はてなキーワード: DDLとは
はてなの皆さん、増田の皆さんたくさんの反応ありがとうございます。
どうしたもんかと悩んでる状況の中で、エージェントの人に話してもあまりピンと来ない反応が返ってくるし、周りに相談出来る人もいないしで、かなり勇気づけられました。
とりあえず今時点で返せる分だけお返事返しておこうと思う。
恥ずかしながらこんなサービスがあるのを知りませんでした。
今の状況では1000時間学習してから転職ってのは難しいんだけど、転職活動終えたら利用してみたいなという気持ち。
開発に夢見すぎ
自己評価低い
その通り、かもしれない。
技術記事とか書いてアウトプットしてる同世代以下の優秀な技術者たち見てて、自分とのスキルギャップに絶望してたところだったんだ。
5年弱ぐらいローコードじゃなくて、コーディングで実務経験積めてたらなあって。
後悔してもどうしようもないのは分かってるんだけども。
私のキャリアについて言葉を選ばず相談するので、言葉を選ばずレスポンスしてもらいたい。
鞭歓迎。
ありがとうございます。登録させてもらいました。
弊社来ない?
すごくめちゃくちゃたいへんありがたいお誘いなんですが、
増田に相談してそれで就職してっていうのがとんでもなく恥ずかしい。
でも、本当にありがとうございます。
あと色々突込み入ってた「作りたいWebサービス」については実際にdjnango使って手を付けてる段階です。
何てことない内容なので、確かにこれを作るためにわざわざ転職する必要はなさそうだ...。
・30歳
・単身
ETLツール(ローコードの開発ツール)を使ってデータ連携基盤を作成するための開発エンジニアとしていくつかプロジェクトに参加してきた。
年収400~500ぐらい。
平均的な残業時間は30hぐらい?少人数で本番稼働と運用保守のトラブル対応してた時は100時間は優に超えてたぐらい。
・特定のETLツールについての知識(前社の人員の中では最も実装/設計/開発の能力があった。と思う。)
・DBの浅~~~い知識(基本的なDDL,DML,DCLなら全て書ける程度。チューニングとかはやったことないので分からない。)
・BashやらPowerShellやらの浅~~~~い知識(プロジェクトで簡単なスクリプトを作成した経験があってその時に色々調べた程度。)
・開発チームのリーダーをやっていたのでそのあたりのマネジメント経験(PM/PLは未経験)
・Pythonとそのフレームワークの入門書籍一冊分ぐらいの知識
・Linuxの入門書籍一冊分ぐらいの知識(資格取得に向けて勉強中)
・作りたいWebサービスがあるので、プライベートでそれ作りたい
基本的なプログラミングの部分を全く業務で触ることなく仕事してきた。
前職を辞めて、出来上がったのはローコードの開発ツールの経験しか持っていない、市場価値のない化け物だった。
でも、前職みたいなローコードツールを使った開発から離れたいのよ。つまらないし、同じことの繰り返しだし、地味だし。
技術的に未熟な部分が多すぎて一足飛びに理想の企業に勤めるのが無理なのは分かってる。
とはいえ、年齢的にももうデッドラインが近いんじゃないかと焦ってる状態。
色々エージェント登録して求人見ながら自分でも出来そうな社内SEのポジションに3つほど応募した。(結果はまだ)
前職の経験踏まえたコンサルのオファーが来るが、給料は魅力的なものの「開発とか技術とかからは遠のいちゃうんじゃないか」って足踏みしてる。
SESと前職に似た開発,PM/PLポジションのオファーもたくさん来る。
化け物が「いつかこんな風になりたい」を実現するためには実務経験のためにSESで基礎から3年ほど実務経験を積んでからって思ってるんだけど悠長すぎる?
諦めて別の道、もしくは元の経験を活かせる道を探したほうが良い?
よくあるテーブル定義者からDDL自動生成してテキストファイル吐くマクロ、真似て別のものに流用しようとしたけどこれが難解
一つずつ読み解していくと、いろんな定義書の処理を一つでやってることが分かった
そこから利用したい処理だけ抜き出そうとしたけど、これが面倒 何をどう処理したいのかを理解しつつ、不要なものを削るという作業をやっていたが、もうこれ書き直した方が早くね?と思い書き直したら1〜2日で出来た
元になるものがある方、流用する方が早く適切に作れるだろうと思っていたが、そうでもない事もあるんだなあと
真似しようとした長大な処理、現場では結局テーブル定義書にしか使われてなかったことから思うに、それも別のとこからの流用だったんだろうな
そこんとこ詳しく。メタップスとか?
Waf なんて書くな! WAF とかけ!
うっせーな。クラウドベンダーの独自 API なんか使いたくねーんだよ。オラクルじゃあるまいし。
まぁ、それは認める。でもさ、select や create とかのDML/DDL は CRUD と同じだけと、DCL なんて権限を発行できるりょういきにトーシロを突っ込むわけにいかないだろ。何も考えずに GRANT TO なんてプロダクション環境で発行されて日には、権限消失されたら永遠にデータにアクセスできなくなるかもよ?
そりゃそうだけど、フロントエンドは移り変わりが激しいじゃないですか。ほんの数年前までは Flash と DoJa のアプリを作ることがフロントエンド開発者でしたよ?一方データベースや OS の方は、ここ三十年ぐらい Unix と RDB が鉄板だった書ないすか。低レイヤだっていうけど、IoT なんかで C言語開発者はバリバリっすよ。例えば、クラウドフレアなんか CDN の再発明をしてますけど、サーバーラックを見る限りだと差がついているのは低レイヤの根本技術の改善であって、私はそこにプロフェッショナル性を見出しますがね。
わかっていないのはテメーの方だ。今日オーバーフロー問題を抱えている C/C++ でサーバーの開発をしようとするのが危険なのは承知しろよ。パフォーマンスを必要とするなら Rust、または GC があるけど Go言語を使って実装すべきだろ。高学歴なのは結構だけどは、現実は見えてないのか?いい加減にしろ。
そうだね~。卓越したインフラエンジニアがすぐに手に入るなら、問題ないだろうけどさ、ベンチャーや硬直化した雇用形態の我が国で有能なインフラエンジニアをすぐに採用できるかよ。何年前の知識で戦っているの?時代は DevOps なんですよ。必要とあらば、すぐ学んで、応用して、デプロイできるのに「インフラエンジニアを採用から始める」なんて、ヨーロッパが衰退する理由もよくわかるよ。プププ。
誰が Next で SSR なんてするか!あれは SEO が必要な場合に限る。そもそも SSR なんて危険だからまともなエンジニアだったらしないだろ。問題になってないだけで、本当のブラウザとクローラが見える内容が違うなんてスパム認定されてもおかしくないんだ。クローラにインデックスされるページで SPA をやろうとするやつはセンスないで。
すいませんでした。本当にすいません。
ん? AWS SQS だとパフォーマンスに問題があることしたいから Kafka を使いたいのよ。確かに Zookeeper のことは詳しくないよ。だけど、AWS MSK 使うんで。PaaS というもんがあるので、だめなん?ログ収集は GKE みたいに ログに出したら Fluentd で収集してくれる時代になんでグチグチ言われないといけないの?
ハア?インメモリのデータベースに信頼するほどヤワじゃないから。Redis なんて飛んでなんぼ。だから Kafka のようなストレージに保存されるメッセージキューを利用したいの。
これないと、CI の責務が大きくなるじゃん。ほんでもって、ArgoCD なんて Kubernetes で展開したら運用までしないといけないじゃん。メンドクサ。
いや、J1ビザをとってアメリカに留学したことあるよ。あと、「世界でもっとも強力な9のアルゴリズム」「CleanCoder」「戦うプログラマー」 の本に書いてあるじゃん。馬鹿にしてるのか?
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東大卒のヨーロッパでエンジニアやっている人から解説しよう。(ちなみに医学部は防衛医大に補欠合格していた)
エンジニアになるより医者やっていたほうが(国内で頑張る分には)絶対いいと思う
ちなみに医学部にいった友人の何人がむしろテック系に流れてきているという事情がある。
おそらく、増田はたしかに昔からプログラミングをやっていたと思う。頭もいいんだろう。厨ニが溢れていて気持ちが悪い。
エンジニアも厨ニ病でマウント取っていいていい時代でもないです。明らかにマウント取りたくてウズウズしすぎて、大した知識がないのに、
表面的な知識を羅列しているところがあったので突っ込んでいく。
ー>そんなことない。フロントも色々やらないといけないが、バックエンドに比べて経験年数がひくい人も流れ込んできているので、バックエンドの人に比べて
できる領域が狭いので給与が低い、またおそらくDCL、DML、DDLといった用語を知っていることをひけらかしたかったのかもしれないが、全くどうでもいいです。
=>全部できようとして、破綻しているのでブーメランですよ。あなたの想定している、こんなフルスタックは成り立たない。
現場に放り込まれても10年ぐらいかかる。というより、フロントからバックから低レイヤから、モバイルまでやることはもはや現実的ではない。
=>QUICとかマイナーなプロトコルを話すよりはちょっと変化球のあるプロトコルでいけばWebsocketぐらに抑えておきましょう。低レイヤーの話はわたしもわかりませんが、C言語ができないのに「おそらく QUIC か MQTT 」とか分かってない英単語4文字を羅列するのは厨ニ病すぎます。
=>自分はcloudfrontやWafを触ったことがありますが、かなりのインフラエンジニアにならないかぎり、ここ触りません。cdnは影響範囲が大きいし設定に時間が掛かったりします。片手間でできません。インフラエンジニアに触らせます。異常検知、アラートといったものは、実は結構時間がかかるので、強いかどうかではなく責務の分割からインフラに任せます。知らないことは知らないって書きましょう
本当に医学生ならここ数年の技術についてこの指摘ができる程詳しいわけないし少なくとも10年位は業界にいないとこういう感覚は身に付かない。 」
=>こんなにあれこれ、やっている時間はないでしょう。趣味のサイト製作でやるにしても絶対できてない。kubernetesを使っただけで時間切れになる。Kafkaを触ったとかいているが、Kafkaはサーバで使ったのかな?どういう利用シーンかというと膨大なログの収集等で使うのだが(ただのNoSQLではない)、Zookkeeperで調停させて、topic数とか調整するんだけど、わかってます?ElasticSearchだけ書いてたらまぁあるかなと思うけど。Redisもちゃんと使えてる?pub/subとか分かってないと思う(普通に理解する必要があんまない)
それでkotlinなんて触ってる時間なんて絶対にないし、Rustを更に付け焼き刃に付け焼き刃している時間なんてぜええええたいにない。やることが絞り込めてない。無意味にマウント取りたいだけ。なんとなく書いているcode deployなんて、それだけで使いこなすのが大変なれべる。
ci/cdのうちciだけかたっているならわかるがcdとなるとかなり時間がかかる
=>MyISAM をInnoDBに切り替えるなんてことしているところは無い。万にひとつあったとしても、大事で、それだけで数ヶ月のものなので、この付け焼き刃の知識の人が触る機会はない。
=>ES2015以降の差分は微々たるもので、どうでもいいです。ES2018ぐらいの現実的な数字にしてたらばれなかったのにね。
Next でSSRまで踏み込むと結構、フロントのことをキャッチアップするだけでかなり厳しいと思いますが、できているのかな?
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ー>アメリカの事情は知らないはずなので知らないことは書かないようにしましょう。
ー>ヨーロッパでは白人様はHRとかマーケやってます。移民にたよってます。ロシア、ウクライナ、インド、パキスタンなど
ちまたにソフトウェアエンジニアの生産性は10倍違う!なーんていう話を聞くことがありました。
ほんとかよ!と思って生きてきました。そんなことあるはずない・・・と。
年齢は40代くらいの経験のあるエンジニアさん(仮にAさん)で、単価はおそらく75~90万円/月といったところで、3人月フルコミットでした。
一方、私は、1人月(0.5人月、0.2人月、0.3人月で3ヶ月)の稼働でご一緒しました。
Aさんは、バージョン管理ツールのログで、変更行数(追加と削除を合わせた数、※1)が、だいたい1ヶ月7,000行くらい。
私は、バージョン管理ツールのログで、同様に変更行数が、1ヶ月だいたい130,000行ぐらい。
うーん、まじなんなんだこの差は。10倍説を認めざるを得ない・・・
自分ができるエンジニアだとは全く思わないけどいくらなんでもひどすぎないか。
もちろん担当した機能の領域とか、自動生成のコードがあるとか(全体に対して過度に多いわけではない)、
テストデータとかに応じて程度の差こそあれ、10倍以上の差が出ている・・・
正直Aさんの品質は良くない。まともにまともに動いていても仕様漏れ、考慮漏れがあたりまえの状況。
(※1)
この対象には、もちろん設定ファイルとかテストデータとかDDLとか、実コード以外の周辺のファイルもすべて含まれています。
自慢ではありません、ちょっとやるせない気持ちになったので、仕事の愚痴でした。
[追記]
なんだかんだ反応があって嬉しい。
あくまでバージョン管理ツール上の差なので、リファクタリングやパッケージ移動的なことをすると当然行数が増えます。
たまたまリファクタリングを多く行ったので、差分が多く出ただけじゃないか?と結論付けられるのも別良いです。
私的な感覚を表すために行数を測ってみただけで、行数の絶対値で生産性を測りたい意図はなく、相対的な数値の差がでている、というニュアンスです。
イタリア語版Wikipediaのプロテストによって日本のネットでも話題になった「通信傍受法」の改正案問題について、誤解が大きいので、簡単にまとめておきたい。というのも、TechCrunch の次の記事「イタリアのWikipedia、『ネット傍受法案』に抗議して自主的に閉鎖」があまりにも極端で、また一般にイタリアが誤解されたままでいることにも耐えがたかったからだ。
http://jp.techcrunch.com/archives/20111006italian-wikipedia-shuts-down-in-protest-of-proposed-law/
前もって断りを入れておくと、イタリアの法制度はもちろん、法律の専門家ではないので、間違いがあれば喜んで指摘を受けたい。また、訳のまずさについてはご寛容願いたい。
さて前段として、話題の法案DDL Intercettazioni(ちなみに、DDLとは”Disegno di legge”の略語で、英語に直訳すると”Design of law”、日本語では単に「法案」と訳すのが適当) で問題になったのは、ネットの規制に関する部分よりも、傍受された通信記録の公開に関する変更についてだった。これまでは裁判前であっても当局と弁護人の合意のもとで通信記録を公開できたものが、裁判中、また事件に関わる部分のみの公開とすることに限定されるというものである。当然、各メディアともこれには批判的な論調を取っているようだ。
最近では、ベルルスコーニが売春婦を政府専用機に乗せていたというニュースが日本の報道でもあり覚えておられる方もいると思うが、これらのことについて話された会話はすべて新聞紙上に掲載された。傍受された通信記録が公開されることの是非についてはひとまず置いておくとしても、こういう背景があることを指摘しておきたい。
そのうえでイタリア語版Wikipediaなどによって、日本でも話題になった部分は次の第29条(24ペ-ジ)であった。
同条の冒頭部分を見れば分かるように、この条文は次の法律の改正だということが分かる。すなわち、Legge 8 febbraio 1948, n. 47 Disposizioni sulla stampa の第8条の改正がこれである。
http://www.mcreporter.info/normativa/l48_47.htm#8
ここでいうstampaとは「出版を目的とするあらゆる様態の、機械的あるいは物理-化学的手段を用いて印刷され、あるいは獲得される複製物」と、ようするに平たく言えば、出版物や新聞等メディア・報道などなどのことを指すのでしょう。たとえば、第5条においては新聞・定期刊行物は裁判所の書記課に登録することなしに出版してはならないとあり、この法律がどういう法律かなんとなくでも分かると思う。
そこで問題の第8条は、一言で言ってしまうと、「訂正請求」”Richiesta di rettifica” を受けた場合、責任のある者は定められた期限内に定められたように訂正を発表すべし、というものだ。
そもそもこの条文の目的は、次のようなものだと理解している。つまり、考えを表現することの自由は、時に、憲法によって保障された他の権利と衝突し、あるいは侵害することもありうる。そのような場合に、速やかに権利を回復することができるようにするためのものである。したがって、客観的な真実性は問題ではなく、当事者にとっての主観的な真実性が問題になると。すなわち、趣旨としてはメディアによる暴力から権利を守ることを狙いにしていることがうかがえる。
http://www.giuffre.it/age_files/dir_tutti/archivio/santalucia_1004.html
これが出版物のみならず、テレビやラジオにも適用されるよう改正されて現在にいたっているのだけれども、ここで注意してもらいたいのは、こう書いてしまうとえらく危ない条文に見えるけれども、実際には1948年以来60年以上も運用されており、メディアがそれで委縮するとか、「メディアが死ぬ」ということは全くないということ。まして第8条の乱用悪用によるメディアの弾圧というものは見られない。
常識的に考えれば、そのようなことがもしあれば、それこそ「表現の自由」の侵害になるはずなので、つまり運用の問題になってくるのだと思うけれども、残念ながら具体的にどのような運用がされているのか僕には分からない(「訂正請求」がどのようなものかは検索すればすぐ出てくる)。ただ、第8条そのものにはたいした問題はないように見えるという点を指摘することしかできない。
そこで、今回騒ぎとなった改正部分は、次の部分であると思う。「訂正請求」の対象となるものとして、
"i siti informatici, ivi compresi i giornali quotidiani e periodici diffusi per via telematica,"
すなわち、データ通信を経由して流布される日刊または定期刊行紙を含む「情報サイト」”i siti informatici” となっているが、はたして「情報サイト」の範囲はどこまでなのだろうか、と。この法律の趣旨や文脈からすれば、例示されているように新聞やテレビニュースなどなどのプロフェッショナルのサイトのことにも読めるけれども、素人のブログはどうなるかはっきりしない。
事実、当初は素人のサイトやブログもこの適用範囲内にしようとしたらしい。たとえば訂正期限を訂正請求後10日以内に延長するとか、罰金を引き下げようといった案も出されていた。
http://www.rainews24.rai.it/it/news.php?newsid=156864
結局どうなったか結論だけ言うと、先述の第5条によって定められている、登録済みのプロフェッショナルによるサイトに対象を限定することで与野党合意となり、落着した。
以下、個人的な感想を書くと、まず仮に与野党合意がなくても、これまで同様の運用がなされるのであれば、それほど心配するような改正ではなかったのではないかという点で、「ブログ殺し」条項とイタリアのネットではあだ名されたようだけれども、そんなことにはまずならなかっただろうと思う。
また、TechCrunchの記事がいかに間違っているか、これでよく分かってもらえたはずだ。第8条を使ってなんでもかんでも訂正請求できるというのは非現実的な妄想ではあるまいか。特に追記部分の、
法案は「正式な報道機関の記事」のみを対象とするよう修正されたもようだ。これがなんらかの改善になっているかはきわめて疑わしい。
http://jp.techcrunch.com/archives/20111006italian-wikipedia-shuts-down-in-protest-of-proposed-law/
というところは、何の根拠があって「きわめて疑わしい」と言えるのだろうか。
なによりこの問題を見ていて思ったのは、これだけインターネットが普及してしまってもなお、「表現の自由」だけを金看板にできるのかという問題についてもっとよく慎重に考えられるべきではないかということ。確かにこの法改正はベルルスコーニ絡みなので微妙なところがあるとはいえ、しかしながらごくごく一般的に考えれば、いくら「本当」であっても「知られたくない流布されたくない事実」というものは誰にでもあるはずであって、よほど悪質であったり問題性の高い場合、第8条が規定するような処置があるいは何らかの助けになることもあるかもしれない。
もちろん、素人目にもこの第8条をインターネットに広く適用しようとするのは筋悪に見えるし、与野党合意で適用範囲をはっきりさせたことは結構なことだと思うわけだけれども、仮にもっとちゃんとした、インターネットを対象とする法律が出された場合、ネットの住民たちはどういう反応を示すだろうか。「表現の自由」の金看板だけではかばいきれない部分があるのではないかと、正直言って思う。
その意味で、イタリア語版Wikipediaの声明は難しい部分があるのではないだろうか。ごく一般的なサイトならまだしも、これだけ有名かつ頻繁に利用されるWikipediaのようなサイトになると、それなりに記述に責任が持たれるべきなのは当然だという意見もあってしかるべきであって、あの声明を肯定しているだけで本当にいいのかどうか。ネットで言われているほど、また信じられているほど簡単な問題ではないのではないか。
お祭り好きのイタリア人のネットにおける「ショーぺロ(ストライキ)」の言い分を鵜呑みにして、その流れに乗っかってしまう前に、色々考えることがありそうに思うのだが。