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2011-04-01

http://anond.hatelabo.jp/20110401170547

このツリーで言われているような「偽善」という意味においてはそれで正しいと思う。

そして”「デマはすべて潰す」ことも正当化”する輩も、まさしく沸いてくる、という良い例。

「良かれ」って結果や思いだけじゃ納得しない人が(一部だろうが)居るんだよ。

そういう人間に”偽善”が潰されていくんだし

同時にそういう人間を超えて、”偽善”は善を成しえるんだろうよ。

反論できないトラバを迂回しながら見しいこと言い続けてるんじゃねえよw


デマで発生する風評被害について考えてるんですか?」

「『良かれ』で嘘を流すことは、倫理的に駄目とかいう以前に、関係ない人の不当な被害を大量に産まないですか?」


に答えられないんだろ?

おまえ自身が、突然変なデマに苦しめられて、

デマ作ったやつや流したやつに「良かれと思ってのことなんだからくじら立てるな」と言われて飲めるのかいな。

そんなことまで考えても居ないんだろう。

馬鹿たれが。

馬鹿馬鹿な考えで馬鹿なことやって広く迷惑撒き散らすのは「偽善」とは言わない。

ただの有害馬鹿

http://anond.hatelabo.jp/20110401164115

からーwww

レイプってのは「注意すればいい」もんじゃいでしょーwww

自衛したってなるものはなるんだからwww

そのためには女の望みどおりにならない男の駆逐www

これしかないwww

http://anond.hatelabo.jp/20110401154900

ありがとう、そう言ってくれてなんか良かった。

一瞬サバよんで多めに書こうかとも思ったけど、正直に書いてよかった。

サバよんで多めに書いたら、増田的にはオレツエーで終わるのかもだけど

結局自分で言ってること自分で否定しちゃうことになるもんなぁって思ったよ。

否定も肯定もしないでくれてありがとう

http://anond.hatelabo.jp/20110401150037

それきいてどうすんの?

あぁオレのほうが上だわって安心するの?

それとも舌打ちするの?

これは勝ち組ってあなたが認定してくれるの?

はいはい、出任せって言うの?

それとも負け組のくせに偉そうにwって笑うの?

そういうのがくだらないですよっていってんじゃないの?

からあえてこういうこと書いたのに、まだわかんないの?

ヒトの庭を横目で見ないと幸せかどうかもわからないの?

その程度で勝ち組とか負け組とか言うのがちゃんちゃら可笑しいって話してるのにバカなの?

http://anond.hatelabo.jp/20110401130900

お前らいい加減にしろよ

どうでもいいけど、真剣に戦ったこともないくせに、勝ち組だの負け組だのくだんねーんだよ。

必死で戦ったことあんのかよ。

じゃぁ何と戦ってんだよ。

誰に勝とうとしてんだよ。

それはこうやって増田に書きこんでたら勝てるのかよ。

どうなったら勝ちなんだよ。

一流企業名刺配り歩いて、高級マンションに住んで、高級車乗り回して、美人の嫁さんつかまえて、子供に恵まれて?

そりゃ気持ちいいだろうよ。

でもそれ以上でもそれ以下でもねぇよ。

バカじゃないのホントに。

愚痴言うなとか言ってんじゃねぇぞ。

勝ったとか負けたとか戦ったこともないくせにナマ言うなつってんの。

たかだか就活一年選にもれたぐらいでこの世の終わりみたいな顔しやがって。

素直に「悔しいですブヒヒー!」って言えよ。

お前に勝ち負けなんかわかんねぇよ。

誰にもわかんねぇよ。

勝ったとか負けたとか口にするだけみじめになるってのがまだわかんねぇのかよ。

http://anond.hatelabo.jp/20110401123711

「俺が死んだ後のことは知ったこっちゃねえ」のは推進派だけではない。全ての人は「俺が死んだ後のことは知ったこっちゃねえ」だ。

お前みたいクズと一緒にしないでくれカス。死んでくれ。

ここ何日かFacebook東電とか政府を叩く記事を毎日共有する人について

とりあえずこの人たちに共通しているバックグラウンドは、院とか博士課程とか行ってて学校生活が長いこと。現実ドライクールに客観視したり、それについて文章書いて人にみせるのが好きなようなんだが、人の行動とかアナログな要因が入る物事に関しては考察が劇尼になるようですわ。

最近は、東電とか政府対応がどうこうだとかっていう新聞記事をよくみるじゃないですか。原因の解明はもちろん大切なことなんだけどさ、この人たち、WSJとかの記事をわざわざひっぱってきて、欧米でもこういわれている、やっぱり東電ダメだわ、とかって言いたいたいなんですよ。でもこれ結果論が多くて、東電を叩くことが目的な記事なんだよね。それを鵜呑みにしちゃっていて、東電政府はここが甘いんだ、みたいなことをえんえんというんですよ。Facebookで。うざいでしょ。記事見ればわかるよ。

本人はWSJとかの記事の検証とかをするつもりはまるでなくて、WSJが言っているか日本ダメって毎日吠えてる。万が一の対策しないとダメなんだってWSJに書いてあるからそれを自分意見勘違いしちゃっているみたいで。あんた、車乗るけど自動車事故に遭う可能性があることを考えたら乗らないほうがいいんじゃないって突っ込まれてたらなんか激怒してた。

http://anond.hatelabo.jp/20110401103904

さらに横だけど、ここん所増田春休み運用から

病んでいるように見えるなら、尚更触らないでスルー推奨。

暖かいツッコミ以外は餌与えちゃうからね。

真剣に捉えず、まあ、季節行事と思おう。

http://anond.hatelabo.jp/20110401040322

あんたみたいな、在米の日本人が、何もできないが心を痛めているってあちこちで騒いでいて

この書き込みはその典型なんだが、これって自己満足自分を癒すことしかできないわけ。

相手をする側の身になってみろ。面倒だから

なので、在米の人同士で適当にやって、日本に住んでいる知り合いは巻き込まないようにしてください。

増田も駄目だよ。プライベートメール交換で。プライベートは得意でしょw

http://anond.hatelabo.jp/20110401092210

制約を知らないで「全部風力にできます」というやつがいるか

ここから説明しないといけないのだろうに

割とそんな感じ

安全対策などちゃんと掛けなきゃいけないコストを削って「コストカッターすごいでしょ」とか、みてらんないどころじゃないよなあ。そしてそんなやつをちゃんと引き摺り下ろさない株式投資家、特に大口投資のやつらとかもなんなんだいったい

http://anond.hatelabo.jp/20110401093742

原発廃止派に知って欲しいエネルギーの話

原発廃止派に、原発を全部いきなり止めてそれで必要だった電力はどうするの?と聞いても、「再生可能エネルギーがー」といった具合に、"新エネルギーがいきなり原子力を置き換える"と思ってる人がいます。

エネルギーを役立てるには必要な前提がいくつかあります。なぜ必要なのかを理解するためには、知らなければいけないことがいくつかあるので、それをまとめてみました

曖昧表現や間違っている部分がある可能性や、将来の展開について個人的な想像が含まれていることをお断りしておきます

(それは違うだろ、という点があればトラックバックで補足してもらえればと思います)

電気はそのままでは貯められない

現在、実用レベル電気を貯められるのは水力だけ。

水力は電気が余って捨てられている夜間に水をくみ上げて位置エネルギーに変換し、昼間のピークに放出している。水力が他の発電と比べて優れているのがこの"位置エネルギーに変換し、必要な時に即座に生産できる"ところ。

しかし、水力発電に伴うダム建設には環境破壊など大きな問題がある。貯められる電力という水力と同じポジションを担う発電、送電、蓄電技術が今後重要になる。これについては後述する。

調整できる発電と調整できない発電

原子力発電は大きな発電力があるが、ほとんど調整がきかない。火力発電は原子力発電に比べればずっと調整がきくが、それでも出力を変化させるとロスが大きくなる。これら二つは、変化が少ないかわりに大きく安定したベース電力を得られる発電方法といえる。

逆に水力発電は、さほど大きな発電量は見込めないが、位置エネルギーに電力を変換し必要な時に放出するピーク電力対策に優れた発電方法といえる。

現代の発電は、このベース電力とピーク電力対策を組み合わせて需要対応している。

何故ベース電力とピーク電力対策が必要なのか

夜間は電力が捨てられて、昼間は電力が足りない。

電力の需要量は、時間に応じて夜間は低く昼間は高くやまなりの曲線を描いている。仮にベース電力だけで全てを供給すると、ベース電力の必要量は需要のピークに合わせなければならない。需要の谷にあるときには、必要量を発電量が上回った分がそのまま無駄になることになる。

そこで、水力発電のような"夜間のあまった電力を一度保存し、ピークのタイミング生産できる"補助があれば、ベース発電の出力をピークにあわせる必要がなくなる。結果的に無駄にする電力が減り、必要な総発電量も減る。水力発電は少ない発電量しかないが、その特性上見かけよりも必要総発電量の削減に役立っている。

先にも言った通り、ダムを作る事は大きな環境破壊を伴う。いくら水力の貯めができる点や追従性が優れていても、ほいほい増設できるものではない。しかも、火力発電を(ロスを出しながら)調整し、水力発電がフルで頑張っても、夜間と昼間の必要電力のギャップには追いつけない。夜間に大量の電力が捨てられているわけだ。

冬と夏の問題

冬と夏の電力需要にも同じ問題がある。発電所の新設は夏の電力需要のピークを見越して行われる。電力会社が「電力が足りない!新設しなければ!」と言う時、それは「夏の昼間のピークに足りない」ことを示している。

じゃあどうすればいいの?

水力発電の担っている仕事を、企業や個人レベルで行っていく必要がある。しかし、水力なんて大規模なものは普通できない。別の蓄エネルギー方法が必要になる。

現実的なものには氷蓄熱があるだろう。エコアイスと言えば聞いた事があるのではないだろうか。電力会社は数年も前からこの氷蓄熱を普及させるために夜間の蓄熱用の電力を非常に安くしている。

冬と夏の時間スケールでなら、冬の間にためた除雪の山をそのまま夏まで持ち込んで冷房に利用するという手段が北海道では実用化されている。

海外では巨大な電池を設置する例も出てきている。

EUでは時差のある国家間で電力の融通が行われている。そのため、夜間に捨てられる電力は日本に比べて少ない。また、工場の廃熱等で発電する熱→電気の再利用が進んでいる。

日本東西はな南北に長いのでEU間のような時差もピークの差もない。しかも島国なので送電技術進歩しないかぎり隣国と電力を融通しあう事はできない。北海道の電力は余っているが十分に生かされていない。同じく西日本からの変電の問題もある。これらの改善には膨大な金が必要だそうだ。

(送電技術進歩しまくった未来には、電力輸出国がありうるかもしれない。)

個人規模では電気自動車があげられる。夜間のうちに充電できるからだ。ただ電気自動車は高価で、走行条件によっては航続距離が非常に少なくなるなどまだまだ普及するものには思えない。古いクーラー省エネのものに変えていくのは効果があるらしい

もし火力や原発の新設が必要無くなったとしても、原発なくならないじゃないか

その通り。しかし、新エネルギー原発を無くそうといっている人は本気でいきなり代替になると思っているのだろうか?新エネルギーや風力や太陽光などの再生可能エネルギーすぐにはベース電力の代替にはならない。今の技術では、設置コスト生産にかかるコストはもとより、発電量でもベース電力を担うものにはならない。

だけども、新エネルギーが全くの無駄なのではない。新エネルギーは火力や原子力が担うベース電力をいきなり代替するようなものではないが、今の水力が担っているピーク電力を強化することで、結果的にベース電力の必要量を下げ、火力発電所原子力発電所の新設を少なくする可能性がある。

エネルギーが実用化されるとしたら、まずはベース電力の代替ではなくピーク電力の補助ではないだろうか。今後のプロセスは次のようになるのが理想的だと僕は考える。

  1. 蓄熱や雪利用、廃熱利用、送電網の強化などで、夜間や冬季に捨てられる電力を出来るだけ少なくする。
  2. 局地的な電力の融通を行えるようにスマートグリッドの導入と電力自由化を進める。それがあって初めて小規模な新エネルギーが生かせる。
  3. 太陽光発電は昼間に発電するため必然的に電力のピークを補うが、コスト発電効率はまだまだ。しかし開発投資は必要だろう。
  4. 風力発電は充電か蓄エネルギーできる手段とそれをコントロールできるスマートグリッドとセットで導入しなければ十分に生かせない。
  5. これらがピーク電力をカバーすることで捨てられる電力が少なくなり、ベース電力の必要な総発電量を下げる事が出来る。まずは、火力と原子力の新設を止めるのが第一段階だろう。
  6. しばらくはこの段階が続く。
  7. 熱電素子の効率が上がり、廃熱の再利用が低コスト化するかもしれない。
  8. さらに未来に、太陽光や風力発電の発電量と生産コストが今の火力や原子力に匹敵する状態になった時に、徐々にベース電力の置換が行われていく。

参考資料

4/2 追記分

今更ですタイトルはちょっと良くなかった。原発廃止派が余計でした漠然と訴えてる人は廃止派に多いという偏見が確かに僕にあった。ご指摘の通り、極端な推進派廃止派は声が大きいだけで、数で言えば「原発いきなり全部は止められないか現実的に頑張ろう派」「しょうがないと思ってるけど原発はこれ以上増やさない派」「東電政府の問題は追及するけど今安全な原発運用は認める派」のような人達サイレントマジョリティ可能性はあります原発の話題をする時にまず「推進派なのか廃止派なのか」を前提にする今の空気自体が議論を横道に逸れさせるめんどくせー状況を生み出してるともいえそうです。今回タイトル自分がそれを僅かでもやってしまったというのはちょー後悔してます

代替エネルギーについて網羅しきっていない→素人の僕が説明するより資料見てもらったほうがいいと思う。このまとめは"前書き"部分にあたる話だから代替エネルギーやその進歩展望について網羅することはしていない。バイオマスエネルギーの開発状況とそれが発展途上国農業に及ぼす影響、メタンハイドレートは掘れたらすごいけど掘るの難しい国境問題も絡む話、ゼーベック素子の話、超伝導蓄電(これ正直僕は詳しくない)等は調べれば色々出てくるよ。

何れにしても、新エネルギー利用も化石燃料原子力の利用を少なくするのも、エネルギー無駄にしない仕組み→スマートグリッド地域国家間での融通、蓄電技術、熱の再利用などがセットなのは間違いないわけで、その必要性を理解してもらうのに書いたのがこのエントリです

最後

地元から反対されてるのに暴力的な政治力建設してしまうケース、トラブルがあったときの縦割り体勢による不透明さ、フットワークの重さ、補償問題、風評被害への対策…これら社会的な問題は原発技術を認めていても無視してはいけません。

逆に、原発に反対であっても社会的な問題を理由に原発技術面を全く評価しないのは話をややこしくします。技術存在自体が社会的な問題だと捉える人が出てくるからです。そうなると技術不信で一層正確な判断ができなくなり、パニック陰謀論に陥ってしまいます。

原発技術を正しく認める事で、「最新式ならこうできるはずだった」「もっと最善の方法があったのではないか」という人為的なミス運用上の問題が見えてきます

漠然と「原発は安全だ、何故反対するのだ」「原発危険だ、全部信用できない」とならずに、原発社会的な問題と技術的な問題は分けて考えるとパニックにならずに少し落ち着けるのではないでしょうか。

http://anond.hatelabo.jp/20110401061453

よくわかんないけど、自分を追い詰めてみるのはどうかな

試しに色んな金融機関回って1000万ぐらい借りて

一月ぐらいでぱーっと使ったら、いい感じに追い詰められると思うな

遠く離れた土地でも。

私は、ニューヨークに住んでいる。

から、今回の地震は何も体験していない。

兄弟全員無事だった。

だけど、胸が痛い。

涙が止まらない。

1995年

私が高校生の時、阪神大震災経験した

生まれて初めての大きな揺れと、TVで見る悲惨な映像

何か出来ることが無いかと、神戸まで歩いて救援物資を届けに行った。

見慣れた街、ここにあったはずの家、全部が消えていた。

消えるだけならまだしも、戦争映画に出てくるような、燃えかすになっていた。

戦争なんか体験したことないけれど、

あの時見た神戸の街は、戦争の爆撃の直後のようだった。

もう少し地震が来るのが遅かったら。

電車に乗っていたかもしれない。

私もどこかの瓦礫の下に埋もれていたのかもしれない。

そんなことが頭をよぎった。


2001年

ニューヨーク911テロ経験した

NYに移り住んで1年も経っていない頃だった。

TVで流れる、まるで映画のワンシーンのような光景

次々の目の前で、破壊行為を繰り返す、凶器と化した飛行機

ふと、気付いた。

ユナイッテド93便。

ニューアーク空港発、サンフランシスコ行きの朝一便。

あ、私が乗るはずだった飛行機・・・。

テロの一ヶ月前に、乗ろうと思ってネットチケットを探してた。

座席予約に行くと、取られている席は黒く塗りつぶされてた。

その時で、3分の2程の席が埋まっていたのを覚えている。

私は、いつも通り窓際の席を取った。

最後に、何故かどうしても、「Buy」のボタンが押せなかった。

押そうとした時、両親の泣く顔が、ふと頭をよぎった。

何でだろう。

私にそんな力は無い。

今までも、この後も一度も無い。

ただ、その時、

「親を泣かすようなことはしたくない。」

と思って、購入を止めた。

そして、テロが起きた。

黒く塗りつぶされた、2/3くらいの座席表。

ここには、一つ一つ、人間の顔があったんだ。

その背景には、一人一人の家族や友人がいたんだ。

私が取らなかったことで、誰かあの席に座ったのかな。

そう思うと、恐かった。

間接的に、私が誰かを死に追いやったのではないかと、考えた。

誰かの背中を、地獄の谷の底に押してしまったのでは、と思った。

あの飛行機に乗っていた人達は、

楽しい旅行に行く途中だった人もいただろう。

愛する人に会いに行く人もいただろう。

家族全員で乗っていた人達もいただろう。

余った私の席を取った人にも、家族愛する人は勿論いただろう。

涙と震えが止まらなかった。

それから毎日のように、夢を見た。

自分が乗っている飛行機が落ちる夢。

家族全員旅行に行く飛行機が落ちる夢。

目の前に飛んでいる飛行機が落ちる夢。

その度に目を覚まし、

そして、夢だったことに安心して、

深い罪悪感に襲われる。

今年の9月でちょうど10年。

今でも時々、飛行機の夢を見る。

10年前と変わらず、落ちる飛行機の夢。

グラウンドゼロは、93便が落ちた場所では無いけれど、

ずっとずっと行けなかった。

行くと、また思い出すから

あの黒く塗りつぶされた席達を。

見たことも、会ったことも無い顔の中に、

私の顔がそこに居たかもしれない。

「ごめんなさい。」

と、5年経って初めて訪れたグラウンドゼロで、そう思った。

なんで、ごめんなさい、なんだろう。

”乗ってはいけない”と感じたあの時、

全員に伝えられる術があれば。

と、途方も無いことを考えいた。

そして、私だけが乗らなかったことすら、悔いていたのかもしれない。

私は運が良かったのだろうか。

では、この飛行機に乗り合わせた人達は、運が悪かったのか。

実際に、本当にそうなのかもしれない。

運なんて、自分コントロール出来るものでもない。

だけど、私はあの飛行機には乗らず、こうして今生きている。

今回の地震経験した人の中にも、

同じような経験した人は、たくさん居たと思う。

たくさんの方が亡くなられた災害で、自分が助かったことに、

罪悪感を感じるという症状があると、先日初めて聞いた。

まさに私が10年間、ずっと感じてきたこの気持ち。

私が弱い人間から、一人で苦しんでいたんだと思っていた。

こういう気持ちは、普通なんだ。

サバイバーズ・ギルト」

名前が付くだけで、なんだか少し、心が救われた気がした

テロの時に私の魂の欠片は、93便と一緒にどこかに消えた。

その代わりに、ずっとずっと”恐怖”と”罪悪感”を持ってきた。

もしも今回の地震で、私のような気持ちを抱えている人がいるならば、

決して、こんな風に思わないでしい

助かったあなたたち、そして私も、それでいい。

悔いることなんか、何も無い。

亡くなった人達の分まで、一生懸命生きていけばいいんだ。

死ななくて良かった。

生きていて良かった。

忘れるなんて決して出来ないけれど、

罪悪感も、すぐにはどこかに行かないけれど、

ゆっくり、少しずつ、自分らしさを取り戻して欲しい

http://anond.hatelabo.jp/20110401020959

それは、上に太陽光発電風力発電は大規模化したところでうまみはないと書いたが、家庭レベルの電力であれば話は変わり十分実用に値するため、

実際の所そうでもないけどな。

ソーラーパネル寿命は現状で1020年程度と言われてる。設置費用や製造コストがそれだけで取り返せるかどうか。助成金などでサポートするにしてもそもそも財源が無い。現政府子供手当てを何よりも最優先にしてるような現状だしね。あと、天災で破損した際の補償も今の所無いんだっけか。

いでに言えば、ソーラーパネルの製造自体に大量の電気を食うので、完全国内生産しようと思ったらとてつもなく高価になってしまう。なので結局外国で作ってもらうしかない。今ならBRICsあたりか。それって依存する国が産油国から別の国に変わっただけじゃね?という事にも。

http://anond.hatelabo.jp/20110331215134

文章を読む限り、割と余裕な雰囲気だけど、数億円をどうやって調達したの?「やりようによっては外車に乗れるくらい」だと、手持ちの現金とかでどうにかしたってわけじゃないだろうし。

借金で調達したなら、今後何十年くらいで返済するとしても、利子と減価償却費会社は何十年かは経常損失って感じだよね。キャッシュフロー的にも楽ではなくなるし。俺なら、とてもこの余裕さは出せないよ。

http://anond.hatelabo.jp/20110331145756

死なない程度に冷暖房入れるのって、年間何kwぐらいでいけるんだろうね

つーか、冷房なしで熱中症で死ぬようなケースって、ぶっちゃけ環境がひどいんだよな

熱こもりまくり&西日ガンガンたい

黒い雨が降る死にかけた街で

題名はブルーハーツの詞より。

僕たちが生まれる前、戦争に負けてここは歴史に残る放射能の島となった。

それから50年余り経ち、改めて放射能をばらまく状態となっている。

ひどい言葉を使うと、この島は放射能に汚染された島だ。

この先フクシマがどうなるかなんて誰にもわかりゃしない、専門家だってからない。

近辺に様々な奇形の犬や猫や家畜などが生まれるかもしれないし

しかしたらヒトでそれが生まれてしま可能だって無い事はない。

風に乗って雨が降れば、放射能たっぷり土地になってしまう。

今回のフクシマの量では大して害は無いかもしれないし

おそるべき変化が10年後に起こってしまうかもしれない。

そりゃあ、専門家だってからない。

甲状腺ガンになりました、僕は右目と左目がくっついて生まれました

あたしは卵子を作れない体で生まれてきました

僕の性器は2本もありまして、両方とも不能となっております

脳もなく、鼻もちぎれた子供が生まれてきました、…それより以前に子供が授かりません、

・・・そ れ ら を、 国 は 責 任 を 取 り ま せ ん !!

何が起こるかわからない、黒い雨が降る死にかけた街で。

10年後をピークに20年後に僕らの子供が右目と左目がくっついて生まれるかもしれないし

そうしてより日本人差別されてしまうかもしれない。

でも、黒い雨の影響はあまりないかもしれないし

それは直ちに影響がわからいから恐ろしいのであって。

放射能因果関係があまりにも証明しにくく、チェルノブイリの時のデータでは足りない、

不妊になったのは放射能のせいですか?わかりません。

チェルノブイリ甲状腺がんになった子供は何%で、平均どれだけのベクレルを含んだ牛乳

どれぐらいの期間飲み続けていたのだろうか。牛乳以外の野菜などはベクレルを含んでいたのだろうか。

今後、僕たちは野菜から空気から、魚から牛乳から、水からヨウ素プルトニウムやら

セシウムやらをどれぐらい取りこんでしまうのだろうか。専門家にもわかりゃしない。

黒い雨が降る死にかけた街で、

それは直ちに影響がわからいから恐ろしいのであって。

残業するだけ残業代が出るのに、

なんで先輩は残業するなと言うんでしょう。

小童一人の残業代で潰れるような、そんな小さな会社じゃない。

 

100のことを120の時間を掛けてやってる感じなんだけど、

ベストを尽くさないのが駄目なの?

別に、駄目なやつ扱いでいいのに。

突出して、残業時間が多いわけでも、経理のおばさんみたいに、一日2時間くっちゃべって休憩してるわけでもない。下を見れば、時間給以下の仕事しかしてない人もたくさんいる。

 

基本給安いから、残業なしじゃ、やっていけない。

リーマンショックとき残業禁止になって、もう大変なことになったのに。

残業がないとどんなことになるかは、先輩も知っているはず。

なんで生活残業がだめなの?

  

 

 

2011-03-31

社内ニート

特に今年に入ってからの3ヶ月は、本当に会社で何もすることがなかった。

ひたすら机に座ってネットサーフィンするだけ。

となりのプロジェクトが忙しそうにしているのが、恨めしい

昇進の話もなくなった。

異動の話もなくなった。

上司は実力は評価しているが、仕事の機会を与えられなくて申し訳なさそう。

会社の為に、少しでもお手伝いでも雑用でも何でもやろうと思ったけど、それすら必要にされないのがホントにつらい。

自己研鑽をする気も失せてきた。

思い切ってサボるほど、図太いヤツでもない。

でも、こうして座っているだけでおカネがもらえるのは、本当に幸せことなんだな、と・・・。

震災をキッカケに、仕事が亡くなった友達もいるし、もっと言えば、大切な人を亡くした友人もいる。

キャリアアップ出世なんか、そういった不幸に直面したヤツらからしたら、ちっぽけなものなのかもしれない。

偉くなって上り詰めたヤツが、テレビカメラを前に謝って世界中から避難を浴びるリスクを思えば、名もなきうだつの上がらないサラリーマンの方が

かに幸せなのかもしれない。

来年度こそは!と意気込んでも、結局明日も待っているのはただ座っているだけの仕事

日本を支えるべく頑張っている人達来年度も頑張ってください。

9.11同時多発テロの時も、歴史の転換点だとかアメリカ支配の終焉だとか色々嬉しそうにはしゃいでた人は大勢いたんだけどね

もっと遡るなら、湾岸戦争とかソ連崩壊とか天安門事件とか

今回の震災10年後くらいには「ああ、あったねそんな事が」みたいな感じで「歴史」に埋もれてしまうんだろうな

忘れる前に君に伝えたい2011年3月11日金曜日に起こったこと

君にはどうか、忘れないでいて欲しいんだ。

2011年3月11日金曜日に起こったこと。

そしてその後に起こったことたちについて。

君はちょうど小学校下駄箱にいて、下校する直前だったらしいね。

ママはその時、会社会議室にいたよ。

揺れ始まってまず見たのは、時計だった。君が学校にいる時間なのか確かめたかたから。

だけど運悪くそれはちょうど君が下校するくらいの時間だったね。ママ不安不安で、揺れの恐怖よりも君のことばかり考えていた。

幸いにも君は学校を出る前だったみたいだけど。本当に、君が一人で道路の真ん中で怯えていなくて良かったよ。

揺れは、長かった。

建物はきしみ、壁にかかっていたものが落ち始め、天井プロジェクターは私の頭上で振り子のように揺れていた。

そして最後蛍光灯がジジジと不気味な音を立てて消え、とうとう揺れは収まった。

とにかく、長かったよ。

ママはこりゃ大ごとだなと思ってね。だって電気が消えちゃったんだもの。

ライフラインが断ち切られるなんて、初めての体験だったから。

揺れたこと自体はママはそんなに恐怖じゃ無かったよ。ずっと、見てた。

どんな風にどれくらい揺れるのか。

「いいから机の下にもぐれ」って、隣の先輩に怒られたんだけどね。

でも、見たかったんだ。世界を確かめなくちゃって思った。くっきりとそう考えたことを覚えてる。

目をこじ開けて、全部を、見たかった。

会議室にはその時職場の人全員がいて、誰からともなくみんなが声を出していたよ。

「まだ揺れてるから、動かないで」「上注意だよ。プロジェクターが危ない」「揺れ強いよ。まだまだしっかり」「続いてるよ。まだみんな隠れて」「みんな、大丈夫?怪我してる人はいないよね?」って

あちこちで声が上がっていた。ママは一番下っ端だから、じっと黙っているだけだったけれどね。

良い職場だな、と思ったよ。世の中の人たちはどんな感じであの揺れを耐えたんだろう。

君はお友達と一緒だったんだよね。良かった、一人じゃなくて。

お友達が「バスたい!」って喜んだそうだね。良かったよ、頼もしいお友達を持って。

あんなこと、きっと君が生きている間にはもう二度と起きないと思う。と、信じたい

から、覚えていて欲しいよ。大事な記憶になるはずだから

ママ会社から退社の許可が出て、一番最初会社を飛び出したんだよ。

ママ会社って何百人もの人が働いている工場なんだけど、一等賞だったんだよ。すごいでしょう?

だって、君が心配だったからね。

車に飛び乗って、車のナビでNHKチャンネルを回したんだ。どんな状態なんだろう、と思って。

その時に見たのは、街が海に飲み込まれていく映像だった。ハリウッド映画じゃないよ。生中継だ。

大津波警報って、なんだ?大津波?この映像は?現実なの?一体、どこなの?どこの海で津波が起こってるの?

さっぱり訳が分からなかったよ。だって、信じられるかい?街が海に浸かるなんてことを。

そしてそこは、君も知っている場所なんだよ。

一旦車を家に置き、自転車立ちこぎで猛スピード小学校に着いた。

最初ママも顔見知りの君の友だちに会ったんだけど、その子は顔を真っ赤にして泣いていたよ。当然だね。不安だっただろう。

でも君は不思議と泣いていなかったね。

硬い顔で

「さむさが限界だよ」

とぽつりと言った。ワンワンと泣いたのはママの方だった。

帰り道には冷たい雪が降ってきて、街がどんどん暗くなってきた。

街は不安に包まれていた。

あの時、不安は形になって、色になって、私たちの住む街に降りていていたと思うよ。少なくとも、ママにはそう見えた。

君の手を、痛くなるくらいぎゅうっと何度も握り返したよ。

これは大ごとだ、って。確かめるように何回も考えた。

かに大ごとだったんだよ。

ママテレビも見れず、知らない間に、津波宮城県の全ての沿岸部を根こそぎ持っていってしまった。

岩手も、福島も、青森も、茨城も海に浸かった。

でもママはそれを知る手段がなかったんだよね。

唯一手元にあったのはラジオだけで、でもラジオでは津波がどれだけの陸地を飲み込んだのかは想像できなかった。

君と一緒に何度も行った公園も、なくなったよ。

君と一緒に飛行機を見た空港も、ぐちゃぐちゃになったよ。

君と一緒に行ったことのあるショッピングモールも、水に浸かったそうだよ。

君と一緒に遊んだサイクリングできるあの場所も、なくなったよ。

君と一緒に船に乗ったあの港も、君と一緒に買い物をした市場も、みんな、みんな、波が持っていってしまった。

私がそれを知ることができたのは、それから何日も経って家に電気が来てからだったけど。

本当はね、3月12日土曜日には

君を仙台空港の近くの海のそばにある公園に連れて行くつもりだったんだ。

からもしもあの地震が一日ずれていたら、私たちは死んでいたかもしれないね

だってあの場所に、あん津波が来るなんて全く想像つかないよ。正直、今でも信じられない。

そしてその場所に私たちがいる可能だって大いにある。

そこは確かに、私たちの日常だった。

それが、一瞬でなくなってしまうなんて。

どうやって信じたらいいのだろう。

もう、あそこにはすべり台はないの?って君は訊いたね。

ないよ、ってママは答えた。

もう、あそこには公園作らないの?って君は訊いたね。

どうかな、ってママは答えた。

あの公園お気に入りだったのにって君は言ったね。

ママお気に入りだったんだよ。

でも、誰も悪くないんだ。あの公園がなくなったことも、何もかも、全部。

どうか、君には忘れないでしい

あの日あの時、起こったこと。

そしてこれから起こるであろう全てのこと。

ママたちは津波の影響がなかったから、家を片付けて、ライフラインが復旧すれば

とりあえず身近な日常に帰ることができる予定だった。はずだった。

でもそれを壊したのは、あの原発ニュースだった。

真っ暗な家の中で、唯一の情報源ラジオだった。

掌に収まるほどの小さなラジオが、大事な大事な全ての情報源だったんだ。

いや、新聞もあったか

こうやって考えると皮肉なものだね。

ママは普段からパソコンだの携帯だのって、デジタル漬けになって生きていたのに

結局あんな時に頼ることができたのはアナログだけだったんだものね。

ラジオから貰える情報は限定的だった。音声のみのデータでは、余りにも物足りなかった。

でもNHKアナウンサーは繰り返し、福島原発が良くないということを伝えていた。

最初は、電源が使えなくなって冷却ができない状態に陥ったこと。

次は、核燃料が溶けているかもしれないこと。

そして、爆発したこと。

ママ新聞ラジオしか、知ることができなかった。

情報が圧倒的に不足していた。

から、とにかく怖かった。不安だった。

からないっていうことは、不安ということなんだと、今回とくと思い知ったよ。

情報と知識があれば、何事にもそれほど恐れずにすむことを。

からやっぱり君にはしっかりと勉強することを勧めるよ。

知識は人を強くするから

知らないってことは怖いことなだって、気付いた時には遅いこともたくさんあるだろうから

何が起こっているか、分からないこと。これから先、どうなるか分からないこと。

それらがママをどんどん蝕んでいった。

不安は日を追うごとにどんどん大きくなった。

ラジオから枝野さんの声が流れてくるのが、怖かった。

彼が出てきて話すことといえば、やれ爆発しただの、やれ退避しろだの、やれ念のため家の中にいろだの、

そもそも原発事故ってだけでもとてつもなく恐ろしいことなのに、

その内容たるや、時間が経てば経つほどに悪化して行っている。

ママはね、自分が生きてる間に戦争が起こることって想像したことがなくて、

でもこれは、戦争だと思ったね。

その時はちょうど電気も無くて、買い物するにも屋外に商品をとりあえず並べたものを何時間も並んでちょっと買うしかなくて、

そして津波で被災した地域はそれはまるで焼け野原の様で、

ラジオからは日に日に悪くなる原発の様子を聴かされる。

ママは思ったよ。

これは戦争だ。ここは戦中なんだ、と。

そして、まだそれは続いている。

うちに電気がきて、ママはいつも通りにインターネットを使えるようになって、

スーパーも徐々に開いてきて、でも、

まだ何も解決はしていない。

日本は、混沌不安に覆われたままだ。

もうね、原発の悪いニュースが続いてばかりで

ママはある日泣いてしまったのだよ。

ラジオから二号機の核燃料棒が全て露出して、炉心が溶けたかもしれないってニュースが流れた時に

限界が来て泣いてしまった。

その時は、ママには君を守ることができないかもしれないって、本気でそう思ったんだ。

何があっても、ママは君を守り抜くって思って生きてきていたんだけれど、

うちにはパパって人がいないから、絶対に絶対にママが君をどうやったって守ろうって思っていたのだけれど、

どうも、ママにでもどうすることもできないのかもしれないって

その瞬間、身体の奥底から本気で絶望したんだ。

うちから原発まではたったの80キロほどしか離れていないからね。

原発に重大な何事かがあったら、多分我々も駄目になるだろうからね。チェルノブイリのようなことがあったらね。

すぐには死なないかもしれない。

でも、身体に影響はあるかもしれない。

君は子どもが産めない身体になるかもしれない。

いや、産めないわけじゃないかもしれないけれど

でも宮城県出身からっていう理由で差別されて結婚できなくなるかもしれない。

それ以前に病気になってしまうかもしれない。

病気で死んでしまうかもしれない。

君はたったの7年しか生きていなくてこれから先何十年も生きて幸せになるはずで、

ママ今日まで君に全ての愛情を注いで育ててきて、

でもその全てを原発に奪われるのかもしれない。

2011年3月11日まで、当たり前のようにこの先ずっと生きていくんだと思ってた。

ママ毎日会社に行って、君は学校に行って、

そうしてどんどん君は大きくなって、運動して勉強して、そのうち反抗期になったり恋したりして、

当たり前のように大人になるんだと思ってた。

でもそれは簡単に手に入るものじゃなくなった。

訳の分からないうちに。

福島原発の一連の事故に対して最初に抱いた感情は、絶望だった。悲しみだった。

次に浮かんだのは怒りだった。そして不信感だった。

ラジオ新聞情報のみの電気が無い状態では、自ら調べることはできない。焦燥感が募った。

そして、憎かった。原発が。東電が。政府が。そして、東京の人すら。

君はさ、まだ7歳で

今ここで何が起こっているかなんてことは、到底理解できないと思うんだ。

でもママには君に対して責任がある。

君の未来を守るという、責任があるんだよ。

多分君の未来には、日本未来も含まれているんだろうと思う。ひょっとした外国に永住するかもしれなけどさ。でも故郷は必要だろう?

からママ日本未来について考えなくてはいけないと思ったんだ。

調べたよ。たくさん。原発ことなんて、今まで気にも留めてなかったからね。

放射能放射線の違いすら知らなかったし、同位体って何のことだかもすっかり忘れていたくらいだったけれど、とりあえずいっぱい調べた。

ああ、余談だけど、やっぱり勉強は大事だよ。ママも昔、ちょっとはしたんだよ。化学物理もやった。そのベースがなかったら、ちょっとしんどかったかもしれない。まあそれはいいんだけど。

調べたからって正答を得られるわけじゃないんだよ、勿論。

考えなくてはいけない。どんなに困難でも、逃げるという選択肢はない。自分たちの問題だからね。

どこかで誰かが解決してくれるだろう、ってわけにはいかないんだよ。

から考えなくてはいけないよ。諦めずに、信念を持って、考える必要があるんだ。

でも一つだけ、ママには確かに分かったことがある。

人の命よりも大事なことなんてないんだってこと。

ましてや人の命よりも大事な電力なんてものもないんだってこと。

原発がなくなったら、確かにしんどいことが起こるだろうと思うよ。

とんでもなく不便で、そして貧乏になる。私が貧乏なのはまあ、いいけど、日本という国の全てが貧乏になるだろうね。

不便もどれくらい我慢できるんだろうね。今まで無尽蔵に電気を使ってきたからね。

とてもとても、想像つかないけど、どうにかできないこともないはずだと思うよ。

でも、仕方ないよ。

だって変わり始めはしんどいもんだよ。当たり前だよ。

ママ離婚したての頃はしんどかった。する前は不安だった。でも、どうにかなったよ。どうにか、したんだ。

でもこれは日本という国全ての話だからね。ママ離婚比較するのはおかしいだろうね。

国の全てがしんどくなるって分かってる方向に向かって、舵を切るのが困難だってことも分かる。

勇気がいる。痛みも伴う。そして、犠牲も。変化は怖いものだよ。いつだって、どんなことだって、そうだ。

だけど私たちは、ずっと先のことを見なくちゃいけない。これから先の、未来のことを。

今この瞬間が辛くてもいいんじゃないかな。十年後、二十年後、五十年後、百年後、いやそれよりもっと先でもいい。未来幸せになれるんなら、いいと思うんだ。

でも、原発を使い続けて、明るい未来はやってくるのかな。何百年後かの君の子ども子ども子どもだって、困るんじゃないのかな。

人間はさ、失敗するもんだよね。

でも失敗は成功のもとだよね。君にもいつも教えてるよね。

今回の失敗はさ、繰り返してはいけないことなんだよ。絶対に。

勿論、国だって馬鹿じゃないから、津波対策とかはするだろうよ。

だけど永久に絶対に安全な原発って作れるのかな。

多分、無理だよね。だって人間は失敗するんだもの。いつかは必ず、何かが起きるよね。

ママは何かが起こったときに、誰かが命張ってじゃないと止められない仕組みなんてあっちゃいけないと思うんだよね。

今もどこかの誰かが命掛けで、どうにもなんない原発をなだめようと頑張ってる。

どこかの誰かにそれを押し付けてる。

でもそれが、家族だったら?君だったら?

日本は変わるよ。変わらなくてはいけないんだ。ママにはそれがはっきりと分かったよ。

こんなこと考えたのは生まれて初めてだよ。でも必ずどうにかしなくてはいけない。

強く強く、そう思ってる。ママはなにができるのかな。きっと、何にもできないとは思うよ。

だってママ東北の片隅の工場でチマチマ働いてるだけの人だからね。政治家でも学者でもないからね。

だけど考えることはできる。そんなに賢くはなちゃらんぽらんで頼りないママだけど、君のためなら必死に考えるよ。

どうしたら、日本は良くなるのかってことをね。

2011年3月11日は、日本にとって重大な日になるはずだと思う。

君もママもこの瞬間に立ち会えたこと、そしてその渦中にいたこと、これはとてもとても貴重な経験だと思うよ。

人によっては運が悪かったって思うかもしれない。

でも、違うんだよ。

私たちはね、歴史の変わり目に立ち会えたんだよ。

2011年3月11日に始まった悪夢を、一つも無駄にしてはいけない。

私たちはそれを見てしまった。知ってしまった。

これを二度と繰り返さないために、未来に伝えていかなくてはいけないんだ。

私は君に伝えたいと思うよ。

から、どうか忘れないで

この全てのことを、忘れないで

http://anond.hatelabo.jp/20110331202342

あなたが生きていることには価値はない」=「自殺しないでくださいね

ここがイコールで結ばれることが、どうしても理解できない。どんな目にあったんだ? 元増田

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