はてなキーワード: 藁人形論法とは
この記事は Y社のエンジニア炎上について思ったこと -「女性エンジニア少ない問題 の続きです。
ありがたいことに、よくまとめられた記事を書いてくれている人がいる。
こっちが匿名で反論するのはフェアではないのは承知で、この記事に関しても私の意見を述べていきたい。
この記事はどちらかというとY氏批判側の記事で、私のどちらかといえばY氏擁護派とは異なった立場の記事であるので、できれば元記事を読んでからこの先を読んでほしい。
冒頭の記事に限らず「女性エンジニア」という言葉が使われる場面で一定数観測される代表的な問題が、「女性であるというだけでのコンパニオン扱い」です。技術職の専門家として雇われているという点で男性エンジニアでも女性エンジニアでも差はないはずなのに、
(中略)
どうでしょう。身に覚えはありませんか(無いならあなたは幸せ者です)。最初の1回2回は頼られて嬉しいかもしれないけど、それが何度も続いて、その都度自分がやりたい事を中断させられたり予定を狂わされたりすると、そして大した報酬も出ないとなると、ウンザリしてきませんか。「PCを普段から使っている」というだけの事で何故そこまで諸々押しつけられ背負い込まされないといけないのか。面倒臭い。そうです、その面倒臭さと同じ物なのです。
ここまでは同意する。
「それは藁人形論法だろ。件の発表では『女性の声』という所にフォーカスしていて、声聞かせるだけだったらべつにええやろ」と思う人もいるかもしれません。ちょっと待ってください、低い声の女性もいればガラガラ声の女性もいますよ。演技としてかわいい1オクターブ上の声を出す事はできても、いつもその声で喋れるとは限りません。そういう人達に「やる気が上がらない声だ」「もっと気合い入れてかわいい声で喋ってよ」なんて言うんですか? 思うだけなら自由ですが、言ったら駄目でしょうそれは。
確かに、そういう人たちに対して「やる気の上がらない声だ」「もっと気合い入れてかわいい声で喋ってよ」なんて言う奴は嫌なやつだ。しかし、今回の話とは関係ない(Y氏はそのような主張はしていないし、そのようなソリューションでもない)。
あと、ここで「例の発表の内容は『だから機械学習を使って技術で解決します』という話で、面倒さからの解放を謳ってるんだから何も問題ないじゃないか。実際の女性エンジニアが楽になる話なのに、何が悪いんだ」という反論・擁護が出てくるかもしれません。はい、繰り返しますが、「それを技術で解決する」事それ自体は問題視していないのです(少なくとも僕は)。
何が問題なのかは、こう言い換えれば分かりやすいのではないでしょうか。「今回は技術で問題を解決したけど、かわいい声の女性エンジニアがいさえすれば問題にはならなかった。かわいい声で癒してくれる本物の女性エンジニアがいてくれればそれが一番いいのに」。はい、一気に嫌らしくなりましたね。悪意に取りすぎでしょうか? いいえ、悪意に取ったのではありません。「無邪気な発言」は、こういう嫌らしさと表裏一体という事なのです。
「かわいい声の女性エンジニアがいさえすれば問題にはならなかった。かわいい声で癒してくれる本物の女性エンジニアがいてくれればそれが一番いいのに」
とあるが、ここでいう「かわいい声の女性エンジニアがいさえすれば問題にはならなかった」を、私は「かわいい声の女性エンジニアがいれば、Y氏はこのようなソリューション自体作ろうと思わなかった」という意味に解釈した。
この部分には反論をする。きっと、かわいい声の女性エンジニアがいても、作られたと思う。なぜならかわいい声の女性エンジニアは多すぎて困ることはないからだ。
「かわいい声で癒してくれる本物の女性エンジニアがいてくれればそれが一番いいのに」という部分は反論しない。そのとおりだと思うからだ。そのとおりで、現実はそうでないから、Y氏は機械学習で解決を試みたのだ。
「悪意に取りすぎでしょうか? いいえ、悪意に取ったのではありません。「無邪気な発言」は、こういう嫌らしさと表裏一体という事なのです。」
という部分に関しては、「表裏一体」という部分のみ同意する。つまり、Y氏の「女性の声で挨拶されたらやる気アップ」みたいなソリューションは、「かわいい声の本物の女性エンジニアがいてくれればそれが一番いいのに」という願望が見え隠れするという部分に同意するという意味だ。
しかしわざわざそのように解釈するのは、悪意がなければそうならないと私は思う。
(なので、仮に件の発表に「かわいい声の女性がいると実際男性も女性もやる気が出ます。でもそのためだけに『かわいい声の女性エンジニア』を増やすというのは本末転倒です。技術職の人に求める話ではありません」というような一言でもあれば、また話は違ったのではないかと僕は思っています。)
この部分は同意する。つまり、女性エンジニアに「かわいい声」を求めるなということである。
話を整理するが、Y氏は「女性エンジニアが増えれば男性エンジニアのやる気がアップする(だろう)」と主張して、「だからといって女性エンジニアを1から育成したり新たに雇うのは現実的ではない」として、「男性を女性にする」というソリューションを打ちだしたのだ。
女性エンジニアをかわいい声にしようとはしていないし、そうすべきだとも主張していない。
印象的な部分を引用する。
「そんな事を言いだしたらどこにも足の踏み場なんか無いじゃないか、言って安全な事なんて無いじゃないか」そう反論したくもなるでしょう。残念ながらそうなのです。
この章で書かれてあることも、多くは同意する。
ただ、
また、チェック機構が働いていたにもかかわらず見過ごされたのであればなおさら問題です。それはつまり、チェック機構になるはずだった周囲の人達もまた前項で述べたような点についての意識が薄いという事であり、また同じような事が繰り返されかねないという事だからです。
私はY氏が差別発言をしたとは思っていなくて、「センシティブなテーマが拡大解釈/誤解されて炎上した」と思っている。なので、例えば私のような人間がチェックをした場合、「差別発言をしていないが、炎上しそうなので却下」という理由でリジェクトすることになる。これは逆差別と捉えられかねないし、また別の問題を生みそうである。
よって、炎上した手前チェック機構には責任はあるとは思うが、そもそも拡大解釈/誤解をしないでくれ、と私は世間一般に望む。
共感する。
私も熱くなってしまった。
「男にはない生理休暇主張したり、」
生物学的に発生するハンデを埋めるのは贔屓ではない。
「汚れ仕事嫌だとか、重い荷物は男が運ぶのが普通になってるけど、そういうのもなくして平等にするんだよね???」
なんだかキレ気味に言ってるけど、もちろんそう。そんな「普通」は無くて良いし男もそんな思い込みを持つべきではない。あと、平等になったら「力に応じて重量負担する」のが当然になるわけだけど、そこは分かってるよね?
女性専用車両は「女性優遇」車両ではなく、どちらかと言えば「痴漢するクズを取り締まれないので申し訳ないが痴漢を避けたい女性は当面この車両に乗ってください済みません」車両であり、「痴漢対策」車両。将来的に無くなるといいのは同意だけど、それはこんな車両なくても痴漢がなくれなればいいという意味で男女平等とは無関係。これに食いついてアホみたいに女性優遇やめろと叫ぶ連中は、女性が受けている痴漢被害が全く見えていないのだろう、端から見ると「痴漢を優遇しろ」と叫んでるようにしか見えなくて醜悪。
「てめーらの権利ばっかり主張して、いざ平等になったらどうするんだろうw」
というわけで権利「ばかり」主張しているというのは、存在しない「悪」を自分に都合良く仕立て上げて批判する、典型的な藁人形論法。単芝が哀れを誘いますね。
「母子家庭とか優遇されてるけどそういうのもなくなるんだよね?」
母子家庭の「優遇」は子ども優遇策。子どもは男女問わず優遇されますが、それを無くせと?アホか。 あるいは親権をめぐる裁判で「子どもは母親が育てる方がよい」的な判決が出やすいことについての話なら、それは法律の問題、経済的な問題など様々な事情が絡んだ上でのことなので、簡単に「母親が父親より優遇されている」とも言えないんだけどな。
とりあえず、元増田はその「俺様(たち)がこんなに配慮してやってるのに、おまえら女どもは何をわがまま言ってるんだ」的な時代錯誤的スタンスで何を言っても無駄なので、もう少し周囲をよく見るようおすすめするよ。
こういうの全部レッテル貼り。
私は痴漢でもなければ、いじめっ子でもない。むしろいじめられっ子だった。
自衛はしていたが。
このエントリのあほらしいところは、私の言ってもいないことを拡大解釈してるところ。
「痴漢にあったのは被害者のせい」と言っていない。「自衛せよ」と言ってるだけ。
鍵をかけずに泥棒にあった。悪いのはもちろん泥棒だが、カギをかけていれば避けられた。
ここで「痴漢被害者に自衛をさせるなんて!」と憤る人は鍵をかけないのか?
私が叩いてるのは、他人に過剰な負担、配慮を強いる「加害者」。
なんだろう、嘘つくのやめてもらっていいですか?
こういう「女がー!」とかいう言い方をした上で「自衛しろ」「被害者が悪い」て言ったら
そりゃぁ怒ってより一層「もっと被害にあわないものを!」って自衛をしようとするだろう。
女性専用車両は自衛にあらず。無実の他人に過剰な配慮・協力を強いている。
「自衛」がきいてあきれる。
そうやって作ってもらった女性専用車両に乗って、特権面してるのもおかしければ
例の問題に限らない話だけど、なんでもかんでも海外デワーってうるさい出羽守のくせに、
当の海外で問題が起きたり、疑問の声が上がった時に、素直に過ちを認められない奴がいる。
なんで? 植民地ジャップの総督気取りの奴が? スターつけてる奴らもこの際だから考えてみ?
「藁人形論法」と言われるのもアレなので、特定個人のidを「屏風から出」さざるを得なかったが、
別にこの特定個人を叩くつもりはない。絶対こいつだけじゃねえんだもの。
叩きたいのは個人や集団ではないし、彼らの掲げる主義でもない。
自説の瑕疵に目を向けようともしなければそれを恥とも思わない、その傲慢さ自体だ。
心当たりのある奴は自分のことだと自覚するように。metooですよ。
お前らにもわかりやすいように、原発で例えてやるよ。めっちゃ不謹慎だけどさ。
あるところに、日本製の原発を導入しようと考えている国がありました。
そしたらある日、日本にあるどっかの原発が事故を起こしちゃった。
トータルで考えたら、それでも利益の方が大きいかもしれないけど、皆ビビりすぎなほどビビってる。
そんな時、原発のリスクとリターンについて、その国の民衆に説明すべきなのは誰?
「原発を導入したがってる人」でしょ?
そこで「我が国にはまだ日本製の原発はないし、事故も起きてないんだから、議論する段階じゃない」
とか言って、通ると思う?
の話をするのもなんであるが、先頃「ああ東大話法だなあ」という会話を経験した
安富先生の東大話法はある種の人に対する正当で的を射た批判であると思うが、一般向けに提唱されたためか、いかんせん書きぶりがフワッとしている
批判の対象が詭弁を駆使する相手である手前これはあまりよろしくない。「それは東大論法だ」などと言ってもあの手この手ではぐらかされてしまうだろう
安富先生のまとめたことは2-1-2以降、および2-2以降に含まれることになるだろう。基本的には批判、あるいは"これからされるであろう"批判を回避するための詭弁であり、それを「議論を"分かりにくく"するための修辞」や「自らの立場を利用した権威的態度、権威論証」が支える形である。
さらに詭弁の形の一つとして付け加えたいのが2-1-1にある「自ら発言の後からの修正、限定」である。これは安富先生の挙げられた中に明示されていなかったように思うが、個人的にはこれこそが実は「東大話法的な」議論の中核を成しているのではないかとさえ考えている
もちろん「発言に対する後からの説明、注釈」は常識的な範囲では普通に行われるし、従って直ちに論理的誤謬であるということはできない。意味が正しく伝わらなかった時に後から「より詳しく」注釈するのは当然のことである
しかしながら、権威的な立場から発せられるがゆえに重々慎重であらねばならない言葉に対して、それが批判にさらされたからといって後から読み手の予想し得ない限定条件を付け加えたり、ある用語が通常用いられない特殊な意味で使われていると釈明したりするのは誠実性の問題であろう
あまつさえ「元の発言は当然そのような(極めて限定された)意味に受け取られるべきで、そのように受け取らなかった読み手が悪い」といったようなことを言うに至っては、まごうことなき詭弁である(「当然」という部分は権威論証的であるし、誤読の責任を相手に転嫁することは「本当に意味の齟齬があった」にしても不誠実である。もちろん大部分は、批判を無効化し回避するための方策として「相手が誤読したことにする」べく、後から意図的に作り上げられたものである)
言葉の意味や文法は辞書や文法書がア・プリオリに定めるものではない。膨大な一対一、多対多の関係の中において得られた広範な"合意"の集成であり、辞書や文法書はそれを抽出しているにすぎない。まして特権的な人物がその意味をなにがしかできるものではない
そのような合意の元に発せられた言葉の意味せんとすることを、批判を回避したい、相手に責任転嫁したいという邪な欲求のために後から自分の恣にしようとすることは、言語活動の中でももっとも不誠実な部類の行為であろう
藁人形論法というのなら具体的事例を挙げたいと思うんだけど。
職場の同僚と飲んでたときに自分は童貞だっていう人がいたんだよね。高校時代に彼女が一回だけいたことがあるみたいで、とにかく彼女ができたことはある俺っていうのをめっちゃ主張してた。
それだけならまだよかったんだけど、その同僚の後輩女性が彼氏できたって話になって盛り上がったんだよ。そしたらその同僚さ...
「彼氏がいるってことは非処女でしょ?前の彼氏のちんこも今の男のちんこもフェラしてるのとか想像するとまじで汚いわ。女なら一人の男だけと性的な関係を続けろよ。」
って言ったんだわ。後輩女性もその場は「そういうこと言うのやめてくださいよ〜w」って流してたけど、帰りみちで気持ち悪いって泣いてたよ。童貞って「付き合う=セックス」という意識が異様に高い人が多いんだよ。もっと精神的な繋がりがあるんだってことを理解してほしい。
どうせこうやって具体例を挙げても「それはその同僚個人の問題であって童貞だからと関連づけるのはクソ」とか言われるんだろうけどさ。
「既定路線から外した商品名をつける」と「商品名からナンバリングを外したので便宜的な通称を付ける」はまったく別の話。
「iPad第四世代で懲りただろ変な名前は」「iMac Late 2015で懲りただろ変な名前は」と言ってるようなもんだ。
売り場に「iPad(第四世代)」と表記があったら「新iPadの呼称はiPad(第四世代)! ダサい!」と嘲笑するのか?
どちらかというと「iPhone8ではなくiPhoneX」に対応するのは「iPad3ではなくiPad」のほうなんだから、
「せっかくナンバリングしてきたのに途中で路線変更するなんて計画性がない」と批判するならまだ分かるんだが。
それで言うに困って「リンク先でこう書かれているが認めるのか」とは。
リンクするだけでリンク先の意見を全面肯定しなきゃいけないルールができたとは知らなかった。
敵と見れば勝手なグルーピングして藁人形論法。本当に間抜けだな。
正直に言えよ。
「まとめサイトでネタにされてたのを信じて『新しいiPad』が正式な商品名だと勘違いしてました僕は馬鹿で間抜けな情弱です」ってさ。
この点は確かにね。ごめん。
普通は相手を損得で選別したりしない。それは優生思想の個人版なだけ。
人をそういう風に選別する事の醜悪さに気づけないならもう話すことはないだろう
人を選ぶことは醜悪というよりは残酷かな。私の感覚だと。人を選ぶということは、誰かを選ばないことでもある。そして、誰にも選ばれなかった人は死ぬしかない。
けれども私は神様じゃない。人を選ばずどんな人にも平等に接することはできない。嫌いな人も、苦手な人も、好きな人も、憧れる人もいる。そんな人たちを全て平等に扱うことなんてとてもできない。
それに私は選びたい。私にとって特別な人に、あなたは特別だと伝えたい。人を選ばずにこの特別な気持ちを伝える方法なんて知らない。
これが普通じゃないなら仕方ない。私はこんな風にしか生きられない。
最後に綺麗事を言うと、選ばれなかった人がいることもまた忘れたくはない。それが、人を選ぶという残酷なことをした私にできる、せめてもの何かだと思うからさ。