はてなキーワード: 彼女とは
学生の頃から同じ部活で仲が良くて大学に行っても毎月遊んでいた。
社会人になったら最初は月1回、次第に面倒になって今では半年に1回くらい顔を出している。
そんなグループで彼氏がいることを公言しているのは1人だけだ。
この子達に彼氏いるんだよね、って報告するのが嫌で今までずっと黙っていた。
1人目は報告しようかと思っていた。しかし気恥ずかしくて黙っている間に別れてしまった。
それから付き合ってすぐ別れたらどうしよう、と思って報告せずにいる。
この間会った時も「いい人いないの?彼氏できたら教えてね!てかくっつく前から教えて!」って言われてるけど、すでにもうすぐ2年付き合って結婚も見据えている人がいる。
なんなら言うのが面倒くさいので、指にある指輪見て気がついて欲しいとまで願っている。
森奈津子は近年ではネットで暴れるおばさんというイメージになってしまっているが
30年ほど昔、今よりももっと性が閉鎖的であった時代に「セックスを赤裸々に話す女はいるのに、オナニーは隠さなければいけないのはおかしい。男は話すのに」と女たちはオナニーを語るべきだと主張していた
オナニーがオリンピックの競技になった世界を舞台にしたSF小説も発表していた
また、そのころは百合が今ほど多くなかったため百合作品を増やそうとも提言し百合小説をしたためていた
彼女は「ビアン寄りのバイ」として後に生まれた百合姫ではコラムを載せ、セクマイのためのパレードに参加していた
その後男性と結婚して養われるようになり半引退するも夫が下半身不随になり、しかし「普通に男と結婚した女」にセクマイ界で稼げる席はもうなかった
東京と地方のどっちが住みやすいとか、文化資本がどうとか言われても、まったくピンとこない。
自分にとっては、東京はゴミ溜めであり、故郷は雪に埋もれた死体だった。
そんな俺が今、どういうわけか、20歳も年下の彼女と結婚している。このこと自体が信じられない。俺の人生において、こんなに若い人間と一緒にいることなんて想像もしていなかった。
彼女、名は美里と言う。都会育ちの美里は、デジタルネイティブ世代で、SNSの使い方が俺とはまるで違う。俺がスマホの使い方に四苦八苦している間に、彼女はインスタで新しいカフェを探し出し、サクッと予約まで済ませてしまう。俺はそれを見て、正直感心することもあれば、呆れてしまうこともある。
「ねぇ、これ見て!また新しいフォロワーが増えたよ!」と美里が嬉しそうにスマホを見せてくるたびに、俺は一瞬、彼女の世界についていけないと感じる。そんな時は、世代間のギャップを痛感せざるを得ない。彼女はどんどん前に進んでいるのに、俺はまるで止まったままのような気がする。
そんなある日、俺たちは彼女の実家に招かれた。彼女の両親は、初めて会った時から俺たちの年の差について心配しているのが明らかだった。食事の席で、彼女の父親が静かに言った。「美里を幸せにできるのか?」その問いかけに、俺は一瞬言葉を失ったが、「もちろんです」と答えた。
しかし、心の中では自信がなかった。俺と美里の関係が、この世代間のギャップを乗り越えられるのかどうか。それでも、彼女の明るい笑顔と、彼女が俺に対して見せる無邪気な信頼が、俺に少しの勇気を与えてくれる。
ある晩、俺は彼女に尋ねた。「美里、本当にこのままでいいのか?俺たちの年の差、時々不安になるんだ。」すると彼女は笑って、「そんなこと気にしないで。私たち、いいチームじゃない」と言った。その言葉に、俺は救われた気がした。
そして、俺たちは互いに歩み寄る努力を始めた。美里は俺の好きな古い映画を一緒に観て、俺は彼女が教えてくれる最新のトレンドに耳を傾けた。俺たちの間には確かに世代の壁があったが、それを超えるための橋を一つ一つ架けていくことに決めた。
ある日、美里が言った。「あなたといると、なんだか落ち着くの。今までの人生とは全然違うけど、それがすごく新鮮で好き。」その言葉を聞いて、俺は少し照れくさくなりながらも、心の底から嬉しかった。
それからも、俺たちの生活は続いていった。彼女が新しいアプリを教えてくれたり、俺が彼女に昔の音楽を聞かせたり。世代間のギャップは完全には消えなかったが、それを補うための工夫と努力を重ねていくうちに、俺たちの絆は確かに強くなっていった。
最終的に、俺たちは互いの違いを尊重し、補い合うことで、より良い関係を築くことができた。そして、そんな日々が続く中で、俺はふと気づいた。東京がゴミ溜めだとか、故郷が死体だとか感じていた俺の心に、少しずつ温かい光が差し込んできていることに。
それは、美里との結婚がもたらした変化だった。俺たちの世代間のギャップを乗り越える過程で、俺自身も変わっていった。そして、そんな俺たちの未来に対して、今は少しずつ希望を持つことができるようになったのだ。
ハッピーエンド?そうかもしれない。俺たちはまだ道半ばかもしれないけれど、少なくとも今は、互いに寄り添い、支え合いながら歩んでいく決意がある。それだけで、十分だと思う。
出張で新幹線まで時間があったから東京駅の地下を歩いていたら、明らかにやることもなくフラフラしていそうなサラリーマンがいた。
かつての自分だと思った。
当時は独身だったし彼女もいなくて大した趣味もなかったから、定時で仕事を終えて帰ってもやることがなく、ひたすら外をフラフラしてた。
あれから少し時間が経って、今は会社経営をして忙しく過ごしてる。
年収は周りには1億と言ってるが本当は5000万円くらい。
結婚もしたし、外にいると早く家に帰りたいって思う。
ずいぶんと変わったなと思うし、当時はこんな感じになるとは全く想像できなかった。
でも調子に乗らないように、昔勤めてた会社の最寄駅を通った際はたまに家まで1時間半歩いて帰ってる。
"たまに"って言ったけど1年に1回くらいかな。
だから、きっとうだつが上がらずダラダラと東京駅の地下を歩いてた彼も、数%の確率で将来は大物になっているのかも。
まあ大物にならずとも、なんやかんやで人生が好転してるんじゃないかな。
また近々、1時間半歩いて帰らなきゃ。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/2369289
なぜか病気などで治せないとかのエッジケースやクセは治すのは大変などの論点ずらし。気にするやつが異常者とレッテル貼り。
足を引きずる歩き方は好感をもたれにくいという話には向き合わないのが最高。
俺はたぬかなの身長いじりを許せない。
顔面イケメンの友達はこいつの発言を真に受けてしまった。自信をなくして彼女と別れた。彼女も「気にしなくていいのに…」と言ってたけど彼は相当メンタルやられていた。彼の身長は168cm。2cmで人は狂う。
私の友人は、彼女宛のメールはご主人がまずチェックしていて(アドレスが共通らしい)、なんと「本人は寝てしまいました(2人の子育て中でフルタイムで仕事もしているので疲れるのはよくわかる)。XX子には明日伝えておきます」ってことでご主人から返事が来ることがほとんど
その時の私はたまたまプライベートのことを書いたわけではなく伝えたかった用事だけだったのでいいのだが、
同じことをされた別の友人は「夫が見てるなんて!ましてご主人が返事してくるなんてっ!」と激怒して、「縁を切る!」と宣言してた
X界隈で「若い女の子に嫉妬するおばさんなんかいねえよw」って話題になっていて
1980年代生まれゴリゴリおばさんの私も個人としては賛成なんだけど、世の中には嫉妬するおばさんもいるんよ、てか、いたよ。
Xではやたらシスターフットを神聖視する風潮あるけど、老若男女問わず味方もいれば敵もいるよ、流石に美化し過ぎかと思う。
んで、嫉妬するおばさんはまあ一定数いるんだけど、嫉妬の方向性がそこに出てくる男性の想像とはちょっと違う。
話題の発端になった男性は、35歳女性が若い女性に嫉妬した結果「40代の男性が若い女性と結婚したいなんて図々しい」と言った、と考えている様だけど。
嫉妬するおばさん、は全く逆のこと言うのよ。
「若い男性が良いなんて選り好みすんな!若い女でも40代男性と結婚してあげて子供産んであげて一生面倒見てあげなさい!」って。
35歳だとかなり微妙な年齢だけど、もうちょい上の「おばさん」世代(おばあさん世代はもっと顕著かもしれない)は『家庭に入れ・夫を立てろ・子を産め』と言われてきたので、
現代を生きるそうじゃない若い女性に嫉妬している人は時々見かける。
「私はこんなに大変だったのに!アンタ達はそれをしなくて良いなんて!ズルい!羨ましい!」っていう嫉妬。
だから『若い女に嫉妬するおばさん』はむしろ多少難のある男性でもガンガンにカップリングしようとしてくると思うよ。
なんかキラキラした楽しそうな人を羨ましく思う、が行き過ぎて嫉妬に駆られる人って一定数いるので、別におばさん=若い女の子の味方って訳じゃないよ
自分が嫌だったことはどんどん消えてなくなって欲しい派だから。
格好良いおばさん、格好良いばばあ、へと進化できるように頑張る。
ビリーアイリッシュの言ってることは全年代にとって正しいことなのかもしれないけど
彼女は若者の代弁者なんだからオジ・オバは共感したとしても表明しない姿勢が正解だよ。
おそらくここにいるオジ・オバは本心で言ってるんだろうけど若者側からすると
「年寄りがビリーアイリッシュとオナニーの話をしてる」という風にしか見えなくてキモい。
まじで黙ってたほうがいい。
プロット案。
当方男。
「ずっと好きだった」という平成に流行った歌がある。かつてクラスのマドンナに憧れていた若者だった男が、歳を重ねた彼女に酒席で再開し、酔って絡みながらナンパするという歌詞だ。当時、結構流行って、ずっとラジオから流れていたので記憶している人も多いと思われる。
これが実に苦手だった。とかく苦手だった。
いやだってさ、「すきだったんだ『ぜ』」だよ。「すきだった」というかつての気持ちの吐露でもなくて、現在進行系でまだ熱い気持ちを持っていますという「すきです」でもなくて、「だったんだぜ」だよ?! 女々しいにも程があるわ。あわよくばワンチャン狙ってまーす、って気持ち(=著しい性欲)がダダ漏れで、サブイボが、やばい。
それで、むかし好きだったんだけど、べつに今はそうではないですよぉー的な匂わせをしておいて、その上でボソっと、それであの日、キミのがボクにしたキスの意味ってなに? だよ!? だよ!? だよぉおおおお!?
いや、これはもうれつにキモいとしか言えない。普通に好きだったんなら、正直に「好きです。あの日から忘れたことありません」って言えばいいし、久しぶりに会うことになって、たまたま当時を思い出したんなら、過日の美しい思い出にして黙って彼女の今を尊重すればいいし。
にもかかわらず、それであの日のキスってなに?だよ!? どう考えても、当時のロマンチックだった(かもしんない)、彼女の若気のいたりのきもちをくすぐって、なんかいい感じにもっていきたいって下心全開じゃんけ。利己的な遺伝子に思考ルーチンが支配されとる。
全編こんな感じで、もうねっとりとした固形じみたギトギトのポマードが臭いすぎて、ぐぎゃぁみたいな気持ちで当時は過ごしていたんだけど、冷静に考えると、このニヒたキモさって、多分歌詞が徹底的に男目線で書かれているからなんだよね。一方的にマドンナ扱いして、キレーだったよなぁ、今もかわいいぜみたいに、とにかくねっとりマドンナに迫ろうとする心情。それが肌を敏感チキンにさせる。
──────と、これまでは夏に冷房が死んだ時にもしかしたら涼を取るのに役立つかもしれない曲、というだけだったんだけど、実は今日、コペルニクス的大回転があって、ついにこの曲の愉しみ方が分かったかもしれんと電撃が走ったのだ。
男がイライラする男って、実は女子ウケが良い=かわいいのでは!?
もしかして、この曲の女々しさにイライラするのではなくて……女々しさにクネクネする男を可愛がるのではないかと。
今までは、脳みそが下半身に半分以上めり込んでいるような態度に、同じ男である自分を重ねてあんぎゃぁーーーってなっていたけど、実は、そんな男を「ふふっ、男って本当にバカね」by 想像上のマドンナとなって、アホでマヌケで五大欲求に素直な永遠のチェリーボーイを愛でるのがこの歌詞ではないかと。滑稽なような、烏骨鶏なような、だんすぃーの愛らしさが表現されているのではないかと。
生涯独身で良いかな、と思ってた。そのくらい人生的には充実してるし、彼氏を作らない環境に慣れすぎてた。
酔っ払った友達から「そろそろ男作りな~」とマッチングアプリにふざけて登録された。そしたら相手も同じような境遇でマッチングアプリに登録されたらしく、出会って意気投合。
なぜかウマがあって付き合ってみた。本当に私にはもったいないくらいの良い男で、強面なのに可愛い性格のギャップにやられた。
奥さんは1年ほど前に癌で亡くなったと聞いた。大変だったと言ってた。正直半信半疑だった。年の差もあるし、大体同じような年代のおっさんたちは既婚だけど彼女作って当たり前に「俺の彼女~」と自慢するような界隈だし。
それでもいいかな、もし生きてたら別れようくらいの軽い気持ちだった。
家に遊びにいった。ホテルみたいに綺麗だった。洗面台を使った後、タオルで蛇口の水滴や指紋を取ってる姿を見て私も真似するようになったくらい。
「部屋めっちゃ綺麗じゃん」と言ったら「でも整理整頓が苦手だから今度手伝ってほしいんだよね」と返された。とてもじゃないけど苦手とは思えなかった。
お子さんにもお会いした。超良い子で芯の強さが感じられる優しそうな子だった。仲良くできるといいなと思った。
将来のことちゃんと考えてる、と言われた。愛されてんなぁ私、としみじみ感じた。
トイレを借りたとき、トイレットペーパーがなくなったので戸棚を開けた。3つあって左から探そうと思ったら本が収納されてた。反射的にヤバいと思ってすぐ閉めようとしたけど、がっつり目に情報が焼き付いてしまった。癌に関する本がいっぱい並んでた。医学的なものから、眉唾なものまで。
その時、本当に奥さんがいて、本当に癌で亡くなったんだと、実感した。
今まで話には聞いていたけども、どこか「へー、そうなんだ」くらいの気持ちでいた。他人事だった。お子さんにも会わせてもらえたし、写真も見ていたけれど。本当に一生懸命、何とかしよう、生きてもらおうと足掻いた片鱗がそこにあった。
見ないようにしていたけれど、シューズクロークから靴を取り出すときの奥にある女性物の靴や、洗面台に仕舞われている女性用の化粧品とか、私が努めてスルーしてた。彼は整理整頓が苦手だった。
二人でいる時、たまに何かを考えてるような彼の横顔を見る度に、一生奥さんには敵わないんだろうなぁと感じる。
先日、奥さんにご挨拶した。(元奥さんなのかもしれないけど、まだ奥さんかもしれない。ちょっと聞けない)
まぁ奥さん、これから私が貴女の旦那を幸せにしてやるぜ。お子さんも道連れだ。なので今度ちょっとだけ、整理整頓させてください。
「女を大事にするな」という話。
多くの女も「女を大事に扱え」と言う。
しかし女の本心は実は違う。(言われなくてもわかってると思うけど)
自分を大事に扱う男は、取るに足らない人間だと、本能で感じてしまうから。
アイドルとファンの関係を思い浮かべればわかる。自分をチヤホヤしてくれるファンに、恋愛感情を抱くことはほぼない。
女にとって魅力的なのは自分より立場が上の男。自分にない個性を持った人間。
もっというと「この人といれば今までにない経験ができそう」というドキドキ感を得られる男。これがモテる男。
だから、女の前でドギマギしたり、ただ優しいだけの男はモテない。「こいつにはドキドキしない」と本能で感じちゃうから。
そういう男は滅多なことがないと相手にされない。(ちなみに結婚に焦る年齢になると、ようやくそういう男も視野に入ってくるらしい)
で、本題になるけど、これがまさに「チン騎士」がモテない理由なんだよね。
いわゆるフェミニズム的な発言をする男のことだけど、あれも金や容姿や才能といった強みがなければ、基本的にはモテることはない。
女の子の発言を全肯定し、常に女の子のことを第一に考え、女の子が苦労しないように先回りする彼らがなぜモテないのか
もうわかったと思う。
自分のことを常に尊重してくれる存在など、女からすれば「ただの相槌ロボット」で、そんなものには全くドキドキしないから。
むしろ好きでもないやつが横でひたすら相槌打ってるとか彼女たちにとっては恐怖かもしれない。
もちろんチン騎士だってピンキリだろうから、ちゃんと女の扱いわかってるやつは「ちょろい」と思ってるだろうけどね。
「女の味方として近づきあわよくば…」なんて考えてるやつは、どれだけ女に媚びようがモテないよ。
そういうやつは大抵、下心の出し方が下手で引かれたり、逆に下心隠しすぎて「無害な弱男」扱いされるのがオチだろうと思う。
「女を大事にするな」という話。
多くの女も「女を大事に扱え」と言う。
しかし女の本心は実は違う。(言われなくてもわかってると思うけど)
自分を大事に扱う男は、取るに足らない人間だと、本能で感じてしまうから。
アイドルとファンの関係を思い浮かべればわかる。自分をチヤホヤしてくれるファンに、恋愛感情を抱くことはほぼない。
女にとって魅力的なのは自分より立場が上の男。自分にない個性を持った人間。
もっというと「この人といれば今までにない経験ができそう」というドキドキ感を得られる男。これがモテる男。
だから、女の前でドギマギしたり、ただ優しいだけの男はモテない。「こいつにはドキドキしない」と本能で感じちゃうから。
そういう男は滅多なことがないと相手にされない。(ちなみに結婚に焦る年齢になると、ようやくそういう男も視野に入ってくるらしい)
で、本題になるけど、これがまさに「チン騎士」がモテない理由なんだよね。
いわゆるフェミニズム的な発言をする男のことだけど、あれも金や容姿や才能といった強みがなければ、基本的にはモテることはない。
女の子の発言を全肯定し、常に女の子のことを第一に考え、女の子が苦労しないように先回りする彼らがなぜモテないのか
もうわかったと思う。
自分のことを常に尊重してくれる存在など、女からすれば「ただの相槌ロボット」で、そんなものには全くドキドキしないから。
むしろ好きでもないやつが横でひたすら相槌打ってるとか彼女たちにとっては恐怖かもしれない。
もちろんチン騎士だってピンキリだろうから、ちゃんと女の扱いわかってるやつは「ちょろい」と思ってるだろうけどね。
「女の味方として近づきあわよくば…」なんて考えてるやつは、どれだけ女に媚びようがモテないよ。
そういうやつは大抵、下心の出し方が下手で引かれたり、逆に下心隠しすぎて「無害な弱男」扱いされるのがオチだろうと思う。
彼女は蒲公英の色の白いドレスを着ていて、余所行きの服のように思われた。
彼女の前にはガスコンロがあり、横から覗くと圧力鍋が火にかけられている。
おかえりなさい。
そういって妻は振り返り、ピカピカのキッチンは大理石のように輝いていて、汚れひとつないように見える。
ただいま、と俺は返事し、妻のその後を待った。
だが妻は微動だにしない。
スマイルを浮かべたまま身動ぎせず、じっと、たおやかに表情を維持し続けていた。
俺は動揺した。奥ではシュコシュコと圧力鍋が空気の音を立てている。
強火。妻に火を止める素振りはない。
怒りのメタファー。
それが分かったところで何になる!?
思い当たる節はない。
やがてシュコシュコ音は間隔を狭め、クイズ番組の秒針の如く俺を足早に切羽める。
このままだと圧力鍋は爆発するだろう。
じんわりと、粘り気のある背汗がワイシャツの内にそそり、俺は下痢でトイレにこもった時のように神に祈った。
助けてくれ!!
額のダムから眉が決壊しそうになったとき、俺はポケットからハンカチを取り出そうとした。
…あれ?
そのときポケットの中から出てきたのは結婚指輪で、妻の左手を見るとそこにあるはずのものが見当たらなかった。
俺はアーリング・ハーランドばりの膝スライディングを披露して妻の足先に赴くと片膝を立て「僕と結婚してください!」と叫ぶように言い、妻に指輪を差し出した。