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はてなキーワード: 手塚治虫とは

2024-01-08

anond:20240108112059

すでに手塚治虫作風学習させたAI漫画ってのがあったはず

おもしろいのかどうかはしらんけど

2024-01-06

anond:20240106222155

なんか生きづらそうだから釈迦の教えとか調べてみたらいいんじゃないか?一切皆苦みたいなやつ。ちなみに俺は手塚治虫ブッダしか読んだことがない

2023-12-26

anond:20231226131209

よつばとは線が少なく単純だからヘルシングより画力が高くない」とか「ドラゴン桜手塚治虫藤子不二雄の絵が大差ない」とか「簡易化した絵柄から画力は感じられない」と感じてしまう人は、要するに絵について知らない人なんだと思う

何が「いい絵」「上手な絵」なのかがわからいから、絵の密度や書かれている題材の良し悪しで判断してしまうんじゃないだろうか

 

んな事言うならもっと定量的に示してくれ、って思うかもしれないけど、そういう単純な基準があるわけではない

感覚を鍛えたければ、たくさんの絵を見て人の話を聞いたり本を読んだりして経験を積むのが一番だと思う

比較して共通点を見つけて言語化しようとするんじゃなくて、あくま感覚を鍛えるんだぞ

 

もっとも、個人で楽しむ分にはそんな感覚を鍛える必要はない

すべて好き嫌い判断すれば良く、それで多少人と話が合わなくても別にそれは悪いことではない

別に悪くないんだけど、たとえば下記の文章を見てほしい

これ、各ジャンルに詳しい人が見ると結構「変」なことが書いてあるんだよね

でも鉄道とか料理とか楽器とか自転車に興味がなければ「ふーん、そうなんだ」で済ませちゃうような文章でしょ

 

で、絵にもこういう「変」があるわけ

わかりやすいところだと骨格がおかしいとか、遠近感が狂ってるとか、構図のバランスが歪とか…

絵に興味がないと、その「変」を見過ごしてしま

画力とは何かって定義は色々だと思うけど、俺はそういう「変」を避けて通れる能力ひとつの「画力」だと思っている

 

絵の上手さや魅力は画力だけではないが、画力の高い絵と低い絵を同じものとして語っていたら、芸術家崩れの粘着質な増田にぐだぐだとクダをまかれるという実害が発生するんだよね

anond:20231226124742

ぶっちゃけドラゴン桜カイジ持ち出されると、作品の「絵」だけで比較した場合手塚治虫藤子不二雄と大差なく見える。むしろ前者の方が絵として味があると思う人がいてもおかしくないとさえ思える。

じゃあ手塚治虫は内容の部分で神様だの巨匠だのといわれるまでになったのかといえば、手塚治虫は絵がうまいという人が一定数いる。

それは手塚治虫昆虫デッサンというバックボーン情報があるからなのか、純粋作品から絵のうまさが見て取れるからなのかよくわからない(まあ本人自身漫画は簡易化?して描くものだと言ってたぐらいなのでそれこそ作品から画力を断じるのは間違ってるのかもしれないけど)。

あと先のトラバには上手いけど抜けない絵と崩れてるだろうと思えるけど抜ける絵があると言ってる人いて、そのやり取りで俺が挙げた絵が前者を指してるなら、そいつ支援金だけで月40万円以上得てるんだよな。ホームページに3000円以上のプラン寄付してるアカウントが列挙されてるからそれでわかるのよ。商業エロ描いてるやつでそれ以下の収入で絵もそいつより崩れてる人も確実にいるだろうけど、果たしてどちらが「争い」に勝ってることになるのか。

とにもかくにも商業世界での評価が優先されて、商業世界では評価を受けてないけど同人でよく稼いでる人は、商業世界で少数ながら評価を受けているだけの人に劣るなどと絶対的に優劣をつけれるのか?

そして美大卒で一般にも進出したような商業漫画エロ読んで目が肥えているとか自覚がある人は東方エロ深淵絵師(別に例にあげた絵師限定してない)には見向きもしないが、逆に一度その深淵絵師の目に惚れてしまってその商業漫画家の作品は読んでない興味もないという人もいるだろう。

商業舞台活躍できるとは思わない」とはさも商業舞台が上位かのように聞こえるけど、果たしてそうなのか?作品の売り上げ数ないし儲けた額でどっちが勝ってるか比べる方がまだ客観性があると思うけど…(それだって手放しに肯定はしてない)。

しか創作に対してこういう優劣のつけかたすると、その鑑賞者に対してすら劣ってるほうを好む側は正直審美眼がない、見る目がないと下に見てるようなことしてることになるからね。青春とか捧げて「努力した人の作品好きな人の方が目が優れてるのかよってなる。大事なのは過程か。

2023-12-24

40年オタクとして生きてきたのに違うと気づいた日。

まりに衝撃的なことに気づいてしまい、誰かに聞いて欲しかったのではじめて匿名ダイアリーを利用する。半年ROMってる時間がなくてごめん。

子どものころから漫画が好きで、アニメもまあまあ好きで、大学文学部いって、自分オタクだと疑うことなく40年生きてきた。

でも、ワンピースも鬼滅も通ってない。巷に溢れた異世界転生にまったく興味ない。

幼稚園児で火の鳥を読み、家にある手塚治虫を読み、父親の買ってくるビッグコミックを読み、岡崎京子を読み、ルネッサンス吉田を読み、岩浪れんじを読んで生きてきた。最近は昔から興味がある学生運動知識を広げたくて、重信房子の本を読んでいる。(思想性の問題ではなく、子どものころからエンタメとして学生運動への興味がすごい)

自分もしかしてオタクではなく、サブカル女なのではないだろうか?!

今まであらゆる努力をしてオタク仲間やオタク彼氏を作ろうとしてきて撃沈してきたのは、そもそも自分オタクではないからなのでは?!

と、今この瞬間気づいた。人生半分以上来たところで気づいてしまった。地方都市に住むサブカルおばさん、これからどうしたらいいだろうか。

2023-12-21

anond:20231220144723

そう言えば手塚治虫ブラックジャックは、専門知識に裏打ちされたエンタメのはしりだったな。プロとしての勤務経験はなさそうだけど。

2023-12-18

anond:20231218171923

なお、島本和彦ペンネームであり、本名手塚秀彦という。手塚治虫との間に血縁関係は無く、漫画神様とも評される手塚に遠慮する形で今のペンネーム使用している。

2023-12-14

anond:20231212172917

まず手塚治虫デビューした頃の印刷技術の話になるんだけど、そもそも自分が書いた絵がそのまま印刷されるわけではない。

浮世絵なんかと同じでマンガ家の絵は原画で、それを版画の原板みたいに別の人が写して印刷する。

浮世絵ほど手間暇かけてないので、微妙な線とかは再現されない。

のらくろ」なんか、田河水泡原画は線がすごく美しくて感動するけど、印刷された「のらくろ」は潰れた線みたいな感じになってたりする。

手塚治虫の初期の頃も同様。

 

次に、マンガ根本的な技術命題として、たくさんのコマを連結するために、それぞれのコマの絵の登場人物の見分けがつかないといけない。

同じキャラクターのつもりで書いてても別人に見えてしまうとか、別人のつもりなのに混同されるとか、これは今でもしょっちゅう発生する。

これを上記のような未熟な印刷環境の中で発生しないよう、キャラクターの明確な書き分けをしないといけない。

なので、見分けのつきやすいパーツでキャラクター構成する必要がある。

のらくろが他が白犬なのに一人だけ黒いのは、アメリカのフィリックス・ザ・キャットのフォロワーであるのと同時に、主人公を埋もれさせないため。

 

ここに「キャラクター感情表現」の問題が絡んでくる。

昔のマンガ入門なんかだとキャラクター喜怒哀楽の表情のラインナップが並んでたりしたんだけど、

同じ登場人物なのに、泣いたり笑ったり怒ったりで顔を構成してるパーツがまるきり違うのに気づくと思う。

あれ?

パーツが違ったら別人、別キャラクターなのでは?

……と、感情表現のつもりで異なるパーツを使うと、読む側が別のキャラクターだと認識してしまうかもしれない。

昔の有名な漫画キャラクターは表情変化に乏しいことが多い。

キャラクター同一性重要なので、顔が大きく変化させにくい。

アニメだと連続的にアニメートすることで激しい表情変化でも同一性比較的らくに示せるが、マンガはそこが大変。

なんで縦筋や汗の漫符表現必要なのかと言えば、表情が変わらないままで感情表現するため。

 

ようやく手塚治虫が何をやったかの話になるんだけど、

複雑な長編ストーリーを描きたいが、そのためには必要な道具が多数ある。

まず登場人物がたくさん出てくるのを、見分けがつくように交通整理しなければいけない。

その複数登場人物ストーリー展開によって複雑に変化していくのをわからせなければならない。

主人公だけでなく複数人物感情ダイナミックな動きをキャラの書き分けを維持しつつ表現しなければならない。

それができないとストーリーが示せない。

なので、絵の情報整理をやった。

有名なスターシステムは、キャラクターの書き分けのための土台。

劣悪な印刷環境で見分けがつくため記号化されたパーツを、それぞれの定番キャラクターごとに整理し、見分けがつきやすくする。

その土台の上に、感情表現のための記号パーツを組み合わせる。

これで顔の構成パーツが大幅に入れ替わっても同一人物だとわかり、その人物感情が変化していることが表現できるようになる。

手塚治虫が「マンガ記号だ」と説明したのを、なんか面倒な理屈でこねくりまわす人がいるけど、

複数登場人物の複雑な感情の動きを表現してストーリーを描くために、記号の整理分類、使い分けを行ったんだよね。

 

これ、手塚治虫アニメ進出したときに導入した「バンクシステム」と考え方が一緒なんだよね。

というか、マンガ改革成功体験を元にバンクシステム提案したんだろうけど。

「同じ絵を使いましてセル画節約すればいい」という、「同じ絵」はつまり記号」なんだよね。

マンガ記号だ」と言った手塚治虫からアニメの絵も記号だ」という発想に行きつく。

こういう発想ってさ、「芸術家」じゃないわけでしょ。

芸術としての絵画は1枚だけのオリジナル性、作家の手に宿る技術の唯一性に依拠するわけだけど、

手塚治虫が優先したのは、ずっと、絵よりも何よりもストーリー

ストーリーのための絵であって、優先順位は常に絵が下位。

から絵を分解分類して記号にしていいし、アニメーションを分解整理してバンクシステムを作れる。

こういう人じゃないと、そもそも絵描きなのに絵を下に置けない。

 

ストーリーを描きたいという自分目的のために、既存の仕組みを分析解体して再構築し、現代日本マンガの基礎を作った。

その仕組みを応用できると考えて、アニメ産業進出産業構造を変えたベンチャー起業家でもあった(会社潰れたけど)。

俺が「産業人」と言ったのは、そういう意味です。

2023-12-12

anond:20231212174706

あれだけ多作なうえに、時期によって作風もガラッと変えて、それでも誰でも知ってるような作品キャラをいくつも生み出しているというのは、やはり空前絶後だと思うけどね。

もちろん手塚治虫神格化された結果として作品知名度も高まったという側面もあるだろうが、やっぱり作品自体に力がなければ風化して消えていくものだよ。

あの当時に、手塚ライバルだとか手塚以上の人気だとか言われたような作品が、いまどれだけ残っているかね。

anond:20231212174706

面白くなければパイオニアになれるわけないじゃん。

藤子不二雄石ノ森章太郎赤塚不二夫なんかが揃って「手塚治虫作品に衝撃を受けて漫画家を志した」と言ってるわけでな。

anond:20231212174025

漫画パイオニアアニメ漫画家育成は漫画のものより仕組み、枠組みでの評価だよね

俺が言いたいのは漫画のもの評価されててそれって過大に見えるなあって話をしてるわけなんだよね

漫画のもの面白さってそこまである?って話。

俺の感性手塚治虫一般とかけ離れてるのか、漫画自体面白いけど天才とまでは言えないよねー。ってのかが疑問ってこと

anond:20231212170001

昔の作風なので俺もそんな合わない

 

手塚治虫って自分作品を後から時代に合わせる形で改変するのだが、改変前よりイマイチになってるの多いよね

有名なのでいうと「新寶島」は最初オリジナル版(合作)と改変版だと全く違いすぎて、

改変後のを読んで「えーこんなので藤子不二雄が衝撃を受けたのか」とガッカリするが、オリジナル版見ると感動する

なので、古い作品ほど、なるべくオリジナル版で読んだ方がいいと思う

 

あと偉大なのはストーリー漫画を量産する仕組みを発明したことだと思う

昔言われてたコマ割りが映画的、みたいのは「手塚以前からホラ、こんなのがあるよ」と系譜が指摘されてるのだが、そういう映画的なレイアウトが凄いとか以上に、映画みたいなストーリーマンガでやる、短編でなく、ギャグでなく、単行本1冊分の長編ストーリーを次から次に送り出せるようなのは手塚治虫発明したと言っていいんじゃない

自分が書きたいストーリーを量産するために、コマを整理したりキャラクターを整理したりと細かいノウハウを整備舗装して、手作業芸術家のものだったマンガを、近代化されたストーリーマンガ製造工場を打ち立てて産業化に貢献した産業人というのが凄い

アニメでも同様に芸術から産業に、仕組みそのものを変えてしまった)

まあ自分生命財産を削りながらしか成り立たない仕組みだったわけだが……

anond:20231212170001

俺的には三つ目がとおるが好きだったな、ああいう発想はさすが手塚治虫しか言いようがない

手塚治虫って何がすごいの

先に行っておくけど、手塚治虫本人や創作物否定批判する気はない。

火の鳥面白い章もあった。ブラックジャック面白かった。

でもほかのやつは俺に合わなかったのかそんなに面白くなかったんだよなあ。

漫画神様だの天才だの言われてるけど、そこまで評価されてるのがよくわからない。

漫画のひな型を作ったとかも言われてるけどそれは違うって意見もある。

特に漫画が出てきたから、なおさらひな型だのの評価は難しくなってるよね。

医学博士を持ってるところが評価されてるところもある。

かにすごいことだけど、それと漫画がすごいのはまた別だよね。

ブラックジャック経験は生かされている点は評価すべきだけど、医学博士勉強漫画家両立がすごいってのと

漫画がすごいっていうのは直接はつながらない。ただ単に、二足の草鞋はけててすごい。って話じゃんって思うわけ。

評価してる人はどこをどう評価してすごいなあって思ってるのかが純粋に知りたい。

2023-12-11

anond:20231211002201

葉巻のケースwwwwwwwwwww

Mさんは若かった。とても若かった。同い年の多くは働いていない。

初めに電話で話した時はそのことに驚いたけど、実際に会ってみるとさらに驚いた。

率直に言ってしまうと、見た目がよかった。かわいいとか美しいとか、そういうタイプではない。

佇まいや体型、身のこなしから、「ただ者でない」ことが伝わってくる。漫画キャラクターで例えると、手塚治虫漫画に出てくる女の子みたいだった。火の鳥未来編だった気がする。

見た目の感じは……健康的な細さと不健康なそれの中間だが、どちらの脆さもまったくない。代わりに気高く甘い、葉巻のケースの杉の香りのような雰囲気をそこはかとなく感じる立ち姿だった。

肌の感じは乾いたものではない。むしろステンドグラスみたいに深い、どろりとしたみずみずしい煌めきが漂ってくる。そんな印象だった。

2023-12-05

国立国会図書館デジタルコレクション漫画デジタル

https://togetter.com/li/2267525

このまとめで国会図書館デジタルの館内限定資料話題になってたから見てみたんだけど

最近になって漫画が大量にデジタル化されたようだ。

ドラゴンボール https://dl.ndl.go.jp/search/searchResult?collection=A00001&title=%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB&eraType=AD&pageSize=20&sortKey=SCORE&displayMode=list

ジョジョの奇妙な冒険 https://dl.ndl.go.jp/search/searchResult?collection=A00001&title=%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%81%AE%E5%A5%87%E5%A6%99%E3%81%AA%E5%86%92%E9%99%BA&eraType=AD&pageSize=20&sortKey=SCORE&displayMode=list

高橋留美子 https://dl.ndl.go.jp/search/searchResult?collection=A00001&creator=%E9%AB%98%E6%A9%8B%E7%95%99%E7%BE%8E%E5%AD%90&eraType=AD&pageSize=20&sortKey=SCORE&displayMode=list

コミックス https://dl.ndl.go.jp/search/searchResult?collection=A00001&title=%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9&eraType=AD&pageSize=20&sortKey=SCORE&displayMode=list

今のところ図書館現地に行かないと見られないのであまり意味はないけど、絶版漫画はそのうち個人送信で自宅から見られるかもしれない。

手塚治虫石森章太郎藤子不二雄なども相当ある。

ただ全部揃っているわけではなくて、ジョジョは32巻(山岸由花子は恋をする)から第5部終了までしかない。33巻(トニオ回)はなぜか抜けてる。

以前こんな増田があったか納本漏れてるのかと思ったが、紙の本を検索したら収蔵されてるので違うらしい。

https://anond.hatelabo.jp/20110806220531

待ってればデジタル化されるのかね。

2023-11-29

ボカロみたいに絵柄もパッケージ化して売ればいいのでは?

荒木飛呂彦風の絵が無限に出てくるAI絵師ソフトとかあったら普通に便利そうじゃん。

プロ漫画家も「あっ……ここだけ荒木飛呂彦っぽくしたら受けそう!」って結構やってるけど、なんかこう微妙に下手で滑ってたりするじゃん。

あいうの本人監修で本格的に作り込んで無限再現できるようにしたのあったら受けそうじゃん。

手塚治虫みたいに死んでる人の絵柄についてはまあいい感じにやってくれ。

2023-11-26

じゃあマンコを武器にしているキャラはいるのかよ

そういえばなんか手塚治虫漫画にいたな

体がでっかくなってそうとは知らずにマンコに入った追手を押しつぶしたやつ

2023-11-24

メジャーのすすめ

別に漫画ことならなんでも知ってるわけじゃないが、漫画以外のことはそれこそ何も知らないので以降の話は漫画限定した話になる。また当方発達障害なので文章に癖があるかもしれないので読みづらい文章になってても特にフォローはできない。

漫画文化の神髄を味わうということであれば有名どころだけ読んでいればよろしいと思う。

極端な話手塚治虫大友克洋作品死ぬまで何週でもしていれば十分でさえあると思う。

それは多くの漫画家の作品というのはこうした偉大な漫画家の作品の画風も構想も何もかも模倣したものに過ぎないからだ。

外国では漫画家は実在人物モデルデッサンしていきその描き癖を自分なりの絵柄として昇華させていくらしいが、日本漫画家は別の先行の漫画家の絵をトレパクして画力をあげる=その画風を習得してよしとするというパターンが多い。

よって偉大な人が一つ画期的な画風を確立するとひそみに倣って我も我もと無名漫画家が同じ絵柄を量産していく。もちろん構想やストーリーの組み立て方も漫画から学ぶ。

そうすると巷に出回っている漫画というのはほとんど、偉大な漫画家という原液の一滴を無味無臭の水に薄めたようなものに過ぎない。あるいはそのうっすい液体でさらに別の漫画家が育っていくという連鎖が起こるなら、原液バケツリレー伝言ゲーム

そんな作品を何万作品読んだって原液の濃さに匹敵する体験消費などできないのだ。

だったら最初から原液をしゃぶりつくした方がコト消費としては良質だと思う。漫画の神髄にアクセスしてることになると思う。

もちろんこうした偉大な作家だって最初無名だったことを逆に考えれば、今無名有象無象から偉大な作家が現れることはあるかもしれない。

しかしそういう人は必ず時間差はあってもちゃん評価されると思う。評価されないということは結局原液を薄めた以上のものではなくて、自分で新たな原液の開発もできなかったといいうことだ。

自分がこの漫画家を最初に見つけた」なんてことを自慢することにこだわりたいのでもなければ、何千万時間もかけて異世界やらティーンズラブやらハーレクインやらに有象無象漫画を乱読するより、すでに有名な漫画だけ読めばいいと思う。

2023-11-23

もし今生きてたら生成AIテーマにしそうな有名人

ブラックジャックの新作を生成AIで作ったという記事を見て。

実際に生きてたら手塚治虫は生成AI否定的作品を作りそう。

デビッドボウイは生成AIアルバム1枚作りそう。

藤子F不二雄は否定肯定どっちでもいいので読んでみたい。

2023-11-19

手塚プロデータセットフル自前でAI使うのはさすがにセーフだと思うが

「ぱいどん」がかなり前なんで手塚治虫AIのことだいぶ忘れてると思う

前回のぱいどんの時はまずSDとかMidjourney、ChatGPTもない時期だった(TEZUKA2020プロジェクト

当時2ページだけ作るつもりが、キャラクタープロットを出させたところでえらいページ数になったうえ、原稿ゴリゴリ人がやった

資料取り寄せないと分からないが、ぱいどんも今度のBJについても「権利者がOKを出した素材のみで構成されたデータセットを利用したAI」っぽそうなので、一応クリエイターが各所に要求してる無断学習せず許可取りという点が解決できてる(はず)

ただまあビッグテックAI企業各社が盛大にやらかし続けているので、段階が細分化されずAI排外までゴールが設定されてる雰囲気があるから難しいところではある

とりあえず「AIを使いたい業界団体とかの後押しでぽっと出で描いた」みたいなケースではない……と願いたい(今年5月発足なのが怖い)

2023-11-18

手塚治虫を神として崇める「漫画神様」というフレーズ違和感を感じる。

正直、いまの技術水準で言えば、手塚治虫マンガレベルはどれぐらいだろうか?

断言して言うが、決して高くないと思う。

開祖ではあるかもしれない。しかし、神として崇めるのは無理だ。

誤解しないでほしいのだが、人物として偉大だったと思うし、すごい人だったとも思う。

日本ストーリー漫画手塚治虫先生がいなければ、別のものになっていたということは理解している。

その上で、作品を読んだ上で言うのだが、源流ではあっても神ではない。

漫画神様というフレーズはなんか気持ち悪い。

例えば、他のジャンルに置いて大山倍達近代フルコンタクト空手開祖だが、その技術レベルは、果たして現在格闘技レベルにおいてどれぐらいのものだろうか。

決して高い水準にあるとは言えない。

しかし、その弟子から派生した近代空手総合格闘技歴史において大きな存在感がある。

その発展に、意味があるのであって、神格化することには違和感を感じずにはいられない。

尊敬していないわけではない。当時にすごいことをやっていたということは感じる。

しかし、神として崇めるのは違和感しかない。

ガンダムなんかも、名作だと言われるが、たしかに名作だったと思う。

しかし、いまの技術レベルで見ると正直作画崩壊のように感じられるし、キツイと思う。

水星魔女について、中学生普通に楽しめるが、現状、ガンダムを見る場合古典として、色々我慢して、視聴する」必要がある。

手塚治虫先生作品は、時代の流れを超越した存在か? と言われると、決してその水準ではないと思う。

過去に対するリスペクト神格化という形で創作者にやるのは、なんか違和感を感じている。

ラーメン再遊記の塩匠堂のような扱いをしているのではないかという気持ち悪さを感じる。

近年、創作は極めて大きな発達を遂げている。その面白さの水準に、過去手塚マンガは残念ながら達していない。

過去すごい人がいたというリスペクトはするべきだと思う。

しかし「漫画神様」というフレーズは、違和感を大きく感じる。

羽生会長のこのインタビューを見た後だと、余計に違和感を大きく感じる。

ttps://www.youtube.com/watch?v=elhvLYVh3XM

漫画神様というフレーズ、正しい評価なのだろうか。

偉人ではあると思う。しかし、神様とは思えないのだ。

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