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2022-03-16

ロシアウクライナ戦争のある得べき帰結中国選択:国務院胡偉

https://uscnpm.org/2022/03/12/hu-wei-russia-ukraine-war-china-choice

露・ウクライナ戦争は、第二次世界大戦後最も深刻な地政学紛争であり、9.11テロはるかに上回る世界的影響をもたらすであろう。この重大な局面で、中国戦争方向性と国際情勢への潜在的影響を正確に分析し、評価する必要がある。同時に、相対的に有利な外部環境を目指すために、中国は柔軟に対応し、長期的利益合致した戦略的選択を行う必要がある。

ロシアウクライナに対する「特別軍事作戦」は、中国国内で大きな物議を醸し、その支持者と反対者が激しく対立している。本稿はいかなる政党代表するものでもなく、中国の最高意思決定レベル判断と参考のために、起こりうる戦争の影響とそれに対応する対策選択肢について客観的分析を行ったものである

I.露・ウクライナ戦争の未来予測

1. ウラジーミル・プーチンは期待した目標を達成できない可能性があり、ロシアは窮地に立たされる。プーチン攻撃目的は、ウクライナを電撃的に破り、指導者を交代させ、親ロシア政権を育成することで、ウクライナ問題を完全に解決し、ロシア国内危機から目をそらすことであった。しかし、電撃戦は失敗し、ロシア戦争の長期化とそれに伴う高コストを支持することができなくなった。核戦争を起こせば、ロシアは全世界の反対側に置かれることになり、勝ち目はない。国内外の情勢もますます不利になっている。仮にロシア軍がウクライナ首都キエフ占領し、高いコストをかけて傀儡政権樹立したとしても、それは最終的な勝利意味しない。現時点でのプーチンの最良の選択肢は、和平交渉によって戦争をまともに終わらせることであり、そのためにはウクライナが大幅に譲歩することが必要であるしかし、戦場で得られないもの交渉の場で得ることも難しい。いずれにせよ、今回の軍事行動は取り返しのつかない過ちである

2. 紛争さらエスカレートする可能性があり、最終的に西側諸国戦争に巻き込まれ可能性も否定できない。戦争エスカレートするとコストがかかるが、プーチン性格権力からして簡単にはあきらめない可能性が高い。露・ウクライナ戦争は、ウクライナ範囲地域を超えてエスカレートし、核攻撃可能性さえ出てくるかもしれない。そうなれば、米国欧州無関係はいられなくなり、世界大戦や核戦争の引き金になる。その結果、人類破滅し、米露が対決することになる。この最終対決は、ロシア軍事力NATOのそれに及ばないことを考えると、プーチンにとってさらに不利なものとなるだろう。

3. 3.ロシア必死の賭けでウクライナ奪取に成功しても、政治的ホットポテトであることに変わりはない。その後、ロシアは重荷を背負い、圧倒されることになる。このような状況では、ヴォロディミル・ゼレンスキーが生きていようといまいと、ウクライナ亡命政府を立ち上げ、長期的にロシア対峙する可能性が高い。ロシア欧米制裁ウクライナ領内の反乱の両方にさらされることになる。戦線はかなり長く引かれることになるだろう。国内経済は維持できなくなり、やがて引きずり降ろされる。この期間は数年を超えないだろう。

4.ロシア政治状況は、欧米の手によって変化するか、あるいは崩壊する可能性がある。プーチンの電撃作戦が失敗し、ロシア勝利の望みは薄れ、欧米制裁はかつてないほどになった。人々の生活に深刻な影響を与え、反戦・反プーチン勢力が集まる中、ロシア政治的な反乱が起こる可能性は否定できない。ロシア経済崩壊寸前である以上、露・ウクライナ戦争の敗北がなくても、プーチンが危うい状況を支えることは困難であろう。仮にプーチンが内紛やクーデターなどで政権を追われるようなことがあれば、ロシアさら欧米対峙しにくくなる。欧米に屈し、あるいはさらバラバラになり、ロシア大国としての地位終焉を迎えるに違いない。

II.露・ウクライナ戦争が国際情勢に与える影響の分析

1.米国西側世界指導力を取り戻し、西側諸国はより結束を強めるだろう。現在世論ウクライナ戦争は米国覇権の完全崩壊意味すると考えているが、実際には米国から離脱を望んでいたフランスドイツNATO防衛枠組みに戻り、欧州自主外交自主防衛の実現という夢が壊れることになる。ドイツ軍事予算を大幅に増やし、スイススウェーデンなどは中立放棄する。Nord Stream 2が無期限停止となることで、欧州米国天然ガスへの依存度は必然的に高くなる。米国欧州未来を共有する緊密な共同体形成し、西側世界における米国リーダーシップ回復するだろう。

2.鉄のカーテン」は、バルト海から黒海までだけでなく、西側支配陣営競争相手の最終対決まで再び崩壊するだろう。西側は、民主主義国家権威主義国家の間に線を引き、ロシアとの対立民主主義独裁の間の闘争定義するようになる。新しい鉄のカーテンは、もはや社会主義資本主義の2つの陣営の間に引かれるものではなく、また冷戦の中にとどまるものでもない。それは、西側民主主義に賛成する者と反対する者との間の生死をかけた戦いとなる。鉄のカーテンの下での西側世界の結束は、他の国々にもサイフォン効果をもたらす。米国インド太平洋戦略は強化され、日本など他の国々は米国さらに密着し、前例のない広範な民主主義統一戦線形成する。

3.欧米の力は著しく増大し、NATOは拡大を続け、非欧米諸国における米国の影響力は増大する。露・ウクライナ戦争後、ロシアがどのように政治的変革を遂げようとも、世界の反西側勢力は大きく弱体化する。イデオロギー終焉」論が再燃し、第3の民主化の波が勢いを失い、第3世界の国々が欧米を受け入れるという、1991年ソ連東欧動乱後の光景が繰り返されるかもしれないのである西側は、軍事力においても、価値観制度においても、より多くの「ヘゲモニー」を持ち、そのハードパワーソフトパワーは新たな高みに達するだろう。

4. 既成の枠組みの中で、中国はより孤立化する。以上のような理由から中国積極的対応しなければ、米国欧米からさらなる封じ込めを受けることになる。プーチンが倒れれば、米国はもはや二つの戦略的競争相手に直面することなく、戦略的封じ込めで中国を閉じ込めるだけでよい。欧州さら中国から切り離され、日本反中国の先兵となり、韓国さら米国に屈し、台湾反中国の大合唱に加わり、その他の国々は群集心理のもとでどちらかを選ばなければならなくなるだろう。中国は、米国NATOQUAD、AUKUSに軍事的に包囲されるだけでなく、欧米価値観システムから挑戦を受けることになる。

III.中国戦略的選択

1.中国プーチンと結ばれるわけにはいかないので、一刻も早く切り離す必要がある。ロシア欧米対立が激化すれば、米国の関心を中国からそらすことができるという意味で、中国プーチンとともに喜び、支援さえすべきだが、それはロシアが没落しない場合に限られる。プーチンと同じ船に乗っていると、プーチン政権を失ったとき中国に影響を与える。プーチン中国後ろ盾を得て勝利を収めれば別だが、今のところその見込みは薄く、中国ロシア支援する力はない。国際政治法則に「永遠同盟国も永遠の敵もない」とあるが、「我々の利益永遠永久のものである」。現在の国際情勢では、中国自国の最善の利益を守り、2つの悪のうち小さい方を選び、一刻も早くロシアの重荷を降ろしていくことでしか進めないのだ。現時点では、中国がその余地を失うまで、まだ1〜2週間の猶予があると推定される。中国は断固として行動しなければならない。

2.中国は、二股をかけることを避け、中立あきらめ、世界の主流となる立場選択すべきです。現在中国国連安保理国連総会議決棄権するなど、国際的発言選択において、どちらの立場も損なわないようにし、中道を歩んでいる。しかし、この立場ロシアニーズ合致せず、ウクライナやその支持者、同調者を激怒させ、世界の多くの人々から中国を不利な立場に置いている。場合によっては、見かけ上の中立賢明選択となることもあるが、中国が何も得るものがない今回の戦争には当てはまらない。中国は常に国家主権と領土保全尊重を主張してきた。この立場は、台湾問題解決にも資するものである

3.中国は最大限の戦略的突破力を発揮し、これ以上西側から孤立しないようにすべきであるプーチンと縁を切り、中立放棄することは、中国国際的イメージを高め、米国西側諸国との関係を緩和することにつながる。困難であり、大きな知恵を必要とするが、将来的には最良の選択であるウクライナ戦争に端を発した欧州地政学的混乱が、米国欧州からインド太平洋地域への戦略シフトを大きく遅らせるという見方は、過度の楽観視で扱うことはできない。米国内にはすでに「欧州重要だが、中国の方が重要だ」という声があり、米国の最大の目標中国インド太平洋地域支配勢力となるのを封じ込めることである。このような状況下で、中国の最優先課題は、それに応じて適切な戦略調整を行い、中国に対するアメリカ敵対的な態度を変え、孤立から自らを救うことである。要は、米欧が中国に共同制裁を加えるのを阻止することである

4.中国は、世界大戦や核戦争の勃発を防ぎ、世界平和にかけがえのない貢献をすること。プーチンロシア戦略的抑止力特別戦闘態勢に入るよう明確に要請したように、露・ウクライナ戦争は制御不能に陥る可能性がある。正義大義は多くの支持を集め、不義の大義ほとんど支持を集めない。もしロシア世界大戦、あるいは核戦争を引き起こせば、世界は間違いなく混乱する。中国は、責任ある大国としての役割を示すために、プーチンの側に立ってはならないだけでなく、プーチン冒険を阻止するための具体的な行動をとるべきである中国世界で唯一この能力を持つ国であり、このユニークな利点を十分に生かさなければならない。プーチン中国支援から離れると、ほとんどの場合戦争が終わるか、少なくとも戦争エスカレートさせる勇気はなくなるだろう。その結果、中国世界平和を維持したこと国際的に広く賞賛されるに違いなく、中国孤立を防ぐだけでなく、米国欧米との関係改善するきっかけを見出すことができるかもしれない。

中国国務院参事公共政策研究センター理事長胡偉

目出度く「ゴルディアン・ノット作戦こと21世紀ABCD包囲網の打破を目指すロシアン真珠湾概要公表されたので訳す。なお註釈のうち文中のものはすべて英訳者により、数字のものは註釈ではない和訳者のたわごとである。例により和訳者は頭の悪いのと精神病質者が大嫌いだがまあ共産趣味者とかインテリゲンツィヤとかアリストラット労働者を"対象"と捉えるのは今に始まったことではないか特に後ろめたく考えてはいない。

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第三次世界大戦は始まったようだ; 同僚たちはシャンパンの封を切っている[1] - イラン米国間の戦争は核合意を阻害しロシア産原油イラン原油による置き換え余地を封じる。ホルムズ海峡の避けられぬ封鎖は原油価格をうなぎ上りにする。筆者は[ロシアイラン間の]一般的には理解不能合意がある可能性すら信じているが、裏付けるいっさいの事実は持ち合わせていない。

今日はただわれわれ[組織としてのFSBにとって、#WindofChange個別ではなく]の目から見て差し迫ったロシアの"出口"と、クレムリンの"廷臣"について伝えようと思う。(帝政における皇宮について言っている)

これは(実際の摘要の)"複写"ではないがきわめて正確な再話であり、いかように扱ってもかまわず、内容を伏せずに全文を転載してもよい。

この作業はまだ取り掛かったばかりであるので現在はまだ輪郭があるのみで、最終的な報告書は分量があり、詳細で、より堅固になる。今はイラン-米国紛争にかかりきりであるので、筆者はのちより自身の(この新計画に対する)意見をくわえる予定である。『ゴルディアスの結び目』は深く修正・適合される(イランが在イラク米軍基地ミサイルを発射しているため)。

ゴルディアスの結び目』作戦


  • 第二段階: (西側の)反応の分析 - 1-2日間。 V.に.か.ん.し.て.永.遠.の.謎.が.あ.る.─.か.な.す.こ.や.の.帽.で.あ.る.。.ロ.ー.ル.と.声.の.権.威.的.圧.が.整.合.し.な.い.。







  • 4) 明確な協調した信号が(西側から)訪れない場合、これは考えにくいが許容されると思料されるが、挙動(ロシアの)は状況 #2と類似する(同じく)。某.な.ち.ゃ.ん.寝.る.は.よ.い.の.だ.た.だ.の.イ.ン.タ.ー.ネ.ッ.ト.だ.か.ら.。.お.か.げ.ん.は.M.D.,I.r.l.だ.ろ.う.。.女.の.趣.味.も.幼.児.退.行.の.仕.方.も.い.か.に.も.だ.。


  • 上の(6つの)すべての状況において、左記の仮定は極めて確度が高いと分析される:

註釈

2022-03-15

anond:20220315070826

キチガイは惹かれ合うんだろ。

逆に言うと、キチガイでも無い限り反ワクチンとか親ロシア発言しないってことだろ。

Qや親トランプれいわ支持、反原発とか、いつもの人たちじゃん。

2022-03-14

anond:20220314015510

増田は違うっぽいけど、こういう都会と田舎認識の違いが北海道内で親ロシアやってる人を生むんだろうなとちょっと思った

都会の人間理解してくれないし助くてくれないようだからロシアに頼るみたいな拗らせ方しちゃった人たち

2022-03-13

anond:20220313110312

一人で書いててむなしくないの?

ロシア検索すると、親ロシア発言お前だけじゃん。

2022-03-12

妻がロシア人なので、ロシア人認識と現状を書く

プーチンの支持ついて

モスクワなど、西側大都市に住む若者ほとんどプーチンを支持していないが、ヒトラーのような独裁者であるという認識もない。

子供が生まれたら、粉ミルクおむつ離乳食無料でもらえたり、幼稚園はもちろん無料だし、医療費もほぼ無料だったり、意外と福祉国家からだ。

または、プーチン財閥解体し、独占企業による価格のつり上げを防ぐなど、庶民にやさしいこともしている。

しかし、選挙は信じていない。そのため、モスクワでは投票率が低い。

田舎では、プーチンの支持者は多い。田舎食料自給率が高いから、メシに困るレベルほどの貧困は目立たないが、ネットインフラが弱く、プロパガンダたっぷり国営放送しか見られない家庭が多いからだ。

戦争の支持について

国内でも政権でも賛否両論。意外と賛成者が多いのは、西側諸国ロシアは、異なる事実をもとに判断しているからだ。

日本を含む、西側諸国認識は、「ウクライナには一切の非がなく、ロシアがいきなり侵攻してきて、首都民間人攻撃している」だろう。

多くのロシア人の認識は、「ウクライナ政府は、アゾフなどの反ロシア過激派団体を援助し、ドンバスなど東部親ロシア地域クリミアオデッサロシア虐殺をしている。この戦争のゴールは、ゼレンスキーにそれをやめさせることだ。それに、ロシア民間人攻撃していない。民間人への攻撃は、ウクライナアゾフ自作自演だ。NATO西側諸国は、情報操作をしてロシア悪者しようとしている。ウクライナ軍事基地を作り、ロシア戦争を仕掛ける気だ。ロシアは国と、ロシア人を守るために戦う」

多くのロシア人は、この戦争についてかなり詳しい。自分であるし、プロパガンダ放送を見るからだろう。

ロシア人は、ウクライナ惨状も、民間人被害も知らない。アメリカ中東民主化するためにしかけた戦争を支持するように、当然ロシア人は自分たちを守るための戦争を支持している。

事実意見を分ける

実際のところ、ロシアの言い分が事実でないという証拠はない。結局のところ、9.11陰謀論も、原爆を落とす前に日本降伏していかも、従軍慰安婦がたんなる売春だったのかも、私たちには知るすべはないのと同様に、偏向報道をするメディアと、フェイクニュースを垂れ流す一般市民から情報を得るしかないので、何が真実なのかはわかりようがない。

ただ、アゾフ実在するし、ロシア人の迫害虐殺事実だ。

ロシア人の現状について

生活問題はない。いつも実家と連絡とっているし、こんな状況でも「日本での生活に困っていない?お茶でも送ろうか?」というメッセージがくる。

ただ、InstagramなどのSNSで「死ね」などのメッセージはたくさんきた。今はフォロー関係にない人をブロックしているで、そういうメッセージは来ないが。

知り合いは、鬱になり、ODしたらしい。その人は、いわゆるノマドワーカーで、英語ペラペラなので海外企業ウェブデザインなどのサービス提供していたらしい。

ところが使用していたクラウドソーシングサイト、UpWorkがロシア人のアカウントと口座を全部ブロックして、集客用のSNS死体写真を送り付けられたり、かなりひどい目に合っていたらしい。

2022-03-09

ウクライナ親ロシア地区だけ切り離せばよかったのに

プーチン議長になったロシア会議(?)中継の時に、恐る恐るそんな事を言っていた議員映像記憶に残ってるんだけど

おそらく。これが一番平和解決策だったよね

2022-03-08

anond:20220308163423

ウヨク的にはどういう視点で見た方が冷静?

 

ウクライナ親ロシアテロリストを殺した!戦争の発端を作ったのはコイツらだ!

ロシア軍事的作戦なのに民間人を殺す必要性はない!コイツらは現代悪魔だ!

ウクライナ人←戦争になることがわかっていた!お笑い大統領祭り上げて戦争を煽った!

ロシア人←プーチン奴隷!何を言ってもプーチン礼賛になる!

海外にいるウクライナ人←国に帰るなら黙って帰れ!平和な我々を煽るな!

海外にいるロシア人←ざまあみろ!プーチンから逃げようと思っても祖国貧困具合からは逃げられなかったようだな!

NATO←あくのちゅうすう

アメリカ←でぃーぷすてーと

日本大日本帝国魂再来願!!中国韓国北朝鮮露西亜全方位竹槍爆撃神風特攻!!!靖国敬礼!!

中国←超宇宙規模絶対的顕在嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼遺憾乃意!!!!!!!!!!!!!!!

 

なの?

2022-03-05

プーチンは「無敵の人」ではないか

みんなウクライナのこと言及してるし増田にこれ言ってる人いるだろうなって思ったら見つけられなかったので書く。

大雑把に言うとプーチンはほぼ国際社会版「無敵の人」になってしまった(なったというより、そうであることが明らかになった?)のではないかということだ。

失うものがないという意味での「無敵の人」ではないけど。

もちろん自分はこの戦争を支持しない。直ちに停戦すべきだと思っている。

ウクライナ防衛している人々を尊敬する。自分のような弱い人間にはできないだろう。

素朴な気持ちとして、椅子に座ったまま嘘をつき、人々を死地に追いやる政治家は憎い。

ただ、考えれば考えるほど今回の戦争において「プーチン無敵の人」なのではないかと思い始めた。

まるで、ひどく悪趣味NTRものを読んだ時や、個人的に嫌いな人間に何かで負けたときのような、やり場のない絶望感がある。

BBCではJames Landaleという人によって、以下のような5つの終戦シナリオが論じられていたので、それに沿ってどう彼が無敵であるか整理してみようと思う。

https://www.bbc.com/news/world-europe-60602936

1. 短期戦争

ロシアが圧倒的武力ウクライナ破壊しつくす。何千人もの人が亡くなり、キーウは陥落し、ウクライナ大統領は殺されるか亡命し、ロシア親ロシア傀儡政権ウクライナに立てる。反乱や将来の紛争が想定され、ウクライナの政情は不安定になるかもしれない

おそらくウクライナにとって最悪のシナリオだろう。個人的には最近戦闘エスカレートぶりを見ると十分ありえるのではないかと思っている。

この場合プーチンは「勝利したことになる。反乱が起きようが殺せばいいのだ。ジェノサイドをしているとみんなが言っても、映像が出ても、証人が出ても、結局誰も手出しできない。チベットがそうだ。誰かあれを止められたか

彼の権勢は強まるだろう。国内向けに言っている「ネオナチ」との戦いに勝った偉大な指導者なのだ旧ソ連領土を平定し、NATOに一泡吹かせたのだ。今の姿勢を見るに、アメリカはこの終わり方の後に手を出すこともなさそうだ。

ソ連崩壊したように、何年も経って、プーチンが死に、ロシア国内情勢が大きく変わればその時初めてウクライナ難民は帰れるのかもしれない。

なんにせよ、彼は一度勝ったことになる。

2. 長期の戦争

ロシア軍のモラル低下と補給失敗により戦闘が泥沼化する。占領した街のコントロールすら難しくなるかもしれない。時が経ち、西側諸国武器を送り続けることでウクライナ軍は有効な反乱を起こすことができる。何年もの後、ロシア軍は撤退するかもしれない

意外とこれが一番プーチンにとって辛いかもしれないと思う。経済制裁が続く中で軍を送り込み続けるのは難しいだろう。

とはいえすでにロシアから彼を批判するメディアは一掃された。ロシア国民は苦しむが、国民ほど彼が苦しむことはない。

ネオナチと戦い続ける偉大な指導者として君臨し続け、北朝鮮のような状態になるかもしれない。

ただ、彼は(彼の中では)負けていない。あまり明確にも勝ってないけど。ゆえに、最近の状況を見る限りこれを避けようとロシアは動いているように見える。

3. ヨーロッパ戦争

プーチン旧ソ連構成国、特にNATOに加盟していないモルドバジョージアに進軍する。それは誤算やエスカレーションによるものかもしれない。プーチン敗戦に直面し、これが彼の政権を存続させる唯一の手法であると感じれば、ヨーロッパ戦争リスクを受け入れてさらエスカレートするかもしれない

これはNATO西側諸国にとって最悪のシナリオだろう。ロシア核保有国だし、これが起きた時ばかりはどうなるかわからない。

ただモルドバジョージアEUでもNATOでもない)であればウクライナと同じ手法で持っていかれるんじゃないかと思う。

このシナリオプーチンが負けたことになる時は、NATOEU全面戦争になり、ロシア敗戦する時だろう。核爆弾の一発や二発は打たれてそうだ。

西側諸国も大きなダメージを受ける。世界の各地が破壊され、多くの人が死に、広島長崎のような惨状世界に再び広がっているかもしれない。

ただプーチンがこのシナリオ選択するとはあまり思えない。双方に痛みが大きいし、勝ったことにはなっても失うものが大きい。

NATOアメリカもいつまで経っても外から遺憾砲を打っているだけだし。偽善者どもが、所詮手を出せないくせに。スーカブリャット。俺がこいつら全員殺すところを黙って見てなとばかりにプーチンはあざ笑っているだろう。

西側諸国が全員ブチギレて、東欧を、ひいては地球不毛の地にする決断をしない限り、彼は勝っている。

4. 外交による解決

すでに交渉がされているように――まだめぼしい成果はないが――プーチン交渉による停戦可能性を受け入れているように見受けられる。しかし、戦争が彼の地位を脅かす時、終戦屈辱より戦争継続がより偉大なリーダーシップだと判断するかもしれない

これについてはウクライナが条件として有利になることはまずないだろう。現状、西側諸国分析を見ても押され気味だし、損失も大きい。

それでも高潔な彼らが戦いを選んだとて、ロシア武力で1.のシナリオに持っていくのではないか。その後は交渉しなかったときよりひどい結末が待っているだろう。

プーチンが負けた格好で交渉が終わることは到底ありえない。何かしら勝った格好で終わらせることしか許容していない。

5. プーチン政権を追われる

これは起こりそうにもない、ただ世界は変わった。もし戦争ロシアにとってひどい災禍をもたらせば、国民革命を起こす脅威がありうる。もしくは、プーチンから利益を得ていた人々が、彼は財産を守れないと考えれば、このような結果はありえる

これが彼の唯一の負けシナリオである。ここまで書いてきたシナリオも、最終的にここに行き着く可能性がある。

そうなれば彼は無敵の人ではない……が、国内メディアも抑え、ロシア国民反戦感情も大したこと無い、みたいな状態でこれがどれほど近い時期に起こりうるだろうか?

怪しい人間を殺して回っても良いのである西側は手出しできない。これまでも毒殺とか色々やってきたしノウハウはある。

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以上5つからプーチンは「ほぼ自分が何かしらの形で勝てる」と思ってこの戦争を続けているんじゃないかと思った。まあそうじゃないと始めないと言われればそうだけど。

西側諸国も薄々感づいているんじゃないか絶対言わないだろうけど。そして建前ではロシア批判し、ウクライナの人々にただただ武器を含んだ物資を送るだけに終止している。

ウクライナが滅びる時、家族祖国を失った彼らが「西側諸国は結局助けてくれなかった」って言ったら、どんな顔をするつもりなんだろう?

まり未来が暗い。でも昔から国際政治ってこういうものなのかもしれない。

2022-03-02

アホなのでウクライナ問題が分からない

以下支離滅裂

ウクライナ親欧米ロシア嫌い

ウクライナ内の親ロシア派親ロシア欧米嫌い

親ロシア派ロシア好きです、NATO入りたくない」

ロシア親ロシア派が嫌がっているのにNATOに入ろうとするとは何事だけしからん、『親ロシア派を守る行動』を取ろう」

と言いつつ実際は殴り込みで戦争をしている。一般人大勢殺害している。

そしてウクライナを強引に子分にしよう企み乗っ取ろうとしている…?

あるいはロシアウクライナのものを亡きものにしてロシアの一部にしたがっている…?

過去ウクライナソビエト時代スターリンから圧政大勢の人が餓死したりしたこともありロシアとは縁を切りたがっている?

アホな自分の単純な頭では「ウクライナ人の多数が親欧米からウクライナ国内から親ロシア派がいなくなればいい」とも思っているが多分事はそんなに単純じゃないんだろう。ただ、どう単純じゃないかは分からない。

ウクライナ内の親ロシア派が占めている地域を「ウクライナじゃない」ことにしたら(新しい国が生まれたり、ロシアの一部になったりする)何やらそれはロシアに屈する事になるらしい。何でもロシアにとっては念願の不凍港が手に入ることで他国にカチコミしやすくなるとかならないとか見聞きしたような気もするけどどうも分からない。

親ロシア派ロシアが好きなんだからウクライナ内の親ロシア派ロシアに追い出してウクライナ親ロシア派がいない国にしたらいいのかとも思ったがそういうことでもないらしい。かといってこれから親欧米でやっていきたいウクライナにしてみたら国内親ロシア派がはびこっているのは嫌だろうなとも思う。

ウクライナNATOに入っていないのでNATO軍隊ロシアを追い払ったりはできない。経済制裁はやっているらしいがそれでもお構いなしにロシアは攻め込んできている。むしろ経済制裁プーチンがなお一層キレているようにも見える。このままだと核兵器を使いかねないところまで来ているらしい。ウクライナが第2の被爆国になるのは嫌だ。軍事力のあるアメリカ中東石油のように金儲けができないと戦わないかウクライナは見殺されてしまうのだろうか?

そういえばプーチンは昔のソビエトに憧れていると聞いたことがある。今回の戦争も昔のソビエトを復活させるための行いなのか?というか本当に昔のソビエトを復活させて良くなるのかも分からないけれど。とはいえ今回の戦争プーチン世界各国からバッシングされて経済制裁も受けている、そんな強引なリーダー国民はついていきたがるのか疑問ではある。となると失脚するのだろうか?もし仮に失脚したら今後どうなるのだろうか、アホの頭ではそこまで回らない。

今回の戦争で一番得をするのは何やら中国らしい。どういう大風桶屋かは分からないけど中国らしい。中国が力をつけてきたら台湾日本侵略をしてくるという考えも見たような気がする。なんとかという政治家馬鹿の一つ覚えのように9条9条連呼していたが力づくの国は言葉だけでどうこうなるもんじゃないというのが今回の戦争で明らかになったようにも思える。日本核兵器を持つ域までいくかどうかまでは分からないけれども少なくとも交渉とか会談でおさまらない恐怖みたいなものを感じた。平和ボケという言葉は使いたくないが結局戦争狂いになるしかないのだろうか。極端なことを言えば右寄りの人に「平和」という単語自体タブーな気さえすることもある。

などと頭の中のものを出してみたけれどアホなのでこれが限界だった。加えて別に強い権力を持っているわけでもないのでこんなことを考えることに何の意味があるんだろうとさえ思えてきた。

とはいえ戦争は早く終わって欲しい。おわり

2022-02-28

カザフのQ-POPについて書こうと思ってたけどロシアウクライナ問題

昨年までカザフスタンのQ-POPについて、これから日本でも世界でもQ-POP来るかもね!なんて書こうかと思っていたが、昨年後半からカザフスタン政治状況が激変し、更にロシアウクライナ戦争まで始まってしまい気軽に音楽どうよ〜とか言ってる場合じゃなくなってしまった。

というわけでQ-POPと彼らを取り巻く政治状況とウクライナ関係をちょこっとだけ書いておく。

まずはQ-POPとは何か、から

詳しくはウィキペディアをみてもらえばわかるが、主にK-POPから音楽ファッションともに大きな影響を受けたカザフスタン音楽である

2000年代からカザフスタンでも韓国ドラマ音楽が人気となり、若者たちにも影響を与えた。

そして2015年ボーイズグループNinty Oneが結成される。名前はもう皆さんピンと来ると思うが、ソ連崩壊カザフスタン独立した年にちなんでいる。独立自主を表す名前である

彼らのファンはNinety OneのようにK-POPの影響を受けた、カザフスタン人によるカザフスタンの人々のための音楽をQ-POPと名付けた。

https://en.m.wikipedia.org/wiki/Q-pop

始祖とも言えるNinety Oneに続き多くのミュージシャンデビュー果たしている。最近ガールグループもいるようだ。

まだ生まれて間もないQ-POPだが、カザフスタン以外でもファンは増えてきているようだ。ちなみに隣国キルギスでも大人気で、Q-POP音楽祭が行われたりしているそうだ。

NINTY ONE / DARN

https://youtu.be/imx-y2jNvVA

Q-POPグループNinety Oneを取り巻くカザフスタン文化政治状況

カザフスタンイスラム教徒が多く、文化はかなり保守的。(とはいえカザフスタンではかなり戒律はゆるい方で、飲酒も行われているとか。大っぴらに飲めるかどうかまでは寡聞にしてわからないが。)

Ninety Oneデビューした時はかなり激しい反対運動が起こった。Ninety Oneは髪を染め、ピアスをし、細身の服に身を包んでダンスし、歌った。それが若い男性を中心とした保守グループからの怒りを買ったのだ。「カザフスタンの家父長制を破壊するものだ」と激しい批判を浴びせ、保守的都市では保守グループの反対集会も行われ、コンサート禁止されてしまう。音楽祭等でも他の伝統的な音楽をやっているミュージシャンからは「同じ舞台に立ちたくない」と共演を拒否されることも。

それでも現代カザフスタン若者達を取り巻く問題や悩みについて歌う彼らは多くの若者の支持を得、今では多くのQ-POPミュージシャンが彼らのあとに続きデビューしている。

このように、保守からは忌み嫌われているQ-POPではあるが、Ninety One

政府との仲は意外と良好であった。理由カザフ語とラテン文字にあるようだ。

カザフスタンでは公用語カザフ語とロシア語の2つであるしか都市部では主にロシア語が使用され、カザフ語が話せない人もいる。そこで与党ではカザフ語の普及、更にはラテン文字の導入も推進している。カザフ語でカザフスタンの歌を歌い、ラテン文字名前を使うNinety One政府にとってはい文化スポークスマンになりえたのだ。なので彼らは与党集会ライブを行ったりもしていた。

カザフスタン政治状況について

最近の情勢についてはこの記事が詳しい。

ROLESCast#007 カザフスタン情勢の急転―突発的な政権動揺の背景と影響

https://www.fsight.jp/articles/-/48557

ざっくり説明すると、昨年からガス値上がりにより全土にデモ暴動が拡大、大統領の家宅まで襲撃される事態となり、ロシア主導の治安維持部隊派遣された、という話。

親ロシア政権独裁体制前大統領ナザルバエフ時代から後継者に選ばれたトカエフ大統領のもと、ナザルバエフ−トカエフ体制で長年政権は安定していると見なされてきた。

しかしガス値上がりが引き金となり、長年の独裁汚職に対する国民の不満が爆発、全土にデモ暴動が拡大。トカエフ大統領ロシア治安維持部隊を投入、警告なしの発砲を行い200名以上が殺害されている。

ちなみにこの記事は今年1月上旬のもので、対談が行われたのはおそらく前大統領ナザルバエフの失脚前のもののようだ。今年1月5日、暴動を抑えきれなかったナザルバエフは、トカエフ大統領によりカザフスタン共和国国家安全保障会議議長を解任され、カザフスタンから脱出。その後もトカエフ大統領ナザルバエフと近かった治安機関トップ国家反逆罪で拘束したりと政府からナザルバエフの影響を排除しようとしている。

ちなみに北京オリンピックではロシアとも中国とも親密な関係アピールしていたのだが、昨日トカエフ大統領ロシアからウクライナ派兵要請を断った、というニュースが流れた。

ロシア的にはナザルバエフプーチンは同志的な関係であったし、トカエフナザルバエフ路線継承した親ロシア政権カザフスタン暴動反ロシアではなく反カザフスタン政府であったので、ウクライナのように侵攻する気はなかっただろう。しかしトカエフ大統領プーチン要請を断ったことでこれからどうなるかわからない。

トカエフ側としてはロシアは今はウクライナで手一杯、国際的にも孤立、更にロシア国内でも反戦デモ、とカザフスタン派兵する余裕はない、国際的にも派兵を断ったほうが孤立を避けられる、と見てのことかもしれない。しかしこれからどう転がるかはわからない。トカエフ体制もいつ崩壊するかわからない瀬戸際である

そしてまたQ-POP

カザフスタンインフルエンサーによれば、近年の価値観の変化は激しく、若者であっても3〜4歳下の若者とのギャップは両親とのギャップ以上であるという。

いくつかQ-POPPVを貼っておく。言葉からないけどJ-POPK-POP好きならめっちゃ聴けるタイプ音楽では?

NINETY ONE - Ah!Yah!Mah!

https://youtu.be/TXndlL4XPE4

SEVENLIGHT - Núkte Official MV

https://youtu.be/RXeFYeQwC90

JUZIM - Baǵynbaimyn

https://youtu.be/V5c2PnRKU6E

ちなみに当増田はJPOPもKPOPもあまり聞かないタイプである

何故Q-POPに興味持ったかというと、カザフスタン伝統音楽を調べていたのがきっかけであった。

カザフスタンにはドンブラという伝統楽器がある。何かが流れてきそうな名前だが、こんな弦楽器である

https://youtu.be/-RkOHNyuijE

カザフスタン若者の間ではドンブラパーティと呼ばれているフラッシュモブ的な街角でのドンブラ演奏会が行われているそうで、ものすごくカオスフリーダムな情景を思い描いたのだが、実際YouTubeで見てみるとのどかものだった。

https://youtu.be/WrmT4A7Z25o

こんな達人級がゴロゴロいて、週末になるとあちこち街角ドンブラを演奏しているのである。そりゃQ-POP拒絶反応も出ますわな、と思わされた。しかしみんな違ってみんないい。個人的にはどちらも聞きたい。

2022-02-27

ウクライナプーチンが見誤っていたこ

ウクライナ人は「国民」だった。

たぶんプーチンが考えていたであろうこと

実際には

クリミアはどうなの?

じゃあなんでウクライナ人は「国民」になったの?

日本侵略された時に必要なこと

ウクライナの一連の動きを見ていて、日本近隣諸国から仮に侵攻を受けた時にどのようなことが必要かということを考えた。仮想敵国中国ないしロシアとする。北朝鮮はどうかと言う点では、彼らが本気で我が国と戦う場合は核による大規模な攻撃を早い段階で仕掛けざるを得ないだろうから、以下の議論とは全くレベルが異なってくるので今回は考えない。

最低2週間、できれば1ヶ月は降伏をせず自国だけで持ち堪える

核を保有し、国際経済と結びつきが強い国家に対しては、国際社会の反撃の動きは思いのほか鈍いと言うのが今回のひとつの学びだ。日米安保があるうちはアメリカから支援が期待できるかもしれないが、そもそも日本が直接攻撃を受ける事態というのは日米安保が何らかの経緯で弱体化しているという状況だろう。

時間が経つにつれ国際社会は侵攻国側に対して明確な反対を打ち出すというのが、この週末での各国の動きである一定の効力を持つ非軍事的制裁措置が発動するまでに2週間、その後の軍事支援も考えると自力で1ヶ月程度持ち堪えることが必要だと思った。

政府トップが抗戦をすることを明言する

ヨーロッパ各国がウクライナ支援に傾いたのは、ゼレンスキー本人がメディアを使って抗戦の姿勢を明確に打ち出したことが影響していると思う。ウクライナがある程度粘れそうだ、という印象を国際社会に与え、いわば「判官贔屓」と「勝ち馬に乗る」の両方の反応を引き出すことに繋がっているのではないかと考える。

国民が抗戦する姿勢を示す

仮にウクライナ親ロシア勢力多数派で、ゼレンスキーの抗戦姿勢を支持しなかったら、軍の士気国際社会支援に対して影響していた恐れがある。ロシアによる支配ウクライナ国民自身が受け入れない、というのはロシア政府ウクライナ政府の主張の正当性判断する上で重要基準からだ。

島嶼地域実効支配を許さな

ウクライナ東部での親ロシア勢力支配地域ロシア承認した段階では、全面戦争を避けるためにこの地域を「人身御供」として差し出すという雰囲気がかなりあったと思う。現在においても停戦のための材料としてこれらの地域取引対象となってしま可能性がある。例えば中国日本戦争となった場合中国南西諸島沖縄実効支配した状況で戦線が膠着してしまうと、これらの地域停戦条件として中国のものになってしまうかもしれない。

中国は第二四半期中に、台湾と、もしかしたら日本に何かをしてくる

いずれやるなら、やりたいなら、中国にとっては今が一番のチャンス。

しろ、このタイミングを逃したら、いつ悲願成就できるかわからないので、すぐに何かをしてくると思う。

2022-02-26

CIAが作った親米政権が今回の戦争で倒れて次は親ロシア大統領が生まれ

そしたらまたCIA暗殺してクーデターをあおって親米政権を作り、そしたらまたロシア戦争をして

以降繰り返し

anond:20220226113518

2022-02-25

これだけ派手に軍を動かしても得られるのはウクライナ中立化or親ロシア化だけってのはなぁ。

戦利品があまりに少なすぎないか

anond:20220225114427

本人は悪くないのはもちろんだが、

しいていえば前政権親ロシアだったがぜれんすきーさんは親NATOだったので目をつけられた

個人的には河野太郎氏の原潜案には賛成だったんだけど、

キシダとか、親ロシアのシンゾーとか、そういう方に票が集まるんだよね…

まあ、ウクライナがこうなった今であっても、じゃあ原潜を調達しましょう、

はいかないだろうというか、おカネとかね…

あと、原潜に核、大陸間弾道ミサイルはセットでないと意味がない

まり日本が完全に焼け野原になったとしても、日本の原潜が地球上のどこかに潜伏していて、

そこから敵国にミサイルを放てるというのが抑止力になる

日本国土の上に核ミサイルがあっても、それを破壊すればいいんであって、

それではあんまり意味がないんだよね…

から、最悪核でないとしても、日本焼け野原になっても、

地球上の公海のどこかの日本の原潜が敵国にミサイルを撃ってくれれば、

抑止できなかったとしても、逆転というか、一矢報いることぐらいは可能になる

から沈黙の艦隊よろしく、原潜と核を米国提供してもらいたいわけだけど、

ウクライナがこうなっても難しいかなぁ、という気がしないでもない

日本独自で核を管理、更なる改良のための核開発、研究もセットでなければならない

プーチン戦略核に非常に前向き、肯定的なのは以前から知られているので、

気軽に核攻撃をしてくることは想定できる

人命はともかく、サリンのような毒ガス戦略核都市単位制圧に向いている

敵はともかく、味方の被害ゼロにできる

そういった手段に躊躇しないことはソヴィエト性質から想定できていたわけで、

こちら側にも原潜や核は必要だとずっと感じてきたが、

じゃあ導入したいのでくださいで終わる話でもないという…

まあ、遅すぎたね

2022-02-22

とりあえず親ロシアじゃなくて反NATOなんだよ

ロシアの、民主主義機能してるのかどうかわからんやべー体制も大問題だが

今回のウクライナ問題がどう転んだとしても、それでロシア体制がどうにかなる訳でもなさそうだしな

いずれぶっ潰すとしても、今の流れでやることじゃない

で、NATOはというと、当初の目的を失った本末転倒軍事同盟という厄介極まりない存在

こんなのを放置しておくのはリスクしかないだろう

NATOの外側からはもちろん、加盟国ですら制御できなくなってんじゃないかと思う

今を潮時と見て、まずはNATOを潰すか何かする、その後でロシアを締め上げる、でいいじゃないか

2022-02-21

マルクス主義者って今のロシアをどう思っているの?

1991年のソ連崩壊によって、新たに誕生したロシアは1917年崩壊ロマノフ朝ロシア後継者と言うことになっている。

あれから30年経過したが、今のロシアを見ていると昔のソ連の生き写しのようにも見えるよね。

旧ソ連領だったベラルーシ親ロシアにし、今はウクライナ自国に取り入れようとしている。

そもそもプーチン大統領自身が、旧ソ連最後の生き残りである

マルクス主義は「歴史ゴミ箱」行きになったが、今のロシアを見ていると旧ソ連が復活したようにも見える。

しかし、日本ではマルクス主義者や左翼の人たちは沈黙を貫いているように見える。

マルクスを捨てたソ連は、ソ連じゃない、という考え方なのだろうか。

2022-02-17

共産党支持の平和主義から見たウクライナ情勢

ロシア軍撤退マジで信じている

戦争になってほしいと思っている勢力がいてそこから利益が生まれると本気で思っている(ガンダムSEEDみたいな世界観やな)

安全保障に対する認識がこのレベル人間がいるとか…

プーチンが何をしたいか

ほとんどすべての国が考えることと同じだ。自国領土権益を守りたい。ウクライナNATO基地ができたら、米国は数分でモスクワ破壊できることになって、米国との核抑止も怪しくなる。ウクライナ国境からモスクワまでは平原が広がっており、陸軍侵略するのも簡単だ。キューバ危機と同じ構造だと思えばいい。当時はアメリカが引かなくて危うく核戦争になるところだった。

ロシア国家モデル権力システムが魅力的なものである必要があった。しかし、ロシアは魅力的なシステムを作ることができなかったので、ウクライナは、欧米に行ってしまった

これを正論だという人がいるが、これは不正義だと私は思う。「欧米に行く」というのは、ロシア欧米対立していることを仮定している。「欧米」は軍事面でも経済面でもロシアよりずっと強力で、欧米ロシアと本気で敵対したら、ロシアに勝ち目はない。そんなことはロシアもわかっていて、冷戦終了後はロシアはかなり歩みよっていた。

その流れを変えたのはNATO側だと私は思う。おそらく決定的な事件は、コソボ独立だろう。NATO親ロシアセルビア空爆を行い、強制的セルビアからコソボ独立を認めさせた事件だ。軍事攻撃中央政府恫喝し、無理やり一地方独立を認めさせる、というのは、第二次大戦以降ではコソボが初めてだ。コソボではNATO軍に保護された住民投票によって独立が決定したが、普通、一地方住民投票では国家から独立はできない。また、コソボでは多数民族少数民族が激しく対立しており、セルビアから独立するという決定を、単純多数決で行うのはかなり疑問が残る。実際、少数民族独立後に激減している。ロシアクリミア地方にやったこととほぼ同じだと思う。ただ、米国主導のコソボ独立は、ロシアと違って、どの国から経済制裁を受けることはなかったけどね。

同時期のNATO東方拡大と合わせると、たとえロシア欧米ルール尊重しながら融和路線を取ったとしても、欧米ルール無視して軍事力を使いながらロシアの影響力をじわじわと奪い取ろうとしてくるに違いないとロシアが感じてもそれは妥当だと思う。ウクライナNATO基地ができたら、例えば対中国包囲網とかでロシア欧米の利害が対立した時、軍事力をちらつかせながらロシアに屈服をせまるのは容易に想定できる。


これは私の想像だが、西側諸国が安定しているとロシアにとってはろくなことにならない、とプーチンは考えているのではないか。それ以外に、サイバー攻撃などで米国大統領選挙に介入する理由が思いつかない。世界最強の軍事力を持っている国を怒らせるリスクよりも、アメリカが安定して世界の警察官始めちゃうリスクのほうが高い、と思っているんだろう。アメリカは、ヨーロッパと違ってロシア戦争になっても本土戦場になることはないから、ロシアには強気一辺倒だ。負けることはないし、軍需産業でも復興でも儲かるしなあ。


そもそも軍事同盟として米国西欧を含むNATOは強力すぎて、周囲に脅威を与える。ロシアだけじゃなくて、イスラム諸国NATOに対する警戒感は強いし、軍拡理由になっている。本来目的であるソビエト連邦消滅したにもかかわらず、拡大を続け、NATOと全く関係のない他国セルビア)を分割するために軍事介入した事例のある危険組織だ。NATO軍事をつかさどる参謀総長は常にアメリカ出身者が占めている。もし平和維持軍的な軍隊世界必要なら、それは国連を中心としたものであるべきだと思う。

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