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はてなキーワード: 契約とは

2024-06-04

anond:20240604081514

調査読んだけど企画決定会議でも契約締結せず、主演がダンスレッスンしてても契約締結まだなのエグいわと思った

6月10日まで

3月29日時点で条件が示されていればドラマ化はなかった――これは日テレ調査によって明らかになったドラマ制作サイドの考えだ。ドラマ制作した日テレは3月29日のウェブ会議において原作利用許諾を得られ制作スタートしたと考えている。原作サイドの小学館は6月10日のメールで初めて契約が締結したと認識している。すれ違いだ。

すれ違いが多数重なったことで悲惨な結果になった本件だが、6月10日までに実際に何があったかに焦点を当てて考察する。どちらの調査報告書でも解釈の都合に合わせて省略が施されていて、突き合わせてみないと実態がわかりにくい。原作先生ブログで示した「何度も確認した条件」は、果たしてどのようなものだったのか。どう確認されたのか。日テレは何を約束し、あるいは約束したと思い込んだのか。

なおこの考察では、日テレ調査報告書小学館調査報告書にもウソは書かれてないと仮定する。この後に及んですぐバレるウソをつくのはリスクしかないし、外部の弁護士実名で名を連ねているからだ。

日テレ言動このスタイル表記

小学館言動このスタイル表記する

引用元を(日p12)(小p34)のようにページ数を付記して示す。

(日) https://www.ntv.co.jp/info/pressrelease/pdf/20240531-2.pdf

(小) https://doc.shogakukan.co.jp/20240603a.pdf

なお文脈を補うために適宜カッコ書きで(このように)追記する。

3月9日 会議

ᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟ小学館側は)芦原氏が自分作品を大切にする方であり、作品世界観を守るために細かな指示をする所謂「難しい作家であるから原作に忠実で原作大事にする脚本家でないと難しいと伝えた。(小p13)

3月29日 オンライン会議

ᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟ他社に当面ドラマ化の意向がないことを確認し、会議で報告した。(小p13)

ᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟ他局からドラマ化の話を断ったことが説明され(日p10

ᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟ日テレから原作者とどういう形で進めていくのがよいか、の質問に対して)「できあがったプロット脚本を見ながら進めていきましょう」

日テレ側は)本件原作者の意見無視するような改変はしない、リスペクトをもって取り組むという趣旨の話をした(日p10

日テレはこのときドラマ企画についての許諾がなされたと認識したらしい。

日テレ報告書には、この時点までの二度の打ち合わせではブログにあったような条件は文書でも口頭でも提示されてなかったと注記している。小学館担当者は「漫画原作としてドラマ化する以上、『原作漫画ドラマは全く別物なので、自由に好き勝手にやってください』旨言われない限り、原作漫画に忠実にドラマ化することは当然という認識である」と回答した。

4月には日テレから脚本家候補者提案があり、その中に揉めた脚本家も含まれていた。

ᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟ電話問題ない旨の返事(日p11)

脚本家が書いてきたプロット原作先生修正を加えたりした。4月中に日テレから脚本家が決定したと通知された

4月24日

ᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟマストではないので、ご提案があれば随時お聞きしたい」(と添えて原作者の意見を伝えた)(小p16)

4月25日 企画決定会議

ᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟ未完部分はドラマオリジナルのエンドでよい(日p9)

日テレ調査によると、この発言は「未完部分は原作に影響を与えないよう、原作者が提案するものベースにしたドラマオリジナルエンドで良いという趣旨で言った」とのこと。

5月には双方でプロット脚本修正応酬が続く。

5月19日

ᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟ原作者としてエピソードの順番の入れ替えをしないよう脚本家に求めた。...送信メールに「 『セクシー田中さん』はキャラクター漫画だと思っています。それ故キャラクターを好きになってもらうために、各エピソードが綿密に構成されているので、やむを得ない場合以外はできるだけ、原作の流れを崩さないで頂けたら…と思っています」と記載し、編集者立場から希望を述べた。(小p17)

電話ドラマ化にあたってはやむを得ない部分はあるということを説明了承を得た。(日p16)

6月6日

日本テレビ社内で 10 月期クールの日曜ドラマ化で決定になりそうだとして契約締結の段取りについて相談したいとの連絡(小p19)

ᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟ日本テレビ社内で正式決定されたら...連絡するように求めた(小p19)

6月8日

日テレ内で『10ドラマ枠』で正式決定いたしました。」とメール(日p17)

小学館社員に対し)契約の話を進めるように要請した。(小p19)

日テレ調査報告書によると、事前にドラマ自体放送枠は決まっていたが、初回放送日がこのタイミングで決まった、としている。

6月9日

ᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟ電話で改めて、ドラマオリジナル部分は芦原氏が詳細プロットを書き、これを受けて脚本家が起こした脚本を了承しない場合脚本を自ら書く方法提案し、脚本家に失礼にならないよう了承を取ることを求めた。(小p21)

芦原氏に書いてもらうことはありがたいと賛同し、脚本家にもうまく話しておくと回答した(小p21)

日テレレポートでは小学館担当者

ドラマオリジナル部分は原作にない部分を描くため、本件原作者にとって非常にセンシティであること、本件原作者の過去ドラマ化の経験から本件原作から提案したほうが良いであろうこと、提案形態は、プロット若しくはロングプロット(なるべくセリフを多めに書く)とし、本件原作者が作成して本件脚本家が読み込んだ上で、本件原作者の意図を最大限汲んだ形で巧妙に脚本化できればベストであること、ただし、脚本化の過程で本件原作者の了承がどうしても得られない場合は、本件原作者自ら脚本執筆する可能性があること、これを実施すると、専業の脚本家の方に大変失礼であるので、予め了承を取っておいてほしいことを述べ日テレ社員了承を得た、とのこと(日p18)、しか日テレ社員は、

「もし脚本が芦原先生意図を十分汲まず、芦原先生の承諾を得られないときは、芦原先生脚本も書いてもらうこともある」と言われた記憶はないと否定しているが、詳細プロットを書く話を聞き、感謝したことは認めている。(小p21)

原作者自ら脚本執筆する可能性があること、これを実施すると、専業の脚本家の方に大変失礼であるので、予め了承を取っておいてほしいことは、この時点では言われた記憶はない(日p18)

小学館レポートでは日テレ社員は「明確な条件としてはお伝えいただいておりません」とも回答し、話があったことを否定してはいない、と強調している。

6月10日

契約書の件承知しました。(日テレ社員)より(小学館社員から契約にあたっての 9、10 話のロングプロットの話など聞きまして、こちらとしては合意契約すすめたいというのは(日テレ社員)に戻させていただきました」(小p22)

ᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟ脚本家の方との向き合いもあると思いますので、なかなか心苦しいのですが」との懸念を示しつつ「その先のドラマオリジナル展開に関しては、芦原先生の方から脚本もしくは詳細プロット体裁でご提案させて頂けませんでしょうか」と、提案(小p22)

ᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟ「許諾の条件という程ではありませんが、はっきりとした要望としてご検討頂けますと幸いです」(日p19)

小学館レポートは「交渉への配慮として許諾条件という程ではないとしながらも」と注記している。

「結果進めさせて頂くとのことで承知しました。9話あたりからドラマオリジナル展開に関して芦原先生の方から脚本もしくは詳細プロット体裁でご提案して頂く点も承知しました。芦原先生原作世界観もあると思いますので具体的に頂けるほうが良いと思います。(小p22)

こちからもそのご提案を受けて、案だしもさせて頂ければと思いますが、その方向で進めさせてください。」(日p19)

ᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟ具体的な進め方は...(別の社員)と相談するように求め、原作利用契約小学館から連絡するとのメールを送った(小p22)

進め方の相談電話を...(その小学館社員)にするとメールした。

そして...同日...(その社員)に電話した。(小p22)

日テレ側の聞き取りによると、日テレ社員は「脚本は本件脚本家が書くものだと思っていたため、…メールにある『脚本』という点が引っ掛かった。そこで、」

詳細プロットで提出してほしい旨確認した。(日p19)

ᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟ9、10 話に関しては、原作者にプロットを書いて頂く方向で進められたらと思う旨メールにて回答した。(日p19)

小学館調査報告書によると小学館担当者は「この提案は、プロットを忠実に脚本に起こしてもらえるならば、という前提での提案であり、この時点で芦原氏の脚本執筆を条件から外した事実はない。」とのこと(小p22)。日テレ調査にも同様の回答をしている。

なお日テレレポートでは、この日に至るまでに

テレビドラマとして本件原作者のプロット通用するかどうかは実際にみてからでないとわからない」旨回答し、本件脚本家執筆したものラリーをさせてほしいという旨伝えた(日p18)

さらに、「この時点で本件原作者の了承がどうしても得られない場合は、本件原作者自ら脚本執筆する可能性があることについて本件脚本家に了承を取っておいてほしいことは言われたことはない」(日p18)としている。

ᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟᅟドラマオリジナル部分については本件原作からロングプロット提案をしたい旨連絡があった(日p18)

それで良い旨... 回答し、...(小学館担当者に)伝えた(日p18)

考察

突き合わせてみて最初に思ったのは、 電話は滅べ です。

高々数MBをケチってログの残らない媒体コミュニケーションを取るのはリスクしかない。6月9日に何が起こったかについて双方の意見は真っ向から食い違ってる。お互いがああも自分意見を主張できるのは、相手方に記録が残ってないという確信があるからだと思う。彼らの読みは正しくて、だから結局どちらが正しいのかはわからない。真実は闇の中。ログの残らない電話から

ドラマ化するなら「必ず漫画に忠実に」。漫画に忠実でない場合はしっかりと加筆修正をさせていただく。

漫画が完結していない以上、ドラマなりの結末を設定しなければならないドラマオリジナルの終盤も、まだまだ未完の漫画のこれからに影響を及ぼさない様「原作者があらすじからセリフまで」用意する。

原作者が用意したもの原作変更しないでいただきたいので、ドラマオリジナル部分については、原作者が用意したものを、そのまま脚本化していただける方を想定していただく必要や、場合によっては、原作者が脚本執筆する可能性もある。

これらを条件とさせていただき小学館から日本テレビさんに伝えていただきました。

...「この条件で本当に良いか」ということを小学館を通じて日本テレビさんに何度も確認させていただいた後で、スタートしたのが今回のドラマ化です。

原作者のブログ記事より。アドレスはここだった http://ashihara-hina.jugem.jp/?eid=244

わたし社会経験豊富とは言えないけれど、小学館お墨付きブログの「本当にこの条件で良いかと何度も確認させた」というのは誇張した表現しか思えない。少なくとも6月10日まで、原作者サイドはいろんな状況で何度も原作に従うように打診してきた。だけど「改めて」原作脚本を書く了承を求めた6月8日以前にそれを求めた証拠を、わたし小学館レポートからさえも読み取ることはできなかった。そして「許諾の条件というほどではありませんが」… これが交渉配慮から出てきた言い方なのは分かるが、「許諾の条件ではない」とワザワザ明記した要望が「許諾の条件だ」なんて認められない。これこれが条件だ、さもなければドラマ化は無しで、と言葉は強いかもしれないがビジネスの場では明確に迫るべきだと思う。

日テレ社員は6月10日のメールで「脚本もしくは詳細プロット体裁でご提案して頂く点も承知しました」と一旦は納得してる。これは双方のレポートで食い違いがない。だけどその後に、「待てよ」と思い直して「(脚本ではなく)プロットで」と確認して小学館社員方針に納得したらしい。しか小学館社員は方向転換しない等とは言ってない。前提が覆れば現在方針を改めるつもりでいた。このような『現在方針確認』は『契約の条件』というには曖昧に過ぎると思う。日テレ視点では脚本の話はそのメールでイキナリ飛び出てきた文言だったのかもしれない。だけど誤って受け入れた原作脚本可能性を否定したいなら、「原作者が脚本を書く可能性は無しでお願いします」とハッキリ言わなければならなかったと思う。

小学館版 田中さん報告書の見所

読み終わったので自分ハイライト集。

小学館含む原作者側がどれだけ振り回され、心労を負ったか、という点にフォーカスしているのか日テレ版で言うところのラリーの詳細が多い。

漫画家芦原妃名子先生がご逝去されたことについて、改めて、先生の多大な功績に敬意と感謝の意を表するとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます

重箱隅つつきなのはわかりつつ。報告書冒頭にはまずこれがあるべきですよね。

日テレ版は報告書本体リンク元であるプレスリリースには同様の記載があるが、肝心の報告書冒頭には記載していない)

社員 B は、日本テレビ社員 Y 氏とその上司日本テレビ社員 X 氏とやり取りして

日テレの2人目の対応者って上司やったんかよ!!!いやそんな気はしてたけどさ!!!

そもそも小学館側はきちんと担当部署だけでなく、各社員上司を明示していてこの時点で日テレ版より分かりやすさが違う。

特に問題はないという意見を示しつつ、気になる点として、第 2 話脚本中に若い男女のメッセージのやり取りをメールでさせていることについて、今どきは LINE普通ではないかと指摘したり

「今時のJK短大よりも専門学校だ」という議論をできるドラマスタッフが、今時の男女のメッセージやり取り事情精通していないなんて…。

また併せて飼っていたハムスターの逃走範囲に関するセリフについて、原作漫画100M 以内との吹き出し記載を 200M 以内に変更した点にも疑問が呈された

(略)

ヒンズー教徒が多いインドベリーダンスをするという点に疑問を呈した

(略)

またダンス動画についても、初心者に過ぎない田中さんダンス動画で評判になるほどのものではあり得ないこと等の理由を詳細に説明して、日本テレビの補足説明中の提案を認めなかった。

日テレ版では省略されていた「ツッコミどころの多い辻褄の合わない改変」の具体的な例をきちんと書いてくれてますね。

めっちゃ打ち合わせして議論してより面白くなるよう頑張ったんすよ」アピールしてた日テレさん、これも全て改変の意図がきちんと伝わらなかったの一言で済ますの?

社員 A は、上記10 月 2 日の日本テレビ社員 Y 氏あてメールで、本件脚本家に関して次のように問いかけている。

確認なのですが、芦原さんが描き下ろした 8~10 話は基本的に変更無しで使用してほしい、という話は●●さん(本件脚本家。原文は実名)に伝わっていますか?●●(社員 B。原文は実名から●●さん(日本テレビ社員 X 氏。原文は実名)にもお電話差し上げたのですが、そのお話しは●●さん(日本テレビ社員 Y 氏。原文は実名)に伝わっていますでしょうか?」

以後のメール日本テレビ社員 Y 氏がこの点について回答した形跡はない。また本件脚本家によると、同氏は一切聞かされていないとのことである(本委員会質問に対する回答)

都合の悪いメールは読まなかったことにして無視、切羽詰まるとよくあるよね~(あるなよ)

10 月 5 日 16 時 45 分、芦原氏は社員 A に第 3 話脚本のシーン 50 で演じられるダンスが「ハリー衣装ドラムソロを踊る」ことになっているが、これを「普通ドラムソロ」に変更するように日本テレビ社員 Y 氏に急ぎ伝えるよう要請した。

芦原氏が問題としていたのは、同シーンでベリーダンス田中さんステージで踊る際、演出では「ハリー衣装ドラムソロを踊る」こととされていた点であり、芦原氏は、社員 A に対して、ハリー衣装ドラムソロを踊ることは、ベリーダンス歴史的文化的背景としてあり得ないので日本テレビ社員 Y 氏に確認してほしいと求めたのである。芦原氏の求めを受けた社員 A が同日 19 時 50 分ショートメールで、日本テレビ社員 Y 氏に対し、芦原氏からの依頼として、「ハリージ+ドラムソロ」はダンスの監修者が OK しているとは思えないので確認してほしいとの依頼があったことを伝えた。

これに対して日本テレビ社員 Y 氏は社員 A に対して直ちにダンス監修者には「OK 頂いている」という認識であるが、改めて確認すると返し、同日 23 時 35 分にダンス監修者から OK確認が取れたと連絡してきた。

しかしこの時、実際にダンス監修者が OK と言っていたかという点には疑問が残る。

(略)

ところが、後日、芦原氏は、「ハリー衣装ドラムソロ」はあり得ないことを認識した。芦原氏は、日本テレビ社員 Y 氏(なお、撮影1010日を予定していたが、日本テレビ社員 Y 氏は社員 A から10 月 5 日の問い合わせに撮影済みであると虚偽の発言をしていた。このことでも芦原氏は不信感を募らせていた)の対応に不信を募らせ、間違った有りようのダンスが公に放映されることを看過できず、ダンスの監修者の名誉のためにも撮り直しをするか、それができないなら番組 HPDVD への釈明文掲載等を日本テレビ要求するように社員 A に依頼した。

3話リテイクの経緯詳細。

日テレ版では、

202310上旬ドラマ撮影時に撮影シーンを巡って本件原作者が A 氏に対して不信感を抱く事案があった。A 氏は、C 氏より送付された本件原作者意向に従って当該撮影内容としたつもりであったが、本件原作者はそのような趣旨では依頼していない認識であったため、C 氏に確認を依頼した。

C 氏を通じた本件原作者撮影シーンに関する問い合わせに対し、A 氏は既に当該シーンは撮影済みである旨回答を行ったが、実際の撮影は 5 日後に予定されており、そのまま予定通り撮影が行われた。

その後、これらの経緯を本件原作者が知ることになった。A 氏によると、まだ撮影していない旨を回答すると本件原作者から撮影変更を求められるのは確実であると思ったが、A 氏は当該撮影シーンは客観的にも問題ないものだと思っていたこと、及び当該シーンの撮影のために 2 か月にわたってキャストスタッフが入念に準備を重ねていたため、撮影変更はキャストを含め撮影現場に多大な迷惑をかけるので避けたいと思って咄嗟事実と異なる回答をしてしまった。このことは反省しているということであった。

と、「撮影前を撮影済みと嘘ついちゃいました、てへぺろ☆」なことしか書かれてないけど、その前に「ダンス監修者の了承が本当にあったのか?」という日テレ担当者の信頼度さらに下げる一幕があったんじゃねーか!!!

まさか「今から変更したらみんなに迷惑かけちゃう…」という我が身可愛さで嘘付く人でも「ダンス監修者の了承はきちんと取っていたに違いない」と信じてるの?

そしてどういうつもりで削ったの?(一応、読み落としたかと思って日テレ版を「ダンス監修」で検索してみたが見当たらない)

この間、社員 J が 7 月 27 日に日本テレビ送信した契約書案に対して同社から 9 月 26 日に修正案が戻された。

その中では、改変についての原作者の承諾に関し、小学館提示原案では小学館原作者双方の同意必要としたものを、日本テレビは、日本テレビとして合意を得るべき相手小学館限定する修正依頼があった。

原作者の承諾は不可欠であるため、小学館を介して原作者の承諾を得ることに修正し、社員 J は部内の承諾を得たうえ、1023 日に日本テレビに送った。

うーんこの日テレ原作者をどう思ってるか本音ダダ漏れなの草でしょ。

社員 A のメールは貴重な記録であるが、社員 B は大抵、日本テレビ社員 X 氏と電話交渉したようであり、文章になった資料の提出はなかった。

委員会において認定根拠としえたのは、社員 A への LINE メッセージである日本テレビ社員 X 氏との電話交渉についてもより詳細な記録があれば事実経過の理解に役立ったと思われる。また、膨大な業務をこなしながら、日常行うのは大変かもしれない。

しか交渉過程の記録はビジネスの鉄則である。記録がなければ、万一担当者に事故があればその成果は継承されない恐れがある。

多くの会社では、日報・日誌等で経過を報告し、上司・同僚と共有するのが普通である。そこから問題点の指摘を受けることもある。

ほんこれな。日テレ版もそうだったが電話交渉しましたが多すぎる。

証拠を残さないために電話を使うのはあるあるだが、トラブる前の段階やネゴるところも全部電話で済ませるとか怖すぎるわ。

小学館特別調査委員会による調査報告書を読んだ

報告書https://www.shogakukan.co.jp/news/476401)を読んだので感想を書く。

・なるほど。顧問弁護士と社内の人だけで報告書を書くと、こういう小学館側の主張を一方的に発信するような文書になるのか。自分たちはやることやっていたという思いがにじみ出ている内容(なお、日テレの肩を持つつもりは一切なく日テレ許すまじだが、日テレは社内特別調査チームは「社内」とはいえ利害関係のない社外の弁護士と、社内のメンバーの半々の構成小学館のものよりは客観的な内容になっていると思った)。

過去漫画家先生方が小学館の不誠実な対応批判していたことを考えると、この内容をそのまま鵜呑みにするのもよくないのだろうなぁ。

とはいえ、芦原先生が大変な苦労をされて何とかドラマを成立させようと頑張った様子は、文書に残っていたものであり、日テレ報告書よりも更にしっかり伝わってきた。

契約書の着手も遅いし、その後のやり取り物凄い遅いうえに最終的に「放送終了までに日本テレビから戻しはなかった」というのは凄い話しだ。

日テレ小学館電話とか会議をしたら、そのときメモ議事録を残しておかないものなのかな(提言の中でも指摘されている)。

日テレ脚本家を含むコアメンバー皆でプロットを考えていて、そのことは小学館側に何度も伝えていたというけれど、小学館側の報告書は、脚本家が全部考えているような前提で書かれているように見える。伝わっていなかったのかな。不思議

日テレ報告書は、提言の中で両社のコミュニケーションを丁寧にすべきだったと言っているけれど(それが肝だろうと個人的には思っている)、小学館報告書提言ではそこにはあまり触れていない印象。小学館側の人たちは伝えるべきことはきちんと伝えていたという事実認定のもとでこの報告書は書かれているから、あとは日テレ側の問題であって双方のコミュニケーションの話しではないよね、という整理なのかな。

小学館としてはドラマがヒットすれば儲かるわけで、原作者よりも日テレ側と利害が一致しやすい。そうした場合小学館原作者の間に利益相反が生じ、原作者孤立する。提言の中では「孤立させない」ということは書いていたけれど、そうした構造上の問題に関する掘り下げは特段ないように思えた。実際ないのかな。

2024-06-03

小学館契約締結

ドラマ化に当たって文書での契約が後回しになり口頭契約ですませていたのも問題だった

というような反省をしているってことは

小学館ではマンガ連載する場合に、漫画家契約書を交わしてるのかな

昔は口頭でなあなあで、みたいな話を聞くけど

金と仕事契約にばかり勤しむ人間たちの末路

官庁みたいな組織に属してるんだけどさぁ

PTAでもいいし、消防団でもいいし、

まあ、たとえば医者会(仮)でもいいか医師会(仮)でたとえ話するわ。

医師会(仮)って当然ながら資格持った医者役員やるのね。

だれも長くはやりたがらないか任期おわったらさっさとぬけるのね、症例研究患者に専念したいもん。

で、毎年役員がいれかわる。

一応、会の事務局所属する事務員は雇ってて長期で働いてくれてるんだけど医師免許持ってるわけがない。

なのに厚労省(仮)との交渉事務員がやる(というかはいはいいうしかできん)し、

厚労省法律医師法(仮))を盾にそれ(たとえば電子決済とか電子カルテとか)は個人情報法がうんちゃらで、やっちゃいかんとか適当なこと指示するのね。

そんなわけで指揮系統がめちゃくちゃなのさ。

去年の医師会(仮)役員がいったことと今年の医師会(仮)役員がいうことはちがうし、

役員の下について調査やら意志決定補助をして諮問事項にアンサー出す委員会があっても、

委員が毎年いれかわるからもう一年間なにもせず逃げきりたい一心のやつもうじゃうじゃいるわけ。

そこでオレの委員会んとこでン百万円のコンサルいれるって話が出てるんだけどさ

どう~もコンサル事務員に丸投げしようって雰囲気なわけ コンサル事務員全員から聞き取りしてくれねえかな、そんで社員教育してくれねえかな見たいな。

 

コンサルは話を聞いていくうちに、こら割にあわんとなったらしくて予想より高い価格提示してくんのね。そりゃそうだ

厚労省からうごかさんとうごかんもんな。できる範囲のことは去年までの委員のうちちゃんとしてるやつらが進めてるわけで、実際隣の委員会は真面目に毎日メールなげあってる

うちはもうすぐ契約時期なのに相手の出してきた一般向け資料の共有すら積極的にやらん盆暗委員

委員会のヒラ委員オレ(ただしなぜか別の委員会と3つ掛け持ち)としてはさぁ

もうこのコンサル絶対金とってお茶濁して逃げるしかできんやろ感あるし、

値上げしてきたってことはそういうなんの勉強にもならんやつやりたないから失注したいんやろなとおもうわけよ

委員会委員長も委員からあずかった会費からん百万円の損失だして平気ぽいし

こういうのどうにかならんかなほんまに

 

ぼんくらに昨年までの経緯送りつけたけどだまった ワロス なんで委員長やってんのてめえ

2024-06-02

学歴公開法

日本版DBSが制定されたらしい。 これは、性犯罪歴のある人間子供に接する仕事をつくことを 基本的禁止するものだ。 学校などの教育機関は、性犯罪歴の紹介を義務化し、 それ以外の場合にも性犯罪歴の有無を容易に確認出来るようになる。

素晴らしいことだ。 性犯罪精神的な病気であり、また中毒性があるため再犯率が極めて高い。 これらの人間社会から排除することは、安全社会を作るために必要なことだ。 今後は、就職だけでなく、賃貸契約などでもDBSが使われることになるだろう。

ところで、おれは低学歴犯罪者と同じだと考えている。 特に高専専攻科出身者は性犯罪者と言っても過言ではない。 彼らは、プロダクトを、同僚の精神人生レイプする。 おれは、輪姦された。

そのため、その会社にどういう人間いるかリストを公開することが必要だ。 そうすることで、高専専攻科ゴキブリいるか、いるとしても近い部署なのか遠い部署なのかを あらかじめ知ることが出来る。

このために、学歴公開法を制定すべきだ。学歴公開法とは、 会社にいる人間学歴を公開することを義務づける法律であるLinkedInなどのサービスを利用して自身学歴職歴を公開している人間は 少なくはなくなってきたが、恥ずべき学歴人間は公開しない傾向にある。 そして今、レイプされないために必要なのはそれら恥ずべき学歴人間たちの情報である。 だからLinkedIn学歴公開法の代わりにならない。

学歴公開法が制定されれば、 ゴキブリ学歴の人は排除されていく圧がかかるから、 みんないい大学を出るように頑張るようになり、 国力の向上にも繋がるだろう。

☑️ 原作改変しません ← これでいいでしょ

100ページ近い調査報告はご苦労さんだけど。

二次創作スタッフ原作改変しないと誓うだけで十分なんじゃないの。

歴史上、原作改変して良かったことってある?

・・・ないでしょ。

原作改変して良かったと言われるケースって、全部が、比較対象原作改変しなかったバージョンが世に出てない事例しかないと思う。

セクシー田中さん原作者を殺したのは私たちネットの投石者だと思うけどさぁ・・・

二次創作側の反省としてはクリアカットに、事前契約で ☑️原作改変しません にチェック入れるのが正解だと思う。

なんか腹たってきたわ。

独身顧客マネージャーさんとの定例会議で、うちんとこの上司がなんとなく家庭の話題出したんだよね

卒業式だったか入学式だったかの時期で

上司と別の顧客担当の方ともに、子供の式関係で出社できないから日をずらした、とそんな話題だった

スケジュールの報告・確認というよりは、世間話としての話題だったんだとは思う

けどその場にいたのは皆、独身の中高年だった

みんな大人からにこやかに上司の話を笑顔で聞いてたけど

その上司契約終了の話が先日出て、ふとこの時のことを思い出してしまった

いや、前々からここの現場案件は人を減らして終了に向かっていたのだし、これまでも何度となく上司側のチームの終了話もあったから、この事が原因では決して無いだろうけど

だいたい仕事私的感情論持ち込んでたらキリがないし回せないだろう

それでも、ほんの少し引き止めるよう小さな力を出すか、流れに任せて手放すか、くらいの状況があった時に

あの時の気の利かない一言がなければ、もう少しくらい首が繋がったんじゃないかなとは思ってしま

anond:20240602192412

  • ドラマ契約の「条件」として何度も確認した
  • 実は「条件」として出されてなかった証拠が出てきた

……今はこういう流れでしょ。小学館反論待ち。条件じゃなかったら何してもいい、なんて誰も言ってない。脚本家だって自分人権を守るために配られたカード勝負しただけ。

anond:20240602185934

そもドラマって意味あるの? 子供の時から思ってたけど。

契約書・

原作改変せず忠実にアニメ化しま

これでいいじゃん。

anond:20240602185934

契約が厳しくなっても現場原作者と調整する余裕がないからなし崩し的に契約反故にされるだろう

ネトフリのように作品に金を費やせるビジネスモデルテレビ局も転換しないと根本的な解決にはならない

anond:20240602185934

いや今回の事件契約問題ではなかったことが明らかになったおかげで、焦点は原作改変問題に絞られた。

原作者が納得できるような改変をしろ

視聴者が喜ぶような改変をしろ

❸ さもなくば改変するな

過去の、あの映画とか某アニメ化とか誰得改変は黒歴史になっていく。

anond:20240531215553

茶番だろ。みんな結局コナンフリーレンも見続けるし、せいぜい脚本家契約がキツくなるだけでなーーんも変わらんよ、期待してない。

元N国関係者、支持者欲しさに外国人ヘイトしてしま

元N国関係者、支持者欲しさにセクシー田中さん問題外国人ヘイトしてしま

くつざわ 衆院選東京29区立候補予定 獣医師豊島区日本改革党

@mk00350

セクシー田中さん原作者自殺事件調査報告日テレが発表

原作者契約書を作ると何かと都合が悪い」「今後も制作側の社員の都合を優先し契約書は作らない」

日本人は死んでもかまわない、むしろ嬉しいっていう外国人しかいないのか日テレには

https://x.com/mk00350/status/1797168548789604859

https://megalodon.jp/2024-0602-1744-24/https://x.com:443/mk00350/status/1797168548789604859

anond:20240531215553

契約の条件か否か? が問題なら、同時に振り返られた過去の様々な原作改変問題は何故一緒に話題になったんや

anond:20240602171531

外部の弁護士まぜて調査した報告書で、あからさまなデマは書かないだろ。

「許諾の条件というほどではありません」

小学館側のメール引用なのだから、残念だけどそれは、契約上の条件ではなかった言質だ。

anond:20240531215553

これ、セクシー田中さん原作者は「条件として」と言ってる。

原作者視点では絶望しかなかっただろうけど、小学館日テレと伝わってくうちに

条件ではなくなってました

許諾の条件というほどではありませんが、はっきりとした要望としてご検討いただけますと幸いです」

これは正直、契約の条件を問題視してた貴兄とブクマカ諸氏は撤回するしかないと思う。

報告書を信じるならね。

anond:20240601054100

関係者大人がいないなーって感想だったわ ビジネスとして仕事としてコンテンツ作りしてるのにこれ?

契約の先送り

重要事項を伝えない

・記録を取らない共有しない

・会いたがらない

・後先考えずにSNS利用

ほとんど、自分がやりたくないってお気持ちで起きてる 子どもか?

月初めだかチョコザップ契約しようかなーって悩んでたけど

いくら着替えなくてふらっと寄れるからって汗かくのはめんどうよなあ

結局リュックジャージみたいなの入れて通うのかなあ

通いそびれそうだなあ

って考えながら

家でゴロゴロ

日テレ以外のテレビ局が声を上げないのが謎

今「ウチは(これからは)原作者意向を最大限汲み取ります希望の詳細度で契約書を締結します。是非ドラマつくりましょう!」って声高に宣言すれば作品集やすいだろうに

anond:20240601054100

原作者のこだわりが異常だったな。

まあ最初から契約書でどこまで口出ししていいのか決めとくべきだった。

それでも原作者は後から文句言ったかもしれないが自殺は防げたかもしれない。

anond:20240602080137

そもそも「途中で中止は不可」でいい

つーか何でその程度の契約もしとらんのだ

現状だと単に気が変わったとかでも原作者権限で中止に追い込めるって事だし

大金かけて作ってるのに原作者良識頼りなのやばいだろ

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