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はてなキーワード: 藤井とは

2020-07-31

師弟関係理想の形

リアルでも創作でも師弟関係があると注目してしまう。

藤井棋聖杉本八段の関係を見て、師匠ってのは弟子より強くなければならないわけじゃないことに気付かされた。天才、とくに将棋のそれは顕著かもしれないけれど、見守り支える師匠とその元で大いに羽ばたく弟子の良さは尊い

でも、いろんな創作の中にある師弟関係も好きなのだ

超えられない壁としてずっと立ちはだかり続ける師匠。時に友でありライバルでもある師匠。ふだんはまるで頼りないのにいざとなると半端ない師匠エロすぎる師匠。それぞれの師弟関係が好きだ。

棋界には藤井壮太というチー牛オブチー牛がいるが

棋界には藤井壮太というチー牛オブチー牛がいるが、誰も彼の容姿揶揄しない。

ゲーム業界がチー牛で燃えてるのとくらべると、やはり棋界は成熟した大人世界という感じがする。

2020-07-28

anond:20200728113438

その通りだね

ネット上で藤井棋聖とか大谷とか所謂成功した人たちを叩きまくってる連中がいるけど

あいつらはみんな自己評価低いが故に成功した人たちを妬んで批判してるだけ

自己評価低い」と「他人に異常に厳しい」ってのはいくらでも両立する

2020-07-26

自由恋愛優生学とかアホすぎて笑う

https://anond.hatelabo.jp/20200725181538

優生学への批判ってのは権力側が何を「優れている」「優れていない」と決めつけてそれを個人押し付けから問題になっているんだろ。

個人自由恋愛して良い遺伝子を残そうとするのは何の問題もない。それは普通のことだし何が良いか何が悪いかなんてその人の価値観なんだから他人がどうこう言える問題じゃない。

優生学が恐ろしいのは権力濫用に容易に繋がるからだ。頭が良い人だけ残そう、容姿が良い人だけ残そう、劣っている人々は子供を残してはいけない、とか「良い」「悪い」のその時のその権力価値観しか過ぎないもの個人押し付けるのは本当に酷いことだと思うよ。例えば藤井クンが将棋天才であることを今の日本の世の中はたまたま評価しているけどさ、仮に彼が将棋とか関係ない南の島に生まれてたらどうなるんだ。別に優れた遺伝子でもなんでもないだろう。何が優れていて何が優れていないかなんてのは時代文化によって大きく変わるのにその価値観国家押し付けられるのは恐ろしくないのか。ナチスが恐ろしいのは頭の良いユダヤ人が目障りだから排除たからだよ。どう考えてもユダヤ人遺伝子というか文化の方が優秀なのにそれが気に入らないドイツ人が劣っていると決めつけて排除しようとしたんだよ。

優生学個人自由制限するから批判されてるんだ。障害者救済のためじゃない。くじ引き個人自由を奪ってどうする。

2020-07-25

anond:20200725170741

人権無視とか言ったって、本人だって人権なんてことはわかっていて、非常に稀な素質を持つ有益人間について人権を停止してもいいんじゃないかってところから始まってるんだから人権重要性をいくら指摘したところで平行線だろうよ。

「どの業界でも遺伝子トップを決める」と思っていて、かつ、「国が配偶者を決めることで遺伝子コントロールできる」と思っていて、かつ、「国にとって有益天才配偶者を決める事は許される」の3つがそろって、初めてああいう考え方になる。 最後の、許されるかどうかの倫理的問題については指摘しやすいからみんな誤ってると指摘してるが、それ前の2点についても誤りだからね。

こういう論法採用すると

「本人だって全分野に適用できない、分野の精査が必要なことはわかっていて単なる例としてあげている」というのも成立しちゃう

大体、藤井聡太棋士って何だよ。将棋に少しでもリスペクトがあれば、棋聖か、棋聖になる前の発言でも7段っていうだろ。報道でも、全部そうなっているだろ。藤井聡太棋聖に「棋士」ってつけてる有名人、初めて見た。リスペクトも何もなく、完全にバカにしている…

この話とはずいぶん離れた話になってる。

君はどちらかというと本筋を批判したくて枝葉を突いてるというより

将棋ファンかなんかで藤井棋聖に対する無礼が気に入らなくてついでに本筋も叩く理屈捏ねてるタイプなんだろね。

2020-07-22

これから将棋を観る人へ

藤井棋聖フィーバーを受けて、将棋を観始める人に、ここが将棋を観る上でのの魅力、ポイントというのを言いたくなったので書いてみる

それはずばり、最終盤から投了までの棋士の佇まい、投了後の第一声だと思う

それまでの序盤、中盤は、最後の瞬間に感情移入して見られる程度に追っていればよい

盤面はわからなくてよい

解説を聞いてなんとなく情勢がわかる程度でよい

どうしてこの瞬間か

それは棋士感情が溢れる瞬間だから

将棋は負けると滅茶苦茶に悔しいゲーム

運の要素のない完全情報ゲームから自分の負けは即ち自分一人の責任になる

読みが甘かったから、気を抜いたから、能力が不足していたから、負ける

ウォーズ2級程度の腕の私すら、頭が火照るほど悔しい時がある

多くのプロ棋士は、小学生の頃からその地域大人はまず敵わない

そんな天才が全国からまり奨励会に入り、プロになるのは年数人の天才の中の天才

ちなみにプロ棋士の中でタイトル獲得まで至るのは一握りだし、タイトル保持を続けて覇権を握るのは羽生九段など、さらに限られた存在となる

そんな天才たちが何時間もの対局時間をかけて、生活の多くの時間を対局に備えて、人生将棋に賭けてきた棋士が負けた時の悔しさは業火に焼かれるような感じだろうか

想像も出来ない

もちろん、ずっと勝負世界に身を置いてきた棋士達が取り乱すわけではない

それでも、溢れるものがあるように思う

投了のずっと前には敗勢を認めて、

棋士によって潔く首を差し出したり、泥臭くあがいたり、幾重にも罠をはったり

そうした中で逆転もある

将棋は逆転の多いゲームで、終盤ほど一手の重みは大きくなる

勝っている方は一手のミスでこれまでの時間台無しになってしまプレッシャーの中、極限の緊張と興奮の中で読み抜けている筋はないか探し続ける

そんな時間には、身体を揺らしたり、頭を掻きむしったり、ぼやいたり、はたまた微動だにせず盤面を見続けたりと、棋士それぞれの色が出る

それでも、局面が進むに従って盤上にあった可能性は一方の勝ち、一方の負けという形に収束する

勝ち負けがはっきりするに従い、棋士も落ち着き始める

負けを認めるまでに、選ばなかった選択肢を思ったりするのだろう

そして、戦い自分を負かせた相手に敬意を表して、着衣、姿勢を整え投了する

暫しの間を置いて、一局の中で生じた別の展開の可能性について話し始める

この過程将棋を見ていてどうしようもなく美しい、これが魅力だと、個人的には感じている

もちろん、好きに観て楽しめば良いのだけど、ただ藤井棋聖一人に注目するよりも対局者二人の物語を感じた方が将棋面白いんじゃないかと思って

また、ここからの数年、藤井棋聖覇権を握っていくのだろうけれど、

個人的には藤井棋聖が悔しがらせる姿が見られるよう、他の棋士活躍を期待したい

2020-07-20

藤井棋聖のことを「藤井くん」とか言うおっさん

何だよ藤井くんて。友達か。

棋聖が言いにくいんだったらせめて藤井先生と言え。

1990年7月18日世代

anond:20200719124707

ここまで来たら1970年までさかのぼってみようと思います

(なお、データはけんゆう様作成の「将棋棋士成績DB」を参照しています。けんゆう様には感謝を申し上げます

年齢棋士
67大山康晴A級/27位)
66
65
64
63
62
61
60
59
58
57
56
55
54有吉道夫(A級/22位)
53
52
51
50加藤一二三(B1/13位)内藤國雄(A級/17位)
49
48
47米長邦雄A級/8位)
46
45
44
43
42中原誠名人/3位)
41
40淡路仁茂(B1/18位)
39
38真部一男A級/50位)
37青野照市A級/7位)
36
35
34
33
32
31
30高橋道雄(A級/12位)福崎文吾(B1/20位)
29
28谷川浩司A級/1位)
27南芳一A級/5位)島朗B2/14位)
26神崎健二(C2/19位)
25塚田泰明(A級/11位)中田宏樹(C2/16位)
24森下卓C1/2位)
23
22阿部隆(C2/10位)
21
20佐藤康光C1/5位) 先崎学(C2/15位)
19羽生善治B2/6位)
18屋敷伸之C1/9位)

タイトルホルダー

中原誠名人棋聖王座:この直後8/1に屋敷伸之棋聖位を奪取されます谷川浩司王位羽生善治竜王米長邦雄王将南芳一棋王

縦長の表

このシリーズで一番の縦長ですが、その原因は言うまでもなく大山康晴です。この2年後69歳でA級在位のまま死去。ほんの数年前までは羽生善治ならそれに並びうるのではと思われていましたが、さてそれが達成できるかは見ものです。私も健康に気をつけてせめてその歳までは健康に生きていたいと願っております。あと、有吉道夫・内藤國雄の西の両巨匠もまだまだ指し盛りですね。ご両名はそれぞれ74歳、75歳まで現役を務めました(内藤規定による引退を待たずの自主引退)。このお二人が関東在住でしたら、2020年において長老格として加藤一二三けがメディアを独占する、ということもなかったのではないかなあ、とも。

55年組

この表だけ見ると谷川浩司の周りにずらっと名前があって多士済々。しかタイトルホルダーやタイトル経験者、A級在位者が多い。特に南芳一にいたってはこの前後数年でタイトル5期を重ねるなど最充実期といっていい活躍。にもかかわらず「谷川世代」という呼ばれ方はついにされず、しかもその後の歴史を見るに多分それは正しかった。1991年最後に、福崎文吾まで含めてこの年代棋士谷川以外誰一人タイトルに届きませんでした。そういう意味では、棋界の「見る目」というのは冷徹なほどに的確です。また、もしかしたら2020年における30歳前後棋士たちへの評価に重なる部分があるのかもしれません。

森下卓

この表だと塚田泰明とは1つしか年齢が違いませんが学年では2つ、プロ入りでは3年度下なので、55年組よりは「羽生世代」に近い位置づけをされる森下卓。昨年木村一基が初タイトルを奪取するまでは「無冠の帝王といえば森下木村か」と言われる存在でした。この年24歳、C1在籍ながら準タイトル戦格の全日本プロトーナメントを制しています。棋界一の律儀者とも称される物腰の柔らかさとじっくりとした矢倉を得意とする棋風で人気も高く、一般棋戦優勝8回、タイトル挑戦6回を数えながらついに54歳の今日までタイトルに手が届いていません。そのことについては本人の口からも幾度か語られてはいますが、それを判定できる人はだれもいないのでしょう。書かずもがなの無内容なことながら、それでも一筆書かずにおれないところがあります

羽生世代ポスト羽生世代

はい、30年前にもうこうやって出てくるわけですよ。この表の中には名前ないですけど村山聖森内俊之はレート的にはすぐこの下にいますし、郷田真隆丸山忠久はこの年の4月に新四段になったばかり、翌91年4月には藤井猛が、同10月には深浦康市が四段に上がってきます。そして屋敷伸之上記の通り、2回目のタイトル挑戦中で中原から棋聖を奪取し史上最年少タイトルホルダーに輝く。上は大山から下は屋敷まで、そして中原谷川羽生の3人のスターを抱えるこの時期の「幅の広さ」はその前後には見られない豊穣さといえましょう。

若き羽生善治、そして藤井聡太

レーティングという指標で見るなら、実は羽生藤井聡太よりもほんの少しだけ早い17歳6ヶ月で全棋士中1位になっています(88年3月藤井聡太20202月17歳7ヶ月。この比較こそ数字遊びに過ぎませんが羽生のほうが藤井よりプロ入りが遅く勝率も低いのに対局数と勝数の要素でこうなっています追記eloにせよglickoにせよ「将棋棋士場合は」全体のレートがマイルドインフレする(対して大相撲力士レーティングは目立ってインフレしない)ので攻略する頂の高さは羽生より藤井の方がずっと高いのでした。その分藤井のほうが増やしやすくはありますが)。この時期は、ちょうど羽生にしては珍しい「不調」といえる時期で、もしかすると当時史上最年少でのタイトル獲得に伴う環境の激変の影響が出ていたのかもしれません。この年の秋には谷川の挑戦を受けた竜王戦で防衛を果たせず、年明けの棋王戦で南から棋王位を奪取してすぐにタイトルホルダーに復帰するものの、「前竜王」の呼称がなくなった現行の方式であれば、この4ヶ月弱ほど「羽生七段」になっていたということになります。そういう意味では、藤井聡太のここから1年ほど、あるいは高校卒業したあとの1年くらいの動向には注目すべきでしょう。これまでは学業優先で免除されていた普及活動将棋連盟主催イベントタイトル主催企画シンポジウム講演会の依頼、単著執筆依頼、テレビ出演への依頼などがそれでなくても多い対局の合間に豪雨のように降ってくるわけですから

anond:20200720142041

藤井「試しに30分ほど僕をレジへ立たせてもらえませんか」

高卒バイトリーダー「へっ プロ棋士様がレジ打ちできるのか しかもこれから通勤客とか一番混む時間だぞ 出来るもんならやってみろよ」

藤井「今来たサラリーマン おーいお茶シーチキンおにぎり缶コーヒーで計389円の買い物をされますよ」

高卒バイトリーダー!?

藤井「次の土方風の人、牛カルビ弁当烏龍茶スープ代わりにカップラーメンを買って店頭でお湯を注いでいきます

高卒バイトリーダーまさかっ うちの来店客全て覚えているのか」

藤井店長にお願いして防犯ビデオ過去1年分見てすべての客の動向特徴インプット済ですので」

店長藤井君 バイトじゃなくてエリアマネージャーやってくんないかな」

大卒エリアマネージャー「…」

anond:20200718104013

高卒バイトリーダー将棋タイトル取ったことをコンビニでどう生かせる?」

藤井「…」

高卒バイトリーダー「そんなことも答えられないようじゃうちではやっていけないな」

バブル時代からネアカネクラ、今は陰キャ陽キャ、チー牛となくならないねこういう無駄カテゴライズ

いっそチー牛の冴えない子が無双するチー牛無双げーとか見たくなってきた。

というか藤井さんはチー牛無双でしょある意味

2020-07-19

圧倒的な天才棋士誕生私たちは歓迎する。しかしその裏ではタイトル挑戦にまでたどり着いたのに天才たちに弾き飛ばされて結局沈んでいった棋士たちがいる。そこにも興味深いドラマはある。

俺がちょっとだけ知ってるのは森下卓九段渡辺二冠に関する増田谷川から羽生の間に空白があると言われていたけれど、まさにその位置にいた強豪棋士森下だったという。タイトルに挑戦するもことごとく羽生世代に阻まれた悲運の棋士

一般棋戦の優勝は7回を数える。タイトル戦には6回も出場している、しかし、タイトルにはついに――まだ引退したわけではないが――手が届かなかった。無冠で6回出場は歴代単独最多。誉められたものではないが、とてつもないことでもある。

これから藤井時代にもきっと森下のような無冠の帝王が現れてしまうのだろう。そんなあと一歩の棋士にも注目がいってほしい。

2000年7月18日世代

anond:20200719101400

ここまで来たら羽生世代でとことん笑ってみよう。20年前までさかのぼっても全然動かないんだもの

年齢棋士
60加藤一二三A級/30位)
59
58
57
56
55
54
53
52中原誠(B1/17位)
51
50
49
48
47青野照市A級/31位)
46
45
44
43田中寅彦A級/40位)
42
41
40
39
38谷川浩司A級/2位)
37島朗A級/23位)
36
35塚田泰明(B2/18位)
34森下卓A級/8位)
33
32中川大輔B2/19位)
31
30佐藤康光A級/6位)先崎学A級/26位)
29羽生善治(A級/1位)藤井猛(B1/3位)森内俊之A級/4位)丸山忠久名人/5位)郷田真隆(B1/10位)
28深浦康市B2/9位)屋敷伸之C1/14位)
27木村一基C1/11位)野月浩貴(C2/20位)
26三浦弘行(B1/7位)行方尚史C1/15位)鈴木大介C1/16位)
25 堀口一史座(C1/13位)
24久保利明B2/12位)
23
22
21
20

渡辺明はこの時点でまだデビュー後3ヶ月】

タイトルホルダー

羽生善治(王位王座王将棋王:四冠の平常運転、直後に谷川から棋聖を奪取して五冠)谷川浩司棋聖:この直後無冠に)丸山忠久名人藤井猛竜王:やっぱり竜王といえば藤井

ベテラン

順位戦システム上、ベテランが上位クラスで奮闘と粘りを見せやすいという特性があります中原十六世名人は00年3月A級から陥落し引退も囁かれていたのですが引き続き順位戦にとどまり、むしろそれまで以上の自由な棋風に変貌しました。ただ、やはり競争は厳しく、この年度で田中と島が、その次の年度で加藤(とベテランではありませんが先崎も)が陥落し以後A級には復帰できませんでした(加藤の62歳A級は史上2位の高齢で実に見事なものです)

谷川浩司の奮闘

96年3月羽生の七冠独占を許した谷川ですが、その年のうちに羽生から竜王位を奪取、さらに9年には羽生から名人位も奪取し羽生より先に永世名人資格を取ります。98年には佐藤康光名人位、藤井猛竜王位を奪われてまた無冠になりますが99年に郷田真隆から規制位を奪取、上記の通りその棋聖位も1年で羽生に奪われるものの2年後の02年には40歳羽生から王位を奪取。分厚い羽生世代40歳で伍していく気迫と覚悟には、全盛期とはまた異なる谷川将棋の魅力として輝くものがありました。

じいちゃん棋聖戦解説してくれたのでおおざっぱにメモした

私は将棋知識がほぼゼロなんでめちゃくちゃざっくりとしか説明できないんだけど、将棋について一家言持ちのじいちゃんによる渡辺明棋聖藤井聡太七段の棋聖戦のポイント解説がへたなテレビ解説よりなるほど〜となったのではてなに記す。既にみんな知ってるようなことだったらごめん

じいちゃん曰く、勝負明暗を分けたのは、藤井七段が序盤やらかして不利な局面に入った少し後らしい(何手目とか言ってたけど忘れちゃった、じいちゃんごめんなさい)。

そこで渡辺さんは金を打って攻撃すべき場面があったらしいんだけど、金を打たずに守りに入った。その金打ちは、単純にどんどん攻撃するぞー!みたいな素人くさい手だったのと、藤井七段相手安易に攻め込むことを躊躇してのことと考えられるらしい。渡辺さんはなんか、よりスマートな?手を選んだそうな。だけどこれが失敗だったらしい。金でどんどん攻撃していれば、もしかしたら藤井七段は反撃しきれなかったかもしれなかったところを、ストレート攻撃されなかったためその隙をついて藤井七段は反撃態勢に入った。

で、普通な棋士は目の前の角や飛車といった大駒を狙いがちなところ、藤井七段は飛車をエサにして渡辺さんを引きつけ、その間自分の陣地を整えていたんだってさ。最終的に、自分がとられたらまずい駒を歩でうまく守れるようにわざといらない駒を捨てながら罠を張るように陣地作りを行う藤井七段のやり方はまあ想定されないものらしい。実際の戦闘で言うなら、敵に唯一の武器である銃をわざと奪われた後死なない程度にタコ殴りにされながら相手地盤のもろい場所誘導し、なおかつどこをどの程度の力で蹴ったら何分後に地盤が崩れるかを素早く計算しつつ的確に相手の立つ場所を崩していくようなものだ。並の頭の回転と度胸じゃない。

渡辺さんは思惑にはまり藤井七段にとって都合のいい形にすることを許してしまった。そして、終盤、さあ藤井七段を攻撃してやる、というところで一気に足元を崩されたらしい。

じいちゃんは、そういうところを解説すれば藤井くんのすごさがもっとみんなに伝わるのになあとぼやいていた。私は終盤の足元が一気に崩れるシーンについて、ジャンプ漫画の見開きコマみたいだなとばかみたいな感想を抱いていた。おわり

2020-07-18

anond:20200718234838

藤井さんがすでにトップ棋士なのは明らかだが、 「AIが6億手読んでも見いだせない手」などと、

AI人間じゃアルゴリズム違うんだから見つけるまでの手数を比べることにほぼ意味はないと思うけど

全部の手に対してAIが何手目で見つける手なのか調べて併記したら面白いかもね

anond:20200718125041

AI電脳から冤罪事件藤井さんの活躍と、

良くも悪くも棋界が注目されて将棋ファンが増えたもの功罪あるよね。

abema将棋なんかが典型だけど、将棋の内容ではなく棋士の人柄とかエピソードばかり注目されるようになった。

推し棋士」とか言い出す奴もいるありさま。

藤井さんがすでにトップ棋士なのは明らかだが、 「AIが6億手読んでも見いだせない手」などと、

銀と金の動かし方の区別もつかないようなのが大仰な煽り文句で騒いでて、

皮肉にも「将棋ファン」は肩身が狭い時代

棋士ファン、棋界ファンはさぞ楽しかろうが。

anond:20200718001048

> しかし、この発言は私にとっては結構な衝撃であった。渡辺明は、羽生の次は藤井時代だ、自分時代を作る棋士ではない、そう言ったのである

> 渡辺明は、本音をはっきりと口にするタイプで、お世辞で人を持ち上げるようなことはしない。

> いいものはいい、ダメものダメと、はっきりと言う。

書いている通り元々そういう人でしょ。

豊島程度と一緒にされては困る、谷川くらいの実績はあるみたいな発言してたし、彼の頭脳なら自分がどのポジションいるかくらい客観的分析できる。

羽生藤井将棋ファン以外に知られているけど渡辺一般的に知られていない。

街を歩いていれば自分時代を作る棋士ではないと感じるのは極めて冷静な分析である

羽生死闘を繰り広げた谷川の様に、これから時代を作っていく藤井の壁になれるか、単なる通過点で終わってしまうかが彼の存在を左右するだろう。

とにかく戦うだけで相手も注目される藤井という棋士が凄いとしか言いようがない

anond:20200718111754

藤井担みたいな本社広報担当がつくでしょ

まれたらすぐ飛び出してくる。

月に何日もバイトできないだろうし

藤井自身多目的トイレに連れ込むようなキャラクターじゃなければ大丈夫

anond:20200718035312

国語問題なんだけど、元の増田渡辺氏について「孤独な戦い」と評したのは、私生活に対してではないだろう。

羽生と、藤井という巨壁の間の世代であること。そして、その世代の筆頭として先輩たちとしのぎを削ってきたこと。同世代に同様の棋士がいないこと。

元増田はこうしたところを「孤独な戦い」と評したのであって、枝増田一行目から私生活の充実から批判は、野球で言えばボールである

(もちろん、野球においてもボール球が意味を十分に持つように、議論においてもボール球が役に立つことはある。だが今回はすっぽ抜けのような気がするのだ)

豊島氏の位置付けを世代論的に評してこそ、元増田に対するトラバとしての意義が十全に発揮されるのではないだろうか。


これと同じく、三浦九段将棋ソフト不正使用疑惑騒動からめた言及散見されるが、これも元増田世代論を語る上での趣旨とはやや遊離する。

当然元増田もこれについては書きたいこともあるだろう。ただ、趣旨とは外れる。だから捨象した。

きっと、世代論的な観点に絡めて将棋ソフト不正使用疑惑騒動についてブコメなどで言及できれば、噛み合った議論になるのだろうと思う。

anond:20200718001048

将棋魔人将棋星人の戦いって感じの流れだもんなあ。

一局目:

後手番だったこともあり、まずは相手の指し手に乗ってじっくり戦う → じっくり矢倉に組んで戦うも、複雑な終盤に読みの深さを生かした強烈な踏み込みで一気に寄せられる

二局目(ストレート負けは避けたい渡辺三冠が先手番を生かして容赦なく勝ちに来るだろうとの下馬評):

用意してきたであろう急戦矢倉で、自分が指しやすい流れに持ち込もうとする→異筋の54金で中央支配されて異筋の31銀で攻めを封じられて、気がつくと成すすべもなくボコボコ、これはヤバい

三局目(このままストレート勝ちしそうなところ渡辺三冠が意地を見せられるかという空気):

藤井七段なら三連続での矢倉を避けて角換わりにするとおそらく予想した上で、手段の限られる後手番ながら研究手順に呼び込んで勝ちにいく→持ち時間や堅さといった実戦面含めての大きなリードを取って、きっちり勝利、これもすごい。ほんとは(序盤研究が非常に深い豊島名人竜王に挑戦中の)名人戦で使いたかっただろう研究を……

四局目(角換わり相掛かり矢倉どれもあって戦型から読めない):

二局目の作戦修正して再度ぶつける→渡辺三冠やや良しの流れに持ち込むことに成功するも、藤井七段がまったく離されることなく付いてきて、終盤に一瞬の緩手から見えづらい手順の寄せを食らって負け

将棋界の現時点での世代

レーティング上位20人+A級棋士

年齢棋士
50佐藤康光
49羽生善治丸山忠久郷田真隆
48深浦康市
47木村一基
46三浦弘行
45
44久保利明
43
42
41
40
39
38
37
36渡辺明
35
34
33広瀬章人
32佐藤天彦
31糸谷哲郎稲葉陽
30豊島将之
29
28菅井竜也
27永瀬拓矢斎藤慎太郎大橋貴洸
26千田翔太
25佐々木大地佐々木勇気
24
23
22
21
20
19
18
17藤井聡太

藤井聡太渡辺明豊島将之永瀬拓矢

現在の四強。

タイトル戦もほぼこの四人で回している。

藤井は既に大山康晴中原誠羽生善治といった「時代支配者」の系譜に連なることが確定している感がある。

40代

いわゆる羽生世代と、そのすぐ下の世代

30代後半から40代前半にかけてが大きく空白になっているあたり、羽生世代による長きに渡る支配の爪痕がうかがえる。

ただし羽生世代ももう50歳、さすがに衰えは否めないか

30代

羽生世代に対して孤軍奮闘していた渡辺を筆頭に、現在キャリアピークを迎えた脂の乗った棋士たち。

天彦・広瀬・糸谷らは「平成チャイルドブランド」と呼ばれた世代(もともと「チャイルドブランド」と呼ばれたのは羽生世代である)。

また豊島・糸谷・稲葉は「関西若手四天王」とも呼ばれた。

これまでは羽生世代に押さえ込まれ、ようやく自分たちの出番だと思ったら下から藤井が登場。

やはり渡辺の言うとおり、悲しきかな谷間の世代ということか。

20

次代を担うであろう若手グループ。といってもほとんど20代後半である

いまのところ永瀬が頭一つ抜けた感があるが、今後はまだ分からない。

藤井別にして、このグループが数年後には棋界の中心となる。

20代前半の有力棋士を挙げるなら増田康宏・近藤誠也・本田奎といったあたりだが、現時点で藤井に対抗できている感じはしない。

10

現在、全棋士含めても10代は藤井聡太しかいない。

羽生善治場合は同世代ライバルが多くいたが、藤井一人勝ちを収めるのだろうか?

anond:20200718001048

藤井将棋界の熱量を一気に高めたよな。

渡辺はそれを見事に受け止めている。

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