はてなキーワード: 飲み会とは
女はなんも考えず横についてニコニコして話聞いてたらそれで100点なんだからそりゃ楽しいだろうよ
男の仕事上の飲み会は仕事なんだからどんだけ飲んでも酔っちゃいけないし多少酔ったふりしないとダメだし相手の行動に合わせてC案まで常に用意してなきゃいけないし店選びから解散後のフォローもやって会計も気づかれないよう範囲内に収めて後日きっちり仕事につなげることができないと無能扱いで首だからな
「学校の勉強なんて役に立たないと言う人は、役に立たせるような能力がないだけだ」みたいに言う人ははてブにもxにも多いけど、そういう人達が飲み会についてどう考えてるのかは気になる。
増田に稀に現れるまともな人好き。
すでに書かれてるけど、私もタダ飲みさせてもらえるってだけで嬉しくて、働いてた時は飲み会参加しまくってた。(いまは主婦)
日本人の少ない海外にいたから、取引先からの誘いも多く、月曜〜金曜まですべて飲み会で埋まってたこともあるけど、あの頃はあれで楽しかった。年長者の話を聞くのは苦痛よりも明らかに楽しいことのほうが多かったな。
飲み会関連のブクマ見てるといつも「親の愛を知らずに育った施設の子どもたち」を見てる気分になる。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/2243004
これとか。
上司の奢りで飲むという営みを肯定的に捉えるコメントの少なさ。ほぼない。
飲み会を、上司の自慢話に付き合うだけの無益な時間、ホステスのように上司のご機嫌をとるだけのクソな時間と捉えている人々がほとんどのようだ。
こいつら仕事できねーんだろーなー!って思う。
あるいは、ろくな職場じゃねーんだろーなー!って思う。
または、つまんねー仕事してんだろーなー!って思う。
結果として無言で座ってるだけだったとしても1食分浮いてるわけで、その時点で無益でも無駄でもないはずなのだが、それすら「付き合ってやってるんだから対価は相手が払って当然」みたいな態度に驚く。俺タダメシ食っといて「奢られて当然」なんて思ったこと一度もないけどな。
飲み会なんて、参加するだけで必ず得るものは誰にでもあるんだよ。隣に座った、ふだんあまりカラミのない同僚と世間話するだけでも何かしらのインプットにはなるんだよ。まして、先輩や上司や役員なんて経験豊富で能力が高いからこそ今その職位にあるわけで、少なくともお前より仕事ができる人々だろ。そういう人とただご機嫌をとるだけの上っ面の会話しかできないんだったら、それは単にお前が飲み会から何かを持ち帰る能力が低いってだけ。クマデを持たずに潮干狩りに来ればそりゃ何も獲れないよね。持ち帰る意志がないんだから。
上司や年長者と同席したら質問しろよ。昔話でも苦労話でも自慢話でも失敗談でも何でも話題を振れよ。そういう話がただひたすら無益だなんてことあるか? 明日からのお前の仕事や人生にとって何一つプラスにならないなんてことあるか? それが事実だとしたらお前たぶんスーパーマンか何かだけど、現実にはスーパー思い上がりだよな? 自分以外の人類全員を見下してるからそういう発想になるんだよ。
人類であれば誰からだって学びを得ることができるんだよ。何なら、その気になれば5歳児からだって学びは得られる。お前が適切なクマデを持ってさえいればな!
仕事の延長みたいなかたちで連れて行かれて、参加する人はみんな仕事の関係者で、全員が2時間かそこらその場に拘束されるってのに、「はーつまらん、はー無駄、はー無益、はやくおわんねーかなー」とか考えながらただただ2時間をボーッと壁際で体育座りしてるだけでやり過ごして持ち帰ったのは疲労感だけだとしたら、それはもう完全に自分の責任だわ。アサリやハマグリがどっちゃり埋まった砂浜に立っていながら、しゃがむことすらしなかったお前のせいだわ。
もっと自分以外のものごとに興味を持てよ。関心を持てよ。自分以外の人類に少しでも敬意を抱いてみろよ。謙虚な気持ちで他人と対峙してみろよ。そうすればおのずと、「この人は俺の知らない何かを知ってそうだ」って気持ちになるんだよ。「この人をうまく突っつけば、自分にとってプラスになるような何かが得られるかもしれない」って気持ちになるんだよ。そういう気持ちで飲み会の席に座らない限り、その飲み会はお前にとって稔りあるものには決してならない。ひとえに、お前の一存なんだよ。
人からものを教わる気持ちを持て。人からものを教わるってのは、ただ口をアングリ開けて上向いてればいいってもんじゃない。「自分は人より物を知らず、目の前にいる誰かは自分の知らないことを知っているはずだ」という謙虚さに衝き動かされて初めて人は人からものを教わることができる。「この飲み会にいる人間は全員俺より馬鹿。なにも得るものはない」なんて気持ちでいるうちはお前は成長しないしお前の給料は上がらないしお前の人生はこの先もずっとつまらないままだよ。
ググったら例文がすぐ出てきたので活用してね!
例文(3):社内での飲み会の後、ごちそうになった上司や先輩へ
件名:昨日の飲み会のお礼
本文:
○○課長
おいしい料理をいただきながら、普段、社内ではなかなか伺う事のできないお話を聞かせていただき、楽しく学びの多い時間を過ごすことができました。
今どき、職場の飲み会の翌日に上司に「お礼」を言いに行く風習ってまだ残ってるのか?
全奢りならまだしも、会費まで払ってお礼言わされるって馬鹿かよ。
ネタだよなあ?
https://twitter.com/emoyino/status/1714414249773244893
職場の飲み会の次の日の朝9時。未だに飲み会のお礼すら出来ない馬鹿が多すぎる。お父さん、お母さんに躾すらされた事がないのだろう。
https://twitter.com/Nanaya_Shiki_/status/1713920895994204459
老害意見かも知れないけど、若い方は飲み会で年上の方に奢って貰ったら翌日の朝一番で対面でお礼言いに行ったほうがいいと思います
飲み会のたびに主役になれるじゃん、よかったね
土日はほとんどスポーツしてるか飲んでるかなあ。土日の両方とも早朝は友人たちとテニス。土曜の午後は(プロ)スポーツ観戦か飲み会。日曜の午後は、自分が主催しているスポーツ同好会で小学生に指導してて、今ビール飲みながらこれ書いてる。
五次請SIer→セキュリティソフトを手掛けるスタートアップ→派遣SE→一次請SIer
という道を辿っている。
五次請にいる頃やスタートアップにいる頃は時給換算すれば田舎のスーパーのパート以下だった。ITドカタだった頃は資格を取っただけで何も身に付かず。転職したスタートアップにてストックオプションに釣られボロボロになったが結局その会社は清算。しかしヒアリング、開発、設計、運用、保守まで全て経験できたおかげで派遣SEの時点で額面年収700万円を超え、転職を経て現在は額面1000万円を超えている。
高校や大学の同期は官公庁や地方公務員、JTC、地銀が多く30代の現時点では俺よりも年収が低い人が殆ど。
だけど同級生たちの中では「大学卒業後数年ニート」というのが大きいのか、未だに一番未熟者扱いされる。仕事で飲み会に集まりに参加できないといえば「いや!お前一番暇だろ!w」と言われ、仕事の話をしても「いやwニートが何を言うw」「あははw」となり、結婚する時も「ニートが養えるのか!w」みたいなノリがお決まりになっている。ニートだったのは10年前の話なんだがこのノリはいつまで続くんだ。
昨日書いたやつ 1/2
https://anond.hatelabo.jp/20231013202510
それから一年が経った。N子と交際していることは職場には内緒にしていた。
そんな折、コロナ禍がちょっと静まってたのもあって、あの時と同じ場所で新人歓迎のバーベキューが行われることになった。
当時はまだ青年部長だったので、手伝いとして参加することにした。T君も一緒だ。去年と同じくらいの人数が集まって、みんなでワイワイと騒いだ。
バーベキューが終わりかける頃だったか。飲み会の場だったガレージの出口あたりで、T君がN子とお喋りしていた。去年、N子と一緒に話をした炭火焼きのスペースだった。
N子はその時、大きなごみ袋をふたつ持ち上げて所定の場所に捨てに行こうとした。すると「一緒に行くよ」と、おそらくは勇気を出してT君が提案した。
周りの人は、「いい雰囲気だね」とばかり2人を推していた。ごみ捨て場に行くまでの相応の距離や、ごみの量や、その他の状況からして恋愛イベント以外の何物でもなかった。
N子は、ちょっと振り返って自分の方を見た。目が合うと、体をちょっと振ってモジモジしていた。T君が「重いよ。一緒に行こう」と言ってN子のごみ袋を取ろうとした。でも、N子はやっぱりもどかしい様子で、こっちの方をまた見た。
「N子さん。行こ!」と、T君が片手でN子の手首に軽く触れたところで、俺はすぐ近くに寄っていた。T君の方を向いた。それで彼の顔をまっすぐに見て、「付き合ってるんだ」とシンプルに言った。
T君は、ちょっとばつの悪い顔になって、ほかの皆は「えー……」みたいなボソッとした声が上がって、居たたまれない空気がガレージを覆った。
T君が「そっか。ごめんごめん。今後はさ、N子ちゃんと最低限しか話さないようにするから。本当ごめん」ってN子に言うと、彼女はこっちを振り返った。何か言いたげな視線で何秒かだけ見つめると、1人でゴミ袋×2を持って、ガレージ下の国道際にあるごみ捨て場まで歩いて行った。
秋頃だった。付き合って1年が過ぎていて、その年も一緒に紅葉を見に行った。今回は遠方まで足を運んだ。渓谷の奥には、紅葉が植えてある観光スポットがあって、そこら中に植えてある紅葉を見て回ったり、釣り堀で川魚を釣ったり、そのまま直火で焼いたマスを齧ったり、休憩所でゆったりとした時間を過ごした。これが普通のカップルなんだなって思えた。
N子の存在が馴染んでいた。1年前までは恋愛のことなんて考えず、ただただ自分の好きなことをしていた。おいしい食材や飲料をAmazonで箱買いしたり、剣道の稽古に励んだり、たまにネトゲ友達と新宿とかでオフをしたり、学生時代の延長みたいな生活環だった。
彼女ができて何か変わったかといわれたら、別にそんなに変わってないんだけど、心の隅っこに何か大事なものが芽生えたような、そんな気持ちだった。
日曜日に会社に出て、取引先に提出する書類作りに励んでいた。自分だけじゃなく、ほかの部署の人もちらほら出勤していた。
自分の部署は2階にあって、トイレに行くのに1階に下りていくのだが、そこにT君がいるのを見つけた。彼は経営企画の部署で働いている。あとは先輩方が何人かいて、一緒に何か打ち合わせをしながら皆でパソコンを叩いていた(追記:キーボードの意)。
会社の玄関の方には事務員もいた。A3の書類を2人で読み合わせて何かのシステムに数字を入れてる様子だった。すると、トイレから出てきた社長とばったり会って、「増田君はいつも熱心だね。残業手当は絶対につけるんだよ」と言ってくれたっけ。
夕方になって、消防組合に出す報告書を作る仕事も片付いたし、さあ帰ろうかとなった。パソコンの電源を落として、空調や給湯室やプリンタのオンオフも確かめて、会社の玄関に向かうと誰もいなかった。ゼロだ。
玄関口のスライドタイプの自動ドアは閉まっていて、別の入り口から出るしかなかった。工場の方を経由して出ていく道になる。ちょっと暗いのが気になる程度だった。
そっちの方に回り道をして、廊下をひたすら進んでいって、スチール製のごく一般的な引き戸を開けて駐車場に出ようとした時、電気設備の点検場の方から物音がした。金属片がカンカンと地面を転がるような音がした。
嫌な予感はしたのだが、そっちの方におそるおそる歩いていくと、工場内にある点検場の視界が開けた。太陽が落ちていない。まだちょっと明るい。
N子と、T君がそこにいた。点検場の端っこの天窓の真下。入口の柱の影から見てた。
何か話してる様子だった。全然聞こえない。様子を伺うと、N子がちょっと緊張した様子で体を左右に振っていた。
すると、T君がN子の肩を掴んで、寄って行って、ゆっくりと顔を近づけていって、N子にキスをした。N子はちょっと強張っていて、体を後ろに仰け反らせたけど、何秒か経つと、T君の肩に手を触れるようにして口づけに応えた。
2人の唇がくっついて離れて、くっついて離れてを繰り返していた。時間にして20秒ほどだろうか。そうして唇を押し合っていると、ふたりの距離が密着して、激しい動きで唇を重ねるようになった。
俺は童貞ではない。わかる。ディープキスだ。どちらともなく舌を入れあって、ずるずると唇を舐め合って、ちょっと止まって、するとN子がだらしない様子で舌をT君のそれの上に乗せていて、互いに見つめ合っていた。それから舌をヘビみたいにチロチロと動かして、舐めずっていた。
この時、変な感覚が襲ってきて、自分が履いているジーンズの股の方を見た。弾けていた。いや違う。弾けている最中だった。それを確かめると、もう2人を見る気は失せていた。そう感じたかっただけかもしれないが。
音を立てないように点検場を後にした。廊下を進んでいく時も心臓がバクバクしていた。
工場から会社の外に出て、玄関口の前に停めてある自分の車に乗って、エンジンをかけようとしたところで、右手が震えていることに気が付いた。視界が暗いと感じた。外は明るいのに。頭が痛いはずなのに痛くない、そういう変な感覚。脳に血が回らなくなって、急にボウっとなった。頭がもやもやしていた。やはり心臓がバクバクいっている。
このまま車で発進したらどうなるのだろう。信号の色を間違えたりするのだろうか。エンジンをかけたものの、じっと運転席に座っていた。
「このままじゃ危険だ、車から降りた方がいいんじゃないか?」と思い、エンジンを切って車外に出た。すると、会社の玄関のところで2人分の姿が見えた。誰であるかすぐにわかった。N子とT君だ。
互いの手がほぼ接近した状態で、2人が玄関口から出てくるのに合わせて――俺は近づいて行って、2人の目の前に立ち塞がるようにして立った。N子がびくっとした様子で後ろに下がった。
冷静だったのを憶えてる。T君をにらみつけると、「言い訳は聞かない。なんでこんなことしたんや?」と、単刀直入に聞いた。すると、だんまりを決めたのではないかと思える様子で顔を背けた。いや、何か喋っていたかもしれない。N子にも聞いてみた。「さっき見てたんだ。T君が好きなんだな」と聞いたら、「ごめんなさい」とだけ返ってきた。
この時、もやもやとした感じがスッと消えた。
T君の方に寄っていった。彼が身構えるのと、正面からの蹴りが至近距離で腹に命中して、T君が真後ろに倒れたのは同時だった。すぐに起き上がろうとするT君の脇腹を、真横から蹴っ飛ばして、正面で馬乗りになった。
「ブチ殺すからな。覚悟しとけよ。おい、わかっとんか、返事せえ!!」
遺伝子が殺せと命令していた。「すいません、すいません」と叫ぶT君の顔や胸や頭を何十回も殴った後、両手で髪の毛を掴んで、玄関床のレンガブロックに頭を何度も打ちつけた。N子が叫んでいたが、よく覚えていない。
やがて、ほかの社員数人が飛んできて自分を取り押さえた。それで、いったん距離が離れると、「どうしてこんなことを?」という声が後ろから聞こえた。振り返ってよく見ると社長だった。
「すいません! 暴力振るって。すいません……」と、社長の前に行って謝った。直後に左を向くと、T君が尻もちをついた姿勢でうずくまっていて、N子が心配そうに肩を撫でていた。
俺はほかの社員を振りほどいて走り出した。そのままT君の髪の毛を両手で掴んで、「お前が馬鹿にしたんだろうが!!」と叫んで髪を引き千切った。それでまた、ほかの社員に羽交い絞めにされた。理性では諦めていたけど感情が止まらなかった。大声で何度も叫んで、周りが制して、叫んで、制してを繰り返した。そうこうしているうち、ようやく感情が収まった。怒りの心が眠りについた。
もう動けなかった。社長が、「事情があるのはわかったから。増田君は今日はもう帰りなさい」と言うので、自動車のところに行って乗り込もうとした。後ろを向くと、社長が俺に付いて来てて、「自分の車で送る」と提案してくれて、そのまま家まで届けてもらった。
社長の車の中では無言だった。冷静だったけど、やがてT君を殺したいという情動がまた沸き上がってきて、時間が経つとまた冷めた。
辛い話をした。これを書いてる今も、いい大人なのに涙が止まらない。悔しさもあるし、いや多分悔しさしかない。自分自身への。あとちょっとで終わりにする。
休み明けに出勤すると、社長と人事部署のトップに呼ばれた。それで、いろいろ事情を聴かれた。正直に全部話した。N子とT君については、あの日のうちに聞き取りを終えたらしい。ほかの社員についても同じように聞き取りをするとのこと。
その週末だったかな。社長から告げられたのは以下のところだった。
・あなたがこんなことをする人だと思わなかった。信頼していた
・あなたの行為は刑法にも社内規定にも違反する。本来であれば懲戒免職
・だが、T君にも非があることがわかったので、今回に限って停職1か月と減給1/10で済ませる
・N子とT君にも二度とトラブルの種は撒かないように厳重注意している
・次は絶対にない。私に悲しい思いをさせないでほしい。あなたを信じている
こんなことを書いてる以上はわかってると思うが、それから1年以内に会社を辞めた。自分という人間の変化に気が付いて、別の会社の方がいいんじゃないかと思えた。それにもう、あの2人を見たくなかった。
同じ電気関係でよさそうな会社を知っていた。近所にある其処に直接訪問して、採用試験のアポを取ってもらって、そのままスルッと採用されて今に至る。面接の回数は1回だった。
自分という人間は、あれから本当に変わってしまった。まだあそこで働いていた頃、市役所に消防設備の(総合・機器)点検結果報告書を持って行った時だった。事務スペースの前にある窓口で説明を始めたところ、向こうの担当者(冒頭の人と同じ)から、「もっとわかりやすくなりませんか?」「判定不備の一覧表は用意できますか?」「総合点検と機器点検との違いとは」とネチネチ聞かれた。
つい怒鳴ってしまった。
T君の時と一緒だ。頭がスーッと冷静になったかと思うと、自分の気持ちが突然表に出てしまう。その時も、口が先に動いたのだ。理性的思考はない。相手は急に黙り込んだ。ばつが悪そうな顔をしていた。だったら始めから言うんじゃねえよ。
「これが法定の報告書の書き方です。判定不備の一覧表は契約に入ってませんよね?」
「入っているかは何ともいえませんが、一般的に作る物ではないですか」
「私ではなんとも……」
「じゃあ、分かる人呼んでくださいよ! 総合点検と機器点検もわからないって、発注者として問題だと思いますが」
「じゃあ切れよ!!」
席から立ち上がって、T君に向けたのと同じ殺意で、事務スペースの奥野須美の方を睨みつけた。すると、上役と思われる人が飛んできて謝罪を始めた。
どうやら、相手方もそこまで信頼のある職員ではなかったようだ。信頼があったのなら、上役はもっと神妙な面持ちで警戒するはずだ。窓口で怒鳴るという、社会人としてよくない行為をしたのだから。謝罪から入ることはないと思われる。
※今の電気関係の会社では1年ほど働いてるけど、仕事中にキレたことは二度しかない。会社のみんなはいい人だ。俺という人間でも普通に受け入れてくれる。感謝してる。ほんとに感謝してるよ。
N子とは、それから1回だけ会った。会社の近くにあるサイゼリヤだった。デートで何度か行ったことがあった。
「あの時はごめんね」と俺が言うと、首を振ってテーブルの上のジュースに視線を落とした。
「あれから会ってない」
「もう許した。許したから。俺よりも多分いい奴いるよ」
「T君の方がいいよ。絶対」
「……ごめんなさい」
「ごめんなさいじゃねーよ、ボケ」と叫びたい気持ちが沸き出ていた。自分はもう、人間としてかなり良くないと思う。
その場で、N子に「別れよう」と言うと、か細い声で「嫌です」と言われた。その場で、テーブルを片手で叩くみたいにして席を立って、千円だけ置いてサイゼリヤを出た。
N子の様子がおかしいことに気が付いたのか、女の店員さんがレジのところでこっちの方を見ていた。「失礼しました」と言って店を出た。後で確認すると、その店員さんがN子の方に向かっていた。これで大丈夫だろう。
今回は、嫌なことを書いてしまった。書いていて辛かった。でも、ちょっとスッキリした。気が晴れた。
心が濡れている。転職直後は、何をやっても楽しくないし、恋人も作らなかった。でも、N子と交際する経験をしたことで、女という存在に慣れていた。
ほかの人と交際をするきっかけは何度もあったよ。同じ会社の先輩とか、ネトゲのオフ会で知り合った人とか、夜のスナックやラウンジで働いている女の子とか、チャンスは何度もあったけど、それでも付き合おうとは思わなかった。またひどいことになる気がして。
そろそろ終わりにしよう。
ここまで読んでくれた人がいたなら感謝を申しあげたい。
ありがとう。読みにくかったならごめんなさい。