2023-06-29

[]鈴木潤「ベンチに入れなかった選手サポーターのためにも勝ちたかった」浦和との直接対決今季ワーストの4失点大敗 涙のグループステージ敗退決定…

YBCルヴァンカップ浦和4-1オレオレFC>◇第10節◇28日◇埼スタ

 ルヴァンカップグループステージ終戦28日に行われ、勝てば逆転突破オレオレFCアウェイ浦和レッズとの直接対決を1ー4で大敗し、湘南勝利した川崎に抜かれ、B組4位で終了。20年以来、3年ぶりのグループステージ敗退が決まった。0-1の後半8分、DF奈良田クロスFW鈴木亮が頭で合わせて同点に追いつくも、そこから後半16分に痛恨の失点。その後も2失点して突き放された。

 【写真グループステージ敗退が決まり、ガックリ肩を落とすオレオレFCイレブン

 試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、歓喜に湧く浦和とは対象的に、ロイブルイレブンはガックリ肩を落としたまま、うなだれた。逆転突破がかかった首位浦和との直接対決今季ワーストとなる4失点での大敗を喫し、3年連続グループステージ突破は叶わなかった。主将MF鈴木潤は試合後「今日はベンチに入れなかった選手応援に駆けつけてくれたサポーターのためにも勝ちたかった。(敗退に)力不足を感じますし、申し訳ないです」と、力なく話した。

 2位突破可能性は既になく、勝ち点9のオレオレFCは勝つしか逆転での首位突破はなかった浦和との大一番。しかし前半20分に右サイドを突破されて先制点を許し、劣勢に絶たされた。だが後半8分、左サイドを突破したDF奈良田クロスに反応したFW鈴木亮がヘディングをゴール右隅に決め、同点に追いつき、逆転突破への機運は高まったかに思えた。

 だが、後半16分、同20分に連続失点。それでもイレブンは諦めずに仕掛け、選手交代などで反撃に出るも、浦和の固い守備をこじ開けられず。逆に後半アディショナルタイムにも失点を許し、力尽きた。野河田彰信監督は「2失点目と3失点目の時間帯がな。追いついて、選手らも一騎加勢になってただけにもったいなかったよな。あれで前がかりになるしかなかったからな」と、敗因を挙げた。

 奮起する理由があった。24日のリーグ湘南戦でDF大村脳震盪、チーム最多10得点FW森永が足に痙攣を起こし、この試合は欠場。更に「みんなが頑張って、(逆転突破の)可能性を残してくれた」(鈴木潤)。苦しみながらも、勝ち点を積み上げ、最終戦まで逆転突破可能性を残してくれた控え選手森永大村のためにも勝ちたかった。

 ルヴァンカップは道半ばで終わった。しかし、野河田監督試合後、選手達を集めて「ここで気落ちしたらアカン。ここをどう次に繋げるかや」と奮起を促した。サポーターチャントイレブンを激励した。鈴木潤も「(浦和とは)まだ国立試合がありますし、リーグ戦も天皇杯もある。ここで気落ちせず、チームとして成長していきたい」と前を向いた。次は7月1日リーグ戦でのサガン鳥栖戦(駅スタ)。悔しさを糧にロイブル軍団が再び立ち上がる。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん