はてなキーワード: つがいとは
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e16d71f234632b43b00e56811bddf60e33d2cad
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早食い競争に参加する人で、死ぬ可能性を考えて出場する人なんていないのでは?
それを行わずにして死亡事故が発生したら、主催者側にもある程度の責任はあるはず。
遺族が主催者側を提訴したら、参加者の自己責任だと、それを叩くやつがいるけど、
それは違うと思うんだけどな。
お前たちはだめだねえ。なぜ人のことをうらやましがるんだい。僕だってつらいことはいくらもあるんだい。お前たちにもいいことはたくさんあるんだい。僕は自分のことを一向考えもしないで人のことばかりうらやんだり馬鹿ばかにしているやつらを一番いやなんだぜ。僕たちの方ではね、自分を外ほかのものとくらべることが一番はずかしいことになっているんだ。僕たちはみんな一人一人なんだよ。さっきも云ったような僕たちの一年に一ぺんか二へんの大演習の時にね、いくら早くばかり行ったって、うしろをふりむいたり並ならんで行くものの足なみを見たりするものがあると、もう誰たれも相手にしないんだぜ。やっぱりお前たちはだめだねえ。外の人とくらべることばかり考えているんじゃないか。僕はそこへ行くとさっき空で遭あった鷹がすきだねえ。あいつは天気の悪い日なんか、ずいぶん意地の悪いこともあるけれども空をまっすぐに馳けてゆくから、僕はすきなんだ。銀色の羽をひらりひらりとさせながら、空の青光の中や空の影かげの中を、まっすぐにまっすぐに、まるでどこまで行くかわからない不思議な矢のように馳けて行くんだ。だからあいつは意地悪で、あまりいい気持はしないけれども、さっきも、よう、あんまり空の青い石を突っつかないでくれっ、て挨拶したんだ。するとあいつが云ったねえ、ふん、青い石に穴があいたら、お前にも向う世界を見物させてやろうって云うんだ。云うことはずいぶん生意気だけれども僕は悪い気がしなかったねえ。」
一郎がそこで云いました。
「又三郎さん。おらはお前をうらやましがったんでないよ、お前をほめたんだ。おらはいつでも先生から習っているんだ。本当に男らしいものは、自分の仕事を立派に仕上げることをよろこぶ。決して自分が出来ないからって人をねたんだり、出来たからって出来ない人を見くびったりさない。お前もそう怒らなくてもいい。」
又三郎もよろこんで笑いました。それから一寸立ち上ってきりきりっとかかとで一ぺんまわりました。そこでマントがギラギラ光り、ガラスの沓がカチッ、カチッとぶっつかって鳴ったようでした。又三郎はそれから又座すわって云いました。
「そうだろう。だから僕は君たちもすきなんだよ。君たちばかりでない。子供はみんなすきなんだ。僕がいつでもあらんかぎり叫んで馳ける時、よろこんできゃっきゃっ云うのは子供ばかりだよ。一昨日おとといだってそうさ。ひるすぎから俄かに僕たちがやり出したんだ。そして僕はある峠とうげを通ったね。栗くりの木の青いいがを落したり、青葉までがりがりむしってやったね。その時峠の頂上を、雨の支度したくもしないで二人の兄弟が通るんだ、兄さんの方は丁度おまえくらいだったろうかね。」
「弟の方はまるで小さいんだ。その顔の赤い子よりもっと小さいんだ。その小さな子がね、まるでまっ青になってぶるぶるふるえているだろう。それは僕たちはいつでも人間の眼めから火花を出せるんだ。僕の前に行ったやつがいたずらして、その兄弟の眼を横の方からひどく圧おしつけて、とうとうパチパチ火花が発たったように思わせたんだ。そう見えるだけさ、本当は火花なんかないさ。それでもその小さな子は空が紫色むらさきいろがかった白光しろびかりをしてパリパリパリパリと燃えて行くように思ったんだ。そしてもう天地がいまひっくりかえって焼けて、自分も兄さんもお母さんもみんなちりぢりに死んでしまうと思ったんだい。かあいそうに。そして兄さんにまるで石のように堅かたくなって抱だきついていたね。ところがその大きな方の子はどうだい。小さな子を風のかげになるようにいたわってやりながら、自分はさも気持がいいというように、僕の方を向いて高く叫んだんだ。そこで僕も少ししゃくにさわったから、一つ大あばれにあばれたんだ。豆つぶぐらいある石ころをばらばら吹きあげて、たたきつけてやったんだ。小さな子はもう本当に大声で泣いたねえ。それでも大きな子はやっぱり笑うのをやめなかったよ。けれどとうとうあんまり弟が泣くもんだから、自分も怖こわくなったと見えて口がピクッと横の方へまがった、そこで僕は急に気の毒になって、丁度その時行く道がふさがったのを幸さいわいに、ぴたっとまるでしずかな湖のように静まってやった。それから兄弟と一緒に峠を下りながら横の方の草原から百合ゆりの匂においを二人の方へもって行ってやったりした。
どうしたんだろう、急に向うが空あいちまった。僕は向うへ行くんだ。さよなら。あしたも又来てごらん。又遭えるかも知れないから。」
風の又三郎のすきとおるマントはひるがえり、たちまちその姿は見えなくなりました。みんなはいろいろ今のことを話し合いながら丘を下り、わかれてめいめいの家に帰りました。
九月四日
「サイクルホールの話聞かせてやろうか。」
又三郎はみんなが丘の栗の木の下に着くやいなや、斯こう云っていきなり形をあらわしました。けれどもみんなは、サイクルホールなんて何だか知りませんでしたから、だまっていましたら、又三郎はもどかしそうに又言いました。
「サイクルホールの話、お前たちは聴ききたくないかい。聴きたくないなら早くはっきりそう云ったらいいじゃないか。僕行っちまうから。」
「聴きたい。」一郎はあわてて云いました。又三郎は少し機嫌きげんを悪くしながらぼつりぼつり話しはじめました。
「サイクルホールは面白い。人間だってやるだろう。見たことはないかい。秋のお祭なんかにはよくそんな看板を見るんだがなあ、自転車ですりばちの形になった格子こうしの中を馳けるんだよ。だんだん上にのぼって行って、とうとうそのすりばちのふちまで行った時、片手でハンドルを持ってハンケチなどを振ふるんだ。なかなかあれでひどいんだろう。ところが僕等がやるサイクルホールは、あんな小さなもんじゃない。尤もっとも小さい時もあるにはあるよ。お前たちのかまいたちっていうのは、サイクルホールの小さいのだよ。」
「ほ、おら、かまいたぢに足切られたぞ。」
嘉助が叫びました。
「何だって足を切られた? 本当かい。どれ足を出してごらん。」
又三郎はずいぶんいやな顔をしながら斯う言いました。嘉助はまっ赤になりながら足を出しました。又三郎はしばらくそれを見てから、
「ふうん。」
「一寸ちょっと脈をお見せ。」
と言うのでした。嘉助は右手を出しましたが、その時の又三郎のまじめくさった顔といったら、とうとう一郎は噴ふき出しました。けれども又三郎は知らん振りをして、だまって嘉助の脈を見てそれから云いました。
「なるほどね、お前ならことによったら足を切られるかも知れない。この子はね、大へんからだの皮が薄うすいんだよ。それに無暗むやみに心臓が強いんだ。腕うでを少し吸っても血が出るくらいなんだ。殊ことにその時足をすりむきでもしていたんだろう。かまいたちで切れるさ。」
「何なして切れる。」一郎はたずねました。
「それはね、すりむいたとこから、もう血がでるばかりにでもなっているだろう。それを空気が押おして押さえてあるんだ。ところがかまいたちのまん中では、わり合あい空気が押さないだろう。いきなりそんな足をかまいたちのまん中に入れると、すぐ血が出るさ。」
「切るのだないのか。」一郎がたずねました。
「切るのじゃないさ、血が出るだけさ。痛くなかったろう。」又三郎は嘉助に聴きました。
「痛くなかった。」嘉助はまだ顔を赤くしながら笑いました。
「ふん、そうだろう。痛いはずはないんだ。切れたんじゃないからね。そんな小さなサイクルホールなら僕たちたった一人でも出来る。くるくるまわって走れぁいいからね。そうすれば木の葉や何かマントにからまって、丁度うまい工合ぐあいかまいたちになるんだ。ところが大きなサイクルホールはとても一人じゃ出来あしない。小さいのなら十人ぐらい。大きなやつなら大人もはいって千人だってあるんだよ。やる時は大抵たいていふたいろあるよ。日がかんかんどこか一とこに照る時か、また僕たちが上と下と反対にかける時ぶっつかってしまうことがあるんだ。そんな時とまあふたいろにきまっているねえ。あんまり大きなやつは、僕よく知らないんだ。南の方の海から起って、だんだんこっちにやってくる時、一寸僕等がはいるだけなんだ。ふうと馳かけて行って十ぺんばかりまわったと思うと、もうずっと上の方へのぼって行って、みんなゆっくり歩きながら笑っているんだ。そんな大きなやつへうまくはいると、九州からこっちの方まで一ぺんに来ることも出来るんだ。けれどもまあ、大抵は途中とちゅうで高いとこへ行っちまうね。だから大きなのはあんまり面白かあないんだ。十人ぐらいでやる時は一番愉快ゆかいだよ。甲州ではじめた時なんかね。はじめ僕が八やつヶ岳たけの麓ふもとの野原でやすんでたろう。曇くもった日でねえ、すると向うの低い野原だけ不思議に一日、日が照ってね、ちらちらかげろうが上っていたんだ。それでも僕はまあやすんでいた。そして夕方になったんだ。するとあちこちから
『おいサイクルホールをやろうじゃないか。どうもやらなけぁ、いけない様だよ。』ってみんなの云うのが聞えたんだ。
『やろう』僕はたち上って叫さけんだねえ、
『いいかい、じゃ行くよ。』僕はその平地をめがけてピーッと飛んで行った。するといつでもそうなんだが、まっすぐに平地に行かさらないんだ。急げば急ぐほど右へまがるよ、尤もそれでサイクルホールになるんだよ。さあ、みんながつづいたらしいんだ。僕はもうまるで、汽車よりも早くなっていた。下に富士川の白い帯を見てかけて行った。けれども間もなく、僕はずっと高いところにのぼって、しずかに歩いていたねえ。サイクルホールはだんだん向うへ移って行って、だんだんみんなもはいって行って、ずいぶん大きな音をたてながら、東京の方へ行ったんだ。きっと東京でもいろいろ面白いことをやったねえ。それから海へ行ったろう。海へ行ってこんどは竜巻たつまきをやったにちがいないんだ。竜巻はねえ、ずいぶん凄すごいよ。海のには僕はいったことはないんだけれど、小さいのを沼でやったことがあるよ。丁度お前達の方のご維新いしん前ね、日詰ひづめの近くに源五沼という沼があったんだ。そのすぐ隣となりの草はらで、僕等は五人でサイクルホールをやった。ぐるぐるひどくまわっていたら、まるで木も折れるくらい烈はげしくなってしまった。丁度雨も降るばかりのところだった。一人の僕の友だちがね、沼を通る時、とうとう機はずみで水を掬すくっちゃったんだ。さあ僕等はもう黒雲の中に突き入ってまわって馳けたねえ、水が丁度漏斗じょうごの尻しりのようになって来るんだ。下から見たら本当にこわかったろう。
『ああ竜りゅうだ、竜だ。』みんなは叫んだよ。実際下から見たら、さっきの水はぎらぎら白く光って黒雲の中にはいって、竜のしっぽのように見えたかも知れない。その時友だちがまわるのをやめたもんだから、水はざあっと一ぺんに日詰の町に落ちかかったんだ。その時は僕はもうまわるのをやめて、少し下に降りて見ていたがね、さっきの水の中にいた鮒ふなやなまずが、ばらばらと往来や屋根に降っていたんだ。みんなは外へ出て恭恭うやうやしく僕等の方を拝んだり、降って来た魚を押し戴いただいていたよ。僕等は竜じゃないんだけれども拝まれるとやっぱりうれしいからね、友だち同志にこにこしながらゆっくりゆっくり北の方へ走って行ったんだ。まったくサイクルホールは面白いよ。
それから逆サイクルホールというのもあるよ。これは高いところから、さっきの逆にまわって下りてくることなんだ。この時ならば、そんなに急なことはない。冬は僕等は大抵シベリヤに行ってそれをやったり、そっちからこっちに走って来たりするんだ。僕たちがこれをやってる間はよく晴れるんだ。冬ならば咽喉のどを痛くするものがたくさん出来る。けれどもそれは僕等の知ったことじゃない。それから五月か六月には、南の方では、大抵支那しなの揚子江ようすこうの野原で大きなサイクルホールがあるんだよ。その時丁度北のタスカロラ海床かいしょうの上では、別に大きな逆サイクルホールがある。両方だんだんぶっつかるとそこが梅雨つゆになるんだ。日本が丁度それにあたるんだからね、仕方がないや。けれどもお前達のところは割合北から西へ外れてるから、梅雨らしいことはあんまりないだろう。あんまりサイクルホールの話をしたから何だか頭がぐるぐるしちゃった。もうさよなら。僕はどこへも行かないんだけれど少し睡ねむりたいんだ。さよなら。」
又三郎のマントがぎらっと光ったと思うと、もうその姿は消えて、みんなは、はじめてほうと息をつきました。それからいろいろいまのことを話しながら、丘を下って銘銘めいめいわかれておうちへ帰って行ったのです。
九月五日
「僕は上海シャンハイだって何べんも知ってるよ。」みんなが丘へのぼったとき又三郎がいきなりマントをぎらっとさせてそこらの草へ橙だいだいや青の光を落しながら出て来てそれから指をひろげてみんなの前に突つき出して云いました。
「我が子が一番大事」「命に代えても守りたい」「この子さえ生きてればいい」「生まれてきてくれてありがとう」「幸せになってくれればそれでいい」
こういうの、すげー腹立つんですよ
そのかわいいかわいい「子」が36歳のデブニートになって、部屋に閉じこもってメシだけ要求するようになったとき、同じこと言えるのか?ってことだ
絶対言えねえ
絶…………対言えねえ
早く死なねえかなとか、どこで間違えたんだろうとか、産まなきゃよかったとか、そういうことを言い出すに決まっている
夏祭りでキンギョ買って、3日で飽きる小学生とやってることがホントにまったく同じなんだよな
「なんか思ってたよりデカくなったし、懐かないし、もういらな〜い」
クズやんけ
どう考えてもクズやんけ
個人的には加害側に回った時点で被害者ヅラする資格が失われると思ってるので、「子どもを持たない全ての人間は被害者」というのが俺の主張になる
「にんげんの赤ちゃんかわいい😍欲し〜い💕」と思ったアホがいなけりゃ生まれてくる必要もなかったし、働く義務もなかった存在が被害者以外のなにかであるハズがないんだ
「いつまでも親の脛を齧って情けない…」じゃないですよ 本当に情けないのはどっちだ?
こういう話をしてると、「自然界の動物は3年もせずに親離れする」みたいなことを言ってくる野生派の人たちがいて、本当に恐ろしい
そりゃあなたは本能に任せて暴力振るいまくり・殺しまくり・犯しまくり・盗みまくりの楽しい人生を送ってるかもしれないが、俺たちは法治国家に暮らしているので、人間はそのへんのケモノとは違うってことになってるんですわ 文化が違う!
とにかくだ
とにかく、「子供を愛するオレ・ワタシ」に酔ってる層、ホントに気色悪すぎる
エゴを認めてる親はまだわかるというか、腹はたつが、仕方ないと思えなくもない
「自分の人生を楽しむために子供を巻き込んだ、申し訳ないとは思うが、所詮他人だし、まあええやろ!」みたいなことを言ってる人がいると、この野郎〜!!とは思うものの、そこ止まりだ
「僕の人生はこの子を守り育てるためにあるんだと思う」みたいな謎のフカシをやってるカスをみるとガチでぶっ殺すぞという強い気持ちが腹の底から湧き出てくる
かわいい時期の"子供"だからそういうこと言ってるだけで、その子が40歳の息くっせえ超醜い性格も最悪のオバさんと成り果てた暁には「子供と親は違う人間」「成人は自分の面倒を見ないといけない」「干渉しすぎてはいけない」みたいな理屈にサラッと鞍替えするに決まってる
干渉しすぎてはいけないのはそうかもしれないが、じゃあ黙って金だけ渡し続けりゃいいだろ
甘やかしすぎると親が死んだ後に野垂れ死させてしまう、だから突き放す必要もある!とか言うのかな
30歳の段階で、独り身で、寿命80年のリクガメなんかを飼い始めるやつがいるか
いません
なぜいないか?
「自分が死んだら連動して死んでしまう可能性が高い生き物」を発生させるのは罪深いからだ
じゃあ自活能力がある生き物はいくらでも捨てていいのか?って話だ
責任を取りましょうよってことだ
平均寿命80年の生き物をわざわざ生み出して、たかだか20年少し面倒を見ただけで責任を果たしたことになると思うなよ、ということだ
わかってないやつがとんでもない数世の中に溢れていて、暗澹たる気分になる
俺の両親も実際わかってない
仕方ないから働いてるが、どう考えても俺は被害者なんだよな すげえ可哀想ですよ
何も悪いことしてないのに、勤労の義務なんか押し付けられてさあ!
物心ついてないころから強制的に権利の上を歩かされて、権利なしじゃ生きられない身体にされちゃってんだよこっちは
ホームレス拾って3ヶ月面倒見た後、恩を着せまくって10年コキ使うみたいなことじゃん
ひでえよ
助けてくれよ
いや、根絶とかずっと先だって散々言われてるだろ
なんならスペイン風邪みたいに定着して毎年対策するべきものに加わるまであるって
どんな情報収集してるのか
完全に教育の敗北だな
引っ越した時についてた丸型蛍光灯の電灯、32+30型だったけど古臭かったから40+32型のに変えたのねん、引っ越すときは置いてくつもりで
蛍光灯自体の値段を考えると大型は値段高くなるから、今となっては30型が3つ4つついてるやつがいいと思うようになったけど、数少ないね(ってか見つからん、丸型蛍光灯のペンダント自体数が少なすぎる)
3つでも40+32型よりワット数高い(円周で考えるべきかもしれんがめんどい)から明るさは同等以上になるはすだけど
30型ならダイソーで300円なのになぁ
知り合いに親の介護で苦労してるやつがいるんだが、詳しい話はやめておくけど、簡単に言うと「自分は不幸で理不尽に虐げられている」という認識にすごくこだわるんだよな。確かに大変だとは思うんだが、「月に何日か人に任せて、息抜きに遊んできたらいいんじゃないか」とアドバイスしても、頑なに「いや、俺が何とかしないと大変なことになる」と言って聞かないどころか、細かいことにこだわって次々と自分の仕事を増やして「あれもこれもしなきゃいけない、俺は本当に大変なんだ」と言ってくる。それでなお「根を詰め過ぎたら潰れるぞ」と言い続けると、「お前は俺がどんなに苦労しているか分かってない。俺の苦労を認めないつもりか」と怒り出す始末。
彼は社会性はあるし人格に問題はないんだが、おそらく、自尊心というか自分肯定感が非常に低いのではないかと思う。介護のために、彼が誇りを持ってやっていた仕事を変えざるをえなくなったことも影響しているのだろう。その欠落を、親の介護をきっかけに「理不尽に苦しんでいる自分は、だからこそ真っ先に救われる資格がある」というアイデンティティで埋め合わせるようになってしまったように見える。彼の不幸を軽くする要素は「不幸な自分」という自己イメージを壊してしまうから、結果として、介護されている親(不幸の原因)に対しても、それを心配する周囲(「不幸な自分」というアイデンティティを取り上げようとする人)に対しても、常に攻撃的に振る舞うようになってしまった。正直、最近は彼と話をするのがつらい。
で、本題なんだが、ここ数日「弱者男性」についての議論を眺めていて「これは同じ話だな」と思った次第。もちろん、彼のプロフィールは「弱者男性」とは程遠いのだが、「不幸な自分」というアイデンティティにこだわる姿勢にとても既視感がある。これは、政治に影響を与えているという意味では社会問題なんだが、その解決策は実はカウンセリングなんじゃないか。おそらく、どれだけ福祉政策的な改善策を進めても、自分のアイデンティティの欠落を埋めるためにいつまでも「敵を見つけ続ける」ことになるんじゃないかと思う。
追記: まとめを作っている人がいるのでぶら下げておく。 anond:20210408163950
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 155 | 11298 | 72.9 | 37 |
01 | 75 | 13427 | 179.0 | 58 |
02 | 47 | 4908 | 104.4 | 55 |
03 | 20 | 8546 | 427.3 | 172 |
04 | 14 | 528 | 37.7 | 27.5 |
05 | 42 | 4165 | 99.2 | 66 |
06 | 25 | 2135 | 85.4 | 76 |
07 | 66 | 7519 | 113.9 | 39.5 |
08 | 118 | 18293 | 155.0 | 48.5 |
09 | 128 | 8179 | 63.9 | 44 |
10 | 217 | 26469 | 122.0 | 58 |
11 | 344 | 33911 | 98.6 | 52 |
12 | 366 | 26494 | 72.4 | 39.5 |
13 | 204 | 17039 | 83.5 | 43 |
14 | 214 | 21599 | 100.9 | 40.5 |
15 | 278 | 23876 | 85.9 | 40 |
16 | 195 | 13989 | 71.7 | 38 |
17 | 279 | 23841 | 85.5 | 49 |
18 | 263 | 26028 | 99.0 | 42 |
19 | 246 | 20532 | 83.5 | 44.5 |
20 | 244 | 21488 | 88.1 | 42 |
21 | 209 | 24647 | 117.9 | 45 |
22 | 206 | 29069 | 141.1 | 39 |
23 | 234 | 22239 | 95.0 | 43.5 |
1日 | 4189 | 410219 | 97.9 | 44 |
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私は40台男、無職だ。
正確には年中無職ではない、ちょこちょこ仕事をしてたりするけど基本的には無職だ。
収入は低い。貯金はべらぼうにあるわけではないが、若い頃のブラック生活と倹約癖のおかげでそれなりにはある。
趣味はインターネットとアニメとゲームと漫画。もちろん彼女はいない。
十代の頃の彼女は中学生の頃で、卒業したら疎遠になった。二十代の頃の彼女はネトゲで知り合った人で、私から付き合ってくれと言って付き合いだしたけど多分5回ぐらいしか会ってない。
最近弱者男性ってものをホッテントリでよく見かけるようになった。
いくつか読んだ記事の中ではどうやら弱者男性は女をあてがえという主張をしていることになってるらしい。
確かにそういうことを言ってるやつがいることは知ってる。ネットで非モテこじらせて女性を憎悪したり、国が女をあてがうべきだみたいな発言をしてるやつが実際にいるのも知ってる。
そういうやつのことを「弱者男性」と呼ぶなら、私のような男は多分弱者男性ではないんだろう。
私は女性とのつながりを求めてない。求めてないと言ったら嘘になるが、そういうものは三十代の後半になった時に諦めている。
私は自分のことを弱者男性だと思っているが、誰かに救ってもらいたいと思ってない。
このままダンゴムシのように岩の下で暮らしていければそれでいい。
それなのにわざわざ岩をひっくり返して「あなたを救うにはどうすればいいか!」「ダンゴムシの分際で女が欲しいとか我が儘を言うな!」みたいなことを最近急に言われだした。何なんだこれは。
そういうことはそういうものを求めてる人に言ってください。「弱者男性」だなんて言われると自分に向けて言われたのかと勘違いしてしまうじゃないですか。