はてなキーワード: 読書感想文とは
元々本読まない子供だったけど感想文のために読むぞと読んだところで「こういう物語なのはわかった、たしかに良い話だとは思う、で?」って感情にしかならなくて
こういう物語でした、このシーンが良かったしか書けないというか書くことがないからどう原稿用紙4枚埋めるんだっていつもバックれてたけど、感想文というか作文自体も思うことがなくて書く文がなくて苦手だった 本当に書く文がないからそういう感情しかありませんでしたって中学の時馬鹿正直に書いたらめちゃくちゃ怒られたし友人にもこれはないわって引かれたから作文はいかに文字数を埋める嘘偽りの人の逆鱗に触れない文を書くかだったな
ぶっちゃけマニュアルもないし、小学生レベルだと書き方なんか実際どうでもいいのかね?
「自分語りをする」「好きなものや嫌いなものについて書く」「社会問題に絡める」
読書感想文の書き方については、元増田に限らず、こうした説明がなされることが多い。
ところで増田民は、これらの要素を含む文章を見たことがあるはずだ。
それこそ日々うんざりするほどよく目にしているはずだ。
そう、「女オタのお気持ち長文」である。(別に女オタに限らないが、しかし圧倒的にあの界隈の話ばかりだ)
そして逆にこうも言える。
「女オタは文章の書き方を小学校の読書感想文から全くアップデートできていない」
子供たちが「何を書いていいのかわからない」と悩む時、大人は得てしてその原因を「書き方がわからないから」と考えがちである。
しかし「文章の書き方」など、最低限国語を勉強していればだいたいわかっているはずだ。
学があろうがなかろうが、人間好きなものを語る時には饒舌になり、そして嫌いなものを腐すためならあらゆる手を尽くすと相場が決まっている。
しかし読書感想文に限ってなぜこうも悩まなければならないのか?
感情といえばせいぜいどうでもいい本を無理やり読まされた恨みぐらいしかなく、しかしそれを正直に書くわけにもいかないので、いったい何をひねり出していいやら悩むしかない。
虚無だ。
実際、私も読書感想文を書かされたことは人生の中で何度かあったはずだが、課題になった本の題名も内容も全く覚えていない。
なので適当に要約して最後に申し訳程度の感想をぶち込むしかなく、当然ながらコンクールにはまるで縁がなかった。
しかし今ならわかる。
お気持ちさえあれば、内容はどうでもいい。
たとえ自分の言いたいことが三行で説明できようと一行で終わろうと、あのクソ長文のように誰も聞いていない自分語りとクソ大げさな感情表現を一行ごとに挟んでやれば、文字数だけならいくらでも稼げるのである。
学校で課題として出される読書感想文の評価基準が示されてないこと、テクニックが教えられてないことに起因する問題だと思うよ
ろくに説明されずに課された読書感想文という名前からほとんどの生徒は「自分の思った感想をそのまま書くべき」と捉えてるけど
実際に評価される読書感想文ってのは「大人が喜びそうな感じにしたてた嘘エピソード」なわけで
「大人が喜びそうな感じにしたてた嘘エピソード」を書くテクニックとして
増田のお子さんと少し似ていて「感想は特にない」「特に何も思わない」「良いとも悪いとも別に思わない」「自分にはどうでもいい」ばかり
気持ちを掘り下げようとすると不機嫌になって涙をこぼすのも同じ
親は「その思考をそのまま書いてみたら?」とか「どうしてそう思うかを書いたら?」と水を向けるけれど、「そういうものは書きたくない」で終わり
仕方がないから「あらすじ」にプラスして、本人が「これしか書きたくない」と言っていた「円満に解決してよかった。もめごとは良くないと思うからだ」を言い方を変えてリフレイン
とにかくマスを埋めて、最後は「戦争はいけないと思った」で乗り切った
ずっと後になってから、本人がポツリと
『生ごみの匂いは「クサイ!」砂糖の匂いは「特にしない!」で終わりなのに、どうして読書の感想だけ長々と掘り下げて、自分の内面と無理やり関連付けて書かなきゃいけないの?』
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 88 | 14723 | 167.3 | 31.5 |
01 | 70 | 11802 | 168.6 | 23.5 |
02 | 26 | 3104 | 119.4 | 36.5 |
03 | 12 | 3018 | 251.5 | 150 |
04 | 7 | 2388 | 341.1 | 51 |
05 | 29 | 4128 | 142.3 | 54 |
06 | 23 | 1426 | 62.0 | 46 |
07 | 37 | 1874 | 50.6 | 28 |
08 | 82 | 5584 | 68.1 | 26 |
09 | 94 | 7114 | 75.7 | 47 |
10 | 114 | 20496 | 179.8 | 50 |
11 | 142 | 10963 | 77.2 | 34.5 |
12 | 185 | 13174 | 71.2 | 29 |
13 | 127 | 11544 | 90.9 | 39 |
14 | 121 | 12142 | 100.3 | 46 |
15 | 98 | 7628 | 77.8 | 31 |
16 | 142 | 19139 | 134.8 | 44 |
17 | 165 | 21475 | 130.2 | 45 |
18 | 143 | 10550 | 73.8 | 41 |
19 | 124 | 18857 | 152.1 | 49 |
20 | 192 | 13189 | 68.7 | 31 |
21 | 292 | 22785 | 78.0 | 29 |
22 | 161 | 9291 | 57.7 | 28 |
23 | 127 | 16243 | 127.9 | 57 |
1日 | 2601 | 262637 | 101.0 | 36 |
猫ひろし(5), ラッキーマン(6), アメリカ国籍(11), 広告表現(3), 乗車拒否(4), 招待制(4), チューバ(3), アイキャッチ(10), 二冠(4), タクシー会社(8), 公共広告(4), ガイドライン(37), Vtuber(33), ラブライブ(15), V(16), 救急車(11), 将棋(19), 国籍(10), スカート(19), 妊婦(12), 公共(17), ポスター(43), 短く(10), ジャンプ(19), 配信(26), 宇崎(20), 組織(22), 広告(26), 泣き(12), 資格(14), 表現(55), ブクマ(26)
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・本を読むことが一番だるいので短編集を買ってきてその中の一つを読め
・内容を「」書きで引用してそれに対して「私ならこうするが~~」を付け加えろ
・『教師や友達に何を言われても「は?こんなの本気でやるほうがどうかしてるぞ?」と心の中で言えばいい』と100回唱えてから書き始めろ
普段増田は書き逃げなんだけど、凄く切実そうに見えたので、大マジレスする。釣りなら釣りでいいや。代筆にならない程度に書く。なお、私は「子供の教育」の疑似体験をめちゃくちゃ傲慢に楽しむからな。
まず一言で。物事をジャッジするのが辛いなら、物事をジャッジするのが辛いと"まず"書く。これが私流感想文。それすらも書きたくない、というのは、自己主張をしないのが美徳、空気を読みすぎて空気なるのが楽って思ってしまっているので、そこは個性であっても伸ばすべきではない。怠惰に近い。なお、「感想文を書きたくない。」が書き出しの読書感想文を書いてもいいぞ。上級者向けだがな。
当然ながら、よくある読書感想文の指導「面白かった、は何が面白かったか」「よくわからなかった、ならなぜよくわからなかったか」も、立派な指導ではある。けど、これは修羅の道。なぜなぜ分析ができるならいいんだが。「面白かった、ところで私は~」「よくわからなかった、ところで私は~」のほうが楽でしょ。やっぱり自分のことを書くのが一番楽なんよ。
さて、話し聞いた限りだと、
物事をジャッジするのがとてもストレスになるようで、「ある人から見たらいいことでも、別の人には悪いかもしれないじゃん、だから自分はどっちとも決められない。作文で○○と思いました、って書くと決めなきゃいけないから書けない。」と言います。
ここがすごく良い種。何読んだかしらんが、ここを1文目に、そのまま書いていい。例えばこうだ。
「私は物事を判定するのがとても苦手だ。何故なら、ある人から見たらいいことでも、別の人には悪いことかもしれない。それを考えると、自分はどっちと決めるのが(億劫/ずるい/傲慢/いけないこと/理不尽)な気がしてくるのだ。どうしても決めなければならないとなると、だんだん辛くなってきて、泣きそうになってしまう。」
ほぼそのまま、一人称の文語にしただけ。ここからスタートして、本のタイトル書いて、その「どちらが正しいと決めたくない」ポイントを文中から引っ張り出してきて、両論書いて、みたいな構成にすると思う。私ならね。登場人物が決断して何かを切り捨てるシーンとかがあったら儲けもんだ。「私には主人公が理不尽の権化に見えてしまう」とか書けば、先生も「お、コピペ感想文じゃないな」となってくれる。
書くことを楽しむなら、一文目をもっと派手にしてもいい。「私に決断をさせるな!」とか、「感想を言葉にするのが、とても辛くて泣きそうになる。」とか。後者なんて、どんな感動超大作を読んだのか?と思わせておきながら、「別に本の内容に感動したわけじゃない。感想を言葉にすること自体が〜」と、ずっと卑近な話に流れるから意外性もあって楽しそう。
ともあれ、他人がどう思うか、を考えられるのはとても優しいお子さんなんだと思う。読んでいただければわかるとおり、私は我と圧の強いメンタルをしていて、他人とか知るかよ、という感じなので、私とは全く違う読書感想文がかけると思う。
身勝手なこと言うけど、そこを褒めてみてほしい。「褒められてどう思った?」が書けるようになれば、多分この「物事をジャッジするのが苦手」をフォーカスした感想文にオチがつけられる。「優柔不断な自分だけれども、親は「相手のことを考えられる優しい子」だと褒めてくれる。これを甘やかしととるか、個性を伸ばす教育ととるか、ジャッジはしないでおこうと思う。」な具合で。私だったら褒められてなくても捏造してこう書くけど。
うちの子は、普段は色々考えているようですが、本を読んでも「感想は別にない」と言います。
「好き?嫌い?…いや、別にどっちでもない」「本のことじゃなくても嫌なことや好きな事…?ないわけじゃないけど、そんなの言葉で言えないよ〜」という子供です。
気持ちを深掘りしようと質問すると、不機嫌になりつらそうになり、ポロポロ泣いたりします。
物事をジャッジするのがとてもストレスになるようで、「ある人から見たらいいことでも、別の人には悪いかもしれないじゃん、だから自分はどっちとも決められない。作文で○○と思いました、って書くと決めなきゃいけないから書けない。」と言います。
どうしたら作文が書けますか?
今までは8割あらすじ嘘の感想2割とか、「ここが面白かった(どう面白かったか、自分の体験とかは一切なし)」とか、「よくわかりませんでした。」とかで提出してきました。
こうすれば読書感想文が書ける/今すぐ使える穴埋めシートと構成パターン
https://readingmonkey.blog.fc2.com/blog-entry-512.html
私の場合、読書感想文の作成では、上のリンク先にお世話になった。
リンク先の内容は一言で言うと、読書感想文では「読書による『改心』をデザインする」というもの。
この本を読んで「自分の考えが変わった」「○○ということを知った」みたいな自分の変容を、本文を引用しながら述べていくというスタイル。
特に、(読書感想文の大まかな構成)として例示された2つの構成は、穴埋めするだけで実際に文章作成パターンとしてそのまま使える。
そのやり方は正しいけど、あくまでもテクニックであって本当に作文が書けない人用ではない。
作文指導の第一歩は方法論ではなく、仮にも精神を開帳するわけなので指導教員との信頼関係だったりする。「大人に媚びた文じゃないとダメ」と思っているのは指導教員(小学生なら担任か)との信頼関係が十分でないことが原因ではないだろうか。「こんなことを言ったら怒られる」という思いが筆を鈍らせる。これは読書感想文に限らず、どんな作文にでも当てはまる。
ここを読む人は親の立場で指導することが多いと思うので、まずは子供の言うことをまるごと受け入れられるかを考えてから指導することがスムーズな作文指導になる。後は本を読んだ子供にどんな感じだったかをヒアリングしよう。よっぽど一般的な倫理観を逸脱していない限り、ヒアリングした内容を親がメモに丸写しする。ふざけて「うんこちんちん」などと言ったこともメモしておくと、自分の言葉が文字になる面白さに気づくかもしれないので何でもメモするのがいいかもしれない。ちなみにメモ用紙にするのはチラシの裏などがいい。子供に「この話は特に重要じゃないので気軽にどんどん話して」というメッセージになる。
ある程度ヒアリングが済んだら、親の方である程度の文のフォーマットを組み立てよう。それは色んな読書感想文ノウハウを見ながらそれっぽく仕上げればいい。その際「うんこちんちん」も盛り込んでおいて、「このまま提出する?」と尋ねると自分で工夫をするよう仕向けることが出来る。後は子供にそれを写させよう。この作業を何度かやると、子供は1人で文を組み立てることができるようになるし、意見を整理する練習にもなる。
ただこのヒアリング方式は最初にも書いたけど信頼関係がしっかり確立していないと難しい。作文が嫌いな子は自分自身に自信がなかったり、自分の中で架空に膨らませた大人像をやたらと敵視していたりと作文のテクニックを身につける前に「意見を述べる」段階で躓いていることが多いのでそこんところ上手く指導できたらいいんだけどそこが一番難しいんだよなぁァァァーーーーー
低学年の頃から自分の読書感想文も何回もコンクールに送られています。
低学年にして、「大人はこれを喜ぶ」を確立していたといっても過言ではありません。
さて、前置きはこれくらいにして、ずばり切り込んで読書感想文のコツを書きます。
読書感想文の、及第点と言われる最もシンプルな構造は下のとおりです。
・印象に残ったこと
・未来の行動
読書感想文と言われると、勘違いしてしまうパターンが大きく分けて2つあります。
ひとつはよくある「あらすじ」を書くこと。これはいつも言われていることなので割愛します。
読書感想文に最も求められることは、感想文の作者が、その本と出会ったことでどのように行動や思考が変化したのかという点です。
それに対し、書評は「あらすじ」からは逸脱できているものの、作品紹介の域をでません。
そんな感想文を受け取っても「へぇ」以上の評価をすることはできません。
まずはこれを「〇〇が興味深かったです。」に変えるだけでも、感想文としての印象は大きく変わってきます。
これから書く感想を説明する上での心構えをしてもらうための部分であり、それ以外の情報は余計です。
本は必ずしも面白くなくてはならないわけではありません。
逆を返せば、印象に残る部分がなかった本は感想文を書くに値しないからです。
「感動しました」「憤りを感じました」「悲しく思いました」「楽しくなりました」「共感しました」
・実体験、身近な存在への置き換え(感想文全体の20~30%が好ましい。)
印象に残った部分、もし自分だったらどうか、身近な存在だったらどうかと置き換えてみます。
それをする理由は、その内容は感想文の作者しか絶対に書けない内容になるからです。
つまり、これをすることによって唯一無二、その作者しか書くことのできない感想文ができあがります。
小学生低学年ではあまり必要のない部分なので括弧書きになっています。
なくてもいいけど、あったらいいよねという部分です。
先程の「実体験、身近な存在への置き換え」で書いた内容に対して、自発的に反論を試みることで、その人の成熟度や成長過程を表現することができます。
いわゆる思考の深さを読み手に感じさせることのできる部分です。
「実体験、身近な存在への置き換え」が最も肝の部分だとするならば、この部分は最も評価を稼げる部分です。
感想文を書かせたい人は、例外なく、その作品を読んだことで心が動かされて、その人の未来が変わってほしいと願っています。
だから、そうなるかもしれない片鱗を見せて、その邪な気持ちを成仏させてあげるのです。
戦争を扱う作品を読んだら、「戦争は良くないと思いました。」で終わるのではなく「そうさせないために、自分はこういうことをしていきたいです。」のように、できるだけ具体的に書くことが大切です。
自分の場合は、大人のこうしてほしいが透けて見えるタイプだったので、そことは少しフォーカスをずらした、それでいて前向きな内容で締めるようにしていたところ、アホな大人がたくさん釣れました。
では、実践してみましょう。
「正解などない読書感想文の、正解と言える書き方」を読んで
https://anond.hatelabo.jp/20200820204626
この増田は、夏休みも終わりに近づき、読書感想文で苦しむ家族を救うことを目的に書かれた、一見乱暴な口調ながら優しさあふれる増田です。
・印象に残ったこと
印象深く感じられる部分はとにかくその言葉選びにあります。下品な単語や言葉遣いを随所に散りばめて、読み手を飽きさせないリズムを作っています。
ただ、面白い手法ではあるものの、こうした手法は増田ではすでにポピュラーであり、目新しさに欠けているというのが素直な感想でした。
しかしながら、ハウツー的な内容であるにも関わらず余計な言葉でいたずらに文字数を増やしているこの増田自体が、逆説的に余計な肉付けで文字数を稼ぐ読書感想文のハウツーになりえていて、結果的にこの増田が読書感想文を得意とすることを裏付けていることに気づいたときは、思わずにやりとしてしまいました。
自分に限って言えば、肉付けで苦労したことはなく、むしろ文字数に収まらせることのほうに時間がかかりました。説明が冗長ではないか、同じような内容や表現を繰り返してないかなど、思いつくままに書いた内容を並び替え、削っていく苦労ばかりが思い出されました。
そもそも、文字数が予め規定されている事自体が読書感想文における余計な肉付け問題の原因であり、その中でシンプルながら鋭い言葉で規定文字数を下回る感想文を提出できるだけの文章力に自信のある生徒がどれくらいいるかと考えれば疑問だと言わざるを得ず、結果的にこの肉付けハウツーは不可欠なものなのだと思うと、なんとも言えない気持ちになりました。
・未来の行動
この増田が読書感想文の正解と言える書き方かと言われれば疑問ですが、実際の増田に対して感想文を書くという手法は斬新で、そもそもその増田に対するコメントを書きたかっただけで感想文のハウツーは後付だったのではないかとも勘ぐってみながらも、早速真似してみましたところ簡単ではないことに気づき、今後も少しずつ取り入れていこうと思いました。。
小学生の子供がいる増田・ブクマカもいるだろ、その中に読書感想文が苦手だった奴いるだろ。8月も終わりに近づいてきて、そろそろ「かーさんとーさん、読書感想文ってどうやって書いたら良いの」が来る頃だろ。安心しろ、読書感想文でナントカ賞をいくつも貰った私が書き方を伝授してやる。これは私に娘息子が生まれたら伝授する一子相伝の技にしたかったんだが、そんな予定は一切なく、今後一生ないだろうという見通しになってしまったので全国公開だ。滅びよ人類。
そもそも、コロナ禍で3月4月休みだったけど夏休みはちゃんとあるのか?読書感想文の課題って今でもあるのか?しらねえ、書きたくなったから書くんだ。書かせろ。
なんでもいい。薄ければ薄いほどいい。読みやすいからな。課題図書じゃないと駄目っていう狭量な小学校なら課題図書でいい。私くらいになると増田でも書ける。あとで実践編やるので期待せず待て。
読書感想文の「読書」は前項で満たした。次は「感想」だ。感想に正解はあるのか?そんなものはない。感想とは誰のものか?筆者のものだ。筆者が絶対王政の、何やっても良い文章が感想だ。つまり、筆者が書いたことこそが唯一の正解だと心得ることだ。読書感想文の中ではな。
読書感想文苦手パーソンは、結構な割合で読書感想文の主役を「本」にしがちだ。だからあらすじを書きたくなるし、この本が伝えたいことは何か、みたいな答えを探し出す。それをやるのは感想文じゃなくて紹介文。読書感想文の主役は筆者。あらすじも引用も正しい読解も不要だ。堂々と誤読、曲解、勘違い、拡大解釈、被害妄想を自信満々に書いていけ。しかし、文章を書く訓練を積んでない人が「書きたいこと書け」って言われたって難しいことくらいはわかる。読書感想文こそが文章を書く訓練だからな。必要なのは具体的な方法論だ。
自分語りって嫌われがち?それは公園の砂場でしょんべんしたら嫌われるのと同義。しょんべんはトイレで。読書感想文はトイレだ。本を適当に開いて、気になった一文について文句つけたり褒めたりしよう。正しさは不要だ。そこに自分の体験をくっつければ、あっというまに400字は書ける。1ページ埋まったな?
自分語りに繋がるが、好きなものの話というのはリアリティがあって、本人にしか書けない素晴らしいお気持ちが書ける。好きなものと本との共通点をこじつけろ。400字は書けるな?
好きなもの同様、嫌いなものへの悪口もスラスラ出てくるものだ。嫌いなものの悪口言っても怒られないのが読書感想文という場だ。好きなだけこじつけて、比較して、罵倒しよう。適当な一文をあげつらって、怒って、作者は性格が悪いと決めつけよう。400字以上余裕だな?
何でも良い。その学年の児童・生徒が興味を持ちそうな、センセーショナルではない、できれば同じ議論が繰り返されてるような社会問題にこじつけよう。環境問題とか、食料廃棄問題とか、いじめ問題とか。本の感想として自分の体験を書いて、それを社会問題まで広げる。国語の先生の花丸と、ナントカ賞のニオイがしてきたな?
以上が方法論。賞が不要で、とにかく終わらせたいなら、社会問題にこじつける必要はない。自分語りだけでOK。さて、実践編だ。
実際に増田をピックアップして書いてみるぞ。まあ今のタイミングならこれだろ。
タイトル:嫌なら嫌とそう言おうぜ
自分はひねくれ者だ。いや、ひねくれ者でありたいと思っているだけの、単純な奴かもしれない。なぜそんなことを思ったかというと、兄から「お前は単純だな」と、何度もだまされてバカにされたからだ※。だから、単純であることは人として劣っていて、ひねくれているずる賢い奴のほうが優れている、という思い込みがあるのかもしれない。だから、自分はひねくれ者だ、なんてことを考えている。
今回読んだ本は「夫を松潤扱いしてみた」だ。松潤、松本潤といえば、アイドルグループの嵐のメンバーであり、とてもカッコいい人だ。夫を松潤扱いするということは、つまりは夫を騙して調子に乗せて、あとからハシゴを外してバカにする、自分がよく兄にやられていることを、自らが選んだ夫にするのか、なんて性格の悪いやつだと怒りを覚えた※。他人を騙してバカにして、何が楽しいのか!いじめと同じ構造じゃないか!と怒りつつも、自分もTBSの「モニタリング」という番組が好きなことを思い出した※。あれも、突然〇〇したら、人はどうするの?という、騙して反応を楽しむという構造だ。いじめと何が違うのか?そしてそれを笑って見ていられるのに、自分にふりかかったら怒ってしまう自分は薄情で性格の悪い人間なのか?そんなはずはない、あの性格の腐った兄よりも、自分はずっとマシなはずだ。兄とモニタリングは違うはずだ。
そんなことを考えて、頑張って違いを見つけた。「騙された側の反応」だ。兄はただ自分を不快にして、兄だけ笑って終わる。モニタリングは、騙された側も笑顔で、騙した側も笑顔だ。騙された側も嫌じゃないのだ。騙された側もハッピーに終わるなら良いことだ。騙された側が「嫌だ!辞めろ!」と言えば辞めるのがモニタリングだろう、ただ人に嫌がらせがしたい兄とは大違いだ。相手が嫌な気持ちになったら辞める、謝る、というのが、いじめ大好きな兄と普通の人の違いだろう。
実際に、この本も「夫」は楽しく騙されて、そして良い結果になっている。作者も、悪意が合って騙しにいっているのではなく、うまく調子にのせて良い結果を生み出している。そうだ、この「夫」は単純なのだ。そして単純で素直だからこそ、いい結果が生まれている。やはり単純であることは悪いことじゃない。悪意のあるひねくれ者の兄こそいじめっ子で、悪い奴なのだ。
しかし、自分も友達に対して「嫌だ」と思われていることをしてしまっているのかもしれない、という思いが出てきた※。いじりやからかいの名目で、いじめと変わらないことをしてしまっているのかも、と不安になってきた※。そこで、自分にルールを決めようと思う。「『嫌だ』と言われたら善意であっても辞めてきちんと謝る」だ。きっと、この本の作者も、「夫」が辞めてと言ったら素直に松潤扱いを辞めているだろう。嫌がらせのつもりはなく、悪意がないからだ。そして、自分も嫌だったらきっぱりと「嫌だ」と言うようにしよう。
米津玄師のLOSERという私が大好きな曲がある※1。とてもカッコいい曲で、タイトルは「敗者」なのに、全く負けている感じがない。歌詞はひねくれ者の歌詞でも、ひねくれてちゃ何も始まらないぜ、負け犬だっていい、遠吠えだっていいから、それこそ単純に「愛されたいならそう言おうぜ 思ってるだけじゃ伝わらないね」と歌っている。自分の好きな曲も、ひねくれ者でもいいから、思ったことを単純に言って伝える、そんな単純さを肯定している。やっぱりひねくれ者に憧れるのは辞めだ、単純に生きていこう。嫌なら嫌とそう言おう、悪意がない相手なら伝わってくれるはずだ。
今後、自分は「嫌だ」「愛されたい」をはっきりと言っていこうと思う。そして願わくば、この本の夫婦のように、信頼しあい、愛し愛されて幸せに生きていけるようなパートナーに恵まれますように※1。この祈りに、「恵まれますように、なんて受け身じゃ始まらないね」なんて混ぜっ返す、心の中の兄が顔を出してきた。兄は居なくても他人に嫌がらせをする。兄よ、愛されたいならそう言おうぜ。
※1 本当
原稿用紙5枚分である。書くのに1時間くらい。便宜上元増田のことを本と呼んでいる。賞がほしければ、ここから架空の兄への恨み節みたいなものを削って、もっと「いじめ」問題へフォーカスしていけばいい。今回は架空の兄への恨み節をメインに据えているが、やりたければ好きな曲とかゲームの話でも良いから、書けるものの話を延々すればいいし、ちゃんと本を読んだなら本の内容をメインにしてもいい。これ全部読んだ人はわかると思うが、私は元増田はそこまで読み込んでない。好き勝手自分のことを話しているだけだ。あらすじなんて微塵も引用してないし、正しいテーマなんて探していない。読書感想文なんて、本は添え物だ、好きなものと嫌いなものを書け。賞が欲しかったら社会問題をトッピングだ。簡単だろ、簡単に書くんだよ。難しく考えるな。