリになるといつも社員同士の牽制合戦がはじまる
そこで勝ち残った者が次のインスタントコーヒーの内蓋を開けるんだけど、正直気に入らない開け方の奴がいる!!
なんで内蓋を全部取らずに少しだけ穴開けるの?
全部取れよ!!と思いつつ、敗者には全ての内蓋を取ることは許されていないから1瓶使い終わるまで悶々として過ごす。
どうでもいいけど少しだけ開けた穴に、カップの湯気で少し湿ったスプーンを強引に入れる奴はエロい奴だと思ってる。
穴が広がるだろ!!おぉん?!
コーヒーが好きだ。
飲物としてのコーヒーが好きだ。
コーヒーが好きだと言うのは少し言いづらいこと
ないだろうか。
世間一般的にコーヒーが好きな人は家にドリッパーを持っていたり、
気に入った豆を買って飲んだり、すきな喫茶店をみつけに外に出たり、
そしてそういうこだわりの強い人にコーヒーが好きというと、
なぜかそういう類の話題をふっかけられ、全くついていけないのである。
「オレンジはやっぱり国産のを絞るのがいいよね〜」みたいなことにはならないだろう。
コーヒーという飲み物はどうして一歩先を行っているのだろうか。
ほんとにどこにも書けないからここに書きます。Apple Watchをこないだ買ったんですがこれ、ほんとに面白いですね。何が面白いかって言うとセックスをした後に「アクティビティゴール達成、おめでとうございます!」だかなんだかっていう通知が来るんですよ。おめでとうじゃねえよ、ってなんだ695kcalって結構いってんな。痩せた気がする。ジョブズさんありがとうございます。
そういうようなことを閃光のように思って隣の女を見やると非常に幸福な顔をしているので、695kcalだか700kcalだかのことはどうでもよくなって僕は冷凍庫にさっき買ったハーシーズのアイスを取り出しに歩いた。セックスの前にスイッチを入れておいた電気ケトルから湯をマグに注ぎ込む。そうすると「いただきまーす」などと言ってにこにこ食っているので、何かが伝播して僕もにやにや笑った。
「あ、コーヒーとあうね」
「うん、コーヒーとあう」
激しい運動のせいか震える手で最安価のインスタントコーヒーを飲んでいると、女は今日の肉はうまかったとかたけのこは最高だったとか言う。頷いている僕に、「おいしいものを食べたあとのわたしは、やっぱりおいしかった?」などと適当なくだらないことを言った。この女は普段そのようなことを言わない女なので僕がびっくりしているのを見て、結局、彼女は曖昧な笑顔で笑った。
誰にもわからないかもしれない、誰にもわからないと思う。僕はそれを聞き、見て、広大な海で溺れるような幸せを感じた。
僕は新婚の彼女の溢れんばかりの白い花のような輝きを思い出して、その鮮烈さが失われたことに少し悲しくなり、しかしあまりに幸せで、やはり曖昧に笑ったのだった。
向こうはマーケティング部、こちらはIT部。IT部っていっても、主な仕事は社員が使うPCのメンテナンス。「何もしてないのに動かなくなった」って言うから見に行ったら明らかにエロサイト経由で感染したトロイの木馬がいっぱい入ってたりしてたりとか、まあろくなメンテナンスでないのは確かだ。
正直非コミュ気味だし、顔にも特徴がないらしい。数年働いているのに会社の警備員には不審者扱いされるし、毎日焼きそばを食べてる食堂のおばちゃんにも客扱いされてなかった。久しぶりにFacebookにきた同級生のお誘いはマルチ商法の勧誘で、なんだかよくわからない化粧品を山ほど買わされたりもしている。
そんな中、IT部以外で唯一名前を覚えてもらったのが彼女だった。名札ぶら下げてるから読み上げられただけなんだけどね。それでもこんな扱いばかりの毎日にはけっこうな潤いだったんだ。
職場はガラス張りで、自分の机から彼女の机はよく見通せる。ネットラジオ聞いたり、Farmvilleでこっそり遊んだりしているのを黙認したりしているうちにすっかり好きになった。寿司が好きで、ハマチも好物だが特にウニの軍艦巻きに目がないとか、興奮しすぎるのが嫌でインスタントコーヒーは倍に薄めて飲むとか、どうでも良いけどなんか人のなりがわかりそうな話も聞いた。
そんな彼女が社長と不倫関係にあると知ったのが半年前。マーケティング部の別のPCをメンテしている時に噂話を聞いてしまった。打ち合わせと称して週に何度も社長と2人きりで社外に出ているとか。先日あった忘年会のコスプレも見る人にはそれとわかるペアルックだったらしい。部内では公然の秘密だったらしいのだけど、社内に友達がいない自分には知る由もなかった。
まあ社内不倫とかしている社長だけど、食品ビジネスに関する能力はすごい。今年度はほぼ過去最高レベルの売上達成ってことで、お祝いに社員ほぼ全員で社員旅行に行くことになった。行き先は北海道。そう言えば彼女も「雪まつりを見たい」って言ってたなと思い出して、ああこれ不倫旅行の一環かとちょっと気になったけど、自分も雪は見たかったし全部会社持ちだし、ってんで断ることなく同行した。
本当に社長はチャラい。さり気なく彼女のそばにいて「魔法を使えるんだ!」とか言って、オルゴール館の前にある汽笛を鳴らしてみせる。あの汽笛、定時に鳴るやつだから、それに合わせてカウントダウンしてるだけなんだけどね。それを疑うことなく喜んでみせる彼女もどうかと思うんだけど、でも「そのうち結婚しようね」とか言ってるのを聞いて喜んでいるのを聞いた時には、ああ僕もその話が本当になる魔法が使えたらと思ったんだ。経験なしに30越えてるから、自分も魔法使いになってるはずなんだけどね。
泊まったのはキロロだったかキララだったか。そこでスキーをしようと上司とゲレンデに出たら、なんかオシャレな鐘があった。上司によると「あの鐘を鳴らすと恋がかなう」とかで女性に人気らしい。「お前も鳴らしてみろよ、嫁が出来るぞ」とか言われたけど余計なお世話だ。余計なお世話だけど言われてしまえば気になる。なんとなく「彼女と1日だけでいいからデート出来ますように」とか思って鐘を鳴らしてしまった。
翌日は雪まつり。ここで事件発生。社長の奥さんと子供が突然合流したんだ。なんでも取り掛かっていた仕事が早めに終わったんだとか。社長があれだけ稼いでるのに共働きってのもスゴイけど、あれ社長の不倫に薄々気がついて釘を差しに来たんじゃないかな。彼女は察して、頭痛を口実に雪まつり行くのをやめた。その日のカニ食べ放題夕食も社長婦人はマーケティング部の席に座って第2子妊娠を高らかに宣言したりしてた。空気を読まないふりをして僕は彼女の席に座ったんだけど、あれ僕の代わりに端の方に座った彼女にも聞こえていたよな。
翌日、買い物と家族サービスを口実に社長は全くの別行動になった。僕らは僕らで別のところにいく予定だったのだけど、彼女が部屋から出てこない。心配だったので僕もホテルに残ったら、スキー装備の彼女が出てきた。そのままリフトで頂上まで上がっていって、追いかけたけどどうにもスキーの苦手な自分ではすぐに見失ってしまった。彼女もスキーは不得意だったのにね。
夕方になっても帰ってこないので、僕はレスキューに捜索依頼をかけた。緊急事態ということでけっこう大事になって、彼女はなんとか夜中に山の奥の方で見つかった。救急搬送されたはされたけど、特に体に異常はなかった。体にってところが問題で、目が覚めたら自分がなんで北海道にいるのかわからなくなっていた。医者によると「一過性全健忘」というらしい。治療方法はないけれども、放っておけば1日かそこらで治るとも聞いた。
めでたく即日退院とはなったものの、4年前より新しい記憶のない彼女に片思いの僕の記憶はない。ありがたいのは自分が不倫していて自殺未遂したって記憶もないことで、そこで例の鐘が鳴るのが聞こえた。僕は「僕が君の恋人だ」「僕は社長だ」「社員旅行の延長で2人別行動してる」って嘘をついた。ひどい嘘だ。信じない彼女に僕は「君の胸の下にはアザがある」とまで言ってしまった。これは本当だ。本当だけど別に恋人同士だから見たわけじゃない。例のコスプレ忘年会の時に彼女の衣装が一瞬はだけた時に見えただけだ。ここまでしらを切るのはものすごいストレスで、トイレで胃の中のものを全部吐いてしまったけど、それでも彼女は信用しなかった。そりゃそうだ。3年付き合っているというのに2ショット写真1枚ない。彼女によれば僕の顔はタイプじゃないらしい。彼女のiPhoneが寒さその他のショックで起動しなかったのは幸いだったけど、僕のスマホで実家に電話をかけて母親に確認していた。社長の名前だけは母親に言っていたらしくて、それで一応僕は彼女の恋人だってことになった。
僕は彼女がスキーで行方不明になる前にやぶり捨てた「北海道旅行で行きたいところ」リストを持っている。気乗りのしない彼女をなんとか誘って、まずは小樽の寿司屋に連れて行った。ネット掲示板でも話題の隠れ家的名店だ。ウニとハマチのCセットを頼んでお腹がいっぱいになるころには彼女も少し気分が変わって、リストのところに日帰り旅行することになった。
登別の地獄谷、猿の温泉、そして函館、函館山にロープウェイで登って、レンガ倉庫。なんとか昼過ぎにまでこなして、札幌に戻ろうとしたところでまたトラブルが発生した。吹雪で電車が止まったのだ。その日は雪まつり最終日でもあった。夜までに札幌に戻れなければ、雪まつりは見られなくなる。彼女は「来年また見に来ればいい」と言っているけど、僕には来年はないのだ。願いが通じたのかどうかは分からないが、数時間遅れでなんとか電車は復旧して、少し夜は遅くなったが札幌にはたどり着けた。
北海道旅行でやりたいことがもう1つあった。フチ子さん集めだ。彼女はフチ子さんの雪姿バージョンが好きで集めていた。あと1つ、シークレットだけを残して全て集めていて、最後の1つをこの北海道旅行にかけていた。社長は「ガチャごと買い占めればいいじゃん」とか言ってたけど、そういうものじゃないってことは僕にもわかる。あちこちにあるガチャを回して、やっと見つけたシークレットはメガネをかけた雪だるまを抱きしめるフチ子さんだった。「この雪だるま、君に似てるね」とか言われたけど彼女はフチ子さんよりキレイだと思った。思ったけどそういうのを言えないのが僕の悪いところだ。
雪まつりを堪能して、ホテルに戻った。チャペルに忍び込んで告白したり、部屋に戻ってなんというかそういう雰囲気になってキスしたところで我に返った。僕は本当の恋人じゃないのだ。「だって恋人同士だからそういうところも見てるんでしょ」という彼女に真相を語った。彼女は激怒した。それ以上の言い訳も聞こうとせず、窓から僕の荷物を投げ捨てられて僕は部屋から追い出された。
中からぶちまけられた荷物の雪を払って片付けているところに、彼女がやってきた。復活したiPhoneにあった「社長」に電話したら、社長は一家団欒のまっ最中だったというのだ。彼女だって記憶喪失だがバカじゃない。自分がどういう恋愛をしていたか悟ったんだ。そしてあの「事故」が、本当の事故ではないことまで理解してしまった。
彼女は「あの家庭は私には壊せない」と言った。僕らは立場こそ違え、叶うはずのない恋をしていた同士だったわけだ。ただ、明日になって記憶が戻ったら、逆に僕のことは忘れてしまうだろう。社長が翻意すれば、離婚して一緒になれるかもしれない。そのことを考えて話したら彼女は「あとでそれを見れば思い出せるはず」と、二人の自撮り動画を撮影した。「こちらのほうが真実の恋」とか言われたのは恥ずかしかったが嬉しかった。
彼女が眠り込んだあとでその動画は消した。翌日空港に行くバスに乗ったが、案の定彼女は僕に気が付かなかった。大通公園の雪像は重機で壊されている最中だった。旅行から戻ってから、会社には辞表をだした。上司は「お前がいないと仕事が回らない」と引き止めてくれたが、もうこの会社にはいられないと思ったんだ。
コップにインスタントコーヒー入れて水注いで指でかき混ぜて飲むイメージ
よし。妻の帰りまでに腕によりをかけて作っておいてやろう。
そう思っていた矢先、それを牽制するように「カレーはパッケージの裏通りに作るのが一番美味しいよね」と僕に釘を差す妻。
「だよね。ためしてガッテンでもそう言ってたよね。」
同調する返事を返すが、もちろん納得はしていない。
なぜならためしてガッテンにはまだ続きがある。
パッケージに書いてある通りに作るのが一番美味しい理由は、全体の味のバランスが取れているからというのが理由だ。
そしてもしアレンジをするなら、ルーを少なめにした上で、バランスを取りながら行なうべしとされている。
ならば水を増やせばその分アレンジの許容量が増えるというわけだ。
カレールウ半パックに対して水750ccと書いてある。ならば水を800c、具材の水分を少し多めにして、その分アレンジをさせてもらおう。
牛ほどのホロホロ感はないが、豚くらいの噛みごたえとそれでいて癖の無さがカレーにぴったりなのだ。
しかしそれでは物足りない。ここに鶏肉に対して1/3程度のやや脂身の多い牛バラ肉のスライスを細切れにしていれるのだ。
そうすることによってカレー全体に牛の風味が付き、鶏胸肉と一緒に噛めば美味しさも倍増するというわけだ。
・鶏胸肉300g
・じゃがいも3こ
・水850cc
・カレールウ半パック(6皿分)
まずは肉に下味をつける。
鶏胸肉を一口大、牛バラ肉スライスを細切れにしてボールに入れ、塩小さじ1、生姜おろし大さじ1、にんにくおろし2かけを入れて混ぜてから1時間ほどなじませておく。
玉ねぎ3つのうち、一つはまるごとみじん切りに、残りは1cm幅くらいの薄切りにする。
そうすることによって、薄切りの玉ねぎ以上に玉ねぎの存在感を感じられるようにするのだ。
じゃがいもは皮をむいて芽を取り除き、2cm角くらいに切る。
鍋にオリーブオイルを引いて、まずは玉ねぎのみじん切りをいれ、強火で5分程度かき混ぜながら炒める。
飴色は面倒くさいが、これでも十分に香りがでる。
その後に細切りにした玉ねぎを加えまた数分間炒め、しんなりしてきたところでなじませておいた肉をまとめて放り込む。
肉を混ぜながら炒め、表面に焼き色がつきスパイスの香りが立ってきたらじゃがいもと水800ccを加える。
ここまでずっと強火でよいが、焦げ付かないように手早く混ぜ続けること。
蓋をしてお湯が湧くのを待ち、沸騰したらアクを取り除き火を止める。
カレールウを一かけらずつ入れては、ダマにならないようによく混ぜて溶かす。
肉にスパイスと下味を付けたので、全体の塩分は比較的間に合っている。
人の味覚は甘い→苦い→辛いの順番に感じるとためしてガッテンでは報じられていた。
砂糖大さじ1どばー。
つぎに苦味といえばコーヒーだ。
インスタントコーヒー小さじ1どばー。
一味唐辛子小さじ1どばー。
全体をよく混ぜて味見。
市販の味のようでいて、そこはかとなくスパイスが際立つ絶妙な旨味バランス。
そして最も大切なことはこれを妻が帰ってくるまでにしっかりと寝かせておくことだ。
何も知らぬ妻は満足そうにカレーを頬張り続ける。
嬉しそうに僕が返すと、妻もまた嬉しそうに頷き返した。
休みの日に気を使わせたくないからとレシピ通りに作ってさえくれればうれしいという意思表示をしてくれた妻に、それでも少しでもおいしいカレーを食べさせてたげたいと悟られないようにアレンジを加える僕。隠し味とはつまりそういうことなのだろう。