単なる移植とかリマスターならともかくリメイクって言うほど楽じゃないんだよ。
ゲームのシステムは再構築しないといけないし、UIとかのデザインも決めないといけないし、3Dモデルもちゃんと用意しないといけない。
「このロトの3Dモデル**の改変だ…」とかなったら嫌じゃん?
しかもそのシナリオにしたって現代向けにセリフとかを見直さないといけないかもしれない。
仮にロトシリーズのリメイクを出したら爆発的に売れるとして、売れるのは「ドラクエの新作」だからか「ロトのリメイク」だからか、どっちだろうか。
前者ならリメイクにこだわる必要はないし、後者なら作る甲斐があるってもんだけど、これだけ根強いファンがいるのにハンパなものは出せない。
となると、下手をすると新作を作るよりも工数が増えるかもしれない。
それだけのリソースを割いて万が一コケでもしたら目も当てられない。
11を出した今ならまだ見込みはあるかもしれないけど、基本的にはドラクエはナンバリングごとにシナリオが独立してるのも大きい。
だから予想より売れるってことは多分ない。
砂浜は白か灰色かわからない色をしている。どこまでも続く不規則に並んだ真っ白なプラスチックのイス。
監視台のようにすべてが海に向かって、互いと距離を取って置かれている。降りそうにないのに厚い雲が空を覆い、
わずかな光のスキマもない。椅子のひとつを引っ張って波打ち際に置いた。ハンドバッグを胸に抱えて座る。
波が足先まで、白く泡立ちながら何度も押し寄せて、引きずられるカーテンのように海へ還った。
白か灰色に見える砂浜にはプラスチック製の真っ白な椅子が海に向けて不規則に、どこまでも並んでいた。
空には一面にねずみ色の厚い雲が広がり、わずかな光のスキマも見えなかった。椅子のひとつを波打ち際まで引っ張って腰を下ろし、
ハンドバッグを胸に抱える。波は足のすこし先まで白く泡立ちながら押し寄せては、引きずられるカーテンのように遠のいた。
それを何度も、細部を変えながら繰り返した。
てめえがおもらしするんだよ
全否定する気はないが、
「あえてわざと不快なことをやる」「ほぼ全編パロディで『ほらネット民よ元ネタ探しで盛り上がれよ』」が自己目的化してる演出が、王道・正道として誉めたたえられるべき物とは思わない
わかるな~
俺もゲイだからなのかそういう性質だからなのかわからんけどすっごく重くなるから人と一線引いてる
でもこれが本当によくないと思う
理屈で考えてさ、どんなに人を遠ざけても気になる人はできちゃうよね
どっかの女芸人じゃないけど、こんだけ何億も人がいたらたった0.5%の人にしか興味を持てなくても
200人の人と会ったら一人ぐらいは波長が合ってしまうことになる
そしたら、いままで遠ざけてた分の人への興味がその数少ない相手に集中するわけだよ
色んな人と関わっていれば分散するはずの興味関心を濃縮して相手にぶつけてしまう
アカンよね、どう考えても
というわけで、やっぱり人に関心がなくてもいろんな人と接して感情を薄めておくのは義務に近い何かなのだと思うよ
ダイエットとか筋トレとか勉強と同じ、やらないとどんどん心が怠ける
ただ、「こんな自分と」は禁句だね
それだけは気をつけよう、傷つきたくない気持ちは十分わかるけど
誰かに話すこともSNSで呟くことも憚られる内容のため、『ブログ 匿名』で検索してここに書き落とすことにした。
規約違反で消されても致し方ない。
私はごく一般的な社会人2年目の女であり、現在付き合って5年になる彼氏がいる。
多少女友達とスキンシップの多い中高生時代を過ごしつつも恋愛対象は一貫して男性だった。
中学高校の6年間に渡る長い片思いの末に、情熱的な告白をして理不尽に冷めた後、大学で出会った好みの男性(今の彼氏)に猛アタックした、というのが私の人生における二大恋愛遍歴である。
ただ女体に触るのは大好きだった。
カラオケで親友(巨乳)の胸を揉ませてもらったり、寮のお風呂で友人(爆乳)の乳を揉んだり、サークルの飲み会で女同士濃厚なキスをしたりなどしていた。
このキスの相手がまたエロい体とぽってり唇の持ち主であり、どさくさに紛れてちゅーできて嬉しかったのを覚えている。予想通りふわふわの感触だった。
まあでもこの程度は学生ならよくある体験だろう。オトメの帝国でも散々描かれている通り、女同士はスキンシップが激しい。
もちろん嫌がりそうな相手には触らなかったし、踏み込んだことをする前には必ず許可を取っていた。嫌われたくないしね。
しかし楽しい学生時代が終わり、社会人になると流石に女友達とベタベタするわけにもいかなくなった。就職により友人とは離れ離れ。毎日会う同僚は友達ではないし、年代も違うし、同期は同期だし。
同期には私ともう1人しか女が居なかったため、必然的に4人で仲良くなった。
中でもAとは一人暮らしの家が近くて、かつ趣味も同じだということが判明し、急激に親しくなった。知り合ってひと月もしないうちから家に泊まり合っていたと思う。
昨日も久しぶりに泊まりに行った。
ご飯を食べて、お菓子を食べながら趣味に興じて、夜が更けると当然猥談が始まる。
男のエロ話はファンタジーで女のエロ話はドキュメンタリーと聞いたことがあるが、実際はバラエティ番組のトークのようなものだ。
今までの経験から面白エピソードを次々繰り出して爆笑したり、赤裸々アンケートをとったり、たまには真面目にコメントしたりといった感じで展開する。
○○に抱かれたぁい♡ とかカレピのdickが大きすぎて気持ちいいの♡ いいな〜♡ なんて話はしない。
そもそも大きいdickは女性陣には本気で不評なのである。私は「内臓が掻き回されてるようで気持ち悪い」以外の感想を聞いたことがない。
Aとの猥談もひどかった。
Aは特定の相手を持たず行きずりの男と関係を持ちまくっているので、愉快な話には事欠かない。
最中に体位を3回転させられた男、2時間コースでホテルに入ったのに10分で終わった男、車内でしかしたことがない幼馴染、ペニバンで彼氏を掘ってる元同僚などの話を緑茶片手に聞いていた。
その中で喘ぎ声の話になった。
Aは気持ち良さを感じたことがなく、全て演技で相手してきた。そのため変なタイミングで声を出したり演技過剰になってしまったりするのだという。
「本当に気持ち良くなるの? ていうかイったことある?」と聞かれたので、「なるよ! あるよ!!」と私がイけるようになった過程を懇切丁寧に説明した。
結論は「誠実な男性と回数を重ねましょう」ということになった。行きずりの相手はこちらの快楽まで気にしてくれないよね。
会話の最中何度か興味本位で「どんな演技か見せてほしい」と頼んだのだが、恥ずかしいと断られてしまった。
この時点で夜中の2時。そろそろ寝ようとシャワーを浴びる流れになった。この時「一緒に入ろう」と誘われたため、この子はセクシャルなスキンシップもOKだと判断した私は胸を揉んでいいか尋ねた。
彼女は快く揉ませてくれた。
シャワーを出た後もTシャツ越しにずっと胸を揉んでいた。もうここまでくると完全に性的な手つきになっていた。
さっきの猥談でも「女友達に胸を揉んでもらった時はめちゃくちゃ濡れた」という話をしていたから、行けるんちゃうかなと私も調子に乗ってマッサージを続けた。
胸の突起を掠めたり挟んだりしているうちにAの息が大きくなってきた。
「待って、あつい」と繰り返す声にこちらの息も荒くなる。
「やばいめっちゃ濡れてきた」と宣言されたので「本当?」と寝間着の上から触ってみると、座っていた彼女がガクッと仰け反った。
正直もうここで指が止まらなくなった。
親指でひたすらそこをぐりぐりと押すと、Aは肩で息をしながら倒れ込んだ。
両手で口を押さえて静かに喘いでいた。
演技かな、とは一瞬思った。
私は親指に全神経を集中させて気持ちいいところを探っていた。
自分と同じ体を持つ相手なので、どうすれば良くなるのかは何となくわかる。Aが大きな反応を見せた角度で擦りながら、徐々に下に下げていく。穴に近づくと反応はさらに大きくなった。
しかし少しでもポイントを外すと回復されてしまう。声が止まって呼吸音だけになったら分かりやすいところからやり直した。
これ以上ない、という箇所をしつこく擦っていると突然Aの腰が跳ねた。脚がぐっと閉まる。私の腕を掴んでいる指が爪を立てる。
いったかな、いや分からんな。としばらくそのまま擦っていた。Aはひたすらびくびくしていた。
口を押さえる手が外れ、喘ぎ声がかなり大きく響いていたので、あれは絶対隣に聞こえていたと思う。
反応が落ち着いたので指を離すと、Aは汗だくだった。
「大丈夫?」と聞いたら「のどかわいた」と返ってきた。痛くなかった? 大丈夫? と何回も聞いていた気がする。
お茶を飲ませて、頭を撫でているときもAはずっと肩で息をしていた。
「足に力が入らない」と布団に倒れ込んだ彼女の体を撫でていると、また良い反応が返ってきたので今度は下着の端から指を入れた。
直に触ったそこは本当にぐしょぐしょに濡れていて興奮した。
直接触るとどこに何があるかわかりやすいなあ、とか考えながら再び擦った。流石に穴には入れられなかったけど、さっき以上に声を出して身悶えてくれる姿をみて私は非常に満足していた。
それが終わったらまたお茶のコップを渡して、大丈夫か尋ねて、仰向けになったAを撫でた。
Aはしゅごい、やばい、と呟いていた。
「手が痺れてる」「どこに何があるか分かんない」という感想を聞きながら、穴使わずにこの状態ってめちゃくちゃ感度高いんじゃないの? と思ったけど言わなかった。
演技かもしれないという可能性を捨てきれていなかったのだ。
ハーフパンツから出た太もものあたりをソフトタッチしていると、「そこやばいくらい気持ちいい」と教えてもらった。位置を変えながら爪の先でゆっくり撫でると、Aは本当に気持ち良さそうに身をよじらせていた。
左の膝から上をただ撫でるだけで面白いくらい反応するので、私はまたしつこくそこばかり触っていた。
そのうちに内ももを撫で上げて、また服越しに局部を弄り始めた。
徐々にまた興奮してきた私は脚を固定して閉じないようにし、彼女の上半身に背を向けて下半身に向き合い、両手を使ってひたすら刺激する。
背中に爪を立てられながら「いったかな?」というところまで弄り続けた。
もうAは喘ぎっぱなしだった。口を塞いだほうがいいのかとも思ったけれど、手で塞ぐのも乱暴だしキスするのも変だし、何より声を気にしてほしくなかったからそのままにした。隣の人には本当に申し訳なかった。
最後の痙攣を感じて、ようやく私は指を離した。Aは息も絶え絶えといった様子だった。
汗だくのAは「すごい、足の感覚が本当にない」「もっかいシャワー浴びる」と言ってその場で服を脱ぎ、ふらふらとバスルームに入った。
朝の4時半になっていた。
電気を消したらカーテンの隙間から光が見えたので「朝じゃん」と二人でつっこみながらすぐ寝た。
翌朝(昼)に何食わぬ顔で解散してきたけど、衝撃的な体験すぎて一日中思い返していた。
私は手マンの才能があるのかもしれない! と自信満々にこれを書き始めたのだが、書いてるうちにやっぱり演技だったんじゃないかという疑念が拭えなくなってきた。
演技にしては汗をかきすぎていた気もするし、でも過剰といえば過剰な喘ぎ声だったようにも思う。
次があれば指を入れてみたい気持ちと、行きずりの男にも全力でホスピタリティを与える優しい彼女を私の自己満足のために長時間付き合わせてしまったことへの後悔が交互にやってくる。
足腰立たないのはリアルだった。
やはり彼女は演技を見せてくれたのかもしれない。
終わり。
顔も知らない人に名前と顔知られてるとか怖
ここ最近、同棲している彼女と連日けんかしていたが、ついにキレて外に叩き出してしまった。その後すぐに冷静になって、中に入れたがさすがに何度謝っても口を聞いてくれなくなった。本当に後悔している。
喧嘩の原因はいつも同じで、付き合いはじめに手コキ風俗に言ったことがバレたせいだ(携帯の履歴を見られた)。そのことが原因かは謎だが、性病にかかってしまった。しかし手コキで性病とは聞いたことがないので、本当かどうかはわからないが、行ったことは事実なのでそれに関しては本当に悪いと思っている。
あと、おれがアイドルにハマっていた時代を心底嫌っている。もう何年も現場に行っていないが、過去のチェキなどをほじくりかえして、喧嘩の際は必ず親に送るとかそういうことを言われる。アイドルに対してツイッターとかで反応するのがダメらしい。これはイイねぐらいは今でもしてしまうので反省している。おれは彼女を優先してオタクの仲間とはもう会わなくなった。
あと食べ方だ。今まで気にもしてなかったが、おれは食べ方が汚いらしい。気をつけているが、それでもたまに出て不快な気分になるらしい。
よくぼうっとして、物事を考えていることがあるのだが、話を聞いていないように見えてしまうらしい。先日もむこうの母親がきていたのだが、三人でいるときについ、ぼうっとして別のことを考えていたのが不満だったらしい。それ以降、むこうの母親には監視されているようで立ち居振る舞いに本当に気を使う。後からあれがどうだったとかこれがどうだったとか嫌味めいたことを言われるのが心底つらい。そんなに息を吸って吐くだけで俺は誰かを不快にさせているのだろうか。
と、まあ、いろんな悪い面もある。が毎日朝から晩まで働いて生活の面倒を全部見ている。自分で欲しいものも全部我慢して。節約できるところは節約したいが、それさえも貧乏くさいと不満を言われる。今日も夜疲れて帰ってきたら、上のような内容で攻撃されて、つい過剰に反応してしまった。事務所は渋谷なんだが、1人でプログラミングしている最中に、サッカーで盛り上がる歓声も辛かった。帰ったら今日もボロクソ言われそうだし、仕事はきついし、何のために俺は生きているのだろうか。
よくないことに、彼女が子宮癌検査でひっかかってしまい、今週末にレーザー手術をする。それもあるのに、帰ってきたら酷いことをボロクソ言われまくって、我を失ってキレてしまった。後悔しかない。手術にはこないで欲しいとまで捨て台詞を言われた。泣いた。挙句、エイズまで疑われた。もうほんと泣いた。そこまで言うか、いうまで今日は徹底的に攻撃された。バカにされまくった。人格を全否定されるまで言われた。悲しすぎた。
検査のときも「眠くなっちゃうから先生の話をちゃんとメモったよ」と冗談でいったつもりが、ショックだったらしく、徹底的に攻撃された。これはおれも悪い。こういう敢えて薄っぺらに見せる芸風だったから、ついつい出てしまって相手を不快にさせてしまう。これはほんとに直さないとならない。
それでも外に投げるのはやりすぎだ。手をついた際に怪我をしてしまったみたいだし。土下座して泣いて謝った。
彼女は許してくれるだろうか。今後もなんでもしていくつもりだ。おととい40歳になったが、誰からも祝われてない。このまま1人でおれはくたばっていくのだろうか。仕事しかしていないし、趣味も全否定されて、おれにはもう何も残っていない。
人間的になにも面白くない、加齢臭がする、老眼だ、腹が出ている、毎日46時中そんなことを言われてノイローゼ気味だ。それを乗り越えてなんとか上手くやっていきたい。希望をもって。
もうすぐ4時だ。今日も朝10時から夜11時までサッカーもみないで遮二無二働いた。明日も朝早くから難しいコードをやっつけなきゃならない。気が重すぎる。心の平穏が欲しい。幸せになりたい。
食べ方が汚いと良く言われる。
面と向かって「きちんとした躾を受けてない人だから、それだけで引く」とも言われたし、食事に誘ってから明らかに反応悪くなった相手が影で「あれはない」とこぼしていたらしいのも聞いた。
そりゃー母子家庭でカーチャンいつも遅くまで働いてて、一緒に食卓囲んできちんと何か教わった記憶なんてないけどさ。
そんなんでカーチャンまで否定されちまうと、こちらだってそんな相手はお断りな気分になるさ。
とはいえ、それだけのことで相手に悪印象持たれるのも損ではある。
何を気をつけて、どう改善していけばいいんだろう。
人嫌いでなるべく対人関係を避けて生きてきた。誰かといるとすぐに疲れる。会話が続かない。同期入社との繋がりもゼロ。懇親会などは積極的にトイレに籠る。LINEもSNSもやらない。連絡帳には5人もいない。人脈なんていらない。できるだけ変化のない、数少ない部署のメンバーと、当たり障りのない会話だけでいい。人とつるむ良さがわからない。外食だって、一人で食べないと味も何もわからない。いっときは話題のパンケーキ屋に一人で何度も並んだりもしたけど、果たしてまわりで延々しゃべってる女子どもはちゃんと味わっているのかと。味わって食ってとっとと帰れと。別に生きるのが苦痛なわけではないけど、趣味もなく、長生きしたい理由もなく、いずれ親が死んで、安楽死の仕組みも整備されたら適当なタイミングで死ねればよかった。
そんなおれでも、何年も学生や社会人として同じコミュニティにいれば、徐々に慣れて、たいてい誰か一人を好きになってしまう。中学も高校も大学も。そうなったら地獄だ。おれはいったん好きになったらとことん重く、だんだんドロドロとした感情が制御できなくなって、大抵距離感が重すぎてどこかで相手に引かれてしまう。それまでの関係から、相手が心身に相談に乗ってくれるケースもあるけれど、そうすると余計にそこに依存する。ずぶずぶ沼にはまる。病ませたことさえある。それもあって、社会人になってからはより一層、人とはある程度の距離を置くようになった。
そんな感じで社会人生活を7年くらいやってきて、今の職場にやってきた。職場に来て数年、今度は気づいたら職場の上司をまた好きになってしまっていた。例によって重い言動で迷惑をかけて、なんだかんだあって、一定の距離を置いて落ち着いた。ますます、今後これ以上人との距離を縮めないでおこうと思った。
思ったのだけど、今度はある後輩が、すっ、とその中に入ってきた。まったく理解できないのだけど、こんなダメ人間を(仕事の面で)尊敬してくれているらしい。なんだかんだで仕事内容とかで話すきっかけが増えて、気づいたら心を許してしまっていた。その後輩が今度職場を去ることになり、春先に引継ぎもかねてサシでの一週間出張を終えるころには、学生ぶりに敬語を使わず、呼び捨てでよべる相手になっていた。その後輩は俺のタイプと全く真逆ということもあるのか、幸い男として見てしまうこともなく、とにかく一緒にいるのが気楽で、楽しくて、超ネガティブなおれでも、だべってるときはちょっと明るくなれた。出張先ではカフェでパンケーキなんぞつまみつついろんな雑談もした。なるほどみんなやってんのはこういうことか、そりゃ楽しいわな、とわかってしまった。過去、好きになった人と一緒にいる時間は幸せだったり嬉しかったりはしたけど、それはつらさや悲しさと表裏一体で、楽だったり楽しかったりすることは全然なくて、この年になって友達の良さを思い出してしまった。高校の時にも一人だけそんなヤツがいたな、と。
たぶんおれは人嫌いなんじゃなくて、極端に人に興味を持ちにくいだけなんだろう。興味を持てないから、日常を過ごすコミュニティ以外で新たに人脈を作るなんてのは苦痛で仕方ない。そんなハードルを超えて気を許せて、かつ男として見てしまうトラップも回避できて、完全に気楽に接せる相手は、36年で2人。高校の3年間と、仲良くなった後輩がもうすぐ去るまでの半年間。まあ、たぶんもう次はないだろう。残りの期間を一日一日、いい思い出になるよう噛み締めて過ごそう。そう思ってた。
ただ、残り日数がどんどん減っていくにつれ、だんだん精神的余裕がなくなってきた。あと29日、28日、とカウントしてしまう。キモい。こんないいヤツが俺なんかとだべってていいのかとか聞いてしまう。重い。
そんな中、今度はおれが別件で一人でしばらく出張することになった。なんでこのタイミングなんだ、と思った。自分でも引くくらい落ち込んで、なんとかして回避する手段はないか、自分でも引くくらいドス黒い感情が湧いてきた。
なんてこった。もはや男として見てしまうかどうかすら関係なかった。おれはどういう関係性であれ、いったん気を許してしまうと、結局とことん重くなってしまうんだ。こういうのが、これまで対人関係を避けてきたツケなんだろう。きっとおれは人間的に高校くらいから何一歩成長してない。そしてこの年齢じゃ、もはやこの性根はそうそう変わんねえだろう。つんでる。
今回の後輩を最後に、今度こそ、人を近づけないようにしようとまた決心する。もはや何度目の決心なんだか、と自分でも呆れるが、もうお互い、というより、こんな人間に楽しい時間を与えてくれた人たちを俺自ら不幸にさせるのは本当にこりごりだ。
そう決心すればするほど、余計に後輩のいる残り期間が貴重に感じてしまう。でも最後くらい、これ以上後輩に重さを感じさせたくない。あと何回あるわかんねーけど、これまで通り、どーでもいい雑談でぐだぐだしてる時間を楽しみたい。いや、そもそも楽しみたいのはおれだけで、もはや若干引かれてるのかもしれない。なにが、どこまでがふつうの対人関係なのか、友達って何なのか、先輩後輩って何なのか、距離感がよくわからなくなってくる。こんなことを考えたりこんなところに書いたりしている時点で、すでにだいぶ深みにはまっている気もする。おれはあと一ヶ月ちょい、ちゃんと乗り切れるのか。
つれぇ。
学生時代以来の恋愛で、社会人のものは違うだとか、告白はタブーとか言われるから何とも言えない。
数回デートは重ねている人が数人いて、そろそろだとは思っているのだけれど、
いやしかし、今ってその関係なのか?っていわれると実際はまだまだお互いさぐりさぐりな感じだ。
恋愛のハードルについて、ものすごく難しいだとか、努力しただとかいう人がいて、
きっと、社会人なんだから、社会人並みの難しさだろうと思ってたので、
すごく拍子抜けしてるのと一緒にすごくあほらしく思う。
こんなものおめでとうと言われるまでもなく、まるで息をするようにできることじゃないかって気分でもやもやしている。
そして、それがあって出口戦略に悩んでいる。難しいと思っていたし、
婚活の話を読むとデートをしても保留だとか、なんか違うとかよく聞くから、
沢山の人とデートしたらそのままつながってしまった。殆ど1回目で終わってしまうと思っていたんだけどそうでなかった。
もし、数回のデートを経たら恋人同士という話なら私はとんだ浮気者で、いったいどうしようと思ってる。
セックスが境界ならまだ大丈夫、お互い探っているのだから問題ない。
もちろん、そんなことなくて、結局、やっぱり友達ならいいけどみたいな話にすすんでいってくれるのが精神衛生上一番いいのだけど、
問題はそうならないときであって、また、逆に全員そのとおりでも、恋人ができなくて困る。
いや、困らないのか、そっちのほうがむしろ良いとも思う。
ともかく、どうしよう。