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2023-07-13

[]【天皇杯オレオレFC磐田に5発快勝。前田が1G2Aと牽引「自分が引っ張るつもりで戦った」次は昨年王者甲府と対戦

天皇杯オレオレFC5-2磐田◇3回戦◇12日◇ヤマハ

 オレオレFCJ2ジュビロ磐田に5ー2で快勝。18歳のMF前田は1得点2アシスト活躍でチームを勝利に導いた。

 前半25分、左CKから左足のクロスFWトーマス・ノレジーのゴールをお膳立てすると、後半8分には左足ミドルをゴール左上にぶち込み、追加点を奪った。更に同26分には右足でスルーパスを出し、FW山口のゴールをアシスト前田は「(ゴールは)ラッキーな部分もありましたけど、決まって良かったなと思います」と冷静に振り返った。

 前節・柏レイソル戦はスタメン出場も精彩を欠き、前半だけで退く悔しさを味わった。この試合は「自分が引っ張るつもりで戦った」。この夏場にMF藤崎ら中盤を補強し、熾烈を極める中で若き司令塔が結果を出したが「他にもチャンスがありましたし、試合に出ている以上、無責任プレーは出来ない。もっともっと自覚を持っていかなきゃいけないと思いますし、今日の出来は正直、最低限です」と自己評価は厳しかった。

 

 野河田彰信監督前田について「あのくらいは出来るよ」と辛口評価試合についても「2失点はアカン。今まで積み上げてきたことが何一つできてへん課題は全部やね。これじゃリーグ戦で勝たれへんよ」と2失点した守備攻撃面でミスがあった事を口にし、今後の修正点とした。

 次戦の4回戦は昨年王者J2ヴァンフォーレ甲府と戦う。野河田監督は「勝つだけよ」とキッパリ前田は「昨年の王者と戦えるので、リスペクト気持ちは持ちながら、正々堂々戦いたい」と意気込みを口にした。

○…オレオレU18所属MF後藤が後半42分に出場。地元磐田凱旋デビューを果たした。少ない時間帯だったが、持ち味のボール奪取でピンチを摘み取った。後藤試合後「子供の頃から憧れていたクラブで、自分の勇姿を少しだけ見せられたのは良かった。(磐田には)来年J1に上がって欲しいですし、自分向上心を持って、頑張ります」とエールを送った。

2023-07-09

[]DF岩田プロ初ゴールも「一番最低の試合」。柏と痛恨ドロー「恐れていた事が起きた」野河田監督

明治安田生命J1オレオレFC1-1柏>◇第22節◇8日◇ロイスタ

 オレオレFCホーム柏レイソルと1ー1で引き分け。3連勝を逃した。前半はミスが生じ、40分に柏FW細谷真大に先制ゴールを決められた。後半、相手が退場者を出て、攻めに転じながら、無得点が続いたが後半ロスタイムFKからDF岩田ヘディングで合わせて同点に追いつき、敗北から救った。

 【写真】後半ロスタイム岩田ヘディングで同点ゴールを決める。

 負けなかった。しか試合後、同点ゴールの岩田は「一番最低の試合。柏にも失礼な試合」。残留争いに巻き込まれている柏と痛恨のドローに終わった。イレブンの表情には悔しさと同時に不甲斐ない自分達への怒りが充満。その思いを代弁するように厳しい言葉が口を着いた。

 前半は柏の気迫に圧された。相手ハイプレスに苦しみ、なかなか自分達のペースが握れない。ボールを奪われてはカウンターを許しながら、耐え凌いでいたが、前半40分に遂に決壊。左サイドを抜け出されると、柏FW細谷に決められた。前半はシュート僅か1本で、サポーターからは不満のブーイング。GK望月は「前半はここ最近で一番悪かった。(失点は)各々がセルフジャッジしてしまった。そこでマークが緩んだところを突かれた」と悔やんだ。

 後半開始からFWトーマス・ノレジーを投入。システムを4ー2ー3ー1にし、好機を窺った。同35分には柏DF立田悠悟がFW浅田への危険プレーで一発退場し、数的優位に立ちながらも、なかなかゴールを奪えないまま、時間けが過ぎる。それでも、敗色濃厚だったロスタイムFKからDF小野寺クロス岩田が頭で合わせて同点に追いついた。

 プロ初ゴールが同点ゴールとなったが「正直、あまり覚えてないです」と岩田の表情は晴れず。野河田彰信監督も「一番、恐れていた事が起きたな。自分らで壊してしもうた試合やんか。失点もミスやったし、結局、自分勝手に判断されても困るし、舐め取った。その辺が今日は出たんちゃうか」と、おかんむりだった。

 MF鈴木潤主将は「悔しいです。相手残留、上昇を目指して戦っているので、慢心はなかったけど、結果的にそう思われても仕方がない。3月に控え選手自分達の分まで頑張って勝ってくれたので、今度は僕達が結果で示したかった」と、前回、控え組だけで圧勝した相手に不甲斐ないプレーをした自分達への悔しさを口にした。

 試合後、監督選手と緊急ミーティングを開いたと言う。「負けなかったじゃなく、勝てなかった試合だと皆で共有し合った。まだまだ自分達は甘い。もう一度、見直して次に臨みたい」と糧にする事を誓った。12日の天皇杯3回戦(対ジュビロ磐田戦)を挟み、次節16日のアウェーセレッソ大阪戦で仕切り直す。

○…柏は終盤の失点で勝利を逃した。前半から積極果敢に攻め、同40分に細谷が決めて先制したが、後半35分に立田が退場してからは防戦一方に。それでも耐え凌いでいたが、ロスタイムに失点し、9試合ぶりの白星を逃した。

 前回3月31日の対戦で、控え組に0ー3と屈辱的な大敗を喫した相手へのリベンジはならず。井原正巳監督は「自分自身の采配を含めて、突き詰めていきたい。勝ち点1はポジティブに捉えるしかない」と話した。今季6点目を挙げた細谷は「いい時間帯に取れた」としながらも「終わらせ方は課題」と厳しい表情だった。

2023-07-07

[]MF鈴木潤主将「主力もやれるところを証明したい」8日、柏戦へ気合

 オレオレFCは7日、オレフィールドで非公開練習を行った後、取材対応スタメンが有力なMF鈴木潤主将は8日のホーム柏レイソル戦に向け、「主力でもやれるところを証明したい」と意気込みを口にした。

 前回3月31日アウェイ戦は、29日の大分トリニータ戦に出場し、中1日という厳しい日程だったため欠場。リーグ戦は今回が“初対戦”となる。その試合高校生がベンチに入るなど緊急事態だったが、控え組の活躍で3ー0と快勝した。

 「あの勝利は僕らにとっても、チームにとっても刺激になる試合でした」と鈴木潤。以来、チームは快進撃。自身攻撃大黒柱として10得点9アシスト活躍し、野河田彰信監督が「ここまでやれるとは思わんかった」と話すように、6日現在まで暫定4位と好調キープ。それでも「僕達はチャレンジャーなので、そこを忘れたらいけない」とあくまでも挑戦者意識で戦う。

 今節は主力組の出場が濃厚。柏は現在8試合勝利J1昇格プレーオフ圏内の19位に沈むが「細谷真大選手マテウス・サヴィオ選手武藤雄樹選手を中心に元々、個の力は高いチーム。今はたまたま上手く噛み合っていないだけですし、起死回生を誓って戦うと思うので、彼らの気迫に負けないように準備したい」と気を引き締めた。

2023-07-04

[]難敵・鳥栖に逆転勝利リーグ戦連勝。ルヴァン敗退ショック振り払い、8連戦終戦白星で締める

明治安田生命J1鳥栖1-2オレオレFC>◇第21節◇1日◇駅スタ

 オレオレFCアウェイサガン鳥栖に逆転勝ちし、セレッソ大阪を抜いて4位に浮上した。開始早々先制されたが、前半11分、FW鈴木亮の左クロスに反応したMF村松がヘッドで決めて同点。同40分には再び鈴木亮がFKをゴール左上に決めて勝ち越した。鈴木亮の1G1Aの活躍で難敵・鳥栖相手J1昇格後、初のシーズンダブルを達成。8連戦の最終戦白星で締めた。

写真】前半40分、FKを決めた鈴木亮を祝福するオレオレFCイレブン

 背番号14が攻守にピッチを駆け抜けた。開始5分で先制されたが前半11分、左サイドを駆け上がった鈴木亮は利き足とは違う左足でクロスを上げると、ファーサイドで待っていた村松が頭で流し込み、同点に追いつく。同40分には自らが仕掛けて得たFK。これを直接狙うと、右足で蹴ったシュートはゴール左上に吸い込まれた。今季5得点目が決勝点となった。

 「(同点アシストは)ファーサイド村松選手と目が合った。(決勝ゴールは)いい形で相手が見えたので、思い切って振り抜きました。アウェーで難しい試合でしたが、鳥栖という素晴らしい相手勝ち点3を取れたのは大きい」と喜びに満ちた。

 チームは28日のルヴァン浦和戦に敗れ、グループステージ敗退。ショックは大きかったが「ここで勝つか負けるかでは違う」(鈴木亮)と奮起して臨んだ一戦を逆転勝ち。8連戦の最終戦白星で締め、ルヴァン敗退のショックを振り払った。野河田彰信監督は「難しい試合やった。最初の失点でどうなるか思うたけど、逆転してね。選手らが日々成長しているのを感じますね」と話し、イレブンのたくましさをたたえた。

 次節は8日、ホーム柏レイソルと対戦する。前回3月31日は控え選手主体ながら3ー0で圧勝。その時、主将としてゴールを決めた鈴木亮は「あの時はたまたま上手く噛み合っただけ。厳しい相手であるのは変わらないので、しっかり勝てるように準備したい」と気を引き締めた。

2023-06-30

[]鉾浜MF藤崎完全移籍で獲得 21年夏以来、2シーズンぶりの古巣復帰「感謝しかありません」

 オレオレFCは30日、鉾浜FCMF藤崎完全移籍で加入することを発表した。

 東京出身藤崎首都大学を経て、2019年オレオレFC入団プロキャリアスタートさせた。そのシーズンは16試合に出場したが、その後はチーム方針もあり、出場機会を失い、2021年夏に鉾浜FC期限付き移籍。翌2022年から完全移籍に移行していた。

 鉾浜FCでは本職のボランチだけでなく、センターバックサイドバックでも起用され、21年には17試合、昨年は32試合に出場したが、今シーズンはチームの不振スタイルの変更もあり、出番が減少。ここまでリーグ戦の出場はなく、天皇杯の1試合を記録するにとどまっていた。

 オレオレFCボランチ今季大卒新人村松が定着したが、控えは本来攻撃MFの18歳前田CBが本職の岩田一条らで補うなど層が薄く、補強ポイントに挙げていた。また、ボックストゥボックス型の村松とは違い、ボール奪取など守備が専門で、クラブを知る藤崎に白羽の矢を立てた。

 オレオレFCへ2シーズンぶりに復帰する事になった藤崎移籍ウィンドー明けの7月21日から出場が可能。なお背番号は「26」となる。クラブを通じてコメントしている。

ロイブルファミリアの皆様、ただいま!!今夏からもう一度、オレオレFCユニフォームを着させていただきますまさか自分プロキャリアスタートの地にまた戻って来られるとは思っていませんでしたが、もう一度、大好きなチーム、街、サポーターの前でプレーできることをとても嬉しく思いますし、感謝しかありません。このチームが更に上のレベルに行けるよう、自分が持っている以上の力を発揮できるように頑張ります!強いこだわり、覚悟を持って、ロイブルファミリアのために注げるように頑張りますので、応援宜しくお願い致します!!」

2023-06-29

[]鈴木潤「ベンチに入れなかった選手サポーターのためにも勝ちたかった」浦和との直接対決今季ワーストの4失点大敗 涙のグループステージ敗退決定…

YBCルヴァンカップ浦和4-1オレオレFC>◇第10節◇28日◇埼スタ

 ルヴァンカップグループステージ終戦28日に行われ、勝てば逆転突破オレオレFCアウェイ浦和レッズとの直接対決を1ー4で大敗し、湘南勝利した川崎に抜かれ、B組4位で終了。20年以来、3年ぶりのグループステージ敗退が決まった。0-1の後半8分、DF奈良田クロスFW鈴木亮が頭で合わせて同点に追いつくも、そこから後半16分に痛恨の失点。その後も2失点して突き放された。

 【写真グループステージ敗退が決まり、ガックリ肩を落とすオレオレFCイレブン

 試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、歓喜に湧く浦和とは対象的に、ロイブルイレブンはガックリ肩を落としたまま、うなだれた。逆転突破がかかった首位浦和との直接対決今季ワーストとなる4失点での大敗を喫し、3年連続グループステージ突破は叶わなかった。主将MF鈴木潤は試合後「今日はベンチに入れなかった選手応援に駆けつけてくれたサポーターのためにも勝ちたかった。(敗退に)力不足を感じますし、申し訳ないです」と、力なく話した。

 2位突破可能性は既になく、勝ち点9のオレオレFCは勝つしか逆転での首位突破はなかった浦和との大一番。しかし前半20分に右サイドを突破されて先制点を許し、劣勢に絶たされた。だが後半8分、左サイドを突破したDF奈良田クロスに反応したFW鈴木亮がヘディングをゴール右隅に決め、同点に追いつき、逆転突破への機運は高まったかに思えた。

 だが、後半16分、同20分に連続失点。それでもイレブンは諦めずに仕掛け、選手交代などで反撃に出るも、浦和の固い守備をこじ開けられず。逆に後半アディショナルタイムにも失点を許し、力尽きた。野河田彰信監督は「2失点目と3失点目の時間帯がな。追いついて、選手らも一騎加勢になってただけにもったいなかったよな。あれで前がかりになるしかなかったからな」と、敗因を挙げた。

 奮起する理由があった。24日のリーグ湘南戦でDF大村脳震盪、チーム最多10得点FW森永が足に痙攣を起こし、この試合は欠場。更に「みんなが頑張って、(逆転突破の)可能性を残してくれた」(鈴木潤)。苦しみながらも、勝ち点を積み上げ、最終戦まで逆転突破可能性を残してくれた控え選手森永大村のためにも勝ちたかった。

 ルヴァンカップは道半ばで終わった。しかし、野河田監督試合後、選手達を集めて「ここで気落ちしたらアカン。ここをどう次に繋げるかや」と奮起を促した。サポーターチャントイレブンを激励した。鈴木潤も「(浦和とは)まだ国立試合がありますし、リーグ戦も天皇杯もある。ここで気落ちせず、チームとして成長していきたい」と前を向いた。次は7月1日リーグ戦でのサガン鳥栖戦(駅スタ)。悔しさを糧にロイブル軍団が再び立ち上がる。

2023-06-26

[]28ルヴァン終戦で逆転突破かける。浦和直接対決 勝てば逆転突破

 28日にルヴァン杯グループステージ終戦が行われ、オレオレFCアウェイ浦和レッズと対戦する。勝てばグループステージ逆転突破が決まる直接対決に向け、26日はオレフィールドで調整。14日に行われたリーグ戦で敗れた主力メンバー主体に臨む可能性が濃厚。24日のリーグ湘南戦でハットトリックを決めたMF鈴木潤は「勝つだけです」と勝利だけを見据えた。

 リーグ戦だった前回対戦は前半の失点を取り返せず、シュート僅か4本で敗れた。この日の練習では攻守の切り替えと、相手ゴールに迫る積極的攻撃確認ボールを保持されて守備時間が続くことも想定しつつも、野河田彰信監督からは「前に、早く。そこを常に考えな」と熱い言葉を繰り返した。

 チームは24日のリーグ湘南戦で6ー0と圧勝。良いムードで挑む大一番に鈴木潤は「浦和個人能力は高い」と警戒しつつ「リーグ戦で悔しい負け方をしたので、それを取り返せるチャンスだと思います。チーム一丸で勝ちたいです」と、名誉挽回の一戦と位置付けている。勝てば逆転突破引き分け以下なら敗退の天地をかけた一戦で勇敢に戦い、自力奇跡を起こす。

オレオレFC突破条件

 既にB組は清水川崎湘南の敗退が決定。突破可能性があるのは浦和オレオレFCの2チームに絞られた。最終戦はこの2チームが直接対決オレオレFC勝利なら勝ち点12で並ぶが、対戦成績が優先されるカップ戦オレオレFC3月の対戦で引き分けているため、対戦成績で上回り、逆転で首位突破が決まる。浦和は2位の上位チームと勝ち点で下回るため、敗退が決定。既に自力2位での突破がないオレオレFC引き分け敗戦なら敗退が決まる。

2023-06-24

[]鈴木潤キャリア初のハットトリック!!湘南相手今季最多6発快勝

明治安田生命J1オレオレFC6-0湘南>◇第20節◇24日◇ロイスタ

 オレオレFCが後半戦初戦となったホーム湘南ベルマーレに6ー0で快勝。前半から攻守に主導権を握り、湘南を圧倒。MF鈴木潤ハットトリックを達成するなど、今季最多6発で粉砕した。

 【写真】後半4分、PKを決めてハットトリックを達成した鈴木潤イレブンから手荒い祝福を受ける。

 今節から限定ユニフォームの「夜鳴夏影蒼(よめいかえいそう)」を着用した初戦でロイブル軍団が幸先の良い後半戦快勝劇を収めた。立役者は今やエース主将として牽引する大黒柱鈴木潤だ。前半3分に弟・鈴木亮の低いクロスに反応し、トラップすると鋭いターンから相手をかわし、右足で先制ゴールを決めると、同33分にはMF村松の浮き球のパスに反応し、右足で蹴り込み追加点。後半4分にはPKを決めた。ハットトリックキャリア初となった。

 チームは後半17分にはDF奈良田、同43分にはMF前田プロ初ゴール、ロスタイムにはFWジュシエがGK松尾ロングフィードに抜け出し、GKをかわして無人ゴールマウスに流し込み、ダメ押し点を奪った。野河田彰信監督は「ちょっと出来過ぎやな(笑)。だけど、選手達がしっかりとハードワークした結果やからね」とイレブンを称えた。

 昨年、ホームラストプレーで失点し、敗れた湘南相手に1年越しのリベンジを果たした。試合後、鈴木潤は「(ハットトリックは)出来過ぎです。いつどんな時も湘南さんに勝つの簡単なことじゃない。それをしっかりチームとして成し遂げられたのは自信にしていきたいです」と、大きな白星を喜んだ。

 28日のルヴァン浦和戦を挟み、次節は7月1日アウェイサガン鳥栖と対戦する。アウェイ連戦となるが、幸先良い白星を後半戦の快進撃につなげていく。

○…4月29日横浜FM戦以来の出場となったGK松尾湘南相手に“リベンジ”を果たした。後半、湘南FW町野のシュート右手一本でセーブすると、的確なコーチングで無失点に抑え、後半終了間際にはロングフィードから抜け出したジュシエのゴールをアシストした。

 2月26日アウェイでの試合で先発出場を果たしたが、前半26分に右サイドめがけて蹴ったキックがそのままゴールマウスに入る失態。その後も精彩を欠き、前半だけで屈辱の交代。チームは引き分けたが、試合後は悔し涙を流した。

 松尾は「今日攻撃の方達に感謝です」としながらも、「まだまだ課題ばかりですが、あの試合プロの厳しさ、試合に挑む心構えを学んだ。それが今日は出来たと思います」と胸を張った。

○…FW森永DF大村が負傷交代した。大村は後半10分に相手と頭がぶつかり、そのまま倒れ込んだまま担架で退き、3分後には森永ピッチ座り込みトレーナーから試合続行不可能とされた。野河田監督は「(大村は)脳震盪森永は足に痙攣を起こしたから代えた」と説明した。

DF奈良田(後半17分に今季4点目のゴール)「狙える範囲だったので、打ったら上手く入ってくれた。(背番号6に変えて臨んだ初戦で)大事試合だったので、勝てて良かったです。次からも厳しい相手ばかりですが、恐れずに立ち向かっていきたい」

MF前田(後半43分プロ初ゴール)「浅田さんと、鈴木潤さんが上手く相手を引き出してくれた。ゴールは出来たが、全体的なプレーはまだまだ課題ばかりです」

●…湘南屈辱的な大敗を喫した。前半から攻守に圧倒され、対オレオレFC戦は昨年の5月の4失点を超える6失点。勿論、今季最多失点となり、新潟引き分けた柏に抜かれ、J2自動降格圏内の最下位に転落した。

 4失点した後から湘南サポーターが席を立つ場面も増え、応援拒否試合後は残ったサポーターからブーイングを浴びせられた。山口智監督は「結果が全ての世界で、腹立たしさを感じられる試合をしてしまった。我々は思いを背負ってこの仕事をしているので、皆さんの思いと歯がゆさを背負って結果につなげないといけないと思います」と話した。

[]ブラジル人MFヤゴリカルドの獲得を発表 ブラジルブラジリアから期限付き移籍

 オレオレFC23日、ブラジルブラジリアFCからMFヤゴリカルド期限付き移籍で加入すると発表した。期間は6月23日から12月31日まで。背番号は「21」に決まった。

 ヤゴリカルドは27歳。ブラジル出身で、クラブは184cm85kgと恵まれた体格を生かしたフィジカルの強さと突破力、左足のシュート力とキック精度を持ち味とし、ポジションは左サイド、左サイドバックなど、あらゆるポジションをこなせるとも評している。

 リカルド移籍ウィンドーが明ける7月21日から出場が可能になる。クラブを通じ「新たに加入する事になりましたヤゴリカルドです。この度、レベルの高い日本プレー出来る機会を頂き、嬉しく思います。一つでも多く、チームの勝利に貢献出来るように頑張りますので、応援宜しくお願い致します」とコメントした。

○…明日24日にホームで19位湘南と対戦するオレオレFCはオレフィールドで汗を流した。後半戦初戦となる一戦にMF鈴木潤主将は「前半戦と変わらず、チャレンジャー精神で戦うだけ」と意気込みを示した。

 湘南には昨年8月31日の一戦では、ラストプレー決勝点を決められ敗れた。途中出場だった鈴木潤は「あの悔しさを忘れた事はない」。18日のルヴァンカップでは逆転勝利を挙げた。今季は1勝2分と負けなしだが「(湘南も)この後半戦にかけてくる。大事試合ですし、しっかり準備して勝ちたい」と気を引き締めた。

○…GK松尾4月29日横浜FM戦以来、約2ヶ月ぶりに先発する可能性が出てきた。21日のルヴァン川崎戦でPKストップするなど、安定したプレー披露。この日は主力組に入った。

 野河田彰信監督は「(スタメンの入れ替えは)何人かはな」と示唆。前回2月26日アウェイ戦では先発も自らのミスで失点し、前半だけで退く屈辱を味わっただけに「その悔しさをぶつけたいです」と練習後、短い言葉ながら目をぎらつかせていた。

2023-06-21

[]4年ぶりに会場での株主総会 更なる高みへ、多良会長は補強を示唆「戦力の底上げは不可欠」

 オレオレFCは21日、都内某所で毎年恒例の株主総会を開いた。新型コロナウイルスにより、20からの3年間はオンラインでの開催だったが、規制緩和に伴い、今季は4年ぶりに会場での開催となった。

 株主からアクセストイレなど問題が指摘されるロイスタに代わる新スタジアム構想や選手に対する誹謗中傷防止対策スタジアムに行き来する際のシャトルバスの増加を求める意見が出た。更に2月に「蒼紺協会元幹部との確執で主力の大半が流出した件に対して厳しい声もあったが、多良初徳会長問題を起こした元幹部は既に懲戒解雇処分したことなどを説明し、そして「皆様にご迷惑をおかけした事を深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 株主総会後、取材に応じた多良会長は「様々な意見を得られ、有意義時間だった。(株主からの)“とにかく頑張ってくれ”、“面白いサッカーをしている。また応援に行きます”という熱い視線、声援を貰いましたし、それを力に変えて、リーグ戦残り19試合天皇杯ルヴァンカップを含めて頑張りたいと思います」と話した。

 チームは現在勝ち点31で8位。昨年の同時期を超えるペースで勝ち点を積み上げて前半戦を折り返した。首位横浜Fマリノスとは勝ち点8差。多良会長は「現在の成績は野河田彰信監督と残った選手達が力を合わせて得た成績」と称えながらも「チームも我々も現状に満足はしていないし、これからも更なる高みを目指して頑張っていくと思います」と更なる活躍を期待した。

 夏場の補強については、既にブラジル人MFヤゴリカルドの獲得は決定的だが「中津真吾GMを中心にチーム統括本部全体で考えている。まだまだ選手層の薄いポジションはありますし、今後の事を考えれば、戦力の底上げは不可欠。その方向で進めています」と、更なる補強の可能性を示唆した。

2023-06-19

[]ロスタイム鈴木亮の決勝弾で劇的勝利。逆転突破へ望みを繋ぐ

YBCルヴァンカップ1次リーグ第6節:オレオレFC3-2湘南>◇18日◇B組◇ロイスタ

 オレオレFCが1次リーグ突破に望みを繋いだ。

 負ければ、1次突破絶望的となる一戦にホーム湘南と対戦したが、後半15分までに0-2。しかし同27分、途中出場のMFジュシエのゴールで反撃すると、後半38分にFW森永得点で追いついた。そしてロスタイムには途中出場のMF鈴木亮のゴールで逆転勝利を掴んだ。

 決勝弾の鈴木亮は「苦しい試合でしたけど、同点に追いついて、スタジアムボルテージも最高潮だった。自分がこの試合を決めるという気持ちで入りました」と振り返った。

 これでB組2勝2分2敗、勝ち点8に伸ばし、湘南試合のなかった川崎を抜いて3位に浮上した。21日もアウェイ川崎と対戦。負ければ突破絶望的となる状況は変わらない。来月1日の鳥栖戦まで9連戦という過密日程だが、主将鈴木潤は「こういう状況が自分達を強くする。次も勝つだけです」。1次リーグも残り2試合、逆転突破ロイブル軍団は諦めずに戦う。

○野河田彰信監督(逆転勝利に)「前半はなかなかプレスがハマらず苦しかったが、途中出場の選手達がよう頑張った。過密日程ですけど、その中で我々はやるしかないし、勝たなアカンので、次もそれは変わらない」

[]ブラジル人MFヤゴリカルドを獲得へ。既に来日練習に参加

 オレオレFCは18日、今夏の新戦力として、MFヤゴリカルドを獲得する事が明らかになった。既に契約合意に達しており、今週中にも発表される。

 ヤゴリカルドブラジル出身の27歳。177cm69kgで主に左サイドを主戦場としており、サイドバックもこなし、スピードと左足のキック精度に定評がある。今季5月までブラジルブラジリアFCに在籍していた。

 チームは左サイドを主戦とする選手が手薄。ヤゴリカルドは既に来日しており、練習にも参加。実力を評価して打診に至った。スムーズに行けば、移籍ウィンドー明けとなる来月21日から出場が可能となる。

○阪京大GK有馬来季加入が内定「チームの更なる上昇に向けて、精一杯頑張りたい」

 オレオレFCは19日、阪京大GK有馬24シーズン加入内定を発表した。

 大阪府出身有馬は191cm93kgの大型GK無名存在だが、ハイボールの処理や足元の技術に優れている。地元関西地方東海地方クラブも興味を示していたが、昨年から練習に参加していたオレオレFC選択した。

 有馬クラブを通じ「来シーズンから加入することになりました有馬です。チームの更なる上昇に向けて、精一杯頑張りたいと思います応援宜しくお願い致します」などとコメントした。

2023-06-16

[]3試合ぶりの敗戦…。シュート僅か3本、前半戦は8位

明治安田生命J1浦和1-0オレオレFC>◇第19節◇14日◇埼スタ

 オレオレFCアウェイ浦和レッズに0ー1で敗れ、前半戦最後試合白星で飾れなかった。

 日本代表に緊急招集されたMF伊藤敦樹がメンバー外。疲労考慮し、ベテラン興梠慎三酒井宏樹らがスタメンから外れた試合は前半32分、MF安居の強烈ミドルで失点。反撃に出るも、浦和ハイプレスに苦しみ、固い守備をこじ開けられず、シュート僅か3本に封じられた。

     ◇   ◇   ◇

 ロイブル軍団今季最少シュート3本で今季3度目の0封負けを食らった。メンバーを入れ替えた浦和が想定以上だったかと問われた野河田彰信監督は「そうやな。(浦和は)初回から飛ばしていたからなあ。まあ後半の25分ぐらいかなあと思っていたけど、(プレーが)落ちんかったよなあ、ほんまに」と、相手をたたえるしかなかった。

 連戦考慮し、村山森下らを外し、前節・新潟戦でプロ初ゴールを決めたMF田中スタメン出場を果たしたが、浦和プレスに苦しみ、持ち味のドリブルは鳴りを潜め、前半だけで退いた。田中は「何もできなかった。悔しいです」と、唇を噛み締めた。

 前半戦最後試合白星で飾れなかった。それでも、開幕前、断トツの降格候補最下位間違いなしと言われたチームは8位で折り返した。野河田監督は「満足はしてへんけど、選手らは成長しているから」と一定の評価を下した。

 18日のルヴァン、後半戦初戦となる24日の次節はホームでいずれも湘南ベルマーレ戦。鈴木潤は「後半戦もチャレンジャー精神で頑張りたい」と気持ちを切り替えた。

2023-06-13

理詰めでは上手くいかない世界がある

いわゆるオベンキョウばっかりしてきた頭良い人って、全てのことに理由があって、筋が通ってないと悪 って思ってないかしら。

それって、0 → 1 のフェーズ通用すんのかな。

経験上、俗に言うPMFまでは感覚的なもので成り立ってることが多い。

理論再現性フェーズに行くまでは、感覚の方が信頼できる。

それを理詰めしていくのは、ナンセンスだと思う。

とか思ってるんだけど、それをわかってない奴多くないかしら。

それか、私が間違ってる?

[]J1初対戦で3発快勝!森永、初の二桁ゴールに、右足首靭帯損傷で離脱田中も復活弾!

明治安田生命J1オレオレFC3-1新潟>◇第18節◇11日◇ロイスタ

 オレオレFCホームアルビレックス新潟との「J1初対決」に臨み、3ー1で勝利し、連勝を飾った。前半25分、セットプレーからFW森永が頭で決め、今季二桁に到達するゴールで先制。後半17分に追いつかれたが、3分後にMF村松のゴールで勝ち越し。同38分には右足首靭帯損傷で離脱していたMF田中プロ初ゴールで新潟を振り切った。

 新人ながら二桁ゴールを達成した森永は「(鈴木潤選手から)良いボールが来たので、決めるだけだった。(二桁ゴールは)目標にはしていたが、こんなに早く達成出来たのは想定外。周りのおかげです」と喜んだ。

 2月26日湘南戦で右足首靭帯損傷し、7日の天皇杯で復帰した田中は後半38分に持ち味のドリブルで切れ込み、ダメ押しとなるプロ初ゴール。「体調が100%になり、キレも増してきた」。今後は「怪我迷惑をかけた分、これからスタメンも狙えるように仕掛けるプレーもしたいです」と活躍を誓った。

 守備では1失点はしたが、持ち味のハイプレスベルギー・シントトロイデン移籍が決まっている新潟MF伊藤涼太郎を抑え込んだ。野河田彰信監督は「立ち上がりから集中して試合に入ってくれたからな。そこが勝因やね」と話した。

 今季19試合目となる14日の次節アウェー浦和レッズ戦は前半戦ラストゲーム森永は「圧倒されると思いますが、しっかり準備をして勝ちたいです」と気を引き締めた。

2023-06-11

[]11日、ホーム新潟戦。MF鈴木潤、シントトロイデン移籍新潟MF伊藤涼太郎を「素晴らしい選手」も連勝へ「自分達のスタイルで楽しんでいきたい」

 オレオレFC11日のアルビレックス新潟戦(ロイスタ)に向け、10日はオレフィールドで調整した。ここまでリーグ戦全16試合に出場し、6ゴール9アシストエースとして攻撃を牽引するMF鈴木潤ベルギー・シントトロイデンへの移籍が決まった新潟MF伊藤涼太郎について「素晴らしい選手」と警戒しつつ、「自分達のスタイルで楽しんでいきたい」と連勝を誓った。

 チームは前節のFC東京戦では3ー2と逆転勝利ロスタイム鈴木潤が決め、5試合ぶりの白星を掴んだ。天皇杯2回戦も若手主体圧勝鈴木潤は「チームは少しづつ良くなっている」と手応えを掴みつつ、「まだまだ、やるべき事はたくさんあるので、突き詰めていきたいです」と更なる高みを目指す。

 新潟にはリーグ戦全16試合に出場し、7ゴール4アシストエースとして攻撃をけん引してきた伊藤涼太郎がいる。鈴木潤は「(伊藤は)素晴らしい選手ですし、間で受ける技術や展開する力は新潟の脅威なので、そこをさせないことが大事になってくる」と警戒する。伊藤は15日の京都サンガFC戦を最後にシントトロイデンに行く。「最初最後試合。ワクワクしてますし、自分達のスタイルで楽しんでいきたいです」と話した。

 J2時代の対戦成績は18年のみだが1勝1敗。J1初対戦となる試合新潟攻撃を牽引する司令塔リスペクトしながらも、変わりなく勝利を目指す。

2023-06-07

[]宇治枝に6発快勝。浅田山口、ジュシエ、森田前田山田がゴール

天皇杯全日本選手権オレオレFC6-0宇治枝>◇7日◇2回戦◇ロイスタ

オレオレFCは、JS宇治枝を6―0で退け、初戦突破した。

 今大会初戦に臨んだオレオレFCは、3日のリーグ戦東京(〇3ー2)の先発からDF伊藤を唯一残し、GK松尾MF前田など10人をチェンジ。前半から主導権を握り、13分MF森田が左サイドを破り、ミドルシュートを放ってゴール右隅に決めて、先制点。27分にはCKからFW山口が頭で合わせて追加点を奪った。

 後半も攻撃の手を緩めず、9分に前田こぼれ球に反応し、技ありループを決めて3点目。16分には前田パスに抜け出したMF山田GKとの1対1を制して4点目。27分にはFW浅田が、DF小野寺クロスを頭で合わせて5点目。ロスタイムには途中出場のFWジュシエがゴールを決め、ダメを押した。

 初戦という難しい試合ながら、余裕を持った試合運びで初戦を制し、選手層の厚さを見せつけたロイブル軍団。次戦3回戦はJ2磐田7月12日場所未定)と対戦する。

2023-06-04

[]今年は違うぞ!!ロスタイム鈴木潤が決めて4試合ぶりの白星ハーフタイム河田監督の喝が効いた

明治安田生命J1オレオレFC3-2FC東京>◇第17節◇3日◇ロイスタ

 オレオレFCが3-2と逆転でFC東京を下し、リーグ戦4試合ぶり、公式戦は6試合ぶりの白星を挙げた。開始44秒で先制しながら、前半終了間際に逆転された。それでも相手に退場者が出て、後半35分に途中出場のMFジュシエの今季初ゴールで追いつき、引き分け濃厚のロスタイムMF鈴木潤のゴールで勝ち越した。7日の天皇杯2回戦(宇治枝戦 ロイスタ)を挟み、次節は10日、ホームアルビレックス新潟と対戦する。

写真】後半ロスタイム、劇的ゴールを挙げた鈴木潤に駆け寄るオレオレFCイレブン

 ゴールが決まった瞬間、イレブンサポーター歓喜に包まれた。後半ロスタイムパス交換からボールを受けた鈴木潤は右足一閃。鋭いシュート相手GKも反応出来ない速度でゴール左隅に決まった。鈴木潤は「もう一度、決めたら褒めてやると言われても出来ないゴール」としながら「今日勝てたのは大きい」と笑顔で振り返った。ゴール後は喜びを爆発させ、サポーター席に駆け寄って、イレブンサポーターとともに喜びを分かち合った。

 

 開始44秒にMF奈良田のゴールで先制したオレオレFCだが、同26分、35分とセットプレーから立て続けに失点。攻撃でも精彩を欠くシーンもあった。意気消沈するイレブンハーフタイム、野河田彰信監督は「(敗れた)名古屋戦と同じやんか!!また負けるんか!?」「昨日、練習でやった事を思い出せ」とカツを入れた。

 後半は積極的選手交代を行った。15分に右ハムストリング肉離れ離脱していたDF岩田MFジュシエを投入。岩田は配球力でチャンスを作り、ジュシエは持ち味のスピードで完調をアピール相手に退場者が出た後半29分にはFWトーマス・ノレジー、MF小野寺を入れ、更に攻勢を強めた。岩田は「自分役割が出来て、勝てた事が嬉しい」と胸を張った。

 前節・名古屋に敗れ、リーグ戦は3試合公式戦5試合勝利鈴木潤は同戦後感情的になるくらい「悔しかった」。昨年も清水に敗れ、19試合勝利を喫した“悪夢”もよぎったが、今季は最小限で食い止めた。野河田監督は「今日負けたら、ズルズル行くと思うてた」。ハーフタイムの喝には「僕、与えてへんけど…」と苦笑い。劇的勝利に「(退場者が出るなど)相手に助けられたけどな」としながらも「こういう状況で追いついて、最後エースがね。勝ち切れたのは大きいですね」と称えた。

 天皇杯を挟み、次節はホーム新潟と対戦する。鈴木潤は「満足することなく、次も勝って上位に行きたいです」と意気込んだ。

2023-06-03

[]野河田監督「そら絶対に止めなアカン」3日、ホーム東京戦 1ヶ月ぶり本拠地勝利だ!

 オレオレFCは3日、1ヶ月ぶりの本拠地FC東京と対戦する。2日は大雨の中、ロイスタで2時間の非公開練習を行った。

 先月27日の名古屋戦に敗れ、リーグ無敗が「10」で途切れた。チームは現在リーグ戦は3試合公式戦は5試合勝利。野河田彰信監督は「去年みたく、ズルズル行くのは良くないからな。1ヶ月ぶりの本拠地やし、そら絶対に止めなアカン。止めるためにはどうするかいうことやろ」とイレブンの奮起を促した。

 この日は東京対策と同時に球際の攻防など、基本を中心としたトレーニングを行ったと言い「全体的な練習はできても、それを実践できるか、そこやな」とポイントを挙げる。

 明るい話題もある。先月7日の横浜FC戦で右ハムストリング肉離れ離脱したDF岩田戦線復帰。MFジュシエもこの日、全体練習に合流した。野河田監督は「スタメンはない。7日の天皇杯から」としつつも「ベンチには入る」と明言した。

 対東京戦は過去3試合連続負けなし。だが指揮官は「油断したら、負けるからな。隙を作らせずにやるかどうかやな」と気を引き締める。1ヶ月ぶりの本拠地勝利し、昨年、失速した悪夢払拭する。

○…オレオレFCが夏限定ユニフォームを発表

 オレオレFCが夏限定ユニフォームを発表した。ネイビーとシャドウブルーベースにしたユニフォームで、名を「夜鳴夏影蒼(よめいかえいそう)」とした。

 対象試合20湘南ベルマーレ戦、22節柏レイソル戦、24サンフレッチェ広島戦、26節北海道コンサドーレ札幌戦、27節京都サンガFC戦、28鹿島アントラーズ戦となる。

 MF鈴木潤は「昨年は限定ユニフォームで一回も勝てず、悔しい思いをしたので、このユニフォームで、今年は多く勝ちたい」と意気込んだ。

フィールドプレイヤー

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GKユニフォーム

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2023-05-30

[]名古屋に敗れ、11試合ぶり黒星 野河田監督今日監督の采配が問題

明治安田生命J1名古屋2-1オレオレFC>◇第16節◇27日◇豊田

 オレオレFC名古屋グランパスに敗れ、リーグ戦11試合のぶり黒星を喫した。開始27秒で先制を許し、後半も追加点を許して不利な展開に。後半41分に途中から出場したFW浅田のゴール1点差に迫ったが、追いつけなかった。アウェイ3連戦は2分1敗と勝てず。公式戦5試合勝利で次節は来月3日、ホームFC東京と対戦する。

    ◇   ◇   ◇   ◇

写真名古屋に敗れ、うなだれオレオレFCイレブン

 アウェー席をロイヤルブルーに染めたサポーター挨拶した後、普段は冷静なMF鈴木潤主将は、悔しさのあまりペットボトルを地面に叩きつけた。「感情的になるくらい悔しい。チャンスは作れていたので、最低同点にはしたかった。イージーミスを無くさないと強いチームにはなれない」と悔しがった。

 野河田彰信監督堅守名古屋撃破システムを4ー2ー3ー1で臨んだ。しかし、いきなり失点し、戸惑いもあったのか、パスミスなど精彩を欠くシーンも増えた。後半は伊藤鈴木亮を投入するも、10分に追加点を献上。それでもイレブンは諦めずに名古屋ゴールに向かうと、徐々に調子を上げ、後半41分に途中出場のFW浅田森永からパストラップし、右足でシュート。左ポストにはね返りながら決めた。

 「前の試合(ルヴァン清水戦は)で負けたので挽回たかった。やってやるぞ、という気持ちでした。(ゴールは)迷わず振り抜けた。1点取れば、時間はあったので、追いつけるチャンスがあると思っていた」。地元愛知で”凱旋ゴール“。逆転を信じて諦めなかった。だが、守りを固めた名古屋を崩しきれず。意地の1発も、勝利に届かなかった。「勝てなかったのは悔しいです」と唇を噛んだ。

 野河田監督は「選手らは諦めずに戦ってくれた」と称え、怒りの矛先を自身に向けた。「選手サポーター最後までファイトして勝ち点3を目指す中で、今日監督の采配が問題やな。起用にしても、采配にしても、ホンマにしょーもない事を僕がしてしまった。申し訳ないと思っている」。

 11試合ぶりの黒星。昨年も10試合負けなしを記録しながら、6月清水戦に敗れてから悪夢の19試合勝利を喫した。アウェイ3連戦を2分1敗て終え、次節から東京新潟ホームでの連戦となる。真価が問われる一戦に鈴木潤は「今日敗戦は悔しいが、良い教訓として、もう一度、向上心を持ってやっていきたい。連敗していたら上位には行けない」と前を向いた。

2023-05-25

[]GS突破に黄信号アイスタで初黒星 後半、追いつくも、終盤に勝ち越される

YBCルヴァン杯清水3-2オレオレFC>◇1次リーグ第5節◇24日◇アイスタ

 オレオレFCアウェイ清水エスパルスに3ー2で敗れ、グループステージ突破に黄信号が灯った。前半30分に失点すると、同42分にも追加点を献上。負けられない試合で後半は選手交代で流れを変えると、18分に途中出場のMF鈴木亮のゴールで1点差に迫ると、22分にはMF奈良田のゴールで追いついたが、後半37分に決勝点を献上した。

写真清水に敗れ、ガックリ肩を落とすオレオレFCイレブン

 後半の猛攻も終わって見れば、悔しさと疲労感だけが残る敗戦に終わった。過去4年、負けなし(1勝3分)だったアイスタ日本平で初黒星を喫し、試合後、サポーターのブーイングをイレブン、野河田彰信監督は厳しい表情で受け止めた。

 清水のサイド攻撃を封じるため、前半は3バックを敷いたが、思うようにボール支配が出来ず、2失点を喫すると、野河田監督は後半開始からMF鈴木亮とFW浅田を投入。システムを4ー2ー3ー1に変更すると、流れが変わり、同18分に左サイドを突破した鈴木亮が1点差に詰め寄るゴールを決めると、同22分には浅田クロスこぼれ球奈良田が反応し、押し込んで追いついた。

 しかし、落とし穴が待っていた。後半37分、セットプレーからFWチアゴサンタナに決められ、痛恨の失点。ルヴァンカップはこれで連敗。公式戦4試合勝利となった。来月となる次節15日は試合がなく、湘南清水に、川崎浦和勝利すると、川崎浦和戦の連勝しか突破の道はなくなる。

■野河田彰信監督(敗戦に)「前半が全てやな。何もかもが後手後手やったから。後半は良くなったけど、やっぱ勝負事は勝たなアカン」

鈴木亮(1点差に詰め寄るゴール)「流れを変えるつもりだったけど、勝てなかったら意味が無い。この数試合は悪いところばかり目立つ。もう一度、(27日名古屋戦までに)修正していきたいです」

2023-05-22

[]森永同点弾で首位神戸から貴重な勝ち点1。10試合負けなし「負ける雰囲気はなかった」来季加入内定宮崎リーグ戦デビューで好プレー連発

明治安田生命J1神戸1-1オレオレFC>◇第15節◇20日ノエスタ

オレオレFCが、首位ヴィッセル神戸引き分けた。前半26分に警戒していたFW大迫勇也に先制点を献上したが、後半22分、相手パスMF奈良田カットして、FW森永パス森永相手GKをかわし、落ち着いてゴールネットを揺らし、同点に追いついた。来季加入が内定しているMF宮崎リーグ戦デビューで安定したプレー披露。チームは10試合負けなしとなった。アウェイ3連戦最後となる次節は27日、名古屋グランパスと対戦する。

写真】後半22分、森永が同点ゴールを決める。

 同点に追いつき、森永サポーターの元へ向かって吠えた。後半22分、相手DFパスMF奈良田カットすると、すぐさま森永パス相手GKとの1対1を冷静にかわし、そのままゴールネットを揺らした。「負ける雰囲気は全くなかった。冷静に決められて良かったです」と森永試合後、今季9点目を振り返った。

 野河田彰信監督は前日「秘策を投入するよ」と話していた。その言葉通り、この日は来季加入内定MF宮崎ボランチで起用。DF一条MF村松と3ボランチ形成した。野河田監督試合後「守備的?ちゃうよ。3人でプレスかけて、カバーしながら、神戸の中盤3人を機能不全にしたかったんや」と意図説明した。

 大迫に決められた前半26分の失点は相手の早いクロス対応出来なかったが、それ以外はハイプレス神戸の中盤に仕事をさせず。大迫も前半に得点した以外は孤立し、下がって受けるシーンもあった。吉田孝行監督も「相手の術中にハマり、自分達らしさを出せなかった」と悔やんだ。

 DF岩田MFジュシエが負傷、GK松尾MF前田代表遠征中という中で宮崎デビュー戦で好プレー披露した。野河田監督は「やっぱり争わせるっていう意味でな。入ってくる隙間がないくらいのチーム状況にもならんと強くはなれへんから。また争いが激しくなっていくと信じてるよ」と競争激化に目を細める。

 戦術がハマり、チーム全体が良い立ち位置パスをつなぎゴールに迫った。しか勝ち越し点は奪えず、首位から金星は逃した。指揮官は「勝てんかったのは残念。まだまだ甘さもある」と指摘。森永も「チームの流れは良かったので、僕も含めて、勝ち切るプレーに繋げないと」と課題を口にした。

 ルヴァン清水戦を挟み、アウェイ3連戦最後となる次節は3位の名古屋と対戦。「ずっと負けている相手なので、次は勝利につながるゴールを決めたい」と森永20年以来、白星のない相手からのゴールと勝利を誓った。

MF宮崎(リーグ戦初出場に)「(スタメンは)水曜日試合後に言われた。緊張はなかったです。自分らしさを出せた時とそうじゃない時が激しかったので、(今後は)その波をなくしていけるように練習から意識していきたいです」

2023-05-18

[]ルヴァン黒星。若手奮闘も後半41分に痛恨の失点…

YBCルヴァン杯オレオレFC0-1川崎>◇17日◇1次リーグロイスタ

オレオレFCルヴァン1次リーグ川崎フロンターレに0―1で惜敗し、初黒星を喫した。ユース所属DF田曽野、MF後藤スタメン特別指定選手のナゴ大DF赤堀、ヤマ大MF宮崎公式デビューを飾ったが、0ー0で迎えた後半41分にCKから痛恨の失点を喫した。

写真】後半41分に失点し、ガックリ肩を落とすオレオレFCイレブン

 今後を見据え、メンバー全員を入れ替えた試合。ユース所属DF田曽野、MF後藤スタメン特別指定選手のナゴ大DF赤堀、ヤマ大MF宮崎がベンチ入りした。試合開始から川崎に主導権を握られたが、GK中原、14日福岡戦で一発退場したDF伊藤を中心に決定機を作らせない。前半を折り返すと、後半は10分にユース所属MF星野DF金沢、25分には赤堀宮崎を投入。星野金沢積極的ドリブル宮崎は球際の強さ、赤堀長身を生かしたプレーで決定機も作ったが、決めきれない。

 このまま引き分け濃厚かと思われた後半41分。左CKからこぼれ球を押し込まれ、痛恨の失点。今大会黒星を喫した。順位はB組3位。24日はアウェイ清水エスパルスと対戦する。

■野河田彰信監督(ルヴァン黒星に)「あそこまでは粘れたけどな。今日メンバーはこれからやらなアカンわけやから、何かを掴んで、将来に生かしてくれればエエ」

■ユースMF後藤(スタメン出場)「緊張はなかったが、自分の思い通りのプレーが出来ず悔しい。ただ刺激になるところもあった。もっと練習から成長していきたいです」

2023-05-14

[]福岡戦初勝利ならず…スコアレスドロー。不可解判定、伊藤退場もGK望月好守で無失点に抑える

明治安田生命J1福岡0-0オレオレFC>◇第14節◇14日◇ベススタ

 オレオレFCは敵地でアビスパ福岡スコアレスドローに終わり、同戦の初勝利はならなかった。前半終了間際に退場者が出て10人となり、福岡の猛攻に遭ったが、GK望月が立て続けに好セーブを連発。終盤には決定機もあったが、決めきれなかった。それでもチームは9試合負けなし。17日のルヴァン川崎戦を挟み、次節は20日アウェイ首位ヴィッセル神戸と対戦する。

写真試合後、サポーター挨拶するオレオレFCイレブン

 不可解な判定、数的不利でもチームはしっかり守り抜いた。前半ロスタイム3バック中央プレーしていたDF伊藤相手に対する危険プレーと判定され、レッドカードが与えられ、一発退場。数的不利となった後半はシュート14本を浴びる猛攻に耐えながら、GK望月が好セーブを連発した。望月は「自分がしっかりしないといけないので、やるしかないと割り切った。結果は悔しいですが、勝ち点1は前向きに捉えたい」と振り返った。

 J2時代を含め、過去6分8敗と1度も勝ったことのなかった福岡相手に、今回も初白星を挙げられなかった。試合後、主審に抗議した野河田彰信監督伊藤の退場に「足の裏、引っこ抜いとるし、ボールに行ってるからな。あれが退場と判定されたらたまらんよ」と不満を示しつつ「粘れたのは進歩よ」とイレブン評価した。

 17日のルヴァン川崎戦を挟み、次節はアウェイ首位神戸戦。MF鈴木潤は「自分達の力がどこまで神戸通用するか。しっかりと戦って、勝ちたい」と語った。

2023-05-08

[]鈴木潤子供達に有言実行の先制弾!DF岩田負傷交代も横浜FCに3発圧勝GWを良い形で締めれた」次節からアウェイ3連戦

明治安田生命J1オレオレFC3-0横浜FC>◇第13節◇7日◇ロイスタ

 オレオレFCが、横浜FCに3ー0で圧勝。2試合連続無失点の連勝を飾った。前半終了間際、MF鈴木潤PKを右足で冷静にゴール左隅に沈め先制点を挙げると、後半もFW森永浅田のゴールで追加点。DF岩田が前半途中で負傷交代するアクシデントはあったが、相手シュートを僅か4本に封じた。次節からアウェイ3連戦。初戦は14日にアビスパ福岡と対戦する。

    ◇   ◇   ◇

 GW最終日で3発圧勝横浜FCを寄せ付けず、快勝を収めた。MF鈴木潤は「ホームで負けるわけにはいかなかった。雨の中で応援に駆けつけてくれたサポーターの方々に勝利を見せられたのは嬉しいです」とうなずいた。

 ボール支配しながら、横浜FCの固い守備にゴールをこじ開けられず、前半22分にはDF岩田が足を痛め交代するアクシデントもあったが、払拭したのはエースのゴールだった。相手GKパスカットした鈴木潤ドリブルペナルティーエリア内に侵入し、相手GKに倒されPKを獲得。自らゴール左に決め先制。2試合連発となる今季5ゴール目を挙げた。

 前日の6日に「僕達のプレーやゴールを見て夢や目標を与えたいと思っていますし、そういうきっかけになれば」と話していた鈴木有言実行ゴールを挙げると、後半6分にはDF村山クロスFW森永がヘッドで決め、実に4試合ぶりの8ゴール目。同17分にはカウンターからFW浅田が豪快なシュートを決めた。

 アクシデントにも負けなかった。岩田の負傷交代で3月31日柏レイソル戦以来の出場となったDFレナトは落ち着いた対応相手にチャンスを作らせず。更にこれまで出番が少なかったMFハン・ジョンフやDF小林らも出場させる余裕の采配で快勝。チームはGWを2勝1分で締めた。野河田彰信監督は「連戦の中で、ある程度底上げ必要やったからな。この3連戦はそれが出来た」と満足げに振り返った。

 次節からアウェイ3連戦。初戦は福岡と対する。鈴木潤は「ずっと負けている相手。なんとしても勝ちたい」。これまで未勝利相手に悲願の白星を目指す。

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