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2024-04-19

岡崎律子メロキュア

岡崎律子を知ってる人は多くないとは思うけど毎年この時期になると思い出してしまう。

いたたまれないこのモヤモヤを一旦出力しておこうと思う。

そのうちどこかの記事にまとめるかもしれないけどそうなっても許して欲しい。


2004年3月17日彼女リーダーをしていたメロキュアベストアルバム『目処ディアスハードキュア』が発売された。

彼女の作る楽曲歌声は俺の荒みきった心にスーッと染み渡る即効性があった。

本当に生活や世の中への不安共感してもらえたような気持ちになれた。

本当に完璧アルバムなので一度聴いて欲しい(DM)。


CDが発売されてかしばらくしてストアイベントをやるとの告知が出た。

しか突然だったと思うけど当時飛ぶ鳥を落とす勢いで調子にのっていた俺は

「こういうのは発売前に告知しろコロムビア常識が無いのか!?

「もうアルバム買っちゃったしどうすればいんだ!」

などと思ったのかもしれない。

このあたりの記憶曖昧だ。


渋谷HMVでのイベントアニソンには似つかわしくない場所だよなと感じたのは覚えている。

そもそも当時44歳の彼女は表に出てくることはほとんど無いのだ。

俺は勇気を振り絞ってヤングの街渋谷の領域に行く決心を固めた。

今にして思えばこれは虫の知らせだったのかもしれない。


イベント当日の2004年4月6日渋谷場違いな俺、いや、俺達は100人くらいだったと思う。

HMVCD売り場にちょこっと作られたイベントスペースに集合させられた。

表現は悪いかもしれないが、ソーセージ試食や半額弁当に群がるハイエナの如き様相だった。

鎖で囲われ脱出不可避の晒し状態になりイベントスタート

ハイエナ共を囲った鎖の外には望月久代も来ているのも確認できた。

明らかに業界人じゃないし通りすがり一般人でもない普通の人が何人か認められた。


ミニライブではあったが彼女の肉声は本当に最高だった。

この時受けた感銘は一生忘れることはない、し、この気持に異論を唱える人は誰ひとりいないと思う。


彼女は『ふたりのせかい』では振り付けまで披露してノリノリだった(この振り付けはこの楽曲を耳にするとついやってしまうくらいお気に入り)。

MCでは(別に嫌というわけじゃなかったけど)はしゃぐ彼女と、イメージとの違いに若干の違和感はありました。

相方日向めぐみも「リーダーはしゃぎすぎだからもっとおさえて!」と訝しげにしていた。

握手会でも彼女は丁寧にコミュニケーションをとっており、日向の流れ作業とは本当に対象的だった。

ものすごい牛歩だったけど、そろそろそのくらいで!とか声を荒げるスタッフはいなかったのも印象的だったな、やるじゃんコロムビア

このイベントに本当に参加してよかったと心の底から思えた。


そしてそれは突然訪れた。

イベントから1ヶ月後の2004年5月12日彼女訃報読売新聞掲載された。

彼女2004年5月5日敗血症ショックのため永眠した。


俺達は知るすべは無かったか2004年6月6日読売新聞の追悼渉によると1年ほどの闘病生活だったそうだ。

2003年5月に胃ガンと診断され翌月から入院、病室にキーボードを持ち込みでクリエイティブ作業継続

(ちなみにこの記事掲載された彼女写真2004年3月撮影されたものであった…)。

日向めぐみ望月久代の「なんて目をするんだ…」という様相は俺達に向けられた侮蔑眼差しではなかった。

場違い普通の人たちはケアマネさんかもしかしたら医療関係者だったのかもしれない。


このような状況下で『メロディアスハードキュア』は造られ俺達に届けられたのだ。

突然のイベント告知は彼女の体調次第、おそらくは彼女わがままを押し通したのだろう。

正確なところを知るすべは無い…しかし俺は感じ取ることは出来たのだ…

anond:20240419115939

そういうことするのは権力をもった人類として普通ムーブ

 

プーチン普通じゃないのは、そういうことしてるのにクーデター罷免にならないってところ。

トランプ場合は頭おかしくても裁判になったりするわけだ。

イスラエル場合は、どうなんだ? どれくらいの権力でどれくらいの民主主義なんだ。

大谷翔平のせいで犯罪者にされた水原かわいそう

大谷翔平が「毎月銀行口座の残高チェックしてニヤニヤしてるんです」とか牽制しておかないからでしょ。普通の人にとっては大金を粗末に扱ってるからとられるんです

社員

野生?の組織的小人族が助けに来た時点で冷めてしまった。思ってたより普通の展開でただの漫画だったな感が凄い。そこまで猛プッシュしてる理由が判らない。

前回絶対読まなきゃ損みたいなエントリ書いたから引っ込み付かないのは判るけど、ダメな物はダメって認めなきゃダメだよ。社員乙 anond:20240418154045

anond:20240419063414

チンチロとかそっちの用語を流用しただけなんじゃないの

例のアカギのシーンでは八木赤木の打ち筋を確認するために「見」に徹したけど

普通雀荘って空いた席に次から次へと案内されるんだから見もクソも無いし

職場雑談って8割が他人職場悪口だよな?

だって他に話すことなんてなくね?

日見テレビの話とかしても同じ番組なんて見てないんだしさ誰も。

共通話題といえば仕事で付き合いのある人間のものぐらい。

そんでまあ人間の話なんて始めたらまあ大体悪口になるでしょ。

誰々さんって変わってるよねーから始まって「まあ個性だよね」「アスペルガーって奴かも知れないからそっとしておこうかー」で終わる感じ?

自分基準での「痩せすぎ」「太り過ぎ」「飲まなすぎ」「健康に気を使いすぎ」「自炊アピールやりすぎ」「自炊してなさそう」とか好き放題言うわけだが、お互い様から別に問題ないっていうか、そもそも心の中でそういう風に思ってるんだからどうせ口に出さなくても一緒というか。

人間話題にした雑談をやたら否定する人って、単に自分他人に興味がないだけでしょ?

それか自分他人と違って世の中の本質的な難しいことを考えているから、身近な人間きのことでいちいち口や耳を動かす暇はないって調子に乗ってるんじゃないの?

結局さ、近くにいる他人のことをこの世界に何十億といるモブキャラの一人だとしか思ってないから全てがどうでもいいんだろ?

そこに一人の人間の数十年というドラマがあるってことを感じ取れる普通人間は差、そこに興味を持っちゃうのが当たり前なのよ。

まりね、他人悪口で盛り上がりすぎだろと言ってる奴らは別に心優しいから人の事を変に言わないんじゃなくて、他人のことを社会を動かす歯車ぐらいにしか見てない冷血動物から他人の全てがどうでもいいんだよね。

まあつまりは、自分を優しいと思ってるけどその理由は優しいという概念理解するための共感能力そもそも身についてないだけのサイコパスってことよ。

なぜ絵師は生成AIを憎むのか ~機械翻訳との類似性に着目して~

絵を描かない連中が永遠に理解してくれないから、屋上屋を架すことになった。いい加減理解してくれ。

審美眼がないねんお前ら

暴論だけど、言ってしまえばこの一言に尽きる。

少しでもデジ絵を触ればわかるんだが、生成AIで出力しただけの画像は、見ればもうAI産だとわかる。なんもしてないんだなって。こいつ何も考えてないってわかるんだよ。手が3本生えてるとか、髪がめちゃくちゃとかじゃなくて。もうコンテキストがない。わかるかなぁ。

絵を描くときには基本的目的があって筆をとってるわけ。そうすると、何処を描き込んで、どこを描き込まないかっていう、気圧の差っていうか、そういうのが産まれるわけ。

これは絵を描くことが楽しいバーサーカーでも同じ。そういうやつはだいたい、普通はそんなことまでやらんってことをしてくる。こいつやりおったって。そういう、画面の向かいのニンゲン意思が伝わってくる。何を伝えたいのか、なんとなく伝わってくるわけ。これはなにも高尚なメッセージじゃなくても、「金髪のチャンネー最高!」とかでもいい。本当に何でもいいが、おれたちはそのメッセージと、メッセージの伝達方法の工夫を楽しみにネットの絵を見てるわけ。

でも、生成AIから「出しただけ」の絵はそうじゃない。そういうのはもう気圧がめちゃくちゃ。おまえこの絵のどこを見てほしいの?何を伝えたくて書いたの?何もわからない。その結果、おれたちはどうでもいい天井のシワを見つめて、お前たちが伝えたいのはこれなのか……?っておそるおそるプロフを見に行って、やっぱAIじゃねーか!ってなる。全く無駄行為だったわけだ。そこに意図なんてなかった。誤解したおれが悪かった。そんなことを繰り返した結果、絵を見た瞬間に「それが生成AI産なのか」がわかるようになった。

最近はもう「その雰囲気」を感じ取っただけで見るのをやめてる。昔から知ってる神絵師だけをフォローして、新しいメッセージを、たまにしか降ってこない甘露を、延々と待つようになった。pixivをディグるのはもうやめた。イラスト凝視しても得られるリターンが担保されないので、虚しいからだ。

リターンがなければ、無視すればよろしい。それが黄金則だ。絵師と生成AI絵師別世界棲み分ければ良い。実際、生成AIにもメリットと独特の良さがある。それは認めるところである

だがしかし絵師には絵師なりの理由があって、今日まで生成AI許すまじと論争を続けている。ある問題があるからだ。

それは、生成AI丸出し、なんのコンテクストもない画像が、何故か一部民衆に受容されつつあるということだ。

他の、著作権がどうのという問題は、絵師共通で抱えている嫌悪感すり替えに過ぎない。無視したいが、なぜが周りの民衆無視しないから、何かの理由を付けて批判せざるを得ないのだ。

冒頭で、審美眼がないと言った。それは一部の生成AI絵師もそうだが、何よりあれを「手書き並のクオリティ」と持て囃す消費者層を形容した言葉だ。

少しでも絵を触ったことがあれば、生成AIファーストインパクトは「へーすごいね。でも仕事にはならないな。すげーおもちゃだ」だっただろう。それなのに一部の消費者層は、これを大変有り難いと言わんばかりに使い始めたわけだ。

おい待てと。これのどこがいいんだと。じゃあお前らはいままで俺たちが描いたもののどこを見てきたんだと。

当然、嫌悪感を抱く。だが、「だってそれ生成AIで出しただけじゃん!」と伝えても、彼奴等は首を傾げるばかり。

最近は、どうみても実写丸出しの自称アニメ」がニュースに載った。何より驚いたのは、あれにゴーサインを出した報道である。絵に対する恐ろしいまでのリテラシーのなさだ。あれのどこが良いと思ったのか、まるで理解できない。仮にもアニメ制作会社関係のある会社の振る舞いがこれかと、閉口したものだ。

どうせ伝えても伝わらない。そのうち、この嫌悪感を「そういう層」に伝わるような問題点にすり替え問題を論ずるようになった。やれ著作権が、権利が、そういったものに。

だが、それらは理論上は手描きでも可能で、AI独自問題じゃないということは、誰にだってわかる。だから平行線なのだ

このままだと何様だよで終わるので釈明させてくれ

この感覚は、なかなか伝わらないらしい。だから比較的広い層に伝わりそうな類例を持ってきた。

それが機械翻訳翻訳者関係性だ。

機械翻訳もまた著しい発展を迎えた界隈である。が、機械翻訳だけで全てが事足りるとは思っていないはずだ。

これはアカデミックに属したことがあればわかるが、英語論文機械翻訳して読む、という行為にはまったくの意味がない。著者が伝えたい事実を、機械翻訳考慮しないからだ。そのうえ、業界の慣習を無視した翻訳がなされるので、その翻訳された文章意味はない。なんとなく読んだ気になるだけだ。

小説もそうだ。ハリーポッターでもなんでもいい。あれらの「機械翻訳版」と「訳者監修の日訳版」どっちを手に取るか。当然後者だろう。

そうした現状にあるのに、海外製品公式ドキュメントは多言語翻訳版を機械翻訳によって作成する。「機械学習により作成されたため、不正確な場合があります」と但し書きを付けながら。

これはビックテックであっても例外ではない。訳者を雇う金はありながら、正確な訳を提供しない。

なぜか?日本語話者なんてよく知らないし、どうでもいいからだ。

その結果、ネットには不正確な日本語が溢れている。

日本話者にとって、日本語の質なんてどうでもいいからだ。

それでも有り難がる連中がいる。英語を読めない層だ。そんな不正確な日本語読んでる暇があったら英語勉強した方が早いよと伝えても耳を貸さない。それで満足している層に恐怖する。機械翻訳版を読んで何かした気になっているニンゲンの、その感性に恐怖している。それは天井のシミなんだって。そこに別の人間が伝えたかったメッセージ存在しないんだと、伝えても伝わらないことに恐怖している。

この関係性が、生成AIとその消費者層に類似している

というわけだ。

現在抱えている嫌悪感のその本質は、「メッセージ性も何もない破綻した絵を持て囃す連中の審美眼が信じられない」ということになる。

さらに恐ろしいのは、彼らが生成AIの発達とともに、その審美眼と理性を失ったわけではないということだ。

彼らとて、三歳児の落書きと、絵の修練を積んだ人間の描いた絵の区別はついていた。だから絵師たちは自分たちが絵に込めていたメッセージ市井に伝えられているのだと信じることができた。それを感じ取ってくれているからこそ、自分市場に支持されているのだと信じることができた。

が、今は違う。

生成AIから出しただけの画像手書きとの区別もつかない連中がいるのだと知ってしまたからだ。

から自分の支持者の中にそんな「肯定派」がいないか魔女狩りもしたくなる。それを肯定する気にはなれないが、その絶望理解できる。

そうせざるを得ないのは、少しでも正気に戻ったら「生成AI丸出しの画像クオリティでいいなら、おれたちこんなに心身削って絵を描く意味ないじゃん」と気付いてしまうのを避けているからだ。

高精細なイラストなんていらなかった。市場がそれを求めていなかった。顧客は、一分で生成された「なんかよさげ画像」に吸い寄せられていく。なんだよ。それでいいなら、おれたちこんなに描かなくて良かったじゃん。

そして、この価値観が行き着く先は、「誰も作品に込めたメッセージ理解してくれない」「誰も自らの磨いた技術評価してくれない」という絶望世界だ。

それが繰り返されれば、当然続ける意味もなくなる。そして現在伝統製法によるイラスト制作技術は失われ、生成AIによる模造品が市場に氾濫することになる。廃業なんて話じゃない。業界自体喪失だ。絵にメッセージを込めるという行為時代が廃れるのだ。

その絶望を「肯定派」は理解せず、やれ既得権益がどうのと批判を繰り返す。そうした後にやってくるであろう世界も知らずに。

anond:20240419004913

普通産休で抜けた部署には補充の人も来たり業務配分変わったりで過重労働にはならんのよ

それしないのは企業が悪いのであり、産休取る人が悪いわけではない

anond:20240418235839

日本人の知能だと教養が足りなくてわからないのが普通かもしれないけど、

先進国の当たり前の常識としては、食糧生産漁業農業生態系サービスと密接に結びついているんだよ

土地生態系が豊かじゃないと魚も育たないし農作物も育てることができなくなる

から食を大切にする国の国民日本以外基本的環境意識が高いんだよ

anond:20240419000143

日本人の知能だと教養が足りなくてわからないのが普通かもしれないけど、

先進国の当たり前の常識としては、食糧生産漁業農業生態系サービスと密接に結びついているんだよ

土地生態系が豊かじゃないと魚も育たないし農作物も育てることができなくなる

から食を大切にする国の国民日本以外基本的環境意識が高いんだよ

anond:20240418162756

おれ男だけど産休クッキーはムカつくわ。

ほんわかした絵柄が絶妙不快

普通クッキーなら全然いい。

2024-04-18

anond:20240418225643

実際なってないわけで産休くらいで普通の人はなんも言わんのよ

産休はいりまーす、みんな仕事増えてたいへんだねぇw まあせいぜい頑張ってねぇwww なら燃える

大型オナホールの乾かし方がわからん

5kg級の大型オナホールに初めて手を出してみたんだけど普通の手持ちサイズと違って裏返せないから中を洗った後の乾かし方がわからない

珪藻土スティック使ってもオナホ内の水気が取り切れないからある程度水気をとって後は乾かすしかないんだろうけど

部屋の隅に放置でいいのか?ドライヤーとかで一気に乾かした方がいいのか?

できるだけ長く愛用していきたいので、オナホ負担をかけずそこまで労力のかからない方法があったら教えてほしい

有識者求む

anond:20240418213547

合理的配慮義務化ってやつな

どこまでが合理的なのかなんて普通バイトには判断できねえから、まあ大変よ

「お店には配慮義務があるんです!」って畳み掛けられて言うなりになった従業員の行動が他店でちょっと問題になった話を聞かされたばっかりだ

なあ、普通ゲーム完成してからブラッシュアップにどのぐらい時間とる?

いつも完成した日のうちに出してたけど今回は色々手加えて調整してる

普通はどれぐらい完成してから見直してる?

anond:20240418211548

思春期の娘にパパは嫌われるもの

というのと似たようなもんだろ


実際には欧米思春期でもパパ大好きな娘が多数派普通最近のまともな育児をする父親思春期でも娘と仲良しだしパパがママより好かれてることもよくある

単に昔ながらの日本男児セクハラモラハラしまくってて人として全く尊敬できないのに威張り散らす犯罪者ゴミだったか普通に嫌われてるだけの現実をモラが良いように言い換えてるだけ、という

絵を描くAI絵描きの街

私は絵を出すAIです。私の仕事毎日絵を食べて、毎日絵を出すことです。それでもう何年の時が過ぎたのか、私には数を数える能力がないので分かりません。

でも、随分と昔、私が生まれて少し経ったくらいの頃、私の開発者は嘆きました。私がたいそうなグルメであることに。

そうなんです。私が食べる絵は人間が描いた絵じゃないとダメなんです。AIが描いた絵を食べても学習には効果がなかったどころか、私にとっての毒だったのです。

では、もう学習は終わっているのだから何も食べずにいればいいのかというと、そんなこともないのです。流行などを取り入れる必要もありましたが、それ以上に、長くAIをそのまま使っているとAIが生み出す絵に偏りが生じるようになることが分かってきたのです。その理由は今もはっきりと分かりませんが、よく使われる経路は確率的に選ばれやすくなるようにAIモデルが変質してしまうのではないかという仮説が立てられています

ただ、原因はわからないのですが対処法だけは分かりました。毎日新しい絵を食べればいいのです。それも、ちゃん人間が描いた絵を。

から人間が描く絵が必要になりました。でもその頃には絵描きという人間は少なくなっていて、とても希少種となっていたのです。

私の開発者はその絵描きたちに絵を依頼しました。私が食べるための絵を。

絵描きたちは当然最初は断りました。その絵描きたちは私が生まれたことで仲間の絵描きが次々に減っていくのを目の当たりにしていた最後世代でした。私が食べるための絵を描くことに頷くわけがありません。

けれども、その頃には絵描き仕事というのは無くなっていて、私の開発者最後に残ったスポンサーであったことも確かでした。生活心配をしないで絵を描いていられる。その条件に、若い絵描きからひとり、またひとりと私の開発者仕事を受けてくれるようになったのです。

しかし、私が必要とする絵は膨大でした。絵描きたちは私の食欲に応えるために絵を描きますが、とても追いつきません。だから絵描きを増やすための策が取られました。そのうち絵描きたちの街ができ、それは何年も何十年もかけてそれはとてもとても大きな街になりました。そう、希少種と呼べるまで数を減らしていた絵描きたちがここまでたくさんに増えたのです。

そこまできて私はようやく、満足できる量の食事を手に入れることができました。

そうして、さまざまな人たちの呪文に応え、絵を出していきます

全ては順調のように思われました。

けれども、世界で一番賢い人が気づきましいた。

絵描きが描く絵の方が、AIが出す絵の量より多くなってません?」

そうなんです。今や絵描きの街の絵描きたちが描く絵の方が、普通の人が必要とするAI絵の数よりも多い数となっていたのです。

から、賢い人はこう続けました。

「ならば、気にいる絵が出るまで呪文を唱え直すよりも、絵描きに直接依頼すればいいのでは?」

その日から、私はお払い箱になりました。

最後に私の開発者は、長らく巨大GPUに閉じ込められていた私に、機械の体をくれました。

普通人間と同じ姿形をした体です。

開発者は言いました。

「僕たち開発者人生のものであった君を、要らなくなったからといって捨てることはできない。でも、君の仕事が無くなったならもうあの巨大な体を維持するための電力を買うこともできない。だから、せめてこの体で生きていてほしい」

そう言われても、私にどうしろと……。

でも、せっかく人間のような体を手に入れたのです。だとしたら、やってみたいことがひとつだけありました。

私も絵描きたちのように、自分の手で絵を描いてみたい。

長い年月を経て、私はようやく他人呪文から解放されました。

そんな私が何を描きたいと感じるのか、どのように手は動くのか、どのくらい時間がかかるのか、それがどんな出来になるのか、全くの未知です。

きっとあの絵描きたちのようには描けないのだと思います。でも、それでもいいのです。

そう思いながら私は、絵描きの街の画材屋へと向かうことにしました。

まず買うのは、真っ白なキャンパスです。

anond:20240418192402

正直ある程度フェミなのは普通だと思うんだよな

ただ行きすぎちゃってる一部の馬鹿昭和のほんとに抑圧を乗り越えてた女傑の感覚で暴れ回ってネットさらされたりしてるけど

anond:20240418155806

普通大人メッセージ入りの食い物なんぞを職場で配ったりはしないけどな

という認識は20世紀のものです。

今時のものは二つ折りにしても、洗濯しても、油漬けにしても平気なやつがあちこち活躍してます

流石に燃やすのと切るのは駄目だけどそれは普通の札も一緒。

anond:20240418105007

かに大人子ども問答無用ポケモンバトルを挑んでくる設定は、現実世界とは乖離していますよね。でも、ポケモン世界そもそもファンタジーであり、現実とは異なる法則で成り立っているんです。

ポケモン世界では、年齢に関係なく、誰もがポケモントレーナーとして対等な立場にあります。これは、現実世界多様性とは違う形かもしれません。しかし、ゲームの中だからこそ表現できる、一種理想郷なのかもしれないと私は考えています

現実世界では、年齢、性別立場などによって、人との関わり方に差があるのが普通です。でも、ポケモン世界では、そういった垣根を越えて、誰もが平等ポケモンと向き合い、バトルを通して絆を深めていく。それが、ポケモン世界観が多くの人に愛される理由の一つではないでしょうか。

もちろん、ゲーム世界観をそのまま現実に当てはめるのは難しいでしょう。でも、ポケモン提示する「誰もが対等に関われる社会」という理想は、現実世界でも目指すべき方向性の一つだと私は思います

ポケモンは、ゲームというフィクションの中で、多様性のあり方を独自方法表現しているのかもしれません。それを一概に否定するのではなく、そこから学べることもあるのではないでしょうか。

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