はてなキーワード: 同志社大とは
最近、ビリギャル効果か、「慶應SFC」というワードをよく聞くようになりましたよね。それとともに「慶應でもSFCは簡単だ」とか「SFCは慶應じゃない」なんてネガティブな書き込みも見かけるようになりました。
こんな言葉を見てしまった後だと、純粋にビリギャルを楽しめなくなってしまいますよね…。
そこで、噂の慶應SFCの難易度のホントのところをまとめてみました。
これからビリギャルを見に行く方だけではなく、慶應SFCを受験される方の参考にもなるかとも思いますので、よろしければ最後までお付き合い下さい。
・0 アブストラクト(簡単なまとめ)
・2.2.1 SFCが河合塾偏差値において東大理三と並ぶカラクリ
・5 全体のまとめ
今回の調査では慶應SFCの難易度(や人気)について調べました。その結果は、
となりました。
していること、
逆に上智経済合格者については、3割程度しか慶應SFCに落ちていない(つまり、上智経済合格者の7割近い人が慶應SFCにも合格している)
ということが分かり、
世間で言われているより難しい
のではないかと結論づけました。
慶應SFCとは、慶應義塾Shonan Fujisawa Campusの略で、湘南にキャンパスを持つ環境情報学部と総合政策学部(+看護医療学部)のことを指します。いわゆる文理融合型(学際系)学部であり、設立当初は評価も高く「文理どちらとも」が学べるキャンパスとして1990年代に一斉を風靡した歴史などもあるほどです。また、慶應SFCが日本で初めて導入したAO入試も「ペーパーテスト至上主義からの脱却」として大変もてはやされたそう。しかし、近年では文理融合型学部やAO入試は珍しいものではなくなりました。さらに、湘南という立地の悪さも相まって2000年以降に偏差値が急落[1]、加えて就職率の悪さから「プータロー製造工場」とまで週刊誌に書かれる事態にまでなったそうです[2]。(現在の就職状況は悪くないようです)
ところで、慶應SFCが簡単と言われる理由は大きく分けて3つ存在します。
(1)については、パスナビや公式ページなどにも記されている通りであり、紛れも無く事実です。また、(3)については今時の有名私立大学ならばどこでもやっていることですよね(笑)。国立と違い、私立はブランド力を維持しなければ存続ができないため、ある程度しかたがないことです。
そこで、本記事では特に(2)について「偏差値」「W合格者進学先」「併願合格対決」などの観点から分析することにしましょう。
[1] 教えてgoo 慶應SFCはどうして偏差値急落したの?(http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1437209.html)中の代ゼミ資料より
[2] SFC CLIP SFCバブルとSFC生の就職(http://sfcclip.net/series2010040901/)
まず、偏差値ランクの代表格とも言える、歴史ある「代ゼミ偏差値」に関してです。
(現在、代ゼミは模試事業を撤退してしまったため少し古いものになりますが2014年入試用ので見てみましょう)
2014年 代ゼミ偏差値ランキング
実際に2014年度受験用の代ゼミ偏差値ランクを見てみますと(慶應総合政策付近抜粋)
2014年度受験用の代ゼミ偏差値ランク
66
65
とのことで、確かに慶應総合政策は明治政経に負けているようです。
しかし、法学の名門と呼ばれる中央大の法学部(政治学科)よりも高い偏差値をマークしていることから、十分に高い難易度であると言い切ってよいでしょう。
一科目しか課されないことを考慮しても、合格は相当に難しそうです。
[3] 偏差値が明治大未満に。慶應SFCはついに日東駒専レベルになったのか。 (http://anond.hatelabo.jp/20140410022735)
こちらに関しては最新偏差値が公式ページ[4]から偏差値を見ることが出来ます。
河合塾2016年度受験用(15/06/22更新)
驚きですよね(笑)
参考程度に東大の医学部(理科三類)の偏差値も記しておきましたが、こちらと慶應SFCは河合塾によると同偏差値ランクのようです。
確かに入試科目数が違うとはいえ、河合塾によると東大理三と並ぶ日本最難関レベルになってしまいますが…。少しだけ違和感が残りますよね。
それもそのはず。
実は、慶應SFCがこの偏差値にランクされるようになるのには少しだけカラクリがあるからです。
[4] 河合塾 入試難易予想ランキング表(http://www.keinet.ne.jp/rank/)
ポイントは
という所のようです。
慶應SFCの入試難易度は非常にはかりにくいため、意見が分かれる傾向にあります。
小論文が合否を分ける試験というのは大学受験ではわりと珍しく、また、偏差値も存在しないため、入試難易度をはかることが難しくなってしまっています。
また、各予備校が出す偏差値も極端に差が出ているため、それもまた、受験生を惑わす一因になっている様です。
①なぜ、各予備校ごとに出す偏差値が変わってくるのか。
慶應SFCは上述したように、小論文で合否が変わる学校です。そのため「合格者平均」偏差値は低くなります。しかし、高い偏差値をマークしていても、小論文で本番ミスれば即不合格なので「合格者ボーダー」偏差値は高く出る傾向にあるのです。
そのため、「合格者ボーダー偏差値」を表記している河合塾では非常に高い偏差値(慶應法以上)が、「合格者平均偏差値」表示の代ゼミでは「明治政経」レベルの偏差値が算出されるのです。
偏差値は学科試験の難易度しかはかっておらず、そのため例え学科が偏差値72.5であったとしても小論文の出来次第では落ちてしまう可能性があるため、合格する確率が5割の偏差値ラインをはかることが出来ません。
このようなことから、
という事態になっているそうです。
これは、実際に河合塾が公表している合格者「平均」偏差値データからも分かります。
河合塾合格者平均偏差値
2014 慶應義塾大学環境情報学部 合格者平均偏差値 64.2
2013 慶應義塾大学環境情報学部 合格者平均偏差値 62.1
2012 慶應義塾大学環境情報学部 合格者平均偏差値 63.7
---引用---
ボーダー偏差値の方では72.5もあった慶應義塾環境情報学部ですが、
2016年度受験用駿台全国(ハイレベル)偏差値
早稲田大 法 64
---引用---
駿台予備校 ISUM専用コンテンツ 合格目標ライン(http://www2.sundai.ac.jp/yobi/sv/index.html)
こんな感じでしょうか。
慶應SFCと他大学にどちらとも合格した場合、どちらに進学するのか…。
少し気になりますよね。
そこで、こちらについても調べてみました。
…ですが、見つかった資料は一つだけでした。
それがこちらです。
早稲田VS慶應。学部別「W合格進学者対決」 (http://anond.hatelabo.jp/20141127051428)
な、なんと…。
一つだけしか載っておらず、全員が早稲田政経へ進学…。早稲田政経と慶應SFCの間には圧倒的な差があるのですね。
しかし、この結果は慶應法と並んで私大最難関と称される早稲田政経であるが故かもしれません。上智やMARCHとの比較も気になるところですね。
最後に、併願合否対決を見てみましょう。
併願合否対決とは
偏差値のようなマジックが働きにくく、客観的な難易度比較には向いていると言われています。
それでは慶應SFCの併願合否対決データ[7]を見てみましょう。
(こちらも出典元は河合塾の慶大塾、早大塾に記載されているものです。)
慶應環境情報併願合否結果(河合塾サイト、慶大塾より引用)
大学 受験者数 当該◯併願◯ 当該◯併願× 当該×併願○ 合格者の併願成功率 慶應総合 550 39 70 42 35.8% 慶應経済 271 13 37 13 26.0% 慶應商 171 4 16 13 25.0% 早大社学 137 3 26 4 10.3% 上智経済 126 14 23 7 37.8% ---引用---
慶應SFC W合格対決データ(河合塾) (http://anond.hatelabo.jp/20141127052807)
慶應SFC(環境情報)の合格者音9割が早稲田の社会学部に不合格に、6割程度が上智経済に不合格になっていることがわかります。
逆に上智経済を合格した人の67%がSFCに合格していることも読み取れます。ここから、併願対決を見る限りでは
ことが客観的に言えるのではないでしょうか。
合格者平均偏差値データでは
合格者ボーダーでは
W合格進学先では
併願合否対決では
と言った感じではないでしょうか。
確かに早慶上智の中では簡単な方かもしれないが、上位MARCHレベル以上はある可能性もあり、世間で言われているほど簡単ではない。
と結論付ける事ができると思いますし、少なくとも、「偏差値がMARCHに負けている」とは言えないと思います。
(当然、入試科目が一科目であるため三科目を学ぶより簡単だという意見もありますが…)
そのため…
これまでのところの最新世界ランキングをもとに、日本の国内順位を整理した方が居らっしゃったので、それをまとめてみました。
対象は、
THEのWorld2014-15
(http://www.timeshighereducation.co.uk/world-university-rankings/2014-15/world-ranking/region/asia)、
Asia2013-14
(http://www.timeshighereducation.co.uk/world-university-rankings/2013-14/regional-ranking/region/asia)、
Asia2014
(http://www.shanghairanking.com/ja/World-University-Rankings-2014/Japan.html)、
U.S.newsのBest Global Universities2015
(http://www.usnews.com/education/best-global-universities/japan?int=9cd108)、
(http://cwur.org/2014/japan.html)。
まず各ランキングへの入位登場回数の多い順にし、さらにそれぞれの回数の中でランキング平均順位の高い順に並べた。
1位:東京大(入位7回、平均順位1位、THEworld:1位、THEasia:1位、QSworld:1位、QSasia:1位、ARWU:1位、USnews:1位、CWUR:1位)
2位:京都大(入位7回、平均順位2位、THEworld:2位、THEasia:2位、QSworld:2位、QSasia:2位、ARWU:2位、USnews:2位、CWUR:2位)
3位:大阪大(入位7回、平均順位3.6位、THEworld:4位、THEasia:4位、QSworld:3位、QSasia:3位、ARWU:3位、USnews:3位、CWUR:5位)
4位:東北大(入位7回、平均順位5位、THEworld:5位、THEasia:5位、QSworld:5位、QSasia:5位、ARWU:4位、USnews:4位、CWUR:6位)
5位:東京工大(入位7回、平均順位5.5位、THEworld:3位、THEasia:3位、QSworld:4位、QSasia:4位、ARWU:7位、USnews:5位、CWUR:8位)
6位:名古屋大(入位7回、平均順位6.6位、THEworld:6位、THEasia:7位、QSworld:6位、QSasia:6位、ARWU:4位、USnews:6位、CWUR:9位)
7位:北海道大(入位7回、平均順位8.3位、THEworld:10位、THEasia:9位、QSworld:8位、QSasia:7位、ARWU:4位、USnews:7位、CWUR:12位)
8位:九州大(入位7回、平均順位8.4位、THEworld:10位、THEasia:11位、QSworld:7位、QSasia:8位、ARWU:7位、USnews:9位、CWUR:7位)
9位:筑波大(入位7回、平均順位9.9位、THEworld:9位、THEasia:10位、QSworld:10位、QSasia:9位、ARWU:9位、USnews:8位、CWUR:13位)
10位:早稲田大(入位7回、平均順位10.9位、THEworld:10位、THEasia:13位、QSworld:11位、QSasia:12位、ARWU:15位、USnews:10位、CWUR:4位)
11位:東京医歯大(入位7回、平均順位13.3位、THEworld:8位、THEasia:8位、QSworld:13位、QSasia:14位、ARWU:11位、USnews:15位、CWUR:17位)
12位:慶應大(入位6回、平均順位10.4位、THEworld:-位、THEasia:15位、QSworld:9位、QSasia:10位、ARWU:11位、USnews:12位、CWUR:3位)
13位:神戸大(入位6回、平均順位12.7位、THEworld:-位、THEasia:17位、QSworld:12位、QSasia:11位、ARWU:9位、USnews:14位、CWUR:11位)
14位:広島大(入位6回、平均順位13.4位、THEworld:-位、THEasia:16位、QSworld:14位、QSasia:13位、ARWU:11位、USnews:11位、CWUR:14位)
15位:岡山大(入位6回、平均順位16.1位、THEworld:-位、THEasia:18位、QSworld:17位、QSasia:17位、ARWU:15位、USnews:13位、CWUR:15位)
16位:千葉大(入位6回、平均順位16.6位、THEworld:-位、THEasia:20位、QSworld:16位、QSasia:15位、ARWU:11位、USnews:17位、CWUR:18位)
17位:首都大(入位6回、平均順位16.7位、THEworld:6位、THEasia:6位、QSworld:15位、QSasia:19位、ARWU:-位、USnews:15位、CWUR:28位)
18位:大阪市大(入位5回、平均順位15.3位、THEworld:-位、THEasia:14位、QSworld:21位、QSasia:18位、ARWU:15位、USnews:-位、CWUR:10位)
19位:金沢大(入位5回、平均順位19.3位、THEworld:-位、THEasia:19位、QSworld:17位、QSasia:16位、ARWU:15位、USnews:-位、CWUR:24位)
20位:東京理科(入位4回、平均順位19.8位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:21位、QSasia:22位、ARWU:15位、USnews:-位、CWUR:20位)
21位:熊本大(入位3回、平均順位20.4位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:21位、QSasia:21位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:19位)
22位:長崎大(入位3回、平均順位21.3位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:20位、QSasia:23位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:21位)
23位:横浜国大(入位3回、平均順位22.8位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:25位、QSasia:32位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:16位)
24位:横浜市大(入位3回、平均順位23.3位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:17位、QSasia:25位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:25位)
25位:新潟大(入位3回、平均順位24.5位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:25位、QSasia:27位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:22位)
26位:信州大(入位3回、平均順位29位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:30位、QSasia:30位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:26位)
27位:東京農工(入位3回、平均順位30.6位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:21位、QSasia:20位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:40位)
28位:大阪府大(入位3回、平均順位33.5位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:25位、QSasia:29位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:39位)
29位:群馬大(入位3回、平均順位34.3位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:25位、QSasia:28位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:41位)
30位:鹿児島大(入位3回、平均順位34.4位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:30位、QSasia:34位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:34位)
31位:岐阜大(入位3回、平均順位35.5位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:25位、QSasia:31位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:42位)
32位:東海大(入位3回、平均順位35.8位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:30位、QSasia:33位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:38位)
33位:山口大(入位3回、平均順位42.9位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:30位、QSasia:34位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:51位)
34位:埼玉大(入位3回、平均順位48.5位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:30位、QSasia:26位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:67位)
35位:立命館(入位3回、平均順位51位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:30位、QSasia:38位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:65位)
36位:順天堂(入位2回、平均順位19.5位、THEworld:-位、THEasia:12位、QSworld:-位、QSasia:-位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:27位)
37位:お茶大(入位2回、平均順位39.3位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:30位、QSasia:43位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:-位)
38位:静岡大(入位2回、平均順位39.8位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:-位、QSasia:43位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:35位)
39位:北里大(入位2回、平均順位42.3位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:-位、QSasia:34位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:49位)
40位:日本大(入位2回、平均順位43.8位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:-位、QSasia:52位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:30位)
41位:三重大(入位2回、平均順位45位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:-位、QSasia:38位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:50位)
42位:青山学院(入位2回、平均順位45.8位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:30位、QSasia:52位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:-位)
43位:宮崎大(入位2回、平均順位48.3位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:-位、QSasia:34位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:61位)
44位:山形大(入位2回、平均順位48.5位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:-位、QSasia:38位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:57位)
45位:同志社大(入位2回、平均順位50位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:30位、QSasia:64位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:-位)
46位:近畿大(入位2回、平均順位50.3位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:-位、QSasia:52位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:43位)
47位:佐賀大(入位2回、平均順位54.3位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:-位、QSasia:50位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:58位)
48位:高知大(入位2回、平均順位56位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:-位、QSasia:47位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:64位)
49位:京都工繊(入位2回、平均順位57.3位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:-位、QSasia:43位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:70位)
50位:弘前大(入位2回、平均順位64.3位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:-位、QSasia:52位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:71位)
51位:島根大(入位2回、平均順位65.3位、THEworld:-位、THEasia:-位、QSworld:-位、QSasia:52位、ARWU:-位、USnews:-位、CWUR:73位)
54位(同29):総合研究大学院大学
55位(同31):東京女子大学
56位(同32):奈良先端科学技術大学院大学
58位(同36):愛媛大学
59位(同37):鳥取大学
62位(同44):札幌医科大学
63位(同44.5):豊田工業大学
64位(同45):東邦大学
65位(同46):富山大学
66位(同47):自治医科大学
67位(同48):京都府立医科大学・国際基督教大学・立教大学
70位(同50.5):九州工業大学、
71位(同52):山梨大学
72位(同53):昭和大学
73位(同54):兵庫県立大学
74位(同55):東京慈恵会医科大学
75位(同56):久留米大学
76位(同57.5):秋田県立大学・岩手大学・国際教養大学・奈良女子大学・日本女子大学・明治大学、
83位(同59):埼玉医科大学
84位(同60):電気通信大学
85位(同62):福岡大学
87位(同66):中央大学・琉球大学・公立はこだて未来大学・山口県立大学・崇城大学、
93位(同69):福井大学
94位(同72):帝京大学
95位(同74):茨城大学
[1]同順位が複数ある場合は上位の順位表記をしているが、平均値を出すにあたってはその存在する帯の平均を取った。
例えば、あるランキングで10位が4大学ある場合、>>212-215,>>217では各々に10位と表象しているが、平均を出すために10位~13位の平均を充てる。つまり、(10+11+12+13)÷4=11.5を平均順位の値とする。
[2]THEとQSには、それぞれWorldとAsiaの2つのランキングがあるが各々同じ調査機関であれば似たような順位になるはずである。
そのため、5つの調査機関の結果を均等に評価するためにWorldとAsiaの両方にエントリーがある大学は双方の平均をとって、THEやQSの値とした。
[3]上記[2]によりTHE平均、QS平均、ARWU、USnews、CWURの5つの順位でランキングされているものの平均(分母は最大5)をもって、「平均順位」とした。
以上。
H26年度 | 大学院名 | 出願者 | 受験予定者 | 受験者 | 短答式合格者 | 最終合格者 | 受験者合格率 | 前年合格者 | 前年合格率 | 前年度順位 | 合格者数変動 | 合格率変動 | 順位変動 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 予備試験合格者 | 251 | 251 | 244 | 243 | 163 | 66.80% | 120 | 71.86% | 0 | 43 | ▲ 5.05 | 0 |
1 | 京都大法科大学院 | 270 | 269 | 245 | 210 | 130 | 53.06% | 129 | 52.44% | 4 | 1 | 0.62 | 3 |
2 | 東京大法科大学院 | 351 | 348 | 304 | 247 | 158 | 51.97% | 197 | 55.18% | 2 | ▲ 39 | ▲ 3.21 | 0 |
3 | 一橋大法科大学院 | 140 | 140 | 136 | 110 | 64 | 47.06% | 67 | 54.47% | 3 | ▲ 3 | ▲ 7.41 | 0 |
4 | 慶應義塾大法科大学院 | 367 | 365 | 336 | 274 | 150 | 44.64% | 201 | 56.78% | 1 | ▲ 51 | ▲ 12.14 | ▲ 3 |
5 | 大阪大法科大学院 | 155 | 153 | 137 | 109 | 55 | 40.15% | 51 | 36.43% | 11 | 4 | 3.72 | 6 |
6 | 早稲田大法科大学院 | 533 | 532 | 489 | 381 | 172 | 35.17% | 184 | 38.41% | 8 | ▲ 12 | ▲ 3.24 | 2 |
7 | 中央大法科大学院 | 519 | 518 | 475 | 382 | 164 | 34.53% | 177 | 40.05% | 7 | ▲ 13 | ▲ 5.52 | 0 |
8 | 千葉大法科大学院 | 92 | 92 | 84 | 55 | 26 | 30.95% | 24 | 36.92% | 9 | 2 | ▲ 5.97 | 1 |
9 | 神戸大法科大学院 | 153 | 152 | 143 | 102 | 44 | 30.77% | 46 | 36.80% | 10 | ▲ 2 | ▲ 6.03 | 1 |
10 | 東北大法科大学院 | 177 | 176 | 159 | 121 | 42 | 26.42% | 39 | 22.54% | 19 | 3 | 3.87 | 9 |
11 | 愛知大法科大学院 | 31 | 30 | 27 | 21 | 7 | 25.93% | 12 | 42.86% | 5 | ▲ 5 | ▲ 16.93 | ▲ 6 |
12 | 創価大法科大学院 | 81 | 79 | 70 | 43 | 18 | 25.71% | 22 | 25.00% | 16 | ▲ 4 | 0.71 | 4 |
13 | 北海道大法科大学院 | 178 | 177 | 161 | 106 | 41 | 25.47% | 50 | 33.33% | 12 | ▲ 9 | ▲ 7.87 | ▲ 1 |
14 | 首都大東京法科大学院 | 106 | 106 | 96 | 65 | 22 | 22.92% | 39 | 40.63% | 6 | ▲ 17 | ▲ 17.71 | ▲ 8 |
15 | 九州大法科大学院 | 195 | 187 | 162 | 107 | 37 | 22.84% | 39 | 24.07% | 18 | ▲ 2 | ▲ 1.23 | 3 |
16 | 名古屋大法科大学院 | 150 | 149 | 133 | 96 | 30 | 22.56% | 40 | 33.33% | 13 | ▲ 10 | ▲ 10.78 | ▲ 3 |
17 | 上智大法科大学院 | 194 | 194 | 158 | 113 | 31 | 19.62% | 46 | 26.44% | 15 | ▲ 15 | ▲ 6.82 | ▲ 2 |
18 | 横浜国立大法科大学院 | 114 | 114 | 93 | 58 | 18 | 19.35% | 13 | 15.12% | 37 | 5 | 4.24 | 19 |
19 | 岡山大法科大学院 | 83 | 83 | 72 | 36 | 13 | 18.06% | 17 | 24.29% | 17 | ▲ 4 | ▲ 6.23 | ▲ 2 |
20 | 大阪市立大法科大学院 | 120 | 120 | 109 | 73 | 19 | 17.43% | 35 | 33.02% | 14 | ▲ 16 | ▲ 15.59 | ▲ 6 |
21 | 明治大法科大学院 | 432 | 428 | 365 | 229 | 63 | 17.26% | 65 | 18.36% | 29 | ▲ 2 | ▲ 1.10 | 8 |
22 | 南山大法科大学院 | 71 | 70 | 61 | 32 | 9 | 14.75% | 14 | 21.21% | 22 | ▲ 5 | ▲ 6.46 | 0 |
23 | 筑波大法科大学院 | 85 | 84 | 68 | 41 | 10 | 14.71% | 10 | 16.13% | 35 | 0 | ▲ 1.42 | 12 |
24 | 同志社大法科大学院 | 213 | 209 | 182 | 104 | 26 | 14.29% | 42 | 22.11% | 20 | ▲ 16 | ▲ 7.82 | ▲ 4 |
25 | 鹿児島大法科大学院 | 30 | 30 | 28 | 12 | 4 | 14.29% | 1 | 2.86% | 70 | 3 | 11.43 | 45 |
26 | 成蹊大法科大学院 | 136 | 134 | 101 | 55 | 14 | 13.86% | 12 | 13.19% | 43 | 2 | 0.67 | 17 |
27 | 金沢大法科大学院 | 52 | 52 | 45 | 26 | 6 | 13.33% | 7 | 17.95% | 30 | ▲ 1 | ▲ 4.62 | 3 |
28 | 中京大法科大学院 | 26 | 26 | 23 | 14 | 3 | 13.04% | 3 | 11.54% | 44 | 0 | 1.51 | 16 |
29 | 関東学院大法科大学院 | 31 | 31 | 23 | 10 | 3 | 13.04% | 2 | 6.25% | 58 | 1 | 6.79 | 29 |
30 | 山梨学院大法科大学院 | 53 | 52 | 47 | 23 | 6 | 12.77% | 10 | 21.74% | 21 | ▲ 4 | ▲ 8.97 | ▲ 9 |
31 | 香川大法科大学院 | 33 | 33 | 24 | 13 | 3 | 12.50% | 5 | 18.52% | 28 | ▲ 2 | ▲ 6.02 | ▲ 3 |
32 | 立教大法科大学院 | 165 | 162 | 137 | 69 | 17 | 12.41% | 18 | 14.88% | 38 | ▲ 1 | ▲ 2.47 | 6 |
33 | 立命館大法科大学院 | 296 | 294 | 266 | 136 | 33 | 12.41% | 40 | 16.53% | 34 | ▲ 7 | ▲ 4.12 | 1 |
34 | 信州大法科大学院 | 50 | 50 | 43 | 26 | 5 | 11.63% | 5 | 10.00% | 48 | 0 | 1.63 | 14 |
35 | 法政大法科大学院 | 208 | 197 | 181 | 91 | 21 | 11.60% | 30 | 20.98% | 23 | ▲ 9 | ▲ 9.38 | ▲ 12 |
36 | 広島大法科大学院 | 115 | 108 | 95 | 50 | 11 | 11.58% | 19 | 18.81% | 26 | ▲ 8 | ▲ 7.23 | ▲ 10 |
37 | 琉球大法科大学院 | 36 | 33 | 26 | 17 | 3 | 11.54% | 6 | 18.75% | 27 | ▲ 3 | ▲ 7.21 | ▲ 10 |
38 | 学習院大法科大学院 | 113 | 113 | 104 | 67 | 12 | 11.54% | 7 | 11.11% | 45 | 5 | 0.43 | 7 |
39 | 広島修道大法科大学院 | 51 | 51 | 44 | 26 | 5 | 11.36% | 4 | 11.11% | 46 | 1 | 0.25 | 7 |
40 | 日本大法科大学院 | 237 | 234 | 199 | 98 | 22 | 11.06% | 9 | 6.04% | 60 | 13 | 5.02 | 20 |
41 | 大阪学院大法科大学院 | 57 | 57 | 46 | 17 | 5 | 10.87% | 2 | 5.41% | 61 | 3 | 5.46 | 20 |
42 | 新潟大法科大学院 | 59 | 59 | 48 | 22 | 5 | 10.42% | 10 | 18.87% | 25 | ▲ 5 | ▲ 8.45 | ▲ 17 |
43 | 関西大法科大学院 | 208 | 206 | 183 | 103 | 19 | 10.38% | 19 | 14.07% | 40 | 0 | ▲ 3.69 | ▲ 3 |
44 | 近畿大法科大学院 | 59 | 59 | 49 | 21 | 5 | 10.20% | 2 | 4.88% | 63 | 3 | 5.33 | 19 |
45 | 静岡大法科大学院 | 37 | 37 | 30 | 18 | 3 | 10.00% | 1 | 3.45% | 68 | 2 | 6.55 | 23 |
46 | 甲南大法科大学院 | 95 | 91 | 74 | 41 | 7 | 9.46% | 10 | 13.33% | 42 | ▲ 3 | ▲ 3.87 | ▲ 4 |
47 | 関西学院大法科大学院 | 184 | 183 | 155 | 94 | 14 | 9.03% | 34 | 20.86% | 24 | ▲ 20 | ▲ 11.83 | ▲ 23 |
48 | 東北学院大法科大学院 | 44 | 44 | 36 | 21 | 3 | 8.33% | 2 | 6.25% | 59 | 1 | 2.08 | 11 |
49 | 龍谷大法科大学院 | 121 | 121 | 105 | 47 | 8 | 7.62% | 3 | 3.75% | 67 | 5 | 3.87 | 18 |
50 | 熊本大法科大学院 | 49 | 49 | 43 | 32 | 3 | 6.98% | 7 | 14.29% | 39 | ▲ 4 | ▲ 7.31 | ▲ 11 |
51 | 白鴎大法科大学院 | 38 | 38 | 29 | 15 | 2 | 6.90% | 3 | 10.00% | 49 | ▲ 1 | ▲ 3.10 | ▲ 2 |
52 | 青山学院大法科大学院 | 57 | 54 | 44 | 21 | 3 | 6.82% | 10 | 17.54% | 31 | ▲ 7 | ▲ 10.73 | ▲ 21 |
53 | 京都産業大法科大学院 | 53 | 52 | 45 | 13 | 3 | 6.67% | 2 | 3.92% | 66 | 1 | 2.75 | 13 |
54 | 國學院大法科大学院 | 73 | 73 | 63 | 27 | 4 | 6.35% | 3 | 5.08% | 62 | 1 | 1.26 | 8 |
55 | 明治学院大法科大学院 | 129 | 122 | 98 | 44 | 6 | 6.12% | 9 | 9.38% | 51 | ▲ 3 | ▲ 3.25 | ▲ 4 |
56 | 大東文化大法科大学院 | 80 | 79 | 66 | 25 | 4 | 6.06% | 1 | 1.64% | 71 | 3 | 4.42 | 15 |
57 | 神戸学院大法科大学院 | 42 | 42 | 33 | 16 | 2 | 6.06% | 0 | 0.00% | 72 | 2 | 6.06 | 15 |
58 | 専修大法科大学院 | 147 | 146 | 131 | 68 | 7 | 5.34% | 9 | 9.09% | 53 | ▲ 2 | ▲ 3.75 | ▲ 5 |
59 | 久留米大法科大学院 | 47 | 47 | 38 | 16 | 2 | 5.26% | 2 | 4.76% | 64 | 0 | 0.50 | 5 |
60 | 福岡大法科大学院 | 49 | 49 | 39 | 20 | 2 | 5.13% | 3 | 9.38% | 52 | ▲ 1 | ▲ 4.25 | ▲ 8 |
61 | 北海学園大法科大学院 | 51 | 51 | 42 | 20 | 2 | 4.76% | 3 | 10.71% | 47 | ▲ 1 | ▲ 5.95 | ▲ 14 |
62 | 獨協大法科大学院 | 81 | 81 | 66 | 26 | 3 | 4.55% | 4 | 6.35% | 57 | ▲ 1 | ▲ 1.80 | ▲ 5 |
63 | 桐蔭横浜大法科大学院 | 122 | 119 | 90 | 28 | 4 | 4.44% | 7 | 6.80% | 56 | ▲ 3 | ▲ 2.35 | ▲ 7 |
64 | 名城大法科大学院 | 83 | 81 | 68 | 31 | 3 | 4.41% | 10 | 17.24% | 32 | ▲ 7 | ▲ 12.83 | ▲ 32 |
65 | 駒澤大法科大学院 | 53 | 53 | 46 | 19 | 2 | 4.35% | 3 | 7.89% | 54 | ▲ 1 | ▲ 3.55 | ▲ 11 |
66 | 東洋大法科大学院 | 64 | 64 | 56 | 21 | 2 | 3.57% | 8 | 15.38% | 36 | ▲ 6 | ▲ 11.81 | ▲ 30 |
67 | 東海大法科大学院 | 66 | 65 | 56 | 15 | 2 | 3.57% | 0 | 0.00% | 72 | 2 | 3.57 | 5 |
68 | 駿河台大法科大学院 | 108 | 108 | 85 | 26 | 2 | 2.35% | 4 | 4.71% | 65 | ▲ 2 | ▲ 2.35 | ▲ 3 |
69 | 西南学院大法科大学院 | 60 | 60 | 50 | 27 | 1 | 2.00% | 5 | 9.62% | 50 | ▲ 4 | ▲ 7.62 | ▲ 19 |
70 | 大宮法科大学院大学 | 130 | 128 | 105 | 45 | 2 | 1.90% | 3 | 3.13% | 69 | ▲ 1 | ▲ 1.22 | ▲ 1 |
71 | 島根大法科大学院 | 24 | 23 | 21 | 8 | 0 | 0.00% | 4 | 16.67% | 33 | ▲ 4 | ▲ 16.67 | ▲ 38 |
72 | 神奈川大法科大学院 | 46 | 46 | 40 | 27 | 0 | 0.00% | 6 | 13.95% | 41 | ▲ 6 | ▲ 13.95 | ▲ 31 |
73 | 愛知学院大法科大学院 | 34 | 34 | 32 | 15 | 0 | 0.00% | 3 | 7.69% | 55 | ▲ 3 | ▲ 7.69 | ▲ 18 |
74 | 姫路獨協大法科大学院 | 12 | 12 | 8 | 0 | 0 | 0.00% | 0 | 0.00% | 72 | 0 | 0.00 | ▲ 2 |
総計 | 9255 | 9159 | 8015 | 5080 | 1810 | 22.58% | 2049 | 26.77% | ▲ 239 | ▲ 4.19 |
以下は2月に岡田斗司夫の会員制SNS「クラウドシティ」に辞めた社員が残った社員とクラウドシティの会員のために書き残した。
http://anond.hatelabo.jp/20120527012755
http://anond.hatelabo.jp/20120527215622
も参考に。
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さよならオタキングex 私がオタキングexを辞めた理由 その1 「自ら率先して能力を低下」
私は2010年3月の立ち上げからオタキングexに参加していました。2011年に入ってからは実績と言えるほどの仕事はしていません(できなかったというほうが正しい)でしたが、2010年はオタキングexの公式サイト制作やその後のコンテンツの管理など、それなりに貢献はしてきたと考えています。
「参加していました」と冒頭で言っているように、現在は退職しています。正確には、2011年11月17日付でオタキングexの社員向けSNS「バベルの塔」に岡田斗司夫や他の社員の目に必ず触れる形で退職届を出しました。
退職をする際、岡田斗司夫が提示したある方針に納得できないことを理由に挙げましたが、実際はそれほど単純な話ではありません。様々な不満の蓄積が積み重なっての結果でもあります。
1年半あまりに渡ってやってきた活動を途中で辞めるにあたって、岡田斗司夫に対して思い残すことはなかったのですが、残った社員に対してはそれなりに申し訳ないと考えていました。残る人たちに対するダメージを最小限にするためには、スパっと辞めるのが一番よいと判断し、そのためバベルの塔では退社理由を短い文章にとどめ、同時に周辺をかき乱したくはないという意志を明確にするため、バベルの塔とクラウドシティへのアクセス権限停止も申し出ました。
ただ、このような退社の仕方では、私が辞めた理由の説明責任を果たしたことにはならない。なので、一部有志に対して私がオタキングexを辞めた理由を数回に渡って書きました。これから続く長い文章は、12月初旬に書いたものです。
当時からこの文章について「転載はご自由に」としてきましたが、それを情報がより拡散しやすいクラウドシティに掲載するために体裁を変えているのは、2011年11月と2012年2月で状況が大きく変わっているからです。2011年11月に退社宣言をしたのは私一人でしたが、その後オタキングex(現FREEex)では退社宣言が相次いでいる状況だと聞いています。
しかも、退社宣言をしているのは何もしてこなかった人ではなく、皆それなりにオタキングex内(あるいはクラウドシティでも)で存在感を示してきた人ばかり、いわゆる今まで核となってきた人たちです。3月の社員の更新手続きの際に何もしなければそのまま退社することになります。それを待たずして退社宣言をしている理由はニュアンスの違いがありますが、「これ以上ここにいてもいいことがない」と判断している点で共通しています。
今後FREEexに入社を検討される方、あるいはクラウドシティの入会継続を考えている方の参考にしていただければと思います。
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1つ目は、岡田斗司夫が最近、明らかに仕事を手抜きしていて、それに伴い能力も劣化していること。しかも、自分が止めようとしても、本人が自らの能力劣化を推し進めていて、周りもそれに賛同して許してしまっていること。
自分が何かを指摘する度に岡田斗司夫にイヤな顔をされるのは別に構わなかったのだが、それにより批判を言いたくても言えない人たちを萎縮させ、さらに言いにくい雰囲気にしてしまっている。しかも、一部社員はそのようにして社長を甘やかすのはいいことだと本気で信じている。
仕事の手抜きについては、アスキーの「「ま、金ならあるし」」を明確な例として挙げたい。
ある食堂が今まで提供してきた定食の料金を無料にするが、その代わり残飯を提供すると言ったらどうするか。大半の人は金を払っても、今までの定食を食べるはずだ。
ま、金は雑誌の最終ページという一等地に掲載されている。雑誌にとっても看板コラムのはずなのに、最近はクラウドシティの宣伝が目立つ。一等地にある食堂で残飯を出された揚げ句、「うまいもの食べたいなら1万円払ってクラウドシティへ!」と宣伝されているアスキー編集部、そして読者の立場になって考えたことはあるのだろうか。
自分は2011年に入ってから、岡田斗司夫が講演などのアウトプットばかりでインプットがない状況をまずいと思っていた。社員とクラウドシティ市民との交流もいいが、それだけでは発展性がない。なので2011年の2月、クラウドシティ市民も同席したオフ会で、「ま、金」は様々な分野の専門家をインタビューしたらどうか、と提案した。去年「ま、金」でやった苫米地英人との対談をまとめた「お笑いウルトラリッチ」のイメージだ。
個人的には、今後本を執筆する上でも参考になる人をインタビューすれば、連載+本の材料+音声、映像はクラウドシティやウェブのコンテンツと、一石三鳥になるのでは、という目論みもあった。
この提案に対し、岡田は「対談記事なら誰かが書き起こせばいいし、俺も楽ができる」とすごい安易な解決策に走ろうとした。週刊アスキーは元々インタビュー連載が多いし、巻末の看板コラムをインタビューにするというのはありえない。「それは無理でしょう」と私は言ったけど、本人は恥も外聞もなく、アスキーに提案。当然ながらアスキーには断られた。
そうしたら、楽ができるからという発想で身辺雑記を書くようになった。しかも、「オタキングexへの道」を書き始めたのを途中でぶった切ったままで。11月からは身辺雑記すら書くのが面倒になって、(ボイスチャットシステムの)Teamspeakで、クラウドシティの市民の日記を読んだ感想を話すようになった。でも、話している内容を全く練っていない上、考察も浅いので、面白いとは言い難いものばかりだ。
今まで1週間に1回、〆切という発生装置があって、考えることを凝縮するプロセスを定期的にしていたと思うんだが、それが今は「悩みのるつぼ」だけになってしまった。しかも、そのるつぼもクラウドシティ市民の意見をかなり参考にしているので、切れ味は鈍い。
岡田自身もおそらく自分の能力低下に気付いている。だから、2011年後半に入ってから社員と会ったり、アウトプットを増やそうとしている。でも今必要なのは発信することではなく、インプットを蓄積する=聞くこと、しかも何らかの体系的な知識を持つ専門家からのインプットだ。そうしたインプットの欠如がここ15年にわたり評論家・岡田斗司夫を「言っていることは面白いんだけど、裏付けが乏しいから信憑性に欠ける人」にしているので。
岡田斗司夫が最後にテレビ出演したのは2010年10月、「ハーバード白熱教室」の特集番組に出たときだ。このとき注目されたのも、本を読んだりテレビを見てツイッターをするだけでなく、六本木でサンデル教授の授業に出たりするなど、質のよいインプットがあり、それなりに咀嚼する時間があったからだ。
ただ、最近は社員と会っていても、自分の話をするだけに終始していると聞く。これでは考えの咀嚼や積み重ねにはつながらない。
2011年に開催したイベントでは同志社大での講演が評判よかったようだが、これは2010年10月に開催して観客の反応がイマイチだった「国民スナフキン計画」の雪辱戦で、関西の社員総出によるバックアップもあったからこそだ。
だから最近のイベントは11月末に開催したディズニーリゾートでのニコニコ生放送をはじめ、見るに値しないつまらないものが多い。しかも、本人はニコ生の海賊放送をはじめ、イベントをやりたがり、周りもそれを後押ししている。さらに言うと、本人はニコ生をやった後は疲れてぐったりなので、自分の考えを広めるための媒体に注ぐエネルギーがどんどん削がれていっている。そんなマイナススパイラルが続いている。
自分としては、岡田斗司夫を「昔の名前で売っています」といった、通販番組に出演しているタレントのようにするためにオタキングexに入ったわけではない。本人が立ち上げ時に「東京ドームで『ひとり夜話をやりたい』」と言ったように、よりメジャーになるための手助けをできればと思っていた。
でも、最近の岡田斗司夫はex内やクラウドシティに目を向けるばかりで、率先して通販タレントになろうとしている。周りもそれに満足して、それがいいことだと思っている。これにはついていけない。そもそも、本人の能力と影響力の低下は、exの理念である「人類の苦痛を0.3%軽減する」ことから遠ざかることにしかならないはずなのだが…。
続く。