はてなキーワード: iPS細胞とは
少し前の話だし、同じような話を既に散々してる人もいると思うけど、思った話なので書く。
2020年11月中頃、スパコン「富岳」が二期連続の世界一を達成した。そこで思い返されるのは、「2位じゃダメなんでしょうか?」という蓮舫議員の発言であった。この喜ばしいニュースに対して、「2位じゃダメなんです」といったものや、「今振り返ってみても、恥ずべき発言であった」などの意見が相次いだ。
民主党政権当時、事業仕分けの名のもとに様々な研究開発予算が削られることとなった。例えば、iPS細胞の研究費150億円は、事業仕分けによって3分の1に減らされる危機に瀕し、危機感を感じた山中教授は趣味のマラソン大会を通じてカンパを募るほどだった。そして、当時研究開発が行われていたスパコン「京」の研究開発においても例外ではなかった。
そんな渦中に飛び出した「2位じゃダメなんですか?」の発言。批判が多いこの発言の本意とは何だったのかを今一度おさらいしたい。
当時の事業仕分けの議論に実際に立ち会った人物が、その時の流れを解説している記事がある。少し長い文章であるが、引用したい。
○2社の撤退によって大きくハードが変更になった中で、ソフト開発を同時に行う意味があるのか。
○スピードだけを求めるのではなく大事なのは利用者(研究者)の使いやすさ。例えば、1台のスパコンに10ペタを搭載するよりも、1ペタのスパコンを10台作って実際に利用する全国の若手研究者のいるところに置くなどの考え方もあるのではないか。10ペタのスパコンを開発すること自体が目的化していないか。
○10ペタのスパコンに対する産業界のニーズが本当にあるのか。
○アメリカが2012年までに10ペタのものを作ろうとしている中で、仮に一度日本のスパコンが世界最速になったとしてもいつまで世界一でいられるのか。
○「サイエンス」には費用対効果がなじまないことは理解するが、1000億円以上もの税金が投入されることの成果がまったく見えてこない点は、改善すべきではないか。
このような議論の過程で、蓮舫議員から「世界一になる理由は何があるんでしょうか? 二位じゃだめなんでしょうか?」という言葉が出た。
要するに、スピードが世界一になったところで利用者の使い勝手が悪ければ使われない、しかもすぐに抜かれるだろうという予測もある、なぜそれなのにスピードばかりにこだわるのか?という趣旨だった。
『スパコン「京」の運用終了。「2位じゃダメなんですか?」は何だったのかを改めて整理する』-https://news.yahoo.co.jp/byline/itoshin/20190909-00141136/
つまり蓮舫議員の発言の本意は、「1位でも役に立たないスパコンを作るくらいなら、2位でも役立つスパコンを開発すべきだ」というものだったのである。
そして、富岳は「世界1位をもぎ取るための圧倒的なスピード」ではなく、「使いやすさ」を重視した設計思想で開発された。
後継機「富岳(ふがく)」の開発に携わる理化学研究所計算科学研究センター長の松岡聡さん(56)は、京の足跡に敬意を表しつつ「富岳(の演算速度)は世界2位でも全然かまわない」と話す。
ーー(中略)ーー
一方、松岡さんは「特殊なソフトでしか動かせないなど汎用性(はんようせい)に乏しく、商業的に京が成功したとはいえない」とみる。富岳では、世界的に普及するマイクロソフト社製の文書作成ソフト「ワード」でさえ動かせる汎用性を重視。性能は京の最大100倍を目指すが、それ以上に、富岳用に開発した技術が広く社会に普及することを重視しているという。
松岡さんは「世界ランキングは、結果的に1位を取るかもしれないが、われわれは気にしていない」とし、「国民の関心が高い医療や防災、産業、エネルギーなどの分野で成果を挙げることを重要な目標にしている」と話す。
『スパコン「京」電源ダウンへ 後継「富岳」使いやすさ重視』-https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201908/0012646505.shtml
つまり何が言いたいかと言うと、富岳は蓮舫議員の発言の本意と全く同じ理念で開発されたスパコンであり、蓮舫議員の発言は全く間違っていなかったのだ。演算速度世界1位を優先した結果、「京」の汎用性には問題があったし、使いやすさを重視して開発された「富岳」は、演算速度が早いだけではなく、様々な分野での活躍が期待されている。
そして、蓮舫議員の発言に対する、批判とも言えないようなお粗末な意見は、まったく物事の芯を捉えていないことは明白である。「蓮舫さんww、やっぱり1位じゃなきゃダメなんですよwwwww」などという発言は、非常に短絡的でブッ飛んだ発言なのだ。
少し調べれば分かるような事実すら知ろうともしないで、適当に何かを褒め称え、何かを叩き、悦に浸る。そこには何の知的活動も存在せず、あるのは「自分が気持ちよくなりたい」という欲望だけ。昔のドラマに「好奇心や、探究心のない人間は人間じゃありません。猿以下です。」というセリフがあったが、まさにその通りかもしれない。
そして、忘れてはならないことがある。それは、日本という我らの国を、誰が動かしているのかということだ。
政治家や官僚が国を動かしていると思われがちであるが、それは全くの間違いだ。民主主義国家である日本において、本質的には、日本という国のハンドルは日本国民が握っている。
そして、そのハンドルが人間の手から、猿以下の存在に渡ってしまう危機を、この出来事は暗に示している。政治の動向や議論の内容を全く理解できない国民は信じられないほど多く、その連中が政治に積極的に介入したらどうなるのか。
もし、そうなったら日本という国は、中長期的な利益や、少し考えれば分かるような事実やリスクを鑑みず、「国民の欲望を短期的に満たしてくれるかどうか」のみを判断基準にして突き進もうとする国になってしまう。日本が誇る技術や文化は全て消えさり、過去の栄光にすがるだけの悲惨な国になってしまう。もしくは、ナチス・ドイツのような悲惨な結末を辿るようになるのだろうか。
猿以下の存在が大船のハンドルを回す日は、もうすぐそこに迫っている。もしかしたら、もう既にそうなっているかもしれない。
...いい加減目覚めなさい。
いや、なんとしても目覚めなければならない。もし、辛く苦しい暮らしではなく、心から素晴らしいと思える暮らしををしたいと思うのなら。自分の親族や、孫やひ孫、そのまた更に遠い世代の事を想うのなら。そして、日本という国が大好きで、もっとこの国をより良くしたいと願うならば。
本当に目覚めなければならない。
提言をたくさん出しているよ。
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/division-15.html
これを元に研究費の配分とか政策決定がなされる。ips細胞関連に重点的に予算を割り振りましょうとか、〇〇を観測するために人工衛星を打ち上げましょうとか、こういう災害対策にこの分野とあの分野の成果を取り入れたハザードマップを作りましょう、とか。新聞を丁寧に読むと、時々、提言の内容についての記事が載っているよ。今度、注意して読んでみて。
現代では、科学の成果は、医療だったり気候変動対策や災害対策にダイレクトに結びついているんだ。だから、経験と見識のある人がこういった方向づけをしてくれないと、生活にも影響してくる。それに権威のある人の提言でないとお役人も聞いてくれないからね。
”まだ実用には程遠いけどiPS細胞で女性のみでも妊娠、出産が可能になるでしょう”
https://www8.cao.go.jp/cstp/tyousakai/life/haihu26/siryo2.pdf
9ページ
”現在の生命倫理の難しさは、ひとえに、生命科学と技術の予想を超える展開に我々の倫理的判断基準が追いついていないというところにある。”
生命倫理の問題に触れず”必要最低限の精子さえ培養できれば、男性なしでも繁栄はできます”と言えるのは倫理という観点を持っていないと言わざるを得ません
”そもそも現在日本で横行している犯罪の殆どは男性に起因するものです。
痴漢をはじめとした猥褻な事案、暴力的な事件はほぼ全てが男性加害者によるものでしょう。”
http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/62/nfm/n62_2_1_1_1_2.html#h1-1-1-08
まだ実用には程遠いけどiPS細胞で女性のみでも妊娠、出産が可能になるでしょう
そうでなくても必要最低限の精子さえ培養できれば、男性なしでも繁栄はできます
治安や環境の観点から言っても今の倍以上は美化、清潔になるだろうし
女性の方がスマートな視点で物事を解決できるから、今よりもっと便利なグッズが出来るでしょうし
中々解決しなかった些事についてもすぐさま対応できる社会になるでしょう。
育児も介護も女性だけなら安心ですし、通勤や日常だって断然平和になる。それだけで素晴らしいと思いませんか?
そもそも現在日本で横行している犯罪の殆どは男性に起因するものです。
痴漢をはじめとした猥褻な事案、暴力的な事件はほぼ全てが男性加害者によるものでしょう。
(私から言わせれば結婚詐欺は騙される男性が悪いのでここの括りには入れたくはないですが、まあ平等に。やむなしです)
現状の犯罪件数と比べればゼロに近い数字、悪くても数%までに減るでしょうね。間違いなく!
それに女性だけの方が協調性は湧きやすいし、国家として立派になれると思うんです。
レディーファースト先進国として海外からも称賛されるに違いありません。
(もっともその時には海外の方が国民皆女性化運動を完遂しているかもしれませんが!)
これを実施すればLGBT問題も気にする必要はありません。あれは男性がいるからこその問題ですし。
ほら、ここまで書いて貴方も分かったでしょう?
男性がいなくても社会は回る。むしろ、より円滑に進行していくのです。
https://note.com/komatsuna777/n/n1d69e89f8c59
なんか上の記事で(長いので全部読んでないけど)NL(ノーマルラブ)って呼び方は差別だってあって、よくわからんかった。
俺は同性愛はノーマルかアブノーマルかでいうと、アブノーマルだと思うけど。
一応用語の説明をしとくけど、「ノーマル」は「正常」とかいう意味で、「アブノーマル」は「異常」とか「正常でない」という意味で俺は使っている。
何をもって異性愛がノーマルで、同性愛がアブノーマルなのかという話だけれども、人の自然交配が男女の組み合わせだからだと考えている。俺ら人は雌雄同体のウミウシでもなければシダ植物でもないので、人は男女の組み合わせで生殖活動するのが生物としてのノーマルだろう。
「雌雄同体の生物もいるのだから、異性愛が『ノーマル』とは言い切れない」という反論があるかもしれない。けれど俺は人間の話をしている。ウミウシにとって同性愛は「ノーマル」でも、人にとっては違うだろう。
だからといってアブノーマルを差別しろとか、迫害しようってわけでもない。好きな生き方をしてもいいし、人の恋路や生き方にとやかく言う気はない。BLの同人誌書けばいいし、誰と誰のカップリングでオナニーしようが、その人の勝手だろう。
「男が男を好きになろうが、別にいいんじゃない?(まあ変だけど)」というスタンスである。
そもそもすべてにおいて「ノーマル」なんて人はいない。同性愛はもちろん、先天的にも、後天的にも「障害」を持つ人がいるだろう。指が4本しかない人や、目が見えない人。これらは人としての本来の機能として「正常」ではない。が、だからといってなんだというのだろう。正常ではないからと言う理由で迫害を受ける謂れはないし、多様な生き方は許されるべきだ。社会はアブノーマルを受け入れるべきだ。俺だってロリコンだし。
しかしノーマルかアブノーマルかでいったら、「アブノーマル」だろう、という話である。同性愛も、指が4本しかない人も、目が見えない人も、ロリコンもアブノーマルだ。
正直言って、「アブノーマルをノーマルの仲間入りにしろ」は、言葉遊びにしかならないのでは?
たとえば同性愛をノーマルの仲間入りにしたとして、子供ができますか?という話。「子供を作らない選択肢もある」という話ではなく、「iPS細胞でいつかできるようになる」という話でもなく、「自然交配で作ることができるか?」という話である。可能か不可能かの話である。生物は生殖活動ができるのがノーマルなので、それができないのはアブノーマルだ。いくらノーマル呼びにこだわったところでだ。
異性愛でも子供ができないという人もいる。それもアブノーマルだ。ちなみに俺は精子が少ないと言われたので、病院に通っている。多くの人は病院に通わなくても子供ができるだろうけど、俺は精子の量や活動が「異常値」なので、通院しなければならないってわけだ。
もし俺が「あなたの精子が少ないのも、別に変なことではなく、ノーマルですよ」と言ってもらえたところで、「は?」という気しかしない。
「アブノーマルでも受け入れられる社会」と、「アブノーマルをノーマルの仲間入りにする社会」では、全然意味合いが異なるのには注意したい。
前者はアブノーマルはアブノーマルのまま受け入れられるのに対し、後者はアブノーマルにノーマルの機能を要請されかねない。あるいはノーマルの再定義が必要になる。そんなのめんどくせ。俺は受け入れられてさえいれば、アブノーマルのままでいいんだよ。
もしかして「普通」という概念をなくそうとしているのだろうか? たしかに普通という概念がなくなれば、すべてのものはありのままにだけども、やっぱり言葉遊びの域を出ないのでは?