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はてなキーワード: ときとは

2024-06-25

anond:20240625152938

いったい何を探しているのか

探すのを止めたとき、みつかることもよくある話で♪

anond:20240625150700

私も疲れたとき自分おっぱい揉んで癒されてるときあるわ

自分のでもあったかくてふわふわしてればいいぽい

anond:20240625145851

ありがとう、そういう理由だったんだ

要するに私は若いときの味が好きだったのか なるほど

イチジクもおいしいよね

いま食べてみたら枇杷と同じように前食べたときより甘いんだろうね

今でも少し早どりのやつを食べればいいのかな

「はじめて総理を見たとき思ったの。人間って光るんだって

「はじめて総理を見たとき思ったの。人間って光るんだって

彼女権力かがやきに脳を灼かれてしまいました。しかし、普通に政治家になっても、そこまでは辿り着けません。

作戦を立てなければ……。

そこでまずはカイロに飛んだのです。中東とのパイプを将来プロフィールに書いたら、有利になりそうだから

帰国後も周囲の人間を利用して成り上がろうと努力を続けます日本初の女性総理大臣。その座を目指して。

(続かない)

枇杷が好き

台湾ライチを食べに行った人の話をいま読んだけど毎日山ほど食べたい果物ってなにかあるかな…と考えてそりゃやはり枇杷だな!と思い至った

枇杷、あの素朴な薄い味の清涼感と食感が好きだ

それだけでなく色も表面の質感もサイズも手にのせたときの重みもそのなにもかもがなんだかかわいいと思う

果物で一番好きかもしれない

毎年初夏になると出てくるので6~7個入ったパックをシーズンのうちに数回買って全部ひとり占めして食べる(高いかあんまり買えないよ)

しか最近枇杷は味が濃いよね

今年久しぶりに買ったらめちゃくちゃ甘くてなんかがっかりしてしまった

去年までは私の好きなあのなんともいえない優しい薄味にきちんと当たれたのだが

でもこれも改「良」の結果なんだろうし

寂しいけれど仕方ないのかな

娘が生まれとき

本当に嬉しかった。

人生で一番嬉しかった。誇張でなく、偽りもなく、本当にそう思った。

まだ娘が小さかった頃、娘を抱き上げながらこの子の将来をよく想像したものだ。

しかし将来的には俺たちの元から去ってしまう。

それは必然で、仕方がないことかもしれない。けれど分かっていても寂しすぎた。だからいつ頃からか、このことを考えるのはやめていた。

娘は大病することもなく健やかに育ち、明るく、快活で、気配りの出来る子になった。

親としては健康第一。とにかく元気に育ってくれるだけでも十分だった。

俺にはもったいないぐらい良くできた娘で、妻に似て美人で、目に入れても痛くないという言葉意味を知ったのは親になってからだった。

娘が結婚することになった。

娘は幸せそうで、祝うべきことであるのは頭では分かっていた。

しかし心の何処かでは認めたくなくて、週末に娘が帰ってきて結婚式の話やら新居の相談をしに来ても、俺は娘と顔を合わすことが出来なかった。

その時ばかりは家を空けて外出し、行く当てもなく歩いてはパチンコ屋を目にして柄にもなく入って時間を潰していた。

正直五月蠅いばかりで全然楽しくはなかった。でもそうでもしないと、なんか向き合えなかったんだ。娘とも、自分の心とも。

夕方に戻るとまだ娘がいて、「今晩は泊まってく」と言った。俺は「そうか」とだけそっけなく言いながらも内心とても焦っていた。

逃げ場がなくなり、どうしようと思ってた。表情に出さないように必死で居た。

夕飯の席に座っても落ち着かない。

妻は台所に立ち、娘と二人きりの空間

娘は向かいに座って、そわそわしていた。俺は目を逸らしてじっと黙り込んでいた。妙に気まずく感じた。それはおそらく娘も同じだったと思う。

そんな時、妻が昔漬けた梅酒を持ってきた。ずいぶん年季の入った瓶で、「これは私たち結婚した時に漬けたものよ」なんて言いながら。

娘は驚きそして歓声を上げ、そんなのあったんだぁと楽しそうにはしゃいでいた。

妻が梅酒の瓶をテーブルに置くと俺の方を見て、目が合った。そして微笑んだ。

そのとき「あっ」と思った。まだ若かった頃、そして結婚したての頃。俺たちが二人暮らしを始めた記念に、この梅酒を作ったことを思い出したんだ。

まだ今のこの家を建てる前、ぼろいアパートで二人暮らしていて、娘を授かる前のこと。

当時を思い出して、なんか非常に懐かしく、温かい気持ちになった。

夕飯の後、娘が改まって急に「これまで私を育ててくれて、ありがとうございました。私、お父さんとお母さんみたいな夫婦になるね」なんて言うもんだから、俺は息を飲んだ。

それからすぐに目を逸らした。思わず号泣してしまったのだ。娘は本当に大きくなったんだなって、その時に初めて実感した。

妻はあらあらなんて言いながら娘の言葉に笑みを見せて涙ひとつ見せず、逆に号泣している俺を慰めてくれたりなんかした。

女は強いなって、改めて思ったよ。

娘が寝た後、本当に久しぶりに夫婦水入らずで夜遅く晩酌をした。

昔漬けた梅酒は妻と一緒に飲むと猶更美味しくて、涙を拭きながら「うめぇな」って俺は何度も呟いた。

妻はずっと笑ってた。

俺はなんだか自分がとても幸せなことに気付いてまた泣きそうになるのを我慢して梅酒を何杯も飲んで、これまでのことを走馬灯のように思い返していた。

酷く酔ってしまって翌日には歳に似合わぬ二日酔い。思わぬ醜態を娘に見せてしまい、大いに笑われた。

それでも笑顔で娘の門出を祝うことが出来た。娘は家を出るときにも笑っていた。

笑顔の絶えない家庭を作るのが夢だったことを思い出し、だから俺は本当に嬉しかった。

これで良かったのだと、今でも俺は思っている。

anond:20240625142945

ハイキューったら仙台行ったとき商店街にも幟があって聖地であることを初めて知ったな。

もうすぐ七夕だし祭りもするんだろうね。旅行行きてぇなぁ。

フェミニストをネチネチ攻撃してたときの暇空を支持する人がいるのは全然理解できるんだけど、堀口英利いじめという単なる弱いものいじめに走ったあとの暇空支持する奴ってなんなんだろう、などと思うけどオタクも結局それが可能ならいじめっ子の側になりたいもんだよな、そういうの散々見た。

anond:20240625142105

怪しいリー記事解説では、身代金払わなかったらアダルトときの会員情報バラまくって話だからそれとちゃう

カウンター席での注文方法がわからない

はじめて友人とカウンター席での飲食店に行った際の話である

私はお寿司が食べられない(生魚が苦手)なので、カウンター席の飲食店に行く機会がなく

注文方法で躓いた。

飲食店はいり、席につくと目の前の大将から「先に飲み物おきまりでしたら伺います」と声をかけられ

友人「レモンサワーと…?」

私「あ、ウーロン茶をお願いします。」とこたえた。

ここまでは普通の対面で座る居酒屋と何ら変わりはなかったがここから問題

ドリンクを注文したのでフードを選んでいると友人はそもそも予算があったようで

友人の頼みたい単品の品を金額と共にスマホメモ帳にそそくさと記載して

きまった??と私に聞くが決まってないが簡単ものだけにしようと決まったよ!と答えると

すみません〜、〇〇と✗✗、□□、△△。以上で!」といったのである

友人の思いがけないタイミングでの「以上で!」に狼狽えてしまい、

あれ、私の注文は・・・?と言い出せぬまま友人のマシンガントークがが始まってしま

私が食べたかったものを注文できたのはかなり後になってしまった。

普通飲食店であれば、お互い決まった旨を共有し、ベルなり手を挙げるなりし

一度にすべての品を注文するはずが、カウンターの席となるとそれぞれ個別で頼むものなのだろうか?

予算があり、伝票を別にしたいのかとも思ったが結局伝票は二人合わせたもの

多く注文していた友人の分まで割り勘になり私が損している状況になった。

この友人とは普段ファミレスなどでは一緒のタイミングで注文をし、

それぞれ食べたものをそれぞれ個別会計やどちらかに自分の分を渡し、会計をするのだが

カウンター席のときだけなぜか違う行動を取る。

その後2度ほどカウンターの席で食事をしたがやはり私の注文をする前に以上で!と言われてしまう。

これは私がしらないだけでそういうカウンター席ならではの作法があるのか・・・

そもそも私の注文も気にしないし、多く支払ってるのも気づかない雑に扱われているのはひしひしと伝わるが。。。

高い山の上だと水が沸騰する温度が低くなってご飯がおいしく炊けなくなるっていうじゃん

てことは登山するとき圧力鍋持っていったらちょうどよくなるのかな?

固定資産税かーめんどくせー後で暇なときはらおーってやってたら普通に忘れて督促きた

一回目は延滞料金つかないの親切だなあ(感覚麻痺

anond:20240625132042

ワイおっさんだけど

道をまっすぐ歩いてたときに、横道から人が出てきてワイの横にぴったり並んで歩いてきたのはさすがにキモかった

全然混雑した道じゃなかったのに

障害者への偏見が強いか障害者福祉への道に進んだことに気付いてしまった

増田は、他人サポートしてその人が出来なかったことができるようになって嬉しそうにしている姿や笑顔を浮かべている様子が好きだ

わかりやす他人に貢献できた、と分かるから

しかし、増田ははっきり言って、一般的大卒社会人に比べて能力も低ければ、経験も浅く人間として不出来である

そんな人間他人に貢献できることなんて、よほどの専門的な事以外無いように思える

だが、不出来な、人間として劣っている増田がそんな専門的な知識を得ることはできなかった

であるのならば、より人間として劣っているであろう、障害者にたいしてならば、何か教えられるのでは無いか

と、そういう意識が微塵にでも無いかと考えたときに、そうではないと気付いて

くその醜い考えに絶望をした

己の醜さをまざまざと突き付けられるこの仕事を続けていられなくなってしまった

今後最早、誰かに対して何かを出来る気がしない

アニメ響け! ユーフォニアムシリーズ感想(ネタバレあり)

正しさで殴りつけてくる麗奈めっちゃムカついてたので、(滝にフラれるとかして)コイツ1回ボコボコに心折られねーかなと思ってたら、自らの手で久美子をソリ落ちさせて死ぬほど凹むという、まさにそんな展開が飛んできたので麗奈を赦す気になれたの良かった(結論)。

 

色んな意味話題になったシリーズ第3期12話で久美子と滝は以下の会話をかわす。

久「先生にとって“理想の人”ってどういう人ですか」

滝「そうですね。正しい人でしょうか。本当の意味での正しさは、皆に平等ですから

滝「黄前さんは、どんな大人になりたいですか」

久「私は…。私も、そんな人になりたいです」

以下、アニメ響け! ユーフォニアムシリーズ感想を、物語提示した“正しさ”に沿って述べる。

 

正しさの暴力

正しさを他人押し付けとき、そこには暴力性が宿る。久美子と麗奈はむしろそれを行使してきた側で、実力が上だからという理由で3年生の中世古香織をソリから追い落としたことや、家庭の事情全国大会前に引退しようとしていた田中あすかを強引に引っ張り出したことは、まさにその典型だ。その時、久美子たちはまだ1年生で、責任を負わない立場から好き勝手やって良かったし、正しさで相手ねじ伏せることは快感を伴うので、作劇上それらはむしろ肯定的に扱われていた。ゆえに正しさの中に潜む暴力性はこれまで適切に隠蔽されていたのだが、3期になってブーメランとして返ってきたことで、その問題点が一気に噴出した。そして久美子と麗奈では反応が違った。

久美子は下級生を指導する過程で黄前相談所という二つ名を得るほど面倒見が良く、そして部長になったこともあって精神的に成熟し、融和的なスタンスを取るようになった。一方の麗奈はなんら変わることなく正しさの信奉者であった。ふたりとも「北宇治は実力至上主義」というイズムを共有していたし、強豪校から転校生である黒江真由が「(ソリを奪うことになるからオーディション辞退しようか?」と何度も何度も何度も本当にしつこく何度言ってきても久美子は「上手い人が吹くべき」というスタンスを一度も崩さなかった。

ただ、全国大会金賞を目指すべくオーディション大会ごとにしたことで緊張がずっと続いたことや、大幅に変わった編成への疑問、そして精神的支柱である久美子が本当にソリから陥落するに至って部の混乱はピークに達する。これに関しては仲の良い者の間でも意見が別れており、たとえば強豪校出身川島緑輝が「実力は同じなのだし、それだったら部が落ち着く方が」と久美子を支持する一方で、高校から吹奏楽を始めた加藤葉月は「それだとオーディションが成り立たない」という意見だった。葉月は本当に素人からスタートしており、3年生になってようやく大会メンバーに選ばれた。しかしだからオーディション肯定しているわけではなく、落ちていたとしてもおそらく同じことを言っただろう。彼女言葉は真っ直ぐで、積み重ねてきた努力に支えられていることは明白だった。一方の緑輝も、強豪校でやってきた経験から、おそらくは部の空気合奏に与える影響を理解しており、だから部がまとまることを重視していたのだと思われる。つまりどちらも「正しい」。しかしそうやって意見が分かれ、「正しさ」が衝突しあう只中で、久美子と麗奈袂を分かつ

久美子は、部の混乱を収めるには顧問の滝が編成の変更やオーディション結果に対する意図説明することでみんなが納得することだとしてその道を模索するが、しか麗奈は「そこに疑問を抱くと全てが崩れる。指導者の方針に従うのは大前提」と否定さらにはソリ落ちした直後の久美子に「自分努力不足を棚に上げて思い通りにならないってそんな言い訳文句が大半」という正論を浴びせ、「部長失格」の烙印を押す。

このシーンに対する感想を言わせてもらえれば、「安全地帯から正論ぶってんじゃねえよ麗奈ァアッッッ!」である。心底ムカついたね。

高坂麗奈サラブレッドトランペッターである。父がプロの奏者で、家に防音スタジオを作れる程度には裕福で、幼い頃から音楽指導も受けてきた。彼女学生離れした実力者で、当然のように大会メンバーはおろかソリストに選ばれる。環境けが彼女をそうしたとはもちろん言わない。それに見合うだけの努力をしてきたのだろう。だから彼女が「自分努力不足を棚に上げて指導者に楯突くなんて!」と言うのは“正しい”。目標全国大会金賞に設定したのは部員たちだし、それに向けて合奏を作り上げるという意味で滝の指導力に疑う余地はないのだから、従うのは当然。麗奈が言うことは常に“正しい”。そして久美子も視聴者も、その麗奈の“正しさ”に一度は与したはずである。“正しさ”でもって中世古香織を追い落とし、田中あすか大会に引きずり出し、劇的に描かれたそれらのシーンに感動してきたのだから。そこに潜む暴力性に気づこうともせず。だからいざその暴力性が自らに向けられたとき慌てふためくのは滑稽な話であるしか感情は偽れない。“正しさ”で殴りつけてくる麗奈はやっぱりムカつくのだ。そのムカつくという感情ベースにあることは認めつつ、その上で言いたい。正しさは万能薬じゃない、と。

麗奈の正しさは(構造的に)滝の影響を強く受けている。北宇治吹奏楽顧問の滝昇は若手ながら実力のある音楽指導者で、部員たちに「全国を目指す」か「楽しく過ごす部にする」かを選ばせた人物である。生徒の自主性を重んじると言えば聞こえはいいが、自分たちで選んだからには妥協を許さないという暴力性がそこにはある。確かに滝の指導力は本物で、北宇治はメキメキと実力をつけ、就任1年目にして全国大会進出するほどの成長を見せた。しかし実力が上がれば目標が上がる。目標が上がれば部員たちにより負荷が掛かる。そうして発生したのが関西大会直前に発生した部の混乱であり、滝にはそれを鎮める力もその気もなかった。それは合宿中のやり取りに現れている。

橋「上級生は耳にタコかもしれないけど、音を――」

滝「楽しむ、と書いて音楽、ですね」

橋「本当に分かってる?」

滝「(虚を突かれたような顔をした後)分かっていますよ」

場面としては関西大会直前の合宿で、部のピリピリした空気を感じ取った橋本(滝の音大時代からの友人で、北宇治の外部指導者)がジョークで和ませた後、軽く訓示しようとした時のことである橋本に言わせれば、音を楽しむことが音楽だと本当に分かっていれば、こんな空気放置しておくはずがない、といったところだろう。滝の、合奏を作り上げるという意味での実力は確かなのだろうが、その指導力が及ぶのは正しさが通用するところまでであり、それで解決できない問題にぶち当たったときは無力である。そして滝自身解決する気がない。ただの外部指導者に過ぎない橋本が一瞬にして感じ取った「ピリピリした空気」を滝はただの一度も解消しようとしなかったのだから。滝には解決する能力がなく、その気もない。滝に無理なのだからミニ滝にすぎない麗奈にはもっと無理である

そんな部のピリピリした空気を解消したのは久美子だった。思っていることを素直に打ち明け、解決したのだった。

「1年生も3年生も同じ土俵で競ってひとつ目標に向かえる宇治が好き」 「その北宇治で全国金を取りたい。でも届かなかった」 「何かを変える必要があって、だから大会ごとのオーディション形式にした」 「間違っていたとは思わないけど、でも戸惑わせたことも事実すみませんでした」と部長として謝ったあと、「納得できない人もいると思う。でも私は北宇治で全国金を取りたい」そう訴えた。「1年間みんなを見ていて思いました。こんなに練習してるのに上手くならないはずない。こんなに真剣に向き合ってるのに響かないはずない。北宇治なら出来る。私たちなら出来るはず」と。

この久美子の真剣な訴えが部員たちの心に響き、部は急速にひとつにまとまった。

さて、久美子は部長失格だっただろうか。その答えは言うまでもなく明らかで、失格なのは正しさを押し付けることしかできない顧問ドラムメジャーであろう。

このあと、久美子と麗奈は仲直りをするのだが、ハッキリ言って納得できるものでは到底なかった。久美子はあっさりと赦していたが、一視聴者としては、「ああ、麗奈を赦すことは絶対にできないな」と思った。物語としては、このあと黒江からソリを奪還し、全国大会金賞を取って大団円を迎えるだろうが、それはそれとして高坂麗奈というキャラクタを心底嫌いになったことだけは動かせないだろう、という結論に至り、そしてそうなるはずであった。

のだが、物語は急展開を迎える。

 

正々堂々と胸を張る、ということ

ここから原作改変としてすでに話題になっている、ユーフォニアムのソリ奏者を決める公開オーディションについて、私が受けた衝撃を述べる。ちなみに原作未読である

まず黒江真由というキャラについて。

久美子にとって憧れである田中あすかを思わせる銀のユーフォニアムを携えた強豪校から転校生で、実力は高い。つまり久美子を脅かすポジションを与えられたキャラなのだろう、ということはすぐに分かった。実際その通りの役回りで、「(私のせいで大会に出られなくなる人がでるからオーディション辞退しようか?」 「(ソリを奪うことになるからオーディション辞退しようか?」と本当にしつこいぐらい繰り返し久美子に訊ねるうっとうしいキャラでもあった。それはさておき実力は本物で、いち早く警戒感を露わにした麗奈は、当初「久美子の方が上手い」と言っていたのに、途中から「久美子の方が好き」とトーンダウン。さらにソリの練習に久美子を付き合わせて「私は全国も久美子と吹くつもりでいるから」と激励している。しか関西大会でソリの座から久美子は陥落する。その際、麗奈は「やっぱり…」という表情を見せるため、滝の求める音を出せるという点で、黒江は明らかに上だったと思われる。

ただこの段階でのソリ落ちは明らかにそういう流れであったし、物語的には全国大会でソリ奪還して金賞の方が盛り上がるため衝撃は全くなかった。物語がそのラインに乗ったことで、そうなることはもはや確定的に明らかだとさえ思った。

次にユーフォニアムソリオーディションについて。

関西大会は滝の一存で決まったが、全国大会は甲乙つけがたいとの判断で、部員投票による公開オーディションをすることが決まった。2年前、当時1年生だった麗奈と3年の中世古が競い合ったアレのリフレインであるしかし当時と違ったのは、奏者を幔幕で隠し、音だけで判断してもらうということ。奏者は視聴者にも隠されており、これには第四の壁みを感じた。つまり視聴者であるあなたたちも、音だけで判断してくださいね、という制作者たちの声が聞こえたのである

からじっくりと、真剣に聴いた。

音楽素養は0で、細かいことなんて何も分からないが、確かにつの音は違った。

1番目の奏者は音が小さく、2番目の奏者は大きく聞こえた。自分部員なら2番目に投票しようと思った。

投票シーンに移り、2番目の奏者には緑輝、塚本、奏の手が上がる。やはり2番目が久美子だったんだと確信した。同時に勝利確信した。しかし同票であるという。

滝「奇数のはずですが…」

麗「私が、まだです」

滝「そうでしたか。決まりましたか

ここで2年前のトランペットソリオーディションの回想が入る。「裏切らない?」 「もしも裏切ったら、殺していい」のやつである。そして――

麗「……1番です」

??????????????

???????????????????????????

え、ちょ、待って。2番が久美子やろ、1番????????????

滝「分かりました。では1番の方は、前へ」

黒江の脚が前に出て、麗奈の顔がくしゃりと歪む。久美子が目を伏せる。

マジかよなんだこれふざけんなよ。

客席からざわめきが広がり、部員たちの困惑した表情が映される。

また正しさの暴力かよ! 誰が得するんだよ、この展開!

困惑と怒りの感情でないまぜになったが、まっさきに動いた久美子の言葉に背筋が伸びた。

久「これが! 今の北宇治ベストメンバーです! ここにいる全員で決めた、言い逃れのできない最強メンバーです! これで全国へ行きましょう。そして、一致団結して! 必ず金を! 全国大会金賞を、取りましょう!」

3年間やってきたことがある意味で潰えた直後にこれを言える久美子は本当に立派だと思ったが、脱力した。訳が分からないと思った。

呆然としたまま画面を見続ける。

場面は進んで行き、久美子が麗奈を探している。しかし先に帰ったという。大吉山で待ってるというラインの画面が映され、登りきった先にいた麗奈背中で泣いていた。

それを見た瞬間、(上から申し訳ないが)「赦せる」と思った。麗奈は分かってて久美子に引導を渡したんだと理解し、麗奈に対する怒りが氷解した。

正しさは暴力性を孕む。しかしその正しさが自らに向かうときのみフェアネスになる。日本語に直すなら公正さだが、ここは敢えて“正々堂々”という言葉を使いたい。

麗奈黒江を選んだんじゃない。久美子より音楽を取ったんでもない。久美子との約束を果たしたのだ。

2年前。中世古香織をソリから追い落としたとき、そうけしかけたのは久美子だった。麗奈は「裏切らない?」と聞き、「もしも裏切ったら、殺していい」と久美子は答えた。ここで彼女が言いたかったのは、「自分音楽に正直であれ」ということだったろう。そういうセリフがあるわけじゃない。しかし含意は明らかなように思われる。迷いを振り切った麗奈は実力を発揮し、ソリの座につく。

麗奈はその時の同じように、正々堂々と、胸を張った。

たとえそれが自らの心臓に刃を突き立てるほど辛いことであっても。

久美子は音大に行かない。公式大会でソリを吹くチャンスは最後だろう。海外音大留学する麗奈からすれば、肩を並べて吹ける最後のチャンスでもある。

でもそれを分かった上で、どちらが久美子でどちらが黒江か分かった上で、久美子を切って捨て、そのかわりに約束を、果たしたのだ。

久美子は言った。「私は、それが何よりうれしい。それを誇らしいと思う自分に胸を張りたい」

もし仮に、麗奈が久美子との約束ではなく、久美子を選んでいたら。麗奈はもちろんのこと、久美子も胸を張れなかったはずだ。最後全国大会で一緒にソリを吹けたかもしれない。高校時代のいい思い出として残せたかもしれない。しかしあのときかわした約束裏切り、その時の自分たちを殺すことになる。だから“正しさ”に傷つくことが分かっていても、麗奈は己を曲げなかったし、久美子はそんな麗奈を誇りに思うと胸を張ったのだ。

原作改変で賛否両論の展開であるが、私にとってはアニメ響け! ユーフォニアム』が描いてきた物語の結末として、これ以上のものはないし、これ以外のものもないように思われる。私は私の感想が正しいとは思っていない。久美子と麗奈がソリを務める全国大会が見たかったし、今もまだ見たい。久美子がソリを吹けないなんて嘘だろう、とまだ思っている。だから原作改変に怒っている人たちを否定する気には一切なれない。それもまたひとつのあり方だと思う。でもだからこそ、正々堂々と胸を張る道を選んだ久美子と麗奈を、いち視聴者として誇りに思う。

 

余談。滝は「どちらも充分ソリが務まると考えています」と言って部員投票に委ねたが、ある意味で嘘だろうと思う。というのは久美子と黒江の音に明確な違いがあったからだ。どちらが上か下は分からない。でも違いがあった。久美子の音は大きく、黒江は小さかった。麗奈が選んだ今なら分かる。久美子のユーフォニアムは主張が強かった、ということなのだろう。あくまユーフォニアムは影だ。スポットライトがあたるべきはトランペットであって、黒江ユーフォニアムは影に徹することでペットを際立たせる演奏だった(黒江楽譜には「支える!」という書き込みが何度も現れる)。合奏で求められるのは、つまり滝が求める音を出せたのは黒江だった。

ではなぜ滝はソリオーディションを開いたのか。責任を投げたとは思わない。頑張ってきた久美子にチャンスを上げたとも思わない。本人が述べているように、久美子が部員からの信頼篤き部長であるがゆえに、部がまとまるにはそれが最善と考えたのだろう。

「私は、今の北宇治を高められるところまで高めたと、自負しています」。つまり本当に、久美子と黒江で大きな差はないのだ。どちらで臨んでも、金に届きうる。そのために必要なのはしろ部のまとまり。そういうことなんだろうと思う。

 

余談その2。12話の放送直後、シナリオライター原作改変を主導したのは自分だと告白していた。

https://x.com/oitan125/status/1804807383018795391

賛否両論になるのは間違いなかったから、その責任を一手に引き受ける、とそういうことだろう。アニメの中で、麗奈がやったのと同じ立ち回りである。これが正しい結末だと、原作を改変してまでそれを押し付けた。しかし同時にそれに納得のいかない視聴者からボコボコにされることを引き受けた。正々堂々と、胸を張ったのだ。いち視聴者として、制作スタッフ決断とそれを支持した原作者を誇りに思いたい。

 

余談その3。いろいろ台無しになるけど、それでも久美子がソリを吹く劇場版、待ってます

投稿って指摘されたとき言い訳

・これ天丼やし

オマージュです

リスペクトしてまーす

パロディってわからんか…

ギャグ通じない?つまんねーなオマエ

・昔のことぁ、忘れちまったなー

記憶にございません

・うるせーハゲ

・オレはルパンじゃない!!

anond:20240625112125

普通に小学校弁当臭いと言われて嫌だったとかはアジア人あるあるだが

君が「留学」したときに虐められて人種差別だって話?

留学生」でそういうのは少なくとも英米ではほぼ聞かないよ

まず英語ができないのでいじめとわかる以前の問題ほとんど

シンガポールなんてShinglishで弄られる方だし

具体的にどういうこと?

anond:20240624205522

わからんことをわかろうとするのになんでひどく見下げた侮蔑をもってしてそれと同じだという理解をしようと思ったの?

あなたのわからない事は往々にしてくだらなくて低い価値であることをできるだけ他人と共有できる方法表現すべきものなの?

じゃああなたの知ってるその大好きななんとかは、すごく優れていて価値たかくてみんなの憧れになりうるものなの?

そんな事しってるの?わかってるの?

それは話してみて聞いてみて、相手がどう思うかはそのあとじゃないとわからないものじゃないの?

他人とのコミュニケーションはする前からわかりきっているものなの?

じゃあ、わからない回答や解釈や、自分がすばらしいと思っている事を理解してもらえなかったときはわからない、つまりひどく見下げて侮蔑するつもりなの?

そんな人とは話したくないわね

からみんなと会話をする機会がないから、それが何なのかわからないのじゃないの?

anond:20240625105705

人間の皮膚には必ず常在菌として、個人特有の菌が住み着いているんよ。

それが、体からの分泌物、主に皮脂とタンパク質を分解するとき、菌固有の匂いを生じさせる。

乳酸菌優位な膣からは、乳酸菌分解物の匂い、主に乳酸の酸っぱい匂いがするし、

酪酸菌優位なら、主に酪酸の、、吐き気のするような匂いがする。

子持ちが仕事してくれないのはわかる。でも自分たち年金もらうときの、金の出どころって今の子どもたちなんだよね。

自分子ども産んだり育てたりしてないのに年金もらおうとするのやめてもらえます

そもそももらえるかわからないけど。

大半の女「マッチョ?単純にゴツゴツしてるから嫌だ。外見的にもキモイしか思えん」

大半の女「同じ顔なら、脱いだらキューピー人形赤ん坊みたいな体型してるほうが全然付き合いたい」


これ知ったときマジで衝撃だった

ジム辞めたもん

レズググるときったねえ女装がヒットする

もう終わりだよこの国

anond:20240625101815

逆に聞くけどどうしてブクマカとき意見をわざわざ見に行くのさ?

キューベリーzeroにはお世話になった

新生児からも使える簡単な抱っこひも

エルゴをうまくつかいこなせない私からしたらキューベリーは本当にありがたかった。

とても簡単に使えた

キューベリーサイズアウトしてからエルゴを使い始めたが、キューベリー構造理解して使いこなしてきたので、エルゴも楽勝だった

エルゴ初見ときの私と全然ちがった。キューベリー小学生向け問題集だったら、エルゴ中学生向けの問題集だった

それからぐにゃぐにゃの赤ちゃんエルゴでだっこするのと、体がしっかりしてきた1歳児をエルゴでだっこするのでは後者の方が遥かに楽だった(私がもってるエルゴはオムニシリーズから新生児から使えるものなんだけどな!だから本来キューベリー必要ないんだけどな!)

エルゴの取扱説明書を読んだら一人で完全に理解できた

前はエルゴ取説を読みながら旦那と二人で「あれ?これはどうなってるの?え?ここはどうするの?」と苦労して装着した。

装着が難しい抱っこひもに苦労しているお母さんはぜひキューベリーデビューしてから難しい抱っこひもへの移行をおすすめしたい

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