はてなキーワード: トランスジェンダーとは
「ポリコレがー」みたいな炎上するのって全部海外のコンテンツばかりなのが以前から不思議だった。
日本でもトランスジェンダーが出てきたりする漫画アニメって肌感覚だと増えてる気がするし、戦隊モノなんかもジェンダー規範ぶち壊しにいってるようなのが最近出てきてるのに全然炎上しないし。
直近で一瞬だけ燃えて発売後即鎮火したドラゴンエイジというゲームの火元調べてみたら理由がわかった。
火元になってるのはSteamレビューが炎上しているという紹介をしているYouTubeのまとめ動画で、紹介されてるのが全部英語の、かつ強烈なアンチ・ポリコレレビューばっかだった。(ゲームの仕様とかについてはほとんど取り上げられてなかった)
他のゲームなんかでも似たような感じで、ドラクエ炎上のきっかけになった堀井雄二の発言もエックスで海外ユーザーが最初に取り上げ、そのユーザーのポストを日本のユーザーが取り上げ、日本語圏で拡散される、みたいな流れが確認できた。
アサクリもそんな感じでトレイラーについた否定的なコメント(もちろん英語)を取り上げるまとめ動画やエックスでの海外ユーザーのポストを取り上げた日本のユーザーが拡散させる、みたいな流れがあったっぽい。(この辺消されてるポストがあったりしてよくわからん)
なんで日本のコンテンツがアンチ・ポリコレムーブメントで炎上しないかって言ったら、そもそも日本でのポリコレアンチって上記みたいな海外の炎上をまとめる動画の視聴者がスタート地点にいるっぽいからだった。
結論として、日本のアンチ・ポリコレムーブメントって一時期流行った外国人に日本を誉めさせる海外の反応系動画の亜種の、外国人に外国のコンテンツを叩かせる海外の炎上まとめ系動画の視聴者とその視聴者から影響受けた人によって成り立ってんだなみたいな気づきを得た。
それは、「男」という概念全体に対しての巣を守る昆虫のような連帯意識・帰属意識が、女よりもだんぜん薄いことにあると思うんだけどどうだろうか?
女は自分が所属するグループとかのサイズではなく女というデカい概念に対しての所属・相互承認意識がかなり強くあって、ゆえに
自閉症スペクトラムなどで女社会への適合がうまくいかないと自分は女というより女体持ちと称したほうが適切といった自意識を持ったり、
トランスジェンダーに対しての紛糾などがあるのだと思う
女体があるだけでは女ではない、女社会による審査と相互承認を通過してないヤツを女として扱うなという強烈なホモソーシャルが存在していて
男にも同様のものが当然あると前提したうえでホモソーシャルという言葉を用いるから、なんか違和感があるのではないか?
俺は平成生まれだけど、◯◯しないやつは男じゃねえ!みたいな風潮や同調圧力を感じてきた記憶は特にない
「俺達男だろ!」というニュアンスのことをレトリックではなく本気で言ってくるヤツにも出会った覚えはない
「男なんだから△△やれよ」の形式ならある。自分はたまたま体が男であり、ゆえに時たま義務が課せられることがあり、ただそれだけという感じ
「男」という概念全体への憧れや帰属意識はあんまりない。これが昭和や自衛隊やハードな体育会系とかに生きた人だと感覚が違ってくるのかもしれないがそれはわからん
あと書いてて途中で追加で思ったが、男が思う抽象概念としての「女」、女が思う抽象概念としての「男」、そして現実の男と女全体、それぞれギャップがあるよね
マチアプで女はまんべんなくいいねを得られるが男は上位数%が独占する、みたいな話があったとはずだけど
女が思う抽象概念としての男は上澄み数%の存在で、それは男が思う女のイメージが若くて化粧後のかわいい顔をしているのと似たようなものなのだと思う
前からトランスヘイトに走ったシス女性が「女性であることはアイデンティティじゃない」などと言うのを見て、意味がわからなかったのだけど、Xで流れてきたウィッチウォッチという漫画を見て、もしかしてと思うことがあった。その漫画では、ドラゴンの血を引いている女性が頭にツノを生やしていて、それを指して他のキャラが「無駄なんよ」と言ってきたときに、「ドラゴンのアイデンティティ否定すんなし」と返すというシーンがある。この場合のアイデンティティは、エンブレムとか印とかというような意味だろう。
それを見て、ひょっとしてトランスヘイターは「トランス女性は女性であることが大事なエンブレムだと言うが、女性であるというのはそんなに嬉しいことではない」と考えているのではないかと思った。
もちろん、トランスジェンダーはそんな意味でアイデンティティという言葉を浸かってはいない。単に「私は○○である」の○○(日本人である、白人であるなど)をアイデンティティと呼んでいるだけで、要は社会的属性とか所属集団とかという意味で、「女性のアイデンティティを持つ」は「女性である」の言い換えでしかないのだけれど。
https://x.com/oldwave/status/1851907856171508170
僕も原書房の「トランスジェンダー問題」を読みまして、トランスジェンダー側の主張を検討しました。
1. 真正のトランンスジェンダーと、トランスジェンダーを詐称しているだけのヘンタイを区別する方法がない。
2. トランスジェンダーは性犯罪と隣接している者が多い。(これは前述書でも述べられているし、トランスジェンダー自身がみとめている。)
3. トランスジェンダリズムはラディカルに資本主義社会・自由主義社会を改革することを求めている。(漸進的に問題を是正していく立場をとらない。)
4. トランスジェンダリズムは真の目的を隠蔽し、自分たちの望み、自分たちの苦しみをストレートに表現することを避けている。
僕は、反トランスジェンダーの立場にはっきりと立つだけの確信がない。確信はないが、トランスジェンダリズムに対して強い疑念を抱いている。
これまでこういうイベントって周りの目が怖くて行ったことなかったんだけど、勇気を出して遠出して行ってみたよ。楽しかった!男同士のカップル、女同士のカップルが普通にいて、トランスジェンダーも普段からその格好をしていそうな人も今だけしていそうな人ものびのびとしていて、キレイなドラァグ達もいて、居心地が良かった。
一人で行ったから友達も何もいなかったんだけど、パレードにも参加して歩いてきた。声を出すこととかはできなかったけど、旗を振ったりした。迷惑そうな顔をする人もいるけど、意外と通りすがりの人でも手を振ってくれたりして、なんだ、別にそこまで躍起になって隠さなくてもいいのかと思った。
あと花花が来てた。あーよかったとかの。花花ってまだやってるんだね。イメージより迫力があって良かったよ。
選挙も行った。たぶん性的マイノリティが受けている差別に向き合ってくれる政治家はほとんど当選しないと思うし、生きてる間にパートナーと結婚とかできるのかもわからないけど、せめて自分の一票は信頼できそうな人にちゃんと入れるよ。
私はトランスジェンダーで、「性自認って結局何?」とよく聞かれるから、私の理解する限りで書いてみる。と言っても、専門家でも何でもない当事者の一人が本を読んだりして考えたことなので、正確性は保証できない。
まず「性自認」はgender identityの訳語だ。identityは「自己同一性」と訳したり「アイデンティティ」とカタカナで書いたりするが、高校現代文のキーワードとしてお馴染みだからよく知られてる言葉だと思う。もともとはエリクソンという心理学者が提唱した概念。エリクソンは難しくてちゃんと読めてないけど、解説とかを見ると、要は安定して持続的な「自分はこういう存在だ」という意識のことらしい。
アイデンティティの確立は青年期の課題だとエリクソンは考えていた。思春期に自分は何者なのかという課題に向き合い、それを乗り越えるなかで自分のアイデンティティを確立していく。それがうまくいかないと同一性拡散という自分が何者なのかわからない崩壊状態になり、様々な精神的な疾患を生じさせる。
このアイデンティティだが、単に個人の内で完結するものではなく、社会との相互交流の中で、社会に自分自身を位置付けるようにして形成される面も大きい。それは例えば、自分自身を特定の言語と結び付けるとか、特定の国と結び付けるとかして、「自分はこの国の人間だ」というアイデンティティを形成する場合などに起きる。性別もこの関連で扱われる。
この社会には主に二つの性別グループがあって、良し悪しはともかくとしてそれぞれ違う扱いを受け、違う行動傾向を育んでいる。思春期の体の変化に気持ちが追いつかず、いきなり「男」や「女」を期待されて苦痛を覚えた人は多いと思うけれど、そうした人はアイデンティティの確立が始まる時期にまさに自分と性別グループの結び付けという課題の解決に困難を覚えていたのだろう。でも多くの人は思春期を過ごす中で遅かれ早かれ少しずつこの課題を乗り越え、安定した仕方で自分と特定の性別グループを関連付け、その性別の人間としてのアイデンティティを確立する。
gender identityというのはこの話だ。多くの人は青年期にアイデンティティを確立する過程の一部として、葛藤を乗り越えながら自分と特定の性別とを結び付ける自己理解を発現させ、それで心理を安定させる。
性別に関してややこしいのは、こうした青年期の課題としてのアイデンティティの確立とは別に、子供の頃に決められ、周りからの識別に使われるラベルとしても性別が機能している点だ。だから、gender identityの確立は単にアイデンティティを安定させるだけでなく、すでに与えられているラベルに即したアイデンティティ形成を期待されるという面もある。多くの人は多少の葛藤はあれど、これらをいずれも遂行していく。こうして人はシスジェンダーに育っていく。シスジェンダーの中にも葛藤が他の人より長引いたり強かったりする人もいて、そうした人は性別違和に似た感覚を覚えたことのあるシスジェンダーになるのだろう。
けれど、ごく稀に何らかの理由でそれがどうしてもできない人がいる。つまり、性別に関してあらかじめ与えられたラベルに従おうとするといつまで経ってもアイデンティティが拡散し続け、心理的な症状を生じさせる人だ。言い換えると、性別違和を感じる人だ。そうした人の中には、周りから期待される性別と異なる性別に自己を結び付けて初めてアイデンティティが安定する人もいる。ただ、その場合でもそのままでは周囲がそのアイデンティティを承認してくれず、社会と摩擦が生じ続けるし、自分のアイデンティティもその都度疑われて安定しづらくなる。だから、摩擦が生じないように見た目を自分と結びついている性別の人間として周囲に承認されやすいものに変えていくことがある。これがトランスジェンダーだ。
中には、どちらの性別グループとも安定した結び付きを形成できない人もいる。そうした人たちの中には、ノンバイナリーという新しいグループの一員として自己を理解したらアイデンティティが安定する人もいる。
一人の当事者に過ぎない非専門家の素人意見だけど、性自認というのはこういうものだと私は考えている。
この考え方だと、反トランスの右派がトランスを攻撃する中で持ち出してくる「トランスエイジも認めないとならないのか」という議論の馬鹿らしさも見て取れる。特定の年齢や年代であることというのは常に流動的で、青年期における安定したアイデンティティ確立の課題には関わりようがなく、例えば18歳としてのアイデンティティを葛藤を乗り越えて獲得するなどといったことはなされない。なので、そもそもアイデンティティには年齢という要素は入っておらず、それゆえ割り当てられた年齢と年齢自認のギャップなどというものは生じない。性自認を単なる自称に貶めるためのレトリックに過ぎない。
トランスレイスも反トランスのレトリックで頻繁に持ち出されるけど、こちらについては人種アイデンティティのことに詳しくないからよくわからない。ただ、人種が養子とかでなければ多くの場合で親から子へと引き継がれるがゆえに、その家庭の人間としてアイデンティティを形成することとその家庭の人間にはない人種の持ち主としてアイデンティティを形成することが矛盾し、安定したアイデンティティに向かわないとかはあるかもしれない。そうすると、性別の場合と違ってトランスが、不可能かはわからないけどかなり困難になるだろう。
このように、トランスジェンダーとは社会におけるジェンダーロールを肯定、助長、強化し
本来なくなるべきジェンダー差別(トイレや風呂のような性別による身体的な扱いの違い、ではなく性別による風貌振る舞いなどの社会的な違い)を拡大再生産する存在なのです
現在の社会では厳然たるジェンダー差別が存在してしまうので、ジェンダー異和を感じるのは仕方ないところはありますが
それは年齢違和、種族異和、あるいは自らの能力や境遇への違和感と本質的には変わりません。
この人はまだLGBTQなどと一緒くたに語っていますが、
トランスジェンダー女性が米女子ツアー予選会に挑戦中 275名の女子選手が反対署名で論争へ
デビットソンは生まれた時は男性ながら、性別適合手術を受け、現在は女性として生きている。幼少の頃から自分が男性であることに疑問を感じていたのだという。
大学では当初、男子ゴルファーとしてプレーしていたが、15年からホルモン治療を開始。21年にツアー等が求めている出術を受けた。フロリダのミニツアー(NXXT)では女子ゴルファーとして過去に3勝を挙げているが、今年3月にトランスジェンダーの出場が禁止された
https://news.yahoo.co.jp/articles/6549eb236007a4a78ade957599cd243328b0bc23
そういうネットの話ばかりで頭いっぱいにならない方がいいよ。外出て現実の人間と触れ合おう!TRAとかよくわからない相手のことばっかり考えないで、外の世界にいるトランスジェンダー当事者のことを知ろう!
あと投票所はともかく、ホルモン治療はXとかだとすっごい攻撃受けてきたんだよね。特に婦人科での治療とか。そっちもこんなふうにサポート広がってるし、あなたもトランスジェンダーに住みやすい社会のために支援してね。健康は大事だから。
TRAは0か1でしか考えられないようだが、TERFと他称されている人々はトランスジェンダーが生きにくい社会を望んでいるわけじゃないということを理解したほうがいい。
増田が挙げた投票所での性別読み上げのように、なくなっても誰も困らないものはなくなったほうがいいとTRAがTERFと言うだろう私も思っている。
トランスジェンダーの人権と同様に女性の人権も重視すべきだと言っている人達の意見を、トランス差別だ、TERFだ、Noディベートだと言う方こそ、女性差別をしているという自覚を持つべきだと思う。
トランスジェンダーの戸籍上の名前や性別の暴露につながるような読み上げを投票所でしないようにする自治体が増えてるニュースと、JTBでトランスジェンダーがホルモン治療や性別適合手術に有休で行けるようにする方針が定められたというニュースを見た。こことかXとか見てると感覚がバグりそうになるけど、世間的には少しずつだけどトランスジェンダーが暮らしやすくて働きやすい環境になっていってる。性別適合手術は術式によっても違うだろうけど私は約二ヶ月の入院が必要だったし、ホルモン治療も注射なら二週間に一度くらいは通院するだろうし、トランスの従業員も助かるだろうね。怖くて投票所に行けないというトランスの声もよく聞くから、行きやすくなるのはいいことだ。人数が少ないから目に見えて何かが変わりはしないかもしれないけど、でも貧困や性暴力で苦しみやすいトランスの意見が少しでも政治に反映される可能性が高まるなら、ないよりよほどいい。
医療アクセスや啓蒙を禁じようとする一部極右勢力のバックラッシュは相変わらずデマや犬笛を駆使して自称フェミニストや自称リベラルも巻き込んでイギリスやアメリカ保守州で荒れ狂っているし、メディアや出版社の知識は少しずつマシになりつつもままだまだ信頼できるほどではないから(積極的にトランスヘイトに加担するところは論外として)、安心はまったくできないけど。