はてなキーワード: おかんむりとは
でも本当です。2,3か月前にものすごく大きな不正発覚がありましたね?
あれが終わりの合図でした。程なく色々な「よしなに」が出来なくなり動脈硬化が起きています。
マジです。
マジで終わっている。
本当にもう機能不全が起きる一歩手前。
そもそも今まで公共工事を「いい感じに」でどうにかしてきたのが間違いではあるんだけど、そういう逃げ道を使わずに工事をちゃんと回せるように自衛隊は出来てない。
いつだって出たとこ勝負で危ない橋を皆で渡って運が良ければ何事もなく終了。駄目だったらズルズルなあなあで時空を歪ませながら着地点を探すっていうスタイルでやってきた。
今はソレがどんどん無理になってきて「時空が歪まないと駄目なら、これはもう諦めるしかないですね」でどんどん色んなものが後回しされていってる。
致命的な部位が次々壊れていってるけど冗長性が確保されているから大丈夫だろうで誤魔化しているのが現状で、それが失われたときには全部が止まる。
止めないためには先を見通して前もって余裕をもたせる必要があるけど、それをやりすぎたら今度は新規参入が阻害されることになるからどっちにしろ無理。
つまり、これからドンドン色んな飛行機や船や戦車が動かなくなっていく。
それを「余剰戦力」が吸収するのは不可能になる時がすぐにやってくる。
その時何が起こると思う?
稼働率の低下を母数の増加で補う方向に進むのかな?
もちろんこれは違う。「戦力を増やしてどうにかするぜ!」ってやったら軍拡で問題になるから無理。
正解はその真逆。「あれ?稼働率半分ぐらいでも仕事回ってるじゃん。それじゃあ母数を減らしちゃおうね~~~」って財務省のエリートヤクザ共に逆さに振られて予算ごと保有戦力の総数がカットされる方向に動く。
まあ別に軍隊なんて金食い虫のカスだから縮小していこうって考え方があるのは認めるよ。
でもこのループに落ちたら色んな会社が「防衛省向けだけに作ってた部品辞めるね!つうかウチはもう公募参加しないわ!」って引き上げていく流れが産まれる。
つまり、今ある中古も治せなくなるし、これから新しいの作ろうとしても川重みたいのが今以上に殿様商売を始めるだろうからコスパもグイグイ悪化する。
金食い虫なのはそのままに防衛力だけがダダ下がりし続ける地獄の始まり。
意識だけは高いくせに生産性のある行為をすることなく生きてきたプライド肥大幹部がOB共に「おっwwwお前らの世代の自衛隊よわないwwwwざーこ🐙ざーこ🐙」と言われておかんむりになるよね。
そうなったら彼らは自分では頭がいいと思ってるけどとっくに錆びついたない知恵を絞って「そうだ!旧帝国軍の頃に戻れば神風だ☆」と頭がおかしくなって無意味なパワハラを繰り返すようになる。
するとまともな人間はいなくなり無能なキチガイだけが残ったとんでもない集団が産まれる。
そして彼らはある日爆発して「今の若者は天皇を軽んじている!許せん!こんなことになったのは天皇と自民党が国民をキチンと躾けないせいだ!我々が日本を導く!」とクーデターを起こすわけだな。
大変だねぇ
オレオレFCはホームで柏レイソルと1ー1で引き分け。3連勝を逃した。前半はミスが生じ、40分に柏FW細谷真大に先制ゴールを決められた。後半、相手が退場者を出て、攻めに転じながら、無得点が続いたが後半ロスタイム、FKからDF岩田がヘディングで合わせて同点に追いつき、敗北から救った。
【写真】後半ロスタイム、岩田がヘディングで同点ゴールを決める。
負けなかった。しかし試合後、同点ゴールの岩田は「一番最低の試合。柏にも失礼な試合」。残留争いに巻き込まれている柏と痛恨のドローに終わった。イレブンの表情には悔しさと同時に不甲斐ない自分達への怒りが充満。その思いを代弁するように厳しい言葉が口を着いた。
前半は柏の気迫に圧された。相手のハイプレスに苦しみ、なかなか自分達のペースが握れない。ボールを奪われてはカウンターを許しながら、耐え凌いでいたが、前半40分に遂に決壊。左サイドを抜け出されると、柏FW細谷に決められた。前半はシュート僅か1本で、サポーターからは不満のブーイング。GK望月は「前半はここ最近で一番悪かった。(失点は)各々がセルフジャッジしてしまった。そこでマークが緩んだところを突かれた」と悔やんだ。
後半開始からFWトーマス・ノレジーを投入。システムを4ー2ー3ー1にし、好機を窺った。同35分には柏DF立田悠悟がFW浅田への危険なプレーで一発退場し、数的優位に立ちながらも、なかなかゴールを奪えないまま、時間だけが過ぎる。それでも、敗色濃厚だったロスタイム、FKからDF小野寺のクロスに岩田が頭で合わせて同点に追いついた。
プロ初ゴールが同点ゴールとなったが「正直、あまり覚えてないです」と岩田の表情は晴れず。野河田彰信監督も「一番、恐れていた事が起きたな。自分らで壊してしもうた試合やんか。失点もミスやったし、結局、自分勝手に判断されても困るし、舐め取った。その辺が今日は出たんちゃうか」と、おかんむりだった。
MF鈴木潤主将は「悔しいです。相手も残留、上昇を目指して戦っているので、慢心はなかったけど、結果的にそう思われても仕方がない。3月に控え選手が自分達の分まで頑張って勝ってくれたので、今度は僕達が結果で示したかった」と、前回、控え組だけで圧勝した相手に不甲斐ないプレーをした自分達への悔しさを口にした。
試合後、監督、選手と緊急ミーティングを開いたと言う。「負けなかったじゃなく、勝てなかった試合だと皆で共有し合った。まだまだ自分達は甘い。もう一度、見直して次に臨みたい」と糧にする事を誓った。12日の天皇杯3回戦(対ジュビロ磐田戦)を挟み、次節16日のアウェー・セレッソ大阪戦で仕切り直す。
○…柏は終盤の失点で勝利を逃した。前半から積極果敢に攻め、同40分に細谷が決めて先制したが、後半35分に立田が退場してからは防戦一方に。それでも耐え凌いでいたが、ロスタイムに失点し、9試合ぶりの白星を逃した。
前回3月31日の対戦で、控え組に0ー3と屈辱的な大敗を喫した相手へのリベンジはならず。井原正巳監督は「自分自身の采配を含めて、突き詰めていきたい。勝ち点1はポジティブに捉えるしかない」と話した。今季6点目を挙げた細谷は「いい時間帯に取れた」としながらも「終わらせ方は課題」と厳しい表情だった。
IQOSのTEREAを吸っていたんだけど、タバコを吸うのに飽きたというか、なんとなく禁煙している。紙タバコと違って吸っても体にズシンとくる倦怠感の出にくいIQOSだが、日々の体力の衰えとともにIQOSレベルの体力低下要素も排除したいなと思うようになった。あと小遣いも月20,000円と限られてるのに1箱580円はまぁまぁ手痛い。ちなみに3日で1箱くらいのペースで吸っていた。
元々ヘビースモーカーでもないので禁煙は今のところ順調で、1回の失敗を挟んで今のところ吸っていない。タバコで作業が中断されないので仕事の能率は上がった。鼻詰まりも軽減された。自発的に禁煙を始めて良かったと思っている。
問題は妻で、禁煙していることを悟られたくない。知られたが最後「禁煙してるの!? すごい、私のためにありがとう!」と言い出すからだ。違う。確かにタバコを止めてくれと何度か妻が機嫌の悪い時に言っていたのは知っている。最後に言ったのも1ヶ月位前かな。でもそれとは関係なく、俺は自分の意思で止めているのだ。この後に続く言葉は決まっている。「私が止めろって言い続けたおかげで止められたんだよ、感謝してね!」
いやお前何もしてないじゃん。ただグチグチ文句言ってただけでそれに感謝しろってどういうことなの? 妻はよくこういう手柄を自分の物として語る傾向がある。悪癖なので止めた方がいいと思う。そして俺が俺の意思で止めただけなのに、それは本当に信じてくれない。「俺の意思で止めてるだけなんだけど」「でも私が言ったからでしょ?」と全く話が通じないパターンが過去に何度もあるので、今回も恐らくそう言われるだろう。ちなみに「じゃあそういうことでいいよ」と言うと「何その態度? ちゃんと私のおかげだって認めて!」と怒り出す。
この話し方の何がムカつくって、俺の意思を全く尊重するつもりがないことだ。俺には内心の自由というものが許されない。妻はこのような人の心に土足で上がり込んでくる手法が人としてやってはいけない事だと知らない。以前、注意したが「なんでそういう私を傷つけること言うの? 謝って!!」とおかんむりになったので諦めた。
斯様な事情から、俺は禁煙していることを妻に知られたくない。今日も一度もベランダに出ていないが、まだ気づく様子はない。願わくばそのまま3ヶ月くらい過ぎてくれないだろうか。あー、イライラする。タバコ吸いてー。
置き引きは、置いてある他人の物を自分の方に引き寄せる語感があり、
ひったくりも他人が持つ物を無理矢理手繰ってくる語感があるのに対して、
万引きは、万って何?よろずってこと?とはっきりしないので、何か隠喩表現のように感じられるのがまずい。
例えば、「奥さんがおかんむりだよ」は、「奥さんが怒っていたよ。」にはない、相手(奥さんの旦那さん)に寄り添っている感じが伝わる。
万引きは置き引きほど、窃盗の状況を表してないように感じられる分、窃盗の意味がボヤけるから忌避されるのだろうね。
万引きが、仮に昔から「品窃り」みたいな慣用表現だったら、語感から商品を盗んだと明確なので、こんな目くじらはたてられなかっただろうなぁ。
BuzzFeedのこの記事を読んで「ソースなかったのか」と受け取る人がいて面白い。見出しで誘導されてるのか
「女の子がやってはいけない一番悲しいことは…」エマ・ワトソンの"名言"拡散、でもソースをたどると…
https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/emma-watoson
・エマ・ワトソンの名言botが「女の子がやってはいけない一番悲しいことは、男性の為に頭の悪いふりをすることです」とツイートしてバズる
・ツイートにはエマ・ワトソンの国連演説の写真が添付されていた
・エマ・ワトソンの過去の演説で、こんなことを言ったことはなかった
・調べると「The Leaky Cauldron」という「ハリー・ポッターのファンサイト」の2006年の記事に掲載された「オクスフォード・ユニオン(同大の学生弁論団体)で講演した内容」だとわかった
・ただし「地の文」に書いてあるだけでかぎ括弧付きでないので、実際に何と言ったのか、エマ・ワトソンの真意は分からない
・当時のエマ・ワトソンの講演の動画や全文ログがなかったので確認が取れなかった
自分はこの記事読んで、「エマ・ワトソンの名言」の裏付けは取れたんだなと思ったが、「取れてない」「真偽不明だった」と受け取る人もいて不思議な感じだった。
記事では「The Leaky Cauldron」を「ファンサイト」と説明するだけで後は非常に疑ってかかってるので、確かに「このサイトは日本のまとめサイトのようなデマも報じるトンデモサイトなのかな?」とは思ってしまう。
しかし確認してみると、2006年にこのエマ・ワトソンの講演記事を書いた「Melissa Anelli」なる人は、すごいハリー・ポッターファンとして世界で知られる作家であり、Wikipediaにも単独項目ができているほど。https://en.wikipedia.org/wiki/Melissa_Anelli 2005年にはJKローリングへの独占インタビューもしていたという。一定に信頼されているファンサイト記事だということだ。Twitterもやってるので本人に直接取材することもできるかもしれない。https://twitter.com/melissaanelli
当時書かれたレポート記事について「映像と全文ログがないから真偽が分からない」なんてなったら、過去の新聞記事の引用なんてのも絶対無理だと思う。
エマ・ワトソン本人が「そんな発言してない」とおかんむりなら、当時の記事に発言の捏造があったか、というのは疑って当然だけどそうじゃないし。
まあ12年前のエマ・ワトソンはまだハリー・ポッターの続編を撮影中で、活動家として講演したわけではないから「当時の真意」を知るには全文ログを確認したほうがいいし「フェミニズム発言として引用するな」とかも言えるかもしれない。
https://anond.hatelabo.jp/20180602092621
いつもはてなの匿名ブログには個人的なことを吐き出すだけだったので、おとといのエントリにそれなりの反応が来てびっくり。
DVって言葉にはインパクトがあるのかもしれない。前回のエントリには不十分っていうか、事実が伝わりにくい点があったので補足する(自己満足で)
彼女とケンカをして彼女が共通の知り合いに相談したらしい。そんで、その知り合いが「それってDVだよ」ってことになった。
彼女は「そんなことないよ」って言ってたらしいけど、知り合いはおかんむりだったらしい。彼女はDVは言い過ぎってキチンと言ったらしい。
その恋人との付き合いでの衝突は初めてだったけど、お互いのことをよく知れたから怪我の功名だと思ってる。
前回のエントリを読んだ人の中で感情的になってDV男はしんどいみたいな人がいたけど、女性がDVだって言ったときの同調圧力は怖いなって思った。
彼女曰く「私は事情があって極端に怒鳴られるの弱い」とのことだったのでそこは理解しようと思う。
けど、「どなった。」とか「DV」っていわれたときの弁明ってストーカーっていわれたのと同じぐらい言い訳臭く聞こえるんだなって怖くなったわ。
0.
ひとまず思いついた順に書いていく。リストの補足は大歓迎。
1.靖国参拝
8月15日が間近に迫っているが、ここで安倍が靖国参拝を敢行するか否かが直近の大問題。
近視眼的キチガイ右翼から熱烈な支持を受けていることは重々承知の安倍にしてみれば、参院選で大勝した直後である今を除いていつ行くんだ?という話だが、実際に参拝した場合、当然ながら中国・韓国との関係を大きく損ねることになる。
なお、安倍本人が参拝を見送っても閣僚クラスに自粛させることはほぼ不可能だが、閣僚クラスが参拝した場合でも中韓は強硬な対応に出るだろう。朴槿恵の大統領就任式の折、名代として派遣された麻生が歴史認識に関して迂闊な発言をしたことに朴はおかんむりだったと伝えられ、この件で原則を曲げることは有り得ない。また直後の9月は柳条湖事件のあった月であり、中国も軽々には妥協しない。そして、いかに現在の安倍が「強い指導者」だとしても、8月15日まで3週間ちょっとで、参拝に向けての全方位的な環境整備など不可能だ。
さて、対中韓関係がこじれた場合、北朝鮮問題を解決するための6ヶ国協議も開催できなくなるため、米国からは相当な突き上げを喰らうことになるだろう。2期目に入って「有終の美」を遂げたいオバマは外交問題の懸案を解決したいわけだが、ただでさえ中東情勢が流動化しつつあるのに東アジア情勢まで(日本の独りよがりに過ぎない小児病的対応が原因で)こじれるのを座視する道理はない。場合によっては、安倍を見切って、もっと「聞き分けの良い」指導者に挿げ替えることも検討するのではないか。
2.世界経済
大きなリスクとなりそうなのは、「米国のQE3終了に伴う景気減速」と「中国のバブル崩壊」の2つ。
このうち、ネトウヨ御用達の産業経済紙などは後者のみに注目して「中国終了!」と今からはしゃいでいるわけだが、真に恐ろしいのは「米国の景気減速が中国のバブル崩壊の引き金になるケース」のはずなのに、なぜ誰も懸念を表明していないのだろうか(或いは、恐ろしすぎて予想したくもないのか)。
米中のどちらか、或いは両方の景気が冷え込んだ場合、日本の製造業に多大な影響が及ぶばかりか、特にアメリカ経済次第で一時的に円高方向に巻き戻される可能性は大きい。いずれにせよ、株価をはじめ各種指標へのマイナス影響は避けられない。
3.自然災害
日本列島全体が地震の活動期に入っており、また富士山の噴火リスクも刻々と高まりつつあると言われる。
東日本大震災の余震がそれなりの規模で襲ってきた場合、福島第一原発の復旧作業が破綻を来す可能性はかねて伝えられている。また東海地震や富士山噴火が起こった場合、少なくとも「浜岡原発への対応」「東海道の物流ストップ」「東海圏の生産活動ストップ」がまとめて襲ってくるという、非常に困った事態となる。
災害そのものの短期的な影響もさることながら、復興費用の調達には長期的に苦しむと予想されるため、長期金利が高騰するというリスクも無視できない。実際に金利が跳ねると、無論「アベノミクス」は詰む。
原発を早く再稼働させたがっているのは分からないでもないが、万一の自然災害や過酷事故に備えて確保しておくべきメンテナンス要員を福島への対応に割かざるを得ない現状をどう考えているのかも不明確。というか、リスク管理としては問題だと叫ばれ続けているのに、現政権は(前政権からではあるが)有効な方策を打ち出していないように見える。
4.ワタミ
「ブラック企業」問題のみならず、国会審議の場でフルボッコにされかねない程に数々の弱みを抱えているところへもってきて、今回の参院選で健闘した共産党がここぞとばかりに調査・糾弾能力を発揮しようと張り切るだろう。
そしてワタミのみならず、今回「勝ちすぎた」きらいがある自民党の当選者には、適格性に色々と疑問符が付きそうな人材がちらほら見受けられる。事前の身体検査が不十分だったツケに、後々まで苦しめられるのではないか。
(フィクションです)
大学院を修了後に上京して、大手の暗殺系企業で五年間勤務していた。エキサイティングな職場だった。厳しい先輩と、ハードな仕事を次々こなした。待遇は悪くなかった。三年目には年収が手取りで一千万円を越えた。ただし昼夜もなければ公私もなかった。殺しても殺しても依頼は尽きなかった。この激務は終わりのない日常なのだと気付いたちょうどそのとき、仲の良い同期が死んだ。ブレインストーミング中に流れ弾が頭部を撃ち抜いたのだ。桜散る春のことだった。
ゴールデンウィークも休みなく働き続けた僕は、翌週に四十度の熱を出した。近くの病院が出した診断結果は「ただの風邪」。それだけ体が弱っていたのだ。やりかけのプロジェクトがあったのでなんとか会社へ向かおうとしたが、体は動かなかった。動け、動いてよ、という言葉を自分に呟いた。動かない。結局、東京に来てはじめて自宅で時間を過ごすことになった。一日が長かった。ワンルームにはテレビも冷蔵庫もなく、ゴミ箱さえない。がらんと広い死んだような家で、死にかかっていた。
翌日も体調は戻らなかった。誰かと話をしたかったが、学生時代の友人とはもう長いあいだ連絡をとっていなかった。アドレス帳を開いてはみたものの大半の顔が思い出せない。仕方がないので、一日を布団にくるまって過ごした。誰の訪問もなければ、誰からの電話もなかった。恋人からの電話さえなかった。きっと僕は一日中働いていると思ったのだろう。ふだん彼女から着信があっても返事をしなかったのは僕なのだ。夜中にふと目が覚めて、さめざめと泣いた。ひとしきり泣いて、僕は退職を決意した。
一週間かけてなんとか体調を戻した僕は、どう退職を切り出すか迷いながら出社した。待っていたのは、リストラの宣告だった。「なぜかは君も分かっているだろう」とミシガン大卒の上司は言った。どうやら寝込んでいるあいだ会社からのメールに対応しなかったというのがその理由らしかった。「クライアントはおかんむりだ。責任はとってもらう」上司ははっきりとそう言った。パソコンは会社に置いたままだった、と言い訳する気にはなれなかった。外資系は違うな、と僕は妙に感心した。「暗殺者はともかく、外資系はやめておきなさい」と言った母の言葉を思い出した。
僕はそのとき二十九で、違う業種に足を踏み入れるにはすこし遅かった。そして同業他社へ進むには内情を知りすぎていた。残されていたのはフリーの暗殺者として独立する道だけ。僕はそうした。もちろん最初はうまくいかなかった。貯金を食い潰す毎日だった。サラリーマン時代はなぜ、あんなに高いスーツばかり買っていたのだろう。足にぴったりフィットするようオーダーしたストレートチップの革靴も。
ほどなく恋人にも捨てられた。馘首になったことを打ち明けたら「結婚する気はあるの」と聞かれ、返答に窮したらそれっきりだった。これまでに殺してきた人達の家族に明日殺されるかもしれないのに、それはそれとして「結婚しよう」と答えるのが誠実な態度だったのだろうか。僕にそんな自信はなかった。
その時期、前職の顧客からぽつぽつと頂く仕事が僕の命綱だった。貧乏はつらい。しかしそれ以上につらいのは、暇なことだ。仕事一筋だった自分には余暇の楽しみ方など分からなかった。暇を潰そうにも相変わらず我が家にはなにもないまま。だからと言って、これまでに買ってきた恨みを思うと街をぶらぶら歩く気分にもなれなかった。夜になるたび、実家に戻ろうかと真剣に悩んだ。母にはまだ退職の話さえしていなかった。
好転の契機は価格を見直したことだった。それまで用いていた大企業譲りの価格体系は、プラン、オプション、割引制度が複雑怪奇で、一般顧客には理解が難しい。そんな当たり前のことに気付くのに半年かかった。ゼロに近付いていく預金通帳を眺めて、ふと分かった。実際のところゴールド・プランだろうとプラチナ・プランだろうと、顧客にはどうでも良いのだと。殺して欲しいから暗殺者を頼む。それだけの話。そこで原則、一人につき二十万円と改めた。コンサルティング・フィーはなし。メンタル・サポート・オプションもなし。分割払い不可。にこにこ前金一括払い。失敗したら全額キャッシュバック。失敗などしたことなかったので、なんの問題もなかった。
ネット系の暗殺企業でCFOを勤める後輩の薦めに従い、なけなしのお金で簡単なネット広告も始めた。「これからは暗殺もネットで依頼する時代ですよ」と後輩は言っていた。正直に言って半信半疑だったが、ほどなく新規顧客を獲得できるようになった。暗殺系企業は大手顧客ばかりに目を向けていて、リテール向けのネット進出に出遅れていたのだ。ネット系の暗殺企業はいずれもベンチャーだが、急速に顧客の支持を集めている。僕はその波に乗った。
すこしづつではあったが、充実した忙しい毎日が戻ってきた。殺して、殺して、殺す毎日。正直に言って、サラリーマン時代は企業闘争に関わるプロジェクトばかりだったので、個人から依頼される仕事の大半が痴情のもつれであることには閉口した。それでも、大事なお客さんであることに変わりはない。ある時は依頼者の夫を殺し、ある時は依頼者の夫の浮気相手を殺し、ある時は依頼者の本妻を殺した。
独立して一年が過ぎた。流れは上向きだった。そこに不景気がやってきた。
仕事はもちろん減った。不景気で依頼人が減ったのはもちろんのこと。しかしそれ以上に、不景気で暗殺者になろうとする輩が大勢現れたのが問題だった。仕事が減るという結果は同じかもしれないが、なお受け入れがたかった。なんでもどこかの週刊誌が資格がなくてもできるフリーランス仕事として大々的に紹介したらしい。誰でも簡単、いますぐ暗殺者! というわけ。「一にも二にもコストカット。これからは自分で殺す時代」なんてことを言うコメンテーターまで現れた。
自分の腕は鈍っていなかった。一年を通して失敗は一度もなかった。評判だって悪くなかった。だからこそ仕事が減るのは堪えた。後輩が連絡をとってきたのはそんな時だった。場所は青山の隠れ家風フレンチレストラン。「安くないけど、いい店でしょう?」後輩は最初にそう言った。彼の働くベンチャー企業は今や暗殺系で一番の成長株。週刊誌にそそのかされて始めた素人暗殺者を大量に抱え、コミッションで稼ぐビジネスモデル。飛ぶ鳥を落とす勢いだ。
「それで、景気はどうですか?」後輩はそう続けた。もちろんこちらの景気を理解しての発言である。「今日はなんだい」と僕は言った。それから後輩は休みなく喋りまくった。要約すると:これからは暗殺にも無料の時代がやってくる。クリス・アンダーソンという人が「フリー」という本を書いているそうだ。「無料の暗殺が世界を変えるんです。嫌な人間のいない世界になりますよ」彼は言った。
「無料でどうやって生活するんだ」僕が言った。後輩は待ってましたとばかりに答える。「広告ですよ。殺害現場を広告にするんです。ちょうど三億円事件でカローラが有名になったみたいに」「面白い話だとは思うが、そんな広告を出稿するクライアントがいるか」「いますよ」後輩は笑った。「有名になれば勝ちなんです。有名になるためなら、どんな広告でも売る企業ばかりですよ。だいたい、クライアント以外はそれが広告であるかどうか分からないんですからね。たまたま殺人事件を通じてなにかの商品が有名になるだけです」
「無料で殺される人間は不憫だな」僕は言った。「殺されればなんだって同じですよ」後輩は答えた。「そうか」僕は頷き、彼の心臓にナイフを突き刺した。いつもどおりの手口。失敗するはずがなかった。入念にナイフをえぐると、後輩は一言も発さずに死んだ。僕は後輩をテーブルクロスに包み、店主に一言言い残して店を出た。景気が良かったときによく使った店だった。後輩はこの世界で生きるには目立ちすぎた。
翌日、コンビニのATMで二十万円を引き出した。趣味のひとつもないので、家賃と食費以外には使うあてもない。とりあえず向こう二ヶ月は暮らして行けそうだ。僕は家に戻り、布団にくるまって寝た。明日はなんの仕事もない。
(ブクマコメントなどありがとうございます。PCが故障中なので自分のサイトではなく増田に投稿しましたが、いつもより反響があって嬉しいやら切ないやらです。http://youkoseki.com/text/ にその他の短編小説をあれこれ掲載していますので、良ければどうぞ。また三十路から小説家デビューする方策や、いまどき短編私小説を募集している媒体情報などご存知でしたらご教授下さい)
まあ前からあんまり仲良い訳じゃなかったけど、
ここ数週間の態度は異常。
ちょっとした報告でも怒られるし、舌打ちされるし。
なんかしたっけ俺と思ってたら、最近わかった。
先日、上司につれられて数人で飲みに行った。
野郎ばっかりだったので当然の如く風俗の話題になったりするが、
玄人童貞の俺はあまり興味がないっつか、正直どうでも良かったので、
適当に合わせながら話を聞いてた。
したらその後二件目だとかいって、どこいくんかなと思ってついてったら、
なんちゃらパブだったわけですよ。
入り口でお兄さんがやっていいこと・禁止していることなんかの説明してて、
みんな大人しく聞いてるわけ。もうその段階でドン引きで、
こっちは元から興味ないし、酔ってるからそういう気にもならないし、
かといってその場で「自分、興味ないっすから」とか言ったらみんな興ざめだろうし、
すかしてるみたいで嫌じゃん。だから一応合わせて店には入ったのね。前金で払って。
で、個室に分かれて、お兄さんがお絞り持って来てくれたから、
すいませんちょっと帰りたいんですけどいいですかって聞いたの。
別にお金はいいやって思ったんだけど。
そしたらお兄さん返金してくれて、またいらしてくださいなんて言ってくれて、
すんごいいい人だなぁと思ったんだけどまあ二度と行かないけどね。
で、お連れさんに声かけときますか?って聞かれたから、
そんなことしたら多分お楽しみ中のみんなに悪いし、
個室に分かれたからさすがにこの後は集まらないで解散だろ、
って思ったのよ。したらなんと、その後みんなで集まったんだって。
で、なんであいつは俺に断りもせず先に帰ったんだ、って話になったらしくて、
それでおかんむりなんだと。
俺どうしたら良かったの?
おとなしく知らないおねえさんのオッパイもんでりゃよかったんかな?
追記:
でもそういうとこ行くって話じゃなかったんだよ。
ふつうに次の店いくぞ、って。
察せなかった俺は負け組?
追記2:
話してれば良かったかなーとかは今でも思う。
http://anond.hatelabo.jp/20081028183850
やっぱり、そこで作り始めるのは変か。
もうね、向こうがおかんむりだったのよ。
一応、仕様は作り直して提出したのだけど、
まぁ、他にすることもないし、大した修正でもなかったんで作っちゃったんだけど…
やっぱ良くなかったよねぇ?
後々のためにも良くないよな、確かに。
多少遅れても後々のために、すぐ作業すべきじゃなかったなぁ、と今、反省してるよ。
参考になった。ありがとう。
つうか、匿名ダイアリーの使い方よくわからないんだが、自分が書いたヤツじゃないヤツを並べ上げて自作自演と言われてるが、どうすればいいんだ?俺が書いたの、この記事しかないし(実は初増田なんだよね)
同僚と一緒にすごさなかったからだって(´・ω・`)
その場にいろ、と強要されるのはいやんな感じ。
問題となった当日は、1時間の休憩時間のうち45分を一緒に過ごしたのちに15分ほど会社そばのコンビニへとぶらり立ち寄った。
それを咎められるのって納得がいかない。
今までだってコンビニに行くことはあったし他の人だって買い物にいったりもしていたのに今回問題視されたのはきっと”あのこ”にあるとおもう。
”あのこ”とは新人であり年も一番若い。身長も態度もでかい。
”あのこ”と休憩に入るととりたてて聞きたくもない話題をずっと間断なく話しまくっていてまったく休憩にならない。共用テーブルに自分の荷物をひろげすぎていて他の人のところまで。パーソナルスペースがいつも侵されてる。 嫌だとおもいつつも言えばいじめみたいだともおもうし我慢している。
私からあのこに言うねという人も居る手前、遠慮もある(毎日一向に改善の兆しは現れないが)
彼女は風邪を引いてて、豪快なくしゃみをところかまわず 他の人が食事をしているところであっても手も押さえないでするので正直いや。押さえてっていってもまったくしてくれないってどんだけ。
私と年の近い、同僚があのこと休憩中に喋った。
うん、知ってる。
この会話を後日になってあのこを小さなときから知っているというベテランの同僚から咎めらる結果に。なんでもっと会話をふくらまかしてあげないのかって。あほかと。終了でしょ。
別に口調も普通に返しただけ。私もその場にいたので。
問いに答えなかったらそれは問題になるとおもう。
会話をふくらませてあげなかっただって。なんでそこまでいわれないといけないのか。
どこに行っていたの?何をしていたの?としつこくきつく尋問されなければ行かなかったのか。形相を変えておかんむりになるのか。訳が分からない。
休憩中の言動・行動にまで口を挿まれ そんなことをいわれたという話を聞いて嫌な気分になった。
ビデオ店の話を振られた同僚のコは一緒にいることが苦で 精神的に参っていて
見ていられなくてよかれとおもって外へと連れ出したとこが発端となって同僚同士の溝が・・・。
自分のとった行動により同僚が怒られて嫌な思いをさせてしまったことについて悪かったな、と反省している。
まぁ、いろいろいっても建前であり内心あのこと一緒にいるのがいやで
うちらふたりが逃げた形になったことが気に食わなかったのかなと。
自分らがしたかったことをやっちゃったからか?とおもったり。
トラブルメイカーのあのこは年配であるベテラン同僚から押し付けられることが多く(※仕事を教えることをいつも逃げてる)、一緒にいるだけで必要以上に神経を使い、強いストレスを感じているのに休憩もまったく休めないなんて。
でも休憩なしで仕事ってほんとやだな。我慢して一緒にいるけれども。
休憩中がより拍車をかけていやになりそうな予感。
http://nucnuc.at.webry.info/200803/article_1.html
三沢のジョイムの入り口近くの新書コーナー、しかも入り口真正面においてあったんで手に取った覚えがあるんだが
というお約束
ついでに、「1日で通常の原発の1年分(の放射性物質を出す)」
トンでも本とは、言わないがミスリードが多かったのは確か。
数字だけを言うなら、病院にいってレントゲン写真も取れないことになりますよー
まあ、別にいいんですが、
ぐだぐだ書きたい事を書いてみる
なお、誤解されている方が多いため付け加えておきますが、講談社へ抗議文を提出したEEE会議は「原発推進派」のみで構成されている団体ではありません。
[「ロッカショ」に対する抗議文]の有志会員は
地元人はともかくとして、電力とか、原燃とか、思いっきり原子力な名を冠る人間を連盟させるのはやめよーぜー
みんな、てーのは間違ってるけど
原燃の中で仕事していない南部バスも反対に回ってるのを聞いてワラタ。
金がまったく降りてこない、岩手県の漁業関係者はおかんむり一筋。
世の中ゼニやね(笑。
まことしやかに、聞いた話なんだが原燃建設当時の古牧温泉は反対に回っていて
工事関係者は受け入れなかったそうだ、その後どうなったかというと、客入りが悪いのは名前が悪いからと言い出す始末(笑
ごもっともです。
東海村で起きたJCO臨界事故のときは、取手だろうが古河だろうが、茨城県ってだけで宿泊を拒否されてましたよ
知らない(知識が無い)人に対して、風評の流布ってのは心理攻撃の材料にうってつけですよ。
最後に一言。