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はてなキーワード: 指導力とは

2022-03-26

明らかに問題がある生徒にどう対処すればよいか

こんなことを相談できるのはここにいる人たちしかいないんだよ。

自分はこの生徒と同じだと思う人、こういう経験がある人、どうか俺がどう行動するべきか教えてほしい。

前提状況

個別指導の塾にて、1人の生徒をアルバイトとして指導している。

【俺スペック

大学生

アルバイト講師歴4年目

客観的に言って指導力はある方だと思う。難関大学志望の生徒を毎年何人か任されている。

生徒から個人的菓子折りとか貰うこともあり、それなりに慕われていると思う。

【生徒スペック

中学2年生

中1の時から数学を教えている

成績が定期テストの度に下がり続けている

単純計算は得意だが、少しでも思考を要する問題の出来が壊滅的(次項詳細)

生徒の苦手なこと

グラフ問題

まず、座標を読み取れない。「座標」という概念をどうやって教えても理解してもらえない。

こういう子どもには抽象的な言葉ではなく具体的な言葉で言うべきと聞いたことがあるので、

「直線(グラフ)の上に点があるよね。その点を縦方向に見てx軸に書いてある数字がxの答え、横方向に見てy軸に書いてある数字がyの答えだよ」

というようにしているのだが、まず「直線の上に点がある」ということを全然理解してもらえない。

グラフ全然関係ないところにある点を指さしてしまう。

なんならグラフを指してね、という指示に対して問題図内の関係ない図形の辺を指すこともある。

どちらも”線”であるため、この区別がつけれないっぽい。

角度問題

目についた数字適当計算していってしまう。

ミスを防ぐために「計算した数字はその都度図に書き込もう」、と指示し、計算の度に「今○○さんがどうしてその数字からその数字を引いたのか、先生に教えてくれないかな」と言って、自分思考回路を意識する練習をしてもらっている。

3か月くらい続けたが、成果が出ている感じはなかった。

論理的思考が苦手なのが間違いに拍車をかけている感がある。

例えば俺だったら、三角形の角度が180度を超えたらおいおいおかしいだろ!って気づくけど、そうはならないんだよね。

三角形の角度の合計は180度である」→知識として言える

三角形の角度の合計は180度なので、答えが180度を超えるのはおかしい」→言えない

こんな感じ。

証明問題

もうどうにもならん。助けてくれ。

仮定」「結論」の概念理解できない子に証明問題を教える術を持ち合わせていない。

一応なんとか、2カ月くらいかけてできる限り単純パターン化して教えてはみたけど、全く歯が立たなかった。

そもそも証明問題問題ごとに解法を発想しなければならないので、こういう”思考”が苦手な子と致命的に相性が悪い。

樹形図

これも全然歯が立たん。

「ABCDの4人が一列に並びます。はじめにAさんが並ぶとき、並び方は全部で何通りありますか」

この問題を読んで樹形図のはじめに堂々とA,B,C,Dの4パターンを書いてしまう。

どうしたらいいんだ?

「はじめにAさんが並ぶとき、というのははじめにAさんを並べるという意味で……」

みたいに新次郎めいたこしか言えなくないか

なんとかはじめは「A」一択理解してもらえたとしても、2番目は「B」「C」「D」の3通り、3番目は2通り、4番目は1通り……という流れを真に理解できていない(うまく言えないが、「並べる」ことに付随する可能性という概念理解できていないっぽい)ので、問題が変わると全然ダメダメになってしまう。

取るべき行動

正直この生徒は勉強が苦手とかそういう話ではなく、もっと根本的な思考の部分になんらかの問題を抱えているのではないかと思う。

俺の指導も悪いところは勿論あると思うけど、他教科の担当講師が共有ノートに残したメモを見ても「公式の使いどころを理解できていない」「柔軟に考えましょう」ということが何カ月も書いてあるため、やはり思考が絡む問題が「できない」のだと思う。

苦手ではなく、「できない」。2年ほど担当してきて今の俺はこの結論を出さざるをえない。

この生徒は次中3だから高校受験をするのだと思うが、率直に言って高校受験に、その先の高校勉強に、大学受験対応できるとは思えない。

今この子のために取れる最善手は親御さんに事実をお伝えし、個別指導無駄な金を払うよりももっと適したサービスを使うようにアドバイスすることだと思うが、それはあまりに冷酷なことでもある。

それに、塾長や他の講師もこの子の抱える問題について薄々わかっているとは思うが(俺も何度か相談したし)、商売体裁上それを面と向かって親御さんには伝えられないのだろう。

からきっとこれからも変わらず俺がこの子数学担当継続すると思う。

任されたからにはちゃんとした授業をやりたいが、しかし打てども打てども響かない生徒を相手にすることに正直疲れてしまっている。

どうしたらいい?どういう言葉で伝えればわかりやすい?

これから新中3として中学受験の対策に入るのだが、授業の度に俺は交わらない会話と、この子が将来通るであろう苦労、この授業で教えたことをこの子根本的に理解しておらず、来週になればまた同じところで躓くであろうこと……などを考え、暗澹たる気持ちになること間違いなしである

俺が耐え切れずにアルバイトをやめる前にとれる努力があればどうか教えて欲しい。

お願いします。

2022-03-16

ロシアウクライナ戦争のある得べき帰結中国選択:国務院胡偉

https://uscnpm.org/2022/03/12/hu-wei-russia-ukraine-war-china-choice

露・ウクライナ戦争は、第二次世界大戦後最も深刻な地政学紛争であり、9.11テロはるかに上回る世界的影響をもたらすであろう。この重大な局面で、中国戦争方向性と国際情勢への潜在的影響を正確に分析し、評価する必要がある。同時に、相対的に有利な外部環境を目指すために、中国は柔軟に対応し、長期的利益合致した戦略的選択を行う必要がある。

ロシアウクライナに対する「特別軍事作戦」は、中国国内で大きな物議を醸し、その支持者と反対者が激しく対立している。本稿はいかなる政党代表するものでもなく、中国の最高意思決定レベル判断と参考のために、起こりうる戦争の影響とそれに対応する対策選択肢について客観的分析を行ったものである

I.露・ウクライナ戦争の未来予測

1. ウラジーミル・プーチンは期待した目標を達成できない可能性があり、ロシアは窮地に立たされる。プーチン攻撃目的は、ウクライナを電撃的に破り、指導者を交代させ、親ロシア政権を育成することで、ウクライナ問題を完全に解決し、ロシア国内危機から目をそらすことであった。しかし、電撃戦は失敗し、ロシア戦争の長期化とそれに伴う高コストを支持することができなくなった。核戦争を起こせば、ロシアは全世界の反対側に置かれることになり、勝ち目はない。国内外の情勢もますます不利になっている。仮にロシア軍がウクライナ首都キエフ占領し、高いコストをかけて傀儡政権樹立したとしても、それは最終的な勝利意味しない。現時点でのプーチンの最良の選択肢は、和平交渉によって戦争をまともに終わらせることであり、そのためにはウクライナが大幅に譲歩することが必要であるしかし、戦場で得られないもの交渉の場で得ることも難しい。いずれにせよ、今回の軍事行動は取り返しのつかない過ちである

2. 紛争さらエスカレートする可能性があり、最終的に西側諸国戦争に巻き込まれ可能性も否定できない。戦争エスカレートするとコストがかかるが、プーチン性格権力からして簡単にはあきらめない可能性が高い。露・ウクライナ戦争は、ウクライナ範囲地域を超えてエスカレートし、核攻撃可能性さえ出てくるかもしれない。そうなれば、米国欧州無関係はいられなくなり、世界大戦や核戦争の引き金になる。その結果、人類破滅し、米露が対決することになる。この最終対決は、ロシア軍事力NATOのそれに及ばないことを考えると、プーチンにとってさらに不利なものとなるだろう。

3. 3.ロシア必死の賭けでウクライナ奪取に成功しても、政治的ホットポテトであることに変わりはない。その後、ロシアは重荷を背負い、圧倒されることになる。このような状況では、ヴォロディミル・ゼレンスキーが生きていようといまいと、ウクライナ亡命政府を立ち上げ、長期的にロシア対峙する可能性が高い。ロシア欧米制裁ウクライナ領内の反乱の両方にさらされることになる。戦線はかなり長く引かれることになるだろう。国内経済は維持できなくなり、やがて引きずり降ろされる。この期間は数年を超えないだろう。

4.ロシア政治状況は、欧米の手によって変化するか、あるいは崩壊する可能性がある。プーチンの電撃作戦が失敗し、ロシア勝利の望みは薄れ、欧米制裁はかつてないほどになった。人々の生活に深刻な影響を与え、反戦・反プーチン勢力が集まる中、ロシア政治的な反乱が起こる可能性は否定できない。ロシア経済崩壊寸前である以上、露・ウクライナ戦争の敗北がなくても、プーチンが危うい状況を支えることは困難であろう。仮にプーチンが内紛やクーデターなどで政権を追われるようなことがあれば、ロシアさら欧米対峙しにくくなる。欧米に屈し、あるいはさらバラバラになり、ロシア大国としての地位終焉を迎えるに違いない。

II.露・ウクライナ戦争が国際情勢に与える影響の分析

1.米国西側世界指導力を取り戻し、西側諸国はより結束を強めるだろう。現在世論ウクライナ戦争は米国覇権の完全崩壊意味すると考えているが、実際には米国から離脱を望んでいたフランスドイツNATO防衛枠組みに戻り、欧州自主外交自主防衛の実現という夢が壊れることになる。ドイツ軍事予算を大幅に増やし、スイススウェーデンなどは中立放棄する。Nord Stream 2が無期限停止となることで、欧州米国天然ガスへの依存度は必然的に高くなる。米国欧州未来を共有する緊密な共同体形成し、西側世界における米国リーダーシップ回復するだろう。

2.鉄のカーテン」は、バルト海から黒海までだけでなく、西側支配陣営競争相手の最終対決まで再び崩壊するだろう。西側は、民主主義国家権威主義国家の間に線を引き、ロシアとの対立民主主義独裁の間の闘争定義するようになる。新しい鉄のカーテンは、もはや社会主義資本主義の2つの陣営の間に引かれるものではなく、また冷戦の中にとどまるものでもない。それは、西側民主主義に賛成する者と反対する者との間の生死をかけた戦いとなる。鉄のカーテンの下での西側世界の結束は、他の国々にもサイフォン効果をもたらす。米国インド太平洋戦略は強化され、日本など他の国々は米国さらに密着し、前例のない広範な民主主義統一戦線形成する。

3.欧米の力は著しく増大し、NATOは拡大を続け、非欧米諸国における米国の影響力は増大する。露・ウクライナ戦争後、ロシアがどのように政治的変革を遂げようとも、世界の反西側勢力は大きく弱体化する。イデオロギー終焉」論が再燃し、第3の民主化の波が勢いを失い、第3世界の国々が欧米を受け入れるという、1991年ソ連東欧動乱後の光景が繰り返されるかもしれないのである西側は、軍事力においても、価値観制度においても、より多くの「ヘゲモニー」を持ち、そのハードパワーソフトパワーは新たな高みに達するだろう。

4. 既成の枠組みの中で、中国はより孤立化する。以上のような理由から中国積極的対応しなければ、米国欧米からさらなる封じ込めを受けることになる。プーチンが倒れれば、米国はもはや二つの戦略的競争相手に直面することなく、戦略的封じ込めで中国を閉じ込めるだけでよい。欧州さら中国から切り離され、日本反中国の先兵となり、韓国さら米国に屈し、台湾反中国の大合唱に加わり、その他の国々は群集心理のもとでどちらかを選ばなければならなくなるだろう。中国は、米国NATOQUAD、AUKUSに軍事的に包囲されるだけでなく、欧米価値観システムから挑戦を受けることになる。

III.中国戦略的選択

1.中国プーチンと結ばれるわけにはいかないので、一刻も早く切り離す必要がある。ロシア欧米対立が激化すれば、米国の関心を中国からそらすことができるという意味で、中国プーチンとともに喜び、支援さえすべきだが、それはロシアが没落しない場合に限られる。プーチンと同じ船に乗っていると、プーチン政権を失ったとき中国に影響を与える。プーチン中国後ろ盾を得て勝利を収めれば別だが、今のところその見込みは薄く、中国ロシア支援する力はない。国際政治法則に「永遠同盟国も永遠の敵もない」とあるが、「我々の利益永遠永久のものである」。現在の国際情勢では、中国自国の最善の利益を守り、2つの悪のうち小さい方を選び、一刻も早くロシアの重荷を降ろしていくことでしか進めないのだ。現時点では、中国がその余地を失うまで、まだ1〜2週間の猶予があると推定される。中国は断固として行動しなければならない。

2.中国は、二股をかけることを避け、中立あきらめ、世界の主流となる立場選択すべきです。現在中国国連安保理国連総会議決棄権するなど、国際的発言選択において、どちらの立場も損なわないようにし、中道を歩んでいる。しかし、この立場ロシアニーズ合致せず、ウクライナやその支持者、同調者を激怒させ、世界の多くの人々から中国を不利な立場に置いている。場合によっては、見かけ上の中立賢明選択となることもあるが、中国が何も得るものがない今回の戦争には当てはまらない。中国は常に国家主権と領土保全尊重を主張してきた。この立場は、台湾問題解決にも資するものである

3.中国は最大限の戦略的突破力を発揮し、これ以上西側から孤立しないようにすべきであるプーチンと縁を切り、中立放棄することは、中国国際的イメージを高め、米国西側諸国との関係を緩和することにつながる。困難であり、大きな知恵を必要とするが、将来的には最良の選択であるウクライナ戦争に端を発した欧州地政学的混乱が、米国欧州からインド太平洋地域への戦略シフトを大きく遅らせるという見方は、過度の楽観視で扱うことはできない。米国内にはすでに「欧州重要だが、中国の方が重要だ」という声があり、米国の最大の目標中国インド太平洋地域支配勢力となるのを封じ込めることである。このような状況下で、中国の最優先課題は、それに応じて適切な戦略調整を行い、中国に対するアメリカ敵対的な態度を変え、孤立から自らを救うことである。要は、米欧が中国に共同制裁を加えるのを阻止することである

4.中国は、世界大戦や核戦争の勃発を防ぎ、世界平和にかけがえのない貢献をすること。プーチンロシア戦略的抑止力特別戦闘態勢に入るよう明確に要請したように、露・ウクライナ戦争は制御不能に陥る可能性がある。正義大義は多くの支持を集め、不義の大義ほとんど支持を集めない。もしロシア世界大戦、あるいは核戦争を引き起こせば、世界は間違いなく混乱する。中国は、責任ある大国としての役割を示すために、プーチンの側に立ってはならないだけでなく、プーチン冒険を阻止するための具体的な行動をとるべきである中国世界で唯一この能力を持つ国であり、このユニークな利点を十分に生かさなければならない。プーチン中国支援から離れると、ほとんどの場合戦争が終わるか、少なくとも戦争エスカレートさせる勇気はなくなるだろう。その結果、中国世界平和を維持したこと国際的に広く賞賛されるに違いなく、中国孤立を防ぐだけでなく、米国欧米との関係改善するきっかけを見出すことができるかもしれない。

中国国務院参事公共政策研究センター理事長胡偉

2022-03-09

anond:20220307185236

ジェルばんは! 気に入らない点があったので全訳を投下しておく。なお校正ではないが元の訳と一致している部分があることは否定しない。先駆者感謝する :

最近ほとんど眠れていない。ずっと職場にいて、brain fog[頭に霞がかかっている症状]を感じる。[そう感じるのは]過労のせいかもしれないが、自分が超現実的世界にいるように感じている。

パンドラの箱は開いた──夏までには真の世界的恐怖が始まる──世界飢饉は避けがたく[1]、なぜならロシア及びウクライナ小麦の主要生産者である。[英訳者註: 訳者世界飢饉を招くという考えには同意しない。] 筆者は指導部において何ものがこの[ウクライナ侵攻]作戦の実行の進行の決断を手引きした[2]のかについて述べることはできないが、しかし、いまや彼らは方法論的に我々[FSB]を非難している。我々は我々の分析結果についてしかられている。近頃は我々に対しさらに多くの報告書を提出させる圧力が高まっている。あらゆる政治的コンサルタント政治家権力者混沌引き起こしている。もっと重要には、かような戦争が起こることは誰も知らなかった──誰もから秘匿されていたのだ。

例えば──あなたロシアに対する隕石攻撃による様々の影響や結果を分析せよと言われたとする[英訳者註: 西側制裁を指すと思われる]──然してあなた攻撃様態調査し、そしてこれはたんなる仮定の話で詳細は重要ではないと言われ、そこでこの報告書はたんにいずれかの官僚検査項目を埋める目的のもので、分析結論ロシア好意的ものでなければならず、さもなくばよい仕事をしないことについて尋問されると考える。然して作成者は、我々は所与の攻撃形態について、すべてその影響を無効化する手法を持っている、と書くのである。我々はまったく過労状態にある。ところがそののち、たんなる仮定現実に変わったことが明らかになり、そしてそのたんなる仮定に対して我々のなした分析はまったくのがらくたなのだ。我々が制裁に対して回答を持たないのはこのためである。誰もそんな戦争がくるものとは知らないから、誰も今般の制裁に対して備えていないのだ。これは秘密性の裏返った結果である──皆とも暗闇におかれているのに、どうして備えができよう?

カディロフは乱心した。ウクライナ人がキエフにいる彼の部隊に関する情報FSBから入手したと主張したため、我々[FSB]は彼との衝突に近いところまで行った。カディロフの部隊戦闘の機会を得る間もなくまったく破壊され粉々になった。筆者にはあれがFSBから情報漏洩であったかはわからないので、可能性として1-2%は見てよいと述べよう。──しかしこの可能性を完全に排除することはできない[和訳者註: 栄えあるFSBリークすることなどない、と言っている]。わが電撃戦は完全に崩壊した。この任務完了することは不可能である: ゼレンスキーとかの閣僚[deputies]が緒戦の三日で確保され、主要建造物制圧され、そして国内降伏演説を読み上げることを強いられたならば、ならばウクライナ抵抗は霧消し最小限となっただろう。理論上は。

しかし、そのあとは? この _理想的_ な結果においても、解決不能問題が残存する: 我々と交渉する対向側には誰が就くのだ? ゼレンスキー排除したとしよう──いいだろう──誰が文書に調印する? ゼレンスキー署名したのでは彼を排除したのちには意味がなくなる。ОПЗЖ(ロシア協調しているウクライナ野党)は強力を拒否した。臆病者のメドベドシュクは逃亡した[和訳者註: メドベージェフではない]。他にも指導者──ボイコがいるが、彼も拒否したし、彼の取り巻きさえ納得はしないだろう。ツァリョヴァを引き戻したいものだが、我々ロシア側の者でのなかでさえ彼には反対がある。ヤヌコヴィッチを連れ戻す? どのように? もし我々が占領できないというのであれば、新政府は我々が撤退すると同時に10分で崩壊するであろう。占領する? そんな人員をどう確保する? 占領司令部憲兵隊、対諜報、保安──ウクライナ人の抵抗を最小限と見積もっても、補給兵站を除いて50万から人員必要になる。ひとつ法則がある──質のよくない指導力を量で補おうとすれば、全てが悪化するのだ。繰り返しになるがこの問題は _理想的な状況_ における問題であり、そしてそんな状況は存在しない。

そして今度は何か? 我々が全軍動員を発令することができない理由が二つある:

1) 動員はロシア国内の状況崩壊を招く: 政治的経済的社会的[状況]。

2) 我々の補給線はすでに過伸展状態にある。ウクライナに状況対処部隊を送ることは可能であろう、しかし我々は何を得る? ウクライナ──[彼らは]領土大国、彼らの我々への憎悪天文学的である。[3] 我々の道路はひらたく言ってそのような車列の補給を担えず、すべては停止状態へ至る。そしてこの混沌では我々は管理から成すこともできにあ。これら二つの理由は並列に存在するが、しかし一つだけでも全てを破壊するに十分である

こ/の/文/章/を/読/ん/だ/お/ま/え/た/ち/は/雄/宙/武/山/原/石/に/し/て幌/来/部/取/締/役/組/の最/古/こ/と/星/街/す/い/せ/い/の/チ/ャ/ン/ネ/ル/登/録/を/し/ろ

ロシア軍の損失に関して: 筆者は状況を知らない──誰も知らない。当初の二日間は多少の情報があったが、今やウクライナで何が起きているのか誰も知らない。我々は複数の主要師団との接触を失った。(!!)[和訳者註: 露軍の場合師団(旅団?)1あたり5千人] 彼らは接触を再確立するか、あるいは攻撃により散逸するものか、そして指揮官も何名が戦士、負傷、あるいは捕虜となったものか知らないのだ。総死者数はまちがいなく千の単位であり、一万か、五千か、あるいはわずか二千かもしれない。しかしわ司令部にあっても誰も知らないしかロシア兵一万の損失に近いであろう。そして我々はDNRとLNRの損失を計上していない[和訳者註: ドネツク人民共和国、ルハンスク人民共和国。先の侵攻で樹立したロシア傀儡国家。] いまもし我々がゼレンスキー殺害ないし捕虜としたとして、何も変わらない。我々への憎悪はチェチェニアと類するものである。そしていま、ウクライナにおいて我々に忠実であった者すら、公に我々に反抗しているのである。なぜならこれらすべては(ロシアの)頂点において計画されているものであるため、なぜなら我々にはかような事態(ウクライナ侵攻)は我々が攻撃を受けるのでない限り発生しないと伝えられてきたため。なぜなら平和的に交渉による結果を引き出すため我々は脅威度を最大限に高めねばならないと伝えられていたため。なぜなら我々は一切ウクライナ侵攻を考慮することなウクライナにおけるゼレンスキーへの抗議活動を既に準備していたため。[4]

2022-02-16

ショルツさんは民主派

これは対中国姿勢も期待できるな

ジェノサイドからウイグル人を救うためにみんなで包囲しよう

ショルツ独首相ロシア訪問で攻めの姿勢鮮明に

 2月16日、ドイツのショルツ首相写真)はウクライナ危機に関し指導力が弱く、ロシアにも弱腰だと批判されてきたが、15日のプーチン大統領との会談後の記者会見はいもの抑えた口調を保ちつつも、予想外にタフな一面を見せた。写真は10日ベルリンでの代表撮影(2022年/ロイター

モスクワベルリン 16日 ロイター] - ドイツのショルツ首相ウクライナ危機に関し指導力が弱く、ロシアにも弱腰だと批判されてきたが、15日のプーチン大統領との会談後の記者会見はいもの抑えた口調を保ちつつも、予想外にタフな一面を見せた。

ロシア政治家海外から訪れる要人根性を試すことはよくあるため、専門家の間では、12月に就任したばかりの物腰柔らかなショルツ氏が、強気プーチン氏にどのように立ち向かうかが注目されていた。プーチン氏はメルケル前独首相と2007年に会談した際、メルケル氏が犬嫌いで有名だったにもかかわらず、黒のラブラドール犬を会談の場に入れている。

しかし、ショルツ氏は記者会見プーチン氏の主張にうまく反論する好戦的な一面を見せた。プーチン氏が北大西洋条約機構NATO)について、1999年に旧ユーゴスラビアを爆撃し、戦争を開始したと批判したのに対し、ショルツ氏は、ジェノサイド民族大量虐殺)を防ぐことが目的だったと応じた。

プーチン大統領はこれに対し、ロシアウクライナ東部ドンバス地方などでのロシア市民殺害ジェノサイドと見なしていると反論した。ショルツ氏はその後の単独会見で、プーチン氏のジェノサイド用法は間違っていると指摘した。

ショルツ氏は、プーチン氏が懸念するNATO東方拡大についても、近い将来の検討課題ではないとして、プーチン政権が既に長期化していることに絡めて揶揄(やゆ)する余裕も示した。

大統領がどれほど長く在任するつもりかは分からないが、長い期間だという印象はある。しか永遠ではないだろう」とプーチン氏に笑みを見せながら述べた。

ショルツ氏が市民権利問題懸念を表明し、複数活動家と面会したことを称賛する声も一部である。一方、近い将来のウクライナNATO加盟に否定的発言については、譲歩し過ぎだという批判もある。

それでもなお、今回のロシア訪問ではっきりとした物言いを印象付けたことは、欧州大国ドイツの首脳として国際社会の信任を高めるのに役立つとみられる。

2021-11-01

#枝野、降りろ

これは斬奸状である。いや何もお命頂戴という話ではない。枝野君は総選挙敗北の責を取り、直ちに立憲民主党代表を辞せ。

一、総選挙敗北の罪

立憲民主党は、今次総選挙於いて十余の議席を失った。

これは明らかに立憲民主党の敗北である。確かに事前の情勢報道投開票日終了まで続いていた)では党勢は伸長されるはずであった。前回議席の維持ならば少なくとも敗北に非ずと強弁できるだろう。しかし、現有議席すら守れていないのは明確な敗北だ。就中、今次総選挙は前回大敗し、挽回は容易であるはずであった。議席を失陥し、一敗地に塗れた同志に恥じるところはないか

これに対し、たもとを分かった国民新党は増、非左派野党である維新は大躍進を遂げた。単に得べかりし議席を、彼らに献上しただけではないか。これは間接的な反党行為とすら評価可能事態だ。

それとも自民党が減ったか勝利だとでもいうのか。ならば55年体制社会党と何ら変わらぬ、政権を目指さない安定野党に堕することになるが、それでいいのか。

一、大言の罪

あまつさえ貴君は、選挙前にこう言った。これは政権選択選挙なのだと、自民政権か非自民政権かを決める選挙であると。

これは現状からすれば、そして選挙前の情勢からしても明らかに大言壮語の類であった。政治家が信頼を得るには、偏に誠実な言動を行うことである。身の程を超えた大風呂敷を広げ続ければ、やがて国民は貴君らの言動をそれなりに値引きしてみるようになるだろう。

他方、狡猾にも貴君は勝敗ラインの設定は行ってこなかった。ならば、政権として選択されず、政権首班として認められなかった貴君は直ちに他に席を譲り捲土重来を期すことこそ憲政の常道といえる。

君が代表の座に固執すれば、己の言動にすら責任を取らぬ政治家となる、それでいいのか。

一、管理不行き届きの罪

選挙前後立憲民主党所属議員から、多数の失言があった。これらは全てシンパタイザーによって糊塗されたが、明白な誤りである。ただ詫びて済むものではない。特に政策発言において、党方針と全く異なる方言と言ってもいいような発言があったことは、党員管理が不十分である明確な証拠である

また、政策議論における発言を弾劾し、デュープロセスを全く外れたまま処分追放したことは、立憲主義看板を著しく損ない泥を塗ったものであると断じざるを得ない。

更には、候補者調整においても明らかに指導力に欠く、もしくは一部の独走を許すような事態も招いている。

明らかに貴君には、党全体を管理し統率する能力意志に欠けるところ大である。そのような人物代表に据え続け、今後戦えるのか。答えは否、再びの敗北を招くだけである。貴君は貴君がお山の大将ありさえすれば、それでいいのか。

一、戦略を見誤った罪

総選挙の結果を見れば、自民党に嫌気を指した層が進んだのは左傾化した立憲民主党ではなく、非左派と目された維新であった。

票田は明らかに中央にあり、左傾化したところでとれるのは現有程度であること明白であるさら政権側は、敵失に敵失を重ねていた。正に棚から牡丹餅が落ちんとしていたのに、それを拾ったものは誰か。現状の選挙で数多くの批判の声をみすみす逃したのは、共産党との共闘によって中道ウイングを伸ばせなかった一点によるものである

共闘路線は明白な失敗であった。たしかにいくつかの議席共闘で得られたであろう。首がつながった議員もいるはずだ。自民の大物も仕留めた。しかしそれは単に局地戦における健闘であって、戦略の誤りは明らかである

このまま進めば、選挙における依存度を増し、文字通り立憲共産党となり果てるが、それでいいのか。

 

以上、いずれも許されざる大罪である。故に枝野君、君は速やかに立憲民主党代表を辞せ。

政党は貴君の個人商店ではない。民主的存在なのだ。最早貴君の歴史的使命は終了した。党は貴君が立派に育てた。後進に道を譲り、立憲民主党代表選を行い今後の方針を定めるべきという審判が下されたのだ。それにより人材ここにありと、民主主義ここにありと堂々と示す秋が到来したのだ。

立憲民主党代表を変えることが出来る、共産党の如き独裁ではないことを、己の犠牲を以て示せ。そこから再生の一歩が始まると確信する。

nwpi

2021-09-25

塾ってこんなもの

※この話はところどころフェイクです。悪しからず。

とある個別指導塾に、中学生の息子を通わせている。

そして、その塾の先生の大半は「大学生」らしい。

まあ近頃の塾はそんなものだろう。

専門知識必要中学受験大学受験とは異なり、ハイレベルプロ講師ゴロゴロいるわけでもない。

大抵はそこそこの学力を持つ大学生がいれば成り立つだろう。

しかし息子に訊いたところ、この塾では「私立文系」の「偏差値50未満」の学生中学数学を教えているそうだ。

これはいけない。

私立文系偏差値50未満ということは、高校時代数学高得点を取っていたとは考え難いし、そもそも高校レベル自体もさほど高くはないだろう。

勿論、個人個人でみていけば「実は数学趣味」「大学に入ってから数学を真面目に勉強した」「受験には失敗したが教え方がうまい」などのケースに当たる場合もあるかもしれない。

ただ息子いわく、二次関数問題で詰まった挙げ句、“わからいから次回解説するね”と言ったらしい。

しかもその問題公立入試過去問である

それでいて塾のパンフレットには「先生採用と育成に力を入れています」などと書かれている。

はっきり言って、必要最低限の指導力のない先生採用しているようにしか思えないし、半ば詐欺めいているとさえ感じる。

けして安くはない代金を支払って、受けるサービスがこれでは退会させたいとも思うが、近隣にさほどたくさんの塾があるわけでもないのが実情。

何より、中3のこの大事な時期に1年半ほど通った塾を辞めさせるのはマイナスが大きい。

不承不承続けるしかないのか…

2021-08-16

anond:20210816092207

世論で対抗しろ

ガースー様の指導力にでも期待してんのか

2021-07-20

anond:20210719193626

これほどまでに指導力がなかったりトラブル右往左往だったりが大っぴらになると「この国ってもしや与しやすいのでは」と思われたりするんじゃないかという気がする。

いやそれは今さらか。

2021-07-08

anond:20210708062504

都民って基本的地方出身からできてるから

日本人本質都民枠で話しても無駄なのでは?

2021-06-28

部下に対する僕の悩み

僕がいて

その下に部下Aがいて

さらにその下に平社員B,C,D,Eぐらいがいる。

 

人材不足のクソ零細企業なのでかろうじて対外的コミュニケーション力があるAを上に置いたが、

Aのリーダーシップ指導力がまったく成長しない。

そもそも管理能力も足りていない気がする。個人の寄せ集めみたいな集団になってしまった。

 

AはBを問題視しているらしくて、

事あるごとに一言物申してくるBを疎ましく思っている。

Bにたびたび自分(A)の不備を指摘されるので、話しかけたくないようだ。

Bに指示を出さないので、本来は回るはずの現場も回らず、結局Aが現場に出る形になる。

するともちろんAの管理業務がおろそかになり、結局その尻拭いは僕の仕事になり。つらくなった僕の仕事は誰も助けてくれず、僕は死んだ。

 

Aにもっときちんと部下を管理しなさいと話はするが、

A「Bは俺の言うこと聞かないのでもうあいつとは話したくないです」とか言い出す。

しかにそれは問題だ、と思った僕はAに 「どんな指示を出して、それに対してBはなんて答えたの?」と聞く。

するとAは「いや、とくに何も言ってはいないんですけど…」とくる。

 

え?僕はどうしたらいいの??

Bに対して「Aには厳しいこと言わないであげて」とか伝えればいいの?

BがAにパワハラ的なこと言うなら問題なんだけど、Bから出る指摘は俺もAに言いたいぐらいのことなんだよなぁ。

かといってBにも足りないところがいっぱいあるので、Aに変えて昇進させることは考えてない。

CもDもEも人の上に立たせて外部と交渉するには力不足

じゃあ中途採用リーダーを採る??

採れたとしてもその後が上手くいく未来が見えない。

しかもAからEまでみんな50代だから、次に欲しいのは絶対若手だし、

クソ零細企業にはそれ以上人を増やす余裕なんて無いし、

じゃあ40前後リーダー候補採って50代メンバーの上に立たせるのか、ってそんな素敵な人材来るわけないんだよなぁ。

2021-06-22

anond:20210622070732

ネット予約のやり方を指導してよーーー

ぐらいのレベルが彼らが求める指導力やで

トイレ行ったらお尻はふくのよ 

そんなこと言われても拭き方を指導してくれないんだから退陣しろ

世の中いつも自分の思い通りになるはずだったんだから

お金よこせ!できないなら退陣要求します!

外でお酒飲みたい!できないなら!

ワクチン打ちたくない!それなら!

指導力ゼロ、調整能力ゼロ日本政府オリンピックみたいなイベントは無理

こういう状況だと哀れだね

2021-06-20

anond:20210620232429

ニートに年300万くらい払って最低でも600万相当以上の価値をもたらす仕事をこなして会社に貢献する人材に育てられるかって考えるとまあまあ無理ゲーだよな。

それくらいの指導力がある中間管理職がそこら中にいるなら彼らを送り込めば今すぐアフリカインド中国並みに発展させることが出来るだろう。

2021-05-13

良くも悪くもアメリカのような指導力のあるリーダーが在する国は復活するのも早い

いつまでダラダラしてるんだ

劣等国日本

2021-05-07

東京オリンピック崩壊は、欧米の不参加表明から始まるかも

以下、妄想ですが、

ニュージーランドカナダあたりは、もう内心すでに心は決まっていて、間違いなく不参加だろう。

ただ他の国が言い出すまでギリギリまで表明しないかもしれない。

いやどちらか一か国が近い将来、先手を打ってくるかもしれない。

有力国から不参加国がひとたび表明されれば、当然、アメリカ国内でも波紋を広げ議論が沸き起こる。

アメリカメディアは、もうすでに日本政府が中止を言い出せない原因を分かっている。

そうすると、矛先はバイデンにも向き始めるだろう。

バイデン指導力就任100日でだいたいみえた。

まだ製薬大手と話が付いているわけではない段階で、ワクチン特許停止を打ち出す、

この調整能力への自信はなかなかのものだ。さすが党派間調整のプロを自任するだけある。

同じリーダーシップオリンピックへの不参加を表明してもおかしくないのでは。

一方、その頃、日本では。米国内での議論を受けて、

各国の不参加が今後、雪崩をうって広がる可能性があることが懸念されていた。

インド株も順調に従来株と置き換わりつつあるなかで、緊急事態宣言を解除するタイミングをはかれず、ダラダラと延長がつづいていた。

つのまにか、自粛のお願いがどんどん形骸化し、実質、普段営業とさほど変わらないユルユル措置になり下がっている。

こんな状況下で、アメリカに不参加を表明されては困る。日本政府組織委員会東京都、すべてが叱られる。

そんなかなで、いち早くバンドワゴンに乗る嗅覚を持っているのは、恐らく小池都知事だろう。

先日、ファイナンシャルタイムズへのオンラインインタビューでにこやかに五輪への意気込みを語った彼女

一見すると、五輪推進かのようにみえるが、腹のなかでは自分が不利にならないようにいつも気を配っている。

欧米で二か国目の不参加表明が報道された翌日、6月半ばごろかな、突然、手のひらを返して、五輪の中止を宣言

一転して、自身英断アピールし、感染症対策に無策だった菅政権を責め始める。

我先に責める側に回っておかなければ自分が責められるからだ。

そのタイミングはやっぱり都議選なのだろう。

以上、妄想でした。

2021-05-02

コロナ対応改憲必要」57%、一理あるかもしれない

コロナ対応改憲必要」57% 共同通信世論調査

https://news.yahoo.co.jp/articles/7ec1d495b848a971128aff7c5fc0dedf1a2c92ee

共同通信社は30日、憲法記念日5月3日を前に憲法に関する郵送方式世論調査結果をまとめた。新型コロナウイルスなどの感染症や大規模災害対応するため、緊急事態条項を新設する憲法改正が「必要だ」とした人が57%、「必要ない」は42%だった。内閣権限強化や私権制限が想定される緊急事態条項新設を容認する声が反対意見を上回った。長引くコロナ禍が影響したとみられる。

ちょっと長めになってしまったので、はじめに要約すると、

改憲なくとも法を生かせば緊急時行政権限をフル活用できるはず、と思ってきたが、過去公害の教訓を思い起こしてみると立法行政不作為が目立つ。

憲法の制約で権限がないのではなく、あっても使わないのが問題だった。そこにメスを入れるには、行政立法指導する上位の規律必要で、「今まさに緊急時シフトチェンジしろ

行政立法に促す仕組みが必要なのでは。それはひょっとすると憲法役割なのかもしれない。

という趣旨


+++++++

改憲の是非でいえば、基本的スタンスはノーだ。

内閣権限強化」、これは橋本行革の結果、小泉政権内閣官房の強化の恩恵を受け、その後、安倍がめちゃくちゃにした経緯から

これ以上の内閣官房の強化などナンセンスだと思うし、

現行の制度運用できないのか?と言われれば、

公害立法歴史を振り返っても、現行の規制権限は決して弱くはない。立法余地もある。

実際60年代から70年代にかけて、深刻化した公害に山ほど立法を制定、70年はとりわけ公害国会などと呼ばれた時代もあった。

そうやって公害を克服しようとしてきた歴史の教訓をみても、現在感染症コントロール問題が、憲法改正でしか解決しえないとは思えない。

から問題はできることをしない、立法不作為行政権限の不行使のほうで、それを改憲論議にすり替えるのはおかしい、という意見も納得できる。

しかし。

それこそ公害の教訓を振り返れば、という話なのだが、

改憲世論が盛り上がるのは、だからこそ逆に、一理あるのかもしれない、とも思う。

もちろん、行政立法性善説に立てば。。という留保はつくが。

というのも、水俣病を例にとって、公害被害を振り返ってみると。

なぜ今日に至るまで長年、放置されてきたか。長年の放置もさることながら、振り返ると、初期の対応のまずさが際立つ。

チッソ工場への排水をやめさせる権限のある水質二法の適用

漁業法による禁止措置漁民への補償食品安全法による有機水銀汚染された可能性のある魚類販売禁止

すべて見送られた。つまりすでに対応可能な法的ツールがあったにも関わらず、被害が拡大した。

こうした行政権限の不行使が最終的に裁判で争われ、最終的に結審したのは2004年

国は高度経済成長をとめたくないがゆえに、規制権限行使しなかった、というのが結論

これは初期の対応が間違っていたことを指摘したものだ。

1970年代公害社会問題の深刻化を受けて山のように公害立法が制定されたが、それ以前の問題として

そもそも1950年代、すでにある水質二法等で権限行使できただろが、という。

法の不備ではなく、繰り返すが、すでにある法を使いこなせなかった行政責任が厳しく断罪されたわけだ。

ここから導き出される本当の教訓というのは、規制権限があったにもかかわらず

なぜ初期の対応がこれほどまでに、被害者をないがしろにしたものになったか、という問題

それは経済を優先した政治意思決定メカニズムだ。

そこには、何か異常な事態が発生したときに、立ち止まって物事を考え直す、

シフトチェンジの仕組みが欠落していたともいえるのではないか

かつて辺見庸は、地下鉄サリン事件の際に、丸ノ内線駅構内で、人々がバタバタと倒れているなか、

通勤している乗客枕木でもまたぐかのように出口へ向かった光景について

日常的なことを目の前にしても、脳が適切に処理できず、

惰性で日常論理で動こうとする「慣性イナーシャ)」が働いているといったが、

ここ一年を振り返ってみると、そういう政治的な意思決定がかなりよくみられた気がする。

この問題解決されない限り、改憲による緊急事態条項検討など、全く意味をなさない。

日本は、意思決定の仕方、会議の仕方を根本から見直したほうがいい。


いや、だけど一方で、

緊急事態条項のようなシフトチェンジトリガーがないからこそ、漫然と経済優先で動いてしまうのか?という疑問も頭をもたげる。

どっちなのだろう。

そんなことを思い出したのは、さっき、尾身会長インタビュー記事を目にしたからだ。

尾身茂氏が語った「マスクを外せる日」「3回目の緊急事態宣言なんて聞く気になれねぇ」への意見 | 文春オンライン

――東京都墨田区長野県松本医療圏など、基幹病院支援に回る地域病院医師連携が回っている地域の取り組みも報じられているが、厚労省は、こうした体制づくりのため各地の医師民間病院に強い指示が出せないものか。

尾身 医師病院に対して国が強い指導力を発揮する英国のような仕組みとは違い、日本厚労省というのは公立民間などさまざまなステークホルダー意向尊重する必要があって、上から目線はいわない。平時はそれも大切ですが、危機局面ではどうなのか。この機会に考えてみる必要はあります

――医療提供体制の拡充やワクチン接種準備で、国民が納得するだけの結果を示せないことに国民は苛立ちを感じている。強権的なイメージが強い菅義偉首相だが、結果を示せない理由は?

尾身 それは政治のことだから、私にはわかりません。ただ、総理大臣は、いろいろなことを今、四方のことを考えなければいけない立場にあるんでしょう。そう思います



平時から非常時へのシフトチェンジ

これが明確な意思決定メカニズムとして組み込まれていないことが、水俣病の初期対応問題もつながっているように思えた。

それを可能にするのは、規制権限の強化と行使、という既存立法行政機構のあり方の、もうひとつ上段の制度として構築する必要があるのかもしれないといえなくもない。

改憲への渇望というのは、案外、そういった視点で考えることも可能ではないかとふと思った。

しかし、憲法踏み込むのではなく、

危機対応専門の省庁を創設する、というのもひとつ方法。非常時のガバナンス体制を整備する。

米国FEMAアメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁)、CDCアメリカ疾病予防管理センター)のように。

現在のように、菅、西村田村河野小池、、、、、みたいに

船頭多くして船、山に登る、という問題への処方箋となろう。

そうすれば、現在河野太郎のような感染症素人新型コロナウイルスワクチン接種推進担当大臣として奮闘する、といった話もなくなるはず。

彼はおそらく、急に任命されて困っただろうが、実質やれることを模索した結果、

ロジ担当となり下がってしまっているように見受けられる。住民心配に答えるのは基礎自治体役割だ。

大臣仕事じゃない。本当の危機管理はそういうことではない。

危機管理のプラットフォームができれば、アメリカのファウチ博士のように、

集団免疫獲得に向けた仮説を立て、何%の接種があればOKで、ワクチン効果が切れる前の接種完了を逆算してスケジューリングする。

目的ロードマップ国民に示したうえで協力を仰ぐという、専門家による意思決定ベースとなったリーダーシップ重要だ。

今は「高齢者の接種」そればっか。もっと全体の話をすべき。

ガバナンスの基本は、法、規則基準科学的な予測を明示した意思決定を行うことだ。

これは世界銀行の借用だが、世銀では途上国行政改革支援の際に、ガバナンスを以下の4要素で因数分解して

能力評価している。

説明責任財政リソース)、予測可能性(法的枠組み)、透明性(情報公開)、参加(連携)の4つ。

テーマ出しした瞬間、近年の日本がどの分野でもガタガタになっていることがわかる。

いずれにしても、緊急時ガバナンスの訓練を積んでゆくことが大切で、こうした組織を立ち上げることには意義があるだろう。

現在菅政権は、こうしたガバナンスの観点から落第点であり、

首相が何を考えているかからず、結局、リーダーの一挙手一投足に注目が集まる意思決定となっている。

急に決心して、緊急事態宣言を発出したりやめたりする。このように国民から予測可能性を奪うやり方は国民から自由を奪うのも同然だ。


国民からすれば、知らず知らずに国のリーダーシップ注視せざるを得なくなり、いつの間にかリーダーシップ問題錯覚してしまうが

本当は危機管理はリーダーシップの欠如の問題ではなくて、ガバナンス問題だ。リーダーが誰であれ、ある程度、やるべきこと、基準が決まっていて

どのように対応するかが決まっていること、この予測可能性が確保されることが大切。

国民にとって予測可能でなければ、国民自身計画を立てられず、急に決断されても、ついていけいけない。

水木しげる漫画で、上官が急に玉砕を決心したので部下の大半が付いていけず、結果として敗残兵として生き残った兵士に、すでに全員立派に玉砕したことになっているのだ、として、ラバウル本部が改めて玉砕を命じる、という話がある。日本人のリーダーシップ象徴する話だと思う。)

しかし、一方、リーダーシップ問題は残る。

緊急時へのシフトというのは、なにかしらリーダーとして発動するトリガー必要なのではないか

憲法、というのも、民主的意思決定の根源として、

そこに非常時へのシフトチェンジ記載されることにも意義があるのかもしれない、という考えに傾いてゆく、そういう世論の動きもわかる。

もちろん、そんな非常時に平和ボケして判断の鈍いおっさん首相だったらなんの意味もなさないが、誰かがシフトチェンジを発動しなければならない、

それが立法危機管理のプラットフォームづくりだけでうまく機能しないのであれば、ある意味大統領的な権限を期待する傾向が出てくるのは自然なことのように思う。大統領権限というと、合衆国建国当時まで振り返ると、当時の議論のなかで、リーダー聡明さ(アリストクラシー)というのは、欠かせない条件だったように思う。

日本政治社会にそんなことを期待できるのか、と考え始めた瞬間、改憲には激しく首を横に振らざるを得ないのだが。

そんなことをインタビューの印象として持った。

2021-03-24

リベラルフェミニスト指導力が強いパパが好きなので自民党に巻き取られるのは明らか

2021-02-12

日本学術会議東京五輪パラリンピック組織委員会立憲民主党

日本学術会議場合

日本学術会議への人事介入に抗議する」

東京五輪パラリンピック組織委員会場合

「森会長には辞めていただく、その指導力を発揮すべきではないか

「森会長首に鈴をつけられるのは総理しかいないでしょう」

何なのこれ?

2021-02-04

森喜朗を若干擁護したい

例の失言に怒りまくっている人が多いが、正直そこまで悪質ではないと思う。

というのは、自分たちだって「女は会話に共感を求めたがる」「男はまず結論を知りたがる」とか、そういうネタで会話を散々しているはずだからだ。実際、男女あるあるネタは、飲み会でも盛り上がる鉄板ネタ。妻ともしょっちゅうこれで軽い言い合いになっている。「地図の読めない女」「記念日を憶えられない男」などはその典型。その中に森の言うような「女は話が長い」も含まれている。

森との違いは、これを仕事会議など、公の場に持ち込んだりしてしまうかどうかだけ。要するに森は「TPOの読めない無邪気な爺さん」に過ぎず、そこまでの怒りは感じない。屁理屈女性差別問題矮小化しているアンチフェミのほうが、はるかに悪質だろう。実際、森の発言最後は、会議女性もっと増やし方がいいという結論になっており(もちろんパターナリズム臭はあるが)、「女は話が長い」ことを根拠会議から排除すべきと言っているわけではない。

この一件から、森のようになんの政治理念指導力もあるように見えない人間が、30年にもわたって自民党の重鎮であり続け、一定の人望を得ている理由の一端をうかがうことができる。それは、こういうTPOも弁えない裏表のない会話で、周りの人々を安心させているからだろう。いま森の失言に怒り呆れている人も、おそらく森と一緒に飲んだら一瞬で取り込まれしまうはずである


追記

森は「女は男と比較して無能」とはさすがに言ってない。あくまで「話が長い」と言っているだけ。TPOを弁えてないのは政治家としてNGというのはその通りだけど、自分TPO読むの超苦手だから憎めないというのと、森のようにそれが政治力や人望の源泉の一つでもあったりする場合は厄介。


あと森が無能無能言う人が多いけど、30年も自民党の重鎮であり続けた人が無能なわけがない。問題にするとしたら、その有能さの質であって、それは日本の政治体質全体の問題だろう。

2021-02-02

anond:20210202091218

英語指導力はいらないよね

欧米に比べ授業の受け持ちが多すぎるのが問題から

anond:20210202090555

力不足のやつが教授ポスト居座り続けるのも駄目っしょ


これまで見てきた駄目教授論文全然書いてない、英語できない、指導力低いの三拍子揃ってるパターンほとんど

2021-01-07

原発の菅よりコロナの菅の無能

原発とき指導力の無さに怒りを覚えたが

コロナはそのとき以上だ

2021-01-05

菅さん無能すぎて支持出来ない

流石にここまで無能だと支持出来んなぁ

野党も論外だしとっとと自民党内の若手と交代してほしい

論戦力0指導力0党内政治力0外交力0で褒めるところがない

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