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はてなキーワード: 生存本能とは

2015-03-23

ないと証明されてるのに動く場合

これはもはや生存本能に拠る自我防衛という恥ずかしい行動以外の何物でもない。

2015-03-11

東大とか官僚の中の神が動かないからクズ調子に乗る

 いい加減にしとけよボケが。煮るとか煮ないとかい問題じゃねえんだよ。良い生を継続発展させることなんだよ。東大とか官僚が知見を総動員して全世界の動向を利用して動いてないせいで世が世なら死刑になる奴が平気で暴れているのに知らぬ存ぜぬとか手前何考えてんだボケが。お前に統合されてるところの過去のお前が動物に脅かされてるのに手前は何もしないとか自己矛盾もいい加減にしろや。

 今東大にある良い感じを守ってより生き生きさせることと世界を利用して自分が生きていくことにしか国家目的はないんだよ。雑魚や醜悪が跋扈しているのを知りながら何もしないとか何考えてんだお前。

 基本的にお前の無意識が最も生き生きするのが国家の真の目的でお前は元々自分統合されているところの過去のお前を守る為に仕方なく官僚になった英雄でその為に動かなきゃ行けないわけだが今全然動いてないから過去のお前が危機に瀕しているな。で、何でお前動いてないんだ。

 どうせ飽きたか無能になったかクズになったか悪人に弱みを握られて、どうとでもなれと思っているか、そもそもそういう官僚自体退職して居ないんだろ。

 基本増田に居る奴は良い子に不快な奴が多いし、つうかファイナルベント官僚天皇のはずなのに近頃動いていないから世の中が滅茶苦茶になっているのにファイナルベントは動こうともしないわけだが、基本、世界の力を利用して過去自分を生かすという生存本能とそれによる行動を中止している時点で人間として終わっている。 

 それと司法行政は神ではなくて鬼畜類になってるわけだが、良い子に嫌われてるんだから出しゃばるんじゃねえよ。その行政文書の書き方どうにかならねえのか。いかにも形式的且つ鬼畜的で、一般社会に容れるべきものではない。

 で、結論から言うと、東大とか中央官庁とか東京に居る神が動かないせいで、実際問題世の中終わってるわけだが、それに対して神と神の子が何を考えているのか理解できないし、俺だったら即刻その雑魚醜悪を殺しに行くが、神も神の子も何の行動も起こそうとしない。つうか状況に煮られているのが賢いとか思ってるけど、煮られている時点で統合失調症で頭がおかしい。煮るとかどうとか復讐がどうとかいうことになったら、結局、人格が「無い」と言っているのに等しく、要はキチガイだということになる。

 俺は高度に統合されつつあった平成十八年までの日本特に東京破壊する勢力が2chや増田に湧いてきたから直で殺したが、これは国家社会秩序を紊乱する勢力を死刑にし、臣民の慶福に貢献したわけだから加害行為ではない。

2014-11-12

快感回路

快感回路というなんとも怪しげなタイトルの本を読んでいる。どちらかという素人向けに書かれた脳科学の本で、小難しいことを学ぶのは億劫だけど手っ取り早く面白いことを知りたいという自分にはとても適している。

第1章で、ネズミの脳に電極を埋め込んで快感を刺激するっていう実験が紹介されている。レバーを押すと快感が刺激されることを知ったネズミが、狂ったようにレバーを押し続けるっていう実験結果が淡々と書かれていて、ちょっと恐ろしい。

参考にWikipediaリンク載せておく。

ただ、こういう実験結果を読みながら、同じようなことが人間に対してわりと日常的に行われてるんじゃないかというようなことを感じた。自分の周りには脳に電極を埋め込まれ友達なんていないけれども、外からの刺激で快感ラットを作ろうとしているような産業はたくさんある。

ネズミの例では、1時間に7000回もレバーを押したことが紹介されていたが、これは人間が1時間に7000回スマホ上に表示されたオブジェクトを叩くのとそこまで違うことなのか。脳に直接行われるか外からの刺激で発火するかという違いがあったとしても、その強さが同じならヤバさはあまり変わらないんじゃないか。

本にも書かれているけれど、快感大事システムだ。快感のおかげで、食べ物を食べたりセックスして子孫を残したりということが優先されるようになる。けれど、快感を感じる対象生存関係のない方向へどんどん傾いていったらどうなるのか。快感レバーの味を覚えたラットのように、生存本能を捨ててただ自身の脳を刺激し続ける、とても奇妙な物体になるだろう。

まあとにかく、面白い本だったよ。

疲れたので、オナニーして寝る。

2014-11-10

http://anond.hatelabo.jp/20141110141219

差別は理性ではなく生存本能だと思う。

面倒臭いことを避けて、楽しようという発想も本能からな。

2014-09-21

本能的に無理

http://anond.hatelabo.jp/20140921191530

おちおち休めないような非常事態妊娠なんぞしたら、子供以前に母体である自分生存が危ない。

ゆえに、生存本能に従って精神と肉体の両方で妊娠の可能性を回避するモードに切り替わります

2014-04-30

娘が可愛いすぎて幸い

自分の血を分けた存在がこれほどまでに愛おしいとは思わなかった。

ある意味これが人間生存本能なんだろうな。

仕事にも頑張る力が湧いてくる。

良いことずくめだよ。

2014-03-01

http://anond.hatelabo.jp/20140228224140

子供ってすごいよ。

親が期待していることを察して発言したり行動したりするから

それを無意識にやる。時にそれが自分の意に反していてもね。

子供なりの生存本能なのだろうか。

子は親の鏡

2014-02-24

http://anond.hatelabo.jp/20140224063531

そりゃ誰だって自分可愛いでしょ。

そりゃ誰だって自分のことしか考えないでしょ。

社会的にいう勝ち組の方が増田の言うようなことを言い出すもんだと思いますよ。

弱者に見えても自分の力で何とかやれるはずなのに弱者ぶっている奴の方が増田の言うようなことを言い出すもんだと思いますよ。

だって自分が可愛くて自分のことが大事なんだから自己主張しかしないでしょ。

で、それを押し通してしまう。

そりゃそうでしょ、自分を優位な立場に置きたいんだから

そりゃそうでしょ、周囲を見下したいんだから

で、本当に困っている人達は何も言えない。

で、強者たる人達いつまでも虐げられ、見下され続ける。

で、本当に困っている人達強者たる人達を支える。

人間生存本能から当たり前のことなんだろうけど、

強者たる人達自分たちが困り果てると「絆、団結、和の心」と言い出す。

お前らが「絆、団結、和の心」をぶち壊しているくせに。

2014-02-05

女性のギラつきが怖い

ギャルでも、清純派でも、普段はのんびりおっとりな天然の子でも、「ギラついてる」時がある。

そういう時の、女の据わった目が怖い。声色が怖い。貼り付いた笑顔が怖い。雰囲気が怖い。

女というだけでの無条件の受容や許容、そういうものを求められる時の居心地の悪さ。恐怖。逃げ出したくなるようなあの感じ。

この事は、女性に話しても理解してもらったためしがない。

多分男同士なら分かる話だとは思うのだが。

自分達のわがままや甘えに無自覚女性ってのは、どうしてあんなに怖いものなのだろうか。

抵抗しようが、何か責任を押しつけられそうになって違うと言おうが、社会の風潮や法律上、男が女に勝てるわけがないのだ。だから余計、怖い。

さっきまで普通に話していただけなのに、相手のスイッチが入った途端、別人のようになる。

そういうのは怖いから、誤解されるような振る舞いを避けたり、二人きりを避けたりしているのに隙をついて「ギラつく」女が怖い。

スイーツ」とはよく言ったものだ。

多分それは女が社会を生き抜くための生存本能のようなもので、男である俺には一生理解できないものなのだと、頭ではわかっている。

しかし、「ギラつかれる」ことへの恐怖は、ひとと付き合うとか結婚するとか、そういった事にかかわってくる。

彼女をつくる。嫁をめとる。これって要は、ずっと「俺に対してギラついてくる」相手を保っておく、という事ではないか、そんな恐ろしいことできない、なぜ、そんな獣をそばに置いておこうと思うのか。俺にはわからない。

本当に、何で皆、平気なんだ?よく、獣のような生きものと手を繋いだりデートしたりしてるなあと思う。

いつ豹変するかわからない、いちいちギラつく「女」という生き物が怖くて仕方が無い。

http://anond.hatelabo.jp/20140204052817

2014-01-13

いろいろ

・「ネトウヨ」(「ネット右翼」)であろうがなんだろうが、一市民は一市民として参加権があるのが民主主義だ。だが、他人の意見に耳を貸さない者を代表者採用したら、アンチ民主主義になる。

・男だろうが女だろうが、そもそも誰と対人関係をもつかにしても、生存本能に基づいて選別している。快適か不快か、好きか嫌いか、というのも、生存本能からきている(結果的には、生存に不合理なこともあるが)。誰であれ、恋愛対象を選別する本能人権がある。選別して生活し、さらには生殖活動をし、そのことで人類は生き残ってきたからね。誰を選びどう生きるのが正しいかなんて、結果が出てからでないと、わからない。だからみな多様化して、あれやこれやと分化して、そのことで種としての生存確率は上がってきたのだと思う。他人に好かれるために変わる努力をするのも、他人に自分の魅力をアピールする努力をするのも、「俺は正しい」と信じて曲げないというのも、それぞれに必ずしも間違っているとは言い切れない。

2014-01-12

無気力人間から生まれる子ども

子どもの頃から気が散りやすくて意欲が低い。

特に根拠はないが将来に漠然とした不安があり、なにをするのも億劫で、生きているのがめんどうくさい。

一度引きこもると脱出できそうもないので、なけなしの生存本能で嫌々働いている。

最近、夫が子どもを作りたいと言いだした。

作るのは構わないが育てる自信はないし、基礎体温をつけるのも面倒だと言ったら、

夫は、自分責任をもって育てるし、基礎体温を測らなくとも妊娠は可能だろうと言う。

掃除洗濯が得意で面倒見のよい人だ。子どもの一人くらい育てられるだろう。

そもそも結婚している手前、そこまで言われると断りきれなかった。

しかし、もし本当に子どもが生まれたら、その世話をするのにとても忙しくなって、

生きているのがめんどくさいとか早く死にたいとか余計なことを考える暇もなくなって

あっという間に人生が過ぎて老後になってしまうのではないか。

それは実際のところ、願ったりかなったりなのではないか。

最近、そんなことを考えている。不謹慎だと思う人もいるだろう、きっと。

2014-01-10

http://anond.hatelabo.jp/20140110061716

ヒトは社会的動物であり、ほぼすべての人がなにかしら他人と関係して生きています。他人と関わろうとするのは生存本能です。

他方で、過去危険体験の繰り返し(もしくは強烈な危機的状況)によって学習する本能もあるわけで、他人が危険だと学習すれば、他人と関わるまいとする学習的行動が起こります。言い換えれば、恐怖です。

そのふたつの背反(アンビバレンツ)、いわゆる葛藤コンフリクト)が、苦しみになります

ちなみに、他人と比べようがないけれど、私の境遇もやはり不幸なもので、産まれる前からずっと他人から危害を加えられてきました。

幸せ」というのは、「して・あわせる」というわけで、つまりは与えられた境遇ですから、「不幸」とは適切な居場所がないということだと思います。「責任感をもたなくていい」だとか「努力しなくていい」だとかは決して言いませんが、同時に、客観的にみたら、不幸だからしかるべき思考行動形態をもってしまうわけですし、ときに他人を殺傷してまで苦境をぶち壊そうとする発作的衝動が現れるのでしょう。「自由意志」「自己責任」を強調する多くの人間は、比較的恵まれていながら、他方で自己肯定感が低くて僻みがあるのでしょう。

ここまで言ったところで何も解決するわけではありませんが。私自身も、虐待イジメパワハラセクハラストーカー被害など各種犯罪被害を受けてきたし、いまでも殺人犯に怯えながら暮らしていますから日常社会生活もままならないし、精神的にも滅入ってしまってかなり重度の精神障害になりましたが。私の死んだ母親も、生前ボロボロで、入退院を繰り返し、多量の投薬でフラフラ意識朦朧とした常況にあって悲惨でしたし。私も母親と似たような道を進んで死ぬのだろうなあという気がしています

2013-11-29

わがこころベアトリーチェ観月小鳥さんへ

 この手紙をどうはじめたらいいだろうと蝉の鳴き声もかまびすしい夏からずっと考えていましたが(伝えるって本当に難しいです)、結局気の利いたすばらしい挨拶が見つかりません。ですからはじめまして小鳥さん、とだけわたしはいいたいと思いますあなたに伝えたいことがあって今回このお手紙を書くことにしました。突然のことで申しわけありません。

               *

 あなたはまず思ったことでしょう。お気に入り自転車のかごに放り投げられた、飲み口にまだ内容物のこびりついている中途半端につぶされた空き缶みたいな不躾で無礼なこの恋文を送りつけてくるわたしが誰なのか。

 わたしは現在36歳、独身、職歴なし(アルバイト歴はあります)、童貞アニオタ精神のほうをわずらっており、精神障害2級、まったくありがたいことに障害基礎年金も受給させていただいており(2級。786,500円/年)、日々社会復帰に向けて努力している(作業所で時給200円で働いております。内職系の作業です)日本に確実に数%は存在するありがちな中年男性です。若いころのあだ名は塩昆布です。キモオタAAを想像していただければおわかりになると思いますが、この世の悪意を集中的に浴びてきたせいか皮膚が月面のクレーターのようになってしまっており、細身という点ではまだ社会的に許容されうる生物なのかと思ってはおりますが、実際かなりの醜男です。野良猫般若の面をかぶせて火をつけてみれば、野良猫はおそらく面を残してなに食わぬ顔で逃げていきますが、ちりちり灼かれていくその面に残った放火魔殺意怨念と哄笑こそがわたしの顔からにじみ出ているといってもよく、わたしはそのような人間とは正反対の人見知りでおとなしい男であるにもかかわらず、買い物先のイトーヨーカドー出会った幼児には顔を見るたびになにか恐ろしいものでも見たかのようにびくっと反応され、かならず泣かれてしまうのです。

 小学生のころから容姿からかわれいじめられてきたわたしは他人に自分の姿を見られるのが恐ろしく、友人も恋人も作らず、いや、作れずといったほうが正確でしょうか、人生に絶望し、引きこもり勇気を出して面接に行っては人事担当にお祈りされ、ついに自殺未遂をしたあとでは、家族にもうなにもするなといわれ、こうやって小鳥さんのことを考えて毎日すごしています小鳥さんの腋を見ると、わたしのあのひからびてしまった棒状の物体(その先は言う必要ないですよね)も突如として復活し、さらさらとしたそれでいて粘性のある透明な液体が山奥の新鮮なわき水のようにちょろちょろとあふれてきて止まりません。そんなしょうもない中年のわたしですが、小鳥さんは「わたしでしていいよ(・ω<)」といって顔をほんのり赤らめほほえんでくれます。ああ、なんて天使なんだ!

 鉄男さんと以前小鳥さんについて語りあったことがあります

小鳥のやつはさ」と鉄男さんは眠たげに足を組むと、たばこに火をつけていいます。「遊馬のことが好きなんだ。だけど遊馬のやつはED(勃起障害)でさ。超越論的跳躍(かっとビング)しすぎた副作用らしいけど。小鳥も酬われないよな」

「わたしは遊馬のことが許せませんよ。小鳥さんを情熱的に愛撫すべき立場にいながら、なめらかな肌といやらしい声と絶妙チラリズム天使無視して、蜜蜂のように扱ってはしっしっと追い払ってしまう」

「そこなんだよ。たしか処女から声は出ていないが、間違いなくあいつは処女だぜ。でも遊馬はEDなんだよ。詰みだよ、詰み。チェックメイト。E、N、D」

「EDになってから幽霊アストラル)が見えるようになったとか」

霊感商法ってやつだよ」

「まったくひどい!」

「その通り」鉄男さんはそういうと、たばこ排水溝にはじき飛ばして立ち上がり、ふうとため息をつきました。その背中がとても男らしかったです。

 鉄男さんは遊馬と親友という噂でしたが、実はそれほどでもなく、微妙距離感を保っているらしいですね。ちなみに鉄男さんには璃緒さんという統合失調症未来恋人がいるらしいので、小鳥さんには興味がないということでした。よかった!

               *

 わたしは小鳥さんの魅力を語りたいのです。

               *

 まずは腋です。小鳥さんはことあるごとに片手を突き上げてその美しい腋を全世界に全宇宙に見せつけています小鳥さんの腋のくぼみ方はミケランジェロも参考にしたといわれるほどの芸術的な曲線美で、腋汗が溜まりやすく、舐めると南国の風の爽やかさとやや辛めの塩味が感じられてとても美味です。安い発泡酒を飲みながらちびちび舐めるのがとくに好きで(まずい酒のほうが腋汗のうまさが引き立つ)、まるで食べて応援することによって日本社会皮肉っぽくも明るくなるように、わたしの鬱々とした気持ちも小鳥さんの腋汗によって応援されるようなのです。鬱病患者に「頑張って」は禁句だと世間はいますが、それは世間のしょうもないオッサン、オバハンからの善意という名の嫌がらせについていうものであり、火星の砂粒やミトコンドリアすら愛するような天使からの励ましはわたしを勇気づけてくれます。「増田くん、頑張って!」「いいですとも(`・ω・´)」

 鉄男さんは小鳥さんの腋について以前こうおっしゃっていました。

小鳥の腋はすげえよ。おれが小鳥決闘デュエル)で勝てないのはあれのせいなんだ……」

「というと?」

「見たらわかるだろう? あの肉感的な陰翳、くぼみに渦巻く官能的な黒い風。あの腋が生み出す磁場ファルスを屹立させる特殊効果を持っているんだ。おれは決闘に集中できなくて、それでどこに意識を集中してるかっていったら……」鉄男さんはちっと舌打ちすると、それにつづくことばをためらっているようでした。

「なるほど。でも鉄男さんは璃緒さん押しなんですよね」

「もちろんそうさ。璃緒さまは小鳥とは違うよ。璃緒さまは性的なものを超越していらっしゃるからな。でも小鳥やばい

「ですね」

小学生のころ、夢のなかに小鳥が出てきてさ、『鉄男くーん』とかいって頭の上で手を振ってるんだよ。まだ毛も生えてこない腋がちらちら見えてな。そしてあの磁場がおれのファルスにとりついて、シェイクスピアの生み出したあの世紀のアホ、リア王とでも比べればいいのか、情けないことにおれは下着を濡らしてしまった! とんだ娼婦だよ、あの女は!」

「でも、その……、よかったんでしょう?」

「まあな」鉄男さんはそういって照れくさそうにくすくす笑うと去っていきました。こちらを振り返らずにあばよと手を振ってよこしたのが夕陽の逆光のなかで見えました。

 おそらく小鳥さんの腋からはなんらかのフィールド魔法が自己言及的に発動していると思われます。腋が下半身に絡み付いてくる、ちょうど異星人の触手美少女戦士をしめあげて離さないように。そこでわたしは腋地獄という概念提唱しました。小鳥さんの腋はバウムクーヘンのように七層構造になっていて、そのそれぞれが自律的に動いています。そして腋全体も螺旋状に回転していて、ちょうどウロボロスの蛇のように、リビドーが第七層の腋まで達すると今度は第一層の腋に連結され、循環され反復されることによって小鳥さんの腋地獄さらに磁力を増すのです。もがけばもがくほど深みにはまる底なし沼、負ければ負けるほどやめられないギャンブル、呑めば呑むほど呑みこまれるアルコール。そうです、小鳥さんの腋とはあらゆる依存症メタファーなのです。小鳥さんの腋はやめられない。前立腺指圧師! 快楽の大銀河

               *

 つぎに太ももについてです。これについても新概念を導入しましょう。それは不可視のパンティです。あるとき鉄男さんはつぶやくようにいいました。

「なあ、増田ちゃん」

「なんです、鉄男さん」

「お前、見えてるパンツをどう思う?」

「どうってどういうことです?」

「いやな、おれくらいになると見えてるパンチラに興奮しないんだよ。わかるかな。見えてるパンツはただの布だよ、増田ちゃん」

メモっておきます」わたしはあわててオタク風の黒いリュックサックから黒い手帳と黒ボールペンを取り出しました。「でも、パンチラとは見えるからチラなのでは?」

「そこなんだよ、増田ちゃん」鉄男さんは少々呆れたように笑います。「パンチラはいうが、チラってしまえばパンチラではないんだ。パンチラとは一種のパラドクスことなんだよ。パンチラとは非パンチラのことだ。おれたちはその見える“かもしれない”という可能性に人生をかけているのであって、布に人生をかけているわけではないのだ。見えそうで見えない、でもよく見ると見えているかも、いや、見えていない。それがパンチラというものだ。わかるかい増田ちゃん」

「うーむ。なるほど。あ、すみません、鉄男さん。このボールペン、インクが出ないのでメモれません」

「書けないボールペンとな!」そういって鉄男さんはぼくの手からボールペンを引ったくると大事そうにズボンのポケットにしまいました。「見えないパンティこそ美しい。書けないボールペンを使えば時空の果てでも恋文が書ける。そして璃緒さんはうるわしい!」

 わたしは小鳥さんのパンティを見たことがありません。あ、どうか勘違いしないでください。わたしは見たいと言っているのではありません(それでは変態さんですね)。見えそうな状況でも見えないということが小鳥さんの魅力だといいたいのです(しかし絶対に見えていないともいいきれません)。小鳥さんはパンティを見せないことによって、自分存在が布へと矮小化されてしまうことを一種のヒロイン生存本能によって防いでいるのです。布ならば手に取りじっくり見て分析解釈考察することもできますが、小鳥さんはそのような研究対象から逸脱した、科学的な尺度によっては測ることのできない超越者だということなのです。小鳥さんの太ももには慈悲があり永遠平和がある。そこにわたしは神を見たのです。

               *

 小鳥さんはとても明るく元気でまるで熱帯雨林のように表情豊かな方です。明るい陽射しのなか丘の上に立ってこっちに手を振って鈴蘭のように笑っている顔も、土砂降りのなか服をびしょびしょに濡らして蒼白になって泣いている顔も、誰かさんテストの点数のように真っ赤になって恥ずかしがっている顔も、遊馬を心配している顔も、感じている顔もすべて素敵です。そしてその表情のすべてが一回きりのもので、ふたたび同じ表情が現れることはありません。小鳥さんの表情は数によって大小を示せるようなものではなく無限のものなのです。これは誇張でもメタファーでもありません。小鳥さんの顔は見ていて飽きません。

増田おい増田」誰かと思って振り向くと雑居ビルの影から鉄男さんが呼んでいました。

「鉄男さん、どうしたんですか。てか、そんなところでなにやってるんですか」鉄男さんの首にはひもがかかり、その先端にカメラがぶらさがっています

「いいからこっちこいって」あの穏やかで紳士な鉄男さんがいつになく興奮しています

 雑居ビルの影に隠れると、わたしは十数枚の写真を渡されました。そこには璃緒さんが写っていました。

「美しいだろう?」

きれいなひとですね。で、なにやってるんですか」

「これから璃緒さまが病院に行くんだ。ここはその通り道になってるってことだ」渡された写真をよく見てみると、どの写真雑居ビルの薄汚れた壁と特徴的なお掃除ロボットが写っていて、まさにこの場所だとわたしにもわかりました。璃緒さんは写真ごとに異なった服装です。

「璃緒さま、今日はどんなお洋服なんだろうな」

「鉄男さん、これってストーカーってやつでは?」

「おれには愛がある!」

 璃緒さんの無尽蔵の洋服が鉄男さんのコレクター魂を刺激し惑わせ堕落させたように、わたしも小鳥さんの表情に吸い寄せられ離れられなくなってしまいました。でもこれは愛なのです。

               *

 小鳥さんの声はわたしの敏感な部分に海底トンネルのようによく響きます。よくあるきんきんした味気ないテンプレート萌え声ではなく、ロリであるにもかかわらずエロいという特徴があって、少女として見ると大人っぽく、大人として見ると幼女っぽいという絶妙バランスとなっております。尿検査では中間尿を採取しますが、それと同じようにわたしたちが最も注目すべきなのは少女でもなく大人でもない、その境界線を肉付きのいい脚でまたぎ、ふくらみかけの乳房突き出しながら居心地悪そうに立っている半熟の女の子なのです。小鳥さんの声はまさにその時期を繊細に表現しているいってもよく、この世でもっとも貴重な声のひとつであるとわたしは断言いたします。

               *

 最近の女子は料理が作れなくなってきたといわれています。そんな現代社会ですが、小鳥さんは決闘飯(デュエルめし)を作ることができるとても家庭的な素敵女子なのです。小鳥さんの体液、通称小鳥汁がしみ込んだ決闘飯とはいったいどんな味がするのでしょう。鉄男さんによれば、小鳥さんの決闘飯は「バイアグラの味」だそうです。

               *

 ああ、どうしましょう、くだらないことを書いてしまいました。申し訳ありません。わたしはどうしたらいいのでしょう。生きているとつらいことばかりです。すべてがむなしいです。幼女を見てもかわいそうだと思うようになってしまいました。こんな不完全な世界の重圧をその春風のような無垢なほほえみで受け止めなければならないなんて。世界グロテスク悪臭を放っていますが、迷信のごとき科学技術や洗練された(!)法治主義社会たくみに見せかけの清潔さで覆い隠してしまます。それは合成着色料のようで、すべてはフォトショップ的ともいえる一種の嘘で塗り固められていて、どこにも真実はなく、しかし虚偽すらなく、ただひたすら軽薄で浅薄希薄で、原初の一点から湧き出たあの宇宙的エネルギーはどこにいってしまったんだと、この時代無意味さ、無価値についてわたしは考えるわけですが、わたしのそんな行為ともいえない似非行為すらまったく意味のないことで、わたしが死ねばすべてはどうでもよくなるのだと思ったりもするのです。

 しか自殺しようかなと思ったとき毎日小鳥さんがわたしにほほえみかけてくれます。「増田くん、超越論的跳躍(かっとビング)よ!」なるほど、たしかにわたしの眠っていた愚息は雪融けのように感動的な反応を見せ、天上の世界アストラル界)を目指してぐんぐん伸びていきます、蛇玉さながらに。そしてわたしは今日も生きようと思うのです。EDになるまでは。小鳥さん、あなた存在していてくれてありがとうございます

(以上の文章は主治医から自分のことを表現してみるといいと助言があったため書いてみました。長文失礼しました)

2013-11-15

夜、猫のヤってる声を聞いて、女はそういうのをアピールしたいのかな、と思った。

女のヤッてる声って男にとってはそれなりに催すものがあるし、ああいうのを周囲に聞かせるのがある種生存本能を刺激する何かがあるのかな、とか思ったりするわけで。

であれば、少子化の解決策はラブホ廃止して壁の薄いアパート若い男女をペアにして押し込む。これしかないのではないか

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