2018-01-08

去年のクリスマスに思ったこと。

https://anond.hatelabo.jp/20171222102346

クリスマスの数日前、増田サンタが夢を聞くと宣言した。

この業務はどちらかというと七夕さまの所轄かと思われたが些細なことであった。

たくさんの夢がならび、たくさんの星々がそれらを飾った。

私も星をもらい、そして蒔いた。サブ垢のカラースターも動員して蒔いた。

めったにやらないのだがすべてのコメントに目をとおした。

世界平和を願うひとが案外多かったことにすこしおどろいた。

私は写真家で史家だ。戦場虐殺現場をひととおり見てきている。研究も長い。

平和イメージすれば完了するのではない、努力と失敗と試行錯誤、そしておびただしい犠牲の累積のなかで構築する終わりのない作業だ。

世界平和など軽々しく公言するのはやめていただきたい、平和の構築はそんな甘いもんじゃない、世迷言にもほどがあると思っていた。

だが私は擦れていたのかもしれない。

素直な夢を、それも少なからぬ数の夢の累積を目にしたとき、私はすこし考えをあらためた。

それは叶えるに値する夢だと。


あの日私はクリスマス的なことをとくにしていない。

クリスマス協奏曲を聴きながらクルマを駆ったくらいで、七面鳥ワインケーキもなく夕餉はぶり大根だった。

でもそこには世界平和への夢ーつまり世界平和への最初の一歩があった。

あたたかな、希望のあるクリスマスだった。

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