はてなキーワード: プレーオフとは
先日えとみほさん(@etomiho)が栃木SCに入社したツイートとnoteを拝見して、元Jクラブスタッフからのメッセージです。
個人的には、えとみほさんのような発信力を持った人がJクラブ内に入ってくれたことが嬉しいし、
Jクラブの内部から会社を発展・成長させていくことは、非常に大変で難しさも伴うことですが、頑張ってほしいなと思う。
物事をゴリゴリ進めていく推進力のある人が、そのクラブの成長とともにナレッジやノウハウを成功事例としてどんどん発信していくことがこれからの日本サッカー界には必要だと思うから。
実は私自身は、とある2つのJクラブで働いた(約4年と約2年)経験があるのですが、このまま5年〜10年Jクラブで働いたとしても私及びクラブの双方が幸せになる未来が見えず、1年前ほどにサッカー界から離れる決断をしました。
日本サッカー界をビジネスサイドの内側から変えていきたい、発展に貢献したいと志を持っていたとき(いまもその気持ちは捨ててないですが)に感じたことをシェアし、今後の栃木SCの発展に少しでも活かしていただければと思い、匿名ではありますがこの度ブログ記事を書かせていただきました。
(どうか、えとみほさんに届け!)
1. 残念ながら現在のJクラブの労働環境はスーパービジネスパーソンでない限りJクラブスタッフとしてビジネスサイドの発展に貢献することはまだ難しい状況であると私は考えているということ
2. そのような状況を打破するためにも、えとみほさん含む現在Jクラブで働いている人たちには頑張ってほしいということ
私は(これは私がサッカー界を離れた理由でもありますが、自身のビジネススキル不足もさることながら)現在のJクラブの労働環境がスーパービジネスパーソンでない限りJクラブスタッフとして、ビジネスサイドの発展に貢献することは、チャレンジングな仕事であるがまだまだ難しい状況にあると考えています。
私は、新卒入社から約6年間Jクラブで働きました。日本サッカー界をビジネスサイドの内側から変えていきたい、発展に貢献したいと志を持っていました。しかし、このまま5年〜10年Jクラブで働いたとしても、私及びクラブの双方が幸せになる未来が見えず、サッカー界から離れる決断をしました。
それが1年前。
サッカークラブで働き、内側から改革していくにはまだ難しい状況にある。そう思った理由としては、以下の2点からです。
(ⅰ)Jクラブは熱を持った優秀なビジネスパーソンが圧倒的に足りないため
(ⅱ)優秀なビジネスパーソンを受け入れる環境が整っていないため
※それぞれ(ⅰ)、(ⅱ)について中島涼輔さん(@nakaryo716)というSHC4?期生がブログに書かれていたことと重なるので、こちらもご参照ください。実際私は新卒としてJクラブに入社しましたが、中島さんが言う「新卒でJクラブに入るのはおすすめしない」に同意見です。
Jリーグができて25年が経ち、全国各地にJクラブやJリーグ百年構想クラブが誕生し、普及の意味では世界的に見ても大成功の歴史を作ってきたと思います。
ただし、普及ではなくJリーグ及びJクラブの事業と強化としては、これからが本番だと私は思っています。
J1のクラブであれば、これから本気で事業規模100億円を目指すクラブも出てくるでしょうし、プレーオフ圏内を目指すJ2のクラブであれば事業規模18億円から22億円かつ平均観客動員数1万人〜1万2千人、J3クラブであれば、J2ライセンス取得と事業規模10億円前後かつ平均観客動員数6千人がむこう5年の目標レンジでしょうか。
クラブによって現在の立ち位置や地域経済圏のことなどもあり、目標はそれぞれだと思いますが、Jクラブの事業サイドは基本的に「どうやって協賛金(スポンサー料)引っ張ってくるか」と「どうやって観客動員数増やしてチケット収入増やすか」の2つが最重要ポイントです。
(もちろんチームの成績やスター選手がいる等でもこれらの数字は変わってきますし、もっともっとJリーグ全体の事業規模が大きくなり魅力的なリーグになれば欧州リーグのように放映権もより大きな収益の柱となります)
その最重要ポイント収入2つを伸ばすためにより人材は必要になってくると思いますが、私の経験からするとJクラブに熱を持った優秀なビジネスパーソンが圧倒的に足りないと感じています。
まず私が実際に入社してから在職中に社内の状況でびっくりしたことを以下箇条書きしてみます。
※フォローしておくと、社員一人ひとりは本当にいい人ばかりですし、やっぱりクラブのことが好きなんだなと感じることも多々あります。ただ、それならクラブのファンでいればいいことですし、クラブの発展のために働く社員としてはどうなの!?ということでびっくりしたことを箇条書きさせていただきました。
もちろん、全てのクラブがこのような状況ではないと思いますし、有名な大企業でも上記のような状況は多々あると思います。
しかし、Jクラブはどこも中小企業であり、社員数も50人以下のクラブがほとんどです。
そのような中小企業で生産性のない人ばかりでがっかりした思いがいまでも蘇りますし、いつの間にか自分の中にあった「このクラブをよりよくしたい」という想いもしおれて、知らないうちに自身のビジネスパーソンとしての成長も阻害されてる状況になってる気がして泣けてきます。
なお、Jリーグも人材不足問題を認識しており、SHCというスポーツエグゼクティブ育成プログラムを2014?年からスタートさせ(それ以前にはJFA主催のSMC講座もあった)、Jクラブに優秀なビジネスパーソンを送り込むような動きも見せていますが、依然としてJクラブ現場に優秀なビジネスパーソンは極端に少ない印象です。
逆に優秀なビジネスパーソンがトップ層にいる(いた)クラブは着実にチーム成績も含めて事業規模を拡大しているイメージです。
具体的にクラブ名を出すと、札幌(野々村さん)、いわき(大倉さん)、鹿島(W鈴木さん)、川崎(天野さん)、湘南(眞壁さん)、岡山(木村さん、小川さん)、今治(岡田さん、矢野さん、中島さん)、長崎(髙田さん)などなど。
いま名前が出たある人と少しお話をさせていただいたこともありましたが、その人は「上に立つ人間の仕事は組織が自走するような雰囲気作りが全てだ」と話しており、やっぱり上に立つ人間でクラブも変わってくるのかなとそのとき思いました。
ズバリ言うとおカネのことです。Jクラブスタッフの給与水準はやりがい搾取レベルで低いです。
新卒のJクラブスタッフ給与について中島涼輔さんのブログにも記載されていますが、まず間違っていないと思います。大きな責任企業を持つクラブは、少し違うかもしれませんが、責任企業を持たない地方クラブの場合は、新卒の年収は200万〜250万くらい。5年から10年働いている35歳前後の人の年収が300万円に満たないことも多々あると思います。
※このことはFC今治の経営企画室長 中島啓太さん(@keitanakajiman)もTwitterで言及し、危惧していました。
選手に当てはめてもいえますが、いい人材には、高い給料がついてくるものです。
しかし、ことクラブスタッフに関しては、欠員が出たら募集は掛けるが、いい人材を自ら探して引っ張ってくるということはほぼないのではないでしょうか。
(役員以下の役職あるJクラブスタッフに800万〜1000万円級の給与を払っているクラブはまずないはずです。逆に800万〜1000万級の人材をガンガン入れたからこそ横浜DeNAベイスターズは急成長したのかなと。池田純さんは経歴見ただけでこの人すごい感あるし、東北楽天ゴールデンイーグルス立ち上げには小澤隆生さんがいた)
中途で入社してくる人も前職より給与アップして入社したというのはほぼないと思います。
例え給与が下がったとしてもクラブで働いてみたい人は多いので、会社のスタンスも人材におカネをかける意識が低いですし、人が辞めても安月給で働きたい人はたくさんいるから育てる意識がそもそもない。
このような意識になった要因としては、クラブスタッフは忙しく(担当部署にもよりますが)業務内容も生産性が求められるものより週次の試合に向けた日々のオペレーション業務がほとんどだったからではないかなと思います。
しかし、ここ数年はSNSも普及しましたし、スタジアムを中心としたまちづくりを目指すクラブも出てくるなど、仕事内容的にもより優秀な人材が求められてきていると思いますが、クラブスタッフが本気でそのことに気づいていない。もしくは業務に追われて人材(組織)強化まで手が回らないんだと思います。
事実、クラブの事業側のトップである社長の半数以上が在任3年未満となっており、現場チームのトップである監督が変わることが多々あるにも関わらず、その現場を支える事業側のトップもすぐ変わって、事業戦略がコロコロ変わることも残念ながら現状としてあります。クラブスタッフがスムーズに仕事が回るよう努力しても事業と現場のトップが変わることが何度も続いて、その度に事業方針や強化方針が変わるとせっかくやってきた業務効率化が役に立たなくなり、忙しさのループから抜け出せないクラブが少なくないと思います。
※なお、事業規模が成長したとしてもすぐにクラブスタッフの給与への反映はあまりされません。その分、チームの強化費や強化運営におカネがまわります。チームの強化費と成績はある程度の相関関係にあるからです。魅力的なチームを作り→成績が上がり→観客動員数が増え→売上を伸ばしまたいい選手を獲得して→魅力的なチームを作る好循環を狙いますが、強化費を上げた結果チームの成績が上がるとは限らないのがサッカークラブを経営していくうえでの難点(かつおもしろいところ)です。
また、クラブスタッフは日々忙しいあまり、他のことに手を出す余裕がありません。(私が在職中にきつかったことは、まさにこのことです)
J2/J3のクラブの場合は、担当部署を複数兼務することはごくごく普通にあります。
忙しいあまりに本を読む時間も取れませんし、(給与が低いため)本を買うこともほとんどなくなりました。代わりに月に1度図書館に行ったり一番大きい本屋で立ち読みできれば上出来なぐらいです。都市圏のクラブであれば違うかもしれませんが、地方クラブだとほとんど金銭的・時間的・地理的理由で他のことに手を出す余裕がありません。他スポーツを勉強として観戦することはもちろんできず、地方と都市では開催されるイベントの質と量ともに比べものにならないですし(これも担当部署にもよりますが)基本まとまった休みも取れないので家族旅行も難しいでしょう。
このようにおカネもない、休みもない環境だと、いくらやりがいを感じていても辞める人(もしくはより事業規模の大きく給与も高い他クラブにステップアップ移籍)が続くのも納得できると思います。
以上、ざーっと書かせていただきましたが、
Jクラブは熱を持った優秀なビジネスパーソンが圧倒的に足りないことと優秀なビジネスパーソンを受け入れる環境が整っていないため組織として弱い会社(クラブ)が多く、内部からの改革はめちゃめちゃ難しい状況にあると私は思います。
ただ、(無茶言うなと言われるかもしれませんが)難しい状況だからこそ、えほみほさんはじめ現在Jクラブスタッフとして一生懸命働いている人たちにはどうか頑張ってほしい。そしてこの状況を変えていってほしいです。
つらつらと在職中に感じていたことを書かせていただきましたが、仕事としては非常にチャレンジングでやりがいは間違いなくあります。
私も自身の金銭的余裕ができてビジネスパーソンとして「いまならお役に立てるかも」と思えたら再度挑戦したい気持ちはあります。
私自身は、引き続きサッカー界にアンテナを立て続ける予定ですので、「イニエスタがJリーグにくるかも!?」を超すような事業側のニュースが出てくることを楽しみにしています。今後のJリーグの成長を考えると村井さんや木村さんなら「外資オーナーOK!」ぐらいのことはやると思ってますし、アジアで一番のサッカーリーグになっておらが町のクラブとしてたくさんのクラブが町の誇りであり続けることを祈っています。
有給休暇を取りました
追記
△豊島 将之八段(6勝3敗) | - | ▲広瀬 章人八段(5勝4敗) |
▲久保 利明王将(6勝3敗) | - | △深浦 康市九段(4勝5敗) |
▲稲葉 陽八段(5勝4敗) | - | △行方 尚史八段(3勝6敗) |
▲佐藤 康光九段(5勝4敗) | - | △屋敷 伸之九段(2勝7敗) |
△渡辺 明棋王(4勝5敗) | - | ▲三浦 弘行九段(4勝5敗) |
[A級成績一覧] ( )内は順位
【6勝4敗】羽生(2)
【3勝6敗】行方(5)
【2勝7敗】屋敷(6)
【挑戦権争い(挑戦1人)】
久保利明王将と豊島将之八段は、11回戦で一方が勝ち、一方が敗れれば、勝者が名人挑戦となります。両者とも勝った場合は、久保王将と豊島八段が7勝3敗で並び、この2人でプレーオフが行われます。
久保王将と豊島八段がともに敗れた場合は、羽生善治竜王と広瀬章人八段を含めた4人のプレーオフが確定。さらに稲葉陽八段と佐藤康光九段も勝った場合は6人によるプレーオフとなります。
なお、3人以上のプレーオフは、下位の2人がプレーオフ1回戦を行い、その勝者が上位の棋士と順に対戦していく「パラマス式トーナメント」で挑戦者を決めます。(上位・下位は順位で決まります)
【残留争い(降級3人)】
屋敷伸之九段の降級がすでに決まっています。さらに、渡辺明棋王、深浦康市九段、三浦弘行九段、行方尚史八段の4人うち、2人が降級となります。行方八段を除く3人は自力残留の目があります。渡辺三浦戦は直接対決です。
「渡辺棋王の残留」と「三浦九段の降級」が決定。深浦九段が敗れて行方八段が勝った場合は深浦九段が降級、それ以外は行方八段が降級。
「三浦九段の残留」と「行方八段の降級」が決定。残り1枠は深浦九段の結果次第となり、深浦九段が勝てば「深浦九段=残留、渡辺棋王=降級」、敗れれば「深浦九段=降級、渡辺棋王=残留」。
本当に強いならプレーオフでも勝てる。それだけ。
バスケットボールの混乱の件、
なんかいろいろ言われてるけど、ちゃんと書いてる人が少ないので。
http://www.huffingtonpost.jp/dai-tamesue-x-aera-hakunetsu-web/negotiation_b_6065468.html
「bjはオリンピックに出なくても構わない。でも、あなたたちは出たい。合意することは構わないが、その場合、NBLの選手は4年間、新団体には加盟させない」
http://www.japanbasketball.jp/wp/wp-content/uploads/H26_men_member_0801.pdf
これが日本代表のメンバー表。 bjリーグから出ているのは富樫だけ。その富樫もアメリカに行ってしまった。
bjリーグがバスケ協会から嫌われている、というのも理由の一つではあるが、トップアマの大学生よりヘタなのが実情。
そもそも日本の男子バスケは弱すぎて、過去20年間オリンピックには出場できていない。今回のリオ五輪も、予選に出たところで
本選に出れる見込みは限りなく低い。
bjリーグからすれば、選手も出ない上、まかり間違って健闘でもされたら注目度が逃げてしまう。メリットは何もない。
あなたが実力あるバスケ部の大学生だったとして、次のどちらを就職先にしますか?
1:トヨタ自動車か三菱電機の社員。充実した施設。福利厚生。社員寮。移動は新幹線。バスケをやめても一流企業のサラリーマンになれる。
2:地方のプロバスケ選手。年収300万。将来の保証なし。福利厚生なし。移動は中古のオンボロバス。
バスケやる大学生の進路は、第1に実業団、第2にNBL所属プロ。そのレベルに達しないが、それでもバスケが好きで好きで
貧乏でもいいからバスケがしたい!という三井のような奴がbjのプロ選手になる。
たまに遅咲きの才能を発揮してNBLに移籍する奴もいるが、大半の選手はそのまま朽ちる。 富樫は例外中の例外中の例外。
bjリーグ参加チームの平均的な年間売上は「2.5億円」くらい。一方でNBLのチーム運営費は3億円が最低ラインだ。
今のbjのチームがNBLのチームと試合をしたらボロ負けする。
ただでさえ厳しい集客状況で、弱くなったらなおのことファンは離れ、チームは倒産する。
倒産をまぬがれるチームは、NBLの選手や外国人をトレードで獲得できる予算のあるところだ。
どちらにせよ、自分たちの雇用と会社を守るには、統合したら困るのだ。
厳しいとはいえ、bjリーグはわずか8年で2チームから22チームまで拡大し、プレーオフは1万人の有明を満員にするなど
プロチームは下位に沈み、上位チームには実業団がずらりと並ぶ。
実業団の集客は悪くないが、親会社の社員応援団で、収益には関係がない。
NBLのプロチームで興行的に成り立っているのは栃木だけだ。和歌山とつくばは事実上、倒産状態。
北海道は一度倒産してから復活し、ギリギリ何とかなっているが、他のプロチームは虫の息だ。
ヘタクソだけど人気のあるbj、実力はあるけど人気もカネもないNBL。
答:カネ(スポンサー企業)を見つけるしかない。3年30億円くらい。
要するに統一した後のリーグでbjの低予算を補えるカネがあればいい。
1993年にJリーグが発足したときには、博報堂が何十億というスポンサーを集めてきた。
今のバスケにはそれができなかった。
http://anond.hatelabo.jp/20140428044654
少なくとも「評価が低いのに」というような意味合いは書いてない。
〔競馬で〕
穴馬。
〔実力を持つ不気味な相手の意にも用いられる。⇒ 惑星〕
何かと個性的なことで知られる新解さんはあっさり手抜き風味。いいのかこんなんで。
さらに「惑星」引いてもPlanetの説明しか書いてなくてこんな意味載ってない。どうなってんの!
→ ダーク
個人的に評価の低い大辞林。じゃあなんで入れてるんだと突っ込まれそうだが察しろ。
これは「番狂わせ」とか「よくわからない」という書き方で半分けなしてる感じ。
元増田みたいに怒りたくなる気持ちも分かる。
のだが、わざわざ米語と断ってるのが気になるので、英英辞典も投入してみる。
1 someone who is not well known, and who surprises people by winning a competition:
In the 1955 golf championship, dark horse Jack Fleck defeated Ben Hogan.
2 BrE someone who does not tell people much about themselves, but who has surprising qualities or abilities:
さすがは大正義ロングマン。ダントツで詳しい。ジャックが穴馬ならこの本命のベンは誰だと思ったらすぐに出てきた。
http://en.wikipedia.org/wiki/Ben_Hogan
大事故で死にかけてから復活して生涯成績メジャー9勝(歴代4位タイ)、ツアー64勝のスーパープレイヤー。
特に1953年にはメジャー年間3冠達成してる。Wikipedia情報だと、当時、PGA選手権と全英は掛け持ち不能という糞実装だったらしいので、ある意味グランドスラム並の偉業。そりゃ本命だ。
本題のジャック・フレックはこちら
http://en.wikipedia.org/wiki/Jack_Fleck
あ、先月亡くなってた模様。ご冥福をお祈りします。
生涯成績はPGAツアー3勝。メジャー優勝は1955年のUSオープンのみ。このときは第一ラウンド終わってトップと9打差、というところから巻き返してプレーオフに持ち込み優勝。たしかにこの展開は熱い。
この人、地方のゴルフ場でプロ(週給5ドル)としてキャリア始めて、ツアーにフル参戦決めて半年後ぐらいで優勝した模様。
アニメに置き換えると、下請け専門の無名地方プロダクションの自社作品がいきなり覇権取って円盤も1万枚オーバー売ったようなものだろう、たぶん。
昔はファンだったけど、ジュビロ末期(入れ替え戦の頃)あたりから一貫して
早く引退しろと思っていたので、引退すると聞いて正直ほっとしている。
正直全盛期の勢いが凄かっただけに、今のように全く動けない様を見たくはなかった。
思い出は美しいままにしておきたかった。
他人からエゴだといわれようが、札幌に行ってまで現役を続けた彼に失望してたくらいである。
最近はCWCのオセアニアチームに入ってみたり、フットサル日本代表に入ってみたり
フットサルW杯なんか、大会中に所属元の横浜FCがJ1昇格を掛けたプレーオフ進出争いをしてたわけで。
こんな大変な時期に客寄せパンダになりに行くなんて失礼だと思った。
逆を返せばカズが居なくてもチームは回るわけで、クラブでも客寄せパンダなのには変わりない。
1勝→16勝→J1昇格へ 北九州・三浦泰年監督 2年目の挑戦
J2北九州の三浦泰年監督(46)が、今年もJリーグに旋風を巻き起こす。就任1年目の昨年、前年最下位でたった1勝しかできなかったチームをJ1昇格争いに加わるところまで引き上げた。指揮官としての原点は、そして秘けつを聞いた。
前年たった1勝しかできなかったチームを1年目で8位、しかも、終盤戦まで昇格争いに加わる大健闘だった。三浦監督は浮わつくことなく「1年で達成感は持てない。今年は大事な年だとあらためて実感している。しっかり仕事に集中したい」と、前を見つめた。
現役時代は読売クラブや清水などでプレー。読売ではカズ、ラモス、加藤久、都並ら個性派を陰でまとめた。Jリーグ開幕時に移籍した清水では初代主将として長谷川、堀池、大榎、沢登らを率いた。選手同士がぶつかると、いつも割って入った。チームをまとめるすべは自然と身についた。そして、03年に引退するまで多くの監督の下でプレーしたことも大きな財産だった。
「1年目は指標がないから、ここまで歩んできたものを指標にした」と、三浦監督は昨季を振り返る。時にはレオンの手法やオシムの言い回しも借用したが「自分の言葉に替えないと人には伝わらない」とあくまでもオリジナルにこだわった。
「まねはできない。自分は自分、三浦泰年にしかできないことをやろうと思っている。いろんな人のいいところをまとめて持っていたら凄いけど」。しかし「原点はおじさんかな。おじさんがこう言っていたなというのはある」と、おじでサッカーを始めた静岡・城内FCの納谷義郎監督を挙げた。
三浦監督はチームづくりで選手にプレッシャーを掛けすぎないように心がける。「勝たなければという試合は1試合もつくらなかった。それが躍進の秘けつかも」勝つサッカーよりいいサッカーを追求し選手に理解させたことが昨年の16勝に結びついた。このあたりは静岡学園や読売クラブで自然と身についたものだ。
周囲は「今季はJ1昇格」と盛り上がる。三浦監督は1月19日の初日に“勝利と成長”を目標に「勝ち点82、70得点以上、55失点以内」の数字を掲げた。昨季8位だったが、勝ち点58はプレーオフに進出できる6位と同じ。高い目標を持たせることで、自動昇格の2位以内、そしてJ1という青写真を描き三浦監督は指揮を執る。
はてブのホッテントリを見ながら寛いでいると、野球好きの友達から、興奮気味の電話がかかってきた。
「完全試合? それって凄いの?」
「凄いってもんじゃないぞ!」
彼は酷く興奮しているらしく、普段の1.5倍の早口で一番最近の完全試合が十年以上前であることを語ってくれた。
「へぇ、じゃあすごいんだろうね。で、今何回?」
「8回の表で……今三振とって2アウト! あと四人!」
「へー、じゃあちょっと見てみるわ」
どこか冴えない感じのサングラスをかけた男がマウンドに立っていた。
実況の話を聞く限り今投げている投手の名前は山井。
彼こそが完全試合達成に臨むべく投球を続けている男らしい。山井、恥ずかしながら知らない名前だ。
まず僕はそれを見て、意外だな、と思った。
というのも、その完全試合を達成しようとしている選手が中日の選手であることを僕は伝えられていなかったのだ。
今年の日本シリーズ出場チームが中日と日本ハムであることは知っていた。
セリーグは巨人がシーズン1位だったが、なんか今年からセにもプレーオフが導入されて、2位の中日が日本シリーズに進出してきたのだ、待てよ、プレーオフって名前も何か別のものに変わったんだったっけ、ぐらいの知識は持っていた。
僕に電話をかけてきた友達は、中日ファンではない。ホークスファンだ。
だから、どちらかというとパ・リーグのファンと言った方が良いかもしれない。
今回の日本シリーズに関しても、日本ハムを応援するつもりだという話をしていた気がする。
そんな彼が興奮して電話をかけてきたのだから、完全試合を達成しようとしているのは日本ハムの選手なんじゃないかと勝手に思っていたのだ。
その地点で僕は「完全試合というのはどのチームを応援しているのかなんて関係ないぐらい、凄い記録なのだ」と考えることができた。
日本ハムの坪井(こっちは名前だけ知っていた)が良い当たりを打ったが、ダイレクトでセンターに捕球される。これでイニングチェンジ。つまりあと三人。
とりあえず今がどういう状況かをもっと良く知るため、僕は2ちゃんねるの野球実況を見に行った。
他の専門板にも無数にあったのかもしれない。
野球実況板には、日本シリーズ実況の本スレ以外に「山井の完全試合を見守るスレ」みたいなものがあり、なるほど、友人が興奮するのもやむなしという盛り上がりを見せている。
野球実況板を見ても専門用語なんかが飛び交ってよくわからないんじゃないかなーっと思った野球素人の僕は、とりあえずVIPの実況を見に行った。スレの勢いも凄い。VIPらしい緊張感のないふざけたレスが並ぶが、しかしそれでも多くの人間が歴史的瞬間を待ち望んでいるといった空気が伝わってくる。
そしたらもう、僕も急にドキドキしはじめて。
つい数分前まで山井って投手を知らなかったにも関わらず、これから彼の投げる一球一球にドキドキしたり凡打や飛球に必要以上にヒヤヒヤしたり、もし記録を阻止されても「あーっ!」っていう感覚を味わえると。
だから感謝。
まあ実際のところ、その時から既に、ぽつぽつ、落合が岩瀬に代えちゃうんじゃねーかというレスがネタ的に書き込まれていた。記憶にある。これは確か。
でもその書き込みが笑い流されたのは、まー、んなことありえねーよ、という空気だったから。
ところが。
中日の攻撃が2アウトになったのに山井がキャッチボールをはじめていないという旨を実況アナが放送して、落合監督が審判と一緒になにやら話をしはじめてアナが「守備交代ですかねー……」とそらとぼけている間に「山井に代わりまして岩瀬」球場がどよめきに包まれるまで、あれよあれよあっちゅーま。
僕はもう、なんだこれは、と。
ブラウザを閉じて、タバコを一服して、遠い目で溜め息をついて、これはなんなのだと。
友人に電話をかけて、この胸に募るやるせない気持ちはなんだと、問いただして。
友人もはじめは冷静さを欠いて「おかしいおかしい、え、なにこれ」と連呼していた。
だが僕が同意を得られると確信して「一年に一度必ずどこかがなる日本一と、ここ十数年出てない完全試合とどっちが大事なんだ!」という旨の発言をしてしまった際、彼は急に押し黙り、その後ひと言、それは暴言であると。
「個人の記録より日本一の方が重い、それは間違いない」と言うわけ。
是非はどうあれ、彼は自分の価値観を提示した。
一度冷静になるとそこは野球ファンである彼のこと、山井が8回辺りに日ハム打線から良い当たりをされていたことなんかを論拠に、山井が怪我をした可能性を指摘して見せた。(後から知った話では、指摘通り山井はまめを潰していた)
トラブルがあったなら、無理して投げさせるよりも勝利を優先して岩瀬に投げさせるのは当然だ、と彼は言った。
この試合に負けたら敵地に移動であり、名古屋ドームのファンの前で日本一を決めることはできなくなってしまうこと。
更に王手をかけた状態とはいえ、劇的な逆転負けをした後での敵地への移動で、流れが決定的に変わって日本一を逃してしまう可能性もある。
そうでなくても、お前みたいな野球素人は名前も知らないだろうが、中日ファン的には、最後に岩瀬にマウンドに立って貰いたいという気持ちもあるはずだ、と。立ってなきゃ嘘だと。彼は言うわけで。
パリーグファンの彼でも知ってるぐらい、中日ファンにとっては絶対的なストッパーであると。鉄人であるのだと。
そこまで聞くと、あ、野球のことを何も知らない僕が憤るのもなんだかおかしな話だ。
僕は完全試合達成なるかだけでテレビをつけて実況アナやスレの驚きなんかを聞いてなんだかわかった気になって批判していたけど、実際の現場すっとばすことのできない経緯が存在する。
そして彼は冷静さを取り戻しつつも、至極当たり前のことを僕に口走った。
「どっちにしても、テレビで実況聞いたりネットで視聴者の反応を見た、俺から興奮気味に電話をかけられたお前や俺にとって交代は『ナシ』だったけど、山井の表情見る限りあのときの、一年戦ってきた中日のベンチでは岩瀬は『アリ』だったんだろ」
そうだな、と素直に思った。
彼はこうも言った。
「ま、あっちはプロだから素人はしたり顔で好き勝手言って良いんだっていう側面はあるけどね。あと俺、ホークスが日本シリーズ出てもし完全試合とかされたらたぶん引き攣り泣きしながら嘔吐すること請け合いだけど」
日本ハムファンの心境やいかに。