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2023-09-05

ライトノベル宣言」の謎を追え

はじめに

毎度毎度ネット文字創作界隈をお騒がせすることで有名な、「名興文庫」およびその「相談役」。

(詳しく説明するのは面倒なので、知らない人は「名興文庫」「本格ファンタジー」「ダークスレイヤー」あたりでツイッター検索をかけてもらえば、何となくその立ち位置が分かってもらえると思う)

今回は、日本において「本格ファンタジー」が根付くはずの土壌をラノベ破壊してしまった、という歴史認識を巡って学芸員鞍馬アリス@kurama_fantasy氏と論戦を繰り広げているようだが、その中でこんな発言が出てきた。

ttps://twitter.com/kurama_fantasy/status/1698847925580022266

鞍馬アリス

@kurama_fantasy

最初から土台をなしにされたと言うことを、歴史的史料(当該時期の雑誌新聞評論研究書簡類、出版に関わる統計資料等、あるいは当事者証言であるオーラル・ヒストリーを含んでいます)などを組み合わせて実証的に証明できないのであれば、デマ陰謀論の類と同じ価値しかないと思います

午前8:58 · 2023年9月5日

ttps://twitter.com/kadas_blue/status/1698849563380236367

堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥

@kadas_blue

ライトノベル宣言が出た頃の話と、先日私が引用していたファンタジーノベル大賞の『ヒロイックファンタジー採用しない』という公言

これによって長く一般小説に一ジャンルとしての本格的なファンタジーの土台がなくなったというただの事実を、わざわざ長い時間をかけて検証するのはあなた自由ですよ。

午前9:04 · 2023年9月5日

さて、「ライトノベル宣言」とは一体なんのことだろうか。

ライトノベル宣言」の謎

一般的に「ライトノベル宣言」として知られるもの、そして「ライトノベル宣言」でググってトップに出てくるのは、「角川武蔵野ミュージアム」内の「マンガラノベ図書館」で掲示されている、メディアワークス創業者にして元角川書店社長角川歴彦氏による文章だ。

マンガラノベ図書館特設ページ|角川武蔵野ミュージアム

ttps://kadcul.com/manga_light_novel_library

ライトノベル宣言

マンガラノベ図書館 開館によせて

作家夏目漱石代表とする近代文学昭和期に入って純文学大衆小説に分かれ多様に発展したが、 気がつけば名著名作として現代国語教科書内の存在になっていた。 しか青春文学を求めるヤングアダルトといわれる若者はいしか自分が選ぶ小説文学の登場を渇望していたのであった。 ライトノベル青春期の少年少女が与えられた本に満足せず、自分意志で手に取る最初の本である

ライトノベル起源イギリスの“円卓の騎士”や『指輪物語から影響を受け、RPGリプレイから生れた『ロードス島戦記』だ。 座を囲んだプレイヤーの数だけ豊かな物語を紡ぐことのできるゲームから水野良小説ロードス島戦記』を誕生させた。

このラノベの起源ロードス説にもついても一部で議論存在するが、今回の件とは関係がないので無視する)

実際鞍馬アリス氏も、「ライトノベル宣言」がマンガラノベ図書館のこの文章である解釈して話を進めている。

ttps://twitter.com/kurama_fantasy/status/1698903493632036891

鞍馬アリス

@kurama_fantasy

前者はマンガラノベ図書館開館によせて作成されたテクストであるかと思いますが、角川歴彦名義で角川書店ライトノベルというものをどのように発表時点で認識し、総括しているかは書いてありますが、本格ファンタジーとの関係性に関してはロードス島の部分以外では書かれていないテクストです。

午後0:38 · 2023年9月5日



これだけで決着が付きそうなところではあるが、相談役氏の過去ツイートおよび、執筆者不詳だが十中八九相談役氏が書いたと思われる名興文庫コラムを見てみると、「ライトノベル宣言」について以下のように語られている。

ttps://twitter.com/kadas_blue/status/1463850316441415687

堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥

@kadas_blue

くっそー、ファンノベ大賞が出た時の嫌な感じが30年かけて伏線回収されるなんて。

ちなみに当時のリアルな話をすると、ロードス島戦記で『ライトノベル宣言』がなされたころね。

あの頃から和製の『本格』は時が止まっているんだよ。

午後9:41 · 2021年11月25日



ttps://twitter.com/kadas_blue/status/1482181140610191362

堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥

@kadas_blue

世の中、小説なんてほぼ一生読まない人が大半なのに、そんな人たちも読めるような小説を出してお金にするなら、テーマも難しい表現もとことん取っ払ってディスポーザブルモデルにするしかない。

酒なら毎日高いウイスキーを買う人はそんなにおらず、発泡酒やストゼロの方が数字的には強いからね。

午前11:41 · 2022年1月15日

ttps://twitter.com/kadas_blue/status/1482182010928250880

堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥

@kadas_blue

しかし、ライトノベルを始めた頃の出版社は、それが世の中だと知らなかった。

そりゃそうだ。小説界隈の人たちは自分たちが造り酒屋ウイスキーブリュワリーだと思ってたんだもの

からちょっと水割りを作って将来的にウイスキー(小説)のファンを増やそう』ってライトノベルを始めたのよね。

午前11:45 · 2022年1月15日

ttps://twitter.com/kadas_blue/status/1482182689008467969

堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥

@kadas_blue

『初期のラノベがしっかりしてた』ってな言説は、それがウイスキー(小説)のエッセンスがそこそこに含まれていたからだ。

でも、水割りが売れ始めたので、某出版社が『これからウイスキーだけじゃなくて水割りを真面目に売る!』って宣言したのよね。

これがいわゆるライトノベル宣言だ。

午前11:47 · 2022年1月15日



ttps://twitter.com/kadas_blue/status/1490340592727228417

堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥

@kadas_blue

カドカワロードス島戦記をもって『ライトノベル宣言』をしたことによって、日本ファンタジーある意味呪われてしまいました。

今や本格的なファンタジーレーベルは無く、全てライトノベルです。

自分はこの状況が非常に良くないと思っている、生粋ファンタジーファンです。

午前0:04 · 2022年2月7日



ttps://twitter.com/kadas_blue/status/1568797511976091648

堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥

@kadas_blue

ロードス島は間違いなくラノベですね。

カドカワの『ライトノベル宣言』の切欠がロードス島戦記ですから

フォーチュン・クエストラノベって名前が出る前から小説ですね。分類としてはラノベに近い気はします。

午後0:04 · 2022年9月11日



ttps://twitter.com/kadas_blue/status/1581241393715957760

堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥

@kadas_blue

KAZUさんはとても理性的に話せる人なので少し面白い話をすると、某社がライトノベル宣言を出した時に、ファンタジーにある区切りが発生してしまったのですよ。

私としてはライト一般ファンタジーを明確に分けるか、いっそライトって呼称をもう無くして欲しいと思っています構成が大変で。

午後8:11 · 2022年10月15日



ttps://twitter.com/kadas_blue/status/1599779249946517505

堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥

@kadas_blue

年代的にはあの頃ですね。

まだラノベって言葉が無くて、ゲーム界隈で高まってたファンタジーへの認知ロードス島戦記解放されて、ライトノベル宣言が為されたころまでですね。

午後11:54 · 2022年12月5日



私は本来ファンタジー希望する~本格ファンタジーとは何か~ | 名興文庫

ttps://www.naocoshibunko.com/column004/

少し過去にさかのぼって説明しよう。『ロードス島戦記』の爆発的なヒットでカドカワが『ライトノベル宣言』を出してライトノベル時代が明確になり始めるころ、それ以前は『ファンタジーノベル』と呼ばれていた作品群もライトノベルの前期と分類されるようになったが、この時期に新潮社が『ファンタジーテーマにした文学賞』というコンセプトで『日本ファンタジーノベル大賞』を開始した。


お分かりだろうか。

この二点を前提にする限りは、相談役氏の言う「ライトノベル宣言」が、マンガラノベ図書館の同名文章を指しているとは考えにくい(ラノベ図書館オープン2020年8月

では、相談役氏の言う「ライトノベル宣言」とはいったい何なのだろうか?


仮説1:「電撃文庫創刊に際して」

ライトノベル宣言」をダブルクォーテーションでかこってググってみても、マンガラノベ図書館関連以外はほとんどヒットしない(冲方丁の「最後ライトノベル宣言」ぐらい)

こうなると、相談役氏の言う「ライトノベル宣言」は、一般的には「ライトノベル宣言」とは呼ばれていないものを指している可能性が高い(そもそも実在しない可能性はとりあえず考えない)

実際、上で引用したツイートの中にも「いわゆるライトノベル宣言」という表現がある。また、そもそも読者発の「ライトノベル」というジャンル名を出版社側がおおっぴらに使い始めたのはだいぶ後になってからのことである、という事実ラノベ史を少しでもかじったことのある人間には常識だ。

実質的な「ライトノベル宣言」に該当しそうな候補としては何があるだろうか。少し考えて真っ先に思いついたのは、「電撃文庫創刊に際して」だ。

ttps://sai-zen-sen.jp/editors/blog/works/4-9.html

大塚英志エッセイから孫引き

電撃文庫創刊に際して

 文庫は、我が国にとどまらず、世界書籍の流れのなかで〝小さな巨人”としての地位を築いてきた。古今東西の名著を、廉価で手に入りやすい形で提供してきたからこそ、人は文庫自分の師として、また青春の想い出として、語りついできたのである

 その源を、文化的にはドイツのレクラム文庫に求めるにせよ、規模の上でイギリスペンギンブックスに求めるにせよ、いま文庫知識人の層の多様化に従って、ますますその意義を大きくしていると言ってよい。

 文庫出版意味するものは、激動の現代のみならず将来にわたって、大きくなることはあっても、小さくなることはないだろう。

電撃文庫」は、そのように多様化した対象に応え、歴史に耐えうる作品を収録するのはもちろん、新しい世紀を迎えるにあたって、既成の枠をこえる新鮮で強烈なアイ・オープナーたりたい。

 その特異さ故に、この存在は、かつて文庫がはじめて出版世界に登場したときと、同じ戸惑いを読書人に与えるかもしれない。

 しかし、〈Changing Time,Changing Publishing〉時代は変わって、出版も変わる。時を重ねるなかで、精神の糧として、心の一隅を占めるものとして、次なる文化担い手若者たちに確かな評価を得られると信じて、ここに「電撃文庫」を出版する。

1993年6月10

角川歴彦



電撃文庫の巻末には必ず掲載されているこの文章現在もあるのかは知らない)。ラノベを読んでいた人間なら、一度は目にしたことがあるだろう。

「レクラム文庫」「ペンギンブックス」「アイ・オープナーたりたい」などを意味も分からぬままマネして遊んでいた人も多いのではないか(その馴染み深さから、昨年、角川歴彦氏が逮捕された際にツイッターで擦られまくったことも記憶に新しい)

この文章執筆者は、ラノベ図書館の「ライトノベル宣言」と同じく、当時メディアワークス社長だった角川歴彦である。というより、「Changing Time, Changing Publishing.」というフレーズ共通しているところを見ても、セルフオマージュというか、令和版「電撃文庫創刊に際して」として「ライトノベル宣言」が書かれたフシすらある。

逆に言うと、電撃文庫創刊に際して」は平成版「ライトノベル宣言である、と言えなくもないのではないか

ライトノベル」という用語自体が文中に存在しないのはもちろん、概念的にも直接ラノベに触れているとは言い難い内容ではあるが、他文庫派生ではない純粋ラノベレーベルの中では恐らく初めての「発刊の辞」という意味でも、「実質的ライトノベル宣言」らしさはある。

この説でネックとなるのは、電撃文庫創刊時のメディアワークスは一応「角川」ではないということと、ラノベ以上に「本格ファンタジー」うんぬんとは全く関係がないという点だろうか。

終わりに:未知なるラ宣を夢に求めて

仮説1と言っておきながら、2以降は思いつかなかった。尻切れトンボ検証申し訳ない。

なんとなく、角川のファンタジーフェアやスニーカーの創刊あたりにも何かそれっぽい文章がありそうな気もするが……情報や仮説をお持ちの方は、トラバブコメなどでこちらにお寄せいただきたい。

そんなの本人に聞けば済むことだろうと素人は思うかもしれないが、経験上、件の人物がこの手の問題についてまともに答えることはまずない。そのため、こちら側で勝手調査して結論を出す方がかえって手っ取り早いのだ。

それから、せっかく見つけたのでついでに言及しておくと、こちらの東浩紀桜坂洋新城カズマ鼎談では、(相談役氏がいうところの)「ライトノベル宣言」とはむしろ真逆歴史認識が示されている。

ttp://www.hajou.org/geetstate/cm70/hb_pp20-23.pdf

東 とはいえライトノベル崩壊するといっても、実はライトノベル外延のものが確定していない。SF だったら、SF 作家クラブがあって、福島正実が創刊した『SF マガジン』の歴史があって、ジャンルとしての基盤がはっきりしている。だからSF崩壊するといってもイメージが湧きやすいんだけど、それに対してライトノベルはどうか。例えば、安田均水野良が集まってライトノベル宣言をしたわけでもないし、機関誌が創刊されたわけでもない。そこで決定的に違うと思うんですよね



最後蛇足ながら、ひとこと苦言を呈させてもらう。

インターネット特別資格なしに誰もが自由発言できる空間である。それは明らかに大きな美点だ。

だが、何の気なしに発した曖昧な内容が、他の人間検証・裏どりの多大な手間をかけさせてしまうこともある。

そこで空費される本来不要だったはずの労力について、全員が一度は考えてみてもらいたい。あなたにとってはどうでもいい話題の一つに過ぎなくても、そうではない人間がいる場合もあるのだ。ましてや、その道に詳しい専門家のような顔で情報発信するならなおさらである

(この増田自身は好きでやっていることなので別にいいが)

追記

https://anond.hatelabo.jp/20230906123632

2023-06-28

若者ライトノベル離れ 6年で市場半減のショック」の検証

総評数字読めないっぽいし、あまりにも我田引水が過ぎるので、元記事・元データの方を直接読んだ方がいい。あと、検証とは関係ないけどラノベ・なろうへの悪意が尋常でないので一見価値はあり。

(6/29追記総評だけで十分という意見があったので、先頭に持ってきた)

若者のライトノベル離れ 6年で市場半減のショック 作者 らんた

こういうエッセイカクヨムに上がっていたので、その内容を軽く検証してみる。

複数記事を参考にして書かれたエッセイであり、またそれ以外でも指摘の根拠としていくつかのページから引用する必要があるため、出典はなるべく分かりやすく示す。

エッセイ

ライトノベル市場半減のショック

まず2023年6月19日の『週刊文春電子版』をご覧になったであろうか。なんとライトノベル市場が半減したというのだ。私は「note」にて既に2019年にて警告を発したことがあるが「じゃーなんで次々ミリオンヒット作が出てるんだよ」という反論に負けてしまった。だがやっぱり体感的なことまで当たってしまった。

ラノベ市場2016年の302億円(文庫202億円、単行本100億円)がピークとされています2020年は244億円となった。それが20232025年に半減する見込みです。


(「少子化でも、作品劣化でもない…「ラノベ市場」が10年で半分以下に衰退した“意外すぎる理由” | 文春オンライン」)

ttps://bunshun.jp/articles/-/63516?page=3

従来からある「文庫ラノベ」と、ウェブ小説書籍化を中心とする「単行本ラノベ」を合算した数字を見ても、ラノベ市場2016年の302億円(文庫202億円、単行本100億円)がピーである。以降、単行本は横ばい、文庫ラノベは顕著な減少のために、2020年には単行本文庫本を合算して244億円となった。

エッセイ

文庫ラノベ市場に限ると2012年の284億円をピークに、2021年には123億円と実にピーク時の半減以下という悲惨な結果となった

(文春)

ttps://bunshun.jp/articles/-/63516

中学生読書量は微増、高校生はほぼ横ばいであるにもかかわらず、文庫ラノベ市場2012年の284億円をピークに、2021年には123億円と半減以下になった


エッセイ

度重なるコロナ禍での緊急事態宣言ラノベ単行本売上額が「伸びる」わけがないと常識で考えてほしい。このままの下落幅が続けば確実に2023年にはピーク時から半減するという事実を。もしかしたら2023年という数字2024年2025年と1~2年位ずれ込むかもしれない。しかし、それは「誤差」の範囲しかない。

ラノベ全体で計算するけど、2016年の302億から2020年の244億へ、4年で58億減。1年あたり14.5億減として、2023年には200.5億、2024年に186億、2025年でも、171.5億。

巨大な減少ではあるが、少なくともピーク(2016年の302億)からまだ半減はしてないね計算間違ってたらごめん)

そもそも、「このままの下落幅が続けば確実に~」という話をしてて「このままの下落幅」は既に分かってるんだから最初から2026年2027年に設定しときゃいいのに……

エッセイ

で、私は「真のラノベ市場ピーク」って1997年だと思ってるんですよ。なぜかって? 膨大な若年層(厳密には23前後新社会人層)が1996年末頃にラノベ卒業するかどうかの世代に当たるからです。そうです。年約200万人も出生数がいる団塊ジュニア世代存在です。今の18歳人口年約110万人だぞ。それを考えたら真のラノベ市場は1996~1997年ピークで読者のすそ野も大きく、逆に2013~2016年当時は既に1強多弱。つまりごくごく一部のタイトルだけミリオンだしてあとは全滅というのが真相なんだろうしじゃなかったら出版市場額全体が2兆7000億から1兆3000億円(2019年)にまで下がるはずがないかである

2000年代以前のラノベ市場規模の正確なデータが無いのは(たぶん)事実なので、当時の市場規模を想像で語るのも自由だろうが、若年層の人口出版市場全体の規模の比較だけで、97年を「真のラノベ市場ピーク」と断定するのはあまり根拠が弱いと思う。

ちなみに、「ラノベ歴代売り上げランキングTOP40」の中で97年当時に開始していたシリーズは、

ttps://moemee.jp/?p=9493

3位:スレイヤーズ

8位:魔術士オーフェン

11位:フォーチュン・クエスト

12位:ロードス島戦記

の四作となっている。

エッセイ

もう一回言うがおそらくこの金額1996年当時だともっとかいだろう。ただし当時のラノベ文庫本よりも単行本、いわゆるノベルスの方が市場額が大きかったと思われる。カッパノベルスとかそういう奴ね。

えっ、カッパノベルスとかラノベに含むんすか(ノベルス=新書判はふつう単行本とは言わないというのはさておき)

前世紀にはノベルスがバカ売れしてたという話はよく聞くので(例によって正確な市場規模は不明)、それを合わせたらもしかしたら現代ラノベも超える市場規模になるのかもしれない。が、それはもう「ラノベ」の定義問題になるんじゃないか








中学生読者は「青い鳥文庫」などに逃げた

エッセイ

小中学生なのにリストラオヤジが夢見る「異世界転生」なんて願望持つ? 持つわけねえだろw

『怪盗クイーン』のファンレターのコーナー見た? 中学生どころか高校2年・女子ファンレターちゃん掲載されているんだ。完全にもう中高生女子からラノベは見限られてるね。

絶対絶命ゲーム』(角川つばさ文庫)というもの書店立ち読みしてみた。こりゃ大半のラノベ作品は適わないよ

婚約破棄追放処刑時間巻き戻し(人生リセットボタンという意味)・悪役令嬢・溺愛・元聖女様のスローライフ・令嬢様のクーデター物語中高生女子が興味を持つか? 持たないよね。たぶんだぞ。これって実はおばさんの願望なんじゃねえのかってこと。

男は割ともう高校生辺りになると弱者男性層あたりが「異世界転生・俺ツエー・チートハーレム」に興味持つんじゃねえのか。そろそろ高校生男子ともなると己の人生破滅フラグが見えてくる頃だし。

いくら作品上で中学高校舞台にしても「非モテのV-tuberの俺、配信を切り忘れたら~」みたいな奴は所詮中年もてない男の悲しい願望であって実際の中学生が求めるラブコメってのはむしろ『君と100年分の恋をしよう』みたいなやつなんだよ。

検証とは別の話だけど、とにかく悪意がすげえ……



エッセイ

未だに中学生男子が読んだ本ラノベ1位がSAO

読売新聞調査愕然とする結果が出たのね。SAOってもう2008年頃なのよ、たしか。つまり15年時が止まってる。これが高校男子だと一気に「転スラ」になるんだけど。ちなみに総合1位も「転スラ」。

ここで「読売新聞調査」と言われているのは、「学校読書調査」のことだと思われる。

本人が直接どこから引用しているのかは分からないが、全体の結果は以下のツイートの添付画像で読める。

ttps://twitter.com/hachidaioh/status/1586208894950330369

また、以下の記事では、学年ごとの詳細な結果が画像掲載されている。

ttps://gendai.media/articles/-/102358

ttps://gendai.media/articles/-/102359



終わりに ラノベを見捨てたのはたぶん10代女子と中学生男子

エッセイ

乙女ゲームなのになんで学園内に傭兵や従者が学生寮に居るんだよとか今の高校生女子突っ込みたくなるよな。

から驚愕の事を書きます

(以下、乙女ゲーものの新文芸に対するツッコミが続く)

これらを考えたらそりゃ中高生女子の読者は今の異世界恋愛ものに怒るよな。

エッセイ執筆者、恐らくそれなりの年齢の、恐らくは女性だと思われるのだが、作者自身の不満をぶちまけているようにしか見えない。

【おまけ】超少子化なのになぜ中年層にターゲッティングするのが間違いなのか

エッセイ

これ答え簡単ですよね

1:仕事でそれどころじゃない

2:OFFタイム独身時代ならラノベを読めたかかもしれないけど結婚生活後だと夫に・妻に気持ち悪がられて読書不可

1は完全に他の小説にも当てはまるだけの話だし、2はどういう夫婦観だ……?

仮に、既婚者は配偶者と一緒にいる時には絶対ラノベ読めないというのが真だとして、じゃあ未婚率が上昇してる現代はむしろ大人向けラノベには追い風ということ……?

【おまけ2】読まれる=売れるではない - 若者のライトノベル離れ 6年で市場半減のショック(らんた) - カクヨム

エッセイ

から出版時に編集者からラノベじゃ食えません。絶対サラリーマンを辞めないでください」って念を押されるし公務員場合上司に申し出て印税収入分は勤務自治体に全額寄付にするのが一般的だ(国家公務員場合は国に寄付する)。

公務員副業としての執筆活動の扱いが微妙なところなのは事実だろうが、「印税収入分は勤務自治体に全額寄付にするのが一般的」という話は少なくとも検索では見つからなかった。

(参考:「公務員をしながら怪異妖怪本を35冊以上出版! 作家・在野研究者朝里樹さんが今のスタイルに至るまで | WORK MILL」)

ttps://workmill.jp/jp/webzine/yokai-asazato-20221025/

朝里さんは公務員作家の二足のわらじを履いていると伺いました。公務員でも副業OKなのですね。

決まった勤務体系がないものでしたら、申請さえすれば副業できます



エッセイ

でね、高ポイント勢のWEB作家に言いたいけど無書店地域とか大型書店すらもあちこち潰れてるってニュースを何で見ないのかなって思うんだよ。本当にラノベが売れてたら書店があちこちで閉店するわけがない。

書店バタバタぶれるほどの出版不況なら、ラノベ市場も当然その煽りを受けるだろうというだけの推測ならまあ分かるが、それは他の分野も同じことだろうし……(むしろ規模が大きいところほど影響は大きい)

エッセイでも書かれていたように、2022年出版市場全体は1兆6305億円。2020年だがラノベ市場は244億円しかない。オタク書店などなら多少割合は大きくなるとしても、多少ラノベ好調だろうが不調だろうが、本屋運命を左右するほどとはとても思えない。

anond:20230628181817

いやだから

フォーチュン・クエスト結構しっかり背景世界を描いているって話をしてるんだけど

そのガワとして、レベル冒険者カードだが出てきたら

もうだめだぁ、おしまいだぁってなるって話でしょ?

anond:20230628173353

フォーチュン・クエスト結構骨太ファンタジー世界が書かれてるけど

そのガワにレベルとか冒険者カードとか出てくると

「だから

本格じゃないって話になるわけでしょ?

まらん話だねって感想なんだよね

anond:20230628172644

フォーチュン・クエストが受け入れてもらえないのは冒険者カードだと思うわ

あの設定が画期的ではあるけど、あれのせいでまるでゲーム世界にいるような話をファンタジーって呼ぶようになった

「ちげぇし、これバトルとか超かっけぇし」

本格ファンタジー議論する奴には

ドラゴンランス戦記とか、隣り合わせの灰と青春とかを読ませてみて

意見を聞いてみたりするのが良いと思うんだよね

その人の本格成分を試す試金石

私はフォーチュン・クエストとか結構本格ファンタジーしてると思うんだけれど

ダメだって人が多そうだよね





ぶっちゃけ、この「本格」ってのはさ

それを語る人間人格を貶めない

ために設定されるもんであって

から、「ネットスーパーとかだめ」と言っちゃうんよ

普段アニメを扱き下ろしていても自分が楽しみたい場合、なんだかんだ理由を付けて「楽しんでいい物」にする

スラムダンクが顕著だけど、ワンピースでそれをやる奴もいる

名誉リア充コンテンツ

そういう類のものしかない括りよ

それが指し示すのは

ボクが楽しんでいるのは本格ファンタジー低俗な物じゃない

しかなく

中学生書店灼眼のシャナを読んでるのを見つかって

「ちげぇし、これバトルとか超かっけぇし」

みたいに行う言い訳の延長線上よ


anond:20230627221625

2023-03-23

ラノベって世代バラけすぎてて読者層よくわかんなくね?

俺は38歳(1984年まれ)だけど、たぶん電撃ゲーム小説大賞ぶっささり世代なんだよね。

ブギーポップは笑わない」の発売が1997年でちょうど、中1か中2の時に出会ってる。

この辺はかなりのラノベブームだったはずで、

フルメタルパニックキノの旅イリヤの空とか相当流行ってた。

 

で、俺らよりちょっと上の世代の連中がいるはずで、こいつらは

ロードス島戦記1988年~。アニメ1998年)」

スレイヤーズ1990年~。アニメ1995年~)」

フォーチュン・クエスト1989年~。アニメ1997年)」

あたりからラノベにハマってた組。

俺ら電撃ゲーム小説大賞組はこれらの作品をまずはラノベとしてよりはアニメとして摂取した組になる。

後追いで読んでた奴らも多いとは思うけど。

 

で、たぶん次の世代深夜アニメ原作世代

涼宮ハルヒの憂鬱2002年~)」

灼眼のシャナ2002年~)」

ゼロの使い魔2004年~)」

とある魔術の禁書目録2004年~)」

この辺をメインに摂取してた奴らって今は30代前半くらいだろ。

ワイはこの辺でもうラノベから脱落してた。

 

その次がいわゆる”なろう(厳密にはWebラノベ)小説時代か?

ソードアートオンライン2009年~)」

おまゆう魔王勇者2010年~)」

さすおに魔法科高校の劣等生2011年~)」

以下続く

おじさん、もう完全について行けてないけどイベントとか見てると

20代の連中も活発に参加してるのを見かける。

おじさん、クソイベント運営会社でクソこき使われてたからね……

 

からラノベラノベとして認識されてきた時代から考えると

ラノベ読者で50代ってそんないねーと思うんだよな。

ラノベ一期世代(その前にジュブナイル小説世代かいるかもしれんが)でも

まだ40代じゃねーか?

 

TWIGY

ライトノベル的な作品もっとからあったとは思うんだけど、ライトノベルライトノベルとして認識、分類されたのが1990年頃という言説があって、実際会社の上の世代ラノベオタクの先輩に聞いてもロードス島戦記最初のほうはライトノベルとは言われてなかった(ファンタジーノベルという文類だったとか)的なサムシングを聞いたので、ラノベラノベになった1990年頃を一期世代にした。

2022-05-22

昔のアニメが好きだ

まりアニメを見ない私だがスパイファミリーがあまりにも面白いのでこれだけ見はじめた。

そんな私が昔のアニメ面白かったのをいくつかピックアップする。

時代的には1990年代までにする。2000年以降はみんなの記憶では新しい方だろう。

おちゃめ神物語コロコロポロン

ポロンが可愛いエロスエロいというわりにそこまででもなかった。原作と比べるとアニメ版は可愛さ重視だった感じ。

魔法スターマジカルエミ

そこはクリーミィマミだろ!と言われそうだけど、恋心の甘酸っぱさはこっちの方が好きだった。OPEDも作り込まれていて好き。

ミラクルジャイアンツ童夢くん

OP「ボクらの夢によろしく」は名曲勝俣州和が居たグループが歌っていたんだぞ!と言ってもわからない人が少なくはなかった。メロディ可愛い

キャッツ・アイ

OPEDが秀逸、あれが夕方放送されていたという思春期いじめは忘れない。

YAWARA

柔道アニメといえば、やっぱりこれが浮かんでしまう。ミラクルガールは名曲です。

魔神英雄伝ワタル

おもしろかっこいいぜ!なんとなく見てしまい、そのまま見続けた作品。これもまたOPEDが秀逸

魔法のエンジェルスイートミント

不遇の作品魔法少女は売れる!はずだったのに、そこまで熱狂的なファンは居なかった。あ、でも私はかなり好きです。歌も元気になれます

ピグマリオ

漫画版打ち切りもあったが復活を果たし、アニメ版も後半は微妙な感じがあったが、それなりに面白い

GS美神

漫画アニメもなかなかおもしろかった作品。ちち!しり!ふとももーッ!!の回は今もお気に入り

メタルファイターMIKU

よくわからない作品。そしてよくわからない間に終わり、よくわからないままゲーム版アニメの続編という立ち位置になっていた。未だによくわからないがなんとなく気に入っているアニメ

バーチャファイター

ゲームでおなじみのバーチャファイター千葉繁ナレーションがなかったら、あまり見なかったかもしれない。いわゆる愛が足りないぜ。

フォーチュン・クエストL

ノベルアニメになりました。作画が手抜き…というか、急ピッチで作ったのか、よっぽどケチって作ってしまったのか、様々なところに不満の多い作品。それでも原作が好きなので見てしまう。いわゆる愛は足りていた。

下級生

アダルトゲームなのに、一般向けで出ると思わなかったアニメ。美雪ちゃん可愛い


昔のアニメは、結構むちゃぶりなものが多いのだけれど、面白いのは結構ありました。

2021-01-22

anond:20210121202723

「お米をタテに食べたんです」でやり過ごせ

なお、あさりちゃん分岐するパターンフォーチュン・クエスト分岐するパターンとがある

2020-12-11

anond:20201210212056

言うて2000年ぐらいなら5chに限ってもあちこちで「地雷」が使われとったで。

現在でもよく使われる「地雷女」の用例

34 :名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/09(水) 03:25

彼女ってやっぱ特別存在から

そういうゲッスイところには名前さえも出てきて欲しくない、

と男は思うもんだよ。自分の下衆な行為は棚に上げても。

セフレ相手にそんなこと聞かれたら萎えるね。

自分なら切る。

粘着質っぽいし、地雷女の要素アリだから

ラノベスレ

57 :名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/03(月) 22:19

フォーチュン・クエスト」「デルフェニア戦記」「創竜伝

どれもシリーズとして長いだけに,買ってしまうと地獄を見てしま作品

何も知らない入りたての購買層が酷い目に会う前に,こんな地雷はさっさと取り除けっ!

子どもに悪影響が出るわっ!

140 :名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/18(土) 05:06

他の感想が欲しい。

地雷は踏みたくなーい。

他の作品は少なくともDクラ並のレベルはあるんですか?

同和地区スレ

403もっこす2001/02/02(金) 23:25

>398

やめときなさいよ。自分地雷を踏むことはない。あそこは地元人間しかも、ご近所と言うより、そのものずばり、一緒にいる人しかからない。関係者の間でも大阪市内で一番うまくいった地区といわれています。いったん地名が出れば、そこにすむあなたも含めて迷惑する人が出ます

風俗店スレ

137 :名無しさんピンキー:01/11/29 20:39

134ですが、アリサ様は多分、皆さんが言う「地雷」の部類に含まれると思われます

明らかに特定コミュニティに留まらない幅広い層が使う表現として広まっとるやろ。

特にライトノベル」と「風俗嬢」の当たり外れを「地雷」と表現するのはこの時点でスラングとして定着しとる。

とてもエロゲ発祥用語とは思えへんで。

2020-06-20

なろうにファンタジーものおすすめありますか?

なろうにファンタジーものおすすめありますか?

いくつか読んだら、本格ファンタジーを求める自分としては読むだけで吐き気を催す作品しか見つかりませんでした

フォーチュン・クエスト」や「ゼロの使い魔」「スレイヤーズ」みたいな本格ファンタジー作品はなろうにありますか?

2020-04-11

ネト充のススメのような作品

ファンタジー冒険も読みたいけどネットゲームでの冒険が見たい

俺ツエー系ではなく誰かが冒険している青春の1ページを覗いてみたい

何かお薦めはないですか?

好きな作品フォーチュン・クエスト幼女戦記フェアリーテイルファンタジー色があれば殆ど見れます

2019-07-26

CoCエモいうちよそが嫌いだ

タイトルの通りである

私がTRPGというものに触れてから、もう8年近くが経とうとしている。

元々幼少期から存在自体は知っていたものの、それはダンジョンアンドドラゴンズなどに代表されるファンタジーのものだった。当時愛読していたライトノベルフォーチュン・クエスト」の影響もあるのかもしれない。

だが、ニコニコ動画クトゥルフ神話TRPG(以下CoC)のリプレイ動画が莫大な人気を博したあの瞬間、それまで見向きもしなかったであろう層が、斜陽であったTRPG界に一斉に興味を示した。

それはとても素晴らしいことだと思う。前述のとおり、私もその流れに乗って本格参入したクチだ。消費税が8%になる直前にはいろんなシステムルールブックやサプリを買い漁った。

発展したインターネットTRPGの相性もすこぶるいいもので、遠く離れた人ともツールを使えばリアルタイムにロールプレイしあえてダイスの結果を共有できる。冬の時代を現役で感じていない私のような若輩者が口にするのは何様だともなるが、いい時代になったなと今でも痛感する。

とりわけメインで参加しているシステムはやはりCoCだ。人智を超えた生命体への恐怖という題材が好きというのもあるが、それよりも大きな理由は「プレイ人口が多いから」だ。界隈が違えばまた変わってくるのかもしれないが、私の周りには大体みんなCoCを知っていて、それ以外のソード・ワールド2.0ピーカーブーなどに目を向けるとプレイ人口冗談抜きで半分を下回る。なんなら「CoC以外はやりたくない」と言う層もいるので、布教すらさせてもらえない。チャイム越しに追い返されるセールスマン気持ちがなんとなくわかるような気がした。

そんな弊CoC村だが、ここ数年でやたらと所謂うちよそタイマン流行りだした。KP側の作成したPCと、PLが用意したPCが濃密な関係を組み、愛と勇気の力で宇宙的恐怖を退けるアレだ。

TRPGの遊び方というのは千差万別、卓の数だけ物語がある。それは重々承知しているつもりだ。

けれど、私にとってのCoC本来特別な力を持たない(ほんの少しだけ生業への専門知識を持っているかもしれない)ただの人間の探索者が知恵を絞り不可解な謎に挑み、その先で神と呼ぶのもおぞましい存在に圧倒され自らの矮小さに慄くシステムだと自己解釈しているために、どうも首をひねらずにはいられない。

pi●iv製のシナリオを見てみると「突然意識を失い、目が覚めたら見知らぬ空間にいて、そこには囚われたor記憶を失くしたKPCがいた。脱出するにはKPC犠牲にしなくてはならないが謎を解き明かせば二人揃って無事に生還できついでに二人の絆を証明するアーティファクトが手に入る」的なものが5件に1件くらいの確率ねじ込んである。その中でもシナリオ背景に「ニャル様が暇つぶしに二人を試しました☆」だけしか書いてないものを目にしたときは頭を抱えた。

いやもうそクトゥルフ神話要素ほとんどないやん????バッドエンドで視界暗転する瞬間に「やれやれ、君たちにはがっかりだよ。さて、次のおもちゃを探しに行こうかな」だけ言い残すニャルラトテップ御大化身だけでは???

いやそれだけでも出てくるのならまだいい方だ。中には「自作世界観再現したので神格宇宙的恐怖も一切関係ありません」なんてシナリオゴロゴロ転がっている。それなら“クトゥルフ神話TRPG”のタグを付けないでほしいし回すKPも事前に告知してほしい。こっちはいあいあしにきてるのだから

なんだか本題からずれてきている気がする。

うちよそ自体否定しない。最初はそのつもりじゃなくても幾度か同卓をして交流を積み重ねた結果恋仲や相棒になったPCたちもいることだろう。

ただ、うちよそありきでキャラメイクをしシナリオを選びとなると正直もっとうちよそに適したシステムは世の中にごまんとあるわけで、ただでさえロスト率や後遺症を貰ってくる確率の高いCoCに向いた遊び方ではないと思ってしまう。

例えばネクロニカやダブルクロスなんかはPC同士でロイスや未練といった感情を伴った絆を結ぶことでクソデカ感情生成システムを生み出している。これらはファンタジー色が強すぎるが、現代日本ステージであるならばインセインPCそれぞれに「秘密」が割り振られ、その内容がPC同士密接に絡み合っていたりする。

これら以外にも、もっとうちよそに向いたシステムがあるのに彼女らは尚もCoCに拘っている。神話成分が微塵も残っていない話でオタク好みする都合のいい展開にエモいエモいと泣いて有難がっている。億が一ロストの道を辿っても、今度は「ロスト探索者専用シナリオ」を用意してきて死の淵から蘇ってきてまでうちよそをしようとしている。もはや執念だ。

結局のところ、システム二の次なのだと思う。感動的なロールプレイをしたためたいだけなのだ。そこまできてしまったのなら、もう“テーブルトークRPG”というジャンルよりも“なりきりチャット”の方がいいだろう。私も中学生の時にオリキャラなりきりチャット掲示板で長ったらしい割にはわかりづらいロルを回してはよその子交流を深め恋愛関係を結ばせていただいたことが何度かある。あちらにはほぼ“判定”というものがない分、よりPLにとって都合のいい展開に持ち込めていいんじゃなかろうか。

ここまで書いて、ただの自分好き嫌い解釈違いというだけのクレームまがいな文章になっていることに自分で引いた。

タイムラインに流れてくる「CoCタイマンしてきた〜♥恋仲になりました♥」と心底嬉しそうな報告ツイートに、ふぁぼも祝電リプも送れない意地悪な自分に嫌気が差すし、かといって界隈から離れるには横の繋がりが多すぎて村八分状態になってしまうのが寂しいと抜かす、ただのかまってちゃんで我儘なプレイヤーだ。

追記

あれからすっかり参ってしまって、TRPG用のアカウントログインしない日が続いていたら10月頭あたりに学級会になってたらしくびっくりです。たいたい竹流さんまで言及する事態になってるとは…。

2ヶ月越しに意見を漁りまくってたんですが、賛同理解を示してくれる人もいれば口出しせずに放っといてくれって人もいて賛否両論でした。そりゃそうだ。タイトル攻撃的だったのが燃え広がった原因なのかな?

「合わないなら離れればいい」という意見をとても多く目にしたのですが、当記事言及ぶら下げてくださってる方が仰ってる「居場所侵蝕されたがそれだけを理由に切れるような浅い間柄ではない」ってのがまさにその通りで、だからこそ苦しかった。こんなグチグチした恨み言を書くような性格してるから必然的友達も少ないし、その少ない友達がそんなことになってさら孤立してしまったような気分になってしまったというのが本当のところで。

一度恨んでしまえば対象が何を言っても気に障ってしまう性分で、そんなタイムラインを見続けるのも精神衛生上良くないと思ってひっそりミュートしてたら今現在その界隈とは疎遠になり、晴れてぼっちになりました。万歳!!

いやね、元から書いてたんですけどシナリオを経た結果うちよそに発展するのは全然いいと思うんですよ。それも一つのロールプレイだと思ってますし、なんなら私にもそういうルートを辿ったPCがいます

過激派繊細ヤクザすぎて言語化がひどく難しいんですけど、うちよそすることを大前提キャラメイクしたり、ただダラダラと中身のない会話をするだけで生還報酬1d10貰ったり、初対面から仲良くなり喧嘩したりなんだりで段々と惹かれ合い告白し愛を深め身体を重ね合わせプロポーズして結婚式!って流れを全ッ部「クトゥルフ神話TRPGシナリオ」にして経験してて、お前は24時間365日神話事件に巻き込まれてんのか?っていうようなやつが本当に本当にダメで…そこまで神格に寵愛を受けてるのなら今頃ドリームランドか外宇宙へご招待されてるのでは?ってなってしまうんですよね。

言ってしまえばこれもただのいちゃもんです。私が嫌いだから見たくない!っていう近頃流行りの“お気持ち案件”です。当時元身内たちに言いたくても言えなかったフラストレーションが積もり積もってキレ散らかしながら書いた散文だし、こうやって拾い上げられて学級会の議題に据えられることなんて想定してなかったし。

けど、こうやって苦しんでたのが私だけじゃなかったことがわかったことはちょっとだけ安心しました。

書かれそうだから先に書いとこう

今日も女は面倒くさい 師走も女は面倒くさい

2018-09-11

anond:20180910200206

昔はノベルスという単行本未満、文庫以上の新書サイズミステリが量産されていた。

これはもちろんスレイヤーズフォーチュン・クエストといった文庫サイズファンタジーSF古典ラノベとは一線を画していた。おっさん向けの時刻表ミステリなんかもノベルスでたくさん出てた。ミステリインテリぶった大人が読めるエンタメだった。

講談社ノベルスは人気ミステリをいくつも抱えたブランドだった。

新本格ブームでみんな講談社ノベルスを読んだ。若者も取り込んだ。

そんな最中ミステリとして出たのが姑獲鳥の夏だった。

アンチミステリとして異質なものとして注目された。

人気が出たことによりメフィスト賞なんてものが作られ、キャラ主体の変な小説が量産されることとなり、今のラノベ文化につながっていった。

大衆小説児童書しかなかったミステリラノベにつなげた走りだな

2018-04-25

今だからハイクオな原画アニメをやってほしい作品小説漫画ゲーム)を教えてほしい

わしは…よぼよぼのおっさんじゃからの…。

フォーチュン・クエストを頼むぞい…。

2018-03-18

フォーチュン・クエストって今どうなってる?

『待っていたクエスト』あたりで、いろいろと付いていけなくなって脱落した。

wikipedia を見ると未だに新刊が出続けているようで、筆者の継続する力には感服するし、

もう何年も新刊が出ていない某シリーズファンとしては、半年~1年で新刊が出るシリーズは羨ましい限りだ。

後付けのシドの剣とかキットン族とかはどうでもよくて、

唯一初期から続いていて解明されていない、ルーミィやエルフについては描写されたのだろうか?

そこだけが気になる。

2017-06-20

https://anond.hatelabo.jp/20170620092339

中学生ときスレイヤーズど真ん中世代だったんで一応全巻読んでたけど、当時もそれほどすごく面白いってわけではなかった。

個人的にはフォーチュン・クエストの第1シリーズのほうがずっと夢中になれたし面白かったんだよなー。

あ、あと小学生のころから読み始めたゴクドーくん漫遊記面白かった。

今じゃ信じられないだろうが、中村うさぎラノベ小説家だったんだよ!

ゴクドーくんシリーズは本当に面白かったのに、なんで中村うさぎあんなふうになってしまったんや・・・

で、まあスレイヤーズ小説微妙で、あくまアニメありき、林原めぐみありきって感じでしょ。

あとこれは余談だけど、当時父に(私は母子家庭育ちだが、数ヶ月に一度くらいは父に会っていた)「本とか読んでるのか?」と聞かれて、真面目な本は読んでなかったから「スレイヤーズって本を読んでるよ」などと答えてしまい、「スレイヤーズって殺し屋たちって意味だぞ? 分かってるのか? そんな本を読んでるのか」と詰問されて傷付いた思い出がある。今思い出しても言わなきゃ良かったと胸が痛む思い出( ; ; )

2015-08-04

http://anond.hatelabo.jp/20150804153825

こんだけ間違いを指摘されても全く直す必要がないと思ってるのがラノベ作者のラノベたるゆえんなんでしょうかね

作者はラノベではありませんね。「ラノベ作者のラノベ作者たるゆえん」とするべきでしょう。

普通の人なら勉強とかしてちょっとでも質をあげようとするもんなんだろうけど、世の中にラノベというジャンルができてから洗練されるどころかどんどん文章の質が落ちて来てることを考えるとそこまでのもんなんだろうなと思ってしまうよ。

「とかして」「するもんなんだろう」「落ちて来てる」「そこまでのもん」などは質の高い文章とは言えないですね。直しましょう。

ロードス島戦記とかフォーチュン・クエストとか当たりがリアルタイム流行してた頃はまともな文章が多かったのにね。

「当たり」は「辺り」に直すか「あたり」と開きましょう。

リアルタイム流行してた」は意味不明表現なので単に「流行していた」としたほうが良いのではないでしょうか。

ラノベすらも読まない人間はこのように質の低い文章を書いてしまます

増田のみなさんも気をつけましょうね。

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