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2016-12-13

[][]先生遠藤さんの上履きがありません! 5

前話:http://anond.hatelabo.jp/20161211080009

第1話:http://anond.hatelabo.jp/20160131184041

ケン

「あらケンジ、今日は起きられたのね」

 月曜日の朝、俺は4日ぶりに普段通りの時間に起き出した。いつものように、リビングで母さんがコーヒーを飲んでいた。

お腹すいてるでしょう」

 左手コーヒーカップを持ったまま、母さんはコンロに手をかけた。

風邪は良くなった?」

 風邪なんかじゃなかった。ただ、学校に行くのが辛くて、学校であったことを話すのが怖くて、体調が悪いふりをしていたんだ。

「母さん、」

 自分もびっくりするくらい、小さな声でそう言った。

「ん?」

 母さんは何でもないようにそう返事をしながら、白い平らなお皿に、三角形フレンチトーストを2枚載せて、テーブルに持ってきてくれた。

「みんな俺が犯人だと思ってるんだ」

 フレンチトーストを見つめながら、俺は声を絞り出した。

犯人って、何の?」

学校上履きが隠されたんだ。4回も」

ケンジが隠したって疑われてるのね」

最初は俺はやってないと思った。俺はただ、隠された上履きを見つけただけだと思った」

 台所で昨晩の食器を洗い始めた母さんが手を止めた。

「でも、今は?」

 母さんが優しく問いかけた。俺は心のどこかでは、今でも自分は潔白だと思っていた。

「夢を見たんだ」

「そう。どんな夢だった?」

水曜日の昼休みに、俺がヒロミ上履きを隠す夢を」

「そんなの、ただの夢じゃない

 確かにあれは夢だ。でも、

「その日の昼休み自分が何をしていたか思い出せないんだ」

「思い出せないから、夢で見たことが本当の記憶かもしれないって思ってるのね」

 俺は黙って頷いた。

「そうね、お母さんはあなたがそんなことするの想像できないわ。でも、もし本当に自分がやったと思うなら……」

 もし、俺がやったんだったら、怖いことだ。俺は陰湿で、変態で、嘘つきで、自分がやったんじゃないと都合よく思い込んで、タカヒロを怒鳴って追い返してしまうような、ひどいやつだ。だから、そんなこと考えたくなかった。

「謝っちゃえば良いじゃない」

 気が抜けるほどシンプルに、母さんはそういった。

「大したことじゃないのよ、上履き隠しなんて。あなたはまだ小学3年生なんだから

 真っ白なお皿が、シンク食器カゴに整然と並べられていく。

小学生の男の子は時々そういうことをするのよ。あなたは少し大人びている方だから、お母さんも驚いたわ、でもね、」

 手が止まった。

「お母さん、少し安心したのよ」

 背中が急に軽くなった気がした。俺は、母さんを心配させるとばかり思っていたから。

あなたは小さい頃から大人しくて、本当に手がかからない子で、お母さん、すごく助かったのよ。うちには、落書きの跡とかないでしょう、あなたが生まれから、一度もリフォームしてないのよ」

 母さんは昔を思い出しているようだった。

あなたくらいの年の男の子なら、高価なものを壊したり、お友達いじめたり、おもちゃゲーム友達と取り合って喧嘩したり、女の子からかって泣かせたりするものなのよ。でもあなたは一度もそういうことしたことがなかった」

 だから、と母さんは続けた。

あなたにもやんちゃな部分があるんだって思って、少しね」

 母さんはそう言って、二杯目であろうコーヒーカップに注いだ。

「母さんは、俺がやったと思う?」

「そんなこと、お母さんにはわからないわよ。本当のことを知っているのは、あなたの心だけでしょう?」

「まだ、わからないんだ」

「そうね」

 少しのカップを見つめた後、母さんは俺に向き直った。

今日じっくり考えなさい。学校にはお休みの連絡を入れておいてあげるから

2016-12-11

[][]先生遠藤さんの上履きがありません! 4

前話: http://anond.hatelabo.jp/20161109170519

タカヒロ

 アヤネの上履きが隠されたのが、先々週の木曜日のこと。それから週明けの月曜日火曜日水曜日に立て続けに他の女子上履きが隠された。

 隠された上履きを見つけたのはアヤネのときこそユウヤだったけど、先週の3件はぜんぶケンジが見つけた。でも、そのせいで彼は疑われている。

「これからプリントを配りますから、帰る前に記入して前に出してください」

 そう言って先生は、藁半紙印刷物クラス全員に配り始めたーー欠席のケンジを除いて。

「みなさんも気になっていると思います

 先生上履き隠しの犯人をまだ探す気なんだ。

「先々週の木曜日、先週の月曜日から水曜日最近だけで4回も上履きが隠されています。残念ながら、誰も自分がやったと名乗り出てくれていません。クラスの中に隠し事があるのはみんなの問題です。誰がやったのか先生は知りませんが、もし理由があるなら、もう二度と同じことをしなくてもいいように、それを解決しなければいけませんし、誰がやったのかわからないままでは、みんな不安になってしまます。みんながみんなを疑うことになるのは、とても悲しいことです」

 誰が犯人でもみんなの問題にはされたくない。もし理由があるならそれはそいつ問題で、僕たちには関係のないことじゃないか

「ですから、無記名で構わないので、何か少しでも心当たりのあることがあったら、ここに記入してください。『自分がやった』でもいいですし、『誰かがやっているのを見た』とか、『やったと話しているのを聞いた』でもいいです。少しでもヒントになることがあれば、ここに記入してください」

 つまり、『もしやったのがあなたで、それでも黙っているなら、証言を集めて見つけ出しますよ』ということ。こういうことに意味があるのかは疑問だった。誰かの証言があったとしても、それが本当か確かめ方法がない。無記名なんだから。もし誰かの証言犯人を間違えたら、それこそとんでもないことだ。

はい

 前の席のアヤネからプリントを受け取った。A5の藁半紙に、大きな枠が一つ。完全自由記述

 犯人を知りたくないわけじゃなかった。疑われているのはケンジ。でも、3回連続で見つけたってだけで疑うのはフェアじゃない。もともとこういうのは得意不得意があるんだ。ケンジはたまたま、見つけるのが得意だっただけだ。彼は普段から目ざといし、頭もいい。そんなにおかしいことじゃない。

 とはいえ、心当たりがないわけじゃなかった。

だってヒーローだぜ?』

 アヤネの上履きが隠された翌日の、金曜日放課後の帰り道、ケンジがそう言ったことが、ずっと頭から離れない。彼はヒーローになりたくて、3日連続女子上履きを隠したんだろうか? でも、

『俺はやってないんだ!』

 あの怒りが嘘だとは思えなかった。だいたい、もし彼が犯人なら、あんなこと自分から聞くだろうか?

上履き、また盗まれた?』

 思考が頭の中をぐるぐる回った。

 他のみんなは何を考えているんだろう。鉛筆が走る音があちこちから聞こえていた。もしかしたら、真犯人が名乗り出るかもしれない。先生の脅し文句が全く効かないとは限らない。あるいは、真犯人が名乗り出なくても、誰かが犯人証言するかもしれない。そうだ、そうすれば、ケンジの疑いも晴れる。

 そのとき、数分前の自分思考が戻ってきた。

『誰かの証言があったとしても、それが本当か確かめ方法がない。無記名なんだから。もし誰かの証言犯人を間違えたら、それこそとんでもないことだ。』

 誰もが犯人にされる可能性がある……。

 そう思った途端、教室景色が全く違って見てた。37人のクラスで、一人欠席。僕以外の35人が、自分以外の誰かに罪を着せようとしているんだ……。四方から聞こえてくる、藁半紙の表面が鉛筆の先を削り取る音が、自分を刺し殺すためののナイフを研ぐ音のように聞こえた。

ケンジが犯人なら良いんだ』

 頭の中で誰かが言った。

あいつが犯人で間違いない。みんなそう言ってるじゃないか

 違う。ケンジはそんな馬鹿なことしない。いくらヒーローになりたいからって、そんなことするわけがない。それに、もし彼が犯人なら、自分から話題蒸し返したりするわけない。あの怒りが演技なわけがないんだ。

 でも、もしも、もしもあれが全部カモフラージュだったら? 予想外に疑われてしまって、完璧だったはずの計画が狂って、クラス中が敵になった中、一番懐柔しやすい僕に『無実だ』と印象付けるための方策だったら? 言葉尻を捉えて急にキレたのが、僕に罪悪感を覚えさせて、味方につけるための作戦だったとしたら?

 いや、そんなことあるわけない。考えすぎだ。犯人別にいる。それに、僕が犯人にされる心配はない。疑われる理由は何もないんだ。だいたい、もしランダムに当たるとしても、確率は37分の1じゃないか

 すでに何人かが藁半紙を教卓に提出していた。

 ガタッ。

 アヤネが立ち上がった。彼女左手から垂れる藁半紙の真ん中に、数文字漢字が書いてあるのがちらりと見えた。

『………弘』

だってヒーローだぜ?』

『でもいいよなあ、あいつ』

自分で隠したから、見つけられるんだ』

『全部あいつが隠したんじゃねえの?』

『少しでもヒントになることがあれば、ここに記入してください』

 鉛筆を手に取って、僕は精一杯の正直さで記入した。

2016-11-09

[][]先生遠藤さんの上履きがありません! 3

http://anond.hatelabo.jp/20161108120656 の続きです。あと2回くらいで完結しそうです。

ケン

大丈夫だ。何も心配はない。昼休みチャイムが鳴ってから10分。人の移動がなくなるのを待って、俺は行動を開始した。

簡単だ。昼休みの中頃、1人で下駄箱のある玄関に向かう。昼休みには外で遊ぶやつと教室に残るやつがいるけど、外で遊ぶやつは休み時間が始まったらすぐに出て行くからそいつらがみんな出て行ったあと行けばいい。教室を出て行くところを目撃されても怪しまれる恐れは全くないし、校庭で遊んでいるやつらはいちいち玄関に誰がいるかを見たりしない。あいつらはただボールを投げたいだけだ。

万が一下駄箱の前にいるところを誰かに目撃されても、そこにいるというだけでまさか女子上履きを取ろうとしているなんて思う訳がない。女子下駄箱と男子下駄箱は隣り合っているから、立つ位置が多少ずれるだけで、遠目から見れば全く不自然なところはない。もし誰かに見られても、何事もないふりをして自分の外履きに履き替えて校庭に走って行けばいいだけの話だ。

幸いにして教室は一階だから目的上履きさえ取ってしまえば、あとは事前に決めた隠し場所に素早く置き去りにすれば良い。ここが唯一リスクが大きいステップだけど、所要時間は十数秒。見られる確率は十分小さい。それに、もし誰かに見られても、口止めする手段はいくらでもある。

完璧だった。何もかもがうまく行った。誰にも見られることなく、俺はヒロミ上履きを、玄関を挟んで教室の反対側に置いてある熱帯魚水槽に、入れた。

ポチャン」という音がして、水が跳ね返った。シャツに水滴がかかったが、この程度なら目立つことはない。

休み終了のチャイムが鳴って、ヒロミが校庭から戻って来れば、彼女自分上履きがないことに気がつくだろう。

このまま教室に戻ってもいいが、万が一ということもある。ドッヂボールをしているタカヒロたちに合流しよう。一緒にドッヂボールをしていたという記憶さえあれば、それで十分アリバイになる。人は誰と一緒に遊んだかは覚えていても、誰がいつ来たかということは簡単に忘れてしまう。俺が途中からたことなんて、誰も気に留めることなく忘れてしまうだろう。

いつものように外履きに履き替えて、タカヒロたちのいるところへ走って行った。



放課後先生がまたいつも通り、言うはずだ。

遠藤さんの上履きがなくなりました」

計画通り。あまりにも思い通りにいきすぎて、笑いがこみ上げてくる。

「じゃあみんな伏せて」

助かった。笑いを堪えるのに必死だったんだ。伏せていれば、笑いを隠す必要はない。

「心当たりのある人は静かに手を挙げなさい」

心当たりのある奴なんている訳がない。俺は誰にも見られていない。俺を疑う奴なんて誰もいない。

「残念ながら、名乗り出てくれる人はいませんでした。前にも言いましたが、悪いことをしたら、隠していると一生後悔します。でも、それでも名乗り出ないということは、仕方がないのでまたみんなで探します。見つかるまで、家には帰れません」

いよいよだ。ただ、ここで真っ先に水槽に向かったらダメだ。あまりにも迷いなく見つけると、最初から知っていたんだと疑われるかもしれない。まずは誰でも思いつきそうな場所を『探す』。男子トイレに入って、個室を順番にチェックする。洋式トイレが詰まっている以外、おかしなところは何もない。

男子トイレから出て、いかにも「どこだろう」とでもいうように辺りを見回す。これ以上もたもたしていると他の奴が偶然見つけてしまうかもしれないから、カモフラージュはこのくらいでいいだろう。

先生!あった!」



遠藤さんの上履きが見つかりました。水槽の中に入っていたそうです。園田君が見つけてくれました」

ヒロミのほうにちらと目をやってみたけど、こっちをみてはいないようだ。まあいい、俺が彼女上履きを見つけたということさえわかってもらえれば……

「全部あいつが隠したんじゃねえの?」

耳を疑った。

「そうだよな、3回とも見つけられるなんておかしいよな」

自分で隠したから、見つけられるんだ」

「私知ってる!そういうの、ジサクジエンっていうんだってママが言ってた」

違う、俺は……。

「俺が隠したんじゃない」

「じゃあなんで毎回お前が見つけるんだよ。超能力でもあるっていうのか?」

「違うって言ってるだろ!」

恐怖で気が狂いそうだった。



ケンジ、朝ごはんできてるわよ」

俺は自室のベッドの上にいた。土曜日の午前1020分だった。

2016-11-08

[][]先生遠藤さんの上履きがありません! 2 

http://anond.hatelabo.jp/20160131184041 の続きです。当初2話完結のつもりでしたが、完結しませんでした。

タカヒロ

上履き隠しなんてさ、何が楽しいんだろうな」

 金曜日学校帰り、いつものようにケンジと駅の側道を歩いていると、彼は突然そう言った。

「さあ。ゲームのつもりなんじゃないか?」

 アヤネの上履きが隠されたのは昨日のことだ。よせばいいのに、先生は大げさに「名乗り出ないと後悔します」とか言って、犯人が名乗り出るのを待とうとする。自分から言うわけないのに。

ゲームねえ」

 ピンと来ていないようだ。ケンジは頭が良くて、なんでもよく考えるけど、ときどき考えすぎる癖があった。今だって、僕たちが小学3年生の男子だと言うことを忘れて、バレた場合リスクを考えると割に合わないだとか、家に早く帰れれば他にもっと楽しいゲームはあるとか、考えているに違いなかった。

「なあ、今日ウチきてさ、チョコボレーシングやろうぜ」

 ケンジの家は僕の家と違って広くて、大きなテレビゲーム機が揃っていたから、僕たちはよくそこで『チョコボ』を遊んでいた。おばさんのジンジャーミルクティが美味しくて、高級そうなケーキも出してくれるのだった。

「ごめん、今日ピアノのレッスンがあるんだ」

「は? ピアノ水曜日だろ?」

風邪ひいててさ、今日に振り替えてもらったんだよ」

 おばさんのジンジャーミルクティケーキが恋しかったけど、「友達の家に遊びに行くからレッスンを休みます」だなんて言えるわけがない。

「じゃあ、土曜日は?」

土曜日卓球じゃん」

卓球は2時からなんだから、その前」

「嫌だよ、そんな忙しいの」

「お前、ほんと朝弱いよな」

しょうがないじゃん」

「じゃあ、日曜日

「その日は塾の体験授業があるんだ」

「あ、本当に行くんだ」

ケンはいかないの? 頭いいんだから、行けばいいじゃん」

「俺、よくわかんないんだ。中学受験とかさ、必要あるのか?」

 次の春から4年生になると言う時期になって、僕たちのクラスでは、中学受験を見越して塾に行くと言い出すが多かった。ケンジは頭が良いから、受験すれば絶対良い学校に行けるのに、こいつの考えすぎる悪い癖が出て、優柔不断になっているんだと、僕は思っていた。

ユウヤもするって言ってたよ」

「は? あい馬鹿じゃん」

「でも、アヤネの上履き見つけたのあいつだよ?」

たまたまだろ、そんなの」

 ユウヤケンジと違って、なんでもよく考える方ではない。でもユウヤユウヤで、『鋭い』ところがあった。アヤネの上履きを見つけただけじゃない。授業で使うビデオデッキ調子が悪くなった時に、設定をあれこれいじろうとする先生に、再起動すれば良いとアドバイスしたのはユウヤだったし、男子トイレ幽霊騒ぎの正体がハクビシンだと突き止めたのもユウヤだった。

「でもいいよなあ、あいつ」

 ケンジが言った。

だってヒーローだぜ?」

2016-02-13

少女たちは荒野を目指す」これからの展開予想

6話まで見た。原作タカヒロ原作シナリオ田中ロミオシリーズ構成綾奈ゆにこ、とアニメ版は誰が手綱をとった脚本なのかイマイチからないので予想してみよう

タカヒロ的展開――なんだかんだありつつこのままずゲーム完成、結果すごく売れる、良かったね!エンド。

田中ロミオ的展開――ゲーム完成して達成感すごい、俺たち頑張った! しかゲームは全く売れず、「絵は良かったけどシナリオがウンコ」って言われる。次に挑むか、そのまま解散か……エンド。

綾奈ゆにこ的展開――ゲームストーリーラインは完全に脇役となって同性同士でイチャコラしてエンド。

2016-01-31

[][]先生遠藤さんの上履きがありません! 1

小説家になろうにも掲載しています。 https://ncode.syosetu.com/n0012dq/

ケン

遠藤さんの上履きがなくなりました」

 水曜日ホームルーム先生が言った。

「じゃあみんな伏せて」

 俺は先生の言う通り、机に顔を俯せた。教室が静まり返った。

「心当たりのある人は静かに手を挙げなさい」

 物音ひとつしない。

「もう一度言います。心当たりのある人は、手を挙げなさい」

 あまりに静かだから時間感覚がわからない。10秒くらいだったような気も、2分くらい待っていたような気もする。

「みんな顔上げて」

 やっとだ。

「残念ながら、名乗り出てくれる人はいませんでした。前にも言いましたが、悪いことをしたら、隠していると一生後悔します。でも、それでも名乗り出ないということは、仕方がないので–––」

 今週に入って、もう三回めだ。

「またみんなで探します。見つかるまで、家には帰れません」

 クラスのみんなが立ち上がった。またかよ、と不満そうに言う奴もいれば、宝探しを楽しんでいる奴もいる。俺はワクワクしていた。もし今回も俺が見つけたら、3回連続でお手柄だ。ヒロミも、喜んでくれるかもしれない。

 まず最初に探すのは男子トイレだ。上履きなんて隠して何が楽しいのかさっぱりわからないけど、女子の入れないところに隠されているのは、ありそうなことだ。

 俺は教室を出て右手にある男子トイレに入って、個室を順番にチェックした。洋式トイレが詰まっていた以外、おかしなところは何もなかった。

 念のため用具室も開けてみたけど、モップと雑巾バケツがあるだけだ。バケツの中にも上履きはない。

 男子トイレじゃないとすると、どこだろう。一昨日、ユカの上履きがなくなった時は、階段の脇にある理科実験室のゴミ箱の中に入っていた。昨日はアユミ上履きがなくなって、廊下を挟んで教室の向かいにある窓の外に落ちているのが見つかった。

 今回も教室の近辺に違いない。あと他に上履きが隠せそうな場所は–––。

 廊下の真ん中に立って見回していると、廊下の角に置いてある水槽の中に、大きな白いものが入っているのが目に入った。

 近寄って見てみると、ビンゴ上履き水浸しになっていた。

先生! あった!」

 俺は教室にいる先生に向かって叫んだ。

園田君、よく見つけるわね」

 先生は、昨日ほどは驚いていないようだった。

「みんな、戻って」

 先生が叫んだ。散り散りになっていたみんながそれぞれの机に着席していく。

遠藤さんの上履きが見つかりました。水槽の中に入っていたそうです。園田君が見つけてくれました」

 俺は鼻高々だった。ヒロミの方を見てみたけど、こっちを見てはいなかった。

最後にもう一度チャンスをあげます

 これで犯人が名乗り出たためしはない。今回もどうせ誰も手を上げない。

「みんな伏せて」

 2秒。

「心当たりのある人は静かに手を上げなさい。これが最後のチャンスです」

 1、2、3、4、5、6、7、8、9…98、99、100、101。

「みんな顔上げて。ずっとは待てません。今日はこれでおしまい遠藤さん、後で職員室にきて。靴、乾かしてあげるから

 やれやれ。でも、名探偵になったみたいで、悪い気はしなかった。ヒロミちょっとかわいそうだけど。俺は立ち上がって、ランドセルに手をかけた。その時だった。

「全部あいつが隠したんじゃねえの?」

「そうだよな、3回とも見つけられるなんておかしいよな」

自分で隠したから、見つけられるんだ」

「私知ってる!そういうの、ジサクジエンっていうんだってママが言ってた」

 教室のみんなが口々に言った。

「違う、俺は…」

 そうはいってみたものの、確かに、なんで毎回俺が一番最初に見つけられるんだ?

「俺が隠したんじゃない」

 状況は完全に黒だった。

「じゃあなんで毎回お前が見つけるんだよ。超能力でもあるっていうのか?」

 全くだ。

「違うって言ってるだろ!」

 俺はそう言って、ランドセルを抱えて逃げ出した。

 翌朝、俺は布団から出られなかった。母さんが心配して部屋に入ってきた。頭が痛いと言った。

 こうしていると、本当に頭が痛い気がしてくる。そうだ、俺は風邪を引いたんだ。きっと昨日体育の授業の後うがいをしなかったから。きっとそうだ。明日には良くなっている。何も問題はない。

 どれくらい時間が経っただろう。12時は過ぎたかな。そう思っていると、母さんの声が聞こえた。

ケンジ、タカヒロ君が給食プリント持ってきてくれたわよ」

 あいつは一番の親友だ。でも、今は顔をあわせる気がしない。寝て過ごそう。俺は返事をしなかった。

「寝てるみたい。いつもありがとうね」

 次の日、俺はやはり布団から出られなかった。学校に行こうと思うと、水曜日出来事が頭をよぎって、体が動かなくなった。

 犯人は誰なんだろう。3日も連続女子上履きを隠すなんて、どうかしてる。

 そういえば、昨日は上履きは隠されたんだろうか。俺は昨日学校に行かなかったから、昨日も隠されていれば、犯人は俺じゃないとわかるはずだ。

 希望が見えた気がした。布団から頭を出して、壁に掛けてある時計を見た。11時40分。

 今日は5時間授業だからタカヒロは2時過ぎに来る。そしたら、聞いてみよう。俺はまた目を閉じた。

タカヒロ君が来てるわよ」

 母さんの声で目が覚めた。

「はーい」

 返事をした時、悪い予感がした。

 もし昨日から上履きが隠されていなかったら? 俺が休み始めた途端、誰の上履きも隠されなくなったら?

「起きてるみたい」

 母さんの声の後、ノックが聞こえた。返事をしようとしたけど、声が出なかった。

 ガチャ

 ドアが開いた。

「よう」

 タカヒロが動揺しているのがわかった。

「これ、みかんと、宿題月曜日までだって

 俺は目を合わせなかった。俯せに寝て、喉の奥から声を絞り出した。

上履き、また盗まれた?」

 2秒。

「え、あ、ああ。今日で5日連続だよ。全く何考えてるんだろうな」

 嘘だ。タカヒロの嘘はすぐにわかる。

「誰の?」

「え?」

「誰の上履きが盗まれたの?」

「え、えーっと、誰だったかな」

 でっち上げればいいのに、タカヒロは嘘がつけない。

「……」

 ため息が漏れた。

「だ、大丈夫だよ。みんなきっと、もう気にしてないから」

 もう気にしてない…? こいつは一体何を言ってるんだ…。

「俺はやってないんだ!」

 俺は怒鳴っていた。

「ち、違う、そういう意味で言ったんじゃ……」

 こいつだけは味方だと思っていたのに……。

「帰れ! 今すぐ帰れ!」

ちょっとケンジ、どうしたの?」

 母さんが部屋を覗いた。

タカヒロ君、ごめんね、せっかく来てくれたのに。ケンちょっと疲れてるみたいだから、また今度来てくれる?」

 タカヒロは母さんにお辞儀して、逃げるように去って行った。

2016-01-12

[]アニメ少女たちは荒野を目指す1話

あらすじ

リア充男子高校生戦場ヶ原ひたぎっぽいキャラエロゲ制作に誘われる。

エロゲ業界荒野

売れなければワゴンしかし売れれば一攫千金

ライターの才能を見出された男子高校生運命やいかに!?

感想

田中ロミオタカヒロらしい。

アニメ終了と同時にPCゲー出すらしい。

へー。

着実に実績積んでるんだなあ・・・

アニメの中でひたぎがエロゲを足がかりにしてビッグになるのも夢じゃないっつってたけど、

ここまで実際に積み上げてきたタカヒロ(おまけでロミオ)がそういうことを言っちゃうと、

すごく自画自賛に聞こえる・・・

アニメん中ではもろに虚淵玄のこと言ってたけども。

さえかのさえかの言われてて調べたら、あれそういうゲームつくる話だったのか。

初めて知った。

俺はまたてっきり野ブタをプロデュース萌え版かと。

んでこのアニメだけど。

主人公が万能リア充すぎて感情移入しにくいって点であんまり受けよくない。

いい加減無気力ハーレム主人公やめようっていうところで真逆キャラクターをメインに持ってきた感じ。

リア充すぎて鳥肌たつ。


まりロミオっぽさは出てない気がする。

襲ってやる!→掘るの?はちょっとそれっぽかったけど。

1話としては最後に気になる引きを持ってくるのはいいけど、それまでがすごく退屈。

でも個人的には、エロゲ制作アニメを作るなら、らくえんあいかわらずなぼくをやってほしい。

テンポテーマリアリティギャグ。。。絶対今でも受けると思うんだがな・・・

最近ならエロゲ太陽・・・あれまだ連載してんのかな・・もう打ち切られたかな・・

2015-02-16

時雨沢恵一がそっちの人だと知ってショック。

バーぴぃちぴっと、へち、タカヒロがそっちだった時もそこそこショックだったが、ナベシンアニメ思想モロ出しにした時は「まぁナベシンだし」と特に何とも思わなかったのは彼の人徳か。

2015-01-03

そろそろアニメ化されてもいいだろってエロゲつよきすとかこんにゃくとかリメイクしろ

特にタカヒロ三部作リメイクした方が良いんじゃないかと思う。

そりゃ媒体リラバみたいにエロい方面でもいいと思う。

クソゲーだったそらみずをエロい方向性で作ったOVAは大ヒットしたわけで

同じくタカヒロ作品で姉ちゃんとしようよもそれなりにヒットしてる。

テレビアニメが無理ならエロアニメ化すりゃいい話で、

原作漫画エロアニメはそれなりに売り上げるしシリーズ化もした。

エロゲーの方も飛田もとい比良先生夜勤病棟もヒットしたじゃないか。

うそろそろ許されてもいい頃だと思う。

テレビアニメは失敗した、じゃあ次にしなくちゃいけない事は黒歴史化して、

つよきすorこんにゃくアニメ化してない、じゃなくてアニメ化は失敗したけど

月姫Fateみたいにリメイクすりゃいいじゃんって話。

AIRだってKanonだってリメイクして大ヒットしたじゃない。

それらを参考にデモベとかカオヘとかも一緒にリメイクしていけばいいんだよ。

なお、ファントムは二回アニメ化されたけど、無かった事にしたいと思ってるのは俺だけでいい。

2014-12-29

2014年アニメ7選byアニメをあんまり見なくなったリーマン

月刊少女野崎くん

少女漫画しすぎてなくて見やすかった。

ちよちゃんかわいい

ありがちっちゃありがちかなあと思ったけど。

2倍速で見てちょうどいいテンポだった。

あとOPED歌が両方よかった。

個人的に好きだったのはOPのサビあたりのたぬきに切りつけ→爆破シーンと、

野崎くんとちよちゃんの足元がアップになって、歩く歩幅の違い的な演出があったところ。

残響のテロル

序盤のワクワク感はかなりよかった。

中盤から後半にかけてが残念だった。

序盤のノリで丁寧に作り直してほしい。

あと妙に神話に詳しい刑事さんとかはお腹いっぱい。

ちょっと話それるけど、タイムスリップした人間たまたま歴史に詳しいとかも本当都合良すぎるからやめて欲しい。

全体的に竜頭蛇尾

SHIROBAKO

ダークホース

TARITARIやらグラスリップやら凪の明日からやらあたりで凋落したと思ってたピーエーワークスの本気を久しぶりに見た。

お仕事アニメとして面白い

社会人がメインになるアニメってだけでなんか安心して見れる。

一週間フレンズ。

エロゲの1ルートプレイしている気分になった。

作画も声もよかったけど、終盤の展開がやっぱり多少無理矢理感があったのと、もともと一発ネタ的な意味合いが大きかったから、30分1クールやるのはちょっとダレた気がする。

EDの歌がよかった。

スペースダンディ

空っぽにして見れたからよかった。

クリエイター趣味全開って感じで。

商業主義の昨今でここまでいろいろやりまくったのはほんとすごいと思う。

そのくせ最後はなんだかんだでうまくまとめてたし。

世界征服謀略のズヴィズダー

DTB星空めておってことで見ることにした@昔はエロゲーマー

メインのストーリーが投げっぱで終わったのは残念だったけど、中途半端にメインとサブの話を混ぜたり、ノリが前半と後半で変わるよりはよかったと思う。

肩の力を抜いて毎回楽しんで見れた。

中二病でも恋がしたい!戀

キャラがメインでからんでくることが多かったのと、

もうゆーたとりっかがくっついてどうこうって話だったから、

俺の好きなでこさまペアがあんまり見れなかったのが寂しかった。

でもにせさまーの回はかなりよかった。最高。

途中で挫折したシリーズ

グリザイアの果実

原作やろうと思って見なくなった。

ググれコックリさん

最初面白いかなと思ったけどさすがにワンパターンすぎて飽きた。

ガンダムGのレコンギスタ

富野節に耐えられなかった。

白銀の意思 アルジェヴォルン

軍にいるのに好き勝手する主人公と、行き当たりばったりなストーリーに耐えられなかった。

あいまいみー2期

マンネリ

天体のメソッド

昔ながらのエロゲをやってる気分になった。

主人公ヒロインが男だったらもろにエロゲ

テンプレ過ぎてフェードアウトするように見なくなった。

久弥直樹ってことで期待しすぎたのもある

その他バトルものハーレムもの最初から除外してた。

オリジナルアニメを見ることの方が多い。

原作あれば原作は読んだけどアニメは見てないってのも結構ある。

クロスアンジュとゆうきゆうなは勇者である面白そうかなあと思ってるけど、さすがに話数が溜まりすぎてなかなか手が出せない。

特に後者タカヒロアカメがっかり感があるから最後まで見るのが少しこわい。

参考にしたのはWikipedia2014年のテレビアニメ

2014-08-04

30年前の夏休みに、幽霊出会ったと思った話。

30年ぐらい前の夏休みの思い出。幽霊に会ったのかも、と思った話し。

怖くは無い。あれはなんだったのか? みたいな。



俺が小学生低学年だったから、1984年前後かな。

金持ちの子の家にはファミコンが入り始めていた頃だったと思う。けど、俺の周りのガキどもは持ってない組で、相変わらず外遊び派。

それにふさわしく、ここはド田舎。周りは田んぼと山ばっかり。西日本、とだけ言っておく。

で、その時のグループに、タカヒロ(仮)というのがいた。俺と特に仲が良かったヤツ。

このタカヒロがある日、「ザリガニエビがたくさん捕れる場所知ってる!」とか言い出した。聞いてみると、少し遠い池らしい。俺はそんな池は知らなかった。とは言え、「おおいいね〜!」なんて言いながら、ちょっと遠征してみることに。なんせ夏休みですから

今だからわかるんだけど、あれは多分古墳だわ。こんもりとしたちいさな山があって、その周りが掘?みたいになっているところ。タカヒロは池って呼んだけど、あれは堀。

教科書に載っている「○○天皇陵」みたいなきちんとしたやつではない。宮内庁管理しているのかどうかよくわかんないけど、何か古びた看板があったのは覚えている。いい天気なのに木が茂ってそこだけ暗くなってて。その中に古びた木の板が立っていて、説明書きが書いてあったような記憶曖昧だけど、そんな光景だけアタマに浮かんでくる。

ま、そんなことは気にせず、俺達はその堀でザリガニ釣りをしたりカエルを探したりして遊んだ

その最中ものすごい大きい魚を見たりね。記憶では、自分より大きかった。多分脳がねつ造しているけど。コイかな。緑色ちょっとトロっとした感じの水の中に、黒々としたシルエットが悠然と泳いでた。ヒザまで水につかった俺たちのすぐヨコを通り過ぎていって、思わず俺もタカヒロも怖くなって後ずさったりして。まああり得ないぐらい大きかった。

堀の角では、船の残骸を見つけた。木で作った、小さな船。ほとんど水の中に埋もれている。公園の手こぎキコキコボートより少し大きいイメージ。今だったらアマゾン漁民が使っていそうな、木で組んだ船。興奮してふたりでその周りを攻めた。……網を突っ込んだりザリガニ釣りしたり、ってことだけど。そういう障害物があるところって、ザリガニとかエビとかが多いんだよな。



そんなことをしていたら、いつの間にか知らないオジイがすぐ後ろにいた。それまで俺たちだけで、人と言えば遠くに陽炎でゆがんだ軽トラが見えるぐらいだったのに。

なんか汚い服を着て、こっちを見てた。とがめる感じでもなく、ただ立っていた。田舎の大人は、子供がいたら声を掛けるよね。でもなんも言わない。うんでもすんでもない。

とは言え、ほら、子どもって、知らない大人のことって気にしなかったりするじゃん。誰かいても、自分が気になっているものしか見えないというか。そんな感じで、急に現れたときちょっとビクっとしたけど、すぐに遊びに戻った。

まあそんなこんなで、タカヒロが言うとおり、確かにエビザリガニ大漁だった。満足してみんなで引き上げた。

「次は池の真ん中の島上陸しよう」とか言いながら。……池じゃねえし堀だし。しかもあの島は墓だし(笑)



問題が起こったのは、次の日。

タカヒロが俺の家の勝手口に来て、暗い顔してる。

もう一回あの池に行こうという。でもなんでタカヒロは暗い顔してるのか。

どうやら親に怒られたらしい。あそこで遊んじゃいかん、もう一回行って謝ってこいって。

「え? なんで謝らなきゃいかんの? 誰に?」つー話しだよね。

タカヒロは、昨日の夜にあの堀のことを親に話したらしい。スゲーでかいコイを見た、自分と同じぐらいの大きさだった、なんて言ったんだろうと思う。

父親はその場所があの古墳だと判ると、血相を変えて怒り出したらしい。それであの池の中の島に謝ってこい、と言われたようだ。

で、そうは言わないけど、ひとりじゃ心細いから俺の所に来たんだと思う。

よくわかんないんだけど、まあ別に用事も無いし退屈してたし、ふたりでもう一度あの池に行った。

昨日の船のあたりに着くなり、タカヒロ神社にするみたいに手を合わせてブツブツと何か言ってる。で、俺に「お前も謝れ」とまあまあの剣幕で言うんだな。

俺もよくわかんないから理由を聞こうとするやん。

そうしたらタカヒロも段々ヒートアップしてきて「いいから謝れ!!」みたいな勢い。

俺もそれに押されて「お、おう……」って感じで謝った。手を合わせて、ごめんなさいごめんなさい、って心の中で言った。

で、タカヒロもそれで満足したらしくて、「帰るぞ」って素っ気なく言う。

「え、なんなん? なんだったん?」と聞いても、「もうあそこで遊んじゃいかん」としか言わない。俺もだんだん腹が立ってきて、タカヒロの服を掴んで問い詰めようとした時。

視界の隅に、何か写って。

ふと島の方を見ると、昨日のあのオジイが島のほとりに立っていた。50メートルは離れていたから、本当にあのオジイだったかわからん。けど、オジイ、と思った。こっちを向いている。

それで急に怖くなって、何も言わずに急いで帰った。

というのは、あの堀には、島に渡れるようなところはなかったハズなんだよね。昨日一周したから判ってる。ボートとか橋とか、無かった。有ったら俺たちも島に渡っていたと思うし。

「なのになんであそこに居るの? もしかしてユウレイ的な何か?」みたいなことを一瞬にして思ったんだど思う。それで、怖くなった。



ユウレイとは思いがたいし、別に何かあったわけでも無いし、その後も無い。謝りにいかなかったやつらにも何もなかったと思う。あるわけない。

あのオジイは何かの調査中(ローカル郷土史家とか、さ)だったのだろうと考えるのが普通だろう。

タカヒロのお父上が言ったことも、単に他人様の墓で遊ぶのはけしからん、ぐらいのことだったと想像する。

ただ、子どもの頃、もしかしたらユウレイ出会ったのかもと思った、というそれだけ話し。

程なく俺は引っ越ししまって、それ以来あそこへは行っていない。その後この事案についてタカヒロと詳しく話した覚えも無い。

この夏休みに、30年ぶりにあそこ行こうと思う。あの古墳がなんだったのか見てくる。今だったらあの看板も読めるだろう。

タカヒロ本人は、成人してから事故で亡くなったと聞いている。だからお父上がもし御健在だったら、なぜ謝りに行かせたのか聞いてみようと思う。もう、覚えてないかな。

2009-02-20

http://anond.hatelabo.jp/20090220163311

なるほど。だから広告業界最後の侍・タカヒロ氏は虚勢を張るのですね??

http://anond.hatelabo.jp/20090220103459

俺、タカヒロだったのか。2chに質問スレでも立てるか。

なんというか、その一行レスで程度が知れたよね…。

辞めた会社を批判するのはどうなのか?

年末辞めたGoogle社を遠まわしに批判し続ける「広告業界最後の侍」といわれるタカヒロ氏。

http://blog.sukedachi.jp/?eid=878343

http://blog.sukedachi.jp/?eid=878340

http://blog.sukedachi.jp/?eid=878339

http://www.mediologic.com/weblog/archives/001780.html

正直大人気ない。

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