はてなキーワード: 頭皮とは
「俺、営業やってるんだけどね、最近の若者は根性が足りないよ」
と書いてある。
その後、何行か文章は続いたけど、夢の話なのでぼんやりとしていて覚えていない。
ページ真ん中くらい
「例えばさ、友達が川に流されて死んだんだ」
しぜんと、自分がいまアメリカ旅行中の3人の若者のうちの1人であることがわかった。憑依しているような状態。
僕たちはそれを追いかけている。
急流だったり、深さだったり、意外と捕まえるポイントというのは少ないもので、数日間に捕まえるチャンスは数回だった。
友達とはいえ死体。やっぱり恐い。次こそは抱きついて、友達の全部を引き上げるんだ。そう己に言い聞かせるが、川を流れて損壊が進んだ元友達を目にしたら、恐怖心に負けてしまう。
服の一部だったり、頭皮の付着した髪の数本だったり、必死の思いでそれだけは回収することに成功した。
場面変わって、飛行場。
運よく日本人のパイロットがいて、事情を話したら露骨に嫌な顔をされた。何度もお願いしてしぶしぶ飛んでくれることになった。
小型の飛行機で空を飛んでいる。
パイロットが嫌味たらしく言う。
「こっからヒッピージャンプで飛べば友達も許してくれるんじゃねぇか」
「知らねぇのか。ヒッピーって両手両足広げてジャンプするだろう。自由だーみたいな感じで」
僕は左手に持った友達の服の切れ端を力いっぱい握りしめ、次の瞬間飛んだ。
自由になりたかったのか、許してもらいたかったのか、やけっぱちなのか。
大きな川が流れていたが、下までずいぶん距離があった。
場面切り替わる。
お前の例え話かーい! というビックリで目が覚めた。
自分の経験としては人生初めてくらいのずいぶん具体的なストーリーを持った夢だった。
真っ先に「ヒッピージャンプ」を検索してみた。ヒットしたのでビックリした。
30近くなると女でも髪の毛うすくなりますよね?
なるんですよ…
髪の毛の多さでウォーズマン?でしたっけ?なんかそんなあだ名ついてた私ですら
あげく、あげく、ニオイですよ・・・・
頭皮くっさくなってきちゃってもうなんていうか。
もともといたるところがクッサイ一族ではあったので納得の変態ではあるんですけど…
っていうか頭べたべたするんですよね。
もう悲しくなってきちゃって石鹸で洗ってみたんですよ。
皮膚関連も石鹸で楽になったって経緯があったんで、すっきりしつつボリュームもアップ!ってそんなイメージ持ってやってみました。
確かに頭皮はキュって洗いあがるようになってこれは!って思ってたんだけど、結果から言うと石鹸ダメだった。
もう髪の毛弱っってんやね。
髪の毛の3割が枝毛になって、そうなると毛先だけボリューミィな状態で、人から見ると「栄養とってる?」って状態みたい。サプリで摂ってる。
となると逆路線で高いシャンプー行ってみようかって話になるんだけど
オーディオの界隈の熱意インフレと同じにおいを感じ取った。なんか内容量と、値段と、レビューの感じで。
そしたらもうお母さんに聞くよね。私今までもずっとそうしてきたんだもの。
お母さんって大抵なんとかしちゃうから。もうあと30年はしっかりと縋りついて導いてもらおうと思ってる。
それで実家行ってお母さん居たからちょっと髪の毛見てみたら、あれ?私より全然ふさふさだしつやつやしてない?ってびっくりしちゃって。
そいで何使ってる?って聞いたらメリットのリンスイン、オンリーだって言い出してさ。
うっそー。メリットないわあーって思った。だって昔買ってはいけないって本に乗ってなかったっけ?
あ、でもあれ買ってはいけないは買ってはいけないとかって反論食らってたんだっけ。
うーん。
まあその日泊まったし使ってみたんだ。
そしたらね!!!
マアーーーーよかったんだよ!
今はメリットpureと無印メリット(ノンシリコンなんやて…安いのに)とリンスインを
気分で使い分けてます。
真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。
辻褄を合わせるなら、艦内の燃料とかが引火したんじゃないかな。
まあ、それでもほとんどの作品の、炎を上げた爆発は過剰だと思うが。
そこはフィクション特有の演出と割り切って観ればいいんじゃないかな。
そういう"嘘”を看過できないなら、大半のフィクションは楽しむことが難しいぞ。
それに、ほとんどの人は宇宙空間なんて縁がないのだから、さして問題がないしね。
……私か?
行ったことがあるはずなんだが、そのことを思い出そうとすると頭痛が酷いんだよね。
ただ、私にとってシャンプーが頭皮用洗剤になったのは、それと関係があることだけは覚えている。
まあ、こじつけだろうね。
もちろん、いくつかは本当に学んでいるのかもしれないが、多くは後付けしている。
一つ目は、コンテンツをダシに自身のノウハウを語る行為が鼻につくこと。
これは、まあ各々の感性にお任せする。
コンテンツから人生訓を導き出すのではなく、人生訓からコンテンツに結び付けているから、こじ付けに感じるわけだね。
真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。
まあ、忘れている人もいるが要はシャンプーって頭用の洗剤だからな。
洗剤を使わなくても汚れを落とすことが可能ならば、理屈の上では湯シャンでいいってことになるかもしれないな。
私だって、食器などを洗う時は油汚れがしつこくない限り、台所洗剤はほとんど使わないし。
けれど髪も同じく汚れがきつい場合は、湯だけで洗う場合はかなり念入りに、かつ長時間かけないと綺麗にするのは大変だと思うぞ。
洗剤を使うのがダメなよほどの理由があるならともかく、君個人にとって問題が起きていないなら使えばいいんじゃないか。
シャンプーが何であれ、(髪の量が多い人を除けば)髪を洗う時間は一日にせいぜい数分程度だろ?
まさか、洗い流すのをゾンザイにして、洗剤が頭に残っているとかでもあるまいに。
そりゃあ個人差はあるだろうけれど、しっかり洗い流せばそこまで酷いことになるとは思えないんだが。
当たり前だとしてスルーされているが、頭の洗い方の共通項部分を復習してからでもいいんじゃないだろうか。
シャンプーを何にするかも大事だろうけれど、“画竜点睛”ってやつさ。
……私か?
有り体にいえば君の頭がそれだけ汚れている、或いは髪を洗うときに使っているものが汚れているかだ。
この場合は君の手が汚いってことだな。
......まさか手の洗い方まで教えなきゃいけないのか?
ああ?……さっきの奴か。
テータン小学校は実質特殊能力者の養成機関みたいなもんだけど、
2周目チートしてるコナンと灰原はともかく、1年生でこれだけ活躍してる少年探偵団メンバーはやはり逸材と言わざるをえない。
多分5年生ぐらいからは上位層は普通に公安の捜査協力者とかやってると思う。忍たま乱太郎的世界観。
そんな彼ら少年探偵団の成長後について、もう10年ぐらい身内で与太話のネタにし続けてきた結果、だいぶ設定が固まってきたのでまとめておく。
ミツヒコは賢いから探偵団メインの頭脳、亡きアガサのポジションも継いで発明とかもするけど、本人の新規発明品はカスばっかりで、既存のものの強化改良が得意。
工作する人の最上位だから将来的にはなんかMITとか行くんだろう、日本の枠に収まらない男ミツヒコ。海外でのあだ名はウルトラマン。
そばかすがついて黒目が小さい新一みたいになるに違いないけど、多分(ミツヒコがモテたい相手には)そんなにモテない。
割と凡夫俗物的な要素も多く、運動能力、事件遭遇率とか直感力は普通に低い。結構証拠や痕跡を見落とす。情報が十分に集まっていると強い。
重度のコナンコンプレックスでたまにニキビから血が出るほか、蝶ネクタイを付けると蕁麻疹が出る。
アユミちゃんは知識や推理力はグラグラだけど直感力がニュータイプの域に達して、すぐ事件や違和感や隠蔽された何かを「偶然」嗅ぎつけるようになる。
いわゆるアレレ係。でもアレレって言うだけで具体的な説明はできないので、犬が鳴いて異変を知らせてくれるぐらいの感じ。
自力で推理してトリック解明に到達するすることはほぼなく、ミツヒコがこないとなかなか事件が解決しない。
推理が大味なので、考えたトリックを実行するのに大型重機が複数台必要になりがち。
能力が伸びるに従って死体を見るとショックで高周波を発しながらぶっ倒れるようになる。
たまに高周波で犯人も一緒に気絶して、駆け付けた警官が現行犯逮捕して事件が解決したりする。
思春期ぐらいに元気路線からジワジワゆるふわ系にシフトした。理由はまだスカートが履きたいから。
「こんなとき、コナンくんがいれば……」とか言ってミツヒコのニキビから血を出させがち。
バイトすると店で事件が起こるので、もう近隣ではなかなか雇ってもらえない。
殺人現場に居合わせたりすぐフラフラ現れたりするので、タカギ警部(昇進)から裏で死神呼ばわりされている。
ずっとうな重&パワー担当と見せかけて、ある事件をきっかけにサイコメトリー能力に目覚めてミツヒコをサポートするようになる。
サイコメトリー能力を使用するとカロリー消費が非常に激しいので、パワー型としての体型維持のためにやっぱり好物のうな重とかを食べる。
サイコメトリー能力は強力だが、見えた映像を観察したり言語化したりする能力がポンコツ気味なので、
自力では事件解決ができず、かといって説明しようとしても要領を得ないことばかり言ってしまいなかなか伝わらない。
ミツヒコはある程度うまくゲンタの言わんとするところを汲み取ったり、注目すべき箇所を指定したりしてゲンタの能力を活用している。
能力獲得後、自身の過去の記憶が虫食い状態になっていっており、コナンの名前や顔を思い出すのに時間がかかる模様。
そんなあなたに! 消毒用エタノールIP「ケンエー」おすすめ。
私は築47年のボロ屋に住んでいるため、風呂場のシャワーの調子もおかしく、お湯に設定してても水が出たりするので、体を清潔に保つのもわりかし命がけ(ヒートショック的に……)。
なので大体いつもちゃっちゃと体を洗って、寒さに負けて頭を洗うのは二日に一度だったりするのだけれど(職場の皆さん、ごめんなさい)、頭皮の痒みやフケ、匂いに悩んでいたのだ。
で、医療や介護の現場で消毒用エタノールを使って洗髪していることを知り、さっそく試してみたら、これがよかった。
以前東京にいたとき住んでいたアパートにはお風呂がついてなかったため、銭湯代を浮かすためにドライシャンプーを使ったこともあったけれど、あまり清潔になった気がせずに使うのを辞めてしまった私でも、消毒用エタノールの効果には納得した。
スプレータイプだと衣服、布団の除菌にリセッシュ感覚で使えるため、ひとつあると便利。インフルエンザや感染症予防にもなるし。
都内の楽器店でギターピックを買った時、レジを打ってくれた店員が味わい深い人だった。
アラフォーくらいのきれいな女性なんだけど、髪が薄い。頭皮が普通に見えちゃうくらい。
接客は親切丁寧で笑顔を欠かさないし、俺が差し出した右手を両手で包み込むようにお釣りを渡してくれた。
この人の人生はどんなものだったんだろう。なにがどうして楽器店のレジを打っているのだ?
努力しても売れず、男性関係でつらい経験をし、バンドは諦めた。失意の就職だったのだろう。
それでも音楽のことは好きだし、音楽を愛している人のことが好き。だから接客は親切丁寧。自分の過去を肯定する意味もあるのだろう。
実際の彼女の人生はこんなものではないかもしれん。短大を卒業してすぐ就職したのかもしれん。髪が薄いのはストレスと無縁なのかもしれん。
でも、こんな妄想をしたくなるほど興味が湧く人だった。
なんかよく定期的にちらっと話題になる、湯シャンを始めてみた。
湯シャンってのは、髪をシャンプーも石鹸も使わずにお湯だけで洗うっていう洗髪方法ね。
俺はこれに合わせて身体にも石鹸を使わない、もう完全なるお湯洗いマン(29)に進化しつつあるんだけど。
実は数年前から、身体をお湯だけで洗うようになった。
タモリのなんちゃら方法とやらをネットで見たのがきっかけのただのミーハーだったけど、
アトピー持ちでもあるし、ていうか清潔にし過ぎない方がいいみたいなこともよく聞くしで、なんとなく始めた。
最初はちゃんとお風呂に入って、その後に軽く肌を撫でる感じでシャワーのみで汚れを落とすイメージ。
だけど、途中から風呂用意するのが面倒になって、ていうか肌を撫でるのすら面倒になって、シャワーで流すだけになった。
それでも、足の指、足の裏、ワキ、ティンティン、*、あとたまに耳の裏はちゃんと石鹸でしっかりと洗ってた。
まあ、その程度だったからか、夏場でも異臭を発することもなく、一般社会に溶け込めていた。
で、気付いたらそんな状態でかれこれ数年が経過していたんだけど、
最近なんとなく髪をばっさり切って短くしたのと、ちょうどシャンプーとリンスが切れるタイミングが重なった。
そこで今度は思い切って、洗髪もお湯だけにしてみることにしたのが一週間前。
実はこれまでずっと、夕方くらいになると髪が脂っこくなって痒みもあって、頭皮を指でこすって嗅いでみるとなんか臭いのが気になっていた。
湯シャンをするとそういった脂っこさや臭いもなくなるなんて都市伝説がまことしやかに噂されていることは知っていた。
それでも効果が出るまで半年から数年はやり続ける必要があるってことだったし、それなりの覚悟をもって湯シャンに臨んだのだ。
ついでにノリで身体の汗かくところもお湯洗いのみにしてみた。
そして今日が一週間目なんだけど・・・意外なことに、早くも効果が出てきているっぽい。
ていうか、一日目から効果抜群な様子で、むしろちょっと困惑している。
まず、頭皮を指でこすって嗅いでも、あの独特な脂の臭いがしなくなった。
夜にシャンプーとリンスして、寝て朝になったらちょっと臭いがあったのに、湯シャンに切り替えた翌日からそれがない。
夕方頃になると髪も脂っこくなってきたのに、やはりこれもなくなったし、この時間帯になってもまだ臭いがない。痒みもない。
いや、え、ちょっと効果出るの早すぎじゃね?って思って、この一週間毎日経過観察してたんだけど、未だに効果は継続中。
完全お湯洗いに切り替えたお股とか脇も全然臭わない。
自分の鼻だけじゃ信じられないから、周りの信頼できる人に臭いがしないか聞いてるんだけど、無臭だと言われる。
冬場で汗をあまりかかないからかもしれないけど、それでもやはりちょっと異常だと思う。
身体の大部分を湯シャンのみで数年やっていたとはいえ、初めて翌日から効果が出るなんてあり得るんだろうか。
・まず、シャワーで軽く全身を流す。気が向いたら、軽く身体を手で撫でみたりする。
・脇、股、陰部、足の指、足の裏は、シャワーを当てながらゴシゴシと指とか握りこぶしで思いっきり洗いまくる。
・満足したら洗髪。シャワーを頭に当てながら、適当にワシャワシャゴシゴシしまくる。
・マッサージっぽい手つきで揉みしだいてみたり、手のひらでグシャグシャやってみたり、力加減も適当。
・それでもそれなりの時間をかけて髪を洗ってる。たぶん5分から10分はやってる。汚れを全部落としてやるって勢いでやる。
・耳の裏もちゃんと指でゴシゴシする。中も適当に指突っ込んでおく。
・気が済んだら終了。ちゃんとタオルで拭いて、ドライヤーで髪を乾かす。なんとなく最後は冷風で締める。
・たぶん髪は、首や耳が見えるくらいには短い方がいい。あと梳いておくといい。セルフカットまじおすすめ。
・タモリみたいに風呂に入って汗流してもいいけど、俺は面倒だから入ってない。
・ていうか、湯シャンで髪が臭いって人は、ちゃんと洗いきってないか乾かしてないんじゃないかとすら疑いつつある。
・ちなみに、顔にもなにもしていない。これは学生時代からずっと水洗いオンリー。理由は洗顔自体が面倒になったから。
・あと、ワックスは付けない。でも、これもちゃんとしっかり洗うなら問題ないかもしれない。俺、アトピー用の軟膏つけてる部分もシャワーで流してるだけだし。
とりあえずもう一ヶ月ほど、子細に経過観察していきたいと考えている。
それでもまだ頭皮から臭いが感じられなかったら、これはもう本物かもしれない。
あと、もともと髪の毛が細くてサラサラ髪質ってのもあるんだろうけど、思ったよりも髪がパサついてない。
だけど髪の毛に埃が付きやすくなったようには感じる。これはどこかのサイトに書いてあった気がする。
小さい頃、俺は神童と呼ばれていた。
村のみんなからも一目置かれ、両親の誇りだった。
いずれは都に行って、立派になって、村のみんなを助けてやりたいと思っていた。
こういう場合、熊には決して背を向けず、ゆっくり後ずさりするのが鉄則だ。この村の人間なら誰でも知っている。
ところが俺は、恐怖のあまり何も考えられず、全速力で逃げ出したのだった。
熊は興奮し、全力で俺を追いかけてきた。
相撲でもかけっこでも村一番だった俺でも、山道で熊から逃げ切れるわけはない。
40歩ほど走ったところで、熊に追いつかれ、熊に叩き倒された俺は、今にも俺を殺そうとする熊の息を感じていた。もうダメだと思った。
熊が悲鳴をあげたのはその時だった。
熊の頬から熱い血が滴り落ち、俺の腕に当たった。その先に光っていたのは、爺ちゃんの草刈鎌だった。
「逃げろ!」
爺ちゃんの声。
そこから先は、よく覚えてない。思い出すのが嫌で、誰にも言わないようにしているうちに、本当に忘れてしまった。
わかっているのは、俺は生きて山から村に戻ってきたこと、爺ちゃんはそれ以来、帰っていないということだ。
家の手伝いもせず、母ちゃんが作ってくれるご飯を食べる以外は、畳の上で天井を見上げていた。
村のみんなが俺を軽蔑している。
俺は爺ちゃんを見捨てた卑怯者だ。
俺は何もできなかった。
頭皮がズキズキして、俺の頭の中から何かが出てくるようだった。
一週間後、痛みがなくなった。
さらに一週間後、あいかわらず天井を見上げていた俺は、頭の表面に硬いものを感じた。
手で触ってハッとした。
「角だ」
–––1000年前、この村を鬼の大群が襲った。
力にも数にも勝る鬼の大群に、村の戦士たちはなすすべもなく、たった2日間で長老が降伏に同意した。
村は10年に一度、鬼に生贄を捧げることと引き換えに、鬼は二度とこの村に攻め込まないという和平条約だった。
鬼に捧げる青年は、時が来ると頭から黒い角が生えてくる。鬼の一族の印だ–––
俺はこの話を、小さい頃によく爺さんから聞かされた。
毎年春に担がれる御輿は、祭りの最後に村のはずれにある社に備えることになっている。そうすると、10年に一度、社に備えた御輿は跡形もなくなくなり、次の年のための御輿作りが始まるのだ。
俺は、生贄になるのか?
翌朝、俺の角を見て母ちゃんは泣いていた。
こんなもの俺がとってやると、父ちゃんは言った。1000年も前の鬼との条約なんて知ったことか、と。
俺は考えさせて欲しいと言った。
4ヶ月が経った。夏になり、御輿の準備が整い始めた。
母ちゃんは毎晩のように泣き、父ちゃんは角をとってやると繰り返し言い、俺を説得しようとしていた。
「みんなの役に立ちたい」
父ちゃんと母ちゃんの前で、俺ははっきりそう言った。
「角は取らない。俺は生贄になる」
本心だった。
この3年間、俺は役立たずだった。死んだ方がマシだと思っていた。死ななかったのは、ただ勇気がなかったからだ。
御輿に乗って、10年後、鬼に取られる。そうすれば、俺はやっと、役立たずじゃなくなるんだ。
俺には他に何もない。
御輿に乗れば、村を守れる。
御輿に乗れば、みんなの役に立てる。
御輿に乗れば、俺は、俺に戻ることができる。
汗は、禿げててもかくよ。髪が生えてたって、頭皮は汗をかく。
抜け毛の原因の一つを見つけたのだ。
だけど誰かの役に立ちたい。だから書く。
おれのハゲ度合いは秋晴れの富士山だ。裾野までくっきり見える。
海に入ったときは後ろ姿を異性見られないように誰よりも沖に行く。
上がったら速攻タオルだ。色は抜け毛が目立たない紺黒緑しか持って行かない。
ところが、ここ1年おれを悩ませていたのはずばり抜け毛だ。
抜け変わりの季節が1年終わらなかった。
家のタオルは白だ。
ドライヤーはドレッサーに向けて風を送ることで、抜け毛が床に落ちるのを防ぐとともに大体の抜け毛本数の把握につながる。
前年の倍ちかくに及んでいた。
最初は季節柄と高をくくっていたが、半年もすると何かしらの対策を考える必要に迫られた。
シャンプーは変えた。毛根マッサージも加えた。育毛トニックを使ってみた。
全て効果はなかった。
そうして迎えたこの冬、ある日おれは風呂あがりの化粧水を付け忘れた。
猛烈な痒みに気づいて鏡を見ると、顔中から白い粉のように乾燥した皮膚がめくれ上がっているのがわかった。
もしや!
さすがに化粧水が髪の毛の下に届くとは思えなかった。
そのため、まずは髪の毛の上から頭皮全体を手のひらで満遍なく何度も押さえつけた。
ちょうど化粧水のCMで、肌に水分を浸透させていくような感じだ。
その後のドライヤーも、頭皮が乾燥しないように温度と風圧に細心の注意を払った。
これによって1タオル10本、1ドライヤー10本(!)まで抜け毛を減らすことができたのだ!
でも、もし抜け毛を気に病んでいる人がいるのなら試してみて無駄なことではないはずだ。
幸運を祈る。