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はてなキーワード: サンタとは

2018-05-04

歌詞に出てくるサボテンの種類を特定していく(追記3あり)

■『サボテンポルノグラフィティ

手がかりは「やわらかいトゲ」「今ごろ…痛い」であり、ウチワサボテン一種推定される。「金烏帽子」「白桃扇」などだろうか。ウチワサボテンには柔らかく短いトゲがたくさん付いているものがあり、触れるとそれが刺さりっぱなしになってしまい、ふとした時に痛みを感じる。

私はそれを知らずに素手で植え替えをしてしまい、夜中チクチクと痛みに悩まされることとなった。ホームセンターなどで広く販売されているので、触れる際には気をつけるべきだ。不意に軽く触ってしまっただけでもトゲが刺さっている場合がある。

 

■『サボテンの花』チューリップ

手がかりは「君がそだてたサボテンは小さな花をつくった 春はもうすぐそこまで」「この長い冬が終わるまでに」と冬に花を咲かせる品種であるのが明示されていること。と言うわけで、シャコバサボテン(ジャコバサボテン。間違えていた。コメントより。ありがとう。以降は修正済み)であるサボテンと名は付いているけれどトゲはなきに等しく、多肉植物観葉植物と言ったほうがピンとくるかもしれない。広く販売されている。冬に花を咲かせるサボテンはこれ以外に知らない。

冬に花を咲かせる多肉植物としてはリトープスコノフィツムなどのメセン類があるが、これをサボテンと誤認していたとは考え難いので、やはりシャコバサボテンが正解だろう。

(追記)冬に咲くサボテンとして「マミラリア類」があるとブコメで指摘頂いた。ありがとう。確かにこちらの方がイメージに近い。

 

■『サボテンSHISHAMO

手がかりが「サボテンに花が咲いたとか 小さな幸せ 数えるんだ」という部分しかなく、判別不能。「小さな幸せであることから、花が咲きにくい品種でないことはわかる。花が咲きにくい品種だったら大きな幸せからだ。

 

■『覇王樹湘南乃風

「灼熱の太陽と 風が乾ききった砂漠の ど真ん中で叫ぶサボテン トゲを持ち夢の花を守れ」という部分から推察するに、砂漠にそびえ立つ大型の柱サボテンであると推測される。

手元ある『サボテン多肉植物ポケット事典』(NHK出版)によれば、該当しそうな品種としては「武倫柱」「大鳳竜」「亀甲柱」「ネオブクスバウミア・マクロケファラ」などがある。ちなみにタイトルの「覇王樹」は品種名ではなく、サボテン自体の別名。

 

■『サボテンBAKU

「僕はサボテン 見かけよりはすごくやさしいよ」という部分しか手がかりがなく、特定困難。「見かけよりは」と言っているということは、「金鯱」のようなトゲの激しい品種である推定される。

 

■『歩くサボテン奥田民生

「トゲトゲが伸びてつらくなってきて」とあることから、トゲの長い品種であろう。そして「歩く」とタイトルにあって擬人化されているということは、縦に長い柱サボテンであることが推測される。前掲書によればそれに該当しそうなのは「近衛」「錦鶏竜」「金城丸」あたりだろうか。

 

■『サボテンリボンももいろクローバーZ

歌詞に「トゲ」とあるので、トゲのないサボテンではない(つまり「兜」「ランポー」「老楽」などではない)ことはわかるけど、それ以上は手がかりが少なくてわからない。

 

■『レッツゴー!サボテン』サボ

歌詞に「砂漠」「トゲ」とあるので、砂漠に自生するサボテンであり(つまり「シャコバサボテン」ではない)、トゲのないサボテンではない(上のももクロの曲参照)というところまでしかからない。

(追記)サボさんを見た。全体的な形状とトゲの長さ・少なさから判断するに、これは「墨こけし」で間違いない(https://greensnap.jp/post/311512)。特定した。

(追々記)墨こけしは3年くらい育てているけど花は見たことないなぁ。

 

■『サボテン伊藤かな恵

歌詞中の「あなた」が何らかのサボテンプレゼントしてくれた以上のことはわからない。(追記)たまに園芸店でハート型のサボテンが売られているが、それかもしれない。

 

■『サボテンきもち初音ミク歌詞:残鏡P)

「さむいのはにがてなんです」と歌い出しにあるが、サボテンは意外と寒さに強い。私は北関東に住んでいるが、育てているサボテンは冬でも外に出しっぱなしにしてある。但し、寒さに弱い品種があるのも確かである。幾つかは冬に枯らしてしまった。従って、ここで歌われているサボテンは寒さに弱いタイプの種類であると推測される。おそらくたくさんあるので特定は困難を極める。

 

■『サボテン』VIXX

「棘の先に華やかに咲く花」と歌詞にあることからサボテンではなく多肉植物ユーフォルビアの一種であると推測される。具体的には「紅彩閣」あたりだろうか。

トゲのようなものを持つ多肉植物が幾つか存在するが、サボテンとの見分け方は「トゲの根元に綿みたいなものが付いているのがサボテン」と言われている。ユーフォルビアの「紅彩閣」にはトゲみたいなものはあるものの、綿みたいなものはないか多肉植物である

で、その「トゲみたいなもの」は実はトゲではなくて「花座」と呼ばれるもので、季節になるとその先端に黄色い花を咲かせる。一方、サボテンのトゲは葉っぱが変化してできたものであり、棘の先に花を咲かせることは私の知る限りない。サボテン本体から蕾が出てきて花が咲く。

 

―追記―

■『youthful daysMr.Children

サボテンが赤い花を付けた」ことから赤い花を咲かせる品種であることはわかるものの、赤い花を咲かせるサボテン結構たくさんあるので特定は困難を極める。今日、育てている「ランポー」が鮮やかな黄色い花を咲かせたので、ランポーではない。

 

■『サボテンバントライン筋肉少女帯

歌詞中の手がかりが少なくて判別できない。「緑」というキーワードがあるので「(白い)ランポー」「老楽」「月世界」あたりではないと思う。

(追記)PV見た。ぷっくりとした美しい形だった。知る限りあの形に一番近いのはユーフォルビアの「大正キリン」かと思うが、断定はできない。

 

■『孤独のRunaway』B'z

サボテンが街を笑い」とあるので街を笑うことのできるサボテンであることは確かだが、街を笑うことのできるサボテン寡聞なので誠に遺憾だが判別できない。

 

台詞サボテンが花をつけている」機動戦士Zガンダム

まりにも唐突台詞であり、リアリズムと言うよりはメタファーであると思われ、品種特定するための手がかりが少なすぎるので特定には困難を極める。(追記)画像を見るにこれ(https://www.iris-gardening.com/leaf/33_01.asp)に似ている。ただ、名前がわからない。わかったら書く。わかる人いたら教えてください。

 

―追記2―

■『サボテンがにくい』山田邦子

「変な形してるのに 可愛い花咲く」が手がかりとなると思われるが、サボテンは厳しい環境を生き抜くために殆どが変な形にデザインされているし、変な形から比べると殆ど可愛い花を咲かせるので一般的情報を越えない。

また「力一杯 握ってごらんよ」の部分からトゲがそんなに鋭利ではない種類であると推測される。鋭利ものだったら「力一杯」握ったらスプラッターと化すからである。これ以上のことはわからないものの、敢えてあげれば「金烏帽子」などのウチワサボテンあたりが妥当かと思われる。

 

■『仙人掌哀歌(サボテンエレジー)』二階堂衝(CV:織田優成

ヒントが少なくて品種特定は困難である。「仙人掌」とはサボテン異名

ちなみに、歌詞中に「仙人掌はただ見つめてた 君の勇姿とあふれる夢を」とあるが『植物はそこまで知っている』(ダニエル・チャモヴィッツ河出文庫)によれば「植物は、あなたが近づいてくるのを知っている。あなたそばに立って、見下ろしているのを知っている。青いシャツを着ているか、赤いシャツを着ているかも知っている」とある。つまり単なる擬人化ではなく「仙人掌」は少なくとも「君の勇姿」はきちんと見ていた(モニタリングしていた)と考えられる。

 

■『EVESerani Poji

「ここにサボテンを植えよう 花が千年に一度咲く」とあるけれど、千年に一度花を咲かせるサボテン寡聞であるサボテンではないが、たまにニュースで見かける「スマトラオオコンニャク」は「7年に一度2日間」しか花を咲かせないらしい。

また、これもサボテンではないが、砂漠で千年以上も生き続ける植物としては「奇想天外」がある。2つの葉っぱが延々と伸び続けるだけという奇特植物で、成長は遅く、「種子が発芽してから種子をつけるまでに、25年ほどもかかる」との情報がある。これをサボテンと誤認した可能性がなくはない。

 

■『サンタマリア米津玄師

歌詞に「紺碧仙人掌」と出てくる。「サンタマリア」とはポルトガル語で「聖母マリア」のこと。「紺碧」とは「やや黒みがかった青」とのこと。

「やや黒みがかった青」っぽい色のサボテンには例えば「豹頭」などがある。また、サボテンではないが多肉植物として黒っぽいものには「黒法師」がある。いずれにしても特定は難しそうだ。

 

―追記3―

■『サボテン蜃気楼初音ミク(若干P)

「棘」「砂漠」というキーワードがあることから、上に挙げたようにトゲのない品種ではなく、「シャコバサボテン(湿度が高めの森林地帯に自生する)」でもないことはわかる。自己防衛メタファーとして「棘」と表現されているらしいので「金鯱」のような棘の鋭いものイメージして書かれていると想像される。「金鯱」は丸く成長するので(つまりサボテンではない)、歌詞中に描かれる主人公が落胆してうずくまっているような様子とも合致するし、かなり大きく成長するので擬人化も容易そうだ。

 

■『RescueThe Pillows

「荒んだサボテン世界を敵に回すほど トゲを伸ばしたんだ 喉が渇いてSOS」なので、砂漠に生えてトゲの長い種類であることはわかる。柱サボテンであれば『歩くサボテン』(奥田民生)のところで挙げた「近衛」「錦鶏竜」「金城丸」あたり、丸いサボテンなら「金鯱」あたりがイメージに近そう。「金鯱」の汎用性の高さ。

 

■『沙模典ボリボリのタンゴあがた森魚

歌詞が見当たらないので全く見当がつかないが、汎用性の高さからすると「金鯱」あたりが妥当かと思われる。

 

■『サボテンレコードフジファブリック

クライマックスで「サボテン持って」といきなりサボテンが登場する。サボテンを持ってどこかに出かけるつもりのようだから携帯に容易な品種であることは確実で、間違っても直径30cmの「金鯱」でないことはわかる。

 

■『赤い河の谷間』小林幹治(作詞

サボテンの花さいてる 砂と岩の西部」とあり、曲はアメリカフォークソングであるようなので、アリゾナ州あたりに自生する何らかのサボテンであると思う。

2018-04-12

anond:20180412115950

まあでも遅かれ早かれ母ちゃん逝った後は東京戻るだろうから、その頃にはカンタともサンタとも疎遠になってるよ。

カンタがその辺を引きずって東京に現れて…って話ならまあ別にそれはそれでいいけど。

サンタフォビア

からサンタが怖い。

幼い頃からサンタに殺されるかもしれないという妄想に取り憑かれていている。

不思議道化師大丈夫だけど、サンタはだめだ。

ついでに兵庫県三田も怖くて近づいたことがない。

2018-03-10

https://anond.hatelabo.jp/20180309162509

サンタクロースをいつまで信じていたかなんてことはたわいもない世間話にもならないくらいのどうでもいいような話だが、それでも俺がいつまでサンタなどという想像上の赤服じーさんを信じていたかと言うとこれは確信を持って言えるが最初から信じてなどいなかったのか?

2018-01-11

もうセックスとか子作りとか諦めたか

せめて女子と手を繋いでおでかけデートしたい

死ぬまでに一度でいいから手つなぎデートしたい

サンタ神様とか諸々の神様、よろしくお願いしま

一生のお願いです

2018-01-08

去年のクリスマスに思ったこと。

https://anond.hatelabo.jp/20171222102346

クリスマスの数日前、増田サンタが夢を聞くと宣言した。

この業務はどちらかというと七夕さまの所轄かと思われたが些細なことであった。

たくさんの夢がならび、たくさんの星々がそれらを飾った。

私も星をもらい、そして蒔いた。サブ垢のカラースターも動員して蒔いた。

めったにやらないのだがすべてのコメントに目をとおした。

世界平和を願うひとが案外多かったことにすこしおどろいた。

私は写真家で史家だ。戦場虐殺現場をひととおり見てきている。研究も長い。

平和イメージすれば完了するのではない、努力と失敗と試行錯誤、そしておびただしい犠牲の累積のなかで構築する終わりのない作業だ。

世界平和など軽々しく公言するのはやめていただきたい、平和の構築はそんな甘いもんじゃない、世迷言にもほどがあると思っていた。

だが私は擦れていたのかもしれない。

素直な夢を、それも少なからぬ数の夢の累積を目にしたとき、私はすこし考えをあらためた。

それは叶えるに値する夢だと。


あの日私はクリスマス的なことをとくにしていない。

クリスマス協奏曲を聴きながらクルマを駆ったくらいで、七面鳥ワインケーキもなく夕餉はぶり大根だった。

でもそこには世界平和への夢ーつまり世界平和への最初の一歩があった。

あたたかな、希望のあるクリスマスだった。

2017-12-30

[] #45-7「3丁目の輝石」

≪ 前

兄貴としてはドッペルが寝ている間に、部屋にプレゼントだけ置いて帰るつもりだったのだろう。

だが、時間はまだ20時。

子供が寝るにはまだちょっと早い。

部屋に入ると照明がついており、ドッペルは起きて普通に過ごしていた。

「……マスダの兄ちゃん?」

ただでも気まずいのに正体を一瞬で見破られ、兄貴から冷や汗が流れる

「えー……俺はヘルパーだ。サンタは忙しいからな」

そうは言ってみたものの、とても誤魔化しきれるものではない。

兄貴はあからさまに目が泳いでおり、溺れ死にそうになっていたからだ。

案の定、ドッペルは困惑の表情をしている。

だが、その後すぐに表情が緩んだ。

すると、まるで本当にサンタ出会たかのよう笑みを向けてきた。

「はは、マスダの兄ちゃんサンタか」

兄貴はドッペルの心境が分からず戸惑っていたが、何とかサンタ仕事遂行しようと必死だった。

「いや……だから俺はヘルパーだ。未熟なサンタだが安心しろちゃんプレゼントは持ってきている」


…………

「どういうことだ!? なぜドッペルはあんな反応ができる? 普通に考えて、あいつがサンタじゃないことは明白だ」 

兄貴の後ろからその様子を見ていたツクヒは、理解できない様子だった。

「たぶんさ。ドッペルはサンタ存在に折り合いをつけ始めていたんだよ」

「すでに気づいていたってことか?」

「というか大半の子供は案外そんなもんだと思う。大人に近づいていく途中で徐々に、漠然と『まあ、そんなもんだろう』って感じで折り合いをつけていくんだよ」

「それにドッペルは兄貴に懐いているからさ。兄貴サンタに扮すれば、それはそれで受け入れられるんじゃないかと思ったんだ」

真相というものは、突然気づくものとは限らない。

いずれ暴かれる嘘なら、せめて綺麗事で包みこんでやりたかった。

「……なるほど、納得はしないが、理解はした。なんでサンタなんていう嘘が世界を包み込んでいるのか。陳腐だけれど、それは“思いやり”ってやつなんだな」

そうだ、サンタ存在しない、幻想だ。

でも、それは見方を変えれば素敵なことなんだ。

「そういうことだ、ツクヒ。だから一緒にクリスマスを楽しもう。保護者組合が、クリスマスパーティをやるらしいんだ」

「いや、それは……」

「楽しむ気が起きないか?」

「そうじゃなくて、今日家族と過ごしたいんだ。母ちゃんが甘ったるいチョコケーキを、父ちゃん安易気持ちで買ったフライドチキンを持って帰ってくるだろうからな」

こうして一連の騒動が治まった。

さて、ここまで話しておいてなんだが、念のために言っておかなければならない。

今回の話はあくま虚構フィクション)だ。

だが虚構は俺たちの隣人さ。

から恨みもするし、愛しいことだってある。

サンタのようにね。

承知の上で」

歌:マスダ(サンタVer)


承知の上 承知の上

コソ コソコソ ほらヤッホッホッホ

了承の上 コスプレ

訪問している 偽サンタ

玄関抜け オモチャ持って

お前に配りにやってきた

ホーホーホー お前が

ホーホーホー 待っている

了承の上で コソコソコソ

玄関抜けて 偽サンタ

弟の友の靴下

入れておくぜ プレゼント

品薄 人気の最新ゲーム

正規手段で用意した

ホーホーホー 弟も

ホーホーホー 待っている

承知の上で コソコソコソ

玄関抜けて 偽サンタ

俺の弟の靴下

見てみろよ ほら たくさん

シャーペン シャー芯 消しゴム

俺のお古? いや 気のせいだ

ホーホーホー みんなが

ホーホーホー 待っている

承知の上 承知の上

みんなが コソコソコソ 

玄関抜けて サンタたちが やってくる

(#45-おわり)

2017-12-29

anond:20171229135502

サンタが来るような家庭なら、子供サンタがいない事に気付いても

クリスマスプレゼント普通に子供にあげ続けるものでは?

それが終わるタイミングは、成人したらとか就職したらとか色々だろうけど。

anond:20171228111345

正しくは、

「〇才までサンタを信じるフリをしてたらプレゼントがもらえた」

だよね。w

俺はこれから神を殺しに行こうと思う。

それでも俺は子ども

「どうして人は死ぬの?」「神様がそういう風に作ったからだよ」

「どうして世界不公平なの」「神様が君に試練を与えているんだ」

なんて答えるのは欺瞞だと思う。

災害テロのようなあまりにもひどい惨状を慰めるとき欧米では神様のご計画があるから…」なんてことを言うらしいよね。

そんな計画で人の人生やちっぽけな財産を滅茶苦茶にしても良いのかよという気持ちが出てくるし

与えられる試練が人によってあまりにも違いすぎるんじゃないの?

そんな神なら殺した方がいいよ。

 

サンタはべつに良いけどね。

anond:20171229081154

人生フィクション必要

なぜなら、人間の脳は「生の現実」には耐えられないからです。

毎朝食べる卵。本当は一個一個全く違う物質なのに、「卵」という言葉でひとくくりに「同じものだ」として人間の脳は処理しています。これも一種フィクションですが、このフィクションがないと、私たち物事個別バラバラしか認知できなくなってしまます。その結果、誤った物事同士を関連付けたり無意味なところに意味を見出すようになったりするようになります。それが子供なら、まして深刻です。認知を正常に成長させるべき時に、そういう歪みを抱え込ませるのは大きな負担になります

神話宗教重要なのは特に重要難解な物事人間シンプルに処理できるように整理する点にあります子育てしていればわかると思いますが、子供だんだん大人であっても即答できないような根源的なことに疑問を抱くようになります。成長の現段階ではなく、成長後に悩めばいいことで足を止めてしまうことがある。

「どうして人は死ぬの?」「神様がそういう風に作ったからだよ」

「どうして世界不公平なの」「神様が君に試練を与えているんだ」

「すごくうれしいときどうすればいいの?」「神様感謝しなさい」

あるいは例えば「僕もいつか死ぬの?」という悩みにとらわれて、子供がずっとふさぎ込んでしまったり絶望したり、果ては怪しげな「しなないほうほう(ぎしき)」にハマったりすることになります。こういった大きすぎる疑問は、大人にとってもそうですが、子供にとって生きる上で強烈なストレスになるのです。

「でも嘘は良くない」とあなたは考えます。「そんなの子供だましだし、つまらなくてかっこ悪いよ!」

なるほどあなたはそう考えてこれまで生きてこられたのですね。「汝偽るなかれ」と。そうして周囲と良好な関係を築き、お子さんを設けるパートナーにも恵まれた、と。

それこそがまさにフィクション効用ではありませんか!

「嘘はだめだよ」と遠い昔、あなたのご両親は教え育てられたのでしょう。それはとても素晴らしいことです!そのおかげであなたは悩むことな健全に成長できた。しかし今、あなたはそのフィクションにとらわれて、「お子さんのためにはフィクション必要ですよ」といわれても素直に耳を貸せなくなっている。まるで遠い昔に教え聞かされたサンタ物語を、大人になっても捨てられないように。これは少々困った状態です。

遠い昔、あなたサンタ物語を話した人々は、あなた大人になって現実的判断ができるころには簡単分別が付く程度には、荒唐無稽ストーリーとしてそれを語ってくれていたのではありませんか? それは、誰かに嘘を信じ込ませ、それによって利得を得ようという「嘘」とは程遠い、あなたの成長を信じ、あなたのための無私の思いと愛にあふれた「フィクション」だったのではありませんか。あなたはそろそろその違いに気づいてもいい年なのではありませんか?

「親」という概念だってサンタと同じくらい強烈なフィクションでしょう。だからといって、あなたはお子さんに「お父さん、お母さんだって本当はただの他人なんだぜ。誰のことも心から信用なんかできないし、お前はいずれたった一人で生きていかなくちゃならないんだ」なんて言い聞かせようとは思わないでしょう? そんな「真実」を、いま言い聞かせる必要なんてありますか? そうして「親」というフィクションを演じながら、サンタというフィクション価値に気づかないことこそ、あなたいかに「フィクション」によって幾重にも守られているということの証なのではないでしょうか。

自然を愛する日本人というフィクション、親に愛される子供というフィクション子供に与えるのが愛情なら、サンタというフィクションもただ愛情のために必要フィクションなのですから、どうか恥ずかしさを我慢してクリスマスを楽しませてあげてください。

それにこのフィクション、「嘘だとばれても大丈夫」なことは請け合いフィクションなのですから

https://anond.hatelabo.jp/20171229063547

[] #45-6「3丁目の輝石」

≪ 前

俺たちは捕まえたツクヒを囲み、この後どうするべきか考えあぐねていた。

「ふん、サンタなんてタダの不審人物だ。そんなのを糾弾して何が悪い

不審人物だっていうが、サンタは法的に認められているぜ。判例もある」

「オサカ。お前、それ映画の話じゃないのか?」

「おい、マスダ。なんで『家にボッチ』や『エクセレントかも、人生?』は知らないくせに、それは知っているんだ」

「ニワカってそういうもんだろ」

兄貴とオサカは、グダグダとどうでもいい話をしている。

こりゃあ、真面目に説得しようと思っているのは俺だけだな。


「オレを止めたって無駄だぞ。何の意味もない。ドッペルも、いずれ分かることだ」

実際問題、ツクヒを捕まえたところで、これで事態解決したわけじゃない。

ツクヒ自身サンタ存在をゾンザイに扱う限り、いずれ同じことが起きる。

から理解させる必要があった。

サンタという偶像を、そしてそれを大事にしようとする人々の精神を。

「そうだな。でも、今じゃない。それに、こんな形でもない」

「なぜだ!? どうしてそこまでして隠す。大人子供たちを騙し続け、そして騙された子供たちが大人になったとき、また子供たちを騙す。こんな悲しい輪廻は終わらせるべきなんだ」

「ねえ、それって本当に言うほど悲しいことかな? 子供の頃にサンタという夢を与えられ、それがなくなっても今度は夢を与えられる側になれる。両方とも体験できるなんて、素敵なことじゃないか

「なんだと?」

「そりゃあ嘘はいけないことさ。けど、それでも嘘をつくのが人間だ。そんな人間がいる世の中は嘘だらけだ。だったら大事なのは、嘘に対してどう臨むべきかってこと。サンタはその足がかりなんだ」

俺は、これまでに自分が学んだことを整理するように、サンタについて語った。

「それにサンタは嘘でもあるけれど、良い嘘でもある。それは夢になりうるものなんだ。別に信じている子供たちを弄ぶためじゃない。信じることの大事さを尊重しているんだよ」

詭弁だ!」

ツクヒの指摘は尤もだ。

俺の言っていることは詭弁に過ぎない。

だが、そんなことは百も承知だ。

「もちろん詭弁さ。とても前向きなね。皆がサンタという存在大事にするのは、その詭弁に素晴らしいものがたくさんあることを知っているからさ」

俺がツクヒを説得する姿を眺めていた兄貴は、その様子にあっけにとられていた。

「弟よ……、プレゼント目的善行積んでたお前が、数時間見ない間にずいぶんと様変わりしたな」

「俺は何も変わってないよ。クリスマスは良いものだってことを、改めて確信しただけ。それにその証明は、兄貴がこれからしてくれるだろ?」

「えっ……俺?」

兄貴が素っ頓狂な声を出す。

嫌な予感を察知したのだろう。

左手で口元を覆い隠しているが、それでも歪んでいるのは明白な表情だ。


…………

くそ……まさか、また着るハメになるとは。店長も、なんで快く服を貸し出してくれるかなあ……」

俺たちは公園から場所を移し、ドッペルの家へ来ていた。

兄貴サンタの服を着ることが不服らしく、ぶつぶつと文句をたれている。

「オサカは何でここまでついて来てるんだ。お前はもう帰れよ」

「『家にボッチ』の、オッサンの親子再開シーンは何度観ても良いよな」

「は?」

クリスマスものクライマックスは一番美味しいところってこと。それを見逃すなんてありえないね

「お前は一体何を期待しているんだ」

ツクヒはというと、これから俺たちがやろうとしていることに疑いの目を向けている。

「おい、マスダ。お前のやりたいことが理解できん。あんな不出来な偽サンタ訪問なんてしたらバレバレだ。ましてや知り合いじゃあ、ドッペルに見られた場合すぐに気づかれるぞ」

「だろうね」

俺の答えに、ますますツクヒは理解に苦しむ。

「分かっているなら、なぜやる!? オレを止めたのは、サンタがいないことをバラさないためだろ。矛盾してるぞ」

「まあ、見てなって。じゃあ兄貴よろしくね」

「なあ、別に俺じゃなくてもよくないか? 知り合いだとバレやすいし、俺じゃあ気の利いたフォローとかできないぞ?」

兄貴も俺のやることには否定的だが、単にサンタの格好が嫌なだけだろう。

「いーや、むしろ兄貴が適任だよ」

俺はそれを受け流し、兄貴を家の前まで押していく。

ドッペルの両親とあらかじめ打ち合わせをし、玄関のドア鍵は開けてもらっている。

兄貴は溜め息を大きく吐くと、しぶしぶ玄関のドアノブに手をかけた。

次 ≫

anond:20171229063547

それってさ、

サンタの前提知識無かったら

普通に親が置いてると、推測するんじゃないの?

だって察するレベル

小学校の時ぐらいは他の子サンタ話題で盛り上がれるようにしてやろうぜ!

anond:20171229063547

お盆だって先祖が帰ってくるなんて宗教信じてる変な人しか本気で信じてない大嘘だし大差ないよね。

なのにクリスマスサンタだけ拒否ちゃうのは違和感ある

サンタが来たというウソは嫌だが、サンタ否定してほしくない

クリスマスが終わった。

息子は2歳になった。

まだ言葉もしゃべれないし、枕元にプレゼントがあってもとくに意味は無いので、普通にクリスマスタイミングで大きな玩具を与えるに留まった。

そのかわり、クリスマスツリーなどにはたくさん触れ合った。

今年から我が家にもクリスマスツリーを導入した。「家にあったクリスマスツリー大人になっても覚えている」ということを妻と確認たからだった。

リー選びも2人でかなりこだわった。あまり意味は無いんだけど。

息子はツリーデビュー日に早速指をさして喜んだ。

すぐに電飾のスイッチの押し方をマスターし、朝起きてピカピカしてないと

「あっ」

と指を指して、ツリーに駆け寄りスイッチオン。そしてにっこり。

それからというもの、至る所でピカピカ光る木が置いてあることに大喜びだった。クリスマスツリーを買って本当に良かったなと思った。

別にキリスト教徒ではないが、日本のクリスマスは季節を感じるための行事だと思っている。

正月お雑煮を食べ、春に花見をして、夏に花火をみて、秋に紅葉を見るのと同じ。季節を感じながら生きることは心を豊かにすると思っている。それ以上でも以下でもない。

さて、来年から言葉もしゃべれるようになり、頭も良くなるだろう。

すると、サンタクロース問題が出てくる。

俺は性格上「サンタが来たよ」と何の考えなしにウソをつくのは気持ち悪くて。あんまりしたくない。

から本当は「クリスマスからはいクリスマスプレゼント」「パパママありがとう」というやりとりがしたい。

それが平和だと思っている。でもこんなことを考える。

かのこサンタさんがきたよ」

うちのこ「サンタさんなんていないんだよ!」

こんなしょうもないことで他の子の夢を壊したくない。

サンタクロースを信じることは誰にでも認められるべきクリスマスの楽しみ方だ。絶対に認められるべき権利だ。

それをうちのこが「パパが言ってた」なんてクソみたいな根拠で踏み潰されたらたまったものではない。どんな悪者だよ。

個人的にはサンタクロースクリスマスの大切な概念なので、うちの子にもサンタさんは大切にしてほしい。

そして、クリスマス意味もなくサンタクローストナカイを眺めて幸せ気持ちになり、1年を振り返るとポジティブに1年を振り返りやすくなるという日本の文化を存分に活かしてほしいと思う。

日本のクリスマスは「文化の良いとこ取り」が得意な日本人象徴する文化だと思う。うちの子にもその楽しさは教えてあげたい。

でも、「クリスマスプレゼントサンタさんが家に侵入して置いていったよ」なんていう大胆なウソをつくのは、俺にはちょっぴりこっぱずかしい。

そして、そもそもそんなことを子供は信じないのだ。「絶対おかしい」と思う。

でも、お父さんとお母さんは「サンタさんが持ってきた」という。だから、信じている。

俺はこれって「サンタさんを信じている」のではなく、「お父さんとお母さんを信じている」だけだと思う。

子どもは「サンタさんがいる!」とストレートに思っているわけではなく、お父さんとお母さんが「サンタさんが持ってきたよ」というからいると信じている。

この時点で、もうあまり意味はないんじゃないかなと思っている。

サンタクロース実在しなくてよい。ミッキーマウス実在しなくてよいのとまったく同じ理由だと思う。

これらを総合して「サンタさん否定してほしくない。でも、プレゼントサンタが持ってきたと言いたくない」というモヤモヤが発生。後者は完全に自分エゴでもある。

でも、起きたら枕元にあるあの演出。あれは嬉しい。

そこで来年からは「クリスマスは枕元に注目」ということだけ教えようと思う。

息子にはサンタはパパとママだと伝えたい。

そして、人によってサンタクロースは違うんだとも伝えたい。サンタクロースはたくさんいるのだと。

うちと同じようにパパとママサンタ場合もあれば、トナカイとソリでやってくる場合もあるかもしれないと。

もし一度「ぼくもサンタからプレゼントが欲しい」と言い出したら、サンタからプレゼントをもらったという演出をするかもしれない。

スウェーデンの謎のおもちゃとかをプレゼントする演出をするかもしれない。

でもその時は「いや、その年はサンタが来た」と大人になっても言い続けてあげよう。

これが正解かはわからないけど、しばらくはこれでやってみよう。

子育てはたのしい。

2017-12-28

anond:20171228111345

うちの子供は、幼稚園クリスマス会にサンタコスプレをした地元中学校のALTがやってきたせいで、サンタ実在を盲信している。

anond:20171228111345

この増田を読んでサンタ実在について思いを馳せた人へ。『34丁目の奇跡』という映画をまだ観ていなかったら、ぜひ観てほしいな。

観てみようかなという気になった人へ。サンタ実在するかを争う法廷劇なんだけど、スカッとする結審なのであらすじなどは読まないほうが楽しめると思う。

子供サンタを信じさせるのって

親があんオカルト子供に信じさせるように仕向けるのがEM菌や水の伝言が広まる原因になってるんじゃないの?

うちは誕生日以外プレゼントはあげないという教育方針だったのでサンタ信じる信じない以前の問題だった

もちろん親からサンタからクリスマスプレゼントはもらったことない

anond:20171228113527

横だけど、別に友達とでもなくてもサンタ何歳まで信じてたかって話するよなぁ

子供プレゼント買ってる同僚とつい最近も話したわ

anond:20171228111345

妖精世界のどこかにいるかもしれないけど自分のすぐそばにいるのではない」という感覚

妖精自分の近くに存在する」って感覚は、同じ「妖精実在する」といってもかなり違う。

漫画アニメを見ていれば「サンタ実在するのか?」という疑問がテーマになっていて

多くの場合、本当のサンタではない偽サンタが登場したりしてて

結果的には実在している世界になっていたとしても、本物と偽物がいるって感じになってるので

サンタ実在するとしても自分プレゼントをくれるサンタが本物ではないというのはなんとなくわかってしま

サンタを信じていた」という人というのはどっちなんだろう

anond:20171228111345

なんでサンタだけ実在してると信じられるの?


ど、どうゆうこと?

それって、まるでサンタ実在してないかのような言い方じゃん.... (汗

anond:20171228112808

先週のしまじろうで「大人にはサンタが来ないから僕たちがサンタになってプレゼントを配ろう」って話をやってて、最後は寝たフリをしてたしまじろうが起きてサンタ服を来て両親の枕元にプレゼントを置こうとするも両親リビングテレビ見てる

リビング入口の廊下で待ちくたびれて寝てるしまじろうを両親が発見

しまじろう、夢の中でサンタさんに会って会話(内容忘れた)

しまじろう、ベッドで目覚めると枕元にサンタさんからプレゼント発見

朝食準備をする両親が私達にもサンタさんが来てくれたと言ってしまじろうが渡そうと準備していたプレゼントを見せる

で、大人子供スムーズに受け入れられる話になってて感心した

anond:20171228113323

友達いないの?

普通に生きてりゃクリスマスシーズンになれば友達と「〇才までサンタ信じてたわ」な話をする機会が何度もあると思うんだけど

友達も皆嘘ついていると思ってるんだろうか

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