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はてなキーワード: 時代の趨勢とは

2023-07-10

エアロビレオタードタイツ60年代から90年代まで

運動着としてのレオタード小史

レオタードはもともとアクロバットのものだった。40年代存在はしていたが、寒いときの重ね着だった。ヒートテックみたいなものか?

60年代理想女性像は、女性的で成熟したものから、ほっそりして若々しいものに変化した。きれいな脚が魅力的とされ、スカートが短くなる流れと一致している。

レオタードはこの頃の運動着で、水着のようなものと全身を覆うものがあった。水着タイプは下にタイツを着ることがあった。レオタード対照的な明るい色のタイツ流行った。

長袖、半袖、袖なしがあり、首まわりは丸いのからタートルネックがあった。

70年代になると、ファッション全体は60年代サイケデリックな傾向を脱したが、レオタードはまだ人気だった。しかし、微妙な違いがある。70年代になると、60年代の活気のある色と模様がおとなしくなった。人気のあった色はピンクベージュ茶色、暗い緑や青だ。タイツレオタードの色に合わせることが多い。

いたことに、レオタード70年代には屋外の運動着としても採用された。

ただし、exersuitと言われるもので。ボクサーショーツや紐のついたパンツの下に着られたものだ。外観は40年代運動着に似ている。

以前ハンガリーのレオタードについて書いたが、ハンガリー場合は屋外で水着タイプレオタードを着るものだ。

80年代になると、たとえば袖なしでVネック、レッグウォーマーつきといったデザインが出てくる。

ファッション70年代のものと近いのだが、アクセサリが増えてくる。たとえば、バンドやレッグウォーマーだ。

この頃はフィットネス熱の時代としても知られる。ジム出会い場所にもなりさらにおしゃれになった。写真を見ると、なぜかレオタードの上からブルマーのようなものはいているのもある。

これで60年代80年代レオタードの違いがわかるようになった。

一方で、レオタードの衰退については、この記事には記述がない。

へそ出しやブラトップ流行り出したのがなぜかもわからない。

ビキニとは時代がずれている。

https://thevintagewomanmagazine.com/history-of-exercise-fashion/

ソ連の状況

ソ連エアロビ流行り出したのは1990年代だった。

その兆し中央テレビ放送された「新体操」の番組だ(ロシア語から和訳したのでこの訳語が正しいかからない。オリンピック競技とは別物なので「新式体操」とでも訳すべき?)。

レオタードを身に着けた女性が、エアロビ体操ブーム引き起こした。

保守派の人びとの反感にもかかわらず、「新体操」の起源音楽リトミック教育起源もつ20世紀初頭のスイス人作曲家エミールジャックダルクローズに始まる。

もともとリズム感を鍛えるために、身体リズムに合わせて動かすことを発明した。

エアロビクスは「新体操」とは違う点がたくさんある。

有酸素運動60年代米国のケネスクーパーにより開発され、女優ジェーン・フォンダにより人々に広められた。元々彼女にとっては体操趣味であった。

当時のソ連運動労働者向けに作られた30年代のもの踏襲されていたので、新しいものが導入された。西側であるとの批判をかわすため、番組は「新体操」と呼ばれていた。

https://kulturologia.ru/blogs/160519/43125/

感想

同じレオタード流行った時代でも、タイツをどんな色と合わせるかなどの流行りすたりがあったことは知らなかった。「うる星やつら」とか「キャッツアイ」とか学研頭脳開発ビデオ「わくわくひらがな」でみたレオタードなども、その時代を反映していたのだろう。

また、時代のよって女性理想ファッションや体格が変わってきたのも再確認できてよかった。人気のハリウッド女優によって金髪ブルネットの人気が変わってきたのは知っていたし、楊貴妃の頃はぽっちゃり系がモテたとかそんな話を聞いていたが、ここでも実証された。

世界史を学ぶ醍醐味はここにある。自分の好みや思想もその時代の趨勢とは無縁ではないし、価値観なんてあっという間に変わってしまう。好きなファッションをすればいいし、価値観自分の頭で考えないと大勢に流されっぱなしになってしまう。

そういえば以前書いたが、ソ連のほうがレオタードの導入が早かったらしいことは興味深い。

疑問

先ほど述べたが、レオタードの上からショーツ型(パンティー型)の服を着るケースがあるが、なぜだ?

下の記事11番目の写真も参照。

https://www.elle.com.au/health-fitness/workout-clothes-throughout-history-12669

ブルマショーツ化の流れとも関係しているかもしれないが、証拠を見つけるのは難しいだろう。当時の美意識を(フェティシズムを?)反映していると立証するのはどうすればいいのか。できるのは、同時期のファッションだったという指摘をするだけだ。

今後の展望

最初の項目で引用した記事は他の運動着についても記載しているので、そのうち概略を説明する。全訳すると著作権的にまずい。

かにも、へそ出しファッションが許されるようになったのはいつか、ビキニとはどれくらいずれているかについても調査したい。考えてみればビキニ歴史も意外と知らない。

また、レオタード衰退の理由も知りたい。上のへそだしとも関連するが、スポブラタイプ運動着が流行ったのはいからについても気になる。

ところで、最初ブルマーについての記事投稿してから3年が経った。速いものだと驚きもするし、自分オブセッションの変わらなさに呆れもする。

2022-05-26

話題の「リスキリング」が、学歴社会終焉に向かわせると思える


 コロナ禍がビジネスに影響を与え続け、その期間が2年を超える中で、大きな変化といえるものデジタル化の加速という流れがあります。それまで耳なじみの薄かった「DX」という言葉経営常識となり、自社の製品サービスネット上で販売するECビジネスオンライン営業はもはやB2CB2Bを問わぬ重要戦術となっています従業員一人ひとりの身近な部分では、テレワークオンライン会議などコロナ前には想像もできなかった働き方が、あっという間に浸透しました。

 この流れは業務根本から見直すことにも直結しており、特に業界的な変革期と昨今のデジタル化の急流が交錯した業種において激しい動きが目立っています。その最たるもの金融業界でしょう。日本経済新聞調査によれば、銀行証券保険などの大手13社で3年以内にDXを活用した業務削減に伴う人員削減は4万人に達する見込みであり、うち明確に配置転換が見込まれ人員は7000人余りとのこと。それ以外の3万人超については、「未定」というあいまいな状況に置かれています。ただ、日本労働法規上、自然減以外の余剰人員解雇することは難しく、どのように再活用していくかは大きな課題となっている形です。

 余剰人員活用キーワードとして2021年辺りからよく耳にするようになったのが、「リスキリング」という言葉です。「リスキリング」とは英語にすると「reskilling」、すなわちスキルを身につけるという意味の「skilling」に「再度」を意味する「re」を付けたもので、「職業能力再開発、再教育」という意味で使われています。広義には時代に合わせたスキルの再取得を意味しますが、今の時代限定した狭義では「DX化に対応できるスキルの再取得」という意味で使われていることが多いのではないでしょうか。

画像イメージ出所ゲッティイメージズ

 先の金融業界の例で申し上げれば、りそなホールディングスでは行員1700人を3~6カ月の研修期間を経て事業承継分野やDX関連業務に配置替えすることを計画しているようです。第一生命保険では全社員デジタル人材として再教育し、社内のIT資格取得を義務付けるといいますSMBC日興証券でも、22年度中に社員の約1割にあたる900人をデジタル人材として再教育の上、再活用する考えを公表しています

 急速なデジタル化の流れで、金融機関におけるリアル店舗網の縮小は加速度的に進んでいます。同時にフィンテック活用をはじめ金融機関ビジネスモデルは根底から変革を求められており、今後を見通した変革の設計図面に対して人材面での対応が追い付いていないのが実情であると映ります

 このようにコロナ禍と業務見直しの過渡期が重なった金融機関ではかなり激しい動きが見て取れますが、他の業界でも時代の趨勢(すうせい)はいかんともしがたく、早晩ほぼ例外なく同じような流れにのまれるのは間違いのないでしょう。そうなると気になるのは、長年同じことの繰り返しに慣れてきた中高年社員はリスキリングに直面してどうなるのか、という問いかけです。

 パーソル総合研究所20年に発表した調査で既に、国内企業約800社の約36%が「シニア社員能力スキル不足が課題になっている」と回答しており、5年以内に課題になりそうだと回答した企業まで含めると、70%近くにまでのぼっています。中高年社員いかにして取り残さないかという「守りのリスキリング」は、見逃せない問題になってきているのです。「人生100年時代」といわれ定年延長や再雇用既定路線になりつつある中で、企業経営は新たな重たい課題を抱えることになったといえそうです。

出所:パーソル総合研究所企業シニア人材マネジメントに関する実態調査

 人事戦略の変革はリスキリングだけではなく、採用面にも大きな動きが出ていますスキルを持った人材積極的中途採用する動きです。

 やはりこの領域でもビジネスモデル転換を急ぐ金融機関が先行している感は強く、3メガバンクで22年度中の中途採用が前年比8割増という計画が打ち出されています。一方で新卒採用は3メガバンク合計で前年の5000人から1100人へ大幅な減少傾向にありますリアルの非効率業務デジタルに置き換わること、そして今後も進むDX化で実践的なスキルが重視されることなど、この傾向は他業種にも広がることが大いに考えられるでしょう。そうなると最終的には、世界的に見てガラパゴス終身雇用を前提とした日本企業採用は、近い将来いよいよ終焉を迎えることになるのではないかと思うのです。

 そもそも長期雇用を前提としたわが国では、チーム型優先での組織運営にふさわしいゼネラリスト養成を目指した「メンバーシップ雇用」を採用の基本としてきました。この「メンバーシップ雇用」は結果的に、基礎学力を一つの物差しとした学歴優先採用を醸成することとなり、特に大手企業は一人でも多くの有名大卒業生採用したいという方針で長年採用競争を繰り広げてきました。

 しかスキル重視の中途採用人材補充の有力手段となり新卒採用が減ることになれば、新卒採用についてもこの傾向にシフトしていくのは当然の流れです。すなわち、日本的「メンバーシップ雇用」が「ジョブ雇用」に取って代わられるのは時間問題であると思われるのです。

今後、採用においては、終身雇用を背景とした長期的展望ゼネラリストを育てるという人材方針が改められることで、入社後に想定されるジョブにハマるかハマらないかが、その合否を決定する最大のポイントになるでしょう。そうなれば新卒採用は、「人物重視」といったあいまい表現に“化粧”された学歴偏重に陥ることなく、応募者がその時点でスキルとして何を身につけているか、あるいは企業要求するスキルを持っているか否かが問われることになるはずです。とりわけ語学力プログラミングをはじめとしたITリテラシーなどが、新規採用の際の基本資質として問われることになるとみています

 われわれ世代就職活動をしていた40年ほど前は、銀行などの募集要件に当たり前のように「大卒文系男子」という狭い枠がハメられていました。しかもこの「大卒」の裏には、「できれば有名大学」という言葉が明らかに潜んでもいました。だからこそ、教育ママ教育パパはわが子を中学から有名校に入れて、有名大学に進学させることこそ親の務めと思ってきた節があります

画像イメージ出所ゲッティイメージズ

 しかし気が付けばダイバーシティージェンダー平等常識となった今、企業募集要項に「文系」「男子」などを付することが非常識時代となり、もはや「大卒」を掲げることすら常識に適わなくなる日は近いと感じさせられます。筆者の住む街の路上で夜な夜な繰り広げられる塾通い送り迎えの駐車車列渋滞を見るにつけ、教育ママ教育パパの教育目線もそろそろ変えないといけないのではないかと感じる次第です。

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2205/26/news042.html

2022-03-16

ツタヤにあるDVDCDは全部オレのものメルカリ商品は全部メルカリの所有物

ツタヤ店舗が減っているというニュースを見た。

10から20代の初め頃、ツタヤにはお世話になったので、少し寂しい。

最近若い人はツタヤ契約したことある人は少ないだろう。

みんなNetflixとかSpotifyとか、サブスク契約だろう?

なので、かつてツタヤ契約して大いに利用したオレが、

その偉大なサービスを紹介してみたいと思う。

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多くの人は、ツタヤレンタル業だと思っているが、実は違う。

そもそもツタヤ店舗店舗ではない。

あそこに陳列されているDVDCD商品じゃない。

アニメ海外ドラマお笑い、そして音楽

あれは、全部オレのものだ。

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オレはツタヤ阪急伊丹駅前店というところと契約していたので、

ツタヤ阪急伊丹駅前店にあるDVDCDは全部オレのものである

ツタヤは、コンテンツ特化型資産管理業をやっていて、オレのDVDCDをぜーんぶ管理してくれていた。(書籍や一部ゲームソフトは除く)

今考えてもすごいビジネスモデルだと思う。

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音楽好きとか映画好きな輩が自宅の棚に膨大なCDDVDコレクションを並べて悦に浸る、みたいな趣味あるけど、

オレからしたら、そんなの比じゃないねコレクションボリュームそもそも違う。

あれだけの量のコンテンツ普通に購入したら数千万円はかかるんじゃない?

にもかかわらず、ツタヤサービス契約すれば、初期費用は、入会金の200円だけ。

それを払うだけで、あの広大なフロアに並ぶ大量のDVD/CDたちがオレのものになった。

しかも地味にすごいのが、このコレクションは徐々に増えていく。

新作が発売されれば、自動的コレクションに追加される。特にこちからオーダーする必要もない。

このサービス契約するだけで、オレは常に歴史的名作から皆が注目する最新作まで、いつでも手中に収めている状態になるわけ。

サブスクだったらそんなの当たり前やん、ってなるけど、DVD/CDという物理メディアが全部自分のものになるっていうのは、

ある一定から上の世代にとっては、すごい夢というか憧れが現実になった感があるんよね。

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うそう、ツタヤ店舗店舗ではないと言ったが、実は、あれはオレの貸し倉庫だ。

それなのに、オレは貸し倉庫オーナー家賃を払っているわけではない。

ツタヤのすごいところは、ツタヤがそれを立て替えてくれているという点。

しかし、ツタヤはオレに毎月その立て替えた家賃請求することはない。

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じゃあツタヤキャッシュポイントって何? ってなるんだけど、実はツタヤ手数料ビジネスをやっている。

貸し倉庫に保管されているオレの膨大なコレクションの中から今日はこれ観たいor聞きたいな」っていうタイトルピックアップし、

枚数に応じて、払い出し手数料を払う。タイトルリリース時期によって手数料金額は変わるが、

最新作でもなければ、1枚1回300円だ。

初期費用200円、払い出し手数料を300円/枚/回払うだけで、あの膨大なコレクションが全部オレのものになったと思うと、

このビジネスやってるツタヤ慈善事業かな? って思うちゃうぐらい。

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それにだ、ツタヤは、なんと貸し倉庫にオレ専用のスタッフを配置してくれている。

払い出しの手続きはもちろん、膨大なコレクションジャンル別に陳列してくれたり、

盤面が汚れたディスククリーニングしたりしてくれている。

どこに欲しいタイトルが置いてあるかわからない時は、

スタッフに聞けば丁寧に場所を教えてくれたり、一緒に探してくれたりもする。

オレが、いつ貸し倉庫に行ってもいいように、シフトを組んで複数人体制対応してくれる。

正直、この手厚いサービス、こんな安い手数料でここまでやっていいの? って思ってしまう。

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あと、大きな問題ではないのだが、ツタヤ契約し、サービス提供を受ける上で注意しておくべきポイントもいくつかある。

例えば、払い出し期間だ。新作なら2泊3日、旧作は7泊8日というように、貸し倉庫へ戻す期限が設定されている。

これは、所有者であるオレがDVD/CDを借りすぎて、自宅に溜め込んで汚部屋にならないように、という配慮だと思う。

せっかく貸し倉庫があるんだから、自宅に溜め込まず、ちゃんと元の場所に戻しましょうね、ってことなんだろう。

コンテンツ特化型資産管理サービスならではの配慮と言えるな。

しかも戻し忘れないよう、期限をすぎた場合は追加料金が発生する料金形態になっている。

人間誰しも損はしたくない。これはヒトの心理を突いた、うまい仕組みだな、と思った。

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次に、たまに払い出そうとしても払い出せない時がある。

世間ではこれを「レンタル中だったから借りれなかった」と言ったりするそうだが、

オレにはよくわからない。だって、オレの所有物である手数料を払うのに、払い出せない訳が無い。

これはオレの想像だが、ツタヤスタッフディスクメンテナンスをしてくれているのだと思う。

馴染みのスタッフが定期的に、汚れたディスクは読み取りエラーになるので、定期的にクリーニングしている、と言っていた。

から、そういうことなんだろう。

こういう時は、数日待てば払い出し可能になるので、特に問題はない。

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たまに、めちゃくちゃコアでマニアック知名度の低いタイトルを払い出したくなることがある。

流石にツタヤ管理してくれているオレのコレクションにもない場合がある。

そういう時は、素直に一般店舗から購入するしかない。

オレのコレクションに追加してくれるようオーダーを頼むことができるのだろうか?

オレはやったことがないからわからない。

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あとはそうだな、せいぜい対応時間が限られるところ。24時間やっている(やっていた)ところもあるらしいが、

多くの場合、深夜早朝はオープンしていない。まあ、これは普通の人にとっては特に困る問題でもないだろう。

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それぐらいである。

それぐらいのことを気をつけてさえいれば、初期費用200円、都度課金の払い出し手数料300円で、

膨大なDVD/CDコレクションが手に入ったのだ。

今のサブスクサービスとは違う。視聴しようがしまいが、月々数千円取られるのとは違う。

もし、その月に払い出ししなければ、かかる費用は0円だ。

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正直、ツタヤはどこで儲けているのか謎だ。

いくつか客側に制約があるとはいえ、それがキャッシュを産むような制約とは思えない。

コンテンツの購入費用、貸し倉庫家賃光熱費スタッフ人件費

オレの払い出し手数料で賄えていたのだろうか?

そのビジネスからくりはオレにはわからないが、

店舗という名の貸し倉庫が減ってきているというのだから

その謎のからくりも、時代の趨勢とは合わなくなってきたのかもしれない。

寂しい限りだ。

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ところで、ツタヤレンタル業を装いながらレンタル業ではないというのがここまでの話だが、

実はメルカリもCtoCサービスとか言っておきながら、

あれが実は本当のレンタル業というのも、あまり知られていない事実だろう。

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結論から言うが、メルカリアプリに並んでいる商品。各商品には販売者とされるユーザー名が付されているが、

あれはその商品担当スタッフであって、あのユーザーの所有物ではない。

では、所有者は誰か? 株式会社メルカリのものである

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例えば、初めてメルカリでモノを売るユーザーを想定してみよう。

最初の段階では、そのモノ、なんでもいい、機種変更して余ったSIMフリーiPhoneでも売ることにしよう。

そのiPhone正真正銘、その売ろうとするユーザー、ここではAとしよう。Aその人のものである

しかし、これに買い手がつき、Bというユーザー販売が成立すると、所有権メルカリに移る。

Bが買い、Bのモノになったのではないのか?

そうではない。Bは、デポジットメルカリに支払い、そのiPhoneを無期限でレンタルするのだ。

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次に、そのiPhoneを買ったBが、そのiPhoneに満足しなかった場合や、必要がなくなった場合はどうすればいいか

簡単であるメルカリに出品すればいいのである。そうすると、また別のユーザー、例えばCとしよう。

今度はCが購入希望という名のレンタル希望を出してくる。

ここで、最初に支払ったデポジットより安く売れた場合、その差額が、BのiPhoneレンタル使用料ということになる。

例えばBがAから50,000円で買ったiPhone。これをCに40,000円で売ったとしたら、BのiPhoneレンタル使用料10,000円だったいうことだ。

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この仕組みのすごいところは、レンタル料が無期限という点にある。

通常、レンタル品は期限が決められている。1泊2日◯円、といった具合だ。

しかし、メルカリ場合はこの期限がない。

にも関わらず、最初に払ったデポジット

次のレンタル希望者との間でディールした金額との価格差レンタル使用料なのである

レンタル期間によって変動はしない。

とてつもなく利用者側に立った料金形態と言える。

この姿勢が、ユーザーメルカリ参入をここまで促したのではないだろうか。

しかも、メルカリ面白いところはここからだ。

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不思議なことに、メルカリレンタル品の返却を義務付けていない。

ユーザーが壊したり、捨てたりしても、弁償する必要はないのだ。

ただし、その場合は、先程の例で言えば、BのiPhoneレンタル使用料は50,000円ということになる。

このレンタル使用料を低く抑えるためには、メルカリに返却(出品)することが最短の近道なのである

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さらに、先程のケースではレンタル使用料をBが払う形になっていた。

だが、時としてレンタル費用ゼロか、あるいはマイナスになることもある。

マイナスマイナス。つまりプラス利益ということである

Bが50,000円で買ったiPhoneを、Cが60,000円で買うこともあり得るということだ。

この場合、BはiPhoneメルカリからレンタルしておきながら、メルカリから10,000円をもらうことになる。

この費用名目は定かではないが、逆にメルカリiPhoneの保管管理費用として支払うのか、

あるいは管理CへiPhoneを発送する配送手間賃として払っているのか。

いずれにしても、こういうワンチャンもあるため、メルカリに参入するユーザーは多いのだろう。

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メルカリサイドからすると、ものすごく旨味のあるビジネスである

まず、在庫を抱える必要がない。最初商品ユーザーから買い取った時点で、

最初の客(レンタル希望者)が決まっているのである

在庫を抱える必要がないか倉庫費用もかからない。

いつレンタルされるかわからない商品仕入れて、いつ倉庫から捌けるかヤキモキする必要がない。

これは物販やレンタル業の経験がある人間からすれば、とてつもなくストレスフリーな状況だと言える。

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次に、商品管理スタッフ不要なのも特筆すべきである

メルカリシステムアプリのものを開発したり保守管理するエンジニア必要だが、

商品登録したり、商品写真を撮ったり、商品解説文を用意する商品管理スタッフ。この人件費スパッと要らなくなるのだ。

2021年12月の時点で、累計流通商品が25億品を突破したという。

累計なので、ある時点でのアクティブ在庫数は不明だが、それにしても、それだけ大量の商品を出品するには、

通常であればかなりの人数のスタッフを用意しないといけない。

それをユーザー負担とすることで、バッサリコストカット成功したわけだ。お見事である

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さらに、商品メンテナンスコスト不要である点。

在庫していれば、経年劣化するし、劣化しないように倉庫温度湿度管理などがシビア商品もある。

先述の通り、在庫しない、倉庫不要なので、メンテナンスコスト必要ないわけだ。

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最後に、手数料。先程のユーザーA・B・Cの例では、わかりやすくするために手数料を省いた。

実際のところは、次のレンタルが成立する時点で、成約した金額10%をメルカリ側が手数料として徴収する。

これは、いわゆる天引きという形になるので、取りっぱぐれがない。

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世の中の形ある製品

それはメーカーが開発し、製造し、販売することで商品となり、最初顧客の元へ届く。

ここまでは、一般的なことだ。

しかし、最初ユーザーメルカリへ出品した途端、それはメルカリの所有物となる。

倉庫必要ない。強いていえば、ユーザーの自宅である

あとは、メルカリプラットフォーム内で、ぐるぐるとレンタルが続けられるだけである

たまにレンタルが成立せず、ユーザーが廃棄することもあるかもしれない。

それはユーザーデポジットレンタル料として確定するだけのことだ。

メルカリを覗けば、こんなものまで売ってるの? と思わせられるほど、多種多様な、

それこそ、世の中のモノは(規約で禁制されているもの以外)大概揃ってしまうのではないだろうか。

そう、世の中のものは、少しずつ、少しずつ、すべてメルカリの所有物となっていくのである

2021-10-29

女の子の絵が描かれたパソコン用の壁紙が見つけづらくなった

いろんな画像サイトを巡っているが最近Twitterなどで発表する&スマホがメインなせいか、縦長の画像が多い。

たまに横長の画像を見かけてもエロゲ用のセックスしてる、一般の場で使えないような画像しか見つからない。

横長→横たわる→寝る→セックスなんだろうな。

昔は壁紙を公開するメーカーサイトもあったが、それも見かけなくなった。代わりにTwitter用の画像を用意してるな。時代の趨勢を感じる。

2021-08-30

anond:20210830144014

禁止とか規制無意味だと何度言ったら。

時代の趨勢は非犯罪化に向かってるだろ。

2021-06-16

anond:20210616012342

ありがとうございますファングッズとしての側面、現代書籍にはかなりあると感じます

著者の顔が帯や本の表紙に大きく載るのは今の時代の趨勢だなと思っています

あれって、Youtubeサムネに顔を乗せるのと、やってることは同じだと感じます

2021-01-26

第4の障害

知的障害を伴わない発達障害存在世間に広く認知されるようになって10年以上になるだろうか。

アスペルガー症候群自閉症スペクトラム)やADHDなどの、コミュニケーション不全の障害は、現在の高度情報化社会に適合することが困難な人々を障害者として認定したもので、そのような意味で「新しい障害」「時代によって創られた障害」とも言われている。

歴史的経緯から俯瞰すれば、社会構成員の多くが第一次産業従事していた時代には、軽度な発達障害障害としては認識されていなかった。社会にとっては身体的な機能障害の有無が、何より重要視された。

機械を使わない農作業では人間身体が頑強であるか否かが生きていく上で重要である。逆にこのような時代において、体格さえ頑丈でよく働くことが出来ればよく、発達障害の有無が社会構成員にふさわしいか否かの判断基準とされることはほとんどなく、それどころか知的レベルで多少劣っていても問題とはされなかった。

ところが産業革命が起こり、人々が工業生産すなわち第二次産業従事する者が多くなってくると、知的レベルが低い者は労働生産性において不利となり、工場などで働くことがままならず、障害者としてみなされるようになる。どれだけ体格が頑丈であっても、軽度知的障害者は障害者として扱われる。

そして現在の高度情報化社会では、第三次産業従事する者が多くなっている。情報通信業を含むサービス産業においては、他人との間の情報の伝達に問題を生じる者、すなわちコミュニケーション能力が低い者が障害者と認定されてしまう。認定を受けた者やその予備軍は、生きづらさを抱えて生きていかなければならなくなったのである

こうして、今日社会では他者とのコミュニケーションが困難な者は軽度であっても、総称して「発達障害者」と呼ばれ、障害者として取り扱われ、治療対象となり、障害者枠で働くことが可能になってしまった。

生きづらさを抱える人々が社会から援助されるようになったのだから、それは社会進歩である、ととらえる人もいるが、高度情報化社会発達障害であることが生きづらくしてしまったのだから発達障害者にとっては社会悪化であろう。

ところが社会進歩(あるいは対象者にとっての悪化)はとどまることを知らない。高度情報化社会から次の社会へとステップアップする中で、今後クローズアップされるであろう障害が、掲題の第四の障害である「嫌感障害(けんかんしょうがい)」(英訳するとharassmental disability)ではないか、というのが私の予想である

「嫌感(けんかん)」とは私の造語で、嫌感障害者は、他人嫌悪感を感じ取れずに、あるいは知りながらも敢えて、ハラスメントを行う人々のことを指している。

(同様に"harassmental disability"も、発達障害=disappointmental abilityに寄せて作った造語

「それは一般発達障害とどこが違うのか?」と問われるかもしれないが、知的障害身体の脳の障害という意味で広義の身体障害者であり、発達障害が広義の知的障害であるのと同様に、嫌感障害もまた、広義の発達障害ととらえて差し支えない。

しかしこれまでの発達障害という概念の中には、共感性が低いために他人感情が分からずに意図せず他人嫌悪感を与えることをその中に含みつつも、「他人が嫌がることがわかっていながら他人の嫌がることをすること」、いわゆるセクハラパワハラをすることまでを障害一種だと認定することはなかった。

今回私が提唱する「嫌感障害」は、一歩踏み込み発達障害者の中で他人嫌悪感を与え続けてやまない行動発言をする人々と、攻撃的であったり、あるいは人が嫌がることをすることをやめられない人々を、まとめて新たな障害者として認定するものだ。

第1の障害身体障害、第2の障害知的障害、第3の障害発達障害ととらえたことが、嫌感障害を第4の障害ととらえる所以である

昨今の脳科学では、人間自由意志存在否定され、すべてが所与の条件、すなわち、遺伝子環境構造などによって思考自動的に決定されているという。

自分意思によって他人の嫌がることを行う人もまた、ある意味自分ではどうしようもない衝動によって突き動かされ、社会に不適合な行動を取らざるを得ない障害者と言えるのではないか

彼らが適合できない社会とはなんであるか。それは女性障害者が多く進出した社会であり、多様な社会であり、弱者が認められ、生きやすく、守られる社会である

この社会では、強者多数派が、その力でもって弱者や少数派の人権を踏みにじることは、もはや許容されない。

強者が所有していた権力多数派が所有していた圧力でもって、他人自由を拘束し、口をふさぎ、多様性を蹂躪することは社会がもはや許さないのである

他人への嫌がらせを許さな社会は、高度情報化社会が発達し、様々なサービスが生まれる中で、人々が夢中になるサービスに人々の興味が集約していく中で育まれていった。人々が夢中になるサービスとは、SNSである

高度情報化社会が理性の支配する知識の共有を成し遂げたものであるならば、その中で育てられてきたSNS内では、感情の共有が重要ものとして形作られてきた。

それは「高度感情社会」と言えるものである。私達は高度感情社会という新しいセクターに生きており、産業革命情報革命の次に生じた、感情革命の只中にいるのである

GAFA情報化社会の雄ならば、そこに入っていないTwitter感情社会の雄であり、今後は感情産業と言われるような感情の共有化をビジネスの柱とする産業第四次産業?)に、多くの人々が従事するようになるだろう。

その産業の中で障害となるのが、他人感情を傷つけて平然とする人々である。その問題が今、ジワジワと、次々にクローズアップされているのを私達は知っている。

昨今のニュース報道に触れて、

「こんなことまでハラスメントなのか?」

という疑問を抱いた人は、多いのではないだろうか。なぜ新しいハラスメントが次々に問題視されているのか、わからない人も多いはずだ。戸惑っている人々も多いだろう。新しいハラスメント提唱する人々に「お気持ちギャング」というレッテルを貼る人々も少なくない。

しかし、これが時代の趨勢である、ととらえると、納得できるのではないだろうか。他人嫌悪感を抱かせるのは障害である、という新しい常識が広まりつつある過程なのだ

嫌感障害という概念確立されるメリットとしてまず考えつくのが、嫌感障害障害であるのだから治療対象となり、医療解決する分野となることだ。

発達障害コンサータなどの投薬で治療されてきたように、いずれ嫌感障害解決する薬が見つかることになるだろう。

次に挙げられるメリットとしては、パワハラセクハラをしてきた人々が、ひとくくりの集団として可視化され、社会活動における「障害」の持ち主と認識されることだ。

発達障害という概念が、コミュニケーション重要性を浮き彫りにしたように、嫌感障害という概念は、他人への攻撃性を抑止できる能力重要性を明らかにする。

パワハラセクハラモラハラを、無意識であれ意図的であれ、行ってはいけないし、それは教育によって徹底されていき、矯正できないものは「障害」がある者として取り扱われることになるだろう。

このような潮流が社会に表出しようとしていることを、私達はこれから目の当たりにすることになるだろう。


なお、以上のようなことがふと頭に浮かび、自分オリジナルアイデアかもしれないと思い、一気呵成に書き上げたが、研究者でも専門家でもない私の思いつくようなことは、すでにどこかで誰かが考えついているかもしれない。

「高度感情社会」「嫌感障害」といった概念に似たことが書かれている本などがもしあれば、ぜひブックマーク増田返信で教えていただきたい。

逆にアイデアが私のオリジナルだった場合用語アイデアに関して、皆さんのご自由にお使いいただきたい。この記事から引用である、などと断る必要もありません。

by tnkm

2020-05-29

anond:20200529123930

二次創作のしやすさが戦略手法ひとつであることを否定しているわけじゃないぞ。

それが時代の趨勢であるかのように言ってるのを咎めただけで。

二次創作コミュニティを巻き込んでのし上がった作品もあればそうでない作品もある。

というかUGCだのマッシュアップだのと二次創作のしやすさが重視されたのは2000年代までで、

現在はそこから後退していて、再び大企業コンテンツ管理する時代に戻ったとさえ言える。

2019-10-15

anond:20191015180046

そうだね、だから時代の趨勢によっては多少は変わっちゃうよ

たとえばコンドームしてないセックスエイズが移って死ぬ梅毒になって死ぬ

低年齢出産で膣と尿管に穴があいしまってその後一生おむつが手放せなくなる少女がいる

 

そういう予備知識が全員がもてる時代か、

もてない時代かを時代背景として織り込んだ上で

その時代での標準的な思いやりがあるか

ということも含めて判定されるだろうな

から現代社会舞台紫式部とおなじものを書いてもアウトだ

2018-02-23

anond:20180223000752

人間ダメダメじゃないもありません。あるのは時代の趨勢と移ろいゆく価値観だけです。人間はみんな違って、ただそれだけなのです。

2018-02-13

ケータイを買い換えた。時代の趨勢MVNOには乗らず、契約期間毎にMNPして経費節約。端末の更新も含めた費用で考えると、いまでもこれがもっと経済的だ。

今回の契約変更では、店員さんの「これが一番安いんです」という口車に乗せられて、家族全員50GB契約に。50GBなんてバカなんじゃないかと思いながらも、まんまと契約。が、これは結果的大正解世界が変わった。端末の顔認証とか有機ELとかの新しさなんかより、50GB自由のほうがよほどインパクトがある。いつでもどこでも何も気にせずHD映画見放題。なんならOSインストールもどこでもできる。これこそ僕たちが目指したインターネットだ。これを支えるインフラを本当にこのキャリアが持ってるのかは不安だが、、、

それにしても日本通信事業者さん、NTT総務省の作った市場競争ごっこの数GB価格競争から抜け出して、みんなこっちの世界で正々堂々と戦うべきだ。

2018-02-05

anond:20180205194750

家庭崩壊してるからその辺はある程度どうしようもない 主婦を飼うとか改善余地があるならそうしたいが、時代の趨勢はそうなっていない

2017-11-27

コンビニの成人向けコーナー

コンビニの成人向けコーナー

男性向けのはよく見るけど女性向けのは見ないね

なんでないの

あるの?

男子高校生があれやこれやされて…みたいなのとか置いてあってもいいんじゃないのあの状況なら

時代の趨勢を考えるとLGBT的にも配慮したコーナー作りをしたらいいじゃん

男性向けばっか置いてあるのずるいー

コンビニの成人向けコーナー

2016-01-15

戦国時代ドラマなんかでは良く、時代の趨勢を見誤り、付くべき場所(top)を間違えて破れさっていった人が描かれるじゃん。

黒田家も、初めはどちらに付くかで揉めたけど官兵衛は織田に付くといって織田側に付いた。けれど、兄は別の方へ付いて滅んでいった。

今年は、真田丸だけど真田幸村は、徳川家と闘い破れていった。

もし、ぶつかり合って対立する流れがあったとしよう。どちらに付くか(どのコミュニティに属するか?)という選択は、自身人生を大きく左右するものになると思う。

現状維持派か? 開拓派か?というのも選択なのだと思う。

2015-06-13

記録メディアについて一年前の記事を再掲する

一年前の私自身はフィルムカメラを所有したことはなくデジカメ一本だったが、大学時代研究室では毎日のようにフィルム現像をしたりしていたので、興味深く拝見した。

フィルム写真の様々な要因が絡んだ衰退っぷりが、大筋では光記録メディアCDDVDBD)が現在たどっている軌跡とかぶり時代の趨勢はいえ、光記録メディアもいずれ同じように衰退していくのであろうと感じた(コダック富士フィルムのようなフィルム写真メーカは光記録メディアメーカでもあった)。

記録メディアというと、テープ磁気ディスクフロッピーディスク)、光ディスクCDDVDBD)、光磁気ディスクMDMO)、HDDFLASHメモリなどがあげられる。

現在ではHDDFLASHメモリが圧倒的で、そのほかはニッチ市場を残し衰退しているか衰退しつつある。

光記録メディアは、1980年代に普及を始めたCDを皮切りに、音楽映像のみならずあらゆるデジタルデータの保存場所としてそれなりの地位を得ていた。

それに加え、CD-RDVD-Rの登場で、録音・録画の受け皿としてテープメディアを置き換えていった。

そして満を持して登場したBlu-ray DiscBD)であったが、CDDVDのように成功しているとは言い難い。

DVD-Rも全世界で年間十億枚単位で売れているものの減少率は20%を超え、BD-Rに至っては普及しているのは日本だけという状態であり、書き込み型の光記録メディアは近い将来ほとんど見かけなくなるであろう。

このように急速にしぼみつつある光記録メディア市場象徴する出来事としては、業界団体である日本記録メディア工業2013年3月末に解散したことである

建前上は「目的が達成された」ための解散であるが、実際は光記録メディア関連企業が主な会員を占めていたため、光記録メディア市場縮小で業界団体を維持できなくなったというのが実情であろう。

このような光記録メディアの衰退を招いた原因は多々あるが、私が主因と考えているのは以下の4つ。

HDDFLASHメモリの大容量化低価格

BDHD-DVDの規格争いとBDの勝利と映像圧縮技術進歩

通信環境の向上によるビデオオンデマンドクラウドの普及

デジタル放送の普及とコピーガード

それぞれ背景を見ていく。

HDDFLASHメモリの大容量化低価格

4つの主因としたが、実際はこれが主因と言ってよく、他はすべて副因にすぎない。

記録メディアあくまでもデータコンテンツの箱に過ぎず、はっきり言って何でもよい。

極論すれば使用要件が許せばデータを刻んだ粘土板でもいい。

記録メディア要件としては、データを書き換えるか否か、読み書きの頻度と速度、容量、可搬性、保存性などである

データを書き換えるか否かでROMRAMのように別れ、読み書きの頻度と速度、可搬性、容量、長期保存するかによってテープメディアFLASHメモリメモリサーバSDカードのように使い分けることになる。

光記録メディアは書き換えるか否かを選べ、読み書きの頻度と速度、可搬性のいずれも真ん中に位置し、量産効果によって100円程度に値下がりするなど使い勝手はよかったと思う。

しかし、裏を返せばそれは中途半端でもあり、読み書きの頻度と速度に勝るHDD、可搬性に勝るFLASHメモリの大容量化低価格化によってあっさり取り替えられうる脆い優位性でしかなかった。

BDHD-DVDの規格争いとBDの勝利と映像圧縮技術進歩

通信環境の向上によるVoDクラウドの普及

世間を騒がせたソニー東芝によるBDHD-DVDの規格争いはBDの勝利に終わった。

BDは確かに優れた技術であるが、規格争いによって年単位で開発が遅れたうえ、優位性を競うあまり成熟技術が山ほど投入され、それらを十分に検証することもなく市場に投入された。

たとえば記録層の上に被せる保護層と、保護層を保護するハードコート層をスピンコート形成する構造過去の記録メディアと大きく異なっており、販売して数年後に不織布ケースでの保管に適さないことが判明するなど大量生産する工業製品としての成熟度に欠けていた。

さらに、規格競争によって発展した映像圧縮技術進歩も災いした。

BDHD-DVDとも当初はDVDデジタル放送採用されているMPEG-2という映像圧縮技術を想定していた。

これは30万画素映像SD映像)であれば1GB24分程度、100~200万画素映像HDフルHD映像)であれば1GBで数分程度の映像が保存できる程度の圧縮率であり、普及が予想されたHD映像DVDでは数十分しか収められないからこそ、DVDよりも容量の大きい次世代光記録メディア必要だという理路であったはずだ。

しかし、BDHD-DVD陣営とも規格競争で優位に立とうとしてMPEG-4.AVCH.264)という新しい映像圧縮技術を盛り込んだ。

この映像圧縮技術計算が複雑でより高度なハードウェアソフトウェア必要とするものの、MPEG-2に比べ2倍以上の圧縮率を実現できる。

BDHD-DVDの両陣営とも、MPEG-4.AVCH.264)の採用圧縮率の低い美しい映像を実現できるとアピールしていたが、特に書き込み型のBD-Rでは数十GBの容量は明らかにオーバースペックとなっていた。

さらに、MPEG-4.AVCH.264)の採用によって、ハードウェアソフトウェアレベルでの対応と普及が急速に進み、安価に使用できるようになったうえ、圧縮率の向上は通信環境への負担を減らし、ネットワーク経由でのHDD録画再生ビデオオンデマンドのような競合を利する結果となった。

デジタル放送の普及とコピーガード

個人的な話になるが、私はDVD-Rを年間数百枚は購入しており、実家の親や親戚も韓流ドラマにはまりこれまた数百枚単位(ひょっとすると千枚以上)で購入していたと思う。

今はどうか?

今はBD-Rを使用しているが、実家の親のための子供のビデオを年間数枚程度、そのほかにスポーツアニメバラエティ10枚程度だと思う(数えたこともない)。

実家や親戚もBD-Rほとんど使っていないようだ。

それ以外はHDDに録画して見たら消すスタイルである

個人的にはもっと使いたいとも思うが、記録メディアに焼いてまで見たいとは思わなくなった。

年齢のせいもあるかと思うが、やはり大きな原因はコンテンツレベルの低下、そしてコピーガードであろう。

コピーガード特にてきめんであった。

アナログ時代ゲーム機などにも保存しどこでも見れるように工夫していたが、今はおいそれとはできない。

実際には、その機能もあるし使ってもいるが、いろいろ工夫することはなくただ使うだけとなった。

録画した機器とは別の機器再生できるかどうかもやってみなければわからない、前は出来たのにできなくなるなど使い続けるのに二の足を踏むようなことがたびたび起きた。

こうなると、仮に問題が解消されても、試すことすら面倒くさいのでもはや使う事はない。

正直、今使っている機器が壊れた後、光記録メディア機器を買いなおして使うか?といわれるとおそらく使わないだろうと答えるしかない。

年間数百枚単位で使っていた私ですらこれなのだから、一般の人はさらにその思いは強いのではないだろうか?

ではどうすればよかったか

いくつもの目論見違いが重なり業界自体が消滅の危機を迎えている。

一番の問題は、現在コンシューマ向けの消耗品の大部分と同じく光記録メディア設備産業で、ある程度規模がないと儲からない構造となっていたこと。

そのため、わずかな販売の減少であっという間に赤字に転落してしまう。

CDDVDの減少は想定されていたよりも急で、BDも規格争いで遅れ普及も低調だった。

赤字を避けるためにはそれなりに利益があった時期に撤退決断する以外になかったかと思うが、営利企業としてそれは不可能であったろう。

これ以降は後知恵になるので、当事者からすれば何もわかっていないとの誹りを受けるだろう。

敵は身内ではなく外にあり、普及しているというアドバンテージも劇的なスピードで進むHDDFLASHメモリ進化の前には風前の灯で、規格争いのような内輪もめしてる場合ではなかった。

今思えばソニー松下よりもHDDFLASHメモリも製造していた東芝のほうが状況を正しく認識していた。

しかし光記録メディア業界として、「フルハイビジョンの美しい映像」、「著作権業界配慮して完璧コピーガードを」なんていう身内の論理を優先し、「見たいときに見たいものボタン一つで(それなりの画像で)」を実現しようとしていた外の業界に対する危機感がなかったとしか言いようがない。

光記録メディアが生き残る可能性が多少でもあった選択としては、規格争いはせずHD-DVDMPEG-2のみ対応とし、コピーガードはやむを得なかったろうから、できる限り次世代規格の製品化を早め、2011年デジタル化までに互換性の向上とネットワークへの親和性を高めることに努めていくしかなかったのではないかと思う。

これはまさに当時の東芝の目指していたものではあったのだが、業界から東芝けが儲かると警戒されてしまった。

光記録メディアあくまコンテンツネットワークの一部にすぎないし、寿命先延ばしすることしかできなかっただろうが、それでも墜落を避けソフトランディングできたのではと夢想する。

2014-03-05

先日のフィルム写真の衰退に関するブログ記事を読んで思ったこと

私自身はフィルムカメラを所有したことはなくデジカメ一本だったが、大学時代研究室では毎日のようにフィルム現像をしたりしていたので、興味深く拝見した。

フィルム写真の様々な要因が絡んだ衰退っぷりが、大筋では光記録メディアCDDVDBD)が現在たどっている軌跡とかぶり時代の趨勢はいえ、光記録メディアもいずれ同じように衰退していくのであろうと感じた(コダック富士フィルムのようなフィルム写真メーカは光記録メディアメーカでもあった)。

記録メディアというと、テープ磁気ディスクフロッピーディスク)、光ディスクCDDVDBD)、光磁気ディスクMDMO)、HDDFLASHメモリなどがあげられる。

現在ではHDDFLASHメモリが圧倒的で、そのほかはニッチ市場を残し衰退しているか衰退しつつある。

光記録メディアは、1980年代に普及を始めたCDを皮切りに、音楽映像のみならずあらゆるデジタルデータの保存場所としてそれなりの地位を得ていた。

それに加え、CD-RDVD-Rの登場で、録音・録画の受け皿としてテープメディアを置き換えていった。

そして満を持して登場したBlu-ray DiscBD)であったが、CDDVDのように成功しているとは言い難い。

DVD-Rも全世界で年間十億枚単位で売れているものの減少率は20%を超え、BD-Rに至っては普及しているのは日本だけという状態であり、書き込み型の光記録メディアは近い将来ほとんど見かけなくなるであろう。

このように急速にしぼみつつある光記録メディア市場象徴する出来事としては、業界団体である日本記録メディア工業2013年3月末に解散したことである

建前上は「目的が達成された」ための解散であるが、実際は光記録メディアの関連企業が主な会員を占めていたため、光記録メディア市場縮小で業界団体を維持できなくなったというのが実情であろう。

このような光記録メディアの衰退を招いた原因は多々あるが、私が主因と考えているのは以下の4つ。

HDDFLASHメモリの大容量化低価格

BDHD-DVDの規格争いとBDの勝利と映像圧縮技術進歩

・通信環境の向上によるビデオオンデマンドクラウドの普及

デジタル放送の普及とコピーガード

それぞれ背景を見ていく。

HDDFLASHメモリの大容量化低価格

4つの主因としたが、実際はこれが主因と言ってよく、他はすべて副因にすぎない。

記録メディアはあくまでもデータコンテンツの箱に過ぎず、はっきり言って何でもよい。

極論すれば使用要件が許せばデータを刻んだ粘土板でもいい。

記録メディア要件としては、データを書き換えるか否か、読み書きの頻度と速度、容量、可搬性、保存性などである

データを書き換えるか否かでROMRAMのように別れ、読み書きの頻度と速度、可搬性、容量、長期保存するかによってテープメディアFLASHメモリメモリサーバSDカードのように使い分けることになる。

光記録メディアは書き換えるか否かを選べ、読み書きの頻度と速度、可搬性のいずれも真ん中に位置し、量産効果によって100円程度に値下がりするなど使い勝手はよかったと思う。

しかし、裏を返せばそれは中途半端でもあり、読み書きの頻度と速度に勝るHDD、可搬性に勝るFLASHメモリの大容量化低価格化によってあっさり取り替えられうる脆い優位性でしかなかった。

BDHD-DVDの規格争いとBDの勝利と映像圧縮技術進歩

・通信環境の向上によるVoDクラウドの普及

世間を騒がせたソニー東芝によるBDHD-DVDの規格争いはBDの勝利に終わった。

BDは確かに優れた技術であるが、規格争いによって年単位で開発が遅れたうえ、優位性を競うあまり成熟技術が山ほど投入され、それらを十分に検証することもなく市場に投入された。

たとえば記録層の上に被せる保護層と、保護層を保護するハードコート層をスピンコートで形成する構造過去の記録メディアと大きく異なっており、販売して数年後に不織布ケースでの保管に適さないことが判明するなど大量生産する工業製品としての成熟度に欠けていた。

さらに、規格競争によって発展した映像圧縮技術進歩も災いした。

BDHD-DVDとも当初はDVDデジタル放送採用されているMPEG-2という映像圧縮技術を想定していた。

これは30万画素映像SD映像)であれば1GB24分程度、100~200万画素映像HDフルHD映像)であれば1GBで数分程度の映像が保存できる程度の圧縮率であり、普及が予想されたHD映像DVDでは数十分しか収められないからこそ、DVDよりも容量の大きい次世代光記録メディア必要だという理路であったはずだ。

しかし、BDHD-DVD陣営とも規格競争で優位に立とうとしてMPEG-4.AVCH.264)という新しい映像圧縮技術を盛り込んだ。

この映像圧縮技術計算が複雑でより高度なハードウェアソフトウェア必要とするものの、MPEG-2に比べ2倍以上の圧縮率を実現できる。

BDHD-DVDの両陣営とも、MPEG-4.AVCH.264)の採用圧縮率の低い美しい映像を実現できるとアピールしていたが、特に書き込み型のBD-Rでは数十GBの容量は明らかにオーバースペックとなっていた。

さらに、MPEG-4.AVCH.264)の採用によって、ハードウェアソフトウェアレベルでの対応と普及が急速に進み、安価に使用できるようになったうえ、圧縮率の向上は通信環境への負担を減らし、ネットワーク経由でのHDD録画再生ビデオオンデマンドのような競合を利する結果となった。

デジタル放送の普及とコピーガード

個人的な話になるが、私はDVD-Rを年間数百枚は購入しており、実家の親や親戚も韓流ドラマにはまりこれまた数百枚単位(ひょっとすると千枚以上)で購入していたと思う。

今はどうか?

今はBD-Rを使用しているが、実家の親のための子供のビデオを年間数枚程度、そのほかにスポーツアニメバラエティ10枚程度だと思う(数えたこともない)。

実家や親戚もBD-Rほとんど使っていないようだ。

それ以外はHDDに録画して見たら消すスタイルである

個人的にはもっと使いたいとも思うが、記録メディアに焼いてまで見たいとは思わなくなった。

年齢のせいもあるかと思うが、やはり大きな原因はコンテンツレベルの低下、そしてコピーガードであろう。

コピーガード特にてきめんであった。

アナログ時代ゲーム機などにも保存しどこでも見れるように工夫していたが、今はおいそれとはできない。

実際には、その機能もあるし使ってもいるが、いろいろ工夫することはなくただ使うだけとなった。

録画した機器とは別の機器再生できるかどうかもやってみなければわからない、前は出来たのにできなくなるなど使い続けるのに二の足を踏むようなことがたびたび起きた。

こうなると、仮に問題が解消されても、試すことすら面倒くさいのでもはや使う事はない。

正直、今使っている機器が壊れた後、光記録メディア機器を買いなおして使うか?といわれるとおそらく使わないだろうと答えるしかない。

年間数百枚単位で使っていた私ですらこれなのだから、一般の人はさらにその思いは強いのではないだろうか?

ではどうすればよかったか

いくつもの目論見違いが重なり業界自体が消滅の危機を迎えている。

一番の問題は、現在コンシューマ向けの消耗品の大部分と同じく光記録メディア設備産業で、ある程度規模がないと儲からない構造となっていたこと。

そのため、わずかな販売の減少であっという間に赤字に転落してしまう。

CDDVDの減少は想定されていたよりも急で、BDも規格争いで遅れ普及も低調だった。

赤字を避けるためにはそれなりに利益があった時期に撤退を決断する以外になかったかと思うが、営利企業としてそれは不可能であったろう。

これ以降は後知恵になるので、当事者からすれば何もわかっていないとの誹りを受けるだろう。

敵は身内ではなく外にあり、普及しているというアドバンテージも劇的なスピードで進むHDDFLASHメモリ進化の前には風前の灯で、規格争いのような内輪もめしてる場合ではなかった。

今思えばソニー松下よりもHDDFLASHメモリも製造していた東芝のほうが状況を正しく認識していた。

しかし光記録メディア業界として、「フルハイビジョンの美しい映像」、「著作権業界配慮して完璧コピーガードを」なんていう身内の論理を優先し、「見たいときに見たいものボタン一つで(それなりの画像で)」を実現しようとしていた外の業界に対する危機感がなかったとしか言いようがない。

光記録メディアが生き残る可能性が多少でもあった選択としては、規格争いはせずHD-DVDMPEG-2のみ対応とし、コピーガードはやむを得なかったろうから、できる限り次世代規格の製品化を早め、2011年デジタル化までに互換性の向上とネットワークへの親和性を高めることに努めていくしかなかったのではないかと思う。

これはまさに当時の東芝の目指していたものではあったのだが、業界から東芝けが儲かると警戒されてしまった。

光記録メディアはあくまでコンテンツネットワークの一部にすぎないし、寿命先延ばしすることしかできなかっただろうが、それでも墜落を避けソフトランディングできたのではと夢想する。

2013-06-14

日本イノベーションが起きないこと政府のせいにする人たちへの疑問

よく「日本ではなぜアップルが生まれないのか」って論があるけど、

それはぶっちゃけ運じゃない?

いや教育の影響とか不必要規制の影響もゼロとは言わないけど。

主因じゃないでしょ。

ジョブズという天才が偶然アメリカという地に生まれ、

偶然時代の趨勢や周囲の環境に恵まれたってだけの話じゃない?

なぜ日本より優れた政府が治めている欧州ではアップルが生まれなかったん?

なぜ今より教育画一的だった高度成長期日本で数々のイノベーションが生まれたん?

イノベーションってのは、天才科学者と同じで、政府ときに発生を左右できるようなシロモノじゃないと思う。

政府にできるのは、その成果をスムース社会に行き渡らせること。

イノベーションを起こそうとする無駄努力より、いま現実存在する富をいかに分配するかに力を入れてほしい。

2012-01-13

http://anond.hatelabo.jp/20120113111942

フットワークの軽さ」だろ。時代の趨勢にあわせて身軽にシフトチェンジ出来る体制である事。

もっとも、その身軽さゆえに内部の社員や外部の取引先企業は振り回されたり振り落とされたりで、笑顔でいられるのはせいぜいが経営者株主くらいだけどな。

2009-11-17

自民党信者の皆様へ、大切なお知らせ

テレビばかり見てる情報弱者のミンス信者」とか言ってる自民信者の皆様、こんばんは。

正しくは「テレビすら見ていない」ですよ。

情報弱者テレビなんて見ているわけないでしょう、政治ニュースを真面目に流すような番組なんてなおのこと。

民主党投票してくれるような方々は、情報バラエティバラエティドラマくらいしか見ていません。

マジです。

だから、どれだけ民主党政府がボロを出そうが、世間一般は「市橋ガールズ」や「水島ヒロ」くらいしか覚えていません。

政策や不祥事を批判しても無駄ですよ、誰も見てないし次の選挙の時には覚えていませんから。

来年参院選には「子ども手当て」が支給されて、民主党政府が生活を支援してくれているような空気が出来上がります。

どんなにバラマキだと批判されても定額給付金が支給されてみるとなんだかんだで使い道だとかが話題になったように。

いくらでも民主党政権を批判してくださいね。

叩いて、叩いて、叩きまくってくださいね。

選挙までの良いガス抜きくらいにはなるでしょうから(笑)

参院選が終わったらまた3年程選挙がありませんので、どんな法案通しても3年間は安泰です。

3年もあれば時代の趨勢を作るくらい簡単ですから、見ててくださいね(笑)

2008-12-26

http://anond.hatelabo.jp/20081226115402

人権思想自体は時代に関わらず主張されるべきだろ。そのような視点があってこそ、過去の人権侵害を批判することが出来るんだから。

昔はそれが正しかったんだから性差別超OKです。今はダメになったから乗り換えました。

それはただ多数派に従ってるだけで、人権思想を無化した考え方だと思うのだが。常にフェミニズム最前線は「少数派」だぞ? その少数派が戦って勝ち取ることで、やがて一般常識化して多数派に回ることはあるんだが、そもそものきっかけで、少数派の段階でも戦える理論がないのであれば、そのようなことは起きない。

正しいかどうかは時代の趨勢で決めちゃいけないんだよ。

2007-12-02

http://anond.hatelabo.jp/20071202010054

時代の趨勢というのも結構恥ずかしい。

どうして趨勢になったのかがキーポイントをちょこっとまぜておけばいいのに、

たぶんできないんだろう。

 
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